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◆不定期日記ログ◆

LOG 2002-07

■2002-07-01
俺とまな板
 朝飯の食器を片付けようとして、
 流し台の上に置いてあるまな板に、頭をぶつけた。
 ああ、今日から場所を変えたんだな、と思った。

 昼飯の食器を片付けようとして、
 また流し台の上に置いてあるまな板に、頭をぶつけた。
 ちょっとカンに触った。
 「一度ならず二度までも…三度目はないと思え」

 晩飯の食器を片付けようとして、
 やっぱり流し台の上に置いてあるまな板に、頭をぶつけた。
 俺はまな板に言った。
 「三度目だ。貴様の顔はもう見たくない。勝手に死ね。」

 そして、一夜明けて。
 今日の朝飯の食器を片付けようとして、また頭をぶつけた。

 なんだか、運命を感じた。
 
■2002-07-03
ラムネ
 昨日、レジを打っていて、駄々をこねている子供に遭遇しました。

 子供は、母親の袖をひっぱりながら、半泣きで、
 「かたまってるのがいいー!かたまってるのがいいー!!」
 と叫んでいました。
 あまりに意味不明すぎて、思わず操作ミスをするところでした。

 でも、その母子がレジにやってきたとき、すっかり意味がわかったのです。
 母親の買い物カゴには、ラムネのびんがたくさん入っていました。
 子供はそれを指差して、まだ「かたまってるラムネがいいー!」と連呼していたのです。

 それ以来、ずっと気になっているのです。
 どうしてあのラムネは、あのラムネと同じ名前をもっているんでしょうか。
 あのラムネをかためると、あのラムネになるんでしょうか。原材料が同じなのでしょうか。
 考えれば考えるほど謎です。

 天下のGoogleさんに答えを求めましたが、無駄足に終わりました。
 でも、「男投げ」のバンドゥさんが一年前にこの疑問にさいなまれていたことがわかりました。
 …。

 きっとあの子供は、あのラムネとあのラムネの関係について知っているに違いないのです。
 悔しすぎる。
 
■2002-07-05
映画から得たエナジーを垂れ流してみる
 昨夜、今更ながら「少林サッカー」見てきた。
 マジ見てきた。
 どうしよう。
 これ俺にストライク。ド真ん中。
 いやここまで来るとタダのストライクじゃねえな。
 まず球がデカいね。かなり。
 ストライクゾーンを覆い尽くすくらいのデカさだね。
 それでいてド真ん中。
 しかも球威が並みじゃない。
 もう炎とか纏っちゃってるね。
 まさしく。
 映画は炎じゃ飽き足らないくらいだったけど。
 でボロボロになって吹っ飛ばされんの。
 あれ?じゃあ俺ゴールキーパー?ゴールキーパーなのか?
 あー、考えてみればそんな感じだったかもなぁ。見終わった瞬間は。
 マジでボロボロにされたね。色々。人には言えない所とかも。
 だって自分と同じ向きで、何倍ものベクトルが攻めてくるのよ?全編通して。
 つまり、アレだ、そろそろまとめると、
 「俺がゴールキーパー」。
 これだな。

 普通に意味わからん。
 
■2002-07-06
歯医者
 歯医者に行こうと志してからはや3週間。
 ようやくスケジュール調整ができ、診察を受けることができた。

 三週間前から、前歯の後ろにボコッと穴が空いており大変不安な日々をすごしていたのである。おそらく大昔に治療して詰めたところが内部から侵食された結果なのである。これが手抜き工事なのか。
 歯は何も痛まないのだが、とにかく早いところふさいでおきたい。

 で、診察の結果。

 詰め物をした前歯のほとんどが中から侵食されており、かつ奥歯のほとんどが軽い虫歯でありおそらく歯の磨き方が悪いのではないかとか、さらに歯槽膿漏の危険があるとか、あと歯軋りしてるんじゃないかとかいろいろ言われてボコボコである。
 手始めに前歯の裏をまとめて詰めなおして頂いた。
 治療中、なんつーか女医さんが物を取るたびに顔におっぱいが当たるので、これは考えようによってはオイシイ状況なのだろうかとか思った。

