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◆不定期日記ログ◆

LOG 2024-05

■2024-05-02
ぼろぼろな文鳥
ウメチャン
 ぼろぼろな文鳥ぶんてう

 何が面白くて一度に換羽するのだ。
 文鳥ぶんてうの小さな体に対して、
 一度に生え替わり過ぎるぢゃないか。
 頭があんまり毛羽立ち過ぎるぢゃないか。
 寒の戻りの季節にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢゃないか。
 体が痒いから羽繕いもするだらうが、
 文鳥ぶんてうの目は全てに喧嘩を売ってゐるぢゃないか。
 身も世もない様に燃えてゐるぢゃないか。
 飼い主の指を今にも突き刺そうと待ち構えてゐるぢゃないか。
 あの小さな素朴な顔の治安が途方もなく悪化してゐるぢゃないか。
 これはもうチンピラぢゃないか。
 文鳥ぶんてうよ、
 もう止せ、こんな事は。
 
■2024-05-14
胃カメラを止めるな!
 上部消化管内視鏡検査ッ!
 いわゆる胃カメラと呼ばれる「それ」は、鼻の粘膜をものともせずにスルリと俺の体内に入ってきたッ!

 なぜ、こうなったかというと……

 深い理由はない! 単純に毎年の健康診断の中で、オプションの「バリウム→胃カメラの変更」がお値引きされていてディスカウントだったからだ。
 初体験するなら今だ。胃カメラが安い! 今すぐ飲め!!


 事前に問診票を記入していた俺は、想定外の選択肢に頭を抱えた。
経口・経鼻
 まさかの経口・経鼻選択制!
 挿れる穴を選ばせてくれるパターンあるんだ。どっちだろう……泣きたくなる場所は……2つマルをつけてちょっぴりオトナなのか?
 だがまあ、鼻のほうが負担は少ないと聞いていたので、俺は順当に「経鼻」を選択した。上の口では嫌がっているが、さらにその上の口はどうかな……?


 まずは鼻腔の奥に謎のスプレーを噴霧される。血管が収縮するだか鼻の穴が開きやすくなるだかという触れ込みであった。「右と左どちらでやりますか?」と言われまた頭を抱える。どっちだろう……泣きたくなる場所は……逆にどっちでやったらいいですかね??
 これはおそらく、経験者に対する「以前スムーズに行ったのはどっち?」という趣旨の問いかけなのであろう。俺のような鼻ヴァージンの場合は50%に賭けるしかない。左だ……俺は左で行く! ちなみにこの場合の左はいつの時点の誰から見て左?

 柔らかな椅子にゆったりとかけて待機し、そのあと鼻腔の奥に謎のシリンジで謎のゼリーを投入される。これが謎のテクノロジーによって鼻と喉を麻酔していくのだ。医学のちからってすげー! それはそれとして鼻水が喉に流れこんでいくような感覚が不快ではある。
 ゆったりと待機しているうちに麻酔が効いてくる。歯医者でやる麻酔の感覚が喉の奥に発生している不思議な感覚だ。これでもしゃべるのには支障がない。

 次にやってきたのは細いチューブであった。これが鼻の穴に挿入される。インフルエンザの検査を思い出し身構えたが、実際麻酔が効いているのでたいしたことなかった。次に太いチューブが挿入される。これも全く問題なかった。
 そして、鼻に太いチューブを差し込んだまま、診察室へ入る。なるほどこのチューブの中にカメラを入れていくんだな、うまく考えられているな、と思っていたらチューブは普通に抜かれた。抜くのかよ。


 ここまできたらもう後戻りはできぬ。
 ベッドに横向きに寝て、口の下に唾液受けがセットされ、「決して唾液を飲まないように」との注意を受ける。
 話に聞くところによると、とにかく胃カメラというやつは全てを受け入れて無になることが肝要らしい。抵抗してはならぬ。己を消し、森羅万象と一体となり、あらゆる暴威を柳のように受け流す心で望まなければならない。つまり明鏡止水だ。

