Oneside Flat Web

◆不定期日記ログ◆

CATEGORY ギヨーム連絡

■2024-06-13
23周年
 弊サイトは23周年を迎えた。
 23……23というと……もう数字で何かこじつけるのも難しくなってくるが……アッ、東京の特別区が23区だ。

 ちょうど娘氏が「47都道府県の名称と位置」を学ぶ学年なので書いておこう。
 小学4年生の社会科においては、白地図に全国の都道府県名を入れる力が求められる。そして中学校になるとこれに都道府県庁所在地が加わる。
 したがって、そういった力をはかるための小テストのようなものが行われるわけだが……

 俺がずっと気持ち悪いなと思っているのが、そういったテストで「東京都の都道府県庁所在地」に何と書くべきかということだ。
 答えとしては、帝国書院の地図帳には「東京」と書いてあり釈然としない。

 東京都の公式見解では、

 結論から申しますと、
1.都道府県庁の位置は、条例でこれを定めるよう、地方自治法で定められている。
2.東京都では「東京都庁の位置を定める条例」により、東京都新宿区西新宿二丁目と定めている。
 ということになります。

東京都 政策企画局
 となっており、上記のページでは国土地理院が「東京の23区は市町村ではないので名称を記載していないが、便宜上東京23区の総称として『東京』という表示をしたのではないか。」といっている。
 あわせて「昭和18年まで東京市が存在していた名残」という可能性も示されている。要は過去の話だ。

 東京23区が、我が静岡市の葵区・駿河区・清水区とはっきり異なるのは、選挙で選ばれた議会と区長を持っている点だ。なので俺は、東京23区をそれぞれ市町村のような存在と捉えて、東京都の都道府県庁所在地は「新宿区」で良いと思う。
 だって都道府県庁所在地を比較したときに、東京23区が全部合わさって襲ってくるのはあまりにも大人げなくない? そりゃ確かに独立した消防や警察を持っていないという違いはあるけど、予算を独自に持ってるんなら1区で勝負してくれよ。
 
■2024-06-08
6月のアップデート
 まもなく23周年を迎えようという弊サイトであるが、ここらでちょっと仕組みに手を入れようと思う。ときどきアップデートをしていってやらないと、温かみのある手打ちHTMLでサイトを公開している意味がないからな。

 本当は23周年の日に合わせて変えようかと思っていたが、もはや周年にそこまで意味がないのと、先月末にロマサガRSくんが5.5周年記念イベントのアプデをしようと思ったらApple Storeの担当者が寝ていた[嘘]ためメンテ明けが丸2日遅れた事件を受けて、早くできるもんなら余裕のあるうちにやっちまおうという気持ちになったからだ。

 主なアップデート内容は以下の通り。

■ダークモードの実装

 ダークモード対応は正直やるつもりがなかった。まず、もともと白背景でないためそこまで画面が明るくない。次に、新しいコンテンツを立ち上げたときの見た目の確認の手間が倍になる。そしてなにより、俺の文章を黒背景にすると完全にあのころのテキストサイトの匂いになってしまう。
 さらに言うと、弊サイトの想定する主な読者層は……未来の俺である。俺はスマホンをダークモードで使っている。未来の俺もダークモードを使うだろう。こうなるとダークモードはオマケではなくメインになってしまう。納得の行く配色ができなければダークモードは追加できない。

 だが、この機会に、webサイトに使っている色を整理しておくのも悪くないと思うようになった。新しいコンテンツを立ち上げるときも、使う色が決まっていたほうが余計なことを考えずに済む。なのでやった。
darkmode光と闇
 普段スマホンやPCのブラウザをダークモードにしている人は、突然変わり果てたカラーリングを見て「突然西暦2000年のテキストサイトに迷い込んじまったーッ!!」と思っているだろう。すまない。でもあのころより彩度を抑えているから、夜中にフートンの中で見てる人には目にやさしくなったかも。

■関連エントリの作成

 検索での流入がメインでありながら、ときどき単体のエントリでは成立しないネタがあるのを心苦しく思っていた。現代人は忙しいので、わざわざ前後のエントリを月ごとに見ていくことはない。
 これは文中からリンクを張ることである程度は緩和できるが、一覧したほうがよいものもある。例えばMOTHER1+2の記録とか。
 このリンク先にある「関連エントリ」と称する4桁の16進数をクリックすると、それらを一覧する。今後増えるかどうかわからないが、タグのさらに細かいものとして運用できるようにしておく。

■リンクページコーナーの削除……を思いとどまる

 ずいぶん前からもう、インターネットには「サイト単位でリンクをしよう」という文化がない。ブログアンテナですら今や検索すると「アンテナ業者のブログ」や「アンテナ愛好者のブログ」などが普通に1ページ目に出てくる始末。別に交流をしたいわけではないし、リンクは役割を終えたのではないか。

