Oneside Flat Web

◆不定期日記ログ◆

LOG 2010-06

■2010-06-01
スーパーハッピー
 最近、わりと断片的にテレビを観る。

 そんな断片的なテレビ視聴の中で、たまたま二日連続でm.c.A.T.がらみのネタを見ていたため、今朝の「SATC」(セクサナシリ)の特集を「mcAT特集」と聞き間違えてしまったのは当然のことだと言えよう。

 女子が固まって「mcATのファッションに憧れる!」「mcATのメンバーになりたい!」とか言ってるから、日本はまだまだ捨てたもんじゃないな、とか誤解してしまった。 
 
■2010-06-02
青い目のサムライ
 昨日は、英語の先生とALTの人を招いての会議を行った。
 ALTの人は一般的なブロンド美女のイメージにおおむね合致する感じの人だった。
 日本語堪能だったので助かったが、英語の先生と英語について英語で会話しはじめると凄い勢いで置いていかれるので怖い。

 ふと、ALTの先生が机上に置いている、私物らしきボトルマグに目が行った。
 派手な色合いである。
 なにか英語がいろいろ書いてある。
 こーゆーのってネイティヴの人が持つとどーなんだろう。
 どうせたいして意味もない単語が並んで……

 えっと……ボン…ゴ…レ?


 うおおコレ『リボーン』のキャラグッズだー!!


 そんなバカな、中学校での生徒ウケを狙っているのか?
 ここは大人しかいない会議室だぞッ!
 鞄をよく見たらキャラクターピンズがびっしり付いていた。
 あげく、雑談の中に「ェァニメイトゥで買った」みたいな会話が出てきた。
 中学校レベルのやさしい構文で。

 この人……OTAKUなんだ……!
 ジャパニメーション・イズ・クールな価値観の持ち主なんだ……!
 俺は会議室に青い目のサムライを見た。
 
■2010-06-03
永山カエラりえ
「木村カエラは瑛太と結婚したら、ただのカエラになるの?」

「いや、『瑛カエラ』になる」

「それ苗字だったんだ!?」

「……と見せかけて『王カエラ』になる」

「それ苗字だったんだ!?」
 
■2010-06-13
9周年
 当サイトは9周年を迎えました。
 この妙な名前の旗をインターネットに突き刺してからもう9年。
 9年といえば義務教育が終わるレベルです。
 そりゃハガレンも最終回になるわけです。

 『鋼の錬金術師』が終わってしまったことで、漫画界からファンタジー成分がぐっと減ってしまった気がします。
 海賊も忍術もいいけれど、やはり魔法的なものに少年は惹かれるのです。
 つねにファンタジー成分を摂取しなければ中二病も邪気眼も成長しないのです。
 エターナル・フォース・ブリザード。相手は死ぬ。
 
 ……というわけかどうかは知りませんが、「幻想ネーミング辞典」を買ってきました。

 会社に「○ヶ国語対応ネーミング辞典」みたいなのがあって、ときどきそれをみては「ドイツ語かっけー」みたいなヨダレをたらしていたわけですが、これはそれをより邪気眼的に拡張したもの。
 武器や宗教、神話的な単語を重点的に収録し、10ヶ国ぶんの表記と読みが掲載されています。
 これで世界樹とかやるときにネーミングに困らない。
 イタリア語を参照すればあっという間にパッショーネないしはボンゴレファミリーな感じの単語をつくれるし、スペイン語を参照すれば手軽にオサレ値が上昇します。

 しかしやはりドイツ語のカッコよさは抜きん出ています。
 黒豚ですらシュヴァルツシュヴァイン。
 使い古された感のある英語よりも、圧倒的に邪気眼を刺激します。
 たとえば「紋章(crest)」なんてバイオ1から使い古された単語もドイツにかかれば……

 えっと……「wappen」。

 か……カッコよくねえ……。
 
■2010-06-23
かかあ転嫁
 微妙に「嫁」という言い方に抵抗感がある。

 「○○は俺の嫁」というのはキャラに対する愛情表現だが、そのイメージが強くなりすぎて実生活で使うことに抵抗が生まれたのかもしれない。
 また、「嫁」という言葉には「○○家の嫁」というようなニュアンスが感じられ、この核家族時代にはややそぐわないような気もする。
 そもそも「嫁」は、親などが子どもの配偶者のことをさして使うものであり、当事者自身が使うものではない、というような印象もある。

 「奥さん」は完全に当事者ではなく他人の配偶者について使うものだ。
 関係ないけど微妙に苗字っぽくて困惑する。

 では「妻」か?
 これについては「父」「祖母」のように公式な場で使うものであり、日常会話の中で使うのには抵抗感がある。

 「カミさん」は使えそうだが、これを使用するにはもう一息、人生経験が足りないような気がする。
 刑事コロンボばりのシブさを身につけてこそ効果的に使用できるであろう。

 「家内」「女房」などはもう、字面からして時代遅れすぎる。
 「愚妻」のようなへりくだり文化も、徐々にすたれつつある。
 時代に即した呼び方を考えていくべきではないだろうか。


 女たちは美しいボディラインを目指し、夢を追いつづける。
 世はまさに……ダイエット時代。(ONEPIECE風に)

 こんな時代だからこそ「細君」を復活させようじゃないか。
 この場合の「細」は謙譲表現ではなく褒め言葉だ。
 もうそういう時代がやってきたのだ。

 夏目漱石クラスの文豪でないと使えない気もするが、そのへんはもう一周回って大丈夫だろう。気にせず「細君」という呼び方を推奨したい。
 
■2010-06-29
ウォーレスが来たぞ-!
 らっさんからオススメされたまま放置していた映画『ブレイブハート』を観たよ。
 長ぇなコレ!

 わかる人にだけわかる言い方をすると、エリートパンツマンであるサー・ウィリアム・ウォーレスがウォードレイダーの軍団を率いて、ブリトンの射手やら騎士やらをボッコボコにする話。
 今のでわからない人は「イングランド支配に抵抗するスコットランド人の戦い」でいいよ。

 槍兵で馬を突き殺したり、騎兵で射手をなぎ倒したりと、エイジオブエンパイアの世界にどっぷり浸れる3時間でした。
 戦闘以外でも、これでもかというほど流れこんでくる美しい大自然と、ケルティックなBGMの数々、そしてキルトな服装に三つ編みな人々(ただし大部分がオッサン)で、気分はもう森ガールです。
 でも実際に画面で活躍している森ボーイズたちは、斧は投げるわ戦化粧はするわスカートからフトモモが覗くわで、たいへんアグレッシヴなのでありました。

 ウォーレスは、スコットランドの民衆たちを動かしたものの、諸侯の協力を得ることができず、結果的に最後までただのゲリラとして戦った悲しい英雄。
 そのウォーレスの遺志を継ぐ設定のブルース伯が、キャラとポジションの両面でいまいち冴えなかったのがやや残念でした。


 個人的には、最初の戦いで「放課後キャンパス」からのヌンチャク攻撃という、そこいらのセクシーメイトにはおよそ不可能な高等セクシーコマンドーを繰り出すウォーレスさんが素晴らしかったです。