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◆不定期日記ログ◆

LOG 2012-05

■2012-05-10
オカリナオブタイム
 ええっまだ5月中旬なのかい?
 なんか連休のせいでもう5月は終了したような気持ちになってたよ。
 6月も祝日はないので、上半期は終了したも同然だな!

 先日買った3DSで、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』をプレイしている。
 ダンジョンの仕掛けはほとんど忘れているが、ときどき深層意識の底から「ここでディンの炎」とかそういう言葉が聞こえてきて、まさかこんなとこでノーヒントでディンの炎は使わせないだろ、と思いつつ使うと宝箱が取れたりして、結果的に助かっている。

 ところで、静岡県民の皆さんは、カカシの歌を登録するときに「L・LLR・Y・A・A・A」と入力すると「ヤマザキの煮豆」が再現できるので皆そうしろ。
 
■2012-05-17
確率論
 カタン付属のダイスが、なんだか出目が偏るので、新たに通販でダイスを買った。
 各数字がキッチリ1/6の確率で出るダイスなんて数学の教科書にしか存在しないので、数を増やすことで対応するのだ。

 ……出目が偏るとは言ったものの、たぶん、実際はそれほど偏ってはいない。
 人間の「確率」に関する感覚は全面的にアテにならないからだ。
 たとえばこんな問題がある。

 たかし君とけんじ君が、6発の弾が入るリボルバー式拳銃で、ロシアンルーレットをします。拳銃の弾倉には、2発の弾丸が隣り合わせに込められています。最初にたかしくんが弾倉をよく回し、引き金をひいたところ、弾は入っていませんでした。次はけんじ君の番です。けんじ君は次の(1)(2)のうち、どちらのほうが生き残る確率が高いでしょうか。
(1)もう一度弾倉を回してから引き金をひく
(2)そのまま引き金をひく

(マイクロソフト入社試験問題)
 計算するとわかるが、(2)のほうが生存確率が高い。
 感覚的に考えると5発中2発アタリで(2)が不利な気がするがそんなことはない。
 確率の問題になるとすぐ計算をあきらめて樹形図を描き始めるタイプの学生だったので、図を描いて理屈は理解はしたものの、どうも感覚としては理解しがたい。

 人間の感覚と、実際の確率は、どうもズレている。
 おそらく、日常生活において、確率がどうであろうと実際に起こる事象はただ1つだから、というのが要因だろう。
 天気予報で降水確率が30%だったとしても、カサを3割だけ持って出るわけにはいかない。
 結果として「降るのか、降らないのか」だから、確率としての30%が感覚になじまないのだ。

 最近コンプガチャが新聞に載るレベルの騒動になった。
 え、そっちなの、リアルマネートレードを放置してるほうが根幹なんじゃねえの、と思ったけれど、叩きやすいところを叩くのが世間の常道なので仕方ない。
 これも人間の感覚と確率のズレを利用した儲け方である。
 確率の問題の中には、ギャンブル好きの貴族と数学者の書面のやりとりで産まれたものも多い。昔から、誰かを騙したい奴が確率を使い、騙されたくない奴が確率を学んできたのだ(偏見)。
 これに至って、中学生諸君は「数学なんて将来なんの役に立つんだよ!」という決まり文句から確率と統計を除かざるを得ないであろう。
 
■2012-05-23
レベル2オールド
 業務上の秘密に当たるのでぼかして書くけれど、ここのところ数日、同窓会のようなものの広報誌みたいなものを編集している。
 その会のメンバーはほぼ全員が高齢者なので、要するに今俺は、年寄りの書いた近況報告文みたいなものを大量に読んでいるのだ。

 かなりの割合の人が「以前ほど体が動かない」とか、「○○を患い手術をした」とか、体力の衰えや健康状態について嘆いている。
 読んでいるこちらまで若さを吸い取られる気持ちだ。


 さすがにきれいな字を書く人が多いが、中には握力が衰え、震えた文字しか書けなくなった人もいる。
 我々もいつかはそうなる可能性が高い。
 さらに我々の場合は、社会保障が期待できないため、経済的にも贅沢はできないだろうことが予想される。
 感覚が衰え、体力も衰えたとき、いったい我々は何をするのか?
 いま行っている趣味の中で、そんな老後まで続けられるモノがあるのか?

