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◆不定期日記ログ◆

■2012-05-23
レベル2オールド
 業務上の秘密に当たるのでぼかして書くけれど、ここのところ数日、同窓会のようなものの広報誌みたいなものを編集している。
 その会のメンバーはほぼ全員が高齢者なので、要するに今俺は、年寄りの書いた近況報告文みたいなものを大量に読んでいるのだ。

 かなりの割合の人が「以前ほど体が動かない」とか、「○○を患い手術をした」とか、体力の衰えや健康状態について嘆いている。
 読んでいるこちらまで若さを吸い取られる気持ちだ。


 さすがにきれいな字を書く人が多いが、中には握力が衰え、震えた文字しか書けなくなった人もいる。
 我々もいつかはそうなる可能性が高い。
 さらに我々の場合は、社会保障が期待できないため、経済的にも贅沢はできないだろうことが予想される。
 感覚が衰え、体力も衰えたとき、いったい我々は何をするのか?
 いま行っている趣味の中で、そんな老後まで続けられるモノがあるのか?

 鈴木史朗先生のプレイを見る限り、ゲームはいけるかもしれない。
 しかし文章や絵や音楽やプログラミングなどのアウトプットを伴うもの、つまり創作は、どれも困難になっていくように思う。
 俺はアウトプットが出来なくなることがとても恐ろしい。
 ……まあ、キーボードもたたけなくなる頃には、いろいろ諦めきってるレベルの超高齢マインドになっていてどーでもいいのかもしれないけど。


 だが大丈夫だ。
 俺たちが後期高齢者になるころには、たぶんTVゲームやTRPGやボードゲームを各種取りそろえた同好の士による特殊老人ホームが出来ているはずだ。
 出来ていてくれ。
 SAN値チェックをする40年後の我々を想像したら、ちょっとだけ若さが帰ってきた。