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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY 妄想

■2012-02-22
コアラのひみつ
「コアラはユーカリに含まれる毒で体内の寄生虫の繁殖を抑えているため、ユーカリ以外の葉で育てると寄生虫が増えすぎて死ぬ!って聞いたことある」

「私は、コアラの動きが緩慢なのはユーカリに含まれる毒のせいなので、ユーカリ以外の葉で育てるとすごい俊敏になる!って聞いたけど」

「つまり……寄生虫ネメシスに適合できなかった個体は死に、適合できた個体は驚異的な身体能力を身に付けてS.T.A.R.S.を追うと考えれば矛盾が無いな」
 
■2012-01-11
ソウ・ザ・ファースト
 いまさら初代『ソウ』を観た。
 Mighty Thorは「ソー」でSAWは「ソウ」なあたりにカタカナ語の可能性を感じる。
 思っていたほどスプラッタでもなく、よくこの導入とラストを思いついたな、としきりに感心した。


 しかしどーしてもわからん点がある。
 地下室に監禁された男2人は、足首に金属の輪を付けられ、鎖で壁の鉄柱につながれている。
 鎖の一方は足首の輪につながっており、もう一方は鉄柱をぐるりと一周し、輪を作るように南京錠で止められている。

 劇中でジグソウは、スイッチでこの鎖に電流を流し、男を感電させる。
 ……これ、どういう仕組みだ?
 鉄柱と鎖は輪になっているだけで、溶接されてるわけじゃない。
 足輪と足も同様で、体には他に怪しい装置は付けられていない。
 この状態で男に気絶するくらいの電流を流すことが可能なのか?


 壁と床に巧みに絶縁体が仕込まれていて、鉄柱→鎖→足輪→床と電気が流れる仕組みになっていたのだろうか。
 だとしても電気は鎖から直接床に流れてしまって、わざわざ人体まで行かないだろう。

 実は壁も床も天井も全部絶縁体になっている……というのはどうだろう。
 何らかの方法で男と鎖をものすごく帯電させて、スイッチ操作で鉄柱が地下で何か金属と触れるようにしておけば、静電気のアレみたいなショックを与えることができるかもしれない。
 そういえば被害者は盛んにノコギリで鎖をギコギコしていた。
 あれですごい摩擦帯電が起こる仕組みになっていたのでは!?
 あの行為すら破滅の材料になっていたなんて、さすがジグソウさんだぜ!


 静電気なのに何秒も通電できるのかとか、そもそもバスタブから出たばかりでびしょびしょの人間には静電気が起こらんだろとか、もう気にしない。
 
■2011-12-12
けいあん!
 江戸時代、幕府が百姓を統制するために出した「慶安の御触書」というのがある。
 小学校の教科書にも載っているので、覚えてる人は多いはずだ。
  • 朝は早く起きて、晩まで気を抜かずに仕事をすること。
  • 酒や茶を買って飲んではいけない。
  • 麦やあわ、ひえなどをつくり、米は多く食べないこと。
  • 麻と木綿の他は着てはいけない。
 教科書では「幕府が出した百姓の心得」として扱われているこの資料だけど、近年その立場が徐々に崩れてきている。
 ソースあんならすぐ出せ、といっても出てくるのは地方のコピーばかりで、大元である幕府の文書が出てこないらしい。
 幕府のお触れではないとなると、教科書での扱いだってそりゃ変わる。

 これが、甲斐の国の百姓たちによる、
 「社畜の悲惨さを挙げて現代人釣ろうずwwwww」
 みたいなスレのまとめだったらどうしよう。どうするんだろう。
 
■2011-10-20
板ガムの思い出
 最近のガムは食いでがない。
 そんな話をあんどう君とした。

 粒ガムは一粒が小さすぎやしないか。
 板ガムと比べたらハーフ、場合によってはクォーター程度。
 噛んでるときに物足りないので、出さずに次のを追加して、気がついたら3つくらいもぐもぐしているのが常だ。

