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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY 育成記

■2024-04-29
Kawaiiは進化する
 娘氏が10歳になった。
 娘氏が産まれてから10年も経ったというのが信じられない。たしかに2024から2014を引けばその差は10だが、それは数字上のまやかしにすぎないのではないか。
 だって2014年といったらアナ雪とかベイマックスの時代でしょう? 5年くらい前では? スマッシュブラザーズの前作が出た頃でしょう? やっぱり5年くらい前では??
 
 ……むしろ現行のスマッシュブラザーズが出たのがおよそ5年前でしたね……まじか……これはもう認めざるを得ない……。


 ところで、子育てをしてきて幾度となくかけられた言葉に「今が可愛いさかりだねえ」というものがある。
 主に「お子さんいくつになった?」「n歳です(n=任意の年齢)」という会話の流れで出てくる言葉で、この任意のnにいろいろな数字が入ることから気になっていた。「可愛いさかり」とは本当はいったいいつなのか?

 この場合、疑問視すべきはnに代入される数値ではなく「可愛い」の定義であろう。いまや世界共通語となったKawaiiには無限の可能性があり、したがって子どもはいくつになってもKawaiiを更新中であると言うことができてしまう。
 そして弊サイトの「育成記」タグの日記を読み返してみると、生まれたばかりのときと今では書き方が明確に異なる。すなわち、乳児のころと、小学生になった今とではKawaiiの意味が違う。

 自力で移動すらできぬ時期の愛玩性や、まともに意思疎通のできぬ時期のしぐさの可愛さのことを「可愛い」と定義すれば、冒頭の「可愛いさかり」というのは3歳くらいであったと思う。
 今も娘氏はKawaiiだが、自意識をもち主体的に活動するものに愛玩性を見いだすことは少なくなった。行動も複雑化し、語録も単騎で引用できるようなものはなくなった。
 なので現在は、俺とは違う常識のもと予想もつかない言動をしてくるやつ……すなわち「おもしれー女」として接していることの方が多い可能性がある。

 娘氏「わたしが誕生日プレゼントで欲しいのはハリボーグミである」
 ぼく「おもしれー女……」
 
■2024-02-03
スタヴァなう
 『Stardew Valley』のモッコロ農場が、6年ぶりに再始動した。

 きっかけは、娘氏がこの冬休みにワイフから『牧場物語 再会のミネラルタウン』を買ってもらい、始めたことだった。これはプレステ版のリメイクらしい。俺は牧場物語に触れてこなかったのでよくわからない。
 それゆえ、娘氏の話を聞いてると、「おじいちゃんの農場を引き継いだの? つまりStardew Valleyじゃん!」「農業だけじゃなくて鉱山で鉱石を掘れるの!? もうStardew Valleyじゃん!」「農作物を持ち寄って料理を作るイベントもあるの!? それじゃ……Stardew Valleyになっちゃうじゃん!」というリアクションがいちいち出てしまい困った。どう考えても逆だ。Stardew Valleyがそれだけ牧場物語の遺伝子を引き継いでいるということだ。

 そうなると当然娘氏はStardew Valleyに興味を示した。
 とりあえずミネラルタウンの方で一通り暮らしてもらい、牧場ゲーのなんたるかを履修してもらったうえで、我々はシン・モッコロ牧場でのマルチプレイを立ち上げたのであった。

Stardew Valley
 娘氏「どうやってにわとりに干し草あげたらいい?」
 ぼく「牧場物語と同じでいいぞ、知らんけど」

 マルチプレイができるのは、ミネラルタウンにはない明確な長所である。資金を共同にしたため施設や道具、種などを買うときは都度相談が必要になるが、2人いることで鉱山に行く人と海に行く人を分けたり、アップグレードのため一時的に手放した道具のカバーをしたりと、便利なことの方が大きい。
 同期のためかまれにゲームが止まるのはちょっと困る。短時間だし、今のところそこまでギリギリの操作をしているわけではないのでなんとかなっているけれど。

 娘氏はパパのおうちにやってきた猫に「ガーゴイル」と名付け、作物を植え、バンドル納品をさくさくと進めていった。鉱山にはモンスターが出るので採掘はパパの仕事になった。
 リッチなCGグラフィックスから突然ドット絵の世界にやってきたわけだが、そこはネックにはなっていないようだ。ミネラルタウンよりもマップが広く、住民が多彩なのが良いのだとか。
 大丈夫かな、Stardew Valleyには浮浪者とか、浮浪者のテントに石を投げるやつとか、女の部屋にパンツを置き去りにする町長とかいるんだけど、ちゃんと仲良くやっていけるかな……。
 
■2023-04-17
羽になんか細工したような漢字
 娘氏が突然「世界カイシャクの日って何?」と聞いてきた。

 年間の記念日をまとめたポスターを見て聞いてきたものと思うが、さてカイシャクとは何か……「解釈」か「介錯」しか思いつかないが、前者は個人の自由であって世界的な記念日になるとは思えないし、後者はなおさら記念する意味がない。

 「カイシャクってどんな漢字だった?」
 「むずかしい漢字」
 「なんかヒントは?」
 「羽になんか細工したような漢字だった」
 「それはカイ? それともシャク?」
 「覚えてない」

 俺は推理を諦め、ポスターを確認した。
 そしてそれらしきものを9月30日の欄に見つけた。

 「世界翻訳の日」

 世界翻訳の日(せかいほんやくのひ)は、翻訳業を顕彰する記念日で、毎年9月30日。国際翻訳家連盟が1991年に制定したもので、聖書をラテン語に翻訳した聖職者ヒエロニムスの命日にちなんでいる。同記念日は、その後2017年に国連総会の決議で国際デーとして承認され、国際翻訳デー(International Translation Day)とも通称されている。

世界翻訳の日 - Wikipedia

 羽になんか細工したような漢字の正体は「翻」であった。そして「訳」にはシャクが含まれている。まあパパも長いこと破綻のことハジョウだと思っていたし、習っていない漢字を強引に読みにいく姿勢は素晴らしい。
 
■2023-03-21
いろんな娘氏
 年末年始から三学期修了までのお話。
  • 娘氏「ぜったいおきてて新年をジャンプしてむかえる」
    ぼく「おうおう、一生に一度はやっとけ」
  • 娘氏「やっぱ今ジャンプするのはつらいから毛布の中で年越ししよっと……」
    ぼく「諦めんなよ」
  • ワイフ「文鳥が換羽期になった」
    文鳥を知らないぼく「我が名は関雲長!!」
    三国志を知らない娘氏「きたない!!」
  • 公園に寄ったが寒いので早く帰ろうと促すが、「わたしがブランコしてるあいだ寒かったらマラソンでもしてな!」と取り合ってくれない娘氏。
  • 娘氏「おかーさん見て!マンマミーヤ!」
    ワイフ「マンマミーヤってそういう意味で使ってんの?」
  • 娘氏「きょうはおかあさんと『うるほしやつら』を観た」
    ぼく「うるほし」
  • 朝、寝ながらシクシク泣いているので起こしたら「給食の時間になってもR君とわたしだけ学校のプリントが終わらない夢をみた……」と悲しい悪夢の話をしてくれた。
  • パパのお古のカメラを貰った娘氏、「これでわたしが小さなシャッターマンになるってわけ」とウキウキで写真を撮りに出かける。そこは「小さなカメラマン」でいいと思う。
こうえんのBB弾
  • これは小さなシャッターマンの作品「こうえんのBB弾」。良すぎるな。
  • 娘氏「コーラのペットボトルのキャップあけて」
    ぼく「駄目。冷えるまで待って」
    娘氏「あけてくれないと缶切りで切り裂くわよ」
    ぼく「えっ」
    娘氏「パパもね」
    ぼく「えっ」
  • 娘氏、土曜日の祝日にキレる。
  • 娘氏「いらないサービスランキング第一位」
    ぼく「はい」
    娘氏「スーパーでお菓子買うとお店のシールを貼らせてくれる」
    ぼく「えっとそれは、レジを通ったよっていう印のアレ?」
    娘氏「そう」
    ぼく「いらねえ……」
  • 「パパみて! 昔のお金」といって2000円札のおもちゃを持ってくる娘氏。
  • 娘氏の話によると、クラスの男子が歌詞の一部を「うんこを投げる」にして歌っていてとても下品らしい。小学生男子らしさあふれるエピソードで心が温まる。パパはもう男子を40年以上続けているプロ男子なんだ。
  • ぼく「そうだ うんこを投げる みんなのために
    愛と うんこを投げる ともだちさ
    ああ うんこを投げる やさしい君は
    いけ! うんこを投げる まもるため」
    娘氏「やめて」

