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◆不定期日記ログ◆

■2011-05-16
ハシビロコウ先生
 ハシビロコウ先生に会いに行ってきた。
 場所は伊東のシャボテン公園。
 日本に4つしかないハシビロコウポイントの1つだ。


 園内の一角に、網で囲まれたバードパラダイスがある。
 どうやらそこにハシビロコウのビルじいさんがいるらしい。
 足を踏み入れてしばらく進むと、うわ、いた。

邂逅。
 まったく何食わぬ顔で直立している。
 何か枝を食ってたけど。
 なぜだ、なぜ枝をくわえて静止しているのだ。

 バードパラダイスは網で囲まれた巨大な鳥かごである。
 したがって、ハシビロコウ先生も普通に通路のわきにいる。
 接近してもまったく動じる様子がない。

接写。
 おおっと、だがここまでだ。
 ここより先はハシビロコウ先生の間合い。
 迂闊に踏み入れたら「メコッ」だぜ。
 この間合いは「世界で最も危険な場所」とコメット翔会長も語っている。
 ……たぶんそんなことはないだろうけど。


 ビルじいさんは俺が生まれた年に日本に来たらしい。
 それから今まで、ずっとこうして立っているのだ。
 自分より年上の鳥がいる、という事実に愕然として、俺も立ち尽くした。