◆不定期日記ログ◆
LOG 2020-05
- ■2020-05-03
- アイをキャッチしろ
今年のゴール田ウィークはがまんウィークだということでどこにも行かないことにしたんだが、かといって何もしないのも充実感がないのでまた日記のシステムに手を加えることにした。
具体的にはTwitterなどで記事を共有したときに日記に貼られている画像がアイキャッチとして読み込まれるようになった。最近は画像を貼り付けたエントリが多いのでいつかやろうとは思っていた。
仕様としては機械的に最初に出てくる画像を渡すだけである。したがって大きさや縦横比はまったく考慮されておらず、どのような形で表示されるかまでは責任を負っていない。アイキャッチだけを目的として画像を使うことはほぼないので、画像がオチになっている日記はちょっと残念な形になるだろう(実際そういうblogを何度か見たことがある)。
OGPなのでTwitter以外にもFacebookなどで共有したときに働いてくれるはずだ。Twitterしかやってないのでよくわからないが。
仔ハムスター とりあえず試験的にアイをキャッチしそうな写真を貼っておこう。仔ハムスターは3Bの法則のうちビーストとベイビーを満たすので最高に目を引きやすい。あとはビューティであれば非の打ちどころがないが、この子がメスかどうかはこのとき確認しなかったのでもうわからない。
具体的にはTwitterなどで記事を共有したときに日記に貼られている画像がアイキャッチとして読み込まれるようになった。最近は画像を貼り付けたエントリが多いのでいつかやろうとは思っていた。
仕様としては機械的に最初に出てくる画像を渡すだけである。したがって大きさや縦横比はまったく考慮されておらず、どのような形で表示されるかまでは責任を負っていない。アイキャッチだけを目的として画像を使うことはほぼないので、画像がオチになっている日記はちょっと残念な形になるだろう(実際そういうblogを何度か見たことがある)。
OGPなのでTwitter以外にもFacebookなどで共有したときに働いてくれるはずだ。Twitterしかやってないのでよくわからないが。
仔ハムスター
- ■2020-05-10
- いろんな娘氏
6歳児になる前後の記録。ガチでどこにも出かけてないので写真がぜんぜん溜まらない。
最近娘氏がよく爪を噛む。深爪レベルに噛み揃えられた爪を見ていると小中学生のころの自分の爪を思い出す。爪を噛む癖って遺伝するわけ? 癖が遺伝するのおかしくない? それはもう癖じゃなくて宿命じゃない? なお俺の爪を噛む癖は爪切りを常に携帯するようになってから治りました。
- 娘氏「サーモントイレって知ってる?」
ぼく「えっ何それ」
娘氏「サーモンのトイレだよ? わたしが想像して描くからおたのしみ」 - 後日「サーモントイレ」と文字で書かれた謎のイラストが描かれる。
- 娘氏「パパ花のにおいをかぎなさい? 花のにおいをかぐと小さななやみも飛んでっちゃいますよ。」
- 娘氏「むかしmixiの水族館に行ったんだけど。」
ぼく「は??」
娘氏「mixiの水族館にはくらげのアイスクリームがあって、買ってたべたんだよ。」
ぼく「あっ水戸シー(伊豆水戸シーパラダイス)ね」 - 入浴後の娘氏「パパ体ふいてあげる。わたしスキンケアがとくいだから。」
入浴後のぼく「まず自分を拭こうな」 - 娘氏「わたし絵描きになるのやめてびようしさんになろうと思う。」
ぼく「どうして」
娘氏「だってずっと描いてたら絵の具とかえんぴつとかなくなっちゃうし、ものやかたちばかり描いていて、ひとが二度と描けなくなっちゃった。」
ぼく「絵師あるあるだ」 - 娘氏「わたしがロシアにいたとき、ある日きゅうに水がのめなくなった」
ぼく「ロシアに?」
娘氏「のどがカラカラになって、ちょっとだけこおりをなめていた」
ぼく「はあ」
娘氏「それで日本っていいなって思って、にほんごおぼえ教室にかよった」
ぼく「日本語おぼえ教室」
娘氏「ひこうきで日本にいったら、わるい魔女がいて、わたしをおかあさんのおなかのなかに送った。それでわたしはこどもになってかなしいなって思った」
ぼく「だいぶ設定が厚くなってきたな」 - ヨーグルトのフタが上手く開かなかったワイフに対し「おかあさんそれなに? 昔ながらの食べ方?」と問いかける娘氏。
- 大きなヨーグルトの容器にせっせとテラリウムを作り、だんごむしを数匹拉致して一晩だけ飼う「だんごむしホテル」という遊びを開発する娘氏。
- 晩酌後にリングフィットをするぼくに対し「おさけをのむのとリズムゲームやるのはあんまり仲が良くない」と注意する娘氏。
- 娘氏「おかあさんにおやつ差し入れしてきた」
ぼく「やさしいね」
娘氏「お茶もいっしょに飲んでねってアドバイスもしてきた」
ぼく「そうか」
娘氏「そういうのが一番おすすめなのよ」 - お金のだいたいのスケール感を教えるため「一万円あればプリキュアの大きなおもちゃがだいたい買える」と伝えたところ、「それじゃあアイチャンが大人になってはたおりきでキレイなはたをおって、どこかで売ってきて一万円手に入れたらなんでも買える?」と具体性を持った展望を語る娘氏。機織りで暮らしていくつもりなんだ?