 しかしもう、板ガムはブラックブラックくらいしか売っていない。
 一説には、キシリトールガムのヒット以降、ガムと言えば粒なのだとか。
 包装紙も、板ガムはちょっと過剰なのかもしれない。


 昔、世界名作劇場系のアニメとタイアップした、すごい甘い板ガムがあった。
 飴みたいに甘かったから、ひょっとしたらソフトキャンデーだったかもしれない。
 包装紙がなんか転写シートみたいなシールになっていて、それはガムの幅で折りたたまれてしまっているんだけど、無理やり伸ばして使うのだ。
 アレのモンタナ・ジョーンズのを毎日買ってた覚えがある。

 意外とあれは今でもイケるんじゃないか?
 あらためて最近のアニメとタイアップしてだな……

 ……というところまできて「痛ガム」というオチが読まれたのでやめた。
 
■2011-09-21
ボーイフレンドの資格
 aikoのボーイフレンドになる条件として「テトラポッドに登って宇宙に靴を飛ばす」ことが挙げられる。
 では宇宙に靴を飛ばすにはどれだけの脚力が要るか?
 ……という計算をしている人を見つけた。
 それによると、

靴の質量は500gとしよう。
これを地表面から100kmまで持って行くために必要なエネルギーは、4.9×10^5Jである。
(中略)
つまり、足で37tの力を出せる人は、宇宙に靴を飛ばすことが、可能である。

「数学ネタ。」第102回 宇宙に靴を飛ばす方法
 とのことだ。
 37tのキック力……いったいどのくらいなのか。



 怪人のみなさんをブッ飛ばす、仮面ライダーのみなさんのキック力は、おおむね10t前後に設定されている。イケメン揃いである仮面ライダーのみなさんでも、aikoのボーイフレンドになるのは難しいようだ。
 一部の最強フォームなら可能だけど、宇宙に靴を飛ばすためにアルティメットフォームになるようではモテないだろう。

 だがノーマルフォームでこれができる男がいた!
 仮面ライダー響鬼さんのキック力は最大10666貫。約40tに相当する。
 今のところボーイフレンド該当者は響鬼さんしかいない。
 さすが鍛えてる人は違うなと思った。
 
■2011-07-13
裸の王様
 我々は「裸の王様」という言葉を嘲笑の意味で使うけれど、もうちょっとこの王様を評価してあげてもよいのではないか。

 ファッションにこだわり、公費を使ってたくさんの贅沢な衣装を購入していたことは責められてしかるべきだし、詐欺師から「馬鹿には見えない服」を買ってしまうに至ってはフォローのしようがない暗君である。
 しかし彼は、その「馬鹿には見えない服」を国民にお披露目するパレードを行った。これはつまり「私の国民に馬鹿は一人もいない」と確信している、ということである。「馬鹿な国民」の存在に想像が及ばないのは問題かもしれないが、当時の専制君主たちの中で、このような意識を持っていた執政者がどれだけいるというのか。

 イギリスには、領民のため裸で城下を一周させられたゴダイヴァ夫人の伝説が残っている。領民は、夫人の尊厳を守るため家の扉を閉じ、いっさい外出しなかったという。このとき夫人の裸を覗き見たピーピング・トムには神罰が下った。現在、イギリスにはゴダイヴァ夫人の銅像があるらしい。全裸の。……え、それは良いの?
 ともかく、「裸の王様」も、子どもの一言ごときで信念を崩さなければ、そのうち銅像になるような善政を敷けたのではないだろうか。

 また、王様は裸なのではなく、ちゃんと下着は着ているようだ。邦題で誤解してしまうが、いわば「裸の大将」と同じ装備であり、まあアルティメット・クールビズだと思えばなんとか見過ごせるレベルであろう。このご時世、彼から学ぶべきところは多い。
 
