◆不定期日記ログ◆
- ■2020-04-25
- 人間とハムスターの日々
3月31日、我々は新しいハムスターをお迎えした。
3代目が短命だったのでこれが4代目のハムスターとなる。
やってきたのはパールホワイトのジャンガリアンで、マロンちゃんと名付けられた。
4月8日、マロンちゃんは最初からあった木の巣箱を捨て、トイレで暮らすことを決意した。
ここまではハムスターあるあるなので、「別にそれおもろないで」とあしらっていたが、かなり本格的にみっちりと床材を詰め込んで営巣を始めたので向こうも意地になっているものと思われた。
尿はケージの隅でしているので、そこの床材をこまめに変えればよい。それだけの問題だ。そう思っていた。
4月10日夜、さすがにそろそろ巣箱と化したトイレを掃除するべきと判断した我々は、トイレのケースを開け、中身を改めた。
うっうわああああ!! なんだッ!? 「何か」おかしいッ! 増えてるッ! 増えてるぞこいつッ!! 「ハムスター」ってのは単為生殖する動物だったのかァ―――ッ!?? いや違う……「最初から」だ……こいつは最初から「妊娠」していたッ! そしておそらく昨日! 誰にも知られずに「出産」したんだ! そんなッ! できるわけがないッ!! そんな事がッ!!
トイレハウスが崩壊したため、大慌てで木の巣箱に仔を移す母。
しかし当然、狭い巣箱に一家が入り切るはずがない。我々は出産など想定していない。想定しているわけがない。
急遽、段ボールで広めの巣箱をつくり設置するが、母はそれを無視して床材を掘り緊急のシェルターをつくるのであった。なんでそんなに産後の肥立ちがいいのよ!
翌日すぐにペットショップに連絡したが、引き取ってもらうにしても当然離乳してからでないといけないため、我々は当面げっ歯類の子育てを支援しなければならなくなった。一晩にして人間よりもげっ歯類のほうが多い家になってしまい、何の準備もなく信頼関係も築いていない状態での壮絶な子育てが始まる。
■11日(生後2日)
本日ひと回り大きい衣装ケースを2つ調達したので、ゆくゆくはこれにオス2とメス2に分けて飼育していく予定。ただハムスターは同じ血をわけた兄弟であっても最強を求めて闘いあう種族だと聞く。ケンカするタイプだった場合はさらに間仕切りを入れねばならない。
というかそもそもオスメスの分配をミスった場合、また命が増えてしまうことになる。ペットショップですらミスったようなのでこれは素人判断では厳しいかもしれない。有識者の判断を仰がなければ……。
翌月に続く。
3代目が短命だったのでこれが4代目のハムスターとなる。
やってきたのはパールホワイトのジャンガリアンで、マロンちゃんと名付けられた。
4月8日、マロンちゃんは最初からあった木の巣箱を捨て、トイレで暮らすことを決意した。
ここまではハムスターあるあるなので、「別にそれおもろないで」とあしらっていたが、かなり本格的にみっちりと床材を詰め込んで営巣を始めたので向こうも意地になっているものと思われた。
尿はケージの隅でしているので、そこの床材をこまめに変えればよい。それだけの問題だ。そう思っていた。
4月10日夜、さすがにそろそろ巣箱と化したトイレを掃除するべきと判断した我々は、トイレのケースを開け、中身を改めた。
うっうわああああ!! なんだッ!? 「何か」おかしいッ! 増えてるッ! 増えてるぞこいつッ!! 「ハムスター」ってのは単為生殖する動物だったのかァ―――ッ!?? いや違う……「最初から」だ……こいつは最初から「妊娠」していたッ! そしておそらく昨日! 誰にも知られずに「出産」したんだ! そんなッ! できるわけがないッ!! そんな事がッ!!
トイレハウスが崩壊したため、大慌てで木の巣箱に仔を移す母。
しかし当然、狭い巣箱に一家が入り切るはずがない。我々は出産など想定していない。想定しているわけがない。
急遽、段ボールで広めの巣箱をつくり設置するが、母はそれを無視して床材を掘り緊急のシェルターをつくるのであった。なんでそんなに産後の肥立ちがいいのよ!