 だが消せなかった。役割を終えたというならテキストサイトなどとっくに役割を終えているではないか。役割を終えたかどうか決めるのはインターネットではない、俺だ! どんなサイトを読んでいるか、影響を受けたか、お付き合いがあるか、表明しておくのがテキストサイトの文化だろうが!
 なので、大昔に更新が途絶えたもののみ整理して、リンクはギリギリ残した。

■トップページにランダムエントリ枠を追加

 最初はリンクページコーナーを削除し、その空いたスペースを埋めるものとして製作した。リンクの削除はやめたが、せっかく作ったので、ランダムエントリも載せておくことにした。
 これは高性能AIが読者諸兄の好みを判別し……いや嘘だ。ランダムって言ってるだろ最初から。これは更新などのたびにランダムで差し替わる。トリガーは手動である。

■外部リンクのアイコン追加

 これはちょっと前に先行実装したのでお気づきの方もいらっしゃるかもしれない。今まで弊サイト内のリンクなのか、外部サイトへのリンクなのか、行ってみないとわからなかった。これではユーザーにフレンドリーではない。なので、本文内のリンクについて、自動的にアイコンが出るようにした。
 こういうこともcssで自動でできてしまうし、アイコンもsvgで勝手に大きさを1字ぶんに調整して出てきてくれる。良い時代になった。


 これらの作業をするにあたって、ChatGPTがとても役に立ったことを特筆しておきたい。先日述べた、特定の関数を書いてもらうだけでなく、弊サイトで使用しているカラーコードのリストを渡して、その色をブラウザで見るためだけのhtmlを書いてもらったりもした。非常に助かる。
 まだ対応しきれてない部分があるかもしれない。ぼちぼち直していくので暖かく見守ってほしい。
 
■2024-04-27
俺とフォントとWin11
 職場にWindows11がやってきた。
 まさか私用しているパソコンよりも早く、職場のパソコンがWin11になるとは思っていなかった。サポートが終わる前に自宅のほうもなんとかしなければなるまい。

 Win7から10になったときと比べて驚きは少ない。バージョンが上がるたびに設定の場所があっちこっち移動しまくるのは恒例だが、とりあえず検索窓からコントロールパネルを呼んどけば間違いないのでその点はよかった。
 働く場所が変わっても部内のパソコンの設定は俺の仕事に変わりはない。キッティングサービスの料金と俺の時給を天秤にかけた形だ。まあたいした台数ではないので全部やる。新品の同機種なのだから同じ作業を黙々とやるだけのはずなのだが、なぜか設定の細部が違ったり、エラーで止まったりする。みんなちがってみんなだめ。


 設定を終えたころ、俺は微妙にwebサイトの見え方が今までと違うような気がして、職場から弊サイトのレイアウトを確認してみた。
 ディスプレイの解像度が上がったせいか、本文のMSゴシックがあまりにも貧弱に見える。これはさすがにまずい。

 弊サイトの書体についてはずっとアンチ・アンチエイリアスでやってきた。なぜなら游ゴシックとかのリッチな書体にすると、古代のテキストサイトの産物である俺の駄文が、光り輝くうんこみたいになって恥ずかしいからだ。俺のようなインターネット化石にはMSゴシックがお似合いなんだーッ!!
 ……とはいえもうWindowsからのアクセスの割合は50%を切っているし、パソコンもフルHDが当たり前となった。もはやそのこだわりを捨てるときが来たようだ。

 なので恥を忍んで、本文の書体からMSゴシックを一掃することにした。ううッ恥ずかしいッ! 急に若作りしはじめたオッサンだと思われる! 違うんだこれは……違うんだッ!
 ついでに行間や各種要素の空白を広げたり、字間詰めを行うfont feature settingsを試してみたりという調整を行い、一応の言い訳を整えた。しばらく見づらい部分がないか確認を進めていく。恥ずかしがっているヒマはないな。
 
■2024-01-01
キ・ノエタ・ツ
 バッ謹賀ム新年2024ッ!
 スゲーッ爽やかな気分だぜ。
 正月元旦に噴上裕也を病室からブッ飛ばしたあと新しいパンツに履き替えた東方仗助のよーによォ~~ッ!
ume pipi
平常運転の鳥たち
 
