◆不定期日記ログ◆
LOG 2019-05
- ■2019-05-02
- 俺キャン!
娘氏にアウトドア生活を嗜ませたいというワイフの計画により、我々はこの大型連休にキャンプに出掛けた。
事前準備として我々はアニメ『ゆるキャン△』全話をあらかじめ視聴し、最低限の知識を身に付けた。アウトドアには危険が潜む。備えすぎるということはない。
あばよ平成、よろしく令和。
事前準備として我々はアニメ『ゆるキャン△』全話をあらかじめ視聴し、最低限の知識を身に付けた。アウトドアには危険が潜む。備えすぎるということはない。
あばよ平成、よろしく令和。
- ■2019-05-04
- モッコロ村の女王
『とびだせ どうぶつの森』のモッコロ村の時間が動き始めた。
5年の歳月がたっていた。あのときカモミの去った村を封印したてばさき村長は、大型アプデのときに再開しそこね、娘氏が5歳になろうという時期になってついに「幼い娘を連れて村を訪ねる」というエピローグとして完璧な形で復帰を果たしたのである。
今さらアプデを適用した関係で村は清掃されており、ほぼ昔のままの光景を保っていた。ただ貯金の利息が99999ベルついた等の手紙でポストが爆発寸前だったということと、村民がすでに鬼籍に入った友人の名前を昨日のことのように話すことが、5年の歳月の重みを俺に理解させた。
俺は早々に娘氏のキャラを作成し、プレイの主導権を譲った。俺がこの村にできることはもうあまり多くない。
5歳に成ったあたしを置いて村長は消えた
最近コテージに来てたカモミと暮らすのだろう
娘氏はポケットキャンプをさわったときと同様、まず自キャラのおしゃれに夢中になった。しかしこの村ではおしゃれをするのにも時間とお金がかかる。
とりあえず、てばさき村長が村を豊かにするために大量に植林したおいしいリンゴを売って、現金を手に入れることだけ教えておいた。次世代に産業を残せたのであれば村長として本望だった。
5歳に成ったあたしが売るのはリンゴだけで
住居を欲した時に全てを失うだろう
ポケ森と違って漢字に逐一ルビが振られているので、その点は5歳児にもやさしい。メニューがタッチ操作可能なのもわかりやすいようだ。NEW3DSLLは幼児の手にはちょっと大きいが。
こうして娘氏は、就寝前の身支度をはやく終わらせたときに、少しだけモッコロ村での生活をするようになった。ようやく南の島に行けるようになったので多少は捗るだろう。かっぺいの歌を真面目に聴ききったうえ「帰りも歌ってくれるの?」と言うピュアさが眩しかった。
今夜からは此の村で 娘のあたしが 村長~~
村人だけどな。
5年の歳月がたっていた。あのときカモミの去った村を封印したてばさき村長は、大型アプデのときに再開しそこね、娘氏が5歳になろうという時期になってついに「幼い娘を連れて村を訪ねる」というエピローグとして完璧な形で復帰を果たしたのである。
今さらアプデを適用した関係で村は清掃されており、ほぼ昔のままの光景を保っていた。ただ貯金の利息が99999ベルついた等の手紙でポストが爆発寸前だったということと、村民がすでに鬼籍に入った友人の名前を昨日のことのように話すことが、5年の歳月の重みを俺に理解させた。
俺は早々に娘氏のキャラを作成し、プレイの主導権を譲った。俺がこの村にできることはもうあまり多くない。
5歳に成ったあたしを置いて村長は消えた
最近コテージに来てたカモミと暮らすのだろう
娘氏はポケットキャンプをさわったときと同様、まず自キャラのおしゃれに夢中になった。しかしこの村ではおしゃれをするのにも時間とお金がかかる。
とりあえず、てばさき村長が村を豊かにするために大量に植林したおいしいリンゴを売って、現金を手に入れることだけ教えておいた。次世代に産業を残せたのであれば村長として本望だった。
5歳に成ったあたしが売るのはリンゴだけで
住居を欲した時に全てを失うだろう
ポケ森と違って漢字に逐一ルビが振られているので、その点は5歳児にもやさしい。メニューがタッチ操作可能なのもわかりやすいようだ。NEW3DSLLは幼児の手にはちょっと大きいが。
こうして娘氏は、就寝前の身支度をはやく終わらせたときに、少しだけモッコロ村での生活をするようになった。ようやく南の島に行けるようになったので多少は捗るだろう。かっぺいの歌を真面目に聴ききったうえ「帰りも歌ってくれるの?」と言うピュアさが眩しかった。
今夜からは此の村で 娘のあたしが 村長~~
村人だけどな。
- ■2019-05-18
- ピカチュウのしわしわ大捜索!