 2年生の修了式が終わり、「わたし今日は今までないくらい泣いた」「K君からもらい泣きした」「泣きすぎてありがとうも言えないくらい泣いた」と報告してくる娘氏を見て、よい学校生活を送っているな、と実感するパパチャンであった。パパは1クラスしかないド田舎の学校で育ったからよくわからないんだよね……。
 
■2022-11-23
いろんな娘氏
 夏休みから冬のはじまりまでの娘氏です。
  • コロナと異常気象で夏休みのさまざまな予定が消し飛んだ娘氏、「すべての希望の光がなくなってしまった」と肩を落とす。
  • 新しいパジャマを着た娘氏「ズボンだけゆるいんだよ、アイチャンそんな足むちむちじゃないから」
  • ぼく「アイチャンが宿題始めないとパパおでかけしない」
    娘氏「パパがおでかけしないと宿題やらない」
    ぼく「つまり千日手という形になるな……千日手とは将棋のr」
    娘氏「どちらかが手を変えなければならない」
    ぼく「いや知ってんのかよ千日手」
  • 休日の朝の娘氏「今日はわたし寝坊してみた。いつも早く起きてたらインパクトがないからね」
  • パパが電話しながら殴り書きしたメモの片隅に「字がきたない!!」と赤ペンを入れる娘氏。
  • ぼく「今日は業者さんが来るから、お片付けしておかないと『この家の子は床に物を放置してるー!』って言われちゃうぞ」
    娘氏「まあ正直でいいとは思うけど」
    ぼく「いいから片付けろ」
  • ぼく「お風呂入って、お風呂上りにアイス食おうぜ」
    娘氏「やったー! はやく全裸になりましょう!」
  • 娘氏「日々やっていることって、全てムダになってない? 物を食べてもおなかがすくし、何か買ってもなくなるし」
    ぼく「諸行無常を悟ったか……」
    娘氏「食べることも息をすることもやめて人類はほろびるべき」
    ぼく「悟りすぎたか……」
  • ぼく「このプリンうまい奴だな」
    娘氏「いま世界のみんながこれを食べていると思うくらいおいしいわ」
  • 髪の毛の編み込みをされる娘氏「アイチャンの頭をつかさどらないでおかーさん」
    髪の毛の編み込みをするワイフ「司るよ!」
  • GIGA端末の家庭持ち帰りが始まり、娘氏はたどたどしいローマ字入力でタイピング練習をしている。エンターキーの「ッターン!」だけは一人前である。
  • 娘氏「最近イヤホンも使ってるんだよ」
    ぼく「そうか」
    娘氏「イヤのホンだよ」
    ぼく「イヤのホンか」
  • 娘氏「体重が177キログラムになりました。」
    ぼく「ドスコーイ!!」
    娘氏「17.7キロだった。」
  • 運動会で大玉転がしに出走するも、ほぼ大玉に関与できないままひたすら大玉を追う娘氏。
  • 気候が良くなってきたんぼでハイキングに出かけたが、なぜか「どんぐりが多くてすべっちまいそうだぜ」とハードボイルドになる娘氏。
  • そのうえ「抱っこしてくれよ こわいんだ」とハードボイルドのまま甘える娘氏。
  • なおハイキングにもっていくお弁当は娘氏が冷食を解凍して弁当箱に詰めてくれたんだ。えらいぞ。
  • パパの本棚が解禁されたので、魔法陣グルグルやらサナギさんやらを短期間でめっちゃ読みふける娘氏。パパはマサルさんとジャガーさんも読んでほしい。
  • 藤子F不二雄大全集でドラえもんを履修している娘氏、「月賦」がよくわからない。……これ当時の小学生はわかってたの?
  • 娘氏「なんでマンガとか教育系の本とか読んでると、シュッとした感じになる?」
    ぼく「久々に完全意味不明の質問きたな」

がんばってたえてください
 ワクチンを打って帰ってきたら励ましのお便りが。

 わぁー娘氏がお昼ごはんを用意してくれたぞヤッター……きゅうりがズッキーニみたいになっとるー!!


 有給で在宅していた日に担任の先生からの「体操着を忘れたそうです」という電話を受け、体操着を教室まで届けることになった。
 登校前にワイフに「持った?」と確認されていたのに「大丈夫」と出かけ、案の定持っていなかったというウカツに呆れてしまうが、かつて俺が小学生だったころも、あらゆるものを忘れ、こうして親に学校まで届けさせたものだった。これは俺の罪……因果応報……あのころの業が今こうして俺の元に返ってきた、子育てとはそういうものなのですね……
(でも有給の日でなかったら届けるのはワイフなのでしっかりしてくれ!!)
 
■2022-07-11
向暑の娘氏語録
 春休みから夏休み前までの記録だそ!

