◆不定期日記ログ◆
LOG 2001-09
- ■2001-09-15
- トラック故障事件
Wingは実家に戻っていた。
父と次兄に「ちょっくら山に言って三番茶でも刈らざぁ(しぞーか弁)」と言われたからだ。
しかしその山とは実家の近くにある畑ではなく、若干街のほうに位置する畑だったので、
彼らは当然、トラックに乗り込んで現場へ向かったのである。
仕事は順調に進み、トラックの荷台にはあっという間に茶袋が山積みにされた。
そして、さて茶工場にもどるか、と快調にトラックを飛ばしていた彼らを、突然のアクシデントが襲ったのである。
ボンッ!というすごい音とともに、トラックの速度が激減。
路肩に寄せる間もない一瞬の出来事である。
彼らは瞬時に「タイヤがバーストした!?」と考え、車外に出て車輪を確認したり、後続車・対向車の交通整理をしたりした。
しかし、結局タイヤには問題が見当たらず、「後輪が何らかの理由でロックされているらしい」との結論に達した。
こういう故障ってのは本当に突然襲ってくるのだなぁ。
…。
……。
ここまでは普通の話。
何が問題かといえば、故障現場がいきつけのモータースの前だったということだ。
ここで故障に関する選択肢が三つ。
1)たんなる偶然。
2)トラックがモータースに帰りたくなった。
3)モータースのおやじの狙撃。
3番でないことを祈る。
なお、このあと代わりのトラックを使用中に親父が股間を強打するという一大惨事があったが余りにも痛々しいため割愛。
父と次兄に「ちょっくら山に言って三番茶でも刈らざぁ(しぞーか弁)」と言われたからだ。
しかしその山とは実家の近くにある畑ではなく、若干街のほうに位置する畑だったので、
彼らは当然、トラックに乗り込んで現場へ向かったのである。
仕事は順調に進み、トラックの荷台にはあっという間に茶袋が山積みにされた。
そして、さて茶工場にもどるか、と快調にトラックを飛ばしていた彼らを、突然のアクシデントが襲ったのである。
ボンッ!というすごい音とともに、トラックの速度が激減。
路肩に寄せる間もない一瞬の出来事である。
彼らは瞬時に「タイヤがバーストした!?」と考え、車外に出て車輪を確認したり、後続車・対向車の交通整理をしたりした。
しかし、結局タイヤには問題が見当たらず、「後輪が何らかの理由でロックされているらしい」との結論に達した。
こういう故障ってのは本当に突然襲ってくるのだなぁ。
…。
……。
ここまでは普通の話。
何が問題かといえば、故障現場がいきつけのモータースの前だったということだ。
ここで故障に関する選択肢が三つ。
1)たんなる偶然。
2)トラックがモータースに帰りたくなった。
3)モータースのおやじの狙撃。
3番でないことを祈る。
なお、このあと代わりのトラックを使用中に親父が股間を強打するという一大惨事があったが余りにも痛々しいため割愛。
- ■2001-09-20
- 新種ウィルスW32Nimda
9月19日の夜に発見されたっぽい新種ウィルス、Nimda。
いろいろやっかいな奴だが、一番やっかいなのは書き換えられたwebページを見るだけで感染してしまうことであろう。
とはいえこれはIEにパッチを当てていれば大丈夫だし、そもそもJAVAの実行をOFFにしてる人には関係ないのだが。
まあ詳しいことは各アンチウイルスソフト会社のページでも見るとよい。
で、20日の夜に突然、我が愛機サスケハナ号不穏な動きを見せた。
なにやらずぅっとハードディスクをカリカリ読み込んでいて処理速度が最強に遅まっているのである。
「何か変だな」と思っていると、ラジオからNimda発見のニュースが。しかもMSNのページが被害にあったなどと言っているではないか。
たしか今日、MSNのページを開いた覚えがある。冗談じゃねぇ。
翌日、ウィルス定義ソフトを最新のものに更新し、Nimdaの奴が起こすというアクションがサスケハナ号に起きていないか確認。
1)system.iniの書き換え。 → 問題なし。
2).emlファイルを大量生成。 → 問題なし。
3)SYSTEMフォルダにコピーを生成。 → 問題なし。
4)パフォーマンスの低下。
→ 大問題。
もうなんかマウスカーソルを画面の端から端まで動かすのに、マウスを12回も持ち上げなければならないほどのマッタリ感。
しかもウィルスチェックをかけたらさらにもっさりと。システム復元なども受け付けず。
これはウィルスのしわざではないかもしれない。しかしwebページを公開しているものとしてここで妥協するわけにはいかない。
なにより、もうウィルスの間接的な加害者にはなりたくない。W95CIHが俺に残した唯一無二の教訓だ。
