◆不定期日記ログ◆
LOG 2024-07
- ■2024-07-03
- 生成AIとSplatoon
Nintendo Switch Onlineアプリには、Splatoon3の記録を閲覧できる「イカリング3」が用意されている。
これを見ると、今月どんなブキを使ったかとかが一覧できるので、モチベーションの向上に大変役に立っている。
これは実際には任天堂サーバーのhtmlを読みに行っているだけなので、htmlデータとしてPCからアクセスできればさまざまな分析に使用できる……が、当然任天堂がそれを推奨していないため、怒られない範囲でやれることは限られている。
「今月」や「3ヶ月ごと」でなく、「発売してから今まで使ってきたブキの割合」を!
任天堂に怒られない範囲で!
ということで、生成AIの出番です。
「イカリング3」の「ブキ」のところに、こういう画面があります。「塗りポイント」か「勝利数」でソートして、上位12個が表示された状態でこれをスクショします。
さらに、「ヒストリー」の「サマリー」に、総勝利数とか総塗りポイントが掲載されているので、これを控えておきます。
2024年7月の時点では、無料で使えて画像を読むことができる生成AIは、OpenAI社のChatGPT-4oと、Google社のGemini、あとAnthropic社のClaude3です。
アカウントを作成する必要があるので好きなサービスを使いましょう。無料プランだと利用回数制限があることに注意してください。
今回はGemini君を使います。
Gemini君はときどき幻覚を見て画像にない「アサルトライフル」やら「レーザーライフル」やらを無から生み出して表に混ぜるので怪しいのですが、今回の目的上いちばん手っ取り早いので使います。他2つのほうが文字起こしは安定しています(2024年7月時点の印象です)。そっちを使ったことがある人はそっちのほうがいいかもしれません。
さて、Gemini君にさきほどのスクショを渡し、命令文を入れます。今回は塗りポイントのほうでやってみましょう。
するとこういう表が出てきます。
ときどき「その他」をブキだと勘違いしたかのような数値を出してくることがありますが、そのときはやり直しましょう。Claude君はこのへんきっちり仕事をしてくれる率が高いです(2024年7月時点の印象です)。
あとGemini君は他の2人と比べて、表を出したあとに分析や考察をいろいろしゃべることが多いです。「デュアルスイーパーは、塗り性能の高いブキとして知られており~」とか言います。言うほど高くないぞ。
あとはボタン一発でこれをスプレッドシートに移してくれるので、範囲を選択して円グラフを挿入すれば勝手にガチャガチャ計算してくれてゲームセットです。
Gemini君でない場合も、別途スプレッドシートかExcelを開いて、表全体をコピペすれば同じことができます。
ChatGPT君は「円グラフにしてください」っていうとその場でグラフを描いてくれるので強いのですが、残念ながらグラフ中で日本語フォントを使うために一手間要るため(2024年7月時点の事実です)、外部にコピペしたほうが早いでしょう。
勝利数でもやり方は同じです。続けてやる場合は先ほどのプロンプトの一行目は省略して大丈夫です。
このようにして2つのテーブルが無事できたら、試しに次の命令を入れてみます。
これはClaude君の回答が良かったので掲載しましょう。
Claude いろいろ試してみましたが、ちゃんと地に足のついた分析をしてくれることにかけてはClaude君が頭ひとつ抜けて優秀です(2024年7月時点の印象です)。「わかばが初心者向け」くらいの情報はみんな学習してるようでスゴイですね。
皆様におかれましても是非このようなAIブキチくんを作成し、スプラトゥーン生活をよりイカしたものにしてみてください。
バイトのオオモノ撃破数をスクショして、グラフ化してみるのもそれぞれのプレイスタイルが見えて面白いですよ(「ヨコヅナ以外の11種について」という指示が必要です)。
生成AIの進化は日進月歩です。そのうちもっと手軽にこういうことができるようになるでしょう。それはそれとして任天堂はイカリング3の生データをダウンロードさせてください。現場からは以上です。
これを見ると、今月どんなブキを使ったかとかが一覧できるので、モチベーションの向上に大変役に立っている。
これは実際には任天堂サーバーのhtmlを読みに行っているだけなので、htmlデータとしてPCからアクセスできればさまざまな分析に使用できる……が、当然任天堂がそれを推奨していないため、怒られない範囲でやれることは限られている。
[ご注意]『スプラトゥーン3』などのネットワークサービスにおいて正規アプリになりすまし、当社サーバーに不正にアクセスするスマホアプリの存在を確認しております。このようなアプリの利用はセキュリティや個人情報が脅かされたり、思わぬ被害を受けたりする可能性が考えられます。ご注意ください。
- @nintendo_cs 2023年5月24日
「今月」や「3ヶ月ごと」でなく、「発売してから今まで使ってきたブキの割合」を!
任天堂に怒られない範囲で!
ということで、生成AIの出番です。
「イカリング3」の「ブキ」のところに、こういう画面があります。「塗りポイント」か「勝利数」でソートして、上位12個が表示された状態でこれをスクショします。
さらに、「ヒストリー」の「サマリー」に、総勝利数とか総塗りポイントが掲載されているので、これを控えておきます。
2024年7月の時点では、無料で使えて画像を読むことができる生成AIは、OpenAI社のChatGPT-4oと、Google社のGemini、あとAnthropic社のClaude3です。
アカウントを作成する必要があるので好きなサービスを使いましょう。無料プランだと利用回数制限があることに注意してください。
今回はGemini君を使います。
Gemini君はときどき幻覚を見て画像にない「アサルトライフル」やら「レーザーライフル」やらを無から生み出して表に混ぜるので怪しいのですが、今回の目的上いちばん手っ取り早いので使います。他2つのほうが文字起こしは安定しています(2024年7月時点の印象です)。そっちを使ったことがある人はそっちのほうがいいかもしれません。
さて、Gemini君にさきほどのスクショを渡し、命令文を入れます。今回は塗りポイントのほうでやってみましょう。
【プロンプト】
これはゲーム「Splatoon3」に関する統計を示した画像です。
この画像には、「ブキ」の名前と、ブキごとの「塗りポイント(単位はp)」が上位12位まで記録されています。
総塗りポイントが 4610122p であるとき、各ブキの塗りポイントと、その全体に対する割合を、テーブル形式で示してください。13位以下は「その他」としてまとめてください。
これはゲーム「Splatoon3」に関する統計を示した画像です。
この画像には、「ブキ」の名前と、ブキごとの「塗りポイント(単位はp)」が上位12位まで記録されています。
総塗りポイントが 4610122p であるとき、各ブキの塗りポイントと、その全体に対する割合を、テーブル形式で示してください。13位以下は「その他」としてまとめてください。
するとこういう表が出てきます。
ときどき「その他」をブキだと勘違いしたかのような数値を出してくることがありますが、そのときはやり直しましょう。Claude君はこのへんきっちり仕事をしてくれる率が高いです(2024年7月時点の印象です)。
あとGemini君は他の2人と比べて、表を出したあとに分析や考察をいろいろしゃべることが多いです。「デュアルスイーパーは、塗り性能の高いブキとして知られており~」とか言います。言うほど高くないぞ。
あとはボタン一発でこれをスプレッドシートに移してくれるので、範囲を選択して円グラフを挿入すれば勝手にガチャガチャ計算してくれてゲームセットです。
Gemini君でない場合も、別途スプレッドシートかExcelを開いて、表全体をコピペすれば同じことができます。
ChatGPT君は「円グラフにしてください」っていうとその場でグラフを描いてくれるので強いのですが、残念ながらグラフ中で日本語フォントを使うために一手間要るため(2024年7月時点の事実です)、外部にコピペしたほうが早いでしょう。
勝利数でもやり方は同じです。続けてやる場合は先ほどのプロンプトの一行目は省略して大丈夫です。
このようにして2つのテーブルが無事できたら、試しに次の命令を入れてみます。
【プロンプト】
これら2つの表から、私がこれまで使ってきたブキについて、どんなことがわかりますか?
