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◆不定期日記ログ◆

LOG 2025-03

■2025-03-07
熾烈なる歯列矯正生活4
 矯正ワイヤーは月イチで調整する。
 ワイヤーを調整した翌日は全ての前歯と奥歯が痛いが、もう痛いのはわかっているし、歯が使えない日はゼリーとポタージュに加えて「日清カレーメシを飲む」という選択肢を開拓したので、なんとか生きている。腹に溜まるものは良いな。

 歯列矯正は順調に進んでいるようで、ワイヤーにかかっていたゴムを外して生活することになった。
 とはいえこれは一時的な様子見らしい。詳しくはわからない。
 俺はもうちょっとコンセントをインフォームドすべきなのだろう。でも歯医者で過ごす時間って、だいたい口の中に何か突っ込まれている状態でしょ? なかなか落ち着いて会話をする時間がないんだよね。

 現状の口内は、前述のとおり、上の前歯が大移動して、すきっ歯の一歩手前くらいまで来ている。
 奥歯も「親知らずがあった位置」へと動いたのか、犬歯と奥歯の間もスッカスカになっている。

 そしてなぜか、ときどきこのすきっ歯部分に冷水が沁みる。
 まさか、また歯ブラシの届かない位置に虫歯が……? と警戒して聞いてみたところ、歯が動いたことで歯の根元が露出し、知覚過敏気味になることがあるとのこと。まあ常時痛むわけでもないし、虫歯でないならいいか……。


 今回は、犬歯にかぶせて高さを出していた仮の歯が大胆に削られ、半年ぶりに上下の奥歯が触れ合うことになった。半年も離別していた奥歯たちはまったく嚙み合わず、苦戦している。
 これは俺自身の嚙み合わせの位置が、仮歯によって前にずらされていた影響だろうか。それとも「嚙み合わせ」というもの自体が、日々の咀嚼によって作られているものなのだろうか。

 しかし、嚙み合わせというのは……俺はここまで「歯並び」のことばかり考えて、噛み合わせのことをあまり考えてこなかった。
 それゆえ、今まで説明をうけてもピンと来ていなかったのだが……。
 
 どうやら……普通のヒトというのは、奥歯で噛んだときに前歯も噛み合うものらしい。
 ええ〜〜工業製品じゃあるまいし、そんなことある??
 俺は上の前歯が下の前歯を覆ってしまう過蓋咬合ディープバイト気味とのことだが、このくらいの誤差は、神の設計においては当たり前なのではないのか?

 俺はなんとなく、「歯並びをよくして歯磨きをしやすくしよう」くらいの考えで矯正に臨んでいた。
 噛み合わせも直るという説明を受けていたが、それが「奥歯で噛んだときに前歯も噛み合うようにする」という神をも怖れぬ所業であるとは思っていなかった。
 人間がやれる範囲を超えてはいないだろうか?
 神の工作精度に楯突いたら神罰が下るのでは?
 「噛み」とは「神」に通じているのでは?
 俺は……俺はどうしたらいい!?


PIPI
ピピチャン!(大丈夫だぞ! 鳥たちを見ろ!)
ume pipi
+ 鳥たち +
 あ……ウメチャンは見事に上と下のくちばしが嚙み合っているねェ~~! ピピチャンはすっごいディープバイトだね!!
 神の設計にもいろいろあるんだ! じゃあいいや!!
 
■2025-03-12
レグザレポート
 テレビを、でかくした。

 こういうことを書くときには「これくらいの大きさ」と写真を添付するものだと思うが、でかさがわかるように撮影しようとすると画面にどうしても謎のやせたおっさんが映り込むため、撮影を断念した。
 大きさは50インチである。ヤードポンド法で言われてもピンとこないと思うので測ってみたが、横幅はおよそ3尺6寸といったところだ。3尺6寸といえば小学生用の竹刀くらいの長さなのでイメージしやすいよな? ……ヤードポンド法を国際社会で使おうとする人々、こういうメンタリティなんだな。怖いな。

 前のテレビはどのくらい使っていたのか、弊サイトに記録がないためわからない。どうやら2011年にPS3を買ったときには所持していたようだ。少なくとも干支は一周している。こうなると、テレビの買い換えは「画面がでかくなった」だけでは済まない。

