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◆不定期日記ログ◆

LOG 2021-02

■2021-02-05
日本の首都は千葉滋賀佐賀
 このときの個人的メモを更新しよう。

  • アメリカの首都はニューヨークではない。
  • オーストラリアの首都はシドニーでもメルボルンでもない。
  • ブラジルの首都はリオデジャネイロでもサンパウロでもない。
  • スイスの首都はジュネーブでもチューリヒでもない。
  • モロッコの首都はカサブランカでもマラケシュでもない。
  • 南アフリカ共和国の首都はヨハネスブルグではない。
  • アラブ首長国連邦の首都はドバイではない。
  • トルコの首都はイスタンブールではない。
  • ミャンマーの首都はヤンゴンではない。
  • 日本の首都を東京と定める法令はない。

 最後のが特に怖いところで、法令で定められていない以上、明治時代に政治機構が移っただけで、まだ首都は京都である可能性がある。法令で定めておくのは大事だ。
 
 どれくらい大事かというと、コートジボワールの首都はヤムスクロと定められているんだけど、Wikipediaの記述を見ると、

国際会議場や、世界最大の大聖堂である平和の聖母聖堂など数施設を除いて首都らしいものはなく、首都機能は現在もアビジャンに残ったままである。 経済的にも特にめぼしい産業はなく、行政都市としての機能も持っていない。

ヤムスクロ - Wikipedia
 ……などと書かれておりやばい。そのうえ観光地が3つしか挙げられておらず、うち一つが「大統領邸の堀に住んでいるワニ」なのでさらにやばい(おびただしい数がいるらしい)。


 政治を行う人のトップがいる場所を首都だとするのならば、江戸時代の初めに大御所が政権を握っていた時期は我が静岡が日本の首都だったということになる。
 もし神奈川県が「かつて政権があった」という理由で再び「神奈川府」を名乗り出すようなことがあったら、我々静岡県民はわずか10年ほどの駿府政権を掲げて打って出る覚悟であります。
 
■2021-02-15
ポケットモンスター ココ
 遅ればせながら昨年末に公開された『劇場版ポケットモンスター ココ』を観てきました。

 実はアニポケの映画を観るのは初めてで、『ミュウツーの逆襲』すら履修せずに実写版名探偵ピカチュウで大喜びしていたニワカだったのですが、特に予備知識を要求される映画ではないので安心して観られました。
 ていうか昨年末ポケモンGOに色違いセレビィと探検家ピカチュウが追加されたのはコレつながりだったんですね。あまりにも無知だった。

 日曜朝のCMで得られた情報として「ポケモンに育てられた野生児」「父と息子の絆」などがあり、そこから当然「種族のアイデンティティ」だとか「子育てを通して変わっていく無頼漢」みたいなオイシイ展開があることを期待して観ましたが完全に期待通りでした。「カツカレー屋にカツカレーを食べに行ったらカツカレーが出てきた」とたとえたら本当にCoCo壱番屋とコラボしていたらしく、周到に先まわりされていた感があります。
 特に、「ポケモンに育てられたのでポケモンと話せるが人語がわからない野生児」に対して「普段からピカ様と意思疎通しているので特に問題ない」という態度で対抗してくるサトシ氏のパワープレイには驚かされました。

 強いて言えば「父と息子の絆」がテーマなせいで、長年の謎であるサトシ氏の父親のエピソードが無からポッと出てきて、すぐにどこかにいったのが気になりました。まあこれは「サトシ氏の父親が何してるのかぜんぜん触れられていない」というアニポケの歴史を知らなければ全く気にならない部分ではあります。


 ところでこの映画、入場者特典として、劇中と同じスカーフを巻いたザルードがポケモン剣盾で使える「とうちゃんザルード引き換えコード」が貰えます。しかし我々はポケモン剣盾をプレイしていません。
 なので剣盾のポケモントレーナーである実家の末弟に送りつけました。末弟はこの映画を見ていないので、このザルードが何なのか、その概要を知りません。「モリブデンと名付けてくれ、理由は聞くな」とだけ伝えました。

 こうして、とうちゃんザルードは、映画の最後に旅立ったココを探してジャングルを出て、テキトーなトレーナー(末弟だ)にあえて捕獲されて文明社会を見て回ることになったのです。トレーナーはその背景を知らず「なぜ伝説のポケモンであるザルードがジャングルの外に……? このスカーフは何……?」と思いながらスカーフに書かれていたであろう「モリブデン」の文字をそのまま愛称にして旅を続けるのです。そういう第二部が俺の中で始まりました。特典を有効活用できて満足しています。
 
■2021-02-19
祝聖剣LoMリマスターッ!
 『聖剣伝説 Legend of Mana』HDリマスター版発売決定! そのニュースは嵐のようなすさまじい勢いでタイムラインを埋め尽くした!
 聖剣LoMがリマスターされるって、まったくしんじられないはなしだけど、どうやらほんとらしい。リマスターは、いろんなところがきれいになったり、ならかったりするらしい。うわー。
聖剣伝説 Legend of Mana | SQUARE ENIX
https://www.jp.square-enix.com/seiken_lom/
 俺はこのときとかこのときとか、とにかく90年代末のスクウェアゲーがリメイク・リマスターされるたびに聖剣LoMを渇望してきた。じつは同じくらい『ルドラの秘宝』も渇望しているが、こちらは仲間をほとんど見かけないので趨勢を見極めかねているところだ。

 そしてまさか、先のエントリにて解説したように、サガフロンティア2のリマスターを待たずしてレジェンドオブマナリマスターがある世界線にたどり着けるとは思わなかった。
 ただし聖剣LoMにはサガフロ2のセーブデータと連動したコラボイベントが存在するため、サガフロ2のリマスターがどうなっているのかは多少気になるところである。同様に「ポルポタ最速伝説」を再現するためにはレーシングラグーンのリマスターが発売されている必要がある。この世界線ではどうなっているのだろうか。


 これまでHDリマスターものには手を出してこなかったが、聖剣LoMの場合美術の解像度が上がることにたいへんな意義がある。音楽のアレンジも信頼できる。というかPVで紹介された「彩りの大地」のアレンジ版を聴いてオーケストラコンサートのことを思い出し、通勤中にオーケストラ音源[Spotify]を聴いたらまんまと公共の場で涙を出してしまった。今の季節なら「花粉症、大変そう……」と思われるだけで特に不審ではないので事なきを得た。絶対に負けない!!

 気になっているのは二人プレイの仕様で、公式サイトの画面写真に2Pコントロールの設定があるため、操作することはできるようだ。しかし原作には「メモリーカード上の他のセーブデータの主人公を召喚して仲間に加える」という機能があり(これはきっと今ならオンラインマルチになっていたんだろう)、これが可能かどうかはわからない。娘氏と遊びたいので詳細を待ちたい。

 欲を言えば、娘氏がプレイするのにフリガナがつけられると嬉しい。膨大なテキストがあるので困難なのだとは思うけれど、宝石泥棒編とか難しい漢字が多いので……と思っていたら脳内に「滅びし煌めきの都市」が流れ出して、またしても公共の場で涙を出してしまった。花粉症という設定でノーダメージである。絶対に負けない!!