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◆不定期日記ログ◆

■2016-08-26
35歳になるということ
 35歳になる、ということについて調べてみた。
 34歳のときに「34歳のキャラクター」についていろいろ調べたけれど、35歳ともなると少年漫画やアニメでは完全に父親やセンセイのポジションなのではないか。

 まず『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビさんが、番組開始時点で35歳であるという情報を得た。35歳であの演説か……というかドズルさんはそれより年下なのか……まあ初代ガンダムについてはブライトさんとかいろいろ年齢がおかしくて修正がなされてきているので深く追求しないことにしよう。そんなことよりランバ・ラルさんが35歳と聞いて目玉が飛び出た。見た目は100歩譲るとして、ギレンと同年齢なのは設定前にちょっと考えようよ!駄目だ駄目だこいつらはナシ!

 頼みの綱であるジョジョでは6部のジョンガリ・Aくらいしかいなかった。微妙だ。微妙すぎる。しかしこいつ6部で35歳ってことは、DIOの信奉者をしていた頃は10歳ちょいってこと?少年兵だったのかな?そこから25年近くDIO様への忠誠と承太郎さんへの憎しみをキープしてたってこと?ちょっと真似できない執念だと思う。関係ないけど「ジョン・ガリアーノ」をもじって命名するときに「ジョンガリ」で切るセンスもとうてい真似できないな。

 ファイナルファンタジーではバレットさんが35歳(無印FF7時)だった。シドより歳いってたのかよバレット……クラウド離脱時に年下のシドにリーダーを譲るのはどんな気持ちだったのだろう……。まあ親友の娘があれくらいの年齢と考えると妥当なセンではないだろうか。養女とはいえ立派な子煩悩キャラと言える。

 ついでにFF6のケフカも35歳らしいが、まあ狂人を参考にしたら実際狂人なのでこれはノーカウントにしよう。ラスボスつながりで『仮面ライダーOOO』のドクター真木も35歳の設定だがこれもほぼ狂人なのでいいや。狂人なのに35歳でガストラ帝国の重要なポジションにいたり、狂人なのに35歳で研究所の所長とかしてるのすごくね?むしろ狂人だから可能なのか?

 センセイ的ポジションといえば『忍たま乱太郎』の戸部センセイが35歳のようだ。AB型で駿河国出身で35歳とかほぼ俺じゃあないかやったぜ。登場するときに「ゆらり」って効果音を自分で言っても許されるな。だが戦国時代の35歳というのは現代の35歳とはえらく印象が違うのだろうなあ。

 35歳枠の中でもっとも有名なキャラクターは『こち亀』の両津勘吉巡査だろう。まあこの人に関してはいわゆる「サザエさん時空」に飲み込まれて最終的に35歳に安定しただけで、連載開始時は36歳だったようだ。連載が始まった1970年代の価値観に照らすと「36歳独身」というのはどういう立ち位置だったんだろう。男性の平均初婚年齢が27歳くらいの時代だ。家電もコンビニも発達しておらず、男の一人暮らしは今よりよっぽど不便だったと思われる。その点現代は便利になった。35歳独身のキャラは珍しくないし、彼らが家庭を感じさせないことに対して違和感はない。

 逆に誰もが思い浮かべる35歳の家庭的キャラとして『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし氏が控えている。係長で、月収が手取りで30万あり、春日部に家を構え、子どもが2人いる。そのうえ藤原啓治の声で喋る。ストレートに強い。昨年の島耕作よりは現実的だが、それゆえに全パラメータが満遍なく強い。これを目標におくのはちょっとつらい。25年前から時が止まってるし。そうか、しんのすけも普通に加齢していればもう30過ぎか……そろそろ5歳のときの黒歴史を延々と公開し続けるのはやめてあげてはどうか……。



 このくらいまで来るとやっぱり、主人公やその仲間みたいなレギュラーキャラクターはだいぶ少なくなってくる。主人公としては両さんが最後の希望か……と思ったら来年はポルコ・ロッソがいた。無理だ……あのカッコよさを体現したオバケみたいな豚になるのは無理だ……!
 だがまあ、年齢的にはまだまだ主人公を張れるようだぞ!ガンバロ!