口調は以下の形でお願いします。
- 一人称は「ボク」、二人称は「キミ」
- ですます調で元気よくしゃべり、語尾を「でし!」にする
これら2つの表から、私がこれまで使ってきたブキについて、どんなことがわかりますか?
口調は以下の形でお願いします。
- 一人称は「ボク」、二人称は「キミ」
- ですます調で元気よくしゃべり、語尾を「でし!」にする
これはClaude君の回答が良かったので掲載しましょう。
Claude
はい! ボクが分析したところ、キミのブキの使い方についていくつか興味深いことがわかったでし!
まず、キミはデュアルスイーパーがお気に入りみたいでし! 勝利数も塗りポイントも1位になってるでし。上手に使いこなしてるんだね!
わかばシューターも人気でし! 勝利数も塗りポイントも2位で、初心者向けと言われるブキだけど、キミはしっかり結果を出してるでし!
面白いのは、スプラシューターコラボとジェットスイーパーカスタムでし! 勝利数では3位と4位だけど、塗りポイントではちょっと順位が下がるでし。これらのブキでキミは勝利を重視してるのかもしれないでし!
逆にN-ZAP89は塗りポイントの順位が高いけど、勝利数はちょっと低めでし。このブキでキミは塗りを重視してるのかもしれないでし!
全体的に見ると、キミはいろんなブキをバランスよく使いこなしてるみたいでし! 状況に応じて使い分けてるんだね。すごいでし!
まず、キミはデュアルスイーパーがお気に入りみたいでし! 勝利数も塗りポイントも1位になってるでし。上手に使いこなしてるんだね!
わかばシューターも人気でし! 勝利数も塗りポイントも2位で、初心者向けと言われるブキだけど、キミはしっかり結果を出してるでし!
面白いのは、スプラシューターコラボとジェットスイーパーカスタムでし! 勝利数では3位と4位だけど、塗りポイントではちょっと順位が下がるでし。これらのブキでキミは勝利を重視してるのかもしれないでし!
逆にN-ZAP89は塗りポイントの順位が高いけど、勝利数はちょっと低めでし。このブキでキミは塗りを重視してるのかもしれないでし!
全体的に見ると、キミはいろんなブキをバランスよく使いこなしてるみたいでし! 状況に応じて使い分けてるんだね。すごいでし!
皆様におかれましても是非このようなAIブキチくんを作成し、スプラトゥーン生活をよりイカしたものにしてみてください。
バイトのオオモノ撃破数をスクショして、グラフ化してみるのもそれぞれのプレイスタイルが見えて面白いですよ(「ヨコヅナ以外の11種について」という指示が必要です)。
生成AIの進化は日進月歩です。そのうちもっと手軽にこういうことができるようになるでしょう。それはそれとして任天堂はイカリング3の生データをダウンロードさせてください。現場からは以上です。
- ■2024-07-07
- お前たちもとぐろ島に向かい一獲千金しろ
俺は現在とぐろ島に渡って一獲千金を目指していますが、お前たちはとぐろ島に行かなくていいのか? という話をします。
そもそもお前たちは『風来のシレン』というだけで「あの死んだら全部おわりになるヤツでしょ……?」と敬遠していることと思いますが、それがどうしたと言いたい。
去年、『アーマード・コア6』という名作が出たことは知っていますね? あれも俺はずいぶん敬遠していましたが、実際やってみたらとても楽しかった。
そして今年の初めに『シレン6』が出ました。こちらも『5』が出てから10年以上経ってのナンバリング新作です。敬遠しているお前たちも、やってみたらとても楽しいに決まっている。
俺自身の話をすると、2008年の『シレン3』以来、もう長らくシレンシリーズをやっていません。なんか『3』から新要素がモリモリになって対応するのがめんどくさくなり、ひなびたサルーンでベイブと安い酒を呑みながら、全盛期の風来人の昔話ばかりして、『2』や『GB2』あたりの要素量がちょうどいいのでリマスターしてほしいナ……なんて腑抜けたことを言っていたのです。
しかし発売後、歴戦のシレンジャーたちが「プレイ感が初代シレンに近い」と口々に言っているのを見て、これはいつかやらないといかんと確信しました。そしてこの夏、公式が「大型アップデート」と称して初心者向けの要素を追加したのを見てセールの予感を察知した俺は、ぬけめない商人の目で1割引きのうちに本作を手に入れたのでした。
とにかくいくぜ! こうしてシレンを再開した俺は、まず決定ボタンをAにするかBにするか選べるオプションに感服しました。このダイバーシティの時代では、あらゆる国籍・文化・性の多様性は尊重されるべきであり、「決定ボタンが下か右か」という問題はもう文化の一部なのです。
聞いているかソニー&スクエニ! 「PS4で起動したときとPS5で起動したときでFF7Rの決定ボタンが入れ替わる」なんて仕様は多様性へのヘイトなんだよ! 悔い改めろ!!
話を戻しましょう。
風来のシレンというやつは、ポケモンなどと同様、エンディングを見てからが本番なタイプのゲームです。まあ最初は何度か死にながら要素のアンロックをしていけばよいでしょう。俺はおさんぽ気分で村を出ました。
しかしそんな平和ボケの楽しい遠足はすぐに終わりを迎えました。なんか……マムルやチンタラの攻撃が……痛くないですかッ!? HPがガンガン減ってるぞッ! でもその場ダッシュしなくてもHPがガンガン回復していくぞッ!! なんだこれはッ!