 歯は、正しく磨こう。
 
■2002-07-07
七夕ですよ
 部屋に巨大なクモが潜伏した状態でこんにちは。T-1000Kです。

 今日は七夕です。
 私は毎年、この時期になると短冊を偽造したくなる奇癖がありまして。
 要するに、「よい子達のピュアな欲望のなかにとんでもない偽造短冊を紛れ込ませて彦星と織姫の度肝を抜いてやるぜ!」という企画なわけですが、今年はバイト先のスーパーにある笹をターゲットに選びました。
 まずは下調べからです。笹に付けられた短冊を見ていきます。

 「クロールが できるように なりたい」
 おお、小学生らしいピュアな願い事。

 「阪神優勝」
 達筆だよこれ。父兄のかたとお見受けしました。

 「おとうさんに あいたい」
 …(涙)…お父さん、出張族とかならいいんですけど。

 ん?なんだこの書きなぐったような…

 「ぜったい しにたくない」

 …。
 ……誰だか知らんが負けたよ!!今年はオマエに任せるよ!!年寄りは隠居するよ!!
 
■2002-07-09
ジーコサッカー
 ―2006年―

 実況「さあコーナーキックです。日本のピンチは続いています。」
 解説「ここはなんとしても守りきらないといけませんねー。」
 実況「あー、キーパー先ほどのクロスプレーでケガをしたのでしょうか?」
 解説「腕をおさえてますね、いかにも大ピンチといった表情です。」

 女性「行くわよ!」

 実況「おや、ベンチからジーコ監督と…」
 解説「あれはレイクエンジェルですね」

 レスリー 「ク!」
 イザベラ 「リ!」
 クリスティ「ア!」
 三人「クリア!!」

 実況「ヘディングシュート!キーパー止めたー!!それをディフェンスがクリアー!!
     日本のカウンター攻撃です!!」

 監督「カンペーキダ」
 
■2002-07-11
「生まれつきダイエット」で激ヤセ
 日々ダイエットのリバウンドに怯えている人には大変申し訳ないが、
 俺は喰っても喰ってもまったく太らない体質らしい。
 生まれてから今まで、順調にヤセつづけている。(身長比)

 ほんの数ヶ月前までベルトが不要だったズボン。
 家族の中でも俺しかはけなかったほっそいズボン。
 どういうことか、今では腰からズルズルずれてくる。
 きっとズボンがのびたに違いない。

 久しぶりに田舎に帰って次兄と近所を歩いていたら、
 村のガキンチョが次兄に向かってこう言った。
 「兄ちゃん、この人痩せたねー。」
 いまさら「この人」呼ばわりかよ。
 そんなに存在感薄いのにもかかわらず痩せたという印象はあるのかよ。

 ほんの二週間前に会ったばかりの先輩にも、
 「オマエ痩せたな」と言われる始末。
 俺が二週間で目に見えるほど痩せたら命にかかわると思う。

 ついでに体の悩みをもう一つ。
 俺は最近、ほっぺたで脈がとれることに気付いたのだが、コレは異常なのだろうか?
 ほっぺたを膨らませるだけで、手で触るまでもなく脈がとれるのだが。
 脈をとっているにもかかわらず両手があくという画期的採脈法。
 みんなもすれ。
 
■2002-07-14
発狂日記
 歯医者に行ったところ、今度は奥歯をかなりの広範囲に渡って削られた。
 削られてる間ずっと鼻の頭が痒くて痒くて痛みも忘れるくらいの地獄であった。そのため、今回は女医さんがどうとかいう話はまったく記憶にない。

 で、削るだけ削って、銀歯は次回かぶせるらしい。
 削ったところにとりあえず樹脂っぽいものが詰められている。
 以前も、銀歯をかぶせるときに仮に詰められたことがあった。懐かしい。

 右上の奥歯に突如現れたこの異物に、最初に苦言を呈したのは、噛みあわせの右下奥歯だった。
 「先生!コイツのせいでうまく噛みあいません!」

 それに呼応したのは、右頬裏だった。
 「ていうかおまえ、ちょっと横にでっぱってるんだよ!」

 続いて舌も叫んだ。
 「おまえ薬品の味がすんだよ!!剥がすぞコラ!!」

 それを聞いた先生(俺の理性)は、生徒たちをしかりつけた。
 「ダメだ。仲良くしなさい!コイツが外れたら右上奥歯が大変なことになるぞ!

