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◆不定期日記ログ◆

LOG 2022-01

■2022-01-01
ミズノ・エトラ
 バッ謹賀ム新年2022~ッ!
 今年の年賀状はなんかもうサーバー上にあったんでこれでいいよね!

 今年は新海誠監督が3年ぶりに新作映画を公開するそうで、そのニュースを聞いて「天気の子が3年前!??」と椅子から滑り落ちた俺です。
 おかしい、俺の感覚ではあれは去年……多めに見積もっても2020年だったハズ……いやどっちにしろ観てないからまったく定かでないんだが……
 おそらくこれは加齢による相対的な時間感覚の変化によるものだけでなく、2020年にコロナであらゆるものが中止になったせいで時間が強力に圧縮されているせいではないかと思います。そう信じたい。

 またその前の「君の名は。」がさらに3年前の2016年公開で、いやこれも結局観てないんだけど、この年はリオ五輪とか逃げ恥とかが話題になった年で……と調べてもむしろこっちが3年前くらいなんじゃないかという感覚です。
 しっかりしろ。6年前ってことは40周年記念の戦隊が終わるところだから、2016年は動物戦隊ジュウオウジャーで、プリキュアは魔法つかいだ。そのうえフルタ製菓はクソコラ古田織部でエブリワーン♪エブリワーン♪ってCMを打っていたぞ。はるか昔の話だ。

 加齢に伴う時間感覚の変化は恐ろしいですね。でも我々にはニチアサがある。ニチアサを軸として正気を保っていきたいと思います。よろしくお願いします。
 
■2022-01-22
7歳児のアソビ大全
 年末年始ゲーとしてセールされていたSwitchの『世界のアソビ大全51』を買いました。
世界のアソビ大全51
https://www.nintendo.co.jp/switch/as7ta/
 これは「世界の」というだけあって、マンカラとかナインメンズモリスとかチェッカーとかバックギャモンとか、単体で所持するほどでもない「名前しか知らないボードゲーム」が多数収録されているのが魅力です。名前しか知らないので戦略が手探りであり、それゆえ7歳児とも対等に戦えます。

 51というとだいぶボリュームがあるように見えますが、麻雀花札、トランプ系など、手札を隠匿しなければならない奴でオフライン対戦するためには、当然Switch多頭飼いが前提です。2020年というSwitch転売地獄環境においてこれを有効に活用できたご家庭はそれほど多くなかったでしょう。DSのアソビ大全のときとはわけが違うのです。

 あとテレビでオフライン対戦するとき頑なに「Joy-Conおすそわけ操作」しか認めない姿勢も好きになれません。あいつのスティックはひどすぎる。Joy-Conのジャイロ機能を活用したダーツボウリングなどはWiiリモコンからの進化を強く感じられて素晴らしいですが、スティックがおぞいだけでビリヤードトイカーリングなどマトモにプレイできないゲームが出てくることになります。他のコントローラをつなげさせてくれ。
 一応タッチ操作で対戦できるゲームも多数あり、特にエアホッケーが激アツであるという点は認めざるを得ませんが、あくまで我が家のメインストリームである「テレビモードで対戦する」環境での感想なので補足にとどめます。

 そういう仕様なので、4人でオフライン対戦するためにはJoy-Conを2組用意する必要があります。そんなレアな環境においてプレイできるゲームはブラックジャックルドーの2つしかありません。ナンデ!? せめて協力タンクとかスロットカーとかできたのでは!?

 さらに付け加えるならば「完全な運ゲーがなぜか複数ある」という点も首をかしげるところです。ぶたのしっぽたこやき戦争はどれか1個で良かったでしょ……世界一のゲーム会社として、遊び方のヒントに「普段から良い行いを心がけておこう」としか書けないゲームを複数実装したらダメだよ……。


 と、目につく不満点をまず並べておきましたが、だからといってお値段分のボリュームがないというわけではありません。7歳児に将棋やチェスを教えるにあたって満足できるアシストがついていますし、定石をまったく知らないチェスで7歳児と泥仕合するのも楽しいものです。一つのゲームに飽きたら別のゲームにすぐ移れるのも我々の需要に合っています。
 効果音も心地よくリアルに響き、コマを触っている実感を盛り上げてくれます。これはだいぶ気を使って調整したな。

 そして何より娘氏がドハマリしているのがこれです。
#NintendoSwitch
6ボールパズル!
 なぜ「世界のアソビ」にオリジナルルールの落ちゲーが……と思わなくもないですがいまさらなのでやめましょう。『パネポン』『ぷよぷよ』でならしてきたうちの7歳児が最も得意とする種目です。

 5色の玉が3つセットで落ちてくるので、同色を6つ並べて消します。連鎖消しも当然存在しますが、なんと連鎖を組むことには一切のメリットがありません。
 相手を攻撃するためには消す6つの玉を「ストレート」「ピラミッド」「ヘキサゴン」という特定の形に並べる必要があります。これが揃うと自陣の同色玉が全て消え、敵陣に玉が降り注ぎます。

 したがって、開幕は「最速で6つ揃いそうな色に賭けて相手より早く玉を組む」というレースになります。相手より早く組みあがれば、敵陣は降り注いだ玉でめちゃめちゃになり、自陣も同色玉が消えた関係でやや形が崩れ、次は「崩れた陣から形が組めそうな場所をいかに早く見つけられるか」の戦いに移行します。
 カンのいい諸兄はお気づきの通り、先制攻撃を受けると組んでいた途中の形は崩され、かつ玉が降り注ぐタイムラグでの出遅れもあって、一方的に不利になります。実力差があると何もできないまま終わる可能性が高いゲームといえましょう。


 そんなゲームでなぜか娘氏が、何度ボッコボコに倒されても起き上がり挑みかかってきます。
 楽しいのか……? こんな一方的に攻められ続けても……?
 とはいえパパにはハンデがついていて、開幕で色選びに失敗して先制攻撃を許せば窮地に追い込まれることは確実で、かつそこからの形しだいで一気に押し切られることもなくはないため、5回に1度くらいは敗北することがありますし、飽きたらすぐに他のゲームに移れます。それがちょうどいい塩梅なのかもしれません。
 
 なぜ娘氏はゲームで負けてもメンタルを崩さずに戦い続けられるのでしょう。
 本人の性格?
 パパがシステム上のハンデや縛りプレイをすることはあっても決して舐めプせずに全力で戦ってくるから?
 それゆえパパが負けたときに「ギョエエエエ! バカな……この私が……こんな小娘に……」と真に迫る断末魔をあげるから?
 ……まあきっと本人の性格でしょう。いつまでも強メンタルのゲーマーであってほしいものです。