 まず、ドラマに出てくる自然がめちゃめちゃ美しくなった。画面の明暗・色調をテレビ側が勝手に補正しているのだ。
 次に、アニメのスクロールするシーンがめちゃめちゃなめらかになった。フレーム補間をテレビ側が勝手に行っているのだ。
 そして、ゲーム音楽の低音がめちゃめちゃ強調されるようになった。パソコンのモニターにはSONYのポータブルスピーカーをつないでいるんだけど、それと似たような音質である。この薄いテレビのどこからこんな音が出ているのかわからない。

 このようなソフトウェア的な進化がめざましく、映像体験が大きく変化したのを実感した。家電の買い換えはこのくらいワクワクするものでなければいけない。でもフレーム補間はなんか気持ち悪いし、トムクルーズが「ダサいからやめて」って言ってるらしいので、アニメ・映画ではオフにしようと思う。
 
 さしあたってはPS5の文字がクソちっちゃいゲームをやるときに画面に近づかなくて済むようになったことを祝福したい。そういえば前のテレビに換えたときも、PS3をHDMIケーブルで繋いで解像度がフルHDになったときに似たような感想を持った気がする。今度はフルHDから4Kの進化で同じことを繰り返しているのか。
 しかしちょうどやってるのがヴァンパイアサバイバーズとSwitchゲームボーイのドンキーコングなので、画面のでかさが笑っちゃうくらい無駄になっている。ホグワーツ・レガシーを進めようね。
 
■2025-03-16
やさしさの邦名
 そういえば我々は、TRIUMPHというブランドについて「トライアンフ」と読めばバイク、「トリンプ」と読めばパンツ、と明確に区別をしている。
 不便なのではないかと思ったが、顧客があんまり被っていないので困る人がいないのだろう。

 そして俺は大きな勘違いをしていた。
 たぶんバイクのトライアンフは英語読みで、トリンプはドイツ読みかそのへんであろうと。
 だがドイツ読みでは「トリウンフ」が近いようだ。トリンプ、いったい何語なんだ?

「トリンプ」というブランド名は、日本に進出するに辺り、「Triumph(トライアンフ)」を日本になじみやすくする為に「トリンプ」という読み方に変えたのが由来。

ブランド・社名由来辞典
 なんと日本語であった。
 エエッ!? じゃあ何か? 俺たちが読み間違えることを先回りして社名にしたってことか?
 そんな……そんなことがあるんか……?

「そしたら……gelato piqueジェラートピケを……ゲラトピキューって呼びてえなあ~……!!」
「呼べば善し!」
Porscheポルシェのこと――ポースチェって……呼んでいいんスかァ!?」
「呼んで善し!!」
ASUSエイスース、アスースって呼び続けてええのか!?」
「呼び続けて善し!!」

 なんて優しいんだ……優しすぎる……すべての海外メーカーがそうであればよかったのに……
 というかね、「Tri」を「とらい」って訛っちゃうような田舎っぺがね、世界共通語みたいな顔をしてるのがおかしいんですよ。「ph」が「ふ」なのもなんとなく受け入れちゃってたけどダメだよ。通るかそんなもん!
 ありがとうトリンプさん。俺はこれからも堂々と読み間違えていくよ。まずOIOIをオイオイとします。
 
■2025-03-23
タックスリターン!
 今年、確定申告とかいうやつをやり、まとまったお金が返ってきたので記録しておこう。

 本年度は歯列矯正で大きな出費があったため、確定申告するといくらか戻ってくる……そんな話をワイフが持ってきたのが発端であった。
 歯列矯正は保険適用外の、いわば不要不急の医療費なのだが、それによって払った税金が戻ってくるという理屈はまったく理解できない。払いすぎているのに書類を書かないと戻ってこないというのもひどい話だ。
 昨今、軽減税率だのふるさと納税だのと、税制の「公平・中立・簡素」のうち「簡素」が軽んじられているのを感じる。早く無敵のマイナンバーで何もかも管理できるようにしないと、カール・シャウプが英霊として召喚され、税制改革の大鉈を振るい始めてしまうだろう。

