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◆不定期日記ログ◆

LOG 2024-06

■2024-06-08
6月のアップデート
 まもなく23周年を迎えようという弊サイトであるが、ここらでちょっと仕組みに手を入れようと思う。ときどきアップデートをしていってやらないと、温かみのある手打ちHTMLでサイトを公開している意味がないからな。

 本当は23周年の日に合わせて変えようかと思っていたが、もはや周年にそこまで意味がないのと、先月末にロマサガRSくんが5.5周年記念イベントのアプデをしようと思ったらApple Storeの担当者が寝ていた[嘘]ためメンテ明けが丸2日遅れた事件を受けて、早くできるもんなら余裕のあるうちにやっちまおうという気持ちになったからだ。

 主なアップデート内容は以下の通り。

■ダークモードの実装

 ダークモード対応は正直やるつもりがなかった。まず、もともと白背景でないためそこまで画面が明るくない。次に、新しいコンテンツを立ち上げたときの見た目の確認の手間が倍になる。そしてなにより、俺の文章を黒背景にすると完全にあのころのテキストサイトの匂いになってしまう。
 さらに言うと、弊サイトの想定する主な読者層は……未来の俺である。俺はスマホンをダークモードで使っている。未来の俺もダークモードを使うだろう。こうなるとダークモードはオマケではなくメインになってしまう。納得の行く配色ができなければダークモードは追加できない。

 だが、この機会に、webサイトに使っている色を整理しておくのも悪くないと思うようになった。新しいコンテンツを立ち上げるときも、使う色が決まっていたほうが余計なことを考えずに済む。なのでやった。
darkmode光と闇
 普段スマホンやPCのブラウザをダークモードにしている人は、突然変わり果てたカラーリングを見て「突然西暦2000年のテキストサイトに迷い込んじまったーッ!!」と思っているだろう。すまない。でもあのころより彩度を抑えているから、夜中にフートンの中で見てる人には目にやさしくなったかも。

■関連エントリの作成

 検索での流入がメインでありながら、ときどき単体のエントリでは成立しないネタがあるのを心苦しく思っていた。現代人は忙しいので、わざわざ前後のエントリを月ごとに見ていくことはない。
 これは文中からリンクを張ることである程度は緩和できるが、一覧したほうがよいものもある。例えばMOTHER1+2の記録とか。
 このリンク先にある「関連エントリ」と称する4桁の16進数をクリックすると、それらを一覧する。今後増えるかどうかわからないが、タグのさらに細かいものとして運用できるようにしておく。

■リンクページコーナーの削除……を思いとどまる

 ずいぶん前からもう、インターネットには「サイト単位でリンクをしよう」という文化がない。ブログアンテナですら今や検索すると「アンテナ業者のブログ」や「アンテナ愛好者のブログ」などが普通に1ページ目に出てくる始末。別に交流をしたいわけではないし、リンクは役割を終えたのではないか。

 だが消せなかった。役割を終えたというならテキストサイトなどとっくに役割を終えているではないか。役割を終えたかどうか決めるのはインターネットではない、俺だ! どんなサイトを読んでいるか、影響を受けたか、お付き合いがあるか、表明しておくのがテキストサイトの文化だろうが!
 なので、大昔に更新が途絶えたもののみ整理して、リンクはギリギリ残した。

■トップページにランダムエントリ枠を追加

 最初はリンクページコーナーを削除し、その空いたスペースを埋めるものとして製作した。リンクの削除はやめたが、せっかく作ったので、ランダムエントリも載せておくことにした。
 これは高性能AIが読者諸兄の好みを判別し……いや嘘だ。ランダムって言ってるだろ最初から。これは更新などのたびにランダムで差し替わる。トリガーは手動である。