 そういうマインドセットが完成していたので、カメラが挿入を始めたときも、俺の心は澄み渡っていた。それは鼻の奥を曲がり喉に……いや早い早い!! 先生の挿入速度がすごい早いよ!! そんなスピードで入れてって大丈夫なのお!? アッなんか下腹部に当たっ……えっ……アッハイ……え? 空気を入れ……あっもう出てくるの!? 早い早い! 戻すのも早いよ!!
 下の方(大腸内視鏡検査)と比べてこのスムーズさは何!? 上の方がまっすぐなぶん楽なの? それとも俺の鼻の穴がでかいの? あるいは先生がSuper Doctorなの?


 こうして高速で胃袋の内壁を激写され、それを見ながら「健康ですね」とコメントを貰い、俺の初めての上部消化管内視鏡体験は健康な結果に終わったのでした。しーましェーン!
 まあバリウム飲むのとどっちか楽かっていうと微妙な感じだし、追加料金はあるし、通常はバリウムでいいかな……と、異様に鼻が通る感覚を楽しみながら思ったのでありました。おわり。
 
■2024-05-25
好きな穀物発表ピピチャン
 好きな穀物発表ピピチャンが

 好きな穀物を発表します


PIPI
エンムギ

PIPI
アワやヒエ

PIPI
ヒマワリ

PIPI
発酵した大豆を乾かしたやつ

pipi

 ドライなっとうかな

 それってドライなっとうだね

 なっとう大好き

pipi
納豆食うな
 
■2024-05-27
ぼくの考えた最強のアサシンクリード
 いよいよ日本を舞台としたアサシンクリード『アサシンクリード シャドウズ』が発表されたが、各所から不満と不安の声が上がっている。
 キャラクターとシナリオについてはまだ情報を待つとして、現段階ですでに建築物が怪しいのはらしくない。
 オリジンズ以降、教育版も出しているアサシンクリードである。あんたほどの実力者が言うならば、どっかに信長が正方形のタタミ部屋を作っていた史料があるんだろう……というくらい信頼しているのだが、弥助を「歴史に語り継がれている侍」と断言するなどどうも旗色がよろしくない。

 トンチキ日本描写は大好物なんだが、アサシンクリードが仮にもそういうそぶりを見せてしまうと、これまで信頼していた革命期フランスの描写も、ルネサンス期イタリアの描写も、実はその程度の解像度だったのか!? と落胆してしまうので、なんとか歴史マニアをうならせるものになってほしい。


 そういうわけで次のアサシンクリードは戦国時代で確定してしまったが、俺は極東を舞台にするんなら1600年くらいの琉球でやってほしいと常々思っていた。
 首里城や各地のグスクを再現した上でアサシンクリードするの、最高に楽しそうじゃないですか?

【メリット】
  • 燃失し再建が進められている首里城をデジタル旅行できる
  • 中継貿易がさかんなので、さまざまな人種のキャラクターを出すことができる
  • 最も現実味のある形で「ヌンチャクやサイを使う忍者みたいな奴」を出せる
  • ティンベーとローチンの基本的戦法で暴れることができる
  • あまつさえトンファーキックを繰り出すことさえできる

【デメリット】
  • 世界的に著名な歴史的人物を出しにくい時代とロケーション
  • 薩摩隼人が敵に回る可能性があり、非常に手強い

 アサシンクリードUCHINA、待ってます……!
 
■2024-05-31
月記MAY
 5月も瞬く間に過ぎてしまった。
 ところで「世界三大面白い字面の世界遺産」といえば、「アルベロベッロのトゥルッリ(イタリア)」「アツィナナナの雨林(マダガスカル)」「タプタプアテアのマラエ(仏領ポリネシア)」で異論はないよな?