しわピカこと実写映画版『名探偵ピカチュウ』を観た。
ポケモンは赤緑・金銀世代、アニポケは履修しておらず、ポケモンGOは初代151匹をそろえて小躍りしている程度の習熟度。もちろん3DSの原作ゲームはプレイしていない。
以降、物語の本筋とは関係のない程度のネタバレを含む。
つまり、これに端を発しこれで確定的になったマイベスト映画がついに3つになった形になる。
これで俺は「泣ける映画を3つ挙げて下さい」という問いに対して、
ポケモンは赤緑・金銀世代、アニポケは履修しておらず、ポケモンGOは初代151匹をそろえて小躍りしている程度の習熟度。もちろん3DSの原作ゲームはプレイしていない。
以降、物語の本筋とは関係のない程度のネタバレを含む。
思った以上にしわピカがしわしわで笑った。シリアスな会話ほど眉間にしわが寄るので笑える。ライアン・レイノルズの表情をモーションキャプチャーしているらしい。最初にモーションをピカチュウに適用したスタッフめっちゃ笑ったと思う。羨ましい。メイキングが観たい。
画面の情報量が多そうだったので吹き替え版を観た。主演が竹内涼真でヒロインが飯豊まりえと聞いて「声優じゃねえのかよクソ」って言ってる人は真面目にスーパーヒーロータイムを観ろ。過去10年分くらい観ろ。ニチアサで鍛えられた俳優をナメてはいけないということが理解できるはずだ。でもさすがに竹内涼真本人がモンスターボールを投げるワンカットでハリウッドデビューしてしまったのは驚いた。お前バトルおにいさんを差し置いて……!
実際画面は情報量の暴力であり、往来に映り込むリアルポケモンのなじみっぷりがすごかった。なんかやたら個体数多くね? っていう奴もいたけど、たぶん飼いやすいとか流行ってるとかそういうのがあるんだろう、と納得させる程度にはなじんでいた。俺の推しであるコイルが出なかった点は残念。あの子貼るべきテクスチャもわかりやすいしいちばん実写化しやすそうじゃない??
テクスチャっていうか質感全般なんだけど、元気なときのピカチュウのフッサフサの毛並みと、瀕死のときのボサボサした毛の質感の違いがものすごい説得力をもって描かれていた。我が家で生き、死んでいったハムスターのことを思い出した。死ぬ間際のげっ歯類をよく観察しているなと思った。
「名探偵」とはいうものの推理モノの要素は薄く、エンディングから逆算すると「黒幕は主人公に何をして欲しかったのか?」とか「ミュウツーは主人公の父親をどうしたかったのか?」とかよくわからん部分がゴロゴロ出てくるんだけど、そんな疑問はエンドロール直前に突然オーケストラでさしこまれる“おなじみのタイトルBGM”にすべて粉砕され、俺は涙で頬をべっちょべちょにしながら滲むエンドロールを眺めているしかなかった。
画面の情報量が多そうだったので吹き替え版を観た。主演が竹内涼真でヒロインが飯豊まりえと聞いて「声優じゃねえのかよクソ」って言ってる人は真面目にスーパーヒーロータイムを観ろ。過去10年分くらい観ろ。ニチアサで鍛えられた俳優をナメてはいけないということが理解できるはずだ。でもさすがに竹内涼真本人がモンスターボールを投げるワンカットでハリウッドデビューしてしまったのは驚いた。お前バトルおにいさんを差し置いて……!
実際画面は情報量の暴力であり、往来に映り込むリアルポケモンのなじみっぷりがすごかった。なんかやたら個体数多くね? っていう奴もいたけど、たぶん飼いやすいとか流行ってるとかそういうのがあるんだろう、と納得させる程度にはなじんでいた。俺の推しであるコイルが出なかった点は残念。あの子貼るべきテクスチャもわかりやすいしいちばん実写化しやすそうじゃない??
テクスチャっていうか質感全般なんだけど、元気なときのピカチュウのフッサフサの毛並みと、瀕死のときのボサボサした毛の質感の違いがものすごい説得力をもって描かれていた。我が家で生き、死んでいったハムスターのことを思い出した。死ぬ間際のげっ歯類をよく観察しているなと思った。
「名探偵」とはいうものの推理モノの要素は薄く、エンディングから逆算すると「黒幕は主人公に何をして欲しかったのか?」とか「ミュウツーは主人公の父親をどうしたかったのか?」とかよくわからん部分がゴロゴロ出てくるんだけど、そんな疑問はエンドロール直前に突然オーケストラでさしこまれる“おなじみのタイトルBGM”にすべて粉砕され、俺は涙で頬をべっちょべちょにしながら滲むエンドロールを眺めているしかなかった。
つまり、これに端を発しこれで確定的になったマイベスト映画がついに3つになった形になる。
これで俺は「泣ける映画を3つ挙げて下さい」という問いに対して、
- 『名探偵ピカチュウ』…おなじみの音楽がハイクオリティでどーんって来るから
- 『ボヘミアンラプソディ』…おなじみの音楽がハイクオリティでどーんって来るから
- 『映画プリキュア オールスターメモリーズ』…おなじみの音楽がハイクオリティでどーんって来るから
- ■2019-05-21
- 星座のイマジネーション!
