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◆不定期日記ログ◆

LOG 2023-11

■2023-11-01
ちゅぱちゅぱしようぜ!
 チュッパチャップスとかいう飴、あまりにも欧米らしいデザインで売ってるけど、このちゅぱちゅぱした語感はあまりにも日本語の擬音に寄り添いすぎではないだろうか。
宇宙を漂うChupa Chups
宇宙を漂うChupa Chups by BingAI
 だってそうでしょう? アメリカのやつら、唇をチュッてするだけでも Smack! だの Smooooch!! だのいう音が出るんでしょう? 唇が厚すぎんだろ……
 だからきっとチュッパチャップスという名前は日本らしく和訳されたもので、原産国では全然ちがう名前で売られているに違いないぞ。しらべてみよう!

Q:「チュッパチャプス」の名前の由来を教えてください。
A:“チュッパ”はスペイン語で“なめる”という意味です。“チャプス”はスペインで最初にロリポップキャンディに付けられたブランド名です。

クラシエ株式会社 よくあるご質問
 全然違った。
 本場はスペインであり、「なめる」はChupaであり、なめるときの擬音はChupsであった。ちゅぱちゅぱする音がChupaではなくChupsの方だったのは意外だったが、飴をなめるのに唇の厚さは関係ないことが明らかになった。

 あと我々は「チュッパチャップス」って言いがちだけど、公式はみんな「チュッパチャプス」で統一されていることに気がついた。さらに言えばスペイン語では「チュプス」のほうが近いようだ。ChupaもChupsも似た言葉なのだから、「チュ」なら「チュ」、「チャ」なら「チャ」で統一して欲しかった。
 
■2023-11-07
Staaaay Fresh!
 11月6日、てばさき史上初のウデマエS+に到達!!
#Splatoon3 #NintendoSwitch
 スプラトゥーンのウデマエを知らん人は前の日記を参照していただきたい。これはつまり、2015年の初代イカの発売からおよそ100か月かけて、ようやく俺のウデマエが最高ランクに達したことを意味する。
 とはいえ俺自身のウデマエはそう上がっていない。これは単純に試行回数の多さが生んだ結果であり、試行回数を増やすことにストレスがないのが3の環境だというのは前の日記で述べた通りである。

 試行回数を増やすにあたって、俺がとった施策は「全ステージ全ルールで最低1勝する」であった。
 発売から1年たってステージは20個に増えており、4ルール全てやろうとすると結構な長い道のりとなる。特に新ステージ追加直後のPick Up期間を逃すとなかなか埋まらなくなる。やってないステージをメモし、これを全部埋めていった。
#splanet
 それはそれとしてタラポートは閉鎖しろ。


 S+になると、謎のXパワーを賭けて戦うレート戦「Xマッチ」への参加権が得られる。Twitterが𝕏となり、そして俺自身も𝕏となるときが来たということだ。
 Xマッチはバンカラマッチと同じルールで戦うが、Xパワーが数値化される点が大きく異なる。さっそく各5試合して計測してみよう!!
#Splatoon3 #NintendoSwitch
  • エリア(デュアルスイーパー)
    1勝4敗 → 1521.1
  • ヤグラ(ラピッドブラスター)
    1勝4敗 → 1479.3
  • ホコ(スプラシューターコラボ)
    2勝3敗 → 1555.2
  • アサリ(シャープマーカーネオ)
    2勝3敗 → 1614.5
 平均1542.5という結果になった。「2」のころはXパワーが1900を切ると降格を食らっていたため、やはり俺がXとなったわけではなく、Xマッチの門戸が下々の者にも開かれたということだ。「なんかプレイしたことのないモードがある」という状態は好きではないので、これはありがたい。

 とはいえ、「3」ではウデマエS+10以上でないとシーズンをまたいだときにSに戻るシステムなので、来月になるとXマッチ参加権は消滅する。今からS+0をS+10に上げるより、来月またSをS+に上げる方がどう考えても手っ取り早いな。
 
■2023-11-14
洗ってない米のはなし
 もしかしてなんですが、もう若い衆は「米をとぐ」って言わない……?


 店頭で無洗米の「洗わずに炊ける」という表示を見た俺は、米とぎについての認識を新たにせざるをえなかった。なんと一部の家庭科の教科書も「米を洗う」という言い方をしている。
 どうやらもう米は「とぐ」ものから「洗う」ものに変わってきているようだ。「米をとぐ」って言う人はもう「チャンネルを回す」とか言うおじいちゃんとなってしまうのだろうか。

 原因として一番の心当たりはこの「無洗米」の登場である。
 いやまて、だいたい何だよ「無洗米」って……字面だけ見たら「洗ってない米」で意味がまったく逆じゃねえかよォ~~ッ!!

 「無人島」はわかる。無人島は人が無い島だ。だが「無洗米」っていうのは洗うという行為がなされていないのか、なさなくてよいのか、これがわからない。
 この謎のネーミングのせいで「米を洗う」が発生したのだとしたらちょっと黙ってはいられない。というわけで俺は直ちに無洗米を開発している東洋精米機製作所へと向かった! 電子的に。
 そこで俺は無洗米開発者である雜賀慶二氏の想いを知った。
 そもそもの発端が「とぐのが面倒だから」でなく「とぎ汁による水質汚染をなくしたい」というモチベーションだったのだ。
 それゆえ雜賀氏は最初に開発された「瞬間的に米を水洗いして乾かす」という方法を却下し、最終的に「洗わずにぬかでぬかを削る」という方法をで無洗米を商品化したのである。

 じゃあ最初の瞬間的に水洗いするやつは「既洗米」だったのか? ……それはこの資料からはわからない。洗わずにぬかを落としたものを「BG無洗米」と区別していることから、おそらくそれはないだろう。ただ、開発者が「洗ってないこと」に強い意義を見いだしたということは理解できた。それならばもう「無洗米」と呼ぶしかない。

 実際のところ、精米技術の発達で、今では無洗米でない米だって、そう念入りにとがずとも数回洗うだけでおいしく食べられるようになってきている。
 そのうち無洗米のような炊き方が標準となり、念入りにとぐべき特殊な米だけが「とぐ必要のある米」という意味のレトロニムになるであろう。なので「無洗米」という言葉をどうにかしようという行為も、「米はとぐか洗うか」という議論も無駄である。日進月歩のテクノロジーに振り落とされるな。