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◆不定期日記ログ◆

LOG 2006-01

■2006-01-01
謹賀新年
 あけましておメメタァございます。
 スゲーッ爽やかな気分だぜ。
 新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~ッ!

 さて、今年はお年玉(あげる側)デビューということで、念入りに準備しておいた袋をさっそく末弟に差し出しました。
 くらえ!末弟!
1024円
郵便為替
 やーいやーい。
 ゆうびんきょくにいって おかねをもらってね。

 1024…それは10本の指をもつ人間が、1と0だけのスイッチングデバイスと出会ったことによって生まれた神秘の数字。私に勇気を与えてくれる。

 さて、次は16進数の話になるが、新年恒例というかなんというか、今年2006(10)年はこれすなわち7D6(16)年なわけであります。
 みなさん、もちろん7D6と言えばサイコロを7つ振りたくなってきますよね。さあ振っていくといい。Javaスクリプトをオンにして振っていくといい。

 [ 新年7D6占い ]

 結果に関しては一切責任をもちませんのでダイスに文句を言って下さい。
 今年もよろしくお願いします。
 
■2006-01-02
一年の計
 一年の計は元旦にありーッ!
 というわけで、年末からじわじわ進めていた計画がなんとか元旦に完成しました。

 いままでこの日記の更新システムは、レッツPHP!様よりお借りした日記スクリプトを改造したものでログを作り、そのログをもとに自作スクリプト・通称ピエールでトップページを吐き出し、自作スクリプト・通称ジルが過去ログを管理する、というキメラ並の合成獣体制でした。
 しかし、改造に改造を重ねたため、大元の日記スクリプトのほうがカオスというかブラックボックスと化し、修正ができないとか様々な問題点をかかえたまま、今日まで更新を続けてきたわけであります。

 そこで、このたび、使用しない機能を排除し、俺の、俺による、俺のための日記ログ作成のスクリプトを、作り上げたのです。今年はこれで更新をします。まさしく「一年の計」となるシステムです。
 システムを作ったら名前をつけなければなりません。ピエール君とジル君が扱うデータを作り出すシステムなので、当然「杉本さん」と呼ぶことにします。
 杉本さんの登場により他の二名にも影響があるかもしれません。もし不具合があったらBBSかツッコミフォームまでよろしくお願いします。

 もう一つ、「一年の計」ということで、ここ数年ご無沙汰だった「シレン占い」の儀式を執り行いました。
 不穏な予感です。
 
■2006-01-06
静岡の冬
 庭を覆っているこの白いものがなんだかお解かりでしょうか?
母が大喜びで撮影
1月5日11時の様子
 私がなんだか確かめようと手を触れると、それは細かい氷のつぶでした。
 私はビックリして思わず手を引っ込めてしまいました。
 きっと今のは何かの見間違いであろうと思い直し、再び手を触れてみるとなんとそれは氷のつぶだったのです。
 私は思わず手を引っ込めましたが、きっと新年会で呑みすぎて見えもしないものを見てしまったのだろうと思い直し覚悟を決めて改めて手を伸ばしました。
 するとそこには細かくて冷たい氷のつぶが大量に積み重なっているのです。
 私はビックリして手を引っ込めましたが、きっと幻覚を見たに違いない、昨日呑みすぎたから見えもしないものが見えてしまったのだと思い直し、手を伸ばしました。するとそこには白い氷のつぶが積み重なっているのです。
 驚いた私は気がつけば手を引っ込めていましたが、気のせいだと思い直し再び手を触れると、やっぱり冷たく細かい氷のつぶだったのです。
 思わず手を引っ込めてしまいましたがきっと幻覚に違いありません、昨日呑みすぎたから。と、思い直し手を伸ばすと、やっぱり氷のつぶが積み重なってるのです。
 思わず手を引っ込めた私でしたがこれは何かの間違いに違いない。昨日呑みすぎたから見えもしないものが見えたのだと思い直し手を伸ばすとそこにはなんと刺すように冷たく白い氷のつぶが…
 うわっと思い手を引っ込めましたがきっと疲れのせいで幻覚を見たに違いない、と自分に言い聞かせ再び手を伸ばすとなんと冷たい氷の微小なつぶが大量に積み重なっているのです。
 思わず手をひっこめましたがきっと気のせいで、何かと見間違えをしたのだと自分に言い聞かせ、おそるおそるなめてみると、その味は冷たくてクリーミィで、こんな不可思議な気候現象の起こる地方は、きっと特別な存在なのだと感じました。