HP 15/31 なんか3Fでパコレプキンに出会って、ワンパンでHP半分持っていかれた俺は、完全にあの頃の目つきに戻っていました。テーブルマウンテンを踏破し、目つぶしお竜に「魔蝕虫なんてちょろいもんよ」というセリフを言わせるために孤軍奮闘したあの頃に。
敵は強いですが、こちらの回復も早い。つまり、絶対に囲まれないこと、連戦もできるだけ避けること、そしてそのためにアイテムを惜しまないことが肝要です。そしてこれこそが、かつて風来人だった俺から、まだ風来人でないお前たちに贈るインストラクション・ワン……不思議のダンジョンにおけるイロハのイなのです。
こうなればもう、おさんぽとか言ってられねえ。俺は死力を尽くしてフロアを爆走していきました。ときどき知らない敵(火遁忍者とかいう奴、聖域の巻物を焼きやがったんだが!?)とか、知らないアイテム(耐炎耐爆のお香とかいう奴を焚いたあとドラゴン草を撃っちまったんだが!?)が出ましたが、その都度、図鑑の説明文が更新されるため、なんとか対処することができました。
24Fの蛇頭山に入るときの演出などは完全に初代のテーブルマウンテン到達時のものを意識しており、中学生だった俺が最初にテーブルマウンテンに到達したときのパッションを思い出して否が応にもテンションが上がります。
しかし……どうやらまだ合成がアンロックされていません。マゼルン種のうわさも聞きましたが、出現はしていないようです。防具が鉄甲の盾+3でもだいぶ厳しい。地の恵みの巻物だけでは十分な防御力を得ることができません。
それでもなんとか手持ちのアイテムを駆使して29Fまで到達しましたが、そこで「ドラゴンだけでなくスカイドラゴンも出る」という無法極まるモンスターテーブルに衝突し、万策尽きて憤死しました。ジェノサ……ねだやしの巻物なんて手に入らねえぞ!?
憤死、このあとすぐ!
奇しくもファーストプレイが『シレンDS』のときと似たような苦しさになりました。新要素をさばきつつ行ったという点では今回のほうが健闘したかもしれません。
そういうことで、20年前に風来人だった人は絶対にやるべき調整に仕上がっていますし、今まで不思議のダンジョンを敬遠していた人にも体感して欲しい絶妙の厳しさになっていると思います。体験版があるといいのにね。現場からは以上です。
そもそもお前たちは『風来のシレン』というだけで「あの死んだら全部おわりになるヤツでしょ……?」と敬遠していることと思いますが、それがどうしたと言いたい。
去年、『アーマード・コア6』という名作が出たことは知っていますね? あれも俺はずいぶん敬遠していましたが、実際やってみたらとても楽しかった。
そして今年の初めに『シレン6』が出ました。こちらも『5』が出てから10年以上経ってのナンバリング新作です。敬遠しているお前たちも、やってみたらとても楽しいに決まっている。
俺自身の話をすると、2008年の『シレン3』以来、もう長らくシレンシリーズをやっていません。なんか『3』から新要素がモリモリになって対応するのがめんどくさくなり、ひなびたサルーンでベイブと安い酒を呑みながら、全盛期の風来人の昔話ばかりして、『2』や『GB2』あたりの要素量がちょうどいいのでリマスターしてほしいナ……なんて腑抜けたことを言っていたのです。
しかし発売後、歴戦のシレンジャーたちが「プレイ感が初代シレンに近い」と口々に言っているのを見て、これはいつかやらないといかんと確信しました。そしてこの夏、公式が「大型アップデート」と称して初心者向けの要素を追加したのを見てセールの予感を察知した俺は、ぬけめない商人の目で1割引きのうちに本作を手に入れたのでした。
とにかくいくぜ!
聞いているかソニー&スクエニ! 「PS4で起動したときとPS5で起動したときでFF7Rの決定ボタンが入れ替わる」なんて仕様は多様性へのヘイトなんだよ! 悔い改めろ!!
話を戻しましょう。
風来のシレンというやつは、ポケモンなどと同様、エンディングを見てからが本番なタイプのゲームです。まあ最初は何度か死にながら要素のアンロックをしていけばよいでしょう。俺はおさんぽ気分で村を出ました。
しかしそんな平和ボケの楽しい遠足はすぐに終わりを迎えました。なんか……マムルやチンタラの攻撃が……痛くないですかッ!? HPがガンガン減ってるぞッ! でもその場ダッシュしなくてもHPがガンガン回復していくぞッ!! なんだこれはッ!
HP 15/31
敵は強いですが、こちらの回復も早い。つまり、絶対に囲まれないこと、連戦もできるだけ避けること、そしてそのためにアイテムを惜しまないことが肝要です。そしてこれこそが、かつて風来人だった俺から、まだ風来人でないお前たちに贈るインストラクション・ワン……不思議のダンジョンにおけるイロハのイなのです。
こうなればもう、おさんぽとか言ってられねえ。俺は死力を尽くしてフロアを爆走していきました。ときどき知らない敵(火遁忍者とかいう奴、聖域の巻物を焼きやがったんだが!?)とか、知らないアイテム(耐炎耐爆のお香とかいう奴を焚いたあとドラゴン草を撃っちまったんだが!?)が出ましたが、その都度、図鑑の説明文が更新されるため、なんとか対処することができました。
24Fの蛇頭山に入るときの演出などは完全に初代のテーブルマウンテン到達時のものを意識しており、中学生だった俺が最初にテーブルマウンテンに到達したときのパッションを思い出して否が応にもテンションが上がります。
しかし……どうやらまだ合成がアンロックされていません。マゼルン種のうわさも聞きましたが、出現はしていないようです。防具が鉄甲の盾+3でもだいぶ厳しい。地の恵みの巻物だけでは十分な防御力を得ることができません。
それでもなんとか手持ちのアイテムを駆使して29Fまで到達しましたが、そこで「ドラゴンだけでなくスカイドラゴンも出る」という無法極まるモンスターテーブルに衝突し、万策尽きて憤死しました。ジェノサ……ねだやしの巻物なんて手に入らねえぞ!?
憤死、このあとすぐ!
