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◆不定期日記ログ◆

LOG 2007-07

■2007-07-01
重複表現
 英語で「Mt.Fujisan」という表記を見ると悲しくなるが、
 手元の地図帳に「モンブラン山」と書かれていたので痛みわけとする。
 
■2007-07-04
わかりかねる
 「わかりかねる」という言葉は、意味も直感的にわかりかねるし、パッと見だと字面もわかりかねるし、連呼すると舌の動きもわかりかねる。
 
■2007-07-06
停電日記
 帰宅して、シャワーを浴びていたら突然の停電。
 ブレーカーがイカれたらしい。
 大電力を使うものはスイッチ入れてないのに。

 唯一、この温水を作り出すガスの装置に、電力で動く部分があるらしい。
 シャワーがみるみるうちに冷水になっていく。

 びしょ濡れでしかも石鹸まみれのでシャワーを中断し、手だけ拭く。
 日没後の薄暗い中、全裸でブレーカーをいじるものの、電力が戻らない。

 やむを得ず冷水で体を流す。
 「最低限度の文化的な生活」というフレーズを思い出す。

 お腹がすいたが、茹でようと思っていたパスタを鍋に入れることを中止する。
 闇パスタはいろいろと危険だ。

 復旧まで待とう、と思い、本を読む。
 かなり暗くなっていたので、デジカメのプレビュー画面に白い画像を映し出し、それを頼りに寝転がって読む。
 「蛍の光、窓の雪」というフレーズを思い出す。

 デジカメのバッテリーが切れる。
 空腹も大きくなってきたが電力が回復する様子はない。
 仕方ないので料理をあきらめ、食べに出る。
 アパート内で俺の部屋だけ電気がついてなくて泣く。
 やはりこれは他力回復しない、個人的なブレーカーの故障なのだ。

 戻って再びブレーカーを模索するが、やはり電力は戻らない。
 ノートパソコンのディスプレイの明かりで本を読むが、1時間と持たない。
 10時には就寝を決意した。

 夜、耳元に蚊の羽音。
 アースノーマットの電源は入らない。
 対象の姿は暗くてわからない。

 「なにジョジョ?蚊がうるさくて眠れない?
 ジョジョ それは無理矢理倒そうとするからだよ
 逆に考えるんだ
 あげちゃってもいいさと考えるんだ」

 フランスに行ったとき機内で使った耳栓を探り当て、
 目覚まし時計を抱いて、僕は安心して熟睡した。



 翌朝、朝日の力を借りて、ブレーカーの横にあるテストボタンを発見。
 それを押したら電力は回復した。
 
■2007-07-08
汚れた血を我らの田畑に
 アグレッシヴで残虐な歌詞で知られるフランス国歌『ラ・マルセイエーズ』。
 直訳すると『マルセイユの女』
 実際はそういう意味じゃあないらしいけど、うわっつらだけ直訳すると『マルセイユの女』。
 どうするよ日本の国歌が『横浜の女』とかだったら。

 「日本国国歌斉唱!『横浜の女』!」

 一瞬でムード歌謡曲の世界だ。
 
■2007-07-13
選挙前なのでまじめな話
 「国の借金」という言い方が気に食わない。
 とくに社会の教科書でもこういう言い方をしているのが気に食わない。

 国債っていうのはたしかに借金だが、一般のイメージする借金とはちょっと違う。
 外国債でなく内国債である以上、それは将来手に入る予定の税金の「前借り」という意味合いが強いじゃあないか。
 こう考えると「借金」という言い方のアンフェアさがにじみ出て来る。

 800万の借金をしている奴が、今月も30万の借金をしようとしている。
 これは当たり前のことだ。
 当たり前じゃあいけないんだが、我々はこの手の話を、多重債務の恐ろしさの話などで頻繁に聞いている。受け入れやすい状態だ。

 こうなってしまった債務者はもうオワタ状態なので、
 「日本は終了しました」という無責任な印象を相手に伝えるにはもっとも手っ取り早いたとえだろう。

 ところがこれを「前借り」という言い方をすると印象が変わってくる。

 すでに小遣いを8000円前借りしている小学生が、さらに今月300円を追加で前借りできるか?しかもこいつの小遣いは月500円なんだぞ!