 2023年はひどい目に遭いましたね……。まさかレンタルサーバー業者の応答が無くなってイチから出直しになるとはね……。
 そのうえ、twitterの挙動がヤバくなったと思ったらなんか金持ちのオモチャになってしまうという悲しい事件も起きましたね。まあXになる前からヤバいにはヤバかったわけで、かつては災害時の情報インフラとして信頼されていたのが嘘のようです。
【一月一日夜追記】
 とか書いていたら、早くもその災害時の情報インフラが必要な事態になってしまった。長年かけてウカツ者を排除してきたXのタイムラインはともかくとして、「トレンド」や「おすすめ」には青バッジによる真偽不明の動画・画像・救助要請が飛び交っており、当事者になったときのことを考えると暗澹たる気持ちになる。そもそも重くてそのフェイクくせえ画像が読み込まれてねえんだよ!
 南海トラフを控えた身として、さしあたりmisskeyとタイッツーで信頼できる一次情報を発信するアカウントをいくつかフォローし、ウカツな拡散を行うアカウントのフォローを外すなどの自衛措置を行ったが、長年それを繰り返してきたtwitterのタイムラインに及ぶものではない。現状、日本のことなんか知ったこっちゃない金持ちの道楽に非常時の情報源を握られているという状況を再確認した。
 予告なく閲覧制限がかかるような前例があれば企業もプロモーションを打ちにくくなるでしょうし、我々はこれからSNS大戦争時代に生きていかなければなりません。

 さしあたって企業はインスタのアカウントに切り替えていくのではないかと思い、去年アカウントを作ろうとしたのですが、平然と電話番号を要求されたせいで側頭部に強い打撃をうけて卒倒しそのまま心肺停止してしまいました。META社のリアルもネットも誰でも彼でも繋げようとする思想には全く賛同できません。
 こうなると当然threadsにも登録できません。まあFediverse構想によって、ひとつの運営に縛られない分散型SNSが実現すれば、ほかのSNSからthreadsの人をフォローすることも可能になるんでしょう? なら無理に登録しなくていいや。


 そういうわけで去年はMisskey.ioとタイッツーのアカウントを作成して、SNS大戦争時代に備えることにしました。そうなると当然、弊サイトの「ツイートする!」のボタンも多種多様にしていかなければなりません。とはいえあらゆるSNSのシェアボタンを用意するのは、メンテナンスコストの面で現実的ではありません。

 なので「URLをコピー!」のボタンで、タイトルとURLの文字列をクリップボードに送れるようにしました。ツイートボタンは語呂が似ているタイーツボタンになっています。
 古いブラウザだとどうなるかわかりませんが、さしあたりPCでもスマホンでも稼働はしているようです。今年はこれで行きたいと思いますので変わらぬご愛顧をお願いいたします。
 
■2023-06-13
22周年
 本日、弊サイトは22周年を迎えました。
 あなたは22歳のとき何をしていましたか? わたしは大学生で、おしらっさんから竹の水鉄砲を貰っていました。そんなことも調べられてしまう。そう、ワンサイドフラットならね。

 インターネットの発達とともに歩んできた我々くらいの世代だと、どのタイミングを起点に周年を祝うのかが曖昧になりがちです。
 実際、自作のhtmlを初めてサーバーに乗せたのは24年前になりますし、日記のページを作ったのは6月でなく4月になります。

 この22周年というのは、サイトの名称が「ワンサイドフラット」になって本腰を入れて更新しはじめたときを起点にしています。
 よく考えたらその後「ワンサイドフラットウェブ」に改題しているため、そこでカウントをリセットすべきではないか? という考えに至りましたが無視しましょう。

 なお「日記ログが10月からなんだが?」という点につきましては、その頃はRPGツクールのゲームや音楽などの成果物を置いておくためのサイトであったので、テキストもオマケにすぎず、したがって日記ログをアーカイブしていなかった、という経緯があります。まあそんなこと気にする人はいませんね。


 せっかく22周年なので22にちなんだ話をすると、タロットの大アルカナが22種類ですね。
 星とか魔術師とか隠者とか法皇とか、皆さんは何をきっかけに知りましたか? いま順番をだいぶ恣意的にしたので「ジョジョ3部」としか答えようがないとは思いますが、大アルカナをジョジョで知り、四神(玄武とか青龍とか)を魔界塔士で知ったやつはだいたい友達といえるでしょう。末永く宜しくお願いします。
 
■2023-02-03
ワンサイドフラットの滅亡と新生
 2月になり突然、http://one.cside.to/flat/ が応答しなくなった。

 前兆がなかったわけではなかった。2年くらい前にサーバーの障害でアクセスができなくなったとき、シーサイドネットのサポート対応がほぼ機能していない、という噂は聞いていた。

 だが……俺はシーサイドネットのこの「cside.to」というサブドメインをいたく気に入って、2002年より20年にわたってこのアドレスに情報を蓄積し続けてきた。
 ドメインを持たぬ者がサーバーを引っ越せば、この20年に受けてきたリンクをすべてリンク切れにすることになる。

 あまりにも重い。検索順位なんかはもうスパッとリセットされて構わないが、ここまでリンクしてくれた人たちとのつながりを切る決断は重い……そう思っているうちにサーバーは障害から回復したので、そのとき俺は現状を維持してしまったのだ。

