Oneside Flat Web

◆不定期日記ログ◆

■2020-06-13
19周年
 弊サイトは19周年を迎えた。夢を描いたテストの裏を紙ヒコーキにして明日に投げ続けていたら、いつのまにか俺の人生の半分がこのサイトとともにあるということになった。

 アレクサンドリアのディオファントスは、一生の6分の1は少年で、12分の1ののち髭がのび、7分の1たってから結婚し、5年たってWebサイトを開設したが、サイトは彼の人生の半分しか続かず、サイトを閉鎖して4年後に、彼はその一生を終えました。さてディオファントスは何歳まで生きたでしょうか。


 人生の半分以上をweb上で活動するようになると、もはや本名よりもこのWing/手羽崎一郎というハンドルネームのほうが馴染んでくる。
 だいたい本名なんて自分でつけたものでもないし、出生時についた名前を本名として一生名乗り続ける文化も、たかだか150年くらいの歴史しかない。

 そしてこの本名ってやつ、個人の特定に使うにはあまりに脆すぎる。同姓同名はあるし、異字体は無限に増えるし、欠陥だらけだ。ホイホイ変えられないのがハンドルネームと違うところだが、これも社会に出ると婚姻で変わる例に何件もぶちあたる。そして変わった時にめちゃくちゃめんどくさい思いをするはめになる。
 やはり人間は番号で管理されるべきなのだ。そして戸籍など個人特定が必要な業務がマイナンバーに代替されていけば、もはや戸籍上の本名にこだわる理由はない。
 家族と過ごすとき、友人と過ごすとき、職場で過ごすとき、人はそれぞれのペルソナを使い分けている。それなら時と場合に応じて名前を使い分けても良いはずだ。

 そのうち、家では本名、趣味では雅号、職場では源氏名で通すようなライフスタイルが出てくるかもしれない。
 もう俺については娘氏が幼稚園で先生に「きのうどうぶつの森で、てばさきさんが○○をつくった」とか報告してるらしいので何も怖いものはない。はやく時代のほうが追い付いて来てくれ。