- マインクラフトの本を熟読しているため、脈絡もなく「パパ! パパの村で夜にくらすとき、ファントムが出てきたら木の多いところに行って、そうすると木の葉っぱにファントムがひっかかるから、木の多いところに行って。」と攻略情報を提供してくる娘氏。
- 細かな色塗り作業に飽きてきた娘氏「そろそろわたしの器用さも力尽きてきたんだけど。」
- 娘氏「春っぽいものしりとりしよ! はじめは『ぷ』!『ぷりぷりとしたいちご』」
ぼく「いきなりそれかよ」
娘氏「つぎは『ご』!」
ぼく「ご……『ゴージャスな桜』」
娘氏「ら……『ランランしたそつぎょうせい』」
ぼく「修飾が激しすぎる」 - どうぶつの森をする娘氏「わたしチョウ捕まえるの超へただから。チョウだけにね」
- まったく語源が不明ながら「あなごちや」という感嘆符を多用する娘氏。カワバンガみたいな掛け声らしい。
- 最近パパのことを「ぱよ」と雑に呼ぶ娘氏。
- コロナ休園中の娘氏「ぱよ何かヒマ」
外出自粛中のぼく「ぱよもヒマ」 - 「コロナが流行らなくなったらオンセンいきたい」という娘氏。6歳ともなるとなかなか趣味がシブくなってくるんだな。
- お外がコロナなので娘氏の誕生日パーティーはどうぶつの森で執り行いました。
最近娘氏がよく爪を噛む。深爪レベルに噛み揃えられた爪を見ていると小中学生のころの自分の爪を思い出す。爪を噛む癖って遺伝するわけ? 癖が遺伝するのおかしくない? それはもう癖じゃなくて宿命じゃない? なお俺の爪を噛む癖は爪切りを常に携帯するようになってから治りました。
- ■2020-05-16
- 続・人間とハムスターの日々
ハムスターが増えた経緯については前回を参照してください。
■4月26日(生後17日)
……ということで、生後30日をもって、雄雌でケージを分けた。
飼い主サイドとしてはできるだけ長い間いっしょに暮らしてもらい、積み重なって寝ている姿を眺めていたい。ケージが1つの方が世話が楽というのも大きい。
しかしマロンちゃんがペットショップも想定していない早さで妊娠していたことを考えると、離乳していつでも分離できるようになったのであれば分離すべきであろう。引き延ばしの末にまた増殖するようなことがあったらもう対処できない。このねずみたちに乗っている遺伝子はここで確実に終わらせるのだ、という強い気持ちで臨まなければならない。
そしてときどきケージからキュッキュッとうぐいす張りの床のような音が聞こえる。兄弟どうし、姉妹どうしで小競り合いをしているのだ。
寝ているときなどは常にくっついているが、何かの拍子でこのような攻撃ルーチンに入る。このままこの程度の小競り合いで仲良くしていてくれればよいが、そもそも親子愛や兄弟愛を人間ベースで考えるのが危うい。
ハムスターは単独で暮らすねずみであり、多頭飼いができるのは子どものころのほんの僅かな期間しかない。成長にともなって縄張り意識が芽生えれば、そこにあるのはKILLかFUCKのみ……そういうアルゴリズムで繁殖してきた生き物なのだ……。