 「清水区に雪が積もることはない」という命題は私の脳内では帰納的に証明されていますから、この氷のつぶの存在は、私の脳の中にある棄却率5%で棄却される両側へと追いやられました。
 こうなった以上、首里城の雪下ろしのニュースを覚悟しましたが、あいにくアンテナが低いものでそのような話は入ってきませんでした。
 (私の頭の中が)めでたしめでたし。
 
■2006-01-09
高熱の人の証言
 
 「家族の中で俺だけ息が白い!!」
 
 
■2006-01-11
においと病気
 闘病生活の間いろいろな本を読んでいました。
 そこで今回はにおいと病気に関するお話です。

 人間のワキの下からは様々なにおい成分が出ておりますが、そのなかに「アンドロステノール」とかいうにおい成分があります。
 このアンドロステノールですが、女性は排卵期前に分泌量が増えるそうです。
 それだけでなく、他の女性のアンドロステノールを嗅ぎ取ると、自分の生理周期にも影響が及び、つられて連鎖的に生理が始まることもあるとか。
 これを身近な人の生理が伝染する根拠とする説があります。

 話は変わりますが、生理中は病気への抵抗力が普段より落ちるという説があります。
 性病のみなのか総合的な話なのか、個人差はどの程度なのかなど、いろいろあやふやな点はありますが、振り返ってみると結構実例が思い当たるので、それなりに関連はあるのかもしれません。

 いかんせんあやふやなこのふたつの話ですが、僕は信じます。
 ワキのにおいから生理が始まり、生理中は体調を崩しやすくなる。
 昔の人が「やまいワキから」という格言を残しました。
 僕は信じます。
 
■2006-01-15
高級お菓子
 以前、お客さんから頂いたまま、手付かずだったバウムクーヘン。
 なんか高級そうなパッケージに「Baumkuchen nach Dresdner Art(ドレスデン風バウムクーヘン)」とか書いてあるので、誰も食べようとしなかったのだ。ずっしり入ってるし。
 賞味期限がいい加減迫っているので、ついに家族で食べることになった。
多いなコレ
わあ!CD-Rの束みたい!
 正直7人がかりでも食べきれる気がしない。

 説明書によると、「卵の割合が多く、スポンジのように弾力のある繊細な生地とブランデーの香りがドレスデン風です」とのこと。
 さっそく手分けして食べてみるが(それでも半分は冷蔵庫行きとなったが)、高級そうな見た目の割にはなかなか美味しい。周囲のチョコと、卵たっぷりのまろやかな生地がよく合っている。
 そんな感じでしばらく味を楽しんだが、次兄が、

 「これ、チョコバットの味しねぇ?」

 と言った瞬間から、それは大量のチョコバットの山に変わった。
 あーあーあーあー。
 
■2006-01-18
攻撃力の高い母
 
 母さんが、右手に苛性ソーダ、左手に塩酸の水溶液を装備していた。
 
 
■2006-01-22
頑張れ学生
 卒論って、「ソトゥロン」って書くと、悪魔か邪神っぽい。

 頑張れ、大学生!
 魔王ソトゥロンを打ち倒し、平和を取り戻せ!

 (この日記は、当サイト史上初の、携帯電話のみで更新されたエントリーです。)
 
■2006-01-23
蟹と涙と男と女
 東海の小島の磯の白砂に
 われ泣きぬれて
 蟹とたはむる


 石川啄木の短歌である。
 最近どうもこの歌が気になりだした。

 「われなきぬれて かにとたわむる」

 この下の句から、魅力的な違和感が漂ってくる。
 啄木ほどの男が、マジ泣きしながら、カニとたわむれているのだ。
 いや今「啄木ほどの」とか言ったが、僕は啄木のことは何も知らない。じっと手を見る人であることは知っているが、恥ずかしながらこの歌が啄木の作であることすら忘却の空であった。

 そんな僕には、当然、啄木がなぜ、カニとたわむれちゃったりする事になったのか、それは知るよしもない。歌からもそれはわからない。
 僕にわかるのは、自らを「われ」と称するような男が、マジ泣きしながらカニをつついたりしている状況だけだ。
 不覚にも萌えた。
 そんな行動に及んじゃう「われ」に萌えた。
 超可愛いではないか。