■外部リンクのアイコン追加

 これはちょっと前に先行実装したのでお気づきの方もいらっしゃるかもしれない。今まで弊サイト内のリンクなのか、外部サイトへのリンクなのか、行ってみないとわからなかった。これではユーザーにフレンドリーではない。なので、本文内のリンクについて、自動的にアイコンが出るようにした。
 こういうこともcssで自動でできてしまうし、アイコンもsvgで勝手に大きさを1字ぶんに調整して出てきてくれる。良い時代になった。


 これらの作業をするにあたって、ChatGPTがとても役に立ったことを特筆しておきたい。先日述べた、特定の関数を書いてもらうだけでなく、弊サイトで使用しているカラーコードのリストを渡して、その色をブラウザで見るためだけのhtmlを書いてもらったりもした。非常に助かる。
 まだ対応しきれてない部分があるかもしれない。ぼちぼち直していくので暖かく見守ってほしい。
 
■2024-06-13
23周年
 弊サイトは23周年を迎えた。
 23……23というと……もう数字で何かこじつけるのも難しくなってくるが……アッ、東京の特別区が23区だ。

 ちょうど娘氏が「47都道府県の名称と位置」を学ぶ学年なので書いておこう。
 小学4年生の社会科においては、白地図に全国の都道府県名を入れる力が求められる。そして中学校になるとこれに都道府県庁所在地が加わる。
 したがって、そういった力をはかるための小テストのようなものが行われるわけだが……

 俺がずっと気持ち悪いなと思っているのが、そういったテストで「東京都の都道府県庁所在地」に何と書くべきかということだ。
 答えとしては、帝国書院の地図帳には「東京」と書いてあり釈然としない。

 東京都の公式見解では、

 結論から申しますと、
1.都道府県庁の位置は、条例でこれを定めるよう、地方自治法で定められている。
2.東京都では「東京都庁の位置を定める条例」により、東京都新宿区西新宿二丁目と定めている。
 ということになります。

東京都 政策企画局
 となっており、上記のページでは国土地理院が「東京の23区は市町村ではないので名称を記載していないが、便宜上東京23区の総称として『東京』という表示をしたのではないか。」といっている。
 あわせて「昭和18年まで東京市が存在していた名残」という可能性も示されている。要は過去の話だ。

 東京23区が、我が静岡市の葵区・駿河区・清水区とはっきり異なるのは、選挙で選ばれた議会と区長を持っている点だ。なので俺は、東京23区をそれぞれ市町村のような存在と捉えて、東京都の都道府県庁所在地は「新宿区」で良いと思う。
 だって都道府県庁所在地を比較したときに、東京23区が全部合わさって襲ってくるのはあまりにも大人げなくない? そりゃ確かに独立した消防や警察を持っていないという違いはあるけど、予算を独自に持ってるんなら1区で勝負してくれよ。
 
■2024-06-25
MOTHERのおんがく。
 MOTHER2が30周年を迎えることを記念して、鈴木慶一×田中宏和×糸井重里による有料配信ライブ「MOTHERのおんがく。」が開催ッ!
 そのニュースを聞いた俺は、ただちに購入を見送っていたアルバム「MOTHER MUSIC REVISITED」を入手した!
MUSIC REVISITED
 購入を見送っていた理由は、これが初代MOTHERのアレンジアルバムだということで、初代MOTHERのサントラはそもそもがアレンジアルバムであったため、これはリアレンジということになるので優先度が低かったからだ。
 それを即購入した理由は、配信ライブで鈴木慶一氏がMOTHERの曲を演る、という情報を得たからだ。直近で出ているアルバムがこれなのだから、おそらく曲目は初代のものが中心となるだろう。備えなければ涙腺が死ぬ。

 そうして準備万端でライブに臨んだ俺を迎えたのは田中宏和氏によるDJプレイであった。
 ニンテンドーのあらゆる名曲を生み出したレジェンドが自らPSI MIXをくりだす様は圧巻であり、突如差し込まれるロックンロールすら俺の涙腺を破壊し尽くす威力があった。