 しかし今回の障害はなかなか回復しなかった。
 ダメ元でメールを送ってみたものの、噂通り反応はなかった。
 なにより悲しかったのは、この障害についての情報がまったくなかったことだ。cside.toには他にもダウンしているサイトはあるのに、誰も……誰一人としてTwitterでそのことを問題にしていない。もうcside.toのサーバーの安否を気にしているのは、この世界で俺だけだった。
 シーサイドネット、もうとっくにお前は死んでいたんだな……。


 悲しんでばかりはいられない。
 さしあたって引っ越し先を検討しなければならない。再建だ!

 とはいえ、今、WordPressなどのブログシステムも使わずに、温かみのある自作htmlでホームページを公開する人間は極めて稀である。したがって、ほとんどのレンタルサーバーは俺にはオーバースペックになる。
 スペックを絞ればサーバーのレンタル費用はかなり落ちる。
 そしてその浮いた費用で、俺は次の20年のために、自分のドメインを持つことを決めた。サーバーを引っ越しても変わらない自分の住所を持つ決意。あまりにも遅い決意だった。


 俺はさっそくレンタルサーバーとドメイン取得がセットになっているサービスを洗い出した。有名どころだとさくらインターネットとかロリポップとかがやっている。
 ドメインは申請費よりもランニングコストになる更新料のほうが大事だが、それはケースによってだいぶ違うということが分かった。せっかくなので.directとか.plusとか変なドメインを使ってみたかったけど、どれを見ても.comとか.netが一番安い。理由は謎だ。

 そして、価格を比較検討しているところで「スタードメインでドメインを取ると無料でサーバーが付いてくる」という情報が舞い込み、それが決定打となった。

 onesideflat.netの誕生である。

 ドットコムはなんか恥ずかしいのと、元々商用(commercial)のためのドメインであるという歴史的経緯から避けた。俺はドットネットで行く!
 てゆうか、今なら年額1500円ちょいで独自ドメインとホームページのスペースが手に入っちゃうんだな。みんな作れよ個人サイト。


 さらに……どうせ過去のURLを捨てるのなら、これを機にSSL化をし、httpをhttpsにするべきだ。弊サイトで通信を暗号化するメリットは何もないが、ブラウザに「安全ではありません」というクソ警告を出されたままでいるのは気分が良くない。
 幸い、スターサーバーは無料SSL証明書であるLet's Encryptに対応しており、面倒な手続きをしなくてもワンボタンで適用できる。

 https://onesideflat.net/の誕生である。

 ひとまず最低限のコンテンツを移行した。様子を見ながら動的コンテンツとリンク切れの修復をしていこうと思う。
 リンクページの修正をお願いしますっていうセリフを20年ぶりに言ってみたいけど、いまやリンクページを持つ人が存在しない。Googleさんに知らせる以外に手はない。

 あとは……ここまでリンクをくれた人たちにお知らせしたいので、せめて契約終了日までにシーサイドネットが復活してくれるといいんだけど、ひょっとしたらダメかもしれない。弁護士を雇ってまで返金手続きをしようとも思わない。20年も付き合ってきたしな。
 
■2022-09-27
レスポン・シブロゴ
 当サイトのタイトルロゴが新しくなりました!!
 (変わってねえよっていう人はキャッシュを削除しなさい)
onesideflatweb logo
 長いこと、「webサイトを持つものとしていつかはタイトルロゴをSVGにしたいものだなあ」という憧れを持っていました。
 SVGというのはスケーラブルなベクターグラフィックのことで、つまりビットマップではなくベクターでグラフィックを描いているため、スケーラブルなのです。
 何を言ってるのかわからない人は、PCブラウザであれば幅をグリグリ変えてみて、スマホンであれば画面を拡大縮小してみていただければわかると思います。ビットマップでないので拡大してもボケません。どのような大きさであっても決してジャギらないことを求められるこの大レスポンシブ時代において、SVGというテクノロジーは有効なのであります。

 しかし、SVGファイルを作るためには、IllustratorやInkscapeなどのドロー系グラフィックソフトに習熟する必要があります。イラレは仕事でまれに使いますが、完全に独学なためこれでイチから複雑な線を描くのは難しいことです。
 そこで私は直ちに御白州氏に貢ぎ物(お中元)を贈り、お仕事を依頼することにしました。ロゴタイプはなんか最近シンプルなサンセリフ系フォントが流行ってるっぽいのであまりいじらず、「こういう感じのロゴマークを付加して」という素案をくっつけてお願いしました。

 するとなんということでしょう。プロのデザイナーとしてのご提案が山ほど届いたではありませんか。
 特に素案ではオミットした「ワンサイドがフラットである感じ」を表現するための匠のサプライズがドッサリと盛り込まれており、あやうくカフェてばさき……ないしはカットサロンてばさきが開店してしまうのではないかというところまでオシャレが突き進んでいきましたが、直ちに開催された脳内てばさき会議の結果、段差を表現したこのロゴに着地いたしました。ありがとう御白州氏!