プリキュアさんが宇宙プリキュアになった関係で、娘氏の星座意識が非常に高まっている。自分が牡牛座であることはきっちり覚えているし、お友達や幼稚園の先生にも生まれ星座のことを尋ねているようだ。
娘氏「ようちえんのおともだち、むらさき座って言ってた。むらさき座なんてないよねえ?」
ぼく「宇宙も未来も限りないからアイチャンがロケットで探しに行けばいいんやで」
娘氏「でも宇宙服買わないとだめだよねえ?」
ぼく「問題はそこなんだ?」
興味のやじるし向けて進んでみたら前見てどこまででも探して遊んじゃうのが幼児の特性なので、我々ご両親はこの機を逃さず、娘氏の知識を広げるべく行動を開始した。
さしあたって幼児でもわかりやすい図鑑を買った。うちにはすでに小学館の図鑑がいくつかあるので、そのシリーズの「星と星座」を選んだ。
星座の図鑑は神話の話題と見つけ方の話題がバランスよく含まれているのがよい。神話の話だけだとゼウスのダメ男エピソードを延々と確認していく作業になるし、見つけ方だけだと幼児には味気なさすぎる。
仮面ライダーゴーストのときも思ったけど、出版社各位はニチアサのテーマに素早く反応して、幼稚園児向けの安価な図鑑を編纂して欲しい。その点ハッピーセットの小図鑑はタイミングよく宇宙の図鑑だった(星座でなく惑星だったのでちょっとズレていたが)。
あと、図鑑を買う前に近隣のプラネタリウムに連れて行った。「今ならまだ春の星座のことやってるし、きっとアイチャンの牡牛座も見られるかも」って期待させて行った。
だが俺は知らなかった。4月末に生まれた子は牡牛座になるが、実際の牡牛座は冬の星座なのだ。あとで図鑑で調べてみると、これは地球の自転軸の傾く向きが少しずつ変わるせいで星座の位置がずれたためで、俺は古代ギリシャ時代から知識をアップデートしていなかったことになる。知識はすぐに古くなるのでアップデートをさぼってはいけない。
そういうわけでプラネタリウムで見られたのは娘氏の牡牛座ではなく、パパチャンの乙女座であった。「牡牛座がみえなくてざんねんだった」という娘氏に俺は素早く「でもパパチャンの乙女座は見れました~~」とマウントをとった。
そう……これがアラフォー男性特有の性質ッ!「星座カースト制度」だッ!! 説明は省くが、アラフォーのおっさんはみんな明日の勇者 oh yeah でありペガサスのように今こそはばたくのである。いかに自分の星座が他より優遇されているか、それを確認せずにはいられない、そういう少年時代を過ごしてきたのである。
そうは言っても古くから乙女座は星座カーストではかなり上位に位置していた。本来牡牛座ごときにわざわざマウントをとる必要はない。しかし状況が変わった。
『スター☆トゥインクルプリキュア』において牡牛座のスタープリンセスはまっさきに開放され、十二宮のプリンセスのリーダーのような扱いを受けた。牡牛座の力は主人公の最初の強化必殺技にもなり、他3人のメンバーの必殺技を強化する獅子座・天秤座・山羊座を合わせた4つはすでに物語上十分な存在感をもって扱われている。
それでも俺は「フッ……所詮は最初の必殺技、2巡目の4つと3巡目の4つはさらに重要な役割となる……プリンセスの中で乙女座が強キャラでないわけがないのだ……」と余裕の姿勢を崩さずにいたが、なんと2巡目に手に入れた蠍座の力が完全に天秤座と全く同じ技強化効果だったという事実にブチあたり、「これはひょっとして後に出るほど出番がなくなる奴なのでは……そもそも全員乙女なのにわざわざ乙女座を強調する理由がない……!」と焦り出したところだったのである。
それは当然のことなのかもしれない。これは80年代の少年漫画ではなく令和の時代の女児アニメなのだ。どの星座の力を使っても、エフェクトの細部が違うだけでまったく同じ技が出る。星座の間に上下を作らない。そういう感覚のほうが当たり前なのだろう。プリキュアは優しい物語である。見た目や星座で人を区別したりはしない。娘氏にはそういう時代を生きてもらいたい。
……とでも言うと思ったかッ!!!