 続いての第二幕では、10年以上前の座談会で出たようなお話を軸にトークが繰り広げられた。
 うわあッみんな若いッ! 10年の年月の重みを感じる。
 座談会との大きな違いとして、「MOTHER3」の酒井省吾氏も参加して当時のことを語ってくれた。えぇ……いちばんの若手みたいな顔してるけどこの人もレジェンドだよぉ……。

 第三幕は予想通り、MOTHERのアレンジアルバムの曲が主になった。それ以外の曲ではGiygasをひとつの曲目として成立させようってのは驚いた。あれ大部分がノイズじゃん!! 前衛芸術の砦か!?
 もうちょいMOTHER2の曲も演奏して欲しかった(特にトンズラブラザーズバンドのグッドフレンズ・バッドフレンズ)という気持ちもあるが、鈴木慶一&田中宏和が揃ってスリークを演奏しているのがもう神、いわゆるゴッドなので拝むしかなかった。

 そしてアンコールがやっぱり「スマイルズ・アンド・ティアーズ」であった。外さないよな。これはイントロを聴くだけで涙腺のデトックスができ健康に良い。今はまだガンには効かないが、いずれ効くようになる。

 糸井さんが「またやりましょう」と言って締めてくれたけど、ほんとそれ。
 MOTHERはもう続編を出さないと明言されているけど、最新機種でいつでも触れられるようにしてくれてあるし、グッズ展開やイベント展開でIPとしての形を保ってくれているのは幸せなことだと思う。MOTHER3にももっと光が当たるとよいですね。

 ……みんなチケット買ったあとお名前を聞かれて「OKすか?」のボタンを押したんだと思うけど、名乗りが自由すぎるだろ……。
 
■2024-06-30
月記JUNE
 今月は月初めから謎の高熱で寝込んでしまった。体温も気温もデタラメなせいで、ずっと「この寒気は……どっちだ!?」「この発汗は……どっちだ!?」ってなっていた。
 そんな最悪のスタートを切ったため、仕事がずっと押せ押せの状態になったまま気付いたら月末を迎えていた。俺は認めていないぞ! 6月はまだ始まってない!!

PIPI
ピピチャン!(あきらめな)
 仕方ない、来年の上半期こそ本気出す。では6月に遊んだもの、観たものの記録だよ。

■カエルの為に鐘は鳴る

 Switchのゲームボーイで配信されたのでクリアした。
 ネタバレ:カエルの為に鐘が鳴ります。

 この鐘のメロディというか音階が、ありとあらゆるBGMのパーツに使われていて、誰だこんな天才的な采配をする奴は~~ッと思ったら戸高一生氏(とたけけ)の仕事だった。
 翌年に出る名作『ゼルダの伝説 夢をみる島』に連なるシステムが満載で、その確かな遺伝子を感じ取れるよいゲーム体験をした。バトルがほぼ全部イベントバトルという思い切った構成だし、アクションもやり直しが効くSwitch版であれば苦にはならないだろう。重めのゲームに倦んだ人にプレイしてほしい。

■ロマサガ2リメイク発表

 ニンテンドーダイレクトを見ていて、「アァ? なんかイトケンっぽい曲が……」って思った瞬間にいつものオープニングタイトルが新アレンジでドーンって来てわたしはしんだ。そのあとに続く「バトル1」のアレンジも丁寧な原曲拡張で素晴らしい。
 公式サイトですでに何曲か聴けるようになっている。いずれも原曲のイメージそのままで力強く拡張されており、ロマサガRSなどで令和最新版の尖ったイトケン曲ばかりに触れていた俺はアンブッシュを受ける形になった。
 大丈夫か、このクオリティで「皇帝出陣」がドーンと流れて、イベントフルボイスで「ジェラール様の……皇帝陛下の御出陣!」が来るのか!? 泣くだろそんなん……というか今もうそれを想像して涙目になってるだろ……。