小型のハムスターであれば縄張り意識があいまいなまま成長することもある……らしいが、それは稀な個体だと思っていたほうが良いだろう。
闘争が本格化する前に、次はこのケージに間仕切りを入れて個室に分ける計画を立てている。そのときには母には元のケージに戻ってもらおうと思っていたが、どうやら巨大ハムスターである母が食料をガバーッと持っていってしまうため、娘たちが残された食料を取り合ってケンカをしていることがあるようだ。まさか親離れより先にダイエットという目的で親子を分離することになるのだろうか。そんなしょうもない理由で離別させないでくれ。
■4月26日(生後17日)
- 2匹の仔がトイレでキュッキュッと声を上げながら転がりまわっている
- ワイフが調べたところオス同士だった
- その後またトイレでケンカしている2匹がいた 今度はメス同士
- やはりハムスターは闘争に逆らえないのか
- どうやら仔らのトイレトレーニングは完了したらしい
- 水飲み器も把握しているようだがまだ舐める程度
- 仔らはふやかしてないペレットも巣に持ち帰っているようだ
- だいぶ自立のめどが立ってきた
- 仔3匹と母+仔1匹で寝ていることが多い
- 甘えん坊の個体がいるのか交代制なのか
- あきらかに母が太ってきているためオヤツ減量
- さてはおまえもう授乳してないな
- ペレットを食べてるところに仔らが集まってくるとそっぽを向いて自分のペレットを死守する母
- もはや親子でなく対等なげっ歯類として付き合っているのか
- 仔らが自立してきたので隙あらば拉致して人間の手に慣らす作戦を始める
- 仔がシルバニアサイズのくせにもう完全にハムスターの動きをしているので相対的に母が巨大ハムスターに見えてきた回
- 仔らが集まっているところにオヤツを投下したところ、巨大ハムスターが横からやってきて全部頬内に回収して去っていった 没収するな
- 最初に母が使っていた一人用の箱を再設置したら圧倒的支持を集め「げっ歯類の匣」が顕現した回
- なめるだけだった水飲み機から水を飲んでいる様子が確認される
- 母のあまりの巨大さに体重を計ってみたところ45グラムあった
- ジャンガリアンとしての資格を失うレベルの巨躯であることが明らかになった
- 仔がトイレを覚える中、母がトイレを無視して尿をするようになる やめてくれ
- ふたまわりほど大きなケージに引っ越す
- 来たるべき離別に備えてたくさんの巣箱を並べるが、選ばれたのはいつものやつでした そりゃそうだ
- 母はいつもの巣箱の裏に挟まるようにして床材に埋まっていた 勝手にしてくれ
- ケージを変えてからというものトイレ砂の消費が明らかに少ない
- したがってどこか別の場所にトイレが発生したと考えられるが床材が濡れている場所がない
- 尿はどこへ消えた?