 SVGであるので、テキストファイルとして開いてスタイルシートでいろんな悪さをすることができます。しかしまあ特に悪さをする必然性もないので、まずは前述の無限解像度の恩恵を浴びまくっておこうと思います。試しに無駄に光らせて遊んでみましょう。
 faviconもSVGにしてしまえば、もうマルチサイズアイコンとか用意しなくていいので最高ですね!


 これであとはhttps化してクソ邪魔な「安全ではありません」等の表示を抹殺できれば一人前なのですが、まあwebが安全ではないのは常識ですし、双方向コンテンツがほぼない弊サイトで常時SSLにするのは手間と利点が釣り合わないので、しばらくは対応しないつもりです。
 
■2022-06-13
21周年
 弊サイトは21周年を迎えた。

 21年も「Wing/手羽崎一郎」というハンドルネームで活動をしていると、もはや本名よりもこちらのほうがなじんでくる……という話は19周年のときにすでにやりましたよお爺さん。すまんのう、もうドッグイヤー換算で147歳に相当するので同じ話を何度もしてしまうんじゃ。
 しかしもう一度、その話をする理由ができてしまったので、する。

 21年もハンドルネームで活動をしているとどうなるか。若い人がこれを読んでいたら想像してほしい。
 まず何人かの「ハンドルネームで呼び合いつつもオフラインでの付き合いがある友人」ができる。
 そのうちいくつかの関係が「ハンドルネームで呼び合うまま互いに家庭を持った友人」に変わる。
 さらにそのうちいくつかが「互いの家庭に同じくらいの年齢のお子様をもつ友人」になる。
 そして互いのお子様同士が顔を合わせ、遊ぶ機会もある。そういったお子様たちと直接会ったときには、俺の存在は「アイチャンのパパ」で通すことができたし、それが自然な形であった。

 ところで娘氏はデジタルネイティヴであり、したがってLINEでグループ通話をつないで、フレンドとマリオカート8のオンライン対戦を行うこともなんら特別なことではない。この場合のフレンドとは、前述のご家庭のお子様たちである。
 まだお子様たちにLINEやニンテンドースイッチオンラインの運用を任せるのは難しいので、ホストとして俺が参加することになる。

 このとき当然マリオカートにエントリーしているのは「てばさき」であり、音声通話で顔も見えない以上は、向こうのお子様も俺のことを「てばさきさん」と呼んでくる。
 果たしてコロナ禍が明け、再び友人のお子様たちと会ったとき、俺は「アイチャンのパパ」に戻れるだろうか? 年の離れたゲーム仲間である「てばさきさん」として認識されてしまうのは、娘氏にとって良くないような気がする。大丈夫だとは思うが、このままホストを続けたらどうなるかはわからない。
 自分の親世代のハンドルネームをどう扱うかなんていう問題はこれまでの人類史に出てこなかったので、対策や正解というものはまだ確立していないのだ……。

 というかそもそも、娘氏すらゲーム中の俺のことを「てばさきさん」と呼んでるのは何かおかしくない!?
 19周年の時の日記でも確かに娘氏は俺のアバターをさして「てばさきさん」と呼んでいるので、なんらかの切り分けができている可能性を信じるしかない。
てばさきMii
常に口が半開きのてばさきさん

 しかし……現在はこれが居住地の離れた他県の、もともとハンドルネームで呼び合う相手のご家庭だからよいものの、これが同じ小学校のお友達だったらどうしたらよいのだろう?
 このハンドルネームには21年の積み重ねが紐付いている。21年分もテキストがあれば、検索を駆使して名前からこのサイトにたどり着く可能性もゼロではない。てばさきさんというネット上の存在が、娘氏のリアルの生活に影響を及ぼすのはよくない。もう娘氏には娘氏の社会性があるのだから、それが「てばさきさんの娘」に連結されてしまうことは避けねばならない。

 そういうわけで、ある日突然俺のニンテンドースイッチのアカウント名が「パパ」に変わるかもしれない。そうなったときにはいろいろ察して特にツッコまないでください。
 
■2021-06-28
20周年
 サイト開設20周年だー!
 ……2週間前にな!!