  • 無事一年生を修了した娘氏、「一年生が終わるとなんか人生が終わったって感じ」と勝手に達成感をクライマックスに持っていく。
  • 「おかあさんの心の理論がせいりつしているか確認します。」といってワイフに「サリーとアン課題」の問題をぶつける娘氏。
  • そういえばスクランブルエッグはもう一人で勝手に作れるようになった。次はなんだろ、キューカンバー・スマッシュかな?
  • 娘氏「おなかがすごい痛くなったときとか死んでしまいたいと思う」
    ぼく「そうだな」
    娘氏「でも誕生日とか迎えられるから生きたほうがいいと思う」
    ぼく「そうだな」
  • ワイフの新しいおズボンを見た娘氏、「ミステリーみたいね」「ミステリめいている」と謎の講評。
  • 娘氏「ロゼットってしってる?」
    ぼく「何?」
    娘氏「ロゼットのはじまりはコカルドなんだよ?」
    ぼく「オフチョベットしたテフをマブガッドする……ってこと?」
  • なぜか俳句の心に目覚めた娘氏、季節のことを詠むようにアドバイスされ「さくらちり/はっぱもちって/もうあきだ」とスピーディな句を詠む。
  • 市立図書館をフル活用して「今日は本を読みすぎて読みすぎてもう目が文字になっちゃった」などと言うレベルで児童書を濫読している娘氏。
  • 字を雑に書きすぎて「ワンワン」が「ワメワメ」になってしまった娘氏。
  • 主人公「行くよ! ワメワメ!」
    ワメワメ「プリキュアに変身ワメ~!」
  • ワイフ「23たす7は?」
    娘氏「わかんないぃぃー! 30」
    ぼく「正解出す前にいちいちわめくのをやめろ……ワメワメなのか?」
  • 急峻な坂道を前に「こんなところで転んだらわーってなって私の人生は卒業式になってしまう」と警戒する娘氏。
  • ぼく「どんな色で塗ったの?」
    娘氏「片側は緑で、もう片側はうつくしいこんぶの森のような色。」
    ぼく「何て?」
  • パパの話し方を真似して「~だろ」って言おうとして「~でろ!」と言ってしまいツボる娘氏。
  • パパの話し方を真似して「~だぞ」って言おうとして「~だそ!」と言ってしまいツボる娘氏。
  • 娘氏「テトラポッドってなに?」
    ワイフ「えっ知ってるでしょ、海岸にある三角の……」
    娘氏「ああ、消波ブロックのことね」
    ぼく「さすがEテレで育った子だなあ」
  • Wordle派生の、国の形を問う「Worldle」に挑み、なぜかフィンランドやニューカレドニアやモンゴルを一撃で正解する娘氏。いや本当にどこで学ぶんだよニューカレドニアの形。
  • ぼく「『あ』から始まる国のなまえ!」
    娘氏「アゼルバイジャン」
    ぼく「い!」
    娘氏「イエメン」
    ぼく「う!」
    娘氏「ウズベキスタン」
    ぼく「逆になんで!?」
  • 娘氏はまだ主要国とかそういう重み付けを知らないので、アメリカもイギリスもウクライナも出てこないのである。
  • 娘氏「それ先生も同じペンもってるかも。インキの色が同じ」
    ぼく「インキ」
  • 娘氏「ドロップっていろんな意味があるよね。なめるドロップと、倒したときに出るドロップと……」
    ぼく「二番目にもうそれなんだ」
  • 近所のマンションの屋上の貯水槽を見て「ドームほおばり……」とつぶやく娘氏。星のカービィで現実をディスカバリーしたんだな。
  • 「コカコーラとアイスクリームどっちがすき?」と聞かれたのでコーラと答えたら、なんかコーラのボトルが印刷された紙片を渡された。算数の時間に使ったらしい。「明日かいしゃで『娘がお金を出して買ったんですよ』とみせびらかせばいい……」って言ってたけどどうすれば。
  • 娘氏「ケンタウロスって知ってる? 人馬一体だよ」
    ぼく「確かにそうだが……」

おまもり
 「これ会社に持っていってね」って渡されたんだけどこれ何? 裏をみたらたどたどしい字で「さみしさのなき あかるいきょうしつ」って書いて消したあとがあって怖いよう。

さいほう
 アイチャンが縫った!いっしょうけんめい縫った! 8歳児にお裁縫を教えるワイフの手腕よ……。


 算数の勉強を見ていると「計算のやり方は理解しているが計算ミスと見落としで失点する」という事態が頻出し、まるで小学生のころの俺を見ているようで困る。ケアレスミスに対して注意しろと言うのは完全に無駄であることが俺自身の力で証明されている。
 逆に国語はすいすい解けているようだが、漢字を雑に書いて失点しているのを見ると小学生のころの俺を見ているようで困る。結局俺は子どもを通して幼い頃の自分自身を見ているにすぎない。
 
■2022-03-19
啓蟄の娘氏語録
冬休みから春休みまでの記録です。
five senses
これは娘氏の提唱する「五感」。

  • 冬休み前に3回しか跳べなかった縄跳びが、お正月の3が日を超えたら10回跳べるようになり、今では体力の続く限り跳んでいられる。伸びしろがすごい。
  • 娘氏「アイチャン口がなめらかだから言い間違えることがある。」
  • 娘氏「アイチャン口がやわらかくて言い間違えちゃった。」
  • 娘氏「あした公園行こうよ! いいもの見せてあげる!」
    ぼく「いいぞ」
    娘氏「いいものが何か教えたいけど明日言わなきゃ……いいや! アイチャンはうんていができるようになりました!」
    ぼく「言っちゃった全部……」
  • 結局公園のうんていは学校のより高かったためうんていはまだ見れていません。
  • ワイフ「お年玉で何買いたい?」
    娘氏「だがしやさんにあったゆびわ(130円)」
    ぼく「おもしれー女……」
  • 習い事から帰宅中の娘氏「じゃあねー!」
    お友達「バイバーイ!」
    娘氏「いつもこうして心から会話しています。」
    付き添いのぼく「どうした急に」
  • 娘氏「パパも両親と心から会話するといいですよ。」
    ぼく「なんでいきなりじいじとばあばの話が出てくるんだよ」
  • ぼく「習い事、年上のお兄さん二人に気にかけてもらっていて良いね」
    娘氏「気にかけてというか、つねに狙われている感じ。」
    ぼく「なにを」
    娘氏「プライドを。」
  • ぼく「でかけるけどアイチャン来る?」
    娘氏「きもちがゴチャゴチャしてなにも考えられなくなっちゃったから、こういうときはついてく。」
  • 娘氏「大豆はえだまめの枯れたもの?」
  • 娘氏「幼稚園の年長さんのころ、自分はなんで生まれてきたんだろうってうずくまることが多かった」
    ぼく「哲学の仕方がドラマチックだな」
  • ぼく「最近は?」
    娘氏「最近はうずくまることはなくなった」
    ぼく「そうか」
  • 半纏を出してきたぼく「今年もナントカ時代の服を出してしまったぞ」
    娘氏「ああ弥生時代ね」
    ぼく「なんで古代になってんだよ」
  • 娘氏「余ったねんどで、罪悪感のあるものをつくるんだ!」
    ぼく「罪悪感のあるものとは!?」
    娘氏「罪悪感のあるものというか、自分の好きなものというか」
    ぼく「好きなものじゃん!」
  • 水筒に悪戦苦闘する娘氏「ひとたまりも開かない」
  • 下校時、お友達とマインクラフトについて語り合い、パパが働かない村人を地下要塞に突き落としてエンドポータル管理人に任命したことまで詳らかに説明する娘氏。やっやめろパパがサイコパスみたいじゃないか。
  • ぼく「アイチャン今日登校大丈夫だった?」
    娘氏「ちょっと遅くついた。雨が降っていてわたしの移動速度が遅かったから。」
    ぼく「移動速度」
  • 最近の小学生って「ステータスオープン!」っていうと自分のパラメータが見えるようになってんのかな。
  • リビングに設置された鉄棒はいまや逆上がりの練習に大活躍している。しかし勢いよく蹴り上がって腰が鉄棒に乗るとこまでできてるのに、そこから頭が上がらずに進退窮まってるのは何なの? これ何のパラメータが足りないのか見てくれねえかな?
  • 娘氏「書き取りやってるあいだ、好きなように部屋をうろつきまわってもいいわよ」
    ぼく「普段はだめなの?」
  • 娘氏「4時間授業になって良いことと悪いことがある。」
    ぼく「はい」
    娘氏「まず良いこと。帰るのがはやい。」
    ぼく「はい」
    娘氏「悪いことは、体育が寒い時間になる。」
    ぼく「はい」
  • 娘氏「ピンクってなんだか、こどもがこれ欲しいって言って大人がしょうがないなあって言って買ったような色」
    ぼく「何らかのストーリーを感じる」
  • ぼく「そんなに言うならアイチャンが車を運転すればいいと思いまーす!」
    娘氏「反乱事故を起こして家族全員を消滅させるけど、覚悟はいいね?」
    ぼく「なんで運転には前向きなんだよ」
  • 花火を草火って書いた娘氏「くさかんむりの下をなんて書くかで運命が決まってくる」
  • 娘氏「二年生の入学式って何着てく?」
  • スクランブルエッグを自分で作ることをワイフから学んだ娘氏。ただバターの塊から適量を切り出す作業と、コンロ上の換気扇のスイッチを入れる作業はご両親がやらねばならぬ。
  • 娘氏「パパの日記がもっとみたいです。人の書いた文字を見るとなんか楽しくなっちゃうので。」
    ぼく「か、活字中毒者……!」
  • そういうわけで娘氏は弊サイトの[育成記]タグを無限に読んで無限にゲラゲラ笑っている。記録を残しておいて良かった。まさか本人によって消費されるとは思っていなかったが。
 
