Oneside Flat Web

◆不定期日記ログ◆

LOG 2017-07

■2017-07-05
テディ倍安
 ご存じの方もおられると思うが、テディベアの「テディ」の名はアメリカのセオドア・ルーズベルト大統領に由来する。ニューディール政策のフランクリン・ルーズベルト大統領とは別人なので留意願いたい。

 テディベアの名前の由来は、第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトの有名なエピーソードから生まれました。
 1902年の秋、ルーズベルト大統領は趣味である熊狩りに出掛け、瀕死のクマに出くわしました。しかし大統領は「瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神に反する」として、その熊を撃ちませんでした。
 このことがワシントンポスト紙に掲載され、それを見たお菓子屋さんが、一体の熊のぬいぐるみを作ました。
 そのぬいぐるみには、セオドア・ルーズベルトのニックネーム”テディ”をもらって”テディベア”と名付けたのがはじまりと言われています。

シュタイフ社webサイトより
 このエピソードを改めて読むと、ルーズベルト大統領はずいぶん国民から愛されていたんだなあという感想しか出てこない。
 仮にこれが日本国の安倍首相だったらマスコミはなんと書くだろうか。「国民が苦しんでいるときにのんびり狩りに出るなど言語道断」「瀕死のクマを放置するとはとんでもない」「ベア放置を許さない」などといった言葉が週刊誌や投書欄に踊る様子が容易に想像できる。さらに言えば「連日安倍首相の熊狩りのニュースばかりで○○法案の審議が報道されない、これは安倍政権による報道操作だ」とか言い出す人まで現れジゴクの様相を呈するであろう。

 昔はおおらかだった。昔と何が変わってしまったのかはわからない。ただ、最近の教科書では「ルーズベルト大統領」が「ローズベルト大統領」に変わりつつあるということは覚えて帰って下さい。
 
■2017-07-11
俺とニンゴジラの戦いの記録
 6月初頭、俺はカレンダーの6/16に印をつけ、「このへんからSwitchを意識していく」と書き込んだ。品薄解消の見込みのないニンテンドースイッチ本体との戦いの始まりである。

 正確には5月下旬のマリオカート需要が一段落したあたりで開戦する予定であった。しかし、5/18の「Splatoon2セット」の発表によりマイニンテンドーストアは完全にニン・ゴジラに破壊され、「○○日以降、注文再開予定」の文字が消滅したため、入荷の情報がまったく途絶えてしまったのであった。

 徐々に危険な状況に追いつめられていることは承知していたが、6/16の「ARMS」発売に合わせて黄色のJoy-Conが組み合わせに追加されると踏んで、そのときの本体の補充に期待をかけたのである。
 マイニンテンドーストアは一度買い物をしないとクレジットカードの情報を記憶してくれない。やむをえず本体より先にイカのDL版を購入し、つねにログイン状態をキープしておくことにした。
 
 それからマイニンテンドーストアのトップページを1日3回確認する生活が始まった。しかしストアはずっと「準備が整い次第注文再開予定」の表示のまま息をしていなかった。16日には予定通り、黄色のJoy-Conが組み合わせに追加された。しかし追加されただけだった。本当に大丈夫なのか。

 そんなふざけた状態のまま2週間がすぎ、7/6のスプラトゥーン2Directを迎えた。俺は以前より冷めた眼でそれを見ていた。発売まで2週間となってもまだ本体が手に入る見込みがない状態では、公開されるイカの新情報にはあまり熱意を持って接することができなかった。
 
 実際その日は恐ろしい情報が公開された。チュートリアルがプレイできる体験版相当のものがダウンロード可能となり、発売1週間前の15日に先行フェスと称してバトルが行われるとのこと。俺は背筋が凍った。
 リアルタイム性はイカの魅力の1つであり、発売前イベントとはいえこれを体験する機会を逃すのは損失。つまりこの時点で2週間あった猶予が1週間に半減した形になる。
 ……それにしてもまさかソフト同梱版を予約させておいて、それを予約した人の参加できないイベントを開催してくるとは……。