■2011-05-24
スポーツニュース
 野球とかサッカーとか、スポーツニュースの話題が苦手だ。
 地元の清水エスパルスですら所属選手を知らない。

 普通の人はどうやってスポーツの話題に興味を持つんだろう。
 いくらなんでも登場人物が多すぎないか?
 仕事で困るくらい「ヒトの顔と名前を一致させる能力」が欠如しているというのに、1チームのメンバーが9人とか11人。そのうえ、シーズンオフになると移籍でまたシャッフルとか、あまりにご無体だ。
 選手がわからないのにチームが愛せるはずが無く、そのうちスポーツの話題に興味がなくなるのは自然の流れである。

 こういうとき、覚えやすい呼称がある選手は強い。
 斎藤佑樹選手も「ハンカチ王子」という愛称がなかったら、おそらく俺の脳にインプットされなかっただろう。最近は愛称が消滅してしまった感があるので、早急になんとかしてもらいたい。
 ただこういう呼称をむやみやたらにつけると、世界陸上で怒られたTBSのような事態になるので、センス次第の難しい仕事だと言えよう。


 以上のような話をあんどう君にしたところ、
 「必殺技があればいいのに」
 というハイクオリティなコメントをいただいた。


 そうだよ!足りないのは必殺技なんだよ!
 『キャプテン翼』の中で、日向くんのシュートに「タイガーショット」と名付けたのは、スポーツ新聞の記者だった。
 技の名前ならプレイに関係ない愛称よりも効果的だし、ここにこそマスコミの底力を結集すべきではないか。
 イチローの送球に「レーザービーム」と名付けたアナウンサーに続くのだ!

 可能なら全国の中学二年生を対象に技名を公募して、「ティロ・フィナーレ」とか「魔弾の舞踏(ダンザ・デル・マジックブレット)」みたいな恥ずかしい名前がたくさん集まるといいと思う。
 真面目なアナウンサーが「前半14分、フリーキックを得たCSKAモスクワは本田圭佑の『ホーロドニー・スメルチ(冷たい竜巻)』で先制点……」みたいな原稿を読むのを想像すると、スポーツニュースも楽しく観られそうだ。
 
■2011-04-01
D・アン・G
 きたる4月4日は、語呂合わせでヨーヨーの日だ。
 これはハイパーヨーヨーを発売するバンダイが定めたらしい。

 ところでこのヨーヨーという響きはいったいどこの言葉なのか?
 ちょっと調べてみると、フィリピンあたりが有力のようだが、決定打はない。
 中には、江戸時代に中国から長崎に伝来したおもちゃが「お蝶殿の手車」として流行し、これが再び世界に広がるうちに「チョウチョウ」→「JO・JO」→「ヨーヨー」となって再輸入された、なんて説もある。

 中国からもたらされたモノが、わざわざ出島を経由して世界に広がるのはちょっと不自然な気がする。
 それこそシルクロードがあるわけだし。
 となるとやはり中国から世界に広がった可能性が高いのではないだろうか。

 少し思い出していただきたい。
 かつてNHKスペシャル「新シルクロード」のテーマを手がけた、中国にルーツをもつ世界的チェリスト・ヨーヨーマのことを。
 ヨーヨーとシルクロード。これは偶然ではあるまい。
 ヨーヨーはヨーヨーマの祖先によって、世界に広められたのだ。


 どんな妄想だろうと力強く断言できる、素晴らしきエイプリルフール。
 
■2011-01-25
虚偽記憶
 まったく物忘れがひどくて困る。
 注意力も3万だ。(標準は53万)
 毎日、メガネや鍵や財布やケータイが俺の時間を奪うのだ。
 自分の脳に絶望して、つい記憶についての本を手にとっていた。

 読んだのは「なぜ、『あれ』が思い出せなくなるのか」(日本経済新聞社)と「記憶はウソをつく」(祥伝社)の二冊。
 人間の記憶のメカニズムについて、おぼろげながら輪郭を見せてくれる本だ。


