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◆不定期日記ログ◆

LOG 2014-09

■2014-09-16
生命の神秘・再生
 ベランダのプランターの話。

 8月末の涼しさのせいか、スイカは完全に死滅してしまった。
 小さな葉が5つくらいついたが、それ以上の生育は難しかったようだ。
プランタースイカ
左は秋を予感させるサツマイモの様子


 遅れて生えてきた芽もこの気温では風前の灯火。
 もうひと思いに引き抜いてやろう。
 引き抜いて……アレ?

殺伐としたプランターにジャガイモが!
ス……スイカじゃない!

 ま、まさかこいつは……ジャガイモ!?
 掘り損ねていた奴がふたたび芽を出したというのか!?
 連作障害を超えて……何度われわれの前に立ちふさがるというのか!ジャガイモ!
 
■2014-09-22
正解はアグナパレス
「うたプリのセシルの出身国ってなんだっけ……あぶらパレスみたいな奴」

「なにそのロコツな産油国アピール」
 
■2014-09-23
おしゃれ
 Pさんのどうしようもない点は列挙したらキリがないわけだが、俺からひとつ確実に言えるのは「黒猫すぎてカメラのオートフォーカスが合わない」という点である。
 このまえ実家に戻ったら見事それが解決されていた。
梨
おしゃれ
 ああーっ白と黒のコントラストの強さがAFを強力にサポートするーっ……
 ……ナンデまんざらでもない顔してんのおまえ?
 
■2014-09-29
9月のあいりさん
 あいりさんの笑いのツボの移り変わりは早い。
 一昨日狂ったように笑った「いないいないばあ」も、昨日はなぜか驚きのあまり体を跳ねさせて泣き、今日は曖昧なリアクションしか見せない。
 あいりさんをあやすのに鉄板という言葉はないのだ。
 なお現在はポリ袋をカサカサするのがブームであり、手元に置いておくとずっとにぎにぎくしゃくしゃしているので大変可愛い。


 あいりさんはまた注射を打ちにいった。
 すでに先客が大勢いて、小児科の一室からは、少女の悲鳴にも似た叫び声が、聞こえるとか、聞こえないとか。
 この一室では身の毛もよだつ医学の芸術……裸の赤子に迫る惨劇……窓に映る防疫儀式……
 あいりさんは状況が予測できないらしく、先客の絶叫を聞いてもご機嫌であったが、実際に注射という段になると、あまりに泣きすぎて涙が前方へ向かって勢いよく発射された。
 壁に飛び散る涙のしぶきが「助けてくれ」と叫んでいるのさ。


 そういえばベビーカーをレンタルした。
 これによっておでかけが容易になったので、さっそく電車で山本二三展を見に美術館まで行ってみた。
 あいりさんはおおむね静かにしてくれていてよかった。
 展示内容もラピュタとかもののけとかの背景が満載で非常に満足だったが、最後に社会の教科書の「縄文時代の生活のようす(想像図)」が出てきて仕事モードに引き戻された。


 あいりさんをベビーカーにのっけて動物園に行ってみた。
 色合いが地味なやつとか、あまり動かないやつに対してはほとんど視認できていないようだった。でかくて動き回るヒョウとか、コントラストがハデなペンギンなんかはわりとよく見ていた。
 そのうちあいりさんはねんねしてしまったので、本人の知らないうちに「知能レベルであいりさんがギリギリ勝てる動物は何か」というテーマで協議をした。
 スローロリス君あたりには勝てそうな気がしたが、こいつは┌(┌ ^o^)┐みたいなハイハイができるし、手づかみでモノを食べられるのでやや分が悪いと思った。
 閉園間際まで楽しんだが、閉園BGMが「別れのワルツ」でなく「蛍の光」だったので驚いた。これでは閉園でなく卒業してしまうではないか。俺は「動物園」を「卒業」する……!別れのワルツと蛍の光の違いについては各自ググってほしい。
 なお、この日のあと1日だけあいりさんにゴリラブームが来たことを付け加えておく。


 あいりさんは指しゃぶりがさかんになった。
 しゃぶっているのは主に親指だが、ときおり人差し指と中指をそろえてつっこんでいるときがある。
 あまりそれで喉の奥まで深追いするのは危険である。父は幼い頃、どこまで突っ込めるか試した上、盛大に吐瀉した酸っぱい思い出がある。一度スイッチを押してしまうと、自分の意志ではもう嘔吐は止められないのだ。興味本位で深追いしてはいけない。父からの経験豊富な大人のアドバイスだ。

 器用さもだいぶ上がってきて、両手を組んで両方の指の親指を同時にしゃぶるなどの技を見せるようになった。困ったことにミルクを与えているときも、強引に哺乳瓶の横から親指をねじこんできて、ミルクと親指を同時に吸おうとする。最終的には「指しゃぶりの邪魔」と哺乳瓶をつかんで引きはがしにかかるのでたちが悪い。もはやミルクより親指が好きか。

 ミルク拒絶法もだんだん手が込んできて、先日ついに足まで動員して哺乳瓶を払いのけようとしてきた。
 だが負けるわけにはいかぬ……わしの実力と比較しておぬしの力は赤子に等しい……圧倒的な力の差を思い知るがよい。父はそう言ってミルクをぶちこみ続けるのであった。


 以上、生後5ヶ月を迎えたあいりさんの記録。