 こうしている間にもハイカラスクエアに出入りしているイカがいる。この日それを危機感として背負ったSwitch難民は俺だけではないだろう。ライバルは何万人いる? 息をしていないマイニンテンドーストアに命を預けたままで大丈夫なのか? そんなハズはない。

 俺は調べものを始めた。そして死んでいたと思っていたストアが「準備が整い次第注文再開予定」の表示の裏で何回か本体を吐き出していたことをつきとめた。騙しやがったな……俺はチェックするURLを注文ページに切り替え、PCとスマホンの両面から一日中監視することにした。

 土曜には物理店舗に電話攻勢をかけた。その結果、トイザらスに入荷があって完売したという情報と、クルマで一時間かかるヨーカドーに1個残っているという情報を得た。家電量販店はまるで役に立たなかった。だがとりあえず、週末になれば物理店舗に入荷がある、ということは良いニュースだった。来週末が近づいたらまた入荷予定を聞きまくればよい。

 ふとゲームボーイを買ってもらったときのことを思い出した。あのときも品薄が続き、インターネットもない時代にゲームショップ(あのころはゲームショップがあったのだ)を渡り歩き、商店街の小さなおもちゃ屋さんでようやく購入できたのだった。あのころのハングリー精神を思い出さなければならない。

 日曜、月曜とひたすら各種ネットストアの在庫を確認した。もちろんその間もマイニン監視は欠かさなかった。45000円や48000円といった中古価格を見慣れすぎて、マイニンテンドーストアの「32378円」を見るたびに「安すぎだろ……こんな安いからみんな殺到して買えないじゃないか……」と錯覚した。

 主に2chとtwitterの動向を見ていたが、得られる情報はデマや妄想が多かった。特にtwitterで情報を追っていると「ニンテンドーストアにニンゴジラが出た」→「ニンゴジラが○○分くらいに出たらしい」→「スイッチ再販していた」→「見逃したわ転売屋氏ね」という見事なデマの発生を観察できた。しかるべきところがしかるべき情報を発信しないとデマの温床となるのだということがよくわかった。

 更新監視ツールも使ったが、対して役に立たなかった。そもそも「在庫あり」の状態を知らないのだから、どのように更新を監視すればいいのかわからない。結局頻繁にスカを掴むだけさった。
 やむなくマイニンテンドーストアに対象を絞った。マイニン監視の間隔は次第に短くなり、電車内や昼休みではもう1分あけずにリロードしていた。

 その甲斐あって、ようやく火曜のお昼休みが終わるころに、マイニンテンドーストアの在庫補充に立ち会えた。俺は何度も予行練習した動きでJoy-Conの色を定め、同じく在庫復活したProコンをタップし、カートに叩き込んだ。住所もクレカも登録済みだったが、事前に2chで「ログインパスワードとクレカセキュリティコードの入力がある」と聞いていたので油断なくそれらを入力し、鯖落ちに巻き込まれる前に購入ボタンを押すことができた。
 到着はフェス当日になるか翌日になるかわからない。だがもういい。手に入ったという事実だけで十分余裕を持ってイカ情報に触れられる。


 こうして俺の戦いは終わった。
 正直こんな苦労をするくらいなら、だれかを成功報酬1万円くらいで雇って代わりにチェックしてもらったほうがマシなのでは? と何度も思ったが、それって要するに「転売屋」とかいう人のことですよね?
 
■2017-07-12
覇王丸機種変
 スマホンを変えた。

 3年半使ったXperiaのZ1fは、タッチパネルの反応がおかしくなってしまい、通知のステータスバーを下すのに大変難儀する始末。あとポケモンGOが最近のアプデでだいぶ機体性能を要求するようになり、大都会静岡の中心地で立ち上げると落ちるレベルになったというのも理由の一つだ。
 変更先はXperia X Compact。性能的には断然Xperia XZsだったんだけど、実物を触ってみてその大きさが許容できなかったのでCompactにした。この大きさがもうコンパクトと言われる時代かよ。