 脳は、すごくおおざっぱにデータを蓄えている。
 記憶に残っている鮮明な風景も、それは決してハードディスクに保存された画像のようなものではなくて、追想するたびに脳内のコラ職人が素材を寄せ集めて作り出しているのだ。
 使わない素材はどんどん存在が薄れていくし、そのときの気分によって使われる素材が違ったりもする。定番の素材でもどこに保存したかわからなくなることがあるし、そもそも素材を保存しそこねてたりする。
 ……このコラ職人のたとえは今俺が勝手に作ったので不正確かもしれない。
 とにかく記憶は、脳が、つじつまが合うように作ってるのだ。
 そのアバウトなコラ技術が、数々のエラーを生んでいる。

 「記憶はウソをつく」のほうでは、この脳のエラーがどれだけの冤罪(偽の目撃情報、偽の自白)を作り出したかが語られており、恐ろしいことこの上ない。
 捜査官との会話の中で犯行の状況を想像すると、それが素材となって虚偽記憶がすくすく成長するのだ。
 詳しくは「虚偽記憶」などで検索するといいけど、他人に「幼いころ自分はショッピングモールで迷子になった」という偽の記憶を植えつけてみる実験が、25%の人で成功したとのこと。
 誘導尋問的に攻めれば、記憶すら捏造されてしまうこんな脳みそじゃポイズン!


 つまり、俺が幼少のころ電車に向かって「バスー!!」と叫んだというロックな出来事は、アレは両親から植えつけられた虚偽の記憶である可能性があるな。
 記憶に残っていても記録に残っていなければ大丈夫!
 この調子で自分の黒歴史をなかったことにしていくのだ!
 
■2010-09-24
サイレントヒル
 地下道を歩いていたら、扉の向こうからギョリギョリギョリと『サイレントヒル』のノイズみたいな音がした。
 ここは静岡なので笑い事ではない。
 次にここを通るときには鉄パイプを用意しておかねばなるまい。
 
■2010-08-23
処暑の奇妙な冒険
第一部 ファントムフラット

「ティオ・フラントーだね?」
「そういう君はショナサン・ショースター」


第二部 戦闘潮流

「シーサァァー!!!」


第三部 スタータスト・クルセイタース

「正太郎!君の意見を聞こうッ!!」
 
■2010-03-13
イソップ童話
 ある木こりが川のそばで木を切っていました。
 ところが、きこりはうっかり斧を川に落としてしまいました。
 きこりが困り果てていると、川から神様があらわれて言いました。

 「あなたが落とした斧は、この金の斧ですか?」

 「違う!違うけどそれすげえ欲しい!!両方!!」

 「あなたは正直者ですが、ダメです」

 そう言って神様は消えてしまいました。
 神様は正直者には優しくしてくれますが、このように思ったことをなんでも正直に言うのは大人の態度ではありません。
 
■2010-02-25
しまっていこうぜ
 野球部が謎の言葉を使う。
 「ばっちこーい!」とか、もう元の言葉がほとんど復元できない。
 「バ(ッターよ、俺は捕球できる自信があるからこ)っち(に打って)こい」だそうだ。
 そういえばノック役がヘタなとき「ばっちこねーぞー!」と言っていた。

 「しまっていこう!」は、解読はできるものの、意味がわからない。
 「気を引き締める」というなら「しめていこう!」になるはずだ。
 「シメてやろう!」だと別の意味で攻撃的になると思う。
 なぜゆえ微妙に受け身の姿勢なのか。

 想像するしかない!
 「しまっていこう!」が使われるシーンを、頭の中で組み立てるしかない!


