Oneside Flat Web

◆不定期日記ログ◆

■2018-06-13
17周年
 弊サイトは17周年を迎えた。17周年ともなるともう特別な感情は湧いてこない。具体的にいうと16周年の更新を忘れたことに半年後くらいに気づく状態だ。情報技術分野の進歩がドッグイヤーだというのなら、17年も同じサイトをやってる奴は119歳に相当する。インターネット老人会とかいうレベルじゃない。ボケを超えて涅槃が見えてきた。

 せっかく涅槃が見えてきたので、老人らしく昔話をしよう。
 ここに一本のバトンがある……いや、これはバトンではない、いにしえのことが記された巻物じゃ。ここを見よ。かすれた筆文字で「テキストサイト管理人に100の質問」と書いてある。出土したインターネットアーカイブの地層から察するに、つくられたのは2001年後半……侍魂やちゆ12歳などの神々がWebを席巻していた神話の時代じゃ……今日はこれを、17年たった今、あえて紐解いてみるとしよう……。
 このいわゆる「100質」ってどこが発祥なんだろう。これはかなり最古に近い時点の100質だと思うんだけど確証がない。
 「○○バトン」については2004年~2005年くらいにオランダから伝来したという記録を見つけることができたが、それより前となると残されている電子的資料が限られている。バトンに比べると「○○に100の質問」は文章量がご無体であり、やはりこれはインターネット黎明期のテキストをガンガン読み書きしていた人たちから発祥したのではないかと踏んでいる。常時接続でないナローなインターネットでは、こういう文字の多いコンテンツはコスパが良かったのだ。

 いずれにせよ大変ノスタルジーな作業でした。この質問集を作った17年前の「ナフ」の竹田様に感謝の意を表します。