必殺技発動回数(16話現在) おのれ~~獅子座め~~!!
キュウレンジャーでの主役に飽き足らずプリキュアでもか~~!!
【最終結果】
娘氏「ようちえんのおともだち、むらさき座って言ってた。むらさき座なんてないよねえ?」
ぼく「宇宙も未来も限りないからアイチャンがロケットで探しに行けばいいんやで」
娘氏「でも宇宙服買わないとだめだよねえ?」
ぼく「問題はそこなんだ?」
興味のやじるし向けて進んでみたら前見てどこまででも探して遊んじゃうのが幼児の特性なので、我々ご両親はこの機を逃さず、娘氏の知識を広げるべく行動を開始した。
さしあたって幼児でもわかりやすい図鑑を買った。うちにはすでに小学館の図鑑がいくつかあるので、そのシリーズの「星と星座」を選んだ。
星座の図鑑は神話の話題と見つけ方の話題がバランスよく含まれているのがよい。神話の話だけだとゼウスのダメ男エピソードを延々と確認していく作業になるし、見つけ方だけだと幼児には味気なさすぎる。
仮面ライダーゴーストのときも思ったけど、出版社各位はニチアサのテーマに素早く反応して、幼稚園児向けの安価な図鑑を編纂して欲しい。その点ハッピーセットの小図鑑はタイミングよく宇宙の図鑑だった(星座でなく惑星だったのでちょっとズレていたが)。
あと、図鑑を買う前に近隣のプラネタリウムに連れて行った。「今ならまだ春の星座のことやってるし、きっとアイチャンの牡牛座も見られるかも」って期待させて行った。
だが俺は知らなかった。4月末に生まれた子は牡牛座になるが、実際の牡牛座は冬の星座なのだ。あとで図鑑で調べてみると、これは地球の自転軸の傾く向きが少しずつ変わるせいで星座の位置がずれたためで、俺は古代ギリシャ時代から知識をアップデートしていなかったことになる。知識はすぐに古くなるのでアップデートをさぼってはいけない。
そういうわけでプラネタリウムで見られたのは娘氏の牡牛座ではなく、パパチャンの乙女座であった。「牡牛座がみえなくてざんねんだった」という娘氏に俺は素早く「でもパパチャンの乙女座は見れました~~」とマウントをとった。
そう……これがアラフォー男性特有の性質ッ!「星座カースト制度」だッ!! 説明は省くが、アラフォーのおっさんはみんな明日の勇者 oh yeah でありペガサスのように今こそはばたくのである。いかに自分の星座が他より優遇されているか、それを確認せずにはいられない、そういう少年時代を過ごしてきたのである。
そうは言っても古くから乙女座は星座カーストではかなり上位に位置していた。本来牡牛座ごときにわざわざマウントをとる必要はない。しかし状況が変わった。
『スター☆トゥインクルプリキュア』において牡牛座のスタープリンセスはまっさきに開放され、十二宮のプリンセスのリーダーのような扱いを受けた。牡牛座の力は主人公の最初の強化必殺技にもなり、他3人のメンバーの必殺技を強化する獅子座・天秤座・山羊座を合わせた4つはすでに物語上十分な存在感をもって扱われている。
それでも俺は「フッ……所詮は最初の必殺技、2巡目の4つと3巡目の4つはさらに重要な役割となる……プリンセスの中で乙女座が強キャラでないわけがないのだ……」と余裕の姿勢を崩さずにいたが、なんと2巡目に手に入れた蠍座の力が完全に天秤座と全く同じ技強化効果だったという事実にブチあたり、「これはひょっとして後に出るほど出番がなくなる奴なのでは……そもそも全員乙女なのにわざわざ乙女座を強調する理由がない……!」と焦り出したところだったのである。
それは当然のことなのかもしれない。これは80年代の少年漫画ではなく令和の時代の女児アニメなのだ。どの星座の力を使っても、エフェクトの細部が違うだけでまったく同じ技が出る。星座の間に上下を作らない。そういう感覚のほうが当たり前なのだろう。プリキュアは優しい物語である。見た目や星座で人を区別したりはしない。娘氏にはそういう時代を生きてもらいたい。
……とでも言うと思ったかッ!!!
必殺技発動回数(16話現在)
キュウレンジャーでの主役に飽き足らずプリキュアでもか~~!!
■2020-01-26追記
最終的におうし座の優勝であったことをお知らせします。【最終結果】