- いつもの巣箱の奥で尿をしていたことが判明したので取り出して消毒する
- ケージが大きくなったことで巣箱からトイレが遠くなったのが問題か
- 将来ケージを分けたときに使う予定だったトイレを投入し二便所体制にして冗長性を確保する
- 木の巣箱の代わりにきまぐれに作った段ボールのトンネルを入れたところ圧倒的支持を集める
- 二便所体制によって母がトイレを思い出す
- ペットショップに連絡し,雄雌の判別をしてもらえるよう来店予約をする
- たぶんオス2メス2で間違っていないと思うがここでミスるとまた増える
- 家族会議で子どもたちの名前を4つ用意するが、単騎で来られるとまったく区別がつかない
- 段ボールのトンネルを持ち上げたら一家全員が顔を出した回
- 仔4匹をペットショップに連れて行き、雄雌を組み分け
- ワイフの見立てどおりオス2メス2だった
- 小さい雌を「ラテ」、でかい雌を「ユキ」、小さい雄を「キヌ」、でかい雄を「モロッコ」とする
- 全員「白いもの」にちなんでいるよ
- モロッコはモロッコヨーグルだよ
……ということで、生後30日をもって、雄雌でケージを分けた。
飼い主サイドとしてはできるだけ長い間いっしょに暮らしてもらい、積み重なって寝ている姿を眺めていたい。ケージが1つの方が世話が楽というのも大きい。
しかしマロンちゃんがペットショップも想定していない早さで妊娠していたことを考えると、離乳していつでも分離できるようになったのであれば分離すべきであろう。引き延ばしの末にまた増殖するようなことがあったらもう対処できない。このねずみたちに乗っている遺伝子はここで確実に終わらせるのだ、という強い気持ちで臨まなければならない。
そしてときどきケージからキュッキュッとうぐいす張りの床のような音が聞こえる。兄弟どうし、姉妹どうしで小競り合いをしているのだ。
寝ているときなどは常にくっついているが、何かの拍子でこのような攻撃ルーチンに入る。このままこの程度の小競り合いで仲良くしていてくれればよいが、そもそも親子愛や兄弟愛を人間ベースで考えるのが危うい。
ハムスターは単独で暮らすねずみであり、多頭飼いができるのは子どものころのほんの僅かな期間しかない。成長にともなって縄張り意識が芽生えれば、そこにあるのはKILLかFUCKのみ……そういうアルゴリズムで繁殖してきた生き物なのだ……。
小型のハムスターであれば縄張り意識があいまいなまま成長することもある……らしいが、それは稀な個体だと思っていたほうが良いだろう。
闘争が本格化する前に、次はこのケージに間仕切りを入れて個室に分ける計画を立てている。そのときには母には元のケージに戻ってもらおうと思っていたが、どうやら巨大ハムスターである母が食料をガバーッと持っていってしまうため、娘たちが残された食料を取り合ってケンカをしていることがあるようだ。まさか親離れより先にダイエットという目的で親子を分離することになるのだろうか。そんなしょうもない理由で離別させないでくれ。
- ■2020-05-20
- このキー何のキー気になるキー
日々慣れ親しんでいるパソコンのキーボードだが、良く見ると我々の知らないことが多いことに気づく。このキーを押すと何が起こるのか。なぜキーボードにあるのか。なぜそんな名前なのか。全てを理解しているキーは意外と少ない。
まずCapsLockキーだ。こいつがなぜキーボードにあるのかは明白だ。パスワードの入力を阻むためである。あまりに邪悪なのでパソコンを換えるたびに殺している。なおキーを殺すときには昔から「KeySwap」というフリーウェアを使っている。
NumLockキーについても同様、PC-9801の時代からカーソルキーのないキーボードを使ったことがないので殺している。俺はテンキーがカーソルキーを兼ねていた時代のことを何も知らない。切り替えるならまだWASD操作のほうが効率が良さそうに思える。
ScrLkキーはこうしてまじまじとキーボードを見るまで存在を認識していなかった。スクロールロックって School of Rock みたいでカッコいいよね。こういうトグルスイッチは、いまロックされてるのかどうなのかのLED表示が絶対に必要だと思うが、ノートパソコンとかではそれを平然と省略するために邪悪さが生まれている。
Pause/Breakキーはギリギリ昔のBASICで使った覚えがある。マウスどころか複数ウィンドウすらない古の時代、人々は多くのキーを求めたのだろう。ここまで殺してきた数々のキーに想いを馳せる。
Insertキーはたまに使う。主にうっかり触ってしまって上書きモードになってしまったのを直すために使う。使用頻度の高いBackSpaceに無駄に近いためよく事故る。よく考えたらこれも邪悪なので今殺すことにした。No More トグルスイッチ。我々日本人は全角/半角のトグルだけで手一杯であり、これ以上トグることは許されない。
PrintScreenキーはよく使うが、それに同居しているSysRqキーは意味がわからない。一応アクティブウィンドウをPrintScreenしてくれるということは知っているけど、じゃあいったい何の略なんだよ、と調べてみてもピンとこない。少なくともWindowsを使う上では、本来の意味でシステムリクエストすることは未来永劫なさそうだ。
こうしてキーボードのことを見直してみると、こんな手元にコンピューターの歴史がザクザク眠っていたことに驚く。
我々はShiftキーが何をシフトしていたのか知らないし、Enterキーが何を何にエンターしていたのかも知らない。えっリターンキーでいいじゃん何でエンターになったんだ? 改行だけでなくログインのときとかにも使うからか?