 フルCGで蘇ったアバロンの街並みには目が引きつけられてしまう。個人研究として取り組んでいる「アバロンには雪が降るのか問題」に新たな供給があった形だ。今のところ普通に雪が降りそうな植生や建築様式だが……? 内装にも注目したい。

 ところで初回特典として「キャットのお守り(序盤の収入10%増加)」が付属するらしいが、ひょっとしてこれ……俺たちがアバロンのダニを利用して、毎夜毎晩富裕層の屋敷から10万クラウンを徴税していたことへの補填なのか!? いやだ! アバロンのダニを使って無限に国庫を潤わせたい!!

■ドラクエ1・2リメイク発表

 開発中止説すら流れ始めた3リメイクの発売日発表と同時に、1・2も開発中というサプライズ。ロト三部作総リメイクというスケールになった。
 昔から謎だったのが、初代ドラクエの武器屋さんでなぜか「たけざお」が極めて安価で販売されている点で、こんぼう60Gに対して破格の10Gで手に入る。前にも触れたとおり、このことからアレフガルドには竹が群生しているものと思われるが、果たしてHD-2Dで解像度が上がったアレフガルドはどうなっているのか。
 ……「たけざお」が「ひのきのぼう」に差し変わっていても、私は見て見ぬふりをしよう。

■ゆるキャン△シーズン3

 今期クライマックスのお花見回、桜が満開なのにまったく他のキャンプ客がおらず、「富士川町には人がいないのかァ~~!?」と虚空に向かって他県民を煽っていた。むやみに他県民を煽るんじゃあない。
 そもそも「富士川町」は元々静岡県にあり、平成の大合併で静岡県が捨てた町名を山梨県が高速で拾って名乗り始めたという経緯があり、俺は勝手に敵対心を燃やしているのだ。
 大丈夫だろうか、他県民は楽しんで観てくれただろうか?

■ダンジョン飯

 原作読んでて「これハッピーエンド無理なんじゃ……」と思ったところで1クール目が終わり、「いやこれいけるかもハッピーエンド……」ってなったところで2クール目が終わった。
 シーズン2も連続2クールなんだろうか。だとするとまた「やっぱこれハッピーエンドいくの無理だわ……」ってなったところで3クール目が終わり、「なんか……いけたなァ!!」ってなって4クール目が終わるのだろう。

 シーズン2までどのくらい間が空くかわからないが、最終回は絶対「Party!」を流してほしい。最終回・特殊エンド・第一期テーマソングのコンボを食らって立っていられるオタクはいないのだ。

■アニメポケットモンスター

 実のところ、ゲームで履修したところがアニメになるのは初めてなので、アカデミー編になってからとても新鮮な気持ちで観ている。娘氏がいなかったら出会わなかった経験であろう。
 本当にジムリーダーも四天王も先生方も出し惜しみせずに次々出てきてよくしゃべる。ゲームで声が付いてなかったのが信じられないくらいだ。グルーシャ君は女性声優でよかったと思うけど……オメーほのお対策一切できてないくせにそんなイケボ出しやがって!
 その結果、もともといた奴らに加えて登場人物がとんでもない量になっており、ゲームをやってない人には大変な気がするが、まあ1年以上やってるのでそのへんはなんとかなっているのだろう。

■ニチアサ百景

 仮面ライダーガッチャードは実質ポケモンなんだけど、ここに来て最終フォームの能力が「序盤に次々と使い捨ててきた派生フォームを全て手持ちポケモンとして活用できる」っていう奴で、なんというクレバーな手法かと舌を巻いている。
 収集系のライダーでいつも問題になるのが、序盤の派生フォーム用にたくさんスーツを作っても中間フォーム以降使われなくなるというもので、それを「ガッチャしてきたケミー(ゲットしてきたポケモンの意)が自立して一緒に戦う」っていう設定にして解決する形だ。ケミー100体以上用意しちゃって大丈夫なの!? って思っててごめんな。