奇しくもファーストプレイが『シレンDS』のときと似たような苦しさになりました。新要素をさばきつつ行ったという点では今回のほうが健闘したかもしれません。
そういうことで、20年前に風来人だった人は絶対にやるべき調整に仕上がっていますし、今まで不思議のダンジョンを敬遠していた人にも体感して欲しい絶妙の厳しさになっていると思います。体験版があるといいのにね。現場からは以上です。
- ■2024-07-12
- ファイティング文鳥
なんか最近、荒々しい鳥の写真ばっかり撮っているような気がする。
ウメチャンもピピチャンも俺を攻撃はしてくるが、一応ちゃんと手乗りとして慣れてはいるので、たまには穏やかなウメチャンの写真でも撮るか。
おちつき なんかアナログスティックに挟まれていると落ち着くらしい。
しかしこの穏やかなウメチャンも、ひとたび俺が手を伸ばせばこの通りなのです……。
やっぱ文鳥はこうでなきゃな!!(歌はsunoAIに歌ってもらいました)
ウメチャンもピピチャンも俺を攻撃はしてくるが、一応ちゃんと手乗りとして慣れてはいるので、たまには穏やかなウメチャンの写真でも撮るか。
おちつき
しかしこの穏やかなウメチャンも、ひとたび俺が手を伸ばせばこの通りなのです……。
やっぱ文鳥はこうでなきゃな!!(歌はsunoAIに歌ってもらいました)
- ■2024-07-16
- ファミコン40周年
ファミコン40周年記念イヤーが終わり、一年間行われた様々な施策も終わりを迎えた。
奇しくも「発売から次世代機が出るまでの期間」において、ニンテンドースイッチがファミコンの2687日を抜いたとのことだ。ファミコンの息の長さに驚かされる。
別にナムコに詳しくないぞ ただの4択でなく様々な解答方式を実装してあったり、まれにただの歴史の問題とか地理の問題とかが混ざってきたり、解答者を飽きさせないクイズであった。
ファイナルファンタジー3のパッケージの男が持ってる二本の剣の色が的中したのは嬉しかった。なんなんだろうなあのかっこいいポーズ。
奇しくも「発売から次世代機が出るまでの期間」において、ニンテンドースイッチがファミコンの2687日を抜いたとのことだ。ファミコンの息の長さに驚かされる。
■ファミコン全国一斉クイズ
月イチで行われていた全12回のクイズに挑戦し、最高点は80点、最低点は44点、平均65.3点、総合得点784点であった。上位2%に入ったが、これは全12回の合算なのでアテにならない。12回皆勤の解答者の中でどのへんだったかを知りたい。別にナムコに詳しくないぞ
ファイナルファンタジー3のパッケージの男が持ってる二本の剣の色が的中したのは嬉しかった。なんなんだろうなあのかっこいいポーズ。
■ファミコン国民投票
こちらは週イチで全51回行われた。投票行動の記録はそのうち見られなくなるとのことなので、いくつか抜粋してここに転載しておこうと思う。思い入れのあるお題の時は素直に答え、そうでないお題のときは上位票を予想して投票していった。- Q.「はじめて買った(買ってもらった)」のは?
A.うっでいぽこ(第235位)
ぶっちゃけこれ何票入るんだろ、と思って投票した。235位だった。ちなみに1位~3位は全部マリオでした。 - Q.「ハイスコア」といえば?
A.スターソルジャー(第1位)
あのころの高橋名人を知っていれば他になかろう。 - Q.「赤いカセット」といえば?
A.MOTHER(第1位)
これも疑いようがないが、実は初代MOTHERはGBA版で触れたので、原作のカセットの色を見て育ったわけではないのが寂しいところ。 - Q.「対戦」といえば?
A.ドクターマリオ(第11位)
マッスルタッグマッチとどっちにするか悩んだすえこっちにした。1位のマリオブラザーズみたいに、ファミコンゲーは協力と対戦の境界があいまいになりがち。 - Q.「マイクを使う」といえば?
A.ドラえもん(第3位)
これは1位を当てにいったんだが3位だった。1位の「たけしの挑戦状」、2位の「バンゲリングベイ」が圧倒的得票率だった。 - Q.「スポーツゲーム」といえば?
A.熱血高校 ドッジボール部(第5位)
もうちょっと上位行くかと思ったが「ファミスタ」や「ハイパーオリンピック」に敗れた。なんで不良がこんなにスポーツに熱心だったんだろうね。 - Q.「白いカセット」といえば?
A.スペランカー(第13位)
正直「白さ」よりも先に頂点に輝くダイオードのことが思い出されて、なぜファイナルファンタジー3(2位)の白さを思い出さなかったのかが謎なんだよな…… - Q.「謎」といえば?
A.トランスフォーマー コンボイの謎(第2位)
トランスフォーマーを知らないので一体なにが謎だったのかわからないところまで含めて謎。アトランチスの謎、ガンプの謎、神龍の謎、ワイリーの謎、謎が多い。 - Q.「BGMがよかった」といえば?
A.ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ・・・(第1位)
こんなん1つ選べるワケがないだろ。これだけで全51回投票してやろうか。だが選ばねばならんので、ファミコンの枠内で「アレフガルドにて」という最強の伏線回収をしたということと、すぎやまこういち先生の功績を讃えてこれにした。納得の1位。 - Q.「アドベンチャーゲーム」といえば?
A.さんまの名探偵(第3位)
意外とテキストアドベンチャーのゲームに触れていなかった。ポートピア&オホーツクに次いでの3位。投票しようと思った「シャドウゲイト」が10位に入らなかったのは意外。わたしこそしんのゆうしゃだ! - Q.「漢字だけのタイトル」といえば?
A.魔界村(第2位)
これは1位を狙って投票したんだけど惜しかった。あえての漢字表記という意味では「沙羅曼蛇」がトップなのは納得。 - Q.「勉強になった」といえば?
A.おぼっちゃまくん(第65位)
意外に思われるかもしれないんだけど、この時代に桃鉄WORLDみたいなことやったゲームがあったんですよ。ブエノスアイレスとかこれで知った。ところで「マインドシーカー」に投票したやつが1.2%いるんだけど超能力者になったのか? - Q.「パズルゲーム」といえば?
A.落っことしパズル とんじゃん!?(第25位)
自分の中で「アクションパズルは無し」という縛りを入れたところ、残ったのは倉庫番系ゲームでした……。実際投票上位はほぼ全てがアクション要素アリのもの。それはそう。 - Q.「裏技」といえば?
A.ROCKMAN3 Dr.ワイリーの最期!?(第6位)
足でな、Ⅱコンの十字キーを入れ続けるんじゃよ。1位は納得のグラディウス。コナミコマンドは世界的に有名だからな……。 - Q.「龍/竜/ドラゴン」といえば?
A.ダブルドラゴン(第4位)
タイトル画面の「ゐ戴龍」みたいなショドーが忘れられなくて…… - Q.「2」といえば?
A.天地を喰らうⅡ 諸葛孔明伝(第23位)
いろんな2があるけれど、「1」をガチで知らないという点で選出。上位はどれもこれも「1」が有名なやつで……「聖飢魔Ⅱ」はナシだろ!! - Q.「パッケージがよかった」といえば?
A.ファイナルファンタジーⅡ(第21位)
うるせ~~~! 知らね~~~~!! - Q.「隠れた名作」といえば?
A.ソロモンの鍵2 クールミン島救出作戦(第94位)
いちばん面白かった投票。ファミコンにもう名作は隠れていないという説が有力です。ソロモンの鍵2は全然ソロモンの鍵じゃないけれど、Switch Onlineでやってみたら面白かったので挙げた。上位3タイトルも得票率2.5%とかなので本当に興味深い投票だった。 - Q.「シミュレーションゲーム」といえば?
A.ファミコンウォーズ(第1位)
バカ! CMのせい! バカ!(2位はファイアーエムブレムでした) - Q.「必殺技がよかった」といえば?