 昔はケータイの機種変をするたびに、できることがすげえ拡張されてワクワク感があったんだけど、スマホンにしたときを最後にそれは失われ、ただ煩わしさだけが残ったのじゃ。

 設定をしていてユーザーの項目を開いたらこんな状態になっていた。
どくむし
毒虫(ロマンシングサガ2)
 たしかに昔、戯れにこの画像をプロフィールに設定したような覚えがかすかにある……だがいつのことだったか……電話帳で自分の番号を見るときにしか表示されなかったやつだ。


 ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変わってしまっているのに気づいた。彼は甲殻のように固い背中を下にして横たわり、頭を少し上げると、何本もの弓形のすじにわかれてこんもりと盛り上がっている自分の茶色の腹が見えた……。
 
■2017-07-14
娘氏と人体のひみつ
 お誕生日に与えた小学館の図鑑、他にも動物や果物の図鑑があるというのに、なぜか人体の図鑑にドハマリした娘氏。頻繁に「これはな~に~~?」と聞いてくるのでご両親は困惑するばかり。

「これはな~に~?」
「ミトコンドリアな」
「これは~?」
「ゴルジ体」
「これは~?」
「たっ、たしかリボソーム……いやリソソーム……?」

「これはな~に~?」
「すい臓だね」
「とうもろこしみたいね。パパもとうもろこし開けてみせてごらん?」
「手術か~~」

「これは~?」
「染色体」
「せんしょくたいがスイスーイっておよいでるねェー」
「細胞分裂ね」

「パパ見て~~」
「あー転んで怪我したところ治ったね」
「せっけっきゅうがあってね、血のけっかんが流れているんだよ~?」
「そうだね(もうそうだねとしか言えない)」

 今日も娘氏は朝から人体の図鑑を開いて、腸よ鼻よと育てられています。
 
■2017-07-16
Switch On!
 スプラトゥーン2前夜祭のさらに前夜、任天堂からニンテンドースイッチ発送のメールが届いた。
 これでは前夜祭には間に合わないと判断し完全に諦めていたが、寝て起きてクロネコさんの履歴をチェックしたらすでに最寄りのセンターまで来ていて思わずドゲザした。すみません日本の物流ナメてました。
ルナ!トリガー!
さあ転売屋の罪を数えろ
 というわけでニンテンドースイッチ着弾ーッ!
 事実上ニン・ゴジラ討伐ドロップ品として知られる黄色Joy-Con組み合わせだ!
 これでハイカラスクエア移住の準備が整った!

 感想としてはやっぱり思っていたのより小さい。
 Joy-Conはオモチャめいた小ささなうえカラフルで、娘氏がいたく気に入ったようだったので、本体をベットベトにしないように何か策を講じなければなるまい。ソフトを喰われないようDL版にしても本体を喰われたら意味がない。

 そしてその小ささゆえの省スペースが地味にありがたい。WiiUをしまわずに済む。WiiUというプロダクトは最高に嫌いだったが、あのゲームパッドは頻繁にTVリモコンが消える我が家においてはたいへんありがたい代替機だった。またHuluやアマゾンビデオを再生するのにも便利だ。
 Switchはいまのところこういう便利さがないので、前夜祭が終わったらイカ発売まで完全に置物になる。はやくゲーム以外の機能も充実して欲しい。せめてバーチャルコンソールがどうなっているかだけでも教えて欲しい。ミニSFCなんて作ってる場合じゃねえぞ。携帯できるSwitchにWiiU並みのSFCバーチャルコンソールが来ればもう何もいらねーじゃあねえか。

 とはいえあまり携帯して持ち出すようなものでもないかな……でもWiiもWiiUもテレビから外して実家に持っていくだけでもクソ面倒だったので、それが劇的に改善されたのは嬉しい。あ、地味に「据え置き機なのにブレーカー落ちに強い」というのは強みだな。モデムが止まるからイカには関係ないけれど。