サスケハナ号、フォーマット決定。
25日ぶりに。
…(泣)。
いろいろやっかいな奴だが、一番やっかいなのは書き換えられたwebページを見るだけで感染してしまうことであろう。
とはいえこれはIEにパッチを当てていれば大丈夫だし、そもそもJAVAの実行をOFFにしてる人には関係ないのだが。
まあ詳しいことは各アンチウイルスソフト会社のページでも見るとよい。
で、20日の夜に突然、我が愛機サスケハナ号不穏な動きを見せた。
なにやらずぅっとハードディスクをカリカリ読み込んでいて処理速度が最強に遅まっているのである。
「何か変だな」と思っていると、ラジオからNimda発見のニュースが。しかもMSNのページが被害にあったなどと言っているではないか。
たしか今日、MSNのページを開いた覚えがある。冗談じゃねぇ。
翌日、ウィルス定義ソフトを最新のものに更新し、Nimdaの奴が起こすというアクションがサスケハナ号に起きていないか確認。
1)system.iniの書き換え。 → 問題なし。
2).emlファイルを大量生成。 → 問題なし。
3)SYSTEMフォルダにコピーを生成。 → 問題なし。
4)パフォーマンスの低下。
→ 大問題。
もうなんかマウスカーソルを画面の端から端まで動かすのに、マウスを12回も持ち上げなければならないほどのマッタリ感。
しかもウィルスチェックをかけたらさらにもっさりと。システム復元なども受け付けず。
これはウィルスのしわざではないかもしれない。しかしwebページを公開しているものとしてここで妥協するわけにはいかない。
なにより、もうウィルスの間接的な加害者にはなりたくない。W95CIHが俺に残した唯一無二の教訓だ。
サスケハナ号、フォーマット決定。
25日ぶりに。
…(泣)。
- ■2001-09-23
- 草薙
大龍勢
今日は大学の所在地・草薙のお祭りの日だ。
最近所属したサークル「草薙すくえあ」の活動の一環として、俺と御白州氏とRicer君は草薙駅へ向かった。
大龍勢というのは…まあ簡単にいうと全長20mはあろうかという巨大ロケット花火なのだが、詳しい説明は草薙すくえあのほうで特集されているので割愛する。
正午の時報とともに、草薙駅前からお神輿が発進し、草薙神社へと向かっていった。もちろん草薙すくえあのスタッフもそれを追う。
草薙神社に運び込まれた数々の龍勢。これらを前に神々しい儀式がとりおこなわれてゆく。
そんなとき。
我々の前に三組のハッピとヘルメットが差し出された。草薙すくえあで取材をしていたという中ノ郷龍勢保存会の方のものだ。
我々のなかから3名が、龍勢の運搬をお手伝いするらしい。俺は取材には関わっていないから初耳だ。ていうか見に来たのすら初だ。しかもなんかその場のノリで俺と御白州氏はその3名の一角に選ばれていた。
まあいいや、貴重な体験だし、というわけで俺も打ち上げ台まで龍勢を運んでいった。
そして、作業が終わったら半径300m以内から退去した。こんな巨大なロケット花火を打ち上げるのだから、どこに本体が落ちてくるかわからない。そのため厳重な警備がしかれているのだ。身をもって体験したからその厳重さは折り紙つきである。まあ実際の燃えかすは300mを軽く超えた地点に墜落することも珍しくなかったが。あれどうなったんだろう?
まあそういうわけで、離れた地点から龍勢の打ち上げを見物していたのだが、これがなかなかうまく打ちあがらない。
失敗続きのようである。次々と発射に失敗し、高くそびえる発射台で爆発する龍勢。
多くの観客は、先のアメリカの自爆テロの光景を連想し、俺も気分的にちょっとへこんだ。ヴィジュアル的にヤバすぎる。
しかし、我々が運んだあの中ノ郷の龍勢は見事雲一つない秋空に打ち上げられ、その後も順調に打ち上げが成功し、
ようやく会場はお祭りの様相を呈してきた。
続いて夜の部である。昼間の部は音と煙で魅せる「龍勢」だが、夜は光と音がメインの「流星」である。読みはどちらもリュウセイだが。
今度は中ノ郷の流星の打ち上げを手伝うことになった。すでに俺の脳にはビールが一缶入っており、かなり愉快な気分で打ち上げ現場へ向かった。どうでもいいが御白州氏よ、別にいいじゃねぇかスプライトをつまみにビール飲んだって。俺ァジュースがなきゃアルコール飲めねぇんだ。
しかし現場へついてビックリ。なぜか中ノ郷龍勢保存会の方が一人もいねぇ。マジすか。我々3名は編集長のジョニーさんを除いては初参加っていうか初めて見に来た連中。スタンバイ位置まで流星を運んだがまだ誰も来ない。えー…と、困ったな。そんな話をしていたら、一つ前の流星が打ち上げられ、飛んできた花火がかなりの近距離で炸裂した。
怖っ!!