 できるわけがない。
 我々はそういうお話を聞いたことがない。先の多重債務者の話よりずっとありえない話だ。
 素直に「前借り」にたとえたほうが、「借金」にたとえて800兆がどうのと並べ立てるよりも、よっぽど今の財政の異常さを正確に示しているじゃあないか。

 なのに変な例ばっかりで、こうして前借りという表現を使った説明を見たことがない。
 ましてや家計にたとえて「こんなにヤバイ!」とか言うのは絶対にフェアじゃない。

 そんなに思考停止させたいのか。
 「なんでそんな前借りをさせちゃってるの、俺たちは?」っていう「疑問」をより喚起させたほうが、年金問題や福祉の問題につながるじゃあないか。

 多重債務者のエピソードとマッチングしてしまう「借金」という言い方は、逆に現実から目を背けさせるだけの不適切なたとえだと主張したい。
 以上!
 
■2007-07-14
冷水日記
 間違いない。あの停電の夜からだ。

 実家に帰ったりして誤魔化していたがもう限界だ。
 シャワーが冷水しか出なくなった。
 だがガスはちゃんと出る。

 深鍋でお湯を沸かし、手桶代わりにして体を洗った。
 髪だけ冷水シャワーで洗えば、十分足りるものだ。
 ん、なんだこの緑色の…
 げぇーっ!お前は昨晩茹でたホウレンソウの切れ端ーっ!!

 そろそろ、憲法で保障された最低限文化的な生活がおびやかされているような気がしたので、大家経由でガス会社の人に修理に来てもらった。

 原因は、ただの老朽化らしい。
 この前の停電も、こいつがポンコツになって漏水していたからだそうだ。
 これでようやくライフラインが完全復旧した。
 
■2007-07-19
メンタルマップ
 「日本以外全部沈没」というゲームをあみ出した。
 基本的には一人ずつ順番に世界の国名を挙げていく山の手線ゲームだが、このゲームでは、国名に続いてその国の都市名を5つ列挙し、それができなかった場合は国土が水没するという残虐きわまりないルールを採用している。

 「イギリス!」
 ロンドン、マンチェスター、リバプール、ポーツマス…ケンブリッジ!
 「イギリス生存!」

 「ドイツ!」
 ベルリン、ハンブルク…えっと…
 「ドイツ水没!
  ていうかお前の中のドイツ像はブロッケンJr.だけか!?」

 「イタリア!」
 ナポリポンペイフィレンツェヴェネツィアローマ!
 「挙げる順番に叙情味を感じるがイタリア生存!」

 「ロシア!」
 モスクワ!…ウラジオストク…えっと…
 サンクトペテルブルグ…レニングラード!ペトログラード!
 「最後三つ同じ!ロシア水没!」

 「中国!」
 北京ペキン南京ナンキン東京トンキン西京シャアキン中京チュンキン
 「後半テキトーに作ったな!中国水没!」

 だいたい日本以外全部沈没するので、これを機に是非メンタルマップを強化していきたい。
 
■2007-07-25
ゲシュタルト構築
 という字が、
 満面の笑みを浮かべたメガネ人間にしか見えなくなってきた。

 \薔/
 
■2007-07-27
萌えネーム
 仕事で、「杉山 鑑司」先生にお手紙を書いた。(苗字だけ仮名)

 Wordで書こうと思って打ち始めたが、
 お名前の漢字が変換できない(カンジだけに)。
 仕方ないので、「かがみ」「つかさ」で一文字ずつ変換した。


 …おわっ!?
 どんだけ「らき★すた」好きなんだよこのオッサンの両親!!
 
 学校の先生と一緒になることが多い仕事をしているので、ちょっとした出会いが発生することがある。

 小学校のころ、クラブ活動でお世話になっていた先生と隣席になったこともある。

 中学校のころの担任と再会し「りんりんさんはまだご存命」という話で盛り上がったこともある。

 次兄が3年前に接触事故を起こした相手の先生と同じテーブルについたこともある(互いに面識はない)。


 あるあ…最後のはねぇよ!
 どう考えてもねぇよ!