Oneside Flat Web

◆不定期日記ログ◆

LOG 2024-02

■2024-02-03
スタヴァなう
 『Stardew Valley』のモッコロ農場が、6年ぶりに再始動した。

 きっかけは、娘氏がこの冬休みにワイフから『牧場物語 再会のミネラルタウン』を買ってもらい、始めたことだった。これはプレステ版のリメイクらしい。俺は牧場物語に触れてこなかったのでよくわからない。
 それゆえ、娘氏の話を聞いてると、「おじいちゃんの農場を引き継いだの? つまりStardew Valleyじゃん!」「農業だけじゃなくて鉱山で鉱石を掘れるの!? もうStardew Valleyじゃん!」「農作物を持ち寄って料理を作るイベントもあるの!? それじゃ……Stardew Valleyになっちゃうじゃん!」というリアクションがいちいち出てしまい困った。どう考えても逆だ。Stardew Valleyがそれだけ牧場物語の遺伝子を引き継いでいるということだ。

 そうなると当然娘氏はStardew Valleyに興味を示した。
 とりあえずミネラルタウンの方で一通り暮らしてもらい、牧場ゲーのなんたるかを履修してもらったうえで、我々はシン・モッコロ牧場でのマルチプレイを立ち上げたのであった。

Stardew Valley
 娘氏「どうやってにわとりに干し草あげたらいい?」
 ぼく「牧場物語と同じでいいぞ、知らんけど」

 マルチプレイができるのは、ミネラルタウンにはない明確な長所である。資金を共同にしたため施設や道具、種などを買うときは都度相談が必要になるが、2人いることで鉱山に行く人と海に行く人を分けたり、アップグレードのため一時的に手放した道具のカバーをしたりと、便利なことの方が大きい。
 同期のためかまれにゲームが止まるのはちょっと困る。短時間だし、今のところそこまでギリギリの操作をしているわけではないのでなんとかなっているけれど。

 娘氏はパパのおうちにやってきた猫に「ガーゴイル」と名付け、作物を植え、バンドル納品をさくさくと進めていった。鉱山にはモンスターが出るので採掘はパパの仕事になった。
 リッチなCGグラフィックスから突然ドット絵の世界にやってきたわけだが、そこはネックにはなっていないようだ。ミネラルタウンよりもマップが広く、住民が多彩なのが良いのだとか。
 大丈夫かな、Stardew Valleyには浮浪者とか、浮浪者のテントに石を投げるやつとか、女の部屋にパンツを置き去りにする町長とかいるんだけど、ちゃんと仲良くやっていけるかな……。
 
■2024-02-27
ミーチュー・アゲイン
 『スプラトゥーン3』DLC サイド・オーダーがやってきた!
 度重なる発売延期によってハラハラしたものの、無事実装されてまずはホッとしている。発表されて即カネ払ったの一年以上前だぞこれ。

#Splatoon3 #NintendoSwitch
 今回のDLCはイカをローグライトTPSにするという意欲的なもので、ランダムに提示される3つのカラーチップの中から1つを選んでブキやキャラクターを強化しながら全30フロアをクリアするゲームになっている。
 待っただけあって、歴代スプラトゥーンのシングルプレイコンテンツの中ではバツグンに面白い。
 ただしゲーム以外のシナリオ・音楽・美術・演出のキマり具合でいうとやはり「2」のオクトエキスパンションが突出しすぎている。俺はいまだに8号の初めてのナワバリバトルのことを思うと泣けるからね。

#Splatoon3 #NintendoSwitch
 チュートリアルタワー10階をサクッと踏破して、秩序の塔30階に挑んだ俺は、ブザマにも25階で無限に飛来するアルペジオに爆散させられた。コイツは緩慢な動きながらアーマーを一撃で割るので絶対に許してはいけない。
 ただ、数回のチャレンジで「残機1→3」「受けるダメージx2→x1」「攻撃ダメージx1→x1.4」あたりのハッキングを解放したら安定してクリアできるようになった。30階を踏破してからが本番なのが不思議のダンジョンだぜ。

 加えて、ランダム要素をある程度操作できるハッキングを揃えると、各種ビルドで遊びまくることができる。サブインク効率とインク回復系のチップを重ねて無限ボムピッチャーしたり、バカが考えた違法改造ブキを作り上げたり、イイダさんのパレットでヒメセンパイにすべてを捧げて戦ったりできる。最高だった。


 ただ、今作は「ローグライト要素がある」という感じで、ローグライトとして1000回遊べるように設計されているかというと、そうではない。
 「ランダムに入手できるアイテムで強化しつつ塔を登る」という共通点だけでスレイ・ザ・スパイア(StS)の話に強引に接続すると、StSのラスボスを倒すために必要なビルドを実現する難しさに比べれば、秩序の塔の30階をクリアするためのビルドを作るのは途方もなくたやすい。
 どのチップを取っても永続的に能力が上がり、難しい局面を切り抜けるために一時的に消費するアイテムみたいなものはない。
 そのうえ、StSにはアセンションという難易度設定が0から20まであるが、サイドオーダーは逆に0から-20まで難易度が下がっていくイメージだ。アセンションの逆だからディセンションなのか?
 なのでハッキング極小でクリアできるようになったら、周回して報酬を回収する以外にやるべきことはない。一通り面白い違法改造ブキを作ったらナワバリやバイトに戻ってくれということなのだろう。DLCとしてその姿勢は正しい。


 一通りのブキ種でクリアすると、最終試練が解放される。
 最終試練であるハチのパレットは、ハッキングを入れるとチップのスロットが減る仕様になっている。最初与ダメに振れるだけ振って殺られる前に殺る戦法で臨んだが、一撃でアーマーが割られるのはだいぶきついので諦めた。被ダメ軽減は必要だ。スロットが限られているため無駄チップを取らないためのフロアリセットも欲しい。
#Splatoon3 #NintendoSwitch
 ということで、ハッキングは最終的に「被ダメ」「与ダメ」「フロアリセット」の3つに絞られた。この構成だとチップは18枚入れられて、かつハッキング極小クリアの条件も満たせた。獲得したチップはとくに厳選したわけではないんだけど、結局アイテムドロップ良くして無限チャクチ編になっちゃうんだよな。なんでだろ?

 秩序の塔に登り始めたころはめちゃめちゃ難しく感じたけど、ハッキング解放でそれが楽になって、慣れたころにまたあの頃の難易度に戻って制圧するっていう流れは、いままでやったことがないレベルデザインで新鮮だった。
 ハッキング極小クリアの報酬も無事回収できたので、あとは試してないおもしろビルドに挑戦しながらサントラの発売を楽しみに待ちたい。俺は今でも集中したいときにはDJ Dedf1shサンの音楽を聴くことにしているんだ。