こういった歴史を知っておくことで、有事の際に役立つかもしれない。有事って具体的にどんなのだ? 殺人ウイルスの蔓延する洋館に迷い込んでセーブしたいのにタイプライターでの小文字の打ち方がわからないよォ!「やれやれ……任せな若造」「ジジイ!」「ここのシフトレバーでシフトして……タイプしてみろ」「すげェ!」みたいな状況か??
そんな状況であったらきっと「このキーはもう必要ないようだ。捨てますか?」みたいな謎の予言ダイアログが出て、ScrLkやSysRqはポロポロと捨てられていったことだろう。だが現実には、もう使うことのないキーがわかる神的存在はいない。こうして我々はキーボードの上にコンピューターの歴史を積み上げてタイピングをしているのである。
というわけで、今回は
まずCapsLockキーだ。こいつがなぜキーボードにあるのかは明白だ。パスワードの入力を阻むためである。あまりに邪悪なのでパソコンを換えるたびに殺している。なおキーを殺すときには昔から「KeySwap」というフリーウェアを使っている。
NumLockキーについても同様、PC-9801の時代からカーソルキーのないキーボードを使ったことがないので殺している。俺はテンキーがカーソルキーを兼ねていた時代のことを何も知らない。切り替えるならまだWASD操作のほうが効率が良さそうに思える。
ScrLkキーはこうしてまじまじとキーボードを見るまで存在を認識していなかった。スクロールロックって School of Rock みたいでカッコいいよね。こういうトグルスイッチは、いまロックされてるのかどうなのかのLED表示が絶対に必要だと思うが、ノートパソコンとかではそれを平然と省略するために邪悪さが生まれている。
Pause/Breakキーはギリギリ昔のBASICで使った覚えがある。マウスどころか複数ウィンドウすらない古の時代、人々は多くのキーを求めたのだろう。ここまで殺してきた数々のキーに想いを馳せる。
Insertキーはたまに使う。主にうっかり触ってしまって上書きモードになってしまったのを直すために使う。使用頻度の高いBackSpaceに無駄に近いためよく事故る。よく考えたらこれも邪悪なので今殺すことにした。No More トグルスイッチ。我々日本人は全角/半角のトグルだけで手一杯であり、これ以上トグることは許されない。
PrintScreenキーはよく使うが、それに同居しているSysRqキーは意味がわからない。一応アクティブウィンドウをPrintScreenしてくれるということは知っているけど、じゃあいったい何の略なんだよ、と調べてみてもピンとこない。少なくともWindowsを使う上では、本来の意味でシステムリクエストすることは未来永劫なさそうだ。
こうしてキーボードのことを見直してみると、こんな手元にコンピューターの歴史がザクザク眠っていたことに驚く。
我々はShiftキーが何をシフトしていたのか知らないし、Enterキーが何を何にエンターしていたのかも知らない。えっリターンキーでいいじゃん何でエンターになったんだ? 改行だけでなくログインのときとかにも使うからか?
こういった歴史を知っておくことで、有事の際に役立つかもしれない。有事って具体的にどんなのだ? 殺人ウイルスの蔓延する洋館に迷い込んでセーブしたいのにタイプライターでの小文字の打ち方がわからないよォ!「やれやれ……任せな若造」「ジジイ!」「ここのシフトレバーでシフトして……タイプしてみろ」「すげェ!」みたいな状況か??
そんな状況であったらきっと「このキーはもう必要ないようだ。捨てますか?」みたいな謎の予言ダイアログが出て、ScrLkやSysRqはポロポロと捨てられていったことだろう。だが現実には、もう使うことのないキーがわかる神的存在はいない。こうして我々はキーボードの上にコンピューターの歴史を積み上げてタイピングをしているのである。
というわけで、今回は
- OSレベルでKeySwapを標準装備してくれ
- トグルスイッチになっているキーは現在の状態を表示してくれ
- ところでなんでキーボードはキーボードって言うんだぜ?