 俺の理性と、俺の免疫機構が戦いだした。
 俺の免疫機構は異物を除去したいと猛り狂っている。しかし、歯にかぶさっているコイツが、その気になれば簡単に剥がせてしまうことを、俺の理性は(経験上)知っている。そしてその結果、奥歯が大変なことになることも(経験上)わかっている。

 もどかしい。イライラする。じっとしてると発狂しそうだ。コイツをべらーって剥がしてしまばどんなにすっきりするだろう。いや、すっきりしすぎて困る。絶対困る。剥がしてはいけないのだ。
 例えるなら…この感覚を例えるのは骨が折れるが…奥歯の上にガーゼが乗っかっている感じ、というべきか。かみ合わせるたびに釈然としない。しかももっとイライラするのは、次の歯医者の予約が一週間後だということだ。
 ああ畜生イライラする。

 そういうわけなので、書くネタはいくつかあるのだが日記として完成させるだけの余裕がないのである。
 はやいところ、このわからずやが適応してくれるといいのだが。
 
■2002-07-15
みんなあつまれ
 バイト先のスーパーの張り紙。

 「ちびっこ集まれ!店長とじゃんけん大会」

 ,o/ <店長!フォントいじるところ間違ってます!!
lミiニ
 
■2002-07-17
台風一過
 台風が来たので思い出した。

 ときどき迷走する台風がいる。
 その迷走っぷりはしばしば想像を絶する。
 いつだったか、一週間近く沖縄のあたりでフラフラしていた台風があった。
 それをニュースで見た俺は、「コイツは誰かが操縦している」と確信した。

 たぶんアレだ、アメリカの発明家のせがれあたりがリモコンで動かしてるんだ。
 丸メガネかつそばかすの。たぶん。
 そのときはうっかりリモコンを犬に持って行かれて、一週間動かせなかったんだ。
 そう考えれば全て納得がいく。いくったらいく。

 で、何をいいたいのか、ってことだけど。
 昨日の俺の行動であるところの、「講義は午後からだけどそのころにはきっと台風の真ん中にいるだろうから雨の弱い今のうちに登校しておこうと考えて朝早く大学にいったが意外と雨が大きく、しかも肝心のお昼にはすっかり過ぎ去って猛暑に襲われながらバス代払って帰宅、あと歯のかみ合わせが悪くてイライラする」という怒りなのだ。
 アメリカの小僧、俺の行動を見て速度上げやがったな。

 今、俺の反米感情はハンパではない。
 
■2002-07-18
言いたいことを言おう
 納得がいきません店長。

 「きゅうり(バラ)」のキーと「きゅうり(徳用)」のキーがありますけど、
 三本セットで袋に入ったきゅうりも「きゅうりバラ」×3で打たなければならないんですが。
 「きゅうり(徳用)」っていつ売ってるんですか。

 現在取り扱っているえのきには二種類ありますよね?
 大きいパックと、小さいパック。
 で、小さいパックの方はバーコードをスキャンして登録しますよね。
 なんで大きいパックは「えのき(小)」のキーで登録するんですか。

 スキャンできるようにしてくれとは言いませんから、キーの表記を改めてください。
 ていうか、毎日えのきのパッケージが違うので判別が困難です。
 
■2002-07-19
通学の途中で
 すごく奇妙なものを見つけた。
 それは大学の裏の階段にあった。

 「だんごむしがひっかかっている蜘蛛の巣」

 どうしてこんなことになってしまったのか。
 蜘蛛も放置プレイか。
 これではだんごむしのひっかかり損だ。
 しかしだんごむしでは喰っても仕方がない。
 蜘蛛としてもかなりのガッカリ感であろう。

