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◆不定期日記ログ◆

LOG 2020-10

■2020-10-12
人間とハムスターの秋
 秋……それはねずみの巣作りの季節……。
 そして、我が家で暮らす5匹のねずみたちにも初めての冬が訪れようとしている。

 なんで5匹もハムスター飼ってんだよ!?
 ……という話はこちらをご覧ください。[前編][後編]

同居ねずみ
 季節が変わった関係からか、女子部屋の母娘3匹の関係が不穏な感じになってきた。
 マウントを取り合ってチュッチュッと転がっているうちは平和でよかったが、そのうち叫び声をあげながらケージの中で取っ組み合いからの逃走・追跡をするようになり、ケガをする個体も出てきたのである。

 ハムスターは単独で暮らすねずみであり、集団生活をするようにはできていない。
 縄張り内に兄弟姉妹がいる環境は完全に想定されていない事態であろう。ねずみたちは『ぼくのなつやすみ』の8月32日のようなバグめいた挙動で集団生活を送ってきたのだ。
 いつかは闘争本能に負けるのではないかと思って備えてはいたが、ここまでの半年間、あいまいにふわふわと折り重なって生きてきたので、実際そうなってしまうのはとても寂しい。


別居ねずみ
 まずラテ氏が別荘へ避難させられた。最初は動きが活発になる夜間のみ隔離という措置であったが、隔離していないときに抗争が起こり負傷したため完全に別居となった。
 ねずみ関係という器は……ひとたび……ひとたびヒビが入れば二度とは……二度とは……。
 誰にも邪魔されなくなったことで、ラテ氏は意気揚々と巣箱に床材を盛っていた。

隔壁ねずみ
 次に、ユキ氏がマロンちゃんを襲うようになったため、女子部屋に軍事境界線・段ボール板門店を建造した。マロンちゃんはユキ氏やラテ氏を見ると完全に怯えてしまって、頬袋の中のものを全部ポイポイ出して身軽になったうえでホイールを全速力で回して逃げようとするのでかわいそうでかわいい。
 なお隔壁はしょせん段ボールなので、ねずみたちの牙で容易に破壊されてしまう。当面の処置としてヒノキの板を段ボールと同じ幅に削り出して挟んである。

呆然ねずみ
 いやマロンちゃんさあ……さっそくあなた側から破壊し始めるのはおかしいよねえ……。


 一方、男子部屋のキヌ氏とモロッコ氏はいまのところあいまいに暮らしている。
 闘争しなければ広い広い共有地で暮らすことができるのに、どちらが生存いきるか死滅くたばるかの戦いを繰り広げるから狭い空間に押し込められることになる。人類だってそう……地球には全人口が食べていけるだけの土地と食料があるというのに……なぜ争い合わなければならないのでしょう……。
 
■2020-10-17
とびだせバイオハザード
 ワイフが突然買ってきたSwitch版『BIOHAZARD REVELATIONS』を、なぜか俺がやっていた。
BIOHAZARD REVELATIONS #NintendoSwitch
これまでのバイオハザードリベレーションズ!

 にわかには信じられないが、これはもともと3DSのゲームである。この「アンベールドエディション」ではキャラクターなどのモデルが高解像用のものにさしかわってるんだけど、その分を差し引いてもやたらムービーが多かったりして、完全にPS3のころのバイオのノリを再現しきっている。驚きの技術だ。
 なのでやたら飛び出して迫ってくるボスと戦うところではじめて「3DS発のバイオ」であることを思い出した。まあ3DSなら飛び出したいよな。わかるわかる。

 クリアしてから当時のトレーラームービーを観ると、3Dだけじゃなくってジャイロとタッチを活用した仕掛けがたくさんあることがわかった。Proコンでやるには妙に不自然な仕掛けだなって思ってた。
 なおプレイ前は「ジャイロエイムできるならイカで鍛えたエイムぢからで楽勝じゃん」とか思っていたが、視野の広いイカと比べてバイオでは大きなカメラ操作が頻繁に要求されるので、結局いつもの右スティックエイムで乗り切った。3DSみたいに本体ごと振り回せばいけるんだろうか。

 そしてトレーラーを見ていただくとわかるとおり、なんと日本語吹き替えになっている。
 これがつまりどういうことかというと、異形の化物になってしまった人間が日本語で何事かをうめいているんですね。ところどころ聞き取れてしまうのがマジで気持ち悪く、SIRENの怖さは「言葉がわかる」という部分がだいぶ大きかったなと思うなどした。

 あとPS3のバイオで我々をキレさせたQTEがないのも嬉しい点。あの当時によく我慢したなえらいぞ。でも格闘はもっとやってくれてもよかったぞ。

BIOHAZARD REVELATIONS #NintendoSwitch
 メイン主人公はジルで、お話は「バイオハザード5」の前となる。なのでクリスが少しだけゴリラ化している。
 主な舞台は豪華客船クイーン・ゼノビアであるが、この豪華客船、船にしては異様に入り組んでいる。無駄に折れ曲がった客室の廊下や、「舵輪の鍵」や「浮き輪の鍵」で開く扉の点在など、もはや船舶として許されない形状をしている。
 なんなんだこの船は、と船内を探索していると、資料の中に「ジョージ・トレヴァーの設計」という一文を見つけてめちゃめちゃ納得してしまった。
 ジョージ・トレヴァーとは初代バイオハザードの洋館を設計したおじさんである。ジョージ・トレヴァーの仕業ならば仕方ない。すべて許そう。「くぼみにクレストをはめると取れるようになる壁掛けショットガン」などもう完全にこいつの性癖であろう。性癖ならばどうしようもない。


 そしてPS3のバイオを夫婦ゲーとしてプレイしていた我々にとっては、レイドモードこそが本編となると思われたが、今作は画面分割マルチプレイに対応していない。つまり本体とソフトが2台なければ夫婦でカオスな遊び方をすることはできない。まあもともと3DSのゲームであったことを考えるとやむをえない仕様か(リベレーションズ2は可能なようだ)。
 あと、マップも一直線だったりして、「大量に出てくるゾンビに囲まれつつも頭部を撃ってまとめて蹴り殺す」みたいな状況もあまり用意されていない。そちらは同時期に発売された『THE MERCENARIES 3D』に任されているのだろう。

 バイオハザードシリーズは、爽快ゾンビ蹴りゲームから再びサバイバルホラーへと戻っていったようだ。もはや世の中にTPSのゲームは溢れているので当然の流れではあると思うが、俺はまた爽快ゾンビ蹴りゲームをプレイしたい。なのでカプコンさんはシェリーとジェイクが道中ツンツンイチャイチャしながらゾンビを殴り殺していくリベレーションズ3を作ってください。レベッカとビリーでもいいです。よろしくお願いします。

BIOHAZARD REVELATIONS #NintendoSwitch
 今作でわかったグリーンハーブしんじつ:海底でも育つ。