 なんと20周年という盛大に祝うべき区切りを完全に忘れてしまっていた。仕方ないだろ資格試験の勉強してたんだから。慣れないことしてたもんでここで何かしようって発想がなかったんだよ。

 とはいえ今月中に何か書いておかないと、来年うっかりこのことを忘れて20周年を祝ってしまいそうな気がする。書いておかないと忘れてしまうのだ。
 「書いておかないと忘れる」……これは試験勉強を久しぶりにやって痛感したことで、やはり画面上の情報を見て回るだけでは記憶はすぐに揮発してしまう。勉強をするなら何かしらの形で自らアウトプットをしておかないといけない。
 なのでこういうアウトプットの場を持っておくことはとても大事なことで、だから俺はほぼ自分のための記録を20年も続けているのだ。

 「書かなければ覚えない」という話をしたばかりの今のうちに告白しておくと、俺は自分の現在の年齢をこのサイトを使って調べたことが一度や二度ではない。書いても忘れる。みんなweb上に外部記憶装置を持つべきだと思う。クラウド記憶で君もデジタルトランスフォーメーションせよ。
 
■2020-06-13
19周年
 弊サイトは19周年を迎えた。夢を描いたテストの裏を紙ヒコーキにして明日に投げ続けていたら、いつのまにか俺の人生の半分がこのサイトとともにあるということになった。

 アレクサンドリアのディオファントスは、一生の6分の1は少年で、12分の1ののち髭がのび、7分の1たってから結婚し、5年たってWebサイトを開設したが、サイトは彼の人生の半分しか続かず、サイトを閉鎖して4年後に、彼はその一生を終えました。さてディオファントスは何歳まで生きたでしょうか。


 人生の半分以上をweb上で活動するようになると、もはや本名よりもこのWing/手羽崎一郎というハンドルネームのほうが馴染んでくる。
 だいたい本名なんて自分でつけたものでもないし、出生時についた名前を本名として一生名乗り続ける文化も、たかだか150年くらいの歴史しかない。

 そしてこの本名ってやつ、個人の特定に使うにはあまりに脆すぎる。同姓同名はあるし、異字体は無限に増えるし、欠陥だらけだ。ホイホイ変えられないのがハンドルネームと違うところだが、これも社会に出ると婚姻で変わる例に何件もぶちあたる。そして変わった時にめちゃくちゃめんどくさい思いをするはめになる。
 やはり人間は番号で管理されるべきなのだ。そして戸籍など個人特定が必要な業務がマイナンバーに代替されていけば、もはや戸籍上の本名にこだわる理由はない。
 家族と過ごすとき、友人と過ごすとき、職場で過ごすとき、人はそれぞれのペルソナを使い分けている。それなら時と場合に応じて名前を使い分けても良いはずだ。

 そのうち、家では本名、趣味では雅号、職場では源氏名で通すようなライフスタイルが出てくるかもしれない。
 もう俺については娘氏が幼稚園で先生に「きのうどうぶつの森で、てばさきさんが○○をつくった」とか報告してるらしいので何も怖いものはない。はやく時代のほうが追い付いて来てくれ。
 
■2020-05-03
アイをキャッチしろ
 今年のゴール田ウィークはがまんウィークだということでどこにも行かないことにしたんだが、かといって何もしないのも充実感がないのでまた日記のシステムに手を加えることにした。

 具体的にはTwitterなどで記事を共有したときに日記に貼られている画像がアイキャッチとして読み込まれるようになった。最近は画像を貼り付けたエントリが多いのでいつかやろうとは思っていた。
 仕様としては機械的に最初に出てくる画像を渡すだけである。したがって大きさや縦横比はまったく考慮されておらず、どのような形で表示されるかまでは責任を負っていない。アイキャッチだけを目的として画像を使うことはほぼないので、画像がオチになっている日記はちょっと残念な形になるだろう(実際そういうblogを何度か見たことがある)。

 OGPなのでTwitter以外にもFacebookなどで共有したときに働いてくれるはずだ。Twitterしかやってないのでよくわからないが。
Djungarian
仔ハムスター
 とりあえず試験的にアイをキャッチしそうな写真を貼っておこう。仔ハムスターは3Bの法則のうちビーストとベイビーを満たすので最高に目を引きやすい。あとはビューティであれば非の打ちどころがないが、この子がメスかどうかはこのとき確認しなかったのでもうわからない。
 
■2019-06-13
18周年
 弊サイトは18周年を迎えた。すなわち俺がこの記録をつけはじめたころ生まれた赤子が、もう立派に選挙権を持つ年齢になったということだ。選挙権にともなってそのうち成人年齢も18になっていくだろう。変わりゆく街は明日なき無情の世界。弊サイトも変化しなければならない。