 しかし……こんなことを書いているが、実は10年前、ワイフの出産費用が発生した年度に、俺はこの確定申告をしているハズなのだ。まったく記憶がない。
 どうせ会社の経理の人に相談してやってもらったんだろうと思って聞いてみたが、そんなコトはしていないという。
 そもそも確定申告なんて面倒なことを自力でやったのなら、弊サイトにその苦悩の道筋が記録されているハズなのだ。それが無いということは、やはり俺はやっていないのではないか。
 まさか……俺は……確定申告によって精神に大きな傷を負い、その苦痛から逃れるために新たな人格を生み出して、つらい記憶をそいつに押しつけて暮らしてきたのではないだろうか? 確定申告の情報に触れることでその人格が目覚め復讐が……くっやめろ影羅(エイラ)! この身体は渡さな……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。このオッサンは意思が強すぎて困るぜ……というくらい辛い出来事だったのではないか? 恐ろしすぎる。


 そういうわけで何から始めたら良いかさっぱりわからない。
 ワイフによると、俺は医療費の領収書を束ねて義親と話をしていたらしい。まったく記憶がない。それは本当に俺だったか? とりあえずワイフが家族全員分の領収書をかき集めてくれたので、それをエクセルにかたっぱしから入力してもらった。
 あとの事は何もわからない。マイナンバーカードとマイナポータルアプリを携えて、近くの確定申告会場に行くことにした。
 医療費については、ワイフの作成したエクセルデータ(人名、月、医院名、金額をひたすら入力したもの)をピボットテーブルにして、横軸を人名ごと、縦軸を月ごとの表を生成し、印刷して持っていった。ピボットテーブルはこのためにあるような機能である。医院ごと月ごとの表も念のため作ったけど不要だったっぽい。
 あとはふるさと納税関係の書類も念のため持参したが正解だった。会場で知ったことだが、ワンストップでふるさと納税したあと確定申告すると、確定申告によって何らかの何かが上書き保存され、還付額が0になってしまうらしい。なのでこれを確定申告に含める必要がある。バグでは?

 確定申告会場では係員の指示に従ってマイナポータルの画面を次々に遷移させていって、医療費をまとめた表をあわせて提出するだけだった。ピボットテーブルに不備がないかどうか確認しないの? ……と思うが、確認作業に費やされる労力と費用を考えると、多少盛られても自己申告に任せたほうがいいのだろう。早く無敵のマイナンバーカードでなんとかしてくれ。
 結局マイナポータルの力で何もかもが解決してしまったので、仮に10年前の記憶があったとしても何も役に立たなかっただろう。
 歯列矯正の出費はここからが本番である。これなら来年は自力で……と思ったが、物理的に書類を提出しなければいけないのであれば、自力でマイナポータルしたあと郵送するよりも会場でやって提出してしまったほうが楽なような気がする。早く無敵のマイナ保険証でなんとかしてくれ。あっ歯列矯正は保険証関係ないわ。逆になんで保険証関係ないのに戻って来るんですか??

 いずれにせよ、確定申告作業に費やした手間を時給に換算しても明らかに有用な金額を手に入れることができた。それだけの話だが、記録しておくことは大切だ。きっと来年にはまた何もかも忘れているのだろうから……。
 
■2025-03-31
月記MARCH
娘氏「パパは何日からお休み?」
ぼく「さては……サラリーマンに春休みがあると思っているな?」

 逆になんでないんだろうね。切り替えの時期なのにこんなに忙しいのはおかしいよ。でもまあいい。じゃあ3月に観たもの、読んだもの、やったことの記録だよ。

■インセプション

 アマプラで『インセプション』を観た。時系列は異なるが、『インターステラー』『TENET』に続くクリストファー・ノーランチャレンジである。
 ノーラン作品はとにかく難解だと言われており、実際TENETなんかは全編ずっとジョジョのラストバトルを観ているような気持ちで楽しんだ。その理屈でそうなる?? なってるからいいかぁ……。
 こっちはそれよりもスタンド能力が「夢の中に入って記憶を読んだり無意識を植え付けたりする」とイメージしやすく、かついろんな役割分担があって設定の厚みもあり、わかりやすかった……と思ったが、途中で「ところで今なにを目指してるんだっけ?」ってなって置き去りにされた。あとからググッて解説見たらちゃんと説明されてたんだけど、夢の中で死んだときの挙動と目覚める条件が現場で急遽変わったせいでわかんなくなったんだよな。
 全編を通して渡辺謙が酷使されていてよかった。ここまで酷使される渡辺謙は見たことがなかった。