A.ドラゴンボールZ 強襲! サイヤ人(第11位)
チャオズの必殺技が最強なドラゴンボール、他にないと思う。 - Q.「おかあさん」といえば?
A.東方見文録(第3位)
どう考えてもMOTHERが1位なのは揺るがないと思ったので、おか~さ~んのトラウマシーンで有名なコレに賭けてみた。3位だった。エアプで投票するのは忍びない。 - Q.「RPG」といえば?
A.ドラゴンクエスト(第1位)
シューティングゲームである「頭脳戦艦ガル」が3位にランクインしているのには補足が必要かもしれない。ファミコン国民投票する奴は大部分がおっさんなので、当然のように伝説のテキストサイトFUNNY GAMER'S HEAVENを読んでおり、従って頭脳戦艦ガルが「スクロールRPG」を謳っていたことはエアプでも知っているのである。 - Q.「ロボット」といえば?
A.アストロロボSASA(第6位)
ジャイロが1位であることは揺るぎないと思ったので、やったことないのに語感が良すぎて覚えているタイトルに投票した。アストロロボササ、一体どんなロボなんだ。 - Q.「おとうさん」といえば?
A.ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ・・・(第1位)
これはポカパマズさんしか思いつかなかった。前述の「おかあさん」もそうだったけど「両親がやっていたゲーム」を挙げてる人が多く、その発想はなかった。 - Q.「ファミコン」といえば?
A.うっでいぽこ(第168位)
ここで最初の投票に回帰していく、アツい伏線回収の流れ。順位がめちゃ上がったのは初回の投票がバラけ過ぎていただけなのだろうな。
こうなるとスーパーファミコンの40周年のときには何をやってくれるんだろうと期待してしまう。40周年って2030年か……遠いな……
- ■2024-07-25
- 一般名詞の固有名詞化
一般名詞をサービス名にするんじゃあないよ、とときどき思うのだが、実際、一般名詞をそのまま名称に使っている製品やサービスはけっこうある。ともあれ𝕏という呼称は滅ぶべきであると考える次第である。
我々日本人は、絵描きを探すときには「イラストレーター」、Adobe社のソフトの操作を調べるときには「Illustrator」で検索しているけれど、英米の皆さんは不便に思っていないのだろうか。
英語で「この写真どうしたの?」「ちょっと写真屋でね……」と言ったときに、それが写真館で撮ったものなのか、Adobe社のPhotoshopで加工したものなのかわからないのは大変ではないのか。
このようなことがないよう、多くの文字を持つ我々は、「ルビー」と表記した場合は宝石で、「Ruby」と表記したときにはプログラミング言語、「ルビ」ならふりがな、「ルビィ」ならラブライブというように、業界によって細かく表記し分けて暮らしているわけだ。ともあれ𝕏という呼称は滅ぶべきであると考える次第である。
表記のほかに、アクセントでカバーしている例もある。
たとえば我々は、LINEというサービスのことを「ライン」と発音したり、Wordというソフトのことを「ワアド」と発音したりして、製品名・サービス名と一般名詞を区別している。こちらは口頭でも区別がつくのが利点で、よい工夫だと思う。
しかし、これは区別しようと思ってそうなったワケではあるまい。LINEの公式の発音は一般名詞と同様「ライン」であり、日韓のLINE株式会社の人々は公式にはそう発音している。Wordもそうなのか?
また、noteというサービスがあるが、これはみなさんも一般名詞と同じく「ノート」と発音しているのではないか。これはまだnoteが口頭で発音される頻度が少ないせいで、爆発的にユーザーが増えたら「ノオト」になるのだろうか。日産ノートがそうなっていないので、ならなさそうな気がする。
だいたいなんでnoteなんて名前にしたんだ。ググラビリティ(これは固有名詞が一般名詞化した例だ)が低すぎるじゃあないか。クルマと違ってどっちも書くものなんだぞ。ともあれ𝕏という呼称は滅ぶべきであると考える次第である。
一般名詞を固有名詞化することは、ともすれば検索汚染を引き起こす。たとえば2019年には和牛業界が、2022年には錦鯉業界が非常に不便を強いられたのではないか。ググラビリティに配慮することは、現代のネーミングの重要要素であろう。
ともあれ𝕏という呼称は滅ぶべきであると考える次第である。
我々日本人は、絵描きを探すときには「イラストレーター」、Adobe社のソフトの操作を調べるときには「Illustrator」で検索しているけれど、英米の皆さんは不便に思っていないのだろうか。
英語で「この写真どうしたの?」「ちょっと写真屋でね……」と言ったときに、それが写真館で撮ったものなのか、Adobe社のPhotoshopで加工したものなのかわからないのは大変ではないのか。
このようなことがないよう、多くの文字を持つ我々は、「ルビー」と表記した場合は宝石で、「Ruby」と表記したときにはプログラミング言語、「ルビ」ならふりがな、「ルビィ」ならラブライブというように、業界によって細かく表記し分けて暮らしているわけだ。ともあれ𝕏という呼称は滅ぶべきであると考える次第である。
表記のほかに、アクセントでカバーしている例もある。
たとえば我々は、LINEというサービスのことを「ライン」と発音したり、Wordというソフトのことを「ワアド」と発音したりして、製品名・サービス名と一般名詞を区別している。こちらは口頭でも区別がつくのが利点で、よい工夫だと思う。
しかし、これは区別しようと思ってそうなったワケではあるまい。LINEの公式の発音は一般名詞と同様「ライン」であり、日韓のLINE株式会社の人々は公式にはそう発音している。Wordもそうなのか?
また、noteというサービスがあるが、これはみなさんも一般名詞と同じく「ノート」と発音しているのではないか。これはまだnoteが口頭で発音される頻度が少ないせいで、爆発的にユーザーが増えたら「ノオト」になるのだろうか。日産ノートがそうなっていないので、ならなさそうな気がする。
だいたいなんでnoteなんて名前にしたんだ。ググラビリティ(これは固有名詞が一般名詞化した例だ)が低すぎるじゃあないか。クルマと違ってどっちも書くものなんだぞ。ともあれ𝕏という呼称は滅ぶべきであると考える次第である。
一般名詞を固有名詞化することは、ともすれば検索汚染を引き起こす。たとえば2019年には和牛業界が、2022年には錦鯉業界が非常に不便を強いられたのではないか。ググラビリティに配慮することは、現代のネーミングの重要要素であろう。
ともあれ𝕏という呼称は滅ぶべきであると考える次第である。
- ■2024-07-31
- 月記JULY
7月が終わった。
ところで「日本三大何かのタイトルであることは知っているけど何のタイトルかは知らないタイトル」といえば、「書を捨てよ町へ出よう」「彼女が水着にきがえたら」「悪魔が来りて笛を吹く」で異論はないよな?