 そうなると俄然、先ほどの疑問に固執したくなる。
 なぜそのような常道を逸した萌え行動に出たのか。
 肝心の上の句では、それには全く触れられていない。触れられていないが、例えばどんな事件があったらこういう状況になってしまうのか、僕の想像力では想定すらできない。マジ泣きまではわかるが、カニとたわむれちゃうとなると、上の句に何が来ても魅力的な違和感があるのだ。

 逆にいえば、上の句に何が来ようと違和感は変わらないのではないか。
 ためしに上の句を具体的な事例に差し替えてみよう。

「この味がいいね」と君が言ったから
 われ泣きぬれて
 蟹とたはむる


 いったい何を喰われたというのか…!!

 秋深き隣は何をする人ぞ
 われ泣きぬれて
 蟹とたはむる


 隣人よりむしろお前は何をしているのか…!!
 
■2006-01-24
究極のオノマトペ
 にょっぽりと。

 実に魅力的な言葉である。
 初めて見たときは「ニャホニャホタマクロー」にも匹敵するインパクトだった。
 しかもこれは海外の言葉などではない。僕は俳句の本を見ていてこの言葉に出会ったのだ。つまりこれは日本人が編み出した立派な日本語のオノマトペ(擬声・擬音語)なのだ。

 そもそも日本語は、他の言語にくらべてブッチギリにオノマトペが多いらしい。はらはら、どきどき、さくさく、じわじわ、メメタァ、枚挙にいとまがない。
 他の言語では、こういった言葉は「子供が使うもの」というような認識があるのだろうか、それほど数はないのだとか。

 それでこの「にょっぽりと」、元の俳句から察するに「富士山がそびえている効果音」のようだ。
 富士山はにょっぽりとそびえているそうだ。

 世界でもっともオノマトペの繁栄している日本。そしてその日本の象徴である富士山に与えられた至上のオノマトペこそがこの「にょっぽりと」なのだ。
 まさにオノマトペの王と呼ぶにふさわしい玉座である。

 これをこのまま埋もれさせておくのは惜しい!
 是非とも「にょっぽりと」という単語の通用範囲を広げていくべきだ!

 問 「にょっぽりと」を使い、短文を作りなさい。

 「彼は宿題を忘れてもにょっぽりとした顔をしていた」
 案外、いけしゃあしゃあとした感じの効果音にも使えるのかもしれない。ただしちょっとマヌケな感じがする。

 「ボディビルダーの股間がにょっぽりと盛り上がっている」
 山も股間ももっこりするということで、かわりに使用してみたが、案外エロい。「しっぽり」等のイメージが付加されるからだろうか。

 「にょっぽり八兵衛が現れた」
 なんだか知らんがとりあえず不快だ。

 日本語の可能性は無限である。
 皆も是非、このナイスな言葉を広めるため、にょっぽりしてほしい。
 
■2006-01-28
MOTHERが町にやってくる
 「発売日が具体的に発表されるまで、決して浮かれない!」

 前回の反省をいかしてじーっとウォッチしてましたが、発表されました、MOTHER3。
 浮かれていいのね!
 今までの情報から察するに浮かれていいのね!
 小躍りしていいのね!
 以前日記に書いたように愛用の「ほぼ日手帳」にメモだッ!
 この瞬間を待ちわびたぞッ!
ほぼ日手帳
忘れないようにメモしたよ

 あっヤベー、これ仕事で使うページだーっ
 
■2006-01-29
FLIGHT PLAN
 封切り直後のフライトプランを観てきたよ。

 予備知識はほとんどナシ。高度1万メートルの航空機の中で起こる誘拐・ハイジャック事件に、元航空機設計士のおっかさんがたった一人で立ち向かうお話、ってことくらい。
 あと一瞬「FIGHT PLAN」に見えて焦った。
 ファイティング・ニモじゃあるまいし。

 前半の、犯人の巧みな買収工作によって完全な孤立無援状態に置かれるおっかさんの悲壮感と、後半の「航空機の内部の知識」を唯一の武器として犯人と対決するスリリングな展開があいまって、最後までまったく退屈しないで観られました。
 地形を熟知していればどんな劣勢からも逆転できるということと、ピンチのときにはやはり消火器が頼りになるということが、わかりました。

 あとあのアラブ人のひとには謝ってあげたほうがいいと思いました。