■るろうに剣心

 ものすごく丁寧なアニオリ追加パートを含む京都大火編が終わった。
 京都市街地に放火したうえで大阪湾から軍艦を発進なんていうド派手な計画が、原作ではサラッと未遂で終わってしまううえ、素人テロリストの作った炸裂弾で全財力の5分の3を費やした戦艦が撃沈されて悲しすぎる。このへんを厚くすることは、ジャンプの週刊連載という枠組みではやりたくてもできなかったことだったのだろう。
 まあその結果「京都には他に医者はいないのか……?」「東京行きの戦艦になぜ蒼紫が……?」など不可思議な点が出てきてしまったが、気にしないことにしよう。次のクールではいよいよ志々雄様が「1対5にしてもまあいいっしょ」ってなるので楽しみに待つ。

■叙述トリック

 最近ワイフが昔の推理小説を読んでいるので、オススメされたやつを読んだ。
 とはいえ、困ったことに叙述トリックの含まれる作品は、それが含まれるということ自体がネタバレとなる。なのでタイトルを出すことができない。もう20年近く前の作品なので今さらネタバレということもないだろうが、無駄にネタバレすることもあるまい。
 お話の筋としては、「レインマンが人を襲う」という都市伝説が実際の殺人事件となって、刑事のコンビが噂の発信源を追うっていう奴だ。既読者はこのくらいの情報でわかると思う。最近都市伝説を解体したいという気持ちが高まっていたのでとても面白く読めた。あとi-mode全盛期の渋谷ギャルたちの文化が懐かしすぎる。オンビキを矢印にするんじゃあない。

 この作品、「最後の1行のどんでん返し」という仕込みがあるんだけど、そっちはあまり脈絡を感じなくって、むしろ最後まで読んで犯人がわかったうえで、吉良吉影(概念)に吉良吉影(概念)された人はどの段階で吉良吉影(概念)された状態だったのか、というのが巧みにごまかされているのに気づいたのがいちばんスリリングだった。読み直したらもうこの段階で吉良吉影(概念)されてんじゃん……怖……。犯行のトリックとは関係ないから叙述トリックとは言わないかもしれないけど、こういう完全に騙されてた感を味わいたくてミステリ読んでるところがあるな。

■ドンキーコング(GB)

 Switch Onlineゲームボーイのラインナップに、待望の『ドンキーコング』が追加された。
 名前のせいで説明がややこしいんだが、これは先に配信された『スーパードンキーコングGB』『ドンキーコングランド』『ドンキーコングGB』とはぜんぜん別のゲームである。それらはスーパーファミコンの『スーパードンキーコング』をベースにしたアクションゲームであり、今回追加されたのはマリオを主役とした初代『ドンキーコング』の系譜なのだ。この系譜は『マリオvsドンキーコング』シリーズとして続いている。

 ゲームを始めるとアーケード版やファミコン版でおなじみの、鉄骨でつくられたステージが出迎えてくれる。
 しかしマリオさんは側転や三段跳びなどおなじみのアクションを身につけており、ハンマーを振るしか能がなかったあの頃とは完全に異なるタフガイとなっている。ゲームボーイなのにアクションがめちゃめちゃ滑らかなのはさすがのマリオさんである。
 そしておなじみのステージを越えると、そのアクションをフルに活用した面クリア型アクションパズルが開幕する。もう「面クリア型アクションパズル」というジャンルが懐かしすぎるが、令和に通用する遊び応えがあるので是非やってみてほしい。

 しかしこれ、スーパーゲームボーイのローンチタイトルだったんだなあ。懐かしい。それを差し引いても50インチのテレビでやるものではない気がするが。

■Vampire Survivors

 隠しキャラをサクサクと解禁していくうちにすっかりハマってしまったが、「終盤、進化した武器のエフェクトが眩しすぎて目に悪い」という理由でプレイに気合いと覚悟が求められる。それは無駄にでかいテレビでやってるからでは? それはそう。
vampire survivors
 インフレしきってもはや「何が起きてるのかわからない」から「直視できない」に進化したプレイの様子。このゲーム、個人開発ゆえの「ユルさ」がなんかクセになってしまう。画面、直視できなくてもいいんだ!