翌日すぐにペットショップに連絡したが、引き取ってもらうにしても当然離乳してからでないといけないため、我々は当面げっ歯類の子育てを支援しなければならなくなった。一晩にして人間よりもげっ歯類のほうが多い家になってしまい、何の準備もなく信頼関係も築いていない状態での壮絶な子育てが始まる。
■11日(生後2日)
- 改めてトイレに床材を押し込み巣をつくる
- 5匹いたはずの仔が4匹になっている ダメだったか
- たんぱく質は多めに与えるべき
- トイレが狭すぎたか段ボールハウスのほうに改めて引っ越す 最初からそうしろ
- もはや誰もマロンちゃんと呼んでいない それは圧倒的に「母」であった
- 遠くで窓を拭いているかのような小さく高い「キュッキュッ」って音がよく聞こえるので何かと思ったら増えたハムスターだった回
- 母を餌で釣ると飛び出してくるがその際授乳中の仔が腹にくっついてズルーッとまろび出てくるのでウケる
- あまり環境を変えないほうがいいかと思ったがもう使ってないようなのでトイレを取り出し掃除
- 砂を入れていつも尿をしているあたりに設置する
- 猛烈な勢いで砂浴びをしていた やはり我慢していたのか ところでそこはトイレです
- 環境が変わるというのは動物にとって半端ないストレス
- 人間もそう しょせん人間もちょっと賢いと思ってるだけの哺乳類にすぎない 人類は愚か
- 水を飲む量が目に見えて増えた
- 30分に1回くらいトイレに砂浴びしに出てくる
- そのつど仔4匹が転がり出てきてウケる
- 仔がだいぶ遠くまで引きずりだされたあとそのまま母が巣に帰ったりする
- 手を出さないほうがいいとは思うけどついスプーンで掬って巣の前まで運んでしまう
- しっかりしてくれげっ歯類
- トイレをトイレとして認識したようだがそれはそれとして砂浴びはする
- まめにトイレの砂を変えるしかない
- 朝、巣箱の隣に床材をあつめて穴を掘りそこに引っ越しているのが確認される
- 仔が3匹しか見当たらないので巣箱の中の床材をかきまわして捜索したところ案の定1匹埋もれていた
- しっかりしてくれげっ歯類
- 仔は母に引きずり出されても短距離なら自力で巣に這い戻るのでガッツがある
- 昼になぜか巣箱に再引っ越し 覗きすぎたか
- とはいえ様子を見ないわけにはいかない すまんな
- にぼしをかじる母の真似をして隣でにぼしをかじる仔
- なぜ我々は小さきものが飯を食べていると満足するのか
- 巣箱の天井を開け、ふやかしたペレットを投下 集まって食べる仔ら
- その後ふやけたペレットを持って母が外に顔を出す 没収するな
- 哺乳類永遠の課題:授乳中ひま
- 母が何かとトイレに食べ物を持ち込んで食べる トイレは母の最後の聖域
- 母がトイレに籠もっている間に仔らが巣箱から這い出てきて入口付近の餌を齧っていた
- 朝なぜか巣箱から巣箱の隣に引っ越し
- すまんな 信頼関係を築く前にこんな状況になっててすまんな
- 仔らは床材に埋もれているが、うっかり母に引きずり出されてもオートで群れに這い戻るのですごい
- にんじんスティックを投下 集まって食べる仔ら
- その後母が巣穴に突入しにんじんスティックを咥えて出てきた 没収するな
- 巣箱に引っ越し もういいや好きなようにしてくれ
- 母がオヤツに夢中になっている隙に仔らが巣箱から這い出てきて結構な距離を探索していた
- オヤツで母を釣って軍手を装着した手に乗せて撫でる
- 最初に出産があってそこから関係性を深めていくとか斬新すぎるラブコメだな
- ブロッコリーのゆでたのを投下
- なぜ我々は小さきものが飯を食べていると満足するのか
- 巣箱から巣箱の隣に引っ越し 趣味なのか
- 毛並みがわかる程度に毛が伸びてきた
- 巣穴にちらばる母の食べこぼし?を仔らが極小の手で持って食べている
- ワイフ決死の観察によりオス2メス2っぽい
- 巣箱に引っ越し 今日も平常運転
- 母が巣箱から顔を出して眠りこけている隙に仔らが横から這い出てきて結構な距離を探索していた
- 仔がジャイアンみたいに耳を引っ張られて回収されていくのウケる
- 仔らの動きはもうかなりハムスターと言える
- 巣箱から巣箱の隣に引っ越し
- 今度は母が巣穴を掘って満足しているところに仔らが勝手に移動していったらしい
- これは……親離れを促しているのか?
- 母子が離れているところに別々にキャベツを投下
- 仔が回し車で歩いているのが目撃される なんなのその本能?
- こいつら何行くらいのコードで実装されてんのやろ
- そろそろ慣れてきたようなので大掃除を決断
- 古い床材をほぼ一掃し大きめの木の巣箱に差し替え
- 母がおやつを回収しにきたら仔が一匹出てきて頬袋にいくつかしまって帰っていった
- もはや母はいちいち仔を巣に回収したりしない
本日ひと回り大きい衣装ケースを2つ調達したので、ゆくゆくはこれにオス2とメス2に分けて飼育していく予定。ただハムスターは同じ血をわけた兄弟であっても最強を求めて闘いあう種族だと聞く。ケンカするタイプだった場合はさらに間仕切りを入れねばならない。
というかそもそもオスメスの分配をミスった場合、また命が増えてしまうことになる。ペットショップですらミスったようなのでこれは素人判断では厳しいかもしれない。有識者の判断を仰がなければ……。
翌月に続く。