人間、死を予感するとなんかまわりがスローモーションになるよ。
…シロウト3人が点火したらどうなるだろう?最初のころの龍勢のように発射台で爆発するのだろうか?Ricer君に遺言を託してくるのを忘れた。そんなことまで考え始めたころ、ようやく保存会の方が到着。あぶねぇあぶねぇ。なんとか流星を発射台に固定することができた。
さんざん心配して、ようやく打ち上がった流星はとても美しかった。しかも至近距離、落下物の危険を考えなければ特等席である。感動した。一つ一つの流星に込められた男達の魂を感じた。この感動は筆舌に尽くしがたい。まったく稚拙な執筆者で申し訳ない。
とりあえず、中ノ郷龍勢保存会のテントに戻って乾杯した。
お祭りなんて久しぶりだ。予想もしなかったエキサイティングな一日となった。
◆10月8日 追記
実家に帰って家族に熱っぽく大龍勢の話をしたところ、
父に「なんだ?お前の下宿からも見えたのか?」と言われた。
どうやら、偶然、俺の両親も初めて大龍勢を見に来ていたらしい。
まさか自分の息子が発射台の下でその龍勢を打ち上げる手伝いをしていたとは夢にも思わずに。
まさか自分の息子が奥のテントで関係者と飲んでいるとは夢にも思わずに。
運命とはよくわからぬものである。
最近所属したサークル「草薙すくえあ」の活動の一環として、俺と御白州氏とRicer君は草薙駅へ向かった。
大龍勢というのは…まあ簡単にいうと全長20mはあろうかという巨大ロケット花火なのだが、詳しい説明は草薙すくえあのほうで特集されているので割愛する。
正午の時報とともに、草薙駅前からお神輿が発進し、草薙神社へと向かっていった。もちろん草薙すくえあのスタッフもそれを追う。
草薙神社に運び込まれた数々の龍勢。これらを前に神々しい儀式がとりおこなわれてゆく。
そんなとき。
我々の前に三組のハッピとヘルメットが差し出された。草薙すくえあで取材をしていたという中ノ郷龍勢保存会の方のものだ。
我々のなかから3名が、龍勢の運搬をお手伝いするらしい。俺は取材には関わっていないから初耳だ。ていうか見に来たのすら初だ。しかもなんかその場のノリで俺と御白州氏はその3名の一角に選ばれていた。
まあいいや、貴重な体験だし、というわけで俺も打ち上げ台まで龍勢を運んでいった。
そして、作業が終わったら半径300m以内から退去した。こんな巨大なロケット花火を打ち上げるのだから、どこに本体が落ちてくるかわからない。そのため厳重な警備がしかれているのだ。身をもって体験したからその厳重さは折り紙つきである。まあ実際の燃えかすは300mを軽く超えた地点に墜落することも珍しくなかったが。あれどうなったんだろう?
まあそういうわけで、離れた地点から龍勢の打ち上げを見物していたのだが、これがなかなかうまく打ちあがらない。
失敗続きのようである。次々と発射に失敗し、高くそびえる発射台で爆発する龍勢。
多くの観客は、先のアメリカの自爆テロの光景を連想し、俺も気分的にちょっとへこんだ。ヴィジュアル的にヤバすぎる。
しかし、我々が運んだあの中ノ郷の龍勢は見事雲一つない秋空に打ち上げられ、その後も順調に打ち上げが成功し、
ようやく会場はお祭りの様相を呈してきた。
続いて夜の部である。昼間の部は音と煙で魅せる「龍勢」だが、夜は光と音がメインの「流星」である。読みはどちらもリュウセイだが。
今度は中ノ郷の流星の打ち上げを手伝うことになった。すでに俺の脳にはビールが一缶入っており、かなり愉快な気分で打ち上げ現場へ向かった。どうでもいいが御白州氏よ、別にいいじゃねぇかスプライトをつまみにビール飲んだって。俺ァジュースがなきゃアルコール飲めねぇんだ。
しかし現場へついてビックリ。なぜか中ノ郷龍勢保存会の方が一人もいねぇ。マジすか。我々3名は編集長のジョニーさんを除いては初参加っていうか初めて見に来た連中。スタンバイ位置まで流星を運んだがまだ誰も来ない。えー…と、困ったな。そんな話をしていたら、一つ前の流星が打ち上げられ、飛んできた花火がかなりの近距離で炸裂した。
怖っ!!
人間、死を予感するとなんかまわりがスローモーションになるよ。
…シロウト3人が点火したらどうなるだろう?最初のころの龍勢のように発射台で爆発するのだろうか?Ricer君に遺言を託してくるのを忘れた。そんなことまで考え始めたころ、ようやく保存会の方が到着。あぶねぇあぶねぇ。なんとか流星を発射台に固定することができた。
さんざん心配して、ようやく打ち上がった流星はとても美しかった。しかも至近距離、落下物の危険を考えなければ特等席である。感動した。一つ一つの流星に込められた男達の魂を感じた。この感動は筆舌に尽くしがたい。まったく稚拙な執筆者で申し訳ない。
とりあえず、中ノ郷龍勢保存会のテントに戻って乾杯した。
お祭りなんて久しぶりだ。予想もしなかったエキサイティングな一日となった。
◆10月8日 追記
実家に帰って家族に熱っぽく大龍勢の話をしたところ、
父に「なんだ?お前の下宿からも見えたのか?」と言われた。
どうやら、偶然、俺の両親も初めて大龍勢を見に来ていたらしい。
まさか自分の息子が発射台の下でその龍勢を打ち上げる手伝いをしていたとは夢にも思わずに。
まさか自分の息子が奥のテントで関係者と飲んでいるとは夢にも思わずに。
運命とはよくわからぬものである。