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◆不定期日記ログ◆

LOG 2014-06

■2014-06-07
ハンバーグさんのこと伯邑考って言うな
 漫画版の『封神演義』を読み返していて、4巻の冒頭で妲己ちゃんがハンバーグを作ったのが「昼メシ」なのに伯邑考の魂魄が飛んだのが「その夜」だということに気づいて戦慄した。
 つまり伯邑考は死後ハンバーグにされたわけではなく……?
 だから……そのう……どういうことなんだぜ?

 ワイフ「時差……?」

 なあんだ時差かよかった!中国大陸広いからな!時差だな!!
 
■2014-06-10
生命の神秘・終焉
 もはや季節は夏。
 春先に気まぐれに植えてからだまって成長を見守ってきたが、どうやら終焉がやってきたようだ。


6月10日
現在のプランター
 ただのオブジェだったサツマイモが急に元気になってきた。
 ジャガイモはアブラムシがついてほぼ全滅。
 ニンニクは結局、にんにくの芽となる部分が出る前に葉を枯らしてしまった。

 サツマイモは引き続きオブジェとするとして、ニンニクとジャガイモを掘ってみよう。


なれのはて
 ニンニクはやはりできていない。一応、元気な奥の2つは残しておくことにする。
 残しておいたところでこれ以上の動きはないと思うが。
 

 ジャガイモは……うわっなんだこれ……


なれのはて
 出るわ出るわプランターいっぱいに小型のイモが!
 あれだけ窮屈に植えたのにこんなになるのかよ……
 ていうかこれ食えるのか?大丈夫なのか?
 浅すぎてうっすら緑色になってる奴は除くとして……
 とりあえずめぼしい奴を洗って乾かして、暗いところに保存!だな!
 
■2014-06-13
13周年
 この13日の金曜日に、どうやら当サイトは13周年を迎えたようです。

 映画『13日の金曜日』をはじめとして、欧米では13は忌み数として扱われている。理由を調べてみるとだいたいキリストさんとユダさんが出てくるが、これは後世のこじつけだと思う。実際は、12という数のスゴさを実感していた古代の人が、そこからはみ出す第一歩である13を恐れたのではないか。誰でもループから抜けて新しい一歩を踏み出すことには恐れがあるものだ。

 しかしこれは12が偉大すぎるだけで、決して13がキリの悪い数字だということを意味しない。
 たとえばトランプは1スート13枚である。最初は地域によってバラバラだった枚数が、いつのまにか13枚という形で標準化されていったようだ。
 なぜ13枚になったかという点については、全52枚が「52週≒1年」を示している、という面白い俗説がある。そういえば1クールは13週だった。4クールやるドラマやアニメは全52話であることが多い。ぜひカブトボーグ各話名シーントランプとか作って欲しい。

 はたしてこのサイトに書かれることが、ループを抜けた新しいものに変わるだろうか?
 アカチャンが生まれたからといって急に育児日記サイトになるようなこともなさそうだし、たぶんもうしばらく変わらないだろう。今後もゆっくり更新していく。
 
■2014-06-17
タイムワープ
 朝、出勤ついでにゴミ出しをしたところ、ゴミ収集場に何もゴミ袋がなかった。
 曜日を間違えたか……?とスマフォを見たが、確かに火曜。燃えるゴミの日だ。
 いったいどういうことだ、先週何かあったのか?俺は訝しんだ。

 最寄り駅に向かう間も違和感は続いた。
 街に人の気配がほとんどない。
 いつもたくさんいる通勤者、通学者の類がまったく見られない。
 さては今日は祝日……?とスマフォを見たが、六月に祝日はない。
 まさかこんな時間にW杯の試合があって、皆それを観ているのか?俺は訝しんだ。

 駅のホームにたどり着いたが、やはり誰もいない。
 そのうえいつもの時間になっても電車が来ない。
 まさか俺だけ平行世界にワープしてしまったのでは?俺は訝しんだ。

 ひととおり最悪の想像をしたあと、俺は恐ろしい可能性に気がついてしまった。
 スマフォの設定を見ると、時刻の自動設定のチェックが外れている。
 オンにしてみたところ、8時を指していた時刻がすぐに変わった。

 ……6時!


 ……確かに今朝は眠かった……だから朝食もとらずテレビもつけず、居間のカーテンすら開けずにギリギリまでフートンの中で二度寝をすることにしたのだ……つまり今朝、俺はスマフォ以外の時計を一切見ていない……眠かったのも当たり前だ、アラームが鳴ったのがいつもの2時間前だったのだから……

 一番の謎は「なぜ時計が2時間ズレたのか」だが、これがサッパリわからん。ニューカレドニアにでも行ったのか?
 少なくとも前日の夕方までは正常だったので何らかの誤操作によるものだと思うが……いずれにせよ「遅れた」のでなくて良かった。
 
■2014-06-29
6月のあいりさん
 あいりさんは泣きながらミルクを飲む。大人になって社会に出たら、泣きながら飲むしかない時だって出てくるんだから、せめて今くらいは笑って飲めばいいのに、と思う。
 ひょっとしたらすでに「消化が一番しんどい」という親の形質を受け継いでいるのかもしれない。だとしたら全力全開で2000%俺の子どもだ!


 生後二ヶ月となったあいりさんだが、まだいまいち表情アイコンの使い方がわかっていないようだ。
 突発的に笑顔になることもあるが、前後の脈絡はなく、リアクションとして使っているわけではない。
 はやく表情アイコンを適切に使用したロールが見たい。

 あいりさんは基本的には無表情で、ご機嫌なときにはひたすら手足を屈伸している。
 前世がプランクトンか何かで、その意識がまだ残っているのではないか、というくらいストイックに動かしている。
 たぶんプランクトン的には「なんなんだこのヒトの体って奴はどうやって動かせばいいんだファック!浮力はどこいった!浮力があれば重力なんて『あー』糞!ファック!また変な声出しちまった!そもそもこのファッキン肺呼吸とかいう奴が意味不明なんだよ!」みたいに荒れているのだろう。それくらい激しい動かし方だった。

 仰向けにして放っておくと、キックの力だけでズリズリと頭の方向へ移動し、安らぎフートンからはみだして後頭部を床にぶつけて泣く。
 我々にできることは、あいりさんのスタート地点をできるだけ後ろの方にすることだけである。


 移動を渇望するあいりさんは、抱いて移動することで泣きやむ。
 5分くらい部屋の中をうろうろしていればそのうち寝る。

 たとえ昼寝をしすぎて、夜になっても目が輝いていて「キラキラしてるじゃねえか!(闇の皇帝)」っていう状態だったとしても、抱えて移動していればそのうち寝る。
 ただし移動をやめてフートンに寝かせると、前述のキック移動を始めるため、そのうちフートンから落ちて泣く。
 あいりさんは完全に寝るまで移動を渇望し続けるのだ。
 前世はプランクトンとかではなく、泳ぎ続けなければ死んでしまうマグロか何かだったのかもしれない。