PIPI
ピュイ?(なんて?)
 では5月にやったこと、読んだもの、遊んだもの、観たものの記録だよ。

■伊豆シャボテン公園

 ワイフが突然ひらめいたので、久しぶりに行ってみた。俺より年上のハシビロコウが亡くなってからずいぶん経つ。まあビル先輩はゆるキャンのアニメで存命なので永遠の存在になったといえよう。長寿にあやかってビル神社が建立されていたのでお賽銭を投げ、「ピピチャンとウメチャンがすこやかでありますように」と祈った。
シャボテン公園
すれちがうおしどり夫婦
 しかし日帰り圏内に掛川花鳥園・富士花鳥園・伊豆シャボテン公園と「鳥とふれあうための選択肢」が3つもあるのはかなりのアドバンテージを感じる。シャボテン公園のインコやオウムたちは完全に放し飼いになっているのでとても謎が多い。長距離を飛べないようにクリッピングしてあるのかな。

■生成AI

 ChatGPTやCopilotがプログラミングのアシスタントとしてスゴイ便利であることを実感している。
 たとえば「PHPで、整数nを渡すとランダムで重複のない4桁の16進数をn個生成する関数を作って」って言えばすぐ generateUniqueHexNumbers($count) を出力してくれる。
 別にその程度の関数なら自力ですぐ書けるだろ、と思わなくもないが、俺のような素人の論理日曜大工は「もっと処理の早い書き方があるのでは」と常に考えてしまうし、何より関数名と変数名を勝手に決めてくれることがありがたすぎる。自力でやっていたらまずジェネレイトの綴りをググることから始めてるからな。

■商う狼

 江戸の経済を掌握した商人の興亡を描く時代小説『商う狼―江戸商人 杉本茂十郎―』を読んだ。
 巨漢で、着物を着ていて、ですます調でしゃべり、でかい策謀を押し進めていく姿が、かなり早い段階でキングオージャーのカグラギ様に重なり、全てのセリフが佳久創の声で再生される体験をした。絶対「民のためならこの手も汚しましょう!」って言ってる。
 そのため巻末の参考文献の欄で史実ベースであることを知り仰天した。菱垣廻船と樽廻船のことや、水野忠邦が株仲間を解散し、そしてそれに失敗したことは教科書に載っているが、その背景にこのような人物がいたとは……。

■The JOJOLands

 何ィィ――ッいつのまにか3巻が出ているぞォッ!! こういうことがあるから物理書店に足を運ぶのは大事なんだよな。電子書籍なら通知が来る? それはそう。
 2巻の最後あたりからウサギ君がときどき「はだしのゲン」の隆太みたいな顔してんのがいい。
 あと「本名:ウサギ・アロハオエ スタンド名:THE MATTEKUDASAI」っていうのがもう、荒木先生本人からしか出てこないであろう名前すぎて好き。

■Splatoon3

 第16回フェス「明日世界が終わるとしたら?」に「やりたいこと全部やる」派で参加。全部やる派なので、いつかやりたいと思っていた「フレンド4人で装備を合わせて長いチーム名で相手を威圧する」を企画し実行した。
#nintendoswitch #Splatoon3
圧が強い
 プロモデラーRG合わせ、塗りに全振りしているのでそこそこ勝ててしまう。爆速でフェスパワーが溜まっていくので笑いが止まらなかった。関係各位、ありがとう!
 思えば初代イカのファイナルフェスは第16回であった。2015年の5月に発売されて翌年7月にフェスが終わっているスピード感が今では想像しづらい。
 
 明日から2周年に向かうシーズンが始まる。アップデート期間は公称2年間なので、シーズンアップデートは実質最後であろう。だが1も2も公称アプデ期間の後にブキチセレクションやベッチューセレクションがあったのでアンコールに期待したい。

■アーマード・コア6

 困難なミッションに何度も足止めを食らったが無事クリアにこぎつけた。
 ハンドラー・ウォルターさぁ……あんな見事なキャッチコピー回収芸を見せられたらよぉ~~好きになっちまうじゃあねーかよぉ~~。だいたい人のこと番号で呼んで使役してくるおっさんが、「実は」とかじゃなくて一貫して普通にこんなに優しいことあるかよ。
 最終章で、ウォルターの指示に従うか、脳内に直接語りかけてくる系女子に従うかの二択を突きつけられたわけだが、俺は迷わずウォルターに従った。後悔はない。