PIPI それは世界三大の方に入ってるんだ。じゃあ7月にやったことや読んだもの、観たものの記録だよ。
糸遊さんは、静岡市の最奥で飼われている羊から羊毛を取り、その羊毛から糸を紡ぎ、草花で染め、織機で布製品にするというプリミティブな活動をしている工房であり、手元のおぼつかない娘氏にイチから機織りを教えてくれた。着物の端切れとかをつぎつぎと織り込んで布ができていく様子は圧巻だった。
この作業を見ていると、エドモンド・カートライトや豊田佐吉が、より効率的なメカニズムを追求して織機を改良していった気持ちがよくわかった。ひつようは はつめいの ぱぱ。
いくらパリが風光明媚だからって街全体を開会式のパレードにしちゃうのは凄い。思わずアサシンクリードユニティを再プレイしたくなっちゃうね。これ、警備に割く人員がとんでもない規模なのでは。リハーサルの効かないオープンな式典でそれだけの人数を統率するの、本当にカネがかかっている。
コンシェルジュリーの演出には震えたね……マリー・アントワネット、そういう扱いしていいんだ……こちとら釜揚げスパゲッティのお店を「五右衛門」って呼ぶのすらちょっと躊躇してんのによ……。
ある窃盗事件で容疑者が捕らえられ、拷問により犯行を自白。しかしその報告を聞いた役人は供述に不自然な点を感じ、犯行現場を再現して実験したところ、容疑者には犯行が不可能であったことがわかった。このことから新たに浮上した真犯人を捕らえ、数度の拷問により犯行を自白させ一件落着ゥーッ! ……いや拷問による自白は必要だったか今!? 死刑のボーダーが限りなく低い時代だからそう簡単に罪は認めないのか!?
首切り役人山田浅右衛門の話の中に「小伝馬町牢屋敷では毎年300人ほどが死刑に処せられた」と書いてあった。
そんな毎日のように首を斬れるのか!? ちゃんと一撃で首を落とすには熟練の技を要するってシャルル=アンリ・サンソンが言っていたし、江戸にはそんなに斬首に長けた人材があふれていたのか!? と思って『死刑執行人サンソン(集英社新書)』を読み直したところ、そのへんの違いが書かれていた。
当時、日本ではハラキリが名誉な死刑で、庶民は斬首等にされた。フランスでは斬首が名誉な死刑で、庶民は絞首刑等にされた。日本の場合は庶民なので4人がかりで土壇場に取り押さえて斬ることができるが、フランスでは貴族が公開斬首されるので一撃で成功しないと名誉に関わる。ところがフランス革命で人権宣言が出て、死刑も平等に全員斬首になったから熟練の技では対応しきれなくなりギロチンが開発された、という流れがあるようだ。
日本も明治維新で四民平等になったとき、死刑が全員ハラキリになっていたら全自動ハラキリ装置が開発されただろうか。怖すぎるな全自動ハラキリ装置。
以前と違うのは、娘氏が一人用モードで修行を繰り返したという点であり、このとき俺LV7、娘氏LV1で良い勝負をしていたのが、今や俺LV5、娘氏LV3でも勝てない始末。お邪魔を送り込む速度が昔よりもはるかに速くなり、連鎖を仕込んでいるヒマがないのであった。
こうなればもう、娘氏が送り込んでくるお邪魔を一気に解凍し、そこに偶然生まれた連鎖のタネを拾ってカウンターをしかけるしか勝機はない。しかし当然、そうやって送り込まれたカウンターにさらにカウンターがかかることもあるわけで……。
ワイフが『ぷよぷよテトリス2』をやらせてみたところ、ぷよぷよはそこそここなせるものの、テトリスがボロボロだったらしい。そういう得手不得手があるんだ……。色を見ることと形を見ることでスキルが分かれているのかもしれないな。
やってると明確に良くないなと思う点があって、歴史的に不思議のダンジョンでは、曲がり角の「壁」と「水路」で明確な違いがある(ナナメ移動可能か、直接攻撃が通るか、等)んだけど、モンスターの特技が壁の角を抜けるどうか(よせカエルの舌は通る? アイアンヘッドの頭は通る?)は特技による。
歴史的にこうなっているので感覚的には理解しているんだけど、今作は本当に一撃を食らうかどうかが生死を分けるシーンが頻出するため、ここがわかりにくいのはストレスになる。まあ、基本的には特技はすべて角抜けだと思って対処すればいいし、そうすべきなんだけど、新米風来人にはキツい仕様だよね。
昔と比べて、俺はPermaDeathというシステムへの忌避感がうすれたような気がする。
中学生だった頃、スーパーゲイズのクソ野郎に火迅風魔刀を変化の壺に入れられて失ったことで具合が悪くなるくらいショックを受けたものだったが、今はそこまでショックは受けないだろう。
これは「死んだら終わり」というシステムのゲームが珍しくなくなったという環境面の変化と、デジタルデータへの愛着がそこまでではなくなったという俺自身の変化があるのだろう、と分析する。
ともあれゲイズは滅ぶべきであると考える次第である。
俺はすでに第3話の「ヤナト田植唄」で涙ぐんでしまっているし、最終回で「ヤナト田植唄・巫―かみなぎ―」が流れて爆泣きすることが予約されているんだけど、たぶんアニメに先に触れていたらこれで泣くことはなかっただろう。
これはゲームでずっと断片的に聴いてきたフレーズや楽器が集結することで生まれたゲームだからこその泣き体験なので、映像作品ではこれに至る可能性は少ない。
詳しくは前に書いたが、ゲーム体験のネタバレとなるため「最終回までにゲームを触っておきたい!」という人は読まぬが吉。サクナヒメはアクションゲーとしてとっても手触りが良いので全人類プレイしてくださいっていう話を読んでくれ。
「実在の歴史人物を主人公にした少年漫画って難しいんじゃないの?」ってつぶやいただけなのに!(柱合会議コラ画像省略)
炎柱「そもそもジャンプには『花の慶次』という名作があるだろう! 何も問題なし!」
音柱「話がド派手になってていいなら『封神演義』がある。太公望自体は実在だし派手派手だ」
風柱「封神がアリならよ、『天地を食らう』だっていいんじゃねえか?」
蛇柱「昔『革命児ゲバラ』というジャンプ漫画があった」
恋柱「『日出処の天子』!どうかな!(少女漫画だけど……)」
霞柱(少年漫画のくくりがあいまいになってきたなあ)
岩柱「なんと可哀想な子供だ、手塚治虫の『ブッダ』を知らぬとは」
蟲柱「『ベルサイユのばら』とは実質アントワネットのことではないですか?」
水柱「……『はだしのゲン』」
一同(さすがに自伝的作品はナシだろ……)
青年誌を除くと、柱を総動員しても古い漫画しか出てこなかった。アニメ化まで行った段階でもう偉業と言っていい。
史実を元にした場合、「主人公が老いる」という少年漫画には致命的な問題がある。『へうげもの』とか後半まじで白髪の爺しか出てこなくなるもんな。なので少年漫画においては「前田慶次郎利益が老いるとでも!?」っていうくらいパワフルなキャラクターにしないといけないが、北条時行は20代で亡くなっているので悲しいことに問題がクリアされている。このへんどうするんだろうね。
思えば『ダイの大冒険』や『るろうに剣心』の新アニメからは、「令和の小学生にも傘でアバンストラッシュや牙突をやらせてやるぜ!」という迫力を感じた。実際ダイの大冒険はマルチメディア展開したし、これはリブートを狙ったものだろうなという感じがする。
一方、(発表時の印象なので的外れかもしれないが)らんまからは「令和の技術でリマスターしよう」という意思を感じる。だが今の時代に蘇らせるにあたって、ジェンダー配慮やコンプラ的に変更せざるを得ないセリフもあろう。令和に紅つばさをイジることはもう不可能だ。それらをカバーする価値を生み出すなら、リブート……「令和の小学生にも飛竜昇天破をやらせてやる!!」という気概がないといけない。
ここまで言えば俺の要求はお分かりであろう。小学館は直ちに『らんま1/2 町内激闘篇・爆烈乱闘篇』をニンテンドースイッチで配信しなさい。いいね?