■2021-11-30
秋の終わりの娘氏語録
#どうぶつの森 #NintendoSwitch
「アルコールランプ置いといたから入るとき消毒してね」


 ……夏休み後から秋の終わりまでの娘氏語録です。
  • ぼく「アイチャンおしゃべりしてないでごはん食べて」
    娘氏「つねにおはなしをしていないと生きていけない人物です」
  • 「学校の中で好きな人いる?」ってお友達に聞かれて、小さい声で教えたら即刻本人に伝わり本人から「オレのこと好き?」って聞かれて「うん」って答えたらしい。軽いッ! 小学1年生の恋愛観は軽すぎるッ!
  • ワイフ「その男の子はかっこいいの?」
    娘氏「かっこよさがVol.6くらいまでいってる」
    ぼく「ボリュームってなんだよ……」
  • 娘氏「アイチャン小学校よりようちえんのほうがよかった……」
    ぼく「どうして」
    娘氏「ようちえんのほうが図工がていねい」
    ぼく「工作が好きな子だなあ」
  • 土曜朝の娘氏「月曜日の図工でまつぼっくりつかう」
    ぼく「前夜に言わないだけ上等だぜ」
  • 土曜夜の娘氏「あとペットボトルのキャップとビーズもつかう」
    ぼく「前夜に言わないだけ上等だが帰ってきてから言うな」
  • ようやく一人でお風呂に入れるようになったが、「入るから見守っていて」と要求してくる。まあ何かあったら大変なので浴室の近くで待機するんだが、入る前に「あれアイリチャンを見守るんじゃなかったの、近くで」とか「疲れたら座っててもいいからね」とかいちいち指導してくる。
  • ぼく「早くお風呂に入らないと見守りませんよ」
    娘氏「だれも見守ってくれないんなら、からだくさい人間になって、みんなをこまらせますよ」
    ぼく「こざかしいな」
  • テレビを見る娘氏「音(おん)が小さい」
    アドバイスするぼく「音(おん)の量を上げろ」
  • 作文の宿題に追い詰められた娘氏「今こそ泣きながら書くとき」
  • 娘氏「これってめんたいこ? それともたいこ?」
    ぼく「たらこな」
  • 娘氏「あなたはカモミールがハーブだということをごぞんじですか?」
    ぼく「エーッ鴨じゃないの?」
    娘氏「カモミールはお腹が痛いときとかに効くんですよ。」
  • だいたいこういうことを言い出したときは図書館で読みまくっている児童書の影響で、これは『魔法の庭ものがたり』シリーズを読んだものと思われる。他にも『ひみつの妖精ハウス』シリーズ、『ミオととなりのマーメイド』シリーズなどを手当たり次第に読んでおり、ポプラ社様には足を向けて寝られない次第である。
  • 娘氏「こども用ドラクエ俳句を考えた」
    ぼく「はい」
    娘氏「みるひとの しせんくぎづけ バニーちゃん」
    ぼく「こども用とは」
  • 娘氏「マネキンってこころをうばわれた人間みたい」
  • 車に乗ったが車内が暑かった娘氏、「パパはやく窓を開けて風のように走り出して。それがアイチャンのゆめなんですから……」と要求を出す。
  • 娘氏「ポンチョにもマントにもなるのよ」
    ぼく「便利だな」
    娘氏「ポンマンよ」
    ぼく「ポンマンか」
  • 娘氏「パパの咳はまるでオーケストラのシンフォニーのようだわね」
    ぼく「アイチャンからうつされたんだけどね」
  • クリスマスツリーにLEDライトを巻いた娘氏、「サンタさん来てくれるといいな~この光に誘われて……」とつぶやく。蛾とかカメムシじゃねえんだぞ。
  • 娘氏「超すっぱいこぶ茶つくる」
    ぼく「濃くしすぎるなよ」
  • 娘氏「超すっぱすぎて死んだ事件」
    ぼく「うすめろ」
 鉄棒はリビングに置いた甲斐があって無事前回りを習得。ヒマがあれば回っている始末。逆上がりを習得するにはまだ腕の力にパラメータ振る必要がありそう。
 スイミングはいつの間にか15mをクロールできるようになったようで驚いている。いっぽう大自然の中で泳ぎを覚えたパパは犬かきしか信じておらず、その件でたびたびマウントをとられているのであった。
 
■2021-10-01
いろんな娘氏と、鉄棒
 夏休み前後の記録。

  • お絵かきのとき「せんしんとういつして色を選ぶ……せんしんとういつ!」と言ってマーカー入れからサーモンピンクのペンを取り出し「ショッピングピンク……」と言う娘氏。
  • ダイソーの復刻スウィーティガムを手に入れて食べてるんだけど、板ガムというものを知らない娘氏が「平べったいwww」「平べったいwww」ってウケてる。
  • 娘氏「パパは立ち止まるとき足はどうしてる?」
    ぼく「きっちり揃えてる」
    娘氏「あーやっぱサラリーマンはそうか」
    ぼく「職業関係なくない!?」
    娘氏「仕事してない女の子はつま先を内側に入れる。仕事してない男の子はつま先を外に向ける。」
    ぼく「職業関係なくない!?」
  • 咀嚼中にパパのおもしろ話を聞いた娘氏「あやうく放物線でブッて出るとこだった」
  • 柱におでこをぶつけた娘氏「大丈夫、ダンベルで鍛えてるから」
    ぼく「ダンベルでおでこは鍛えられないよ」
    娘氏「せいしんを鍛えてるから」
    ワイフ「精神を鍛えてるのにけいさんカードの宿題で泣いちゃうの??」
    娘氏「算数のせいしんは鍛えてないから」
  • 一本目の乳歯が抜けた娘氏「ぬけとるーって感じひゅる」
  • 永久歯、なんか前歯の内側のとんでもない位置から生えてきていたので心配していたけど、乳歯がなくなったらなんかうまいことあるべき場所に収まっていって驚いた。すごいぜ人体!
  • ワイフ「アイチャンかっぱ巻きにおしょうゆつける?」
    娘氏「いい。おやさいとおしょうゆ、合わない気がするから」
    ぼく「ウサギか?」
  • 娘氏が怪談ごっこを始めたけど、タイトルが「きのこのかぞく」の段階で語彙がかわいかった。
  • 娘氏「今まででいちばんつらかった登下校ナンバーワン」
    ぼく「はい」
    娘氏「夏休みの連休のまえ」
    ぼく「あの重かった日か……」
    娘氏「歩道橋の下でちょっとないた」
    ぼく「そんなに」
  • ぼく「アイチャンもうお風呂入る時間だぞ」
    娘氏「エーヤダヤダ」
    ぼく「このやりとり毎日やらないとだめか? ドラクエでまず『いいえ』を選ぶタイプか?」
  • ワイフ「アイチャンけいさんカードして」
    娘氏「エーヤダヤダ」
    ぼく「このやりとり毎日やらないとだめか? そろそろBボタン長押しで演出カットしたいんだが」
  • 英会話教室のあと突然「昔の外国人は何語を話してたんだ?」と不思議がる娘氏。イギリスができる前に英語が何て呼ばれてたかって話……?
  • スイミング教室のあと突然「スイミングのとき、手に強大な力を秘めているような気がしたんだよ」と告白する娘氏。
  • ワイフ「アイチャンもっと丁寧に字を書いて」
    ぼく「書道教室に通ってたでしょ頑張って」
    娘氏「アイチャンまだ字を書くことにあいさつしてるだけだから……」
    ぼく「あいさつ」
  • 慣用句やコトワザの本にハマり、プリキュアのセリフに出てきた「飛んで火に入る夏の虫」をすぐ調べる模範的な娘氏。
  • 娘氏「一寸の虫にも五分のたましい、ってしってる?」
    ぼく「小さい虫でも命は大切にってことかな?」
    娘氏「小さなそんざいでも強い力とか強い言葉とかを持ってるってこと。」
    ぼく「あんまり強い言葉を使うなよ」
  • 娘氏「アイチャンの真似して。鵜の真似をするからすのように。」
    ぼく「失礼では?」
  • ついに娘氏が俺のミニタワー型パソコンの本体を指して「パパのパソコンの隣にあるこれはなに?」と聞いてきた。

