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◆不定期日記ログ◆

LOG 2016-08

■2016-08-09
映画感想文2点
 噂に名高い鮫クソ映画『シャークトパスVS狼鯨』を観てしまった。

 シャークトパスはサメとタコの合成獣!タコの触手を利用して陸上移動も可能!つまりこれまでのサメ映画の弱点である「地上にいれば安全」をクリアーする画期的モンスターなのだ!あたまがおかしい!
 対するホエールウルフは狼とシャチの合成獣!地上最強と水中最強でつまり最強!ウオオーッ!あたまがおかしい!!

 CGのレベルが普段観ている仮面ライダーのちょい下くらいなので実家のような安心感がある。特に動くと雑さに拍車がかかりゴアなシーンも安心。ホエールウルフは意外と目が可愛い。シーンと角度によってはディズニーピクサーかな?っていう感じの可愛さ(誇張表現)。
 お話も最後のほうガッバガバで笑った。ブードゥー教とカンフーを過信しすぎだろ。出演するおっぱい担当者の人数を絞れば一時間に収まったんじゃあねえのか。おっぱいの総量を増やすために犠牲者を無駄に水増しした感がある。おっぱいは量より質だぞ!


 とんでもない鮫クソ映画を観てしまったので、ちゃんとした映画も観て心と体のバランスをとらなければ、と思って翌日は『チャッピー』を観た。そういえばソニピクの不祥事で炎上した作品だったな。カットシーンは大して気にならなかった。
 むしろ前日にニチアサレベルのCGを観続けていたせいで「チャッピーの動きすげえ!めちゃくちゃ細いスーツアクターさんが入ってるんやろな!!」という感想しか出てこないことのほうが問題だった。
 内容的にはドロイドがマッポになってるしカラテはするしスリケンは投げるし、悪役のロボは完全に火力が過剰で理念がほぼオムラ・インダストリだしで最高だった。オームラ!オムラオームラ!
 
■2016-08-11
もしメロスが小学生だったら
  妹のけっこん式に出たこと

 夏休みに、まちにまった妹のけっこん式がありました。*1
 けっこん式の前に、ぼくは、シラクスの町で買い物をしました。すごくしずかだったので、ぼくは
「へんだな。」*2
と思いました。おじいさんがいたので、
「どうして、しずかなんですか。」
としつ問したら、おじいさんは、
「王様は、人を殺します。」
と言いました。
 ぼくは、
「あきれた王だ。生かして置けぬ。」
と思って、ゆう気を出しておしろへ行って、王様に注意しました。セリヌンさん*3もいっしょに言ってくれました。ぼくは、妹のけっこん式があるので、と中だったけど、家に帰りました。*4
 けっこん式はすごく楽しかったです。でも、セリヌンさんのところにもどらないといけないので、早めにねました。
 おしろへもどるときに大へんだったことのひとつ目*5は、川の流れがすごい急になっていて、どろ水で、橋もなくなっていました。*6ぼくは、
「とても、わたれないな。」
と思いました。でも、ぼくの愛と誠の偉大な力を神々が照覧してくれたので、わたれました。泳ぎきれたときは、すごくうれしかったです。*7
 ふたつ目は、山ぞくです。大ぜいでかかってきたので、こわかったけど、山ぞくは走るのがおそかったので、にげきりました。
 みっつ目は、暑かったことです。ぼくは、泳いだり走ったりしたので、つかれてしまって、
「やんぬるかな。」
と思いました。
 そして、夜になりました。やくそくの時間には間に合わなかった*8けれど、思い出にのこるけっこん式になりました。*9

 *1 いろんな行事を待ちに待ちがち
 *2 セリフで改行して行数を稼ぎがち
 *3 説明なしで新キャラが登場しがち
 *4 事情が込み入ると超展開になりがち
 *5 順序を示す言葉を使うよう指導されがち
 *6 長い文を書くと主述がねじれがち
 *7 万能ワード「すごくうれしかったです」
 *8 サラッと大変なことを書きがち
 *9 待ちに待った行事は思い出にのこりがち
 
■2016-08-15
おぼんやすみ
 Eテレ『いないいないばぁっ!』の前任おねえさん・すぎやまゆうなちゃんが近くのイオンモールにやってくることを知り、我々はイオンモールへ飛んだ!