■docページの改装

 これはたいしたことではない。[Doc]ページの内容がだんだん無駄に縦長になってきたので CSS Flexbox でまとめた。レスポンシブ対応がめんどくさくて消し去っていた一部のテキストも、昔のスタイルシートのまま復活させている。
 そもそもこういう「日記とは別枠の長文テキスト」をまとめておくという習性がブログ世代にはあるまい。いわんやTwitter世代をや。まとまったコンテンツは分離しておくという古のテキストサイトのおくゆかしいインターネットしぐさである。

■カテゴリー表示の実装

 弊サイトの各日記エントリにはタグがつけられており、検索窓から検索することでそのタグのついた日記を抽出することはできた。
 しかし各種ブログシステムでは「そのカテゴリーの記事のみを新しい順に表示する」という機能が当たり前であり、それで件数が増えれば2ページ目3ページ目が生成されるのが一般的な処理である。今回[育成記]タグのエントリ数がいつのまにか日記検索に表示される件数をブッチぎっていることに気づいたため、この機能を実装した。
 どうせページめくりのUIを作るのならいまの検索結果につけるだけでいいんじゃない? とも思ったが、やはり日記全文を表示させないとカテゴリー表示っぽくないだろう。

■コメント装置のバージョンアップ

 正直SNSの発達したこの令和の時代に、ブログのコメント欄を解放するメリットはほとんどない。どう考えてもリスクのほうが上回る。こんなクイズシステムを搭載したのも海外botの広告爆撃を受けたからだし、仮にガチで行儀の悪い奴が現れたら不毛な対応に追われることになるだろう。
 しかし掲示板を設置するのは古の個人サイト運営者の基本スキルだし、それを改造掲示板にすることから俺のWebプログラミングは始まっている。その歴史を大切にしたい。そういう想いだけで双方向性コンテンツを設置している。
 そういう割にはいままで「記事へのツッコミ」しかできず、サイト全体についてのコメント、要は本来の掲示板のような使い方はできなかった。なので記事を特定しないジェネラルな投稿ができるようにした。

 [Com]から総合投稿フォームに行けるようになっている。クイズも地味に増えているので試験的に何か書き込んで行って欲しい。特に書くことない人は好きな武器の名前でも書いてくれ。
 
■2019-04-28
どうする?幼児のおこづかい
 まもなく5歳児となる娘氏が、200円のガチャガチャを回したくて回したくて泣いちゃったことをきっかけに、我々は真剣におこづかいについて考え始めた。

 娘氏はもはやガチャの内容よりもガチャを回すこと自体に価値を感じているのではないか? これはよくない。「射幸心をあおるのは健全な経済的風俗を害する」と最高裁判所も言っている。射幸心をあおられて冷静さを欠いてはいけない。だからとて全てを遮断するのも健全とは言い難い。己の内なる射幸心を御するべし。手綱を握るのは、己自身。健全な経済的風俗を形成しなくては!!

 しかし5歳児におこづかい制を敷くためには様々な障壁がある。まずおさいふをなくす。お金のカウントもできない。そのうえ世はまさに大キャッシュレス時代、ご両親のおさいふに毎日おこづかいとして渡せる小銭が都合よくあるとは限らないのだ。

 ならばそのキャッシュレス時代にふさわしい電子的なおさいふを作ればよい。
 というわけで、まだおさいふを持たせるには早い年齢のお子様のための電子的おさいふを作りました。
こどもウォレット
http://onesideflat.net/wallet/
 出先でスマホンの画面を見せて使用することを想定して作っています。
 既存のアプリだともうちょっと対象年齢が上っぽいし、ご両親で共有しにくいんだよね。
 アカウントを作るのも消すのも一発のガバガバセキュリティなので、気楽にお試しください。


 ここからいつもの技術的な余談。
 今回はHTML5の要素をモリモリ入れて作っているので、ガラケーのことをまったく考慮していません。すまぬ。特にスライダーで色が変わる挙動はいつか試したかったのでとてもよかった。
 いにしえの個人サイト制作者にはぜひ聞いて欲しいんですが、昔は色の指定がRGBでしかできなかったのが、なんと今はHLS(色相・彩度・輝度)で指定できるうえ、変数まで使えるようになってるんですよ。これなら色相だけスライダーで指定すれば、それをなんとかjsを使ってcssの変数に渡すだけで全ての配色がいい感じになってくれるのですごい捗った。RGBの3本のスライダーでは見やすい明るさにするのに手間だしファイナルファンタジー5の時代から何も進歩してないのかよって思われちゃうからネ。
 
■2018-06-13
17周年
 弊サイトは17周年を迎えた。17周年ともなるともう特別な感情は湧いてこない。具体的にいうと16周年の更新を忘れたことに半年後くらいに気づく状態だ。情報技術分野の進歩がドッグイヤーだというのなら、17年も同じサイトをやってる奴は119歳に相当する。インターネット老人会とかいうレベルじゃない。ボケを超えて涅槃が見えてきた。