 娘氏は1年生なので、なんとスポーツテストと呼ばれるものが迫っている。
 そしてワイフが面談で担任の先生から「ボール投げと鉄棒がヤバだった」という話を聞いてきた。

 投擲は仕方ない。すまないが投擲は諦めてくれ。パパはボール投げのせいでスポーツテストは常に級外だったんだ。人類が二足歩行を始めて獲得した肩の可動範囲というものが全然理解できないんだ。
 だが……鉄棒(懸垂)は常に1級だった。荷重が人よりはるかに低いため、懸垂だけは誰にも負けなかった。鉄棒はなんとかなるはずだ。

 ワイフ「なので鉄棒を注文しました」
 ぼく「鉄棒を……注文……?」

 「鉄棒」と「注文」って一つの文脈に入ってくるものだったんだ……。
 確かにコロナ禍で公園に行くことが減り、かつ最寄りの公園の鉄棒がサビッサビなので、家で鉄棒の訓練をしようと思ったら鉄棒を買うしかない。理屈は合っているし判断が早い。

 こうして我が家のトランポリンが撤去され、鉄棒が設置されたのであった。
鉄棒
……でかい!
 娘氏「ねえこれバッキバキに崩れ落ちたりしないよね?」
 ぼく「耐荷重80kgあるから平気ら」

 高めに調整したらパパでも懸垂逆上がりができたので実際安定はしている。
 周囲の安全(主に落下事故)についてはやや不安があり、そのうち勢いのある技をやるようになったらマットなどを敷かないとよくないかもしれない。
 技のことはよく知らないが、まずは斜め懸垂から毎日ビシビシやって、腕力と握力のパラメータを伸ばすほかないだろう。小学一年生は文字通り伸びしろしかないので期待したい。


 あっやべ……ワクチン接種の日なのに無駄に懸垂逆上がりしちゃったぞ!
 
■2021-08-13
七歳児よ、牌を握れ
 昨年は六歳児に「ゆくゆくは麻雀を覚えてもらいたい」という気持ちでカードゲーム『レシピ』で勝負を挑んだ我が家でしたが、この夏さらなる簡易麻雀ゲームに進むことにしました。
 ということで今回は『すずめ雀』です。
Suzume-Jong
将棋盤でプレイするのはお勧めしません
 子どもとプレイする簡易麻雀ゲームといえば誰もがドンジャラを挙げることと思いますが、ドンジャラは基本的にキャラゲーです。ドラえもんにもクレしんにもそれほど思い入れがない我が家には、あのサイズのキャラゲーはちょっと厳しい。ポケモンのポンジャンならまだ理解度が高いとこなんですが。ていうかどうぶつの森のジャラポンとかあったのかよ。教えてよ。

 とにかくドンジャラ系のやつは、作品への愛しだいで役がビシッと揃ったときにテンションの差が全然違いますからね。なんで仮面ライダーオーズをドンジャラにしてくれなかったんですかバンダイさん。あのメダルたちドンジャラにしてくれと言わんばかりの設定だったじゃないですか。みんな緑色の牌を9種集めて完全体ウヴァさんを名乗りたかったじゃないですか。だからドンジャラするにはこのレベルの作品愛がないと申し訳ないんですよね。(早口で)


 話をすずめ雀に戻しましょう。ていうか毎回「すずめすずめ」で変換してるの変な気持ちですね。
 数々の闘牌でならしたお前たちならば、公式のページを見ただけでだいたい理解できることと思いますが、この麻雀では索子の1~9と發と中の合計44枚の牌しか使いません。白はありません。「クソッ何も書いてねえ……ハズレだ!」ってなっちゃうので。
 そのうえ手牌はたったの5枚。すなわちアガリの形は同牌3枚か連番3枚の2セットになります。
 これが何を意味するかというと、いきなりクライマックスだということです。お前たちほどの豪運の持ち主であるならば、数回やれば天和も飛び出すことでしょう。

 ただそれゆえに「5点縛り」があります。順子が1点、刻子が2点なので基礎の点数が2~4点、タンヤオで+1点、チャンタで+2点、ドラや赤牌(中を含む)で+1点です。これで合計5点以上の面子にしないとアガることは許されません。牌が11種しかなく、リーチもなく、ちゃんと自分の捨牌をロンするとフリテンを食らうルールゆえ、面前での苦しい読み合いが続きます。
 この読み合いがまじで麻雀のそれで、麻雀未経験者でもイースーチー老師とリャンウーパー老師の教えを自然と叩き込まれることになるでしょう。

 とはいえ俺自身もスジとかよくわかってないし、娘氏はわりとお気持ちで牌を捨てていくので、相手の捨牌を見て「索子の偏り……さては染めてやがるな」とつぶやくのが精一杯です。いや索子しかねえんだよ知ってるよ。
 娘氏は『レシピ』によって、捨てられた牌で自分の役が完成できるときに何か叫んでビクトリーする流れが身についています。あとは自分がどの牌で待っているのかをちゃんと理解することですが、パパも麻雀やってて自分の待ちが何なのか見失いがちなのでもはや教えることは何もないわい。


 その他、感激した点や気になった点を挙げていきます。
  • プレイ人数が2~5人なのが素晴らしい。4人ピッタリ必要なのは時々困る。
  • ちゃんと麻雀牌なのが良い。コロナ禍でもう物理牌は握れないかと思っていた。
  • 牌が少ないので、ジャラジャラしたあと積まずにそのまま始められるのが良い。
    (雰囲気づくりのため積んでも良い。七歳児には難しいが。)
  • 手牌が少なく赤牌が多い関係上、配牌で豪運を発揮できるかという要素が強い。
  • ポンもないし緑一色以外に得点にも関わらない發さんが不憫。
  • 七歳児が「何が描いてあるかわからない」という理由で7・8・9あたりを捨てがち。
  • やっぱ「リーチ!」って言って点棒投げたい欲求はある。ローカルルールで対応可か。
 というわけでこのミニマリスト麻雀ことすずめ雀、麻雀のルールや点数計算は知らないけど麻雀の雰囲気を出したい人にはうってつけではないかと思います。
 麻雀を知らない君も、すずめ雀で点棒という名のプライドを取ったり取られたりしよう!
 