 ゆうなちゃんは前任ではあるものの、今も特番には顔を出しているし、DVDで娘もよく知っている。そんなゆうなちゃんももう中学二年生なんだな。歌い出せば子どもたちがガッチリ食いつくその姿はまさしくゆうなちゃんであった。ていうか現役でNHKホールでわんわんワンダーランドしている人が、地方のイオンモールで歌ってるのってなんかスゴイな。

「ホントすごいよな……杉山は」

「やめて!その敢えて名字を呼び捨てにすることによってクラスの男子みたいな親近感を押し出すメソッドやめて!」

 ゆうなちゃんさんの今後の活躍をお祈りしたい。
 
■2016-08-26
35歳になるということ
 35歳になる、ということについて調べてみた。
 34歳のときに「34歳のキャラクター」についていろいろ調べたけれど、35歳ともなると少年漫画やアニメでは完全に父親やセンセイのポジションなのではないか。

 まず『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビさんが、番組開始時点で35歳であるという情報を得た。35歳であの演説か……というかドズルさんはそれより年下なのか……まあ初代ガンダムについてはブライトさんとかいろいろ年齢がおかしくて修正がなされてきているので深く追求しないことにしよう。そんなことよりランバ・ラルさんが35歳と聞いて目玉が飛び出た。見た目は100歩譲るとして、ギレンと同年齢なのは設定前にちょっと考えようよ!駄目だ駄目だこいつらはナシ!

 頼みの綱であるジョジョでは6部のジョンガリ・Aくらいしかいなかった。微妙だ。微妙すぎる。しかしこいつ6部で35歳ってことは、DIOの信奉者をしていた頃は10歳ちょいってこと?少年兵だったのかな?そこから25年近くDIO様への忠誠と承太郎さんへの憎しみをキープしてたってこと?ちょっと真似できない執念だと思う。関係ないけど「ジョン・ガリアーノ」をもじって命名するときに「ジョンガリ」で切るセンスもとうてい真似できないな。

 ファイナルファンタジーではバレットさんが35歳(無印FF7時)だった。シドより歳いってたのかよバレット……クラウド離脱時に年下のシドにリーダーを譲るのはどんな気持ちだったのだろう……。まあ親友の娘があれくらいの年齢と考えると妥当なセンではないだろうか。養女とはいえ立派な子煩悩キャラと言える。

 ついでにFF6のケフカも35歳らしいが、まあ狂人を参考にしたら実際狂人なのでこれはノーカウントにしよう。ラスボスつながりで『仮面ライダーOOO』のドクター真木も35歳の設定だがこれもほぼ狂人なのでいいや。狂人なのに35歳でガストラ帝国の重要なポジションにいたり、狂人なのに35歳で研究所の所長とかしてるのすごくね?むしろ狂人だから可能なのか?

 センセイ的ポジションといえば『忍たま乱太郎』の戸部センセイが35歳のようだ。AB型で駿河国出身で35歳とかほぼ俺じゃあないかやったぜ。登場するときに「ゆらり」って効果音を自分で言っても許されるな。だが戦国時代の35歳というのは現代の35歳とはえらく印象が違うのだろうなあ。

 35歳枠の中でもっとも有名なキャラクターは『こち亀』の両津勘吉巡査だろう。まあこの人に関してはいわゆる「サザエさん時空」に飲み込まれて最終的に35歳に安定しただけで、連載開始時は36歳だったようだ。連載が始まった1970年代の価値観に照らすと「36歳独身」というのはどういう立ち位置だったんだろう。男性の平均初婚年齢が27歳くらいの時代だ。家電もコンビニも発達しておらず、男の一人暮らしは今よりよっぽど不便だったと思われる。その点現代は便利になった。35歳独身のキャラは珍しくないし、彼らが家庭を感じさせないことに対して違和感はない。

 逆に誰もが思い浮かべる35歳の家庭的キャラとして『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし氏が控えている。係長で、月収が手取りで30万あり、春日部に家を構え、子どもが2人いる。そのうえ藤原啓治の声で喋る。ストレートに強い。昨年の島耕作よりは現実的だが、それゆえに全パラメータが満遍なく強い。これを目標におくのはちょっとつらい。25年前から時が止まってるし。そうか、しんのすけも普通に加齢していればもう30過ぎか……そろそろ5歳のときの黒歴史を延々と公開し続けるのはやめてあげてはどうか……。



 このくらいまで来るとやっぱり、主人公やその仲間みたいなレギュラーキャラクターはだいぶ少なくなってくる。主人公としては両さんが最後の希望か……と思ったら来年はポルコ・ロッソがいた。無理だ……あのカッコよさを体現したオバケみたいな豚になるのは無理だ……!
 だがまあ、年齢的にはまだまだ主人公を張れるようだぞ!ガンバロ!
 