 野球場の前の広場、超高校級エースとその相棒のキャッチャー、
 決勝戦開始の朝、広場にひびくキャッチボールの音……

「肩は大丈夫そうだな」
「ああ、もう心配ない」

 キャッチボールが続いている。

「これが終わったら、俺たち、もう引退なんだな」
「もう3年もたつんだな……」
「悔いのない試合にしようぜ」
「もちろん」

 キャッチボールは徐々に熱を帯び始める。

「ちょっと全力で投げてみていいか」
「わかった、まってろ」

 キャッチャーがしゃがんでミットを構える。
 ひときわ大きな捕球音が広場に響く。

「いい球だ」
「おい、ちょっと待て」
「どうした」
「お前、チャックあいてる」
「いつもあけてんだよ」
「あけんなよ」
「セックスアピールだよ、マネージャーへの」
「お前、最後くらいそういうのやめろよ、セクハラだぞ」
「最後だからこそ、徹底的にアピールだろ」
「おい、ていうかお前、出てるぞ」
「出してんだよ」
「完全にアウトだろそれ、テレビ来るんだぞ、今日の試合」
「男を見せるチャンスだぜ」
「見せんなよ、しまえよ」
「えっ」
「男は試合内容で見せればいいだろ」
「試合で……」
「最後くらいは、それ、しまって行こうぜ」
「そうだな……しまって行こう」
 
■2010-01-13
カリグラフィのアリエッティ
「シャドウ」「書道」と聞き間違えると日本のスピリッツが目覚める。

・書道ボクシング
 →1ラウンドごと、書道と拳闘を繰り返して勝負する知的格闘技。

・アイ書道
 →Appleから発売されたスタイリッシュな書道用具。

・書道オブヴァンパイア
 →美女の生き血を報酬に字を書きまくる吸血書道家の物語。

・書道ゲイト
 →ざんねん!わたしのぼくじゅうはここでおわってしまった!

・書道ムーン
 →来い、ブラックサン!一筆奏上!

・SHODO SKILL ―筆技―
 →見開きの四隅に描かれる文字が荒々しい筆文字になる。

・中央自動書道
 →東京から愛知まで、360km以上にわたって勝手に文字が書かれる。
 
■2009-12-24
ガンダム静岡に発つ
 今年の夏、お台場を沸かせた等身大ガンダムが、静岡に来るらしい。
 あまり知られていないが、静岡市はサッカーの町である以上に、プラモの町だ。

 移設は、日本最大のプラモデル生産地である静岡市が、同社側に働きかけて実現した。ガンダムは現在、解体された状態だが、静岡に運ばれ、再度組み立てられる。

(MSN産経ニュース)
 新幹線から見えるよう、東静岡駅の前に設置されるとのこと。
 最近、外壁が落下してニュースになったお隣のグランシップも、外壁を白く貼り替えて、ホワイトベースにしてしまえばいいのに。

 ガンダムは、しばらく設置されたのち他県へ出て、最終的には市内にあるバンダイの工場内に移設されるとのこと。
 こちらもなかなかいいロケーションだと思う。
 この工場の隣には、最近新しく高校ができたのだ。
 その名も「静岡県立科学技術高校」である。

 おそらくここの高校生が中身の開発を行うのだろう。頑張って欲しい。
 
■2009-12-07
知っているのか伊達
 「臣」の書き順が違うと指摘された。
臣の書き順
書き順の正誤
 これはおかしい。
 俺の書き順が間違ってるとしたら、そっちのほうがおかしい。

 人は誰でも「臣」を書くとき「あれ?『巨』じゃなかったっけ?」と疑う。
 「巨人」と書こうとして「臣人」と書いてしまい、「覇極流千峰塵!!」とか言いながら修正液を浪費するのが人の常である。
 「巨」は「臣」に直せるが、「臣」は「巨」にはできないことを考えると、俺の書き順は心理的に正しいものであり、これは書き順が実態と乖離している例だと言えよう。

 書き順を守る利点は、字形を整えることにある。
 だが「臣」の場合は疑いながら慎重に書くため、書き順を違えても字形にはたいして影響がない。
 これをさらさらっと書く者は、勢い余って「昼休み」を「昼体み」にしてしまう小学生のごとく、臣人の刑に処せられるのである。
 なので、俺は間違っていない。