 恐ろしいのが、大抵のステージは30分で終了するので、主要アイテムのアンロックが済んでクリアが安定してくると、「ちょっとやるか」とコントローラーを握ったら最後、30分が確定で消費されることである。「今日は4回プレイしたぞ」となれば、ヴァンサバに2時間を費やしたことがハッキリとわかってしまう。恐ろしい。
 時間経過とレベルアップ速度を倍にする「お急ぎモード」はあるが、ゲームバランスが変わっちゃうから特定のトロフィー狙いのとき以外は使いにくいんだよね。

■ニチアサ百景

 我が国のヒーローたちが戦う理由は基本的に「何かを守るため」である。眩しくて戻らない瞬間をもう誰にも奪わせないために強くなろうとするのがヒーローとしての姿勢なのだ。
 特に、普通の女子中学生を戦場に送り込むプリキュアについては、初変身時に「何かを守りたい」という気持ちが強調される。人々の笑顔を、夢を、好きな事を、奪う行為は許せない、そういった動機で普通の女子が戦いに赴くのである。

 しかし……今期の妖精は……戦闘のことを知らずに「アイドルプリキュア」のライブに憧れて一緒に踊りたいだけの紫雨さんを「合格プリ~!」といって戦場に単騎で出撃させ、心を折るという、めちゃくちゃなことをやってしまった。
 確かにプリルンは「友達が踊っているところを無断で動画サイトにアップロードする、怒られてもまたやる」など歴代妖精のなかでも飛び抜けたあほとして描かれているが、アイドルと同じステージに立てることを餌に戦場に送り出すのはラインを越えていないか。プリルンがそういうタイプの邪悪であり報いを受けるのならいいが、結局謝罪もないまま、3人目の戦士加入の流れになってしまったのもヤバいのではないか。

 騙された紫雨さんも紫雨さんで、戦場の恐怖を目の当たりにして心が折れたのに「それでも推しと踊りたい」という熱意でプリキュア化するのですごい。
 一応「みんなの『好き』を守りたいから戦う」という流れにできたのにそっちじゃなくて、戦うことは聞いてなかったけどしょうがない! みたいな気持ちで変身するのはマズくないか。我々の世界にも実際にそうやって搾取されてきたアイドルの卵たちがいるのではないか。今期の脚本、何を考えているのかがわからなくて怖くなってきた。

 そして、そんな邪悪を目の当たりにしたニチアサおじさんたちを迎え撃ったのが、『仮面ライダーガヴ』の三大マッドサイエンティスト(なんで三人もいるんだ?)の一角、酸賀研造であった。
 そりゃあ仮面ライダーのマッドサイエンティストが人体実験を一人しかしてないわけないよな。作中に出てこない犠牲者がたくさんいるはずだよな。被験者が人体実験に向かうように関係者を殺害したりもするよな……するかぁ!?
 狂気に足を踏み入れた理由も関係者には明かさないまま、さらっと爆死するところまで含め完璧であった。仮面ライダー・マッドサイエンティストレースで一気に先頭グループに躍り出たな。こいつに比べたら死人が出てないぶんプリルンはマシ。なんで比較対象になってるんだよ。


 ところで戦隊にもプリキュアにも「活動休止中の伝説的男性アイドル」が登場したことで思ったんだけど、このアイドル飽和時代に我々は「グループ名(「元」も含む)の肩書きを持たない男性アイドル」をアイドルと認識しなくなっているのではないか。
 ノグチ・ゴウ・ヒデキの時代は違った。男が単体でピカピカのキザでいられた。今はアイドルといえばアイドルグループであり、ソロの男は俳優かミュージシャンか芸人に分類されてしまう。女もそうか? ……そうかも?
 よくわからなくなってきた。プリキュアと戦隊にはぜひ「アイドルとは何か」を再定義してほしい。期待している。