■2021-07-26
向暑の娘氏語録
 GW~夏休みまでのようす。
  • 娘氏「しょうがっこうになって、いつのまにか無数の切り傷がある」
    ぼく「パパもある。たぶんそれはプリントの端にやられている。」
  • 娘氏、たまに公園で別の小学校に行った幼稚園時代の同窓生と会うんだけど、必ず「1年何組になった?」「2組!」「ぼく1組」「わたし3組」「バラバラだー!」みたいなやり取りをしており、意味はあるのか?
  • 「ゴールデンウィークっていいなあ……習い事もなにもなくて……」
    小一娘氏、初めて連休のありがたみを知る。
  • お風呂で人生を悲観する娘氏「しわがある……もうとしよりってことかなあ」
  • 休日早朝の娘氏「さあさあみなさん着替えましょ。着替えは人生にいちばんだいじなものですから。」
  • 入浴に向かう母を制止する娘氏「光のようなスピードで出て。」
  • 娘氏「義足は足がぶっこわれたときに使う?」
    ぼく「確かにそうだが」
  • 娘氏「かんぴょうはおそらく梨の皮をむいて漬けたものだと思う。」
    ぼく「えっそうなの?」
    娘氏「だってテレビで見たから。」
    ぼく「そうか~」
  • ぼく「アイチャンはどんな国を冒険したい?」
    娘氏「あんぜるちん。」
    ぼく「どんな国?」
    娘氏「パリ……じゃなかった、チリのとなりにある。」
    ぼく「合ってるな……」
  • 学校の様子を語る娘氏「今日は先生がおもしろいことを言ったけど、子どもにとっておもしろいことだから大人にとってはおもしろくない。」
  • 下校の様子を語る娘氏「今日5・6年生がよくないことをしていた。5・6年生なんだから知性をもってほしい。」
  • 給食の様子を語る娘氏「冷凍みかんを3つ口に入れたら、冷たすぎておもわずジャンプしてしまった。」
  • 娘氏「図書館でやさしさとおもいやりのほん読んでるよ。」
    ぼく「どんな本?」
    娘氏「えっと、ティラノサウルスシリーズ。」
    ぼく「めちゃめちゃ暴君じゃん……」
  • 調べたら『おまえうまそうだな』に連なる絵本が「ティラノサウルスシリーズ」になってんのね。
  • ぼく「見て、キリンがさかんに木の幹をぺろぺろしている」
    娘氏「アイチャンもぺろぺろするよ、調味料」
    ぼく「絶対にやめてくれ」
  • ドラクエに慣れてきた娘氏は「ザオラルは使うだけむだだから、女神像で生き返らせてもらう。」と確率を信じない構え。道端に立ってる像に祈るだけで死人が蘇る世界、すごいな……。
  • パパのやってる聖剣伝説LoMのサボテン君日記を正確に音読する娘氏。
  • 宿題プリントの採点をしていると「おかあさんの新しい赤ペン使う?」と勧めてくる娘氏。「いつものでいい」と断るも「書き心地いいよ~糖質ゼロだよ~」と食い下がってくる。
  • 扇風機の前で「あ~~ワレワレは~~社会人ダ~~」ってする娘氏。
  • 娘氏「♪ピンポンパンポーン↑」
    娘氏「アイチャンのたまたまやっちゃった放送です」
    ぼく「!?」
    娘氏「たいいくのまえに外をみたらいい天気だったのでおもわず『にじ』を歌っちゃいました」
    娘氏「♪ピンポンパンポーン↓」
    ぼく「お、おう」
  • お風呂の熱い湯に体がなれることを「おゆなれする」と表現する娘氏。
  • 成長痛に苦しむ娘氏「成長するとは思えないくらい痛い」
  • 娘氏「4たす2は……ほわほわほわほわーん(斜め上を見る)……4たす2は6。」
    ぼく「効果音は要らないよ。」
  • ぼく「アイチャンお風呂入るぞ」
    娘氏「まって軽食を摂ってからにする。」
    ぼく「この状況(半裸)で……軽食を?」
モルカー
 これはくら寿司で入手したポテトチャンと、娘氏が描いた謎の地図です。
 
■2021-05-31
7歳児がゲームする顛末
 ゴールデンウィークをステイホームするために「街コロ通」を買った。

 前作「街コロ」を買ったとき娘氏は3歳児であった。当然3歳児の集中力はゲームセットまで続かず、最近まで勝利条件のランドマークを4つから3つに減らしてプレイしていた。そんな状態なので拡張を入れたりする余地はまったくなかった。
街コロ通
 それで今回の「街コロ通」である。これは我が家における前作の不満点をだいたい一掃してくれた。
  • 拡張ルールであったランダムサプライが標準となり、カードを並べる手間とスペースが大幅に削減された。
  • ランドマークもランダムサプライとなり、これまた配る手間と並べる手間が削減された。
  • 初期物件もランダムサプライから選択するようになり、配る手間と(略)
  • ランドマークの多くに全体の収入が上がる効果があり、後半のゲームスピードが上がった。
  • サイコロを1つ振るか2つ振るかは完全に個人の意思になった。

 とにかく「幼児が飽きてしまう終盤のダレが減った」「準備と片づけにかかる時間が減った」という点が大きい。
 物件の供給がランダムになったことでやや運ゲー要素が高まったものの、7歳児にとっては歓迎すべき調整のようだ。目についた赤い物件を買いあさって、ご両親のクソダイス運に賭けてコインを奪い取るプレイスタイルがお気に入りらしい。外道か?



 一方デジタルのほうでは、「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS」を始めた。
 娘氏はビルダーズをドラクエだと思っているので、ここらでちゃんと原作があることを知らしめなければならない。

 しかし果たして小学一年生にドラクエはプレイできるのだろうか。ハラハラしながらチラ見していたが、「たたかいはにがてだから」といって敵シンボルをガン無視し、ホイミも覚えずにデルカダール城に突入しようとしていたので、さっそく修行(レベル上げ)の大事さを教えなければいけなくなった。あと生まれて初めて「武器や防具は装備しないと効果がないぞ」ってリアルで言った。

ぼく「3Dモードは迷うからやめたほうがいい」
娘氏「好きなようにやりたい」
ぼく「好きなようにやっていいけど迷って助けを求めてこないでくれよな」
娘氏「……ひっこんでな」

 まあ、ポリゴンネイティヴの7歳児には3Dモードのほうが受け入れやすいのだろう。2Dのほうが迷わないというのはオッサンの先入観なのかもしれない。仕方ないのでマップと自分の向きをちゃんと見ることを教えた。

 ベロニカとセーニャが仲間になるところまでは順調だったが、なにしろ装備更新を怠りがちなので、要所要所のボスで全滅している。たびたび戦力を確認してやらねばなるまい。

 現在は船を手にいれ、カジノでマジスロに興じ、グロッタの町に到着したところのようだ。カミュがシルビアのおっさんを自然に女扱いするので、娘氏はシルビアのおっさんのことを女だと信じて疑わない。優しい世界であった。
 