■2016-08-29
娘月報・八月
 2歳3ヶ月~4ヶ月の記録。

  • 帰宅したらワイフが娘に「おかあちゃやん、じん・じん・じんぎすかーんしてごらん?」と迫られていた。ジンギスカン鍋の写真を見せたときにうっかり口走ったフレーズをガッチリ覚えたらしい。その後もジンギスカン熱は続き、甲子園のブラスバンドでジンギスカンが流れてるのに反応して「おかあちゃやんジンジンジンギスカンしてごらん?」と言うなどした。
  • お人形2体を激しく押し付け合いながら「のこって!!のこってぇぇー!!」と謎のオスモウをして遊ぶ姿がたびたび見られた。そのあと「アーッ!!」と床に投げて「ぐにゃぐにゃになっちゃったぁぁー!」と言うまでがセット。
  • 実物をまだ食べたことのないペロペロキャンディーのことを「ぴろぴろかんりー」っていうのカワイイだし、舐める真似するときの効果音が「ぴろりん!」なのはもっとカワイイだぞ。
  • 寝る前に3DSを片付け忘れた。朝、誰よりも早く起きた娘が、寝ている我々に「はい、おかあちゃやん。はい、パパチャン」と3DSを配ってきた。ちゃんとそれぞれの本体だった。賢いし優しいが寝かせて。
  • お山の実家で初めての川遊び。地元の子どもたちが激しく泳ぐなか、ザブザブと歩きながら川を遡上した。そのうち地元の子たちが「おやつだよー!」と集合をかけたら、関係のないうちの子が即座に「いまいきまーしゅ!」と元気に反応して恥ずかしかった。結局ポテトチップスを2枚貰った。
  • トイレトレーニングはなかなか上手くいかない。明らかにふんばっていたので急遽トイレに座らせたが「トイレくんバイバイしゅる」といって聞かない。結局トイレを出てまたおむつを装着したが、今度は完全に出したあと「トイレすわる!」と言い出した。順序が逆だぞ。
  • パソコンのLAN端子に指を突っ込みながら「いれてくださ~い」と言っていた。自らをデータ化してサイバースペースに入るタイプのSFかな?
  • 「よんキロよんキロ はーしーれー」という無慈悲な歌を延々歌っていて怖い。
  • アミューズメント施設のボールプールに入ったら足をとられて脱出不能になった。手を貸そうにもボールプール周辺は小学生以上立入禁止のバルーンゾーンで完全に詰んだ。しかたなく、他の利用者がいなかったので「こちとら体重は小学生よ!」と救助に向かった。
  • ワイフのほっぺをプニュして遊んでいた娘氏、ワイフの「パパチャンにもやってあげて」という指令をうけて俺のところにやってきてニッコニコでビンタを繰り出す。俺をリアクション芸人か何かだと思っているフシがあるな。
  • 「ごちそうさましゅる!」「ご飯もういいの?」「もーいい」……おお、会話が普通に成立しているぞ……と思ったらエプロン外したとたんに再びトマトを手づかみで食い始めた。食うんかーい!!
  • 室内に長靴を持ってきてしまったので、ワイフが「玄関に置いてきてほしいなー」とお願いすると「そっか、わかった!」と元気に承諾して置きに行く。えらいねェー!……その後なぜか俺の靴の中敷きを持って帰ってきた。わかってねェー!
  • ワイフがモーグリのデスクライトを買ってきた。さっそく「モーグリ」という単語を覚え、「モーグリちゃんかわいいねェー」「モーグリちゃんがピカピカひかる」と慈しんでいた。
  • ワイフがワイフ母と電話しているところに「アイチャンもモシモシしゅる」と言って電話を代わる。『こんにちは』「モーグリちゃんがひかる(近況)」『???』
  • 「あ!とりしゃんだ」「あれはコウモリだね」「モーグリみたいね」……え、こいつこの距離でコウモリの翼が見えたのか、と思ったがどうやらモーグリとコーモリの語感が似ているというだけらしい。「○○みたいね」という言い方は最近よく使う。いろんなものの関連性を掴んできているということか。
  • 牛乳を飲んでいて、足りないときに「ミーミー残ってー!」と牛乳の残量を応援する。
  • 娘がデリケートゾーンの病気にかかってお医者さんに「汚れたおむつをつけっぱなしにしないで下さいね」って言われる夢を見た。起きたら娘がおむつパンパンで活動していた。こいつ直接脳内に……!
  • シャワートイレのボタンを見て、順に指さしながら「おせんべい」「にゃんにゃん」「おかあたやん」と繰り返すので腹筋がだめだった。
  • 満員のエレベーターに乗り込んだら、抱っこした娘からなぜか「パパチャンがんばれー!パパチャンがんばれー!」と応援されて恥ずか死。


 朝起きて「ミーミー食べたい」と牛乳を要求、ご飯の前にも「ミーミー食べたい」と牛乳を要求、ねんねの前にも牛乳を与えると寝入りが比較的スムーズ、これはもしかして「卒乳できていない」のでは……?粉ミルクが牛乳に替わっただけで、与えるストローマグも一緒だし、卒乳とは……?という思いで毎日過ごしています。