 I'm a hungry spider
  You're a beautiful だんごむし。

 蜘蛛よ、お前の恋はまだ終わったわけではないぞ。
 がんばれ。
 
■2002-07-21
ジブリ映画にやつあたり
 ふらりと実家に帰ってみた。

 玄関の前の涼しいところで愛猫えもくんがころころ寝ていた。
 すんごい久しぶりだったから、「えもくん」って呼んだら。
 ただでさえ丸い目をさらに丸くしてものすごいビビったあと、間髪をいれずに脱兎の如く逃げ出した。

 「猫の恩返し」は観ないことにした。
 
■2002-07-23
現・実・逃・避
 なあ、俺さ。
 まえからずっと納得いかない事あるんだけどさ。
 ヨセミテってあるじゃん。国立公園とかあるヨセミテ。
 あのヨセミテっていう読み方、絶対おかしいって。
 …なんだよ。
 だってヨセミテだぜ?YOSEMITE。
 なんだよヨセミテって。中学生の英単語暗記法かよ。
 ヨーズマイトとか読むだろ普通。
 「寄席見て」とか変換されちゃうんだぜ?これ絶対おかしい。
 絶対現地の人に騙されてるね。ヨセミテって言うたびに失笑を買うね。
 …。

 …今日の英語のテストは、たぶんダメだとか思った。
 
■2002-07-24
数日後の自分は他人
 いまネタ帳みたら、すげえ自信たっぷりに「サムライ事件」と書かれていましたが、
 どんなネタだったのか本人がまったく覚えていないので、
 今日の日記はお休みします。
 
■2002-07-25
レジスター症候群
 五千円札の新渡戸稲造がハリーポッターに見えたので、
 今日の日記はお休みします。
 
■2002-07-26
関白ROSIER
 どういう思考回路が働いたら、TSUTAYAで、
 ルナシーさだまさしを同時に借りてきてしまうような事態になるのかと後悔中なので、
 今日の日記はお休みします。
 
■2002-07-27
凹みます
 有意水準5%の両側検定で棄却できるくらいありえないレジ誤差が発生したので、
 今日の日記はお休みします。
 
■2002-07-28
ラジオ生活の落とし穴
 ずっと「カリスマっち」だと思ってたアーティストが「paris match」であることが判明したので、

 今日の日記はお休みします。
 
■2002-07-29
チルコポルトめ
 beatmania THE FINALを探し回ってコナミ直営ゲーセンにたどり着きようやく見つけて喜び勇んで必殺のドラムンベース選曲と称して「Deep Clear Eyes」「All is vanity」「super highway」まで行ったまではよかったのですが鍵盤が壊れてていきなり連打されて勝手にランダムセレクトやられてすげえ悔しかったので、
 今日の日記はお休みします。
 
 昨日、ようやく待望の、
 「なんだかんだいってちゃんと日記書いてんじゃんオマエ」
 という旨のツッコミを受けましたので、堂々と日記を再開しようと思います。
 よかった、一週間も放置プレイだったらどうしようかと思いました。
 ではいつもの日記を。

 バイト先でいつものようにレジを売っていると、何度も同じことを言うハメになるわけですよ。
 「いらっしゃいませ」から始まって「ありがとうございました」に至るまで。
 で、何度も同じこと言うのでうっかりセリフを噛んじゃうことも多々あります。
 まあ要するに何があったかと申しますと、

 「チンゲンサイが入ります」というセリフを、噛んじゃいけないところで噛んでしまいました。
 オマエはあれか、ウルトラマンコスモスか。って感じの目で見られました。
 そういえば以前も、お釣りを渡すときの必殺セリフ「お確かめくださいませ」を噛んで、「お助けくださいませ」みたいになってしまったことがありました。言われたほうも困ってました。

  本当に噛んでしまいたいのは自分の舌だ。