 鈴木史朗先生のプレイを見る限り、ゲームはいけるかもしれない。
 しかし文章や絵や音楽やプログラミングなどのアウトプットを伴うもの、つまり創作は、どれも困難になっていくように思う。
 俺はアウトプットが出来なくなることがとても恐ろしい。
 ……まあ、キーボードもたたけなくなる頃には、いろいろ諦めきってるレベルの超高齢マインドになっていてどーでもいいのかもしれないけど。


 だが大丈夫だ。
 俺たちが後期高齢者になるころには、たぶんTVゲームやTRPGやボードゲームを各種取りそろえた同好の士による特殊老人ホームが出来ているはずだ。
 出来ていてくれ。
 SAN値チェックをする40年後の我々を想像したら、ちょっとだけ若さが帰ってきた。
 
■2012-05-25
バリウム最強No1
 健康診断の季節がやってきた。
 今年から胃のX線検査の対象となり、すなわちバリウムを飲まねばならない。

 バリウム検査の恐ろしさは常々聞いていた。
 あんな謎の白い液体、絶対飲みたくない。
 こうなったら仕方ない、どうせ検査の前日夜から絶食なのだ、飢えた農民になりきって「あ……ありがてえ……これで食いつなげるだ……」という気持ちでおいしく飲みきる!と思っていたのだが……

 「はじめにこれを飲んで下さい」

 意外ッ!それは発泡剤!
 ふしぎなくすり飲まされて渋谷で海を見ちゃったの!
 その駄菓子屋で売ってるシュワッとサイダーの素みたいな粉末は実際効果抜群で、あっという間に俺の腹ン中はパンパンになってしまったのだった。
 噂に聞いていた「ゲップをこらえるのがつらい」とはこのことか!
 膨れあがる胃袋にさらに液体を追加する、というのがとにかく辛すぎて、バリウムの味なんて何も覚えていなかった。豆乳かなんかじゃねーのアレ。とにかくみんな発泡剤のヤバさを知るべきだと思います。


 ここからは食事中の人向けではない話題になる。
 検査が終わったあと、バリウムを早く体外に排出するよう下剤を飲まされた。
 もともと下痢体質である俺には必要ないと思ったけど、言われた通り飲んでおいた。
 はたして1時間後にすごい勢いで排出された。
 おまえ俺をミルクセーキのドリンクバーとまちがえてんじゃねえのか!?ってくらい出た。しばらくミルクセーキは飲みたくない。

 こうして俺の初めてのバリウム体験は普通な結果に終わったのでした。
 しーましェーン!!
 
■2012-05-27
貞・子・復・活
 なんか「思いの外飛び出す」っていうから観に行ったんすよ、『貞子3D』
 そういや貞子も、「名前や外見は誰もが知ってるけど、詳しくは知らない」という知名度の偏りをおこしているキャラの代表格だな。

 なんつうかジャパニーズホラーとしては残念だったわけだけど、「奥行き」でなく「飛び出す」方向で頑張ってる感じは凄かった。
 でも途中からサイレントヒルになってただろアレ。
 なんだよあの ホモォ…┌(┌^o^)┐ホモォ… みたいな奴……。
 あと「404 notfound」の画面、若い子は知らないんじゃないの……?
 あれ、スマフォでも出る?


 主人公の勤める学校が「仮面ライダーフォーゼ」の天ノ川学園高校だったので笑った。
 わかる人はこのトレーラームービーを15秒まで見てくれ。
 日曜にフォーゼ見てから出かけたせいで、いつゾディアーツが出てくるのかハラハラしたよ。
 仮面ライダーキバの人も出てくるので余計に特撮だった。
 高崎商科大学め……。

 さらに「例の井戸」がある廃墟が、麻耶観光ホテルに激似だった。
 兵庫まで行って撮ったのかな。
 さすがに内部を走り回るシーンは別の撮影用廃墟だったようだけど、そっちも前、バラエティの肝試しで見たことがある場所だった。


 そういうわけで、ロケーションばっかり気になっちまってお話はどうでも良かった。
 3Dは飛び出す。以上。