■2021-04-09
春風の娘氏語録
 6歳児最後の記録。
  • 深夜の娘氏「もうこうなったら起きてるしかない ねむるまで」
    ぼく「真理だな」
  • ワイフ「カニ食べたい人いる?」
    娘氏「ハイ!かにかまが食べたいです!」
  • パパの執拗なきもいらせにやっきりした娘氏「わたし怒りがありふれているからね」
  • プリマヴェーラの三美神を見た娘氏が「この絵知ってる。この上に天使が飛んでて悪魔が迎えに来る。」というので、どこで見たのか聞いたところ「サイゼリヤで見た。」と即答。サイゼリヤは文化資本。
  • 娘氏「わたしカフェ屋さんになるのが夢なんだ」
    ぼく「そうなんだ」
    娘氏「でもお客さんにいまいちっていわれそう」
    ぼく「言われたらどうするの?」
    娘氏「がんばって飲んでくださいっていう」
    ぼく「そうなんだ」
  • 娘氏「わたしの夢は、いつか自分でいれたカフェインのあるブラックコーヒーをのむこと。どれだけおいしいか確かめる。」
    ぼく「いつか叶うといいですね」
  • お片付けを命じられて「きれいに整えたくない!きれいに片付けると汗がでるんだよぉ!」とキレる娘氏。だめです片付けなさい。
  • ぼく「5つ言えたら勝ちゲーム! 国の名前!」
    娘氏「えっとー、サウジアラビア……」
    ぼく「逆になんで!?」
  • 娘氏「一兆円あったらプラスだよね」
    ぼく「そらプラスやろなあ」
  • 一人で行けたはずのおトイレだが「いっしょにおトイレ行って」とときどき言う。その場合、ご両親が「気合いだけ飛ばすからね!破ーッ!」とトイレに向かって気を飛ばすと一人で行く。
  • 娘氏「破ー!だけでいいからいっしょに行って」
    ぼく「先手を打ってきたな」
  • 前述の通り『パネルでポン』の王者として君臨する娘氏だが、負けても「アイチャン負ける前に神様においのりして2つ消えたからまあまあ勝ってる。」とメンタルを崩さないのでつよい。
  • 寒さに耐えかね、久しぶりに半纏を出して羽織ったものの、娘氏が「パパなんでその袴みたいの着てるの?」「それナントカ時代の服だよね?」とツッコんでくる。
  • 娘氏「スシローってカタカナだから英語から来てる?」
    ぼく「強いていえばフランス語っぽいな……」
  • 娘氏「建国記念の日だからといって、あまり長くねているわけにはいかないぞ!」
  • 娘氏「お休みの日なんだから、きあいいれていこう!」
  • ぼく「明日は日曜日だ」
    娘氏「トロピカル~ジュプリキュアをみるにはわたしと同じ速度で起きなくては。」
    ぼく「起きてるんだよなあ」
ハートルージュロッド
  • プリキュアのアイテムを工作し、「あやうくトロピカッちまうところだったぜ(かんぜんにトロピカッてる)」という娘氏。
  • 娘氏「かっこかんぜんにトロピカッてる、までちゃんと書いて」
    ぼく「アッハイ」
  • はちみつ紅茶を飲んだ猫舌の娘氏「あっつい! でも味わいは感じられる」
  • 習い事のお友達とお別れするとき、まだまだ帰ろうとしないお友達を振り切って「やれやれ、さわがしい女だ」と言うクールな娘氏。
  • 娘氏「『かんそうこんぶのさだめだぞ』。はい言ってごらん?」
    ぼく「乾燥昆布の運命だぞ」
    ぼく「……」
    ぼく「意味は?」
  • 幼稚園のお友達についての話を聞いていたら「ゆうくん、もう一週間もおしっこがまんしてるんだって、やばくない?」とやばい情報が飛び出してきた。
  • 転んで口内を切り、縫合するはめになった娘氏。幸い跡が残らず治癒したが、ついにパパは骨折マウントに続き縫合マウントまでとられるようになってしまった。人生経験の浅いパパだ。
  • 娘氏「アイチャンのよそうでは、最初にいた生きものはあひるだとおもう。それにあしがはえてきょうりゅうになった。」
    ぼく「逆進化論だ」
  • お出かけ中に疲れた娘氏「帰ってゆるゆると生活したい」
  • ぼく「他県ナンバーが目立つようになったな」
    娘氏「お茶が……お茶が好きだからね、にっぽん県民は」
    ぼく「日本県民」
  • 娘氏「こんなにおおきくなりました~♪ もうすぐ一年生~♪」
    ぼく「ひょっとしてそれは……卒園式のネタバレでは!?」
    娘氏「じゃあきかないでください!!!」
あつ森風
 これはどうぶつの森の影響で変化していった画風。


 この春、娘氏は無事幼稚園児から小学生へとクラスチェンジした。卒園式を終えても「明日は幼稚園ある?」と言っていて何を卒園したのかわかってないようだったが、現実を受けいれ、小学校へと進むことにしたようだ。
 入学式に徒歩で向かったが、娘氏は50メートルごとに車に轢かれそうな動きをするので残機がいくつあっても足りない。集団登校のセンパイ方の教育効果を期待するしかない。
 
■2020-11-29
深秋の娘氏語録
  • パパの背中に耳を押し当てて「せっけっきゅうが働いてる音がする」と感想を述べる娘氏。
  • 唐突に「人に影がある意味ってなくない?」と同意を求めてくる娘氏。
  • 娘氏「長そでのズボンがない!」
    ぼく「長ズボンでいいんだよ!」
  • 不二家ネクターのミックスフルーツ味を初めて飲んで「ネクターって『味変わりのジュース』って呼ばれてる?」と味わい深いコメントを出す娘氏。
  • 娘氏「ゆめのなかでKくんがアイチャンに一目惚れしたんだって。でも目が覚めたからゆめはそこでおわった」
  • DQビルダーズ2をプレイした娘氏は猛烈に少年シドーを推しており「シドーの妹になりたい」などと供述していますが、これ原作しか知らない人にとってはだいぶ過激な思想だな……。
  • ぼく「アイチャンは将来、お酒飲むようになったらどうなるのかなー」
    娘氏「あたまがかんぜんにまひして、最悪死ぬんだよ?」
    ぼく「子どもが飲んだらね?」
  • スーパーマリオ35で人権ガチャ(ルーレットでファイアフラワーを出すの意)に苦しむパパを「ぜったいぜったい人権とる!って つよいきもちがないと人権とれないよ!」と語気を強めて応援する娘氏。
  • 幼稚園にも鬼滅ブームが来ているらしく、「きめつごっこでねずこ役をする子は、マスクをくるくるーって巻いてくわえるんだよ。」とこのご時世ならではの工夫を教えてくれる娘氏。
  • ・娘氏「わたしも新しい呼吸を考えた。竜巻の呼吸。」
    ぼく「竜巻の呼吸・壱ノ型は何が出るんですか?」
    娘氏「たつまきぐるま。弐ノ型はよこたつまきぐるま。」
    ぼく「水の呼吸と似ているな……」
  • 娘氏「おべんとうの呼吸は、たくさんのごちそうを食べさせて、そのすきに斬る。」
    ぼく「卑怯では?」
  • お習字をする娘氏「ひらがなの『す』が水の呼吸みたいになっちゃった。」
  • 娘氏「アイチャンひそひそ話。ひとのきもちは心からうまれると思われていたけど、実は脳からうまれるんだって。」
    ぼく「哲学だな」
  • いまだにレストラン等で一人前を食べられない娘氏だが,おそばだけは大盛りでもイケる。
  • ぼく「今日は天気が悪いから公園行くのやめよう」
    娘氏「じゃあ明日は公園行くってやくそくね。やぶったらつめたくおこるからね!」
    ぼく「冷たく怒るとは?」
    娘氏「目はこわく……しゅりけんを投げてこうげきする。それか、痛い注射をするかね!」
  • ぼく「アイチャンもう寝る時間過ぎてるよ」
    娘氏「寝ることはぜんぜん通用しない。夜の妖精だからね。」
    ぼく「何だね夜の妖精とは」
    娘氏「寝るのがいやってこと。おどったりうたったり自由な生活をする。」
  • 娘氏「テレホンカードってなに?」
    ぼく「テレホンができる」
    娘氏「テレポートとか?」
    ぼく「テレポートはできない」
  • 娘氏「愛しているひとにチュッてしたいときは、バラをくわえてみてはどうかしら?」
  • 上記のようないい感じの言葉を話したあと、「メモしといて。パパのスマホに。」と自分の発言がコンテンツ化していることに自覚的になってきたので、このコーナーもそろそろおしまいかもしれない……。

 幼稚園の発表会は今年もなんとか無事に開催されました。それで私は『シンドバッドの冒険』の劇を見たわけですが、「シンドバッド」の知名度に対して『シンドバッドの冒険』がどのような話なのかはあまりに周知されていないのではないですか。あなたが思っているそのシンドバッドはアラジンやアリババではないですか。もはや我が国ではシンドバッドとはサーフィンボード小脇にかかえ美女から美女に「今何時!」って聞いて回るチャラ男としか認識されていないのではないですか。
 そういうわけなのでシンドバッドさんも脳内レッドリストに追加させていただきます。悪しからずご了承下さい。
 