今作は「犬のプリキュアがいる」のではなく「犬が主人公のプリキュア」なので、犬がいちばん主体的に物語を駆動させなければならない。それにはもう殺人熊と抜刀牙を出すしかないと思っていたが、ニホンオオカミの魂を救う話であれば条件は達成される。
こういう、毎年同じようなことをやってるニチアサの中で、「今作でやるべきこと」が浮き彫りになってくる感覚が好きでニチアサおじさんやってんだよな。
ライダーはここにきて「序盤のゲストキャラが次々登場」と「街頭クソデカモニタージャック」が発生し、いやがおうにも令和ライダーの最終盤という雰囲気が高まってきた。なんで令和ライダーは街頭クソデカモニターで胡乱な主張をしてしまうのだろうか。
戦隊は追加戦士が入ったものの、なんか爆速で全員から受け入れられてしまい、毎年お楽しみの「追加戦士とのかけあいで既存戦士のキャラが深まる回」がレッド以外全然ないのが珍しい。追加戦士というより「遅れてきた6人目」みたいな感じだ。ジェラミーやジロウが加入したときにはもっと一悶着あったもんだが……いやあいつらが濃すぎたのか?
ところで「日本三大何かのタイトルであることは知っているけど何のタイトルかは知らないタイトル」といえば、「書を捨てよ町へ出よう」「彼女が水着にきがえたら」「悪魔が来りて笛を吹く」で異論はないよな?
PIPI
ピピチャン!(「世界の中心で愛を叫んだけもの」は?)
■機織り
娘氏は幼稚園のときなぜか「はたおりで暮らしていく」という夢を持っていたが、カイコガの幼虫を見てそれをひっこめて現在に至る。このたび七夕ということで、ワイフが機織り体験のできる工房を見つけたので行ってきた。糸遊さんは、静岡市の最奥で飼われている羊から羊毛を取り、その羊毛から糸を紡ぎ、草花で染め、織機で布製品にするというプリミティブな活動をしている工房であり、手元のおぼつかない娘氏にイチから機織りを教えてくれた。着物の端切れとかをつぎつぎと織り込んで布ができていく様子は圧巻だった。
この作業を見ていると、エドモンド・カートライトや豊田佐吉が、より効率的なメカニズムを追求して織機を改良していった気持ちがよくわかった。ひつようは はつめいの ぱぱ。
■パリ五輪開会式
エエッもう五輪なのかい!? と思ってしまうが東京が1年遅れたので仕方ない。ところで東京の前の夏季五輪はリオでしたけど、その前はわかります? 俺は無理。いくらパリが風光明媚だからって街全体を開会式のパレードにしちゃうのは凄い。思わずアサシンクリードユニティを再プレイしたくなっちゃうね。これ、警備に割く人員がとんでもない規模なのでは。リハーサルの効かないオープンな式典でそれだけの人数を統率するの、本当にカネがかかっている。
コンシェルジュリーの演出には震えたね……マリー・アントワネット、そういう扱いしていいんだ……こちとら釜揚げスパゲッティのお店を「五右衛門」って呼ぶのすらちょっと躊躇してんのによ……。
■古文書に見る江戸犯罪考
江戸時代の犯罪の記録をひもとく本。ミステリめいた話もある。ある窃盗事件で容疑者が捕らえられ、拷問により犯行を自白。しかしその報告を聞いた役人は供述に不自然な点を感じ、犯行現場を再現して実験したところ、容疑者には犯行が不可能であったことがわかった。このことから新たに浮上した真犯人を捕らえ、数度の拷問により犯行を自白させ一件落着ゥーッ! ……いや拷問による自白は必要だったか今!? 死刑のボーダーが限りなく低い時代だからそう簡単に罪は認めないのか!?