 せっかく涅槃が見えてきたので、老人らしく昔話をしよう。
 ここに一本のバトンがある……いや、これはバトンではない、いにしえのことが記された巻物じゃ。ここを見よ。かすれた筆文字で「テキストサイト管理人に100の質問」と書いてある。出土したインターネットアーカイブの地層から察するに、つくられたのは2001年後半……侍魂やちゆ12歳などの神々がWebを席巻していた神話の時代じゃ……今日はこれを、17年たった今、あえて紐解いてみるとしよう……。
 このいわゆる「100質」ってどこが発祥なんだろう。これはかなり最古に近い時点の100質だと思うんだけど確証がない。
 「○○バトン」については2004年~2005年くらいにオランダから伝来したという記録を見つけることができたが、それより前となると残されている電子的資料が限られている。バトンに比べると「○○に100の質問」は文章量がご無体であり、やはりこれはインターネット黎明期のテキストをガンガン読み書きしていた人たちから発祥したのではないかと踏んでいる。常時接続でないナローなインターネットでは、こういう文字の多いコンテンツはコスパが良かったのだ。

 いずれにせよ大変ノスタルジーな作業でした。この質問集を作った17年前の「ナフ」の竹田様に感謝の意を表します。
 
■2016-06-13
15周年
 本日弊サイトは15周年を迎えた。
 15年……2001年が15年前とかちょっとにわかには信じがたい。

 15という数字は16進数でいうと「F」にあたる。
 つまり今年出るファイナルファンタジー15はFFFとなりすべてがFになる趣がある。ファイファンとかいう略称は捨てた。


 しかしまあ本当に今年、FF15が出るらしい。
 「ヴェルサス」としてPS3向けに発表されたのが2006年のことなので、10年かかっていることになる。開発費大丈夫か。7~11のころはほぼ毎年ナンバリングを出していただけに不安……と感じるが、むしろ7~11をほぼ毎年リリースしてきたことのほうが異様だったのかもしれない。複数のチームで平行開発してきたせいか世界観もシステムもバラッバラで、アイテムと魔法と音楽以外はまったく別のゲームになっていた。
 まあ昔からシステムについてはバラバラで、FFらしさといえば「その当時最強の演出を見せる」という一点だったと思う。FF3をやりなおして改めてそう思った。

 演出が進化していく一方で、確実に「プレイヤー個人の感情が入る余地」は削られていった。昔は浮遊大陸から飛び出したあと、(他に選択肢がないとはいえ)自らの意思で難破船を探したものだった。それがいつの間にか、スコールがリノアを抱えてエスタを目ざすという決断をするのをただ見守る形になってしまった。べつにそれ自体が悪いことではないが、FF10を投げたときのことを考えると「Not for me」なんだろうと思う。


 ところで、FF8のラグナ編は、過去のラグナの旅をスコールが追体験する形で語られる。スコールにはラグナの思考までダダ漏れで、困惑したりツッコミを入れたりしている。
 この関係性は、ひょっとしてプレイヤーとスコールの関係と同じなのではないだろうか。FF8ももうすっかりレトロゲーの仲間入りなので、誰かほかに同じような考察をしているかもしれないけれど、いまさらそんなことを思った。スコールの言動に困惑しツッコミを入れるプレイヤーと同じことを、スコールがラグナに対してやっているのだ。これはメタ構造、メタRPGである。わかっててやったのだとしたらなんたる野心的試みか。


 FF15は果たして本体ごと購入に至るようなものに仕上がっているだろうか。とりあえず音楽が『マリオRPG』』『LEGEND OF MANA』の下村陽子先生だということがわかったので、その点については期待が高まっている。
 
■2016-01-01
一年の計
 バッ謹賀ム新年!ニューイヤー2016!
 年賀用のイラストはなんかすでにサーバーにあったからこれでいいよね!

 ……えっ?この雑な模写がもう12年前……?
 嘘だろ!いくらなんでも早すぎるぞ!時間の流れが早すぎる!


 ということで、どうも時間の流れが早すぎるようなので、ちょっと監視することにしました。
 実は去年から仮に動かしてtwitterでたまにつぶやいてたんですが、「いま一年の何%ぐらい過ぎたのか」を示す進捗バーを、JavaScriptとCSSで作ったのです。すごいね、技術の進歩すごいね。画像を用意しなくても棒グラフとか描けちゃう時代になったんだね。
 JavaScriptにあんまり明るくないのでちゃんと計算できてるか不安でしたが、無事2016年の進捗がスタートしたのを確認しましたので、トップページにおいときます。CSSについては対応してないブラウザがありますが、まあ数字は出るのでまったく気にしません。
CSS3グラフ
こんなやつです
 こんなことをしている間にすでに0.2%が経過してしまった!
 今年もよろしくお願いします。