■2020-09-18
夏の終わりの娘氏語録
 夏の終わりの娘氏語録。
  • 娘氏「ちゅうがっこうを卒園したらししゅんきになれる?」
    ぼく「思春期のことなんだと思ってる?」
  • ワイフ「雨のあと土から漂ってくる匂い、いい匂いだよね」
    娘氏「ぷ~~んって?」
    ぼく「その効果音はだめな臭いだな」
  • ビュッフェでライチを所望する娘氏「くりみたいなの欲しい」
  • 食べたあと名前を思い出した娘氏「せいかいはライチだな」
  • 初めて炭酸飲料を飲んだ娘氏、「おいしかった。でもしゅわしゅわすぎて歯ぐきがいたくなっちゃう」とシンプルな感想を残す。
  • 娘氏「かぜのとき熱って大事なんだよ。はっけっきゅうがわるいきんとたたかうため。よーくおぼえておいて。熱が出たときイライラしてお腹叩いたりしたらだめだよ。はっけっきゅうとわるいきんがびっくりして激しいたたかいになってしまうんだ。」
  • 娘氏にお墓に刻まれたトライフォースの形について聞かれて「それは北条氏の家紋だよ。小田原城に行けばたくさんある」と説明するパパと、「おたから城!? ない! そんなもの!」と聞く耳を持たない娘氏。
  • 娘氏「わたし大人になったらお洋服屋さんの中にカフェをひらくんだ。」
    ぼく「どんなメニューがありますか?」
    娘氏「ていばんは、コーンフレークとフルグラを混ぜたのにおいしい牛乳をかけたものだよ。」
    ぼく「朝食だな」
  • 映画『リトル・マーメイド』を観て声が出なくなったアリエルに過剰に感情移入してしまった娘氏、クライマックスで「結局しゃべれる……」と心底安堵する。
  • 『アラジン』を観てジャスミンごっこをする娘氏だが、なぜか「わらうすがたが愛らしくって、これがいちばん愛されるのです。」と謎のナレーションを入れている。
  • 怒り心頭に発した娘氏、「逆ギレモードになって生ゴミをバーッてちらすからね!」とキレる。
  • どうぶつの森でピサの斜塔の家具を見た娘氏「これあの傾いてるやつ?」
    ぼく「そう、傾いてるやつ」
  • 娘氏「あたらしいゼルダを考えた。『ゼルダの伝説 ようせいの国』。」
    ぼく「どんなゲームなんですか?」
    娘氏「子どものようせいのお世話をしたりする。」
  • 翌日娘氏「ゼルダの伝説ようせいの国は無しということになった。新しいゲームは『ゼルダの伝説 にんぎょの海』。」
    ぼく「どんなゲームなんですか?」
    娘氏「なぜか水の中でも息ができる。てきがよわくて初心者むけ。」
  • ドラゴンクエストビルダーズで激闘を繰り広げる娘氏が「しんじゃうよ!!」と叫んだところ、アレクサが「緊急性があるのなら……」と真面目に心配しはじめた。怖いぞアレクサ。
  • ぼく「アイチャンはそろそろ一人でお風呂に入れるんじゃないかな?」
    娘氏「一人でおふろに入るなんてまっぴらよ!」
  • 娘氏「パパチャンのにおいがする。パパチャンがねるときのにおい。」
    ワイフ「それはどんなにおい?」
    娘氏「おもしろいにおい」
    ぼく「!?」
  • ぼく「基本的に中年男性からは面白い匂いはしないと思う」
    娘氏「あっさりいいにおいだ」
  • フルーツを食べているご両親を見た娘氏「おやみんな無限に食べているようですね」
  • ゆでしらすを大量にもらったのでしらすごはんにしたところ,「しらすがごはんの中をおよいでるみたい」とポエミイな感想を述べる娘氏。
  • 大きいしらすを見つけた娘氏「リーダーかもしれない」
  • 娘氏「知ってる? 現実ってリアルなんだよ」
    ぼく「そうだな、解像度もフレームレートも無限だもんな」
  • 娘氏「ひとり暮らしって自由なんだって。」
    ワイフ「だれがそう言ってたの?」
    娘氏「アイチャンがそう思った。」
    ワイフ「どんなことが自由だと思う?」
    娘氏「おにぎり握ったり……」
    ぼく「それは今でもできるな」
  • 娘氏「おかあさーん」
    ぼく「どうした?」
    娘氏「ちちではありません、ははですと言いました。」
  • 娘氏「どうしてママはあそんだりしないの? おふろで。」
  • ボードゲームのお金トークンを切り離しながら「大量大量」「こんなに大量だよ」「このお金で小学校に入る」とご満悦の娘氏。いや最後のはおかしいな?
2020-07
 なつやすみの日記。もうここまで文章を組み立てられるのかと思うと感慨深いものがある。立派な日記書きになってほしい。

 厳しい状況下でありながら幼稚園最後の運動会が小規模に行われた。幼稚園に入ったばかりのころのめちゃめちゃおもしろい走行フォームはすっかり改善され、ちゃんとトラックを一周走ることができた。次はもう小学校であるが、果たしてそのころご時世はどうなっているのであろうか……。
 
■2020-08-23
六歳児よ、カードをめくれ
 Withコロナかつハザード酷暑の時代、夏休みとなった幼稚園児をステイホームさせておくには各種ゲームの力を借りるしかない。そしてそれはデジタルとアナログの両面から攻めるのが望ましい。前回に続いてアナログのほうを記録しておく。

 『ワードスナイパー』は娘氏にしりとりブームが来ているので語彙拡張のために買った。大人は「娘氏がわかる単語しばり」でプレイするというハンデがある。
 ルールは極めてシンプルで、場に出ているカードの文字で始まる、お題に適する単語を答えればポイントがもらえるというもの。
word sniper
「あ」で始まる、調味料といえば?
 娘氏「あじしお」

 お題は六歳児でも理解可能なものがほとんどで、「県庁所在地」「ことわざ」「歴史上の人物」「部首」あたりが苦しいものの、それをクリアできる小学生なら問題なくプレイできるものと思われる。そして繰り返しプレイすることで娘氏はご両親の回答を吸収しており、「『う』で始まる、目に見えないものといえば?」「うんめい……」などと偏った語彙を増やしている。
 大人だけでプレイするのならば『ワードスナイパー・イマジン』、未就学児を重点するのであれば『ワードスナイパー・キッズ』があるので、目的がハッキリしている人はそちらを買い求めるのが良いと思う。


 そしてワイフが『はぁって言うゲーム』を買ったのでプレイしている。
 お題とその演技プランがオープンされ、ランダムに割り振られた演技プランを実行して周囲から正解を得られればポイントが入るというゲーム。
はぁって言うゲーム
8つの演技プラン
 同じメンバーで何度も遊ぶにはリプレイ性が足りないのではないかと思ったが、お題が多いので案外そんなことなかった。そのうえ1つのお題につき演技プランが8つも提示されるので、「その演技は前に見た」というようなことは相当熱心にプレイしつづけない限り起こりえない。
 しかし8つもあるのに「いやー」の演技プランの中に「カラテを込めて」がないのはおかしいと思いませんか? あなた。「イヤーッ!」と言えばまずカラテシャウトでは? ボブは訝しんだ。

 ともかく、これによって娘氏は「感情をこめて演技する」という新しいアクションを要求されることになった。幼児の演技プランは何をやっても「かわいく」が付与されるため冷静な判断力が必要である。