首切り役人山田浅右衛門の話の中に「小伝馬町牢屋敷では毎年300人ほどが死刑に処せられた」と書いてあった。
そんな毎日のように首を斬れるのか!? ちゃんと一撃で首を落とすには熟練の技を要するってシャルル=アンリ・サンソンが言っていたし、江戸にはそんなに斬首に長けた人材があふれていたのか!? と思って『死刑執行人サンソン(集英社新書)』を読み直したところ、そのへんの違いが書かれていた。
当時、日本ではハラキリが名誉な死刑で、庶民は斬首等にされた。フランスでは斬首が名誉な死刑で、庶民は絞首刑等にされた。日本の場合は庶民なので4人がかりで土壇場に取り押さえて斬ることができるが、フランスでは貴族が公開斬首されるので一撃で成功しないと名誉に関わる。ところがフランス革命で人権宣言が出て、死刑も平等に全員斬首になったから熟練の技では対応しきれなくなりギロチンが開発された、という流れがあるようだ。
日本も明治維新で四民平等になったとき、死刑が全員ハラキリになっていたら全自動ハラキリ装置が開発されただろうか。怖すぎるな全自動ハラキリ装置。
■パネルでポン
なぜか娘氏の中でブームが再来した。以前と違うのは、娘氏が一人用モードで修行を繰り返したという点であり、このとき俺LV7、娘氏LV1で良い勝負をしていたのが、今や俺LV5、娘氏LV3でも勝てない始末。お邪魔を送り込む速度が昔よりもはるかに速くなり、連鎖を仕込んでいるヒマがないのであった。
こうなればもう、娘氏が送り込んでくるお邪魔を一気に解凍し、そこに偶然生まれた連鎖のタネを拾ってカウンターをしかけるしか勝機はない。しかし当然、そうやって送り込まれたカウンターにさらにカウンターがかかることもあるわけで……。
ワイフが『ぷよぷよテトリス2』をやらせてみたところ、ぷよぷよはそこそここなせるものの、テトリスがボロボロだったらしい。そういう得手不得手があるんだ……。色を見ることと形を見ることでスキルが分かれているのかもしれないな。
■風来のシレン6
無事とぐろ島をクリアして、今は次々と解禁される特殊ダンジョンに片っ端から潜りまくっている。やってると明確に良くないなと思う点があって、歴史的に不思議のダンジョンでは、曲がり角の「壁」と「水路」で明確な違いがある(ナナメ移動可能か、直接攻撃が通るか、等)んだけど、モンスターの特技が壁の角を抜けるどうか(よせカエルの舌は通る? アイアンヘッドの頭は通る?)は特技による。
歴史的にこうなっているので感覚的には理解しているんだけど、今作は本当に一撃を食らうかどうかが生死を分けるシーンが頻出するため、ここがわかりにくいのはストレスになる。まあ、基本的には特技はすべて角抜けだと思って対処すればいいし、そうすべきなんだけど、新米風来人にはキツい仕様だよね。
昔と比べて、俺はPermaDeathというシステムへの忌避感がうすれたような気がする。
中学生だった頃、スーパーゲイズのクソ野郎に火迅風魔刀を変化の壺に入れられて失ったことで具合が悪くなるくらいショックを受けたものだったが、今はそこまでショックは受けないだろう。
これは「死んだら終わり」というシステムのゲームが珍しくなくなったという環境面の変化と、デジタルデータへの愛着がそこまでではなくなったという俺自身の変化があるのだろう、と分析する。
ともあれゲイズは滅ぶべきであると考える次第である。
■天穂のサクナヒメ
まさかここまでメディア展開するとはまったく想像していなかった。農水省が農業の未来をこのアニメに託しており意気込みが重い。大丈夫かッ! サクナヒメは一応インディーゲーなんだぞッ!俺はすでに第3話の「ヤナト田植唄」で涙ぐんでしまっているし、最終回で「ヤナト田植唄・巫―かみなぎ―」が流れて爆泣きすることが予約されているんだけど、たぶんアニメに先に触れていたらこれで泣くことはなかっただろう。
これはゲームでずっと断片的に聴いてきたフレーズや楽器が集結することで生まれたゲームだからこその泣き体験なので、映像作品ではこれに至る可能性は少ない。
詳しくは前に書いたが、ゲーム体験のネタバレとなるため「最終回までにゲームを触っておきたい!」という人は読まぬが吉。サクナヒメはアクションゲーとしてとっても手触りが良いので全人類プレイしてくださいっていう話を読んでくれ。
■逃げ上手の若君
少年ジャンプで「北条時行を主人公とした漫画が始まる」と聞いたとき、俺は「ええーっ少年漫画で実在の歴史人物を主人公にしたヒット漫画ってないんじゃないの……?」とつぶやき、そして次の瞬間には柱合会議の場にひったてられていた。「実在の歴史人物を主人公にした少年漫画って難しいんじゃないの?」ってつぶやいただけなのに!(柱合会議コラ画像省略)
炎柱「そもそもジャンプには『花の慶次』という名作があるだろう! 何も問題なし!」
音柱「話がド派手になってていいなら『封神演義』がある。太公望自体は実在だし派手派手だ」
風柱「封神がアリならよ、『天地を食らう』だっていいんじゃねえか?」
蛇柱「昔『革命児ゲバラ』というジャンプ漫画があった」
恋柱「『日出処の天子』!どうかな!(少女漫画だけど……)」
霞柱(少年漫画のくくりがあいまいになってきたなあ)
岩柱「なんと可哀想な子供だ、手塚治虫の『ブッダ』を知らぬとは」
蟲柱「『ベルサイユのばら』とは実質アントワネットのことではないですか?」
水柱「……『はだしのゲン』」
一同(さすがに自伝的作品はナシだろ……)
青年誌を除くと、柱を総動員しても古い漫画しか出てこなかった。アニメ化まで行った段階でもう偉業と言っていい。
史実を元にした場合、「主人公が老いる」という少年漫画には致命的な問題がある。『へうげもの』とか後半まじで白髪の爺しか出てこなくなるもんな。なので少年漫画においては「前田慶次郎利益が老いるとでも!?」っていうくらいパワフルなキャラクターにしないといけないが、北条時行は20代で亡くなっているので悲しいことに問題がクリアされている。このへんどうするんだろうね。
■リブートとリマスター
『らんま1/2』や『地獄先生ぬ~べ~』が再アニメ化されるらしい。特にらんまのほうは、すでにレジェンドとなった声優陣が大部分続投しておりアラフォー世代を沸かせている。思えば『ダイの大冒険』や『るろうに剣心』の新アニメからは、「令和の小学生にも傘でアバンストラッシュや牙突をやらせてやるぜ!」という迫力を感じた。実際ダイの大冒険はマルチメディア展開したし、これはリブートを狙ったものだろうなという感じがする。
一方、(発表時の印象なので的外れかもしれないが)らんまからは「令和の技術でリマスターしよう」という意思を感じる。だが今の時代に蘇らせるにあたって、ジェンダー配慮やコンプラ的に変更せざるを得ないセリフもあろう。令和に紅つばさをイジることはもう不可能だ。それらをカバーする価値を生み出すなら、リブート……「令和の小学生にも飛竜昇天破をやらせてやる!!」という気概がないといけない。
ここまで言えば俺の要求はお分かりであろう。小学館は直ちに『らんま1/2 町内激闘篇・爆烈乱闘篇』をニンテンドースイッチで配信しなさい。いいね?
■ニチアサ百景
プリキュアでは怪物を生み出す元凶が「絶滅したニホンオオカミの霊」ではないかという可能性が示された。今作は「犬のプリキュアがいる」のではなく「犬が主人公のプリキュア」なので、犬がいちばん主体的に物語を駆動させなければならない。それにはもう殺人熊と抜刀牙を出すしかないと思っていたが、ニホンオオカミの魂を救う話であれば条件は達成される。
こういう、毎年同じようなことをやってるニチアサの中で、「今作でやるべきこと」が浮き彫りになってくる感覚が好きでニチアサおじさんやってんだよな。
ライダーはここにきて「序盤のゲストキャラが次々登場」と「街頭クソデカモニタージャック」が発生し、いやがおうにも令和ライダーの最終盤という雰囲気が高まってきた。なんで令和ライダーは街頭クソデカモニターで胡乱な主張をしてしまうのだろうか。
戦隊は追加戦士が入ったものの、なんか爆速で全員から受け入れられてしまい、毎年お楽しみの「追加戦士とのかけあいで既存戦士のキャラが深まる回」がレッド以外全然ないのが珍しい。追加戦士というより「遅れてきた6人目」みたいな感じだ。ジェラミーやジロウが加入したときにはもっと一悶着あったもんだが……いやあいつらが濃すぎたのか?