 シームレスに2週目が始まるので、いままであんまり使ってこなかった武器種を使ってやろうかと思ったんだけど、俺は「ダブルマシンガンでスタッガーとって両肩のランチャーをぶちこむ」という脳筋戦法で戦ってきたせいで、フルオートの武器しか肌に合わなくなっちまってる。ボタン押しっぱで射撃してくれないと回避に集中できないんだよな。
 

■ゆるキャン△シーズン3

 大井川編が終わった。いままでさんざん先回りされていたが、ここは先に行っているので勝利した。
 千頭駅とか畑薙ダムとか、そういうローカル地名が全国区(場合によっては世界中)で再生されていると思うと感慨深い。ちなみに大井川流域には
地名
という地名があるがそれはまた別の話。
 大丈夫だろうか、静岡県民以外は楽しんで観ているだろうか? あとこのタイミングでまだ大井川鐵道が全線復旧していない(2022年の台風15号に破壊されたきり運休が続いている)というのも痛い。観光で潤ってくれるといいのだが。

■ダンジョン飯

 娘氏がたいへんハマっているので、『冒険者バイブル』に続いてラクガキ本『デイドリームアワー』も買った。娘氏は数々のラクガキをトレーシングペーパーでなぞり写すなどの遊びに興じている。これ毎日模写してたらかなり画力の訓練になるんじゃあないか?
 センシの「完成じゃーっ!(法螺貝を吹く音)」がなじみすぎてしまって、ゆるキャンの料理が完成したときに効果音が鳴らないのが物足りなく感じてしまう。みんな料理ができたら法螺貝を吹くべき。

■岸辺露伴は動かない:密漁海岸

 さんざん「ルーブルに行け」「アワビを密漁しろ」と言われ続けてきた露伴ちゃんだが、このたび無事にアワビを密漁した。アワビを密漁するにあたっては当然トニオさんの説明が必要で、そのために「イタリア料理を食べに行こう!」の内容を入れる必要があり、順番に虹村億泰になる露伴ちゃんと泉編集でおなかいっぱい笑った。
 ドラマ版のトニオさんは、体の悪いところがわかるのは「能力ギフト」だけど、料理でそれを治すのは「技術」なので格が高い。技術でスタンドめいたことするの、スティールボールランのジャイロみたいだよな。

 最後にイタリア行きを仄めかしたのが気になる。イタリアで露伴ちゃんといえば懺悔室かGUCCIだが、前者は露伴ちゃんは聞いてるだけで、後者は企業広報でありNHKには厳しい。まあこれほど脚本のパワーがあれば、露伴ちゃんに火のついたポップコーンを食わせるくらい造作もないことであろう。GUCCIのアイテムでキメた高橋ご夫妻も見てみたい。

■ニチアサ百景

 「追加戦士」といえば初夏の季語。とはいえプリキュアにおいては、去年も今年もこの枠の追加戦士は最初から開示されており、我々ニチアサおじさんの関心は「どうやって仲間になるか」に集約される。
 今回の追加戦士は、メンバー加入前から単独でプリキュア活動をしており、かつ、主人公サイドにとっては正体が不明という、懐かしい感じの展開を見せてくれた。ハピネスチャージ以来かこういうの。
 キュアニャミーさんは銀髪ロングヘアお嬢様系のデザインでありながら、ねこなのでちゃんと八重歯が描かれており新鮮である。ルリドラゴンくらい口を開けてほしい。

 仮面ライダーにおいては一人称が「カグヤ様」で全裸で謎の宝石風呂に入る男が出現し、3話にわたってひっかき回して帰って行った。仮面ライダーレジェンド、今のうちからディケイドのようなシリーズ横断キャラを育てておこうという試みなのだろうか。