 小一時間スプラトゥーン2前夜祭をプレイして、このゲームには何も心配いらない、と確信して、また本体だけ箱に戻す俺であった。
 
■2017-07-23
いろんな娘氏
  • 風呂で「パパチャンはかぶって!」と俺の頭に手桶を被せて、自分はジョウロでお湯を汲んで自分の頭にかけて笑い続ける娘氏。俺はどうすればいいのこれ?
  • お風呂から出て冷房が効いてると「さむいねェー!ふゆがきたのかなぁ~~」って言う娘氏。
  • タンポポの綿毛とワタアメを同一視しているらしく、かたくなにワタアメのこと「わたーげ」って言う娘氏。
  • シスコーンのこと「スッコン」って言う娘氏。
  • 爪を切ってあげたら「パパチャンが切ると爪がかわいそうだよォ~~」と苦情を言う娘氏。そんなダイナミックに切ってないのに……
  • 娘氏「どんぐりぐりの~きのしたで~♪」ワイフ「大きな栗、だよ」娘氏「せっかくアイチャンがうたってたんだよ?」ワイフ「なんかごめん」
  • マイメロのふせんに書かれたワイフのメモを見つけた娘氏「これアイチャンへのおてがみかな~~」ぼく「なんて書いてあるの?」娘氏「えっとねー、キッティーちゃんになれますように、ってかいてある」ぼく「マイメロちゃん……」
  • 「せんせいに、おおきくなったら何になりたいですかってきかれたら~~、キッティーちゃんになりたいって言うの」「キティちゃんになって何したい?」「ヒロトくんとおなじ、キュウレンジャーになりたい」「さすがキティさんは仕事を選ばないな」
  • 公園でポルトガル語っぽい言葉を話す姉妹に会ったため、明らかに日本語でない不明瞭な言語セットで話しかけに行く娘氏。
  • 「アイチャンは、何のお仕事をしてみたい?」「おでかけのしごと」「どこにお出掛けする仕事?」「こうえん」「アイチャン……ひょっとして毎日パパ公園に出掛けてると思ってる?」
  • 姪が無事誕生したので生後4日のお顔を拝みに行ったんだけど、ほぼ新生児時代の娘氏と同じ顔してた。新生児の顔のパラメーターなんて一族でそう違わないんだな。

 いよいよ幼稚園の夏休みが始まってしまった。夏休みを「始まってしまった」と評するのは人生で初めてのことだ。娘氏の夏を我々ご両親が演出せねばならないのだ。ただ幼稚園が休みになったため、5月から定期的に我が家を襲い続けた凶悪な風邪のウィルスの流入が止まる。これは素直に喜んでいいニュースと言えるだろう。
 
■2017-07-29
ぬりたく~るテンタクル
 Splatoon2がやってきて、またしても一日一時間イカをする生活が戻ってきた。

 前作のシオカラーズから、ハイカラニュース担当はテンタクルズ(Youtube)へと変わった。身長、肌の色、人種の差などかなり世界展開を意識したデザインだ。

 しかしどうも腑に落ちないことがある。
 イカ世界のプロデューサーが、これから売り出そうっていうオシャレ系のアイドルユニットに「テンタクルズ」と命名するだろうか?
 あいつらにとって触手といったら髪型じゃないか。「ヘアスタイルズ」ってどう考えてもインディーズおもしろスリーピーズバンドの名前だろ。

 「シオカラーズ」はまあシオカラ地方出身ってことで、チームしゃちほこみたいな感じで売り出したんだろう。ワカル。でもテンタクルズはわからない。だがまあニュースの最後のキメポーズの前にイイダさんのターンテーブルがヌルーって退場するのが面白いから全て許そう。
 
■2017-07-30
勇者の家族の戦いのおはなし
 どうやら友人の1歳9か月の息子が、母親のマウスを奪って弊サイトを見ているとのことだったので、この最年少の読者のためのコンテンツを作りました。
絵文字でドラクエ5
http://one.cside.to/flat/docs/dq5emoji.html
 ドラクエ11も出たことですし、ここらで伝説の勇者の家族の戦いを読み聞かせるのもいいんじゃあないですかね。