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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY 映画

■2012-03-10
ライヒェンバッハの滝
 映画『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』を観てきたよ。
 前作はDVDにて予習済み。

 相変わらずのホームズ無双ないしはホームズBASARAとなっているこのシリーズだけど、今回もアクションはアグレッシブ。
 これをネタバレというべきか解らないけど、ベースになった「最後の事件」を知っているものとしては、舞台がスイスへ移って滝が出てきた瞬間にガッツポーズしたよね。
 原作ではホームズはカラテだかジュー・ジツだかのフシギなマホウで続編につないでいて、子ども心に「これジャンプ的な引き延ばしだろ」と思ったものだけど、このホームズならやりかねないので困る。

 ワトソンの結婚に対してすげえ不服そうなホームズからは、世界中の腐女子シャーロキアンへのサービスが見て取れる。以前ホモネタで著作者にすげえ怒られてたせいか、コメディシーンを使ってネタっぽくごまかしてるあたり、上手いなあと思った。

 
 これ、さらに続編を撮ることになったらどうするんだろう。
 アイリーンとモリアーティを使っちゃったから、もう「ルパン対ホームズ」へ行くしかないような気がするけど、版権がルパン側だし、そもそも公式にはあれホームズじゃなくてショルメだから無理だろうな……。
 どうせホームズ無双ならホームズOrochiくらいまで行っちゃって欲しいと思う。
 
■2012-02-05
ドラゴンころし
 原作を読んでいないのに、映画『ベルセルク』を観に行った。
 主人公の声が仮面ライダーバース・伊達明だったからだ。
 ガッツの声優をやるにはあれだけの筋肉が必要なのか……。
 
 漫画はいつ完結するのかわからないけど、映画はひとまず「黄金時代編」を三部作でまとめるようなので、その点では安心して観られる。
 他のエピソードも順次映像化していく予定らしいけど……これまた大きく出たな。

 作中、アクションシーンになると、すごく動きがスムーズになることに驚く。
 これポリゴンか!モーションキャプチャーか!
 ガッツの剣がやけに小さいのは、あの「鉄塊」を説得力ある動きで振り回せるアクターがいないからなのか、それとももともと黄金時代編ではこの程度の大きさだったのか、原作を読んでないので不明。


 グリフィスが初めて姫様と会うシーンの階段が激しく気になった。
 それは階段というにはあまりにも急勾配すぎた。
 大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。
 それはまさに雛壇だった。
 男どもはともかく、姫様は何の補助もなしに降りたらダメだろ……と思ったら案の定転びかけるし。 
 あの庭の設計士はこのイベントを見越してこの角度にしたに違いない。
 それほどの勾配であった。
 
■2012-01-11
ソウ・ザ・ファースト
 いまさら初代『ソウ』を観た。
 Mighty Thorは「ソー」でSAWは「ソウ」なあたりにカタカナ語の可能性を感じる。
 思っていたほどスプラッタでもなく、よくこの導入とラストを思いついたな、としきりに感心した。


 しかしどーしてもわからん点がある。
 地下室に監禁された男2人は、足首に金属の輪を付けられ、鎖で壁の鉄柱につながれている。
 鎖の一方は足首の輪につながっており、もう一方は鉄柱をぐるりと一周し、輪を作るように南京錠で止められている。

 劇中でジグソウは、スイッチでこの鎖に電流を流し、男を感電させる。
 ……これ、どういう仕組みだ?
 鉄柱と鎖は輪になっているだけで、溶接されてるわけじゃない。
 足輪と足も同様で、体には他に怪しい装置は付けられていない。
 この状態で男に気絶するくらいの電流を流すことが可能なのか?


 壁と床に巧みに絶縁体が仕込まれていて、鉄柱→鎖→足輪→床と電気が流れる仕組みになっていたのだろうか。
 だとしても電気は鎖から直接床に流れてしまって、わざわざ人体まで行かないだろう。

 実は壁も床も天井も全部絶縁体になっている……というのはどうだろう。
 何らかの方法で男と鎖をものすごく帯電させて、スイッチ操作で鉄柱が地下で何か金属と触れるようにしておけば、静電気のアレみたいなショックを与えることができるかもしれない。
 そういえば被害者は盛んにノコギリで鎖をギコギコしていた。
 あれですごい摩擦帯電が起こる仕組みになっていたのでは!?
 あの行為すら破滅の材料になっていたなんて、さすがジグソウさんだぜ!


 静電気なのに何秒も通電できるのかとか、そもそもバスタブから出たばかりでびしょびしょの人間には静電気が起こらんだろとか、もう気にしない。
 
■2011-06-20
グラディエーター
 映画『グラディエーター』を観た。
 もちろんコロッセオの予習で。
 ところでコロッセオって殺っせ(以下セッコ略)


 ふと思ったんだけど、こういう時代モノの映画って、
 重厚なオーケストラのサントラがつきものだ。

 俺の知る唯一の例外が『ロック・ユー!(A Knight's Tale)』で、
 中世馬術試合にQUEENの楽曲がてんこ盛りという、
 異様にアグレッシヴな快作映画であった。

 だがよく考えてみると、オーケストラが生まれたのはバロック期。
 『グラディエーター』の時代から1000年以上も先の話だ。

 だから、この剣闘士の出撃シーンに、
 重厚なオーケストラがしっくりくるのは明らかにおかしいはずなのだ。
 古代ローマ人が観たらQUEENと大差ないだろう。

 そういう意味では『ブレイブハート』のジグは素晴らしかった。
 いったい俺たちはどこで洗脳されたのだろうか。
 
■2010-11-22
盗撮は犯罪です
 映画『人のセックスを笑うな』を観た。
 2度目のラブシーンで笑ってしまった。
 すまん、そういう話じゃない。

 そういう話じゃないのに、なぜこのタイトルなのか?
 原作の小説を読めばわかるんだろうか。
 いずれにせよ、タイトル勝ちだと思う。

 この映画は、かなりの雰囲気映画だ。
 とにかくいい画を撮り続ける。雰囲気が美しければ人物の動きも追わない、表情も押さえない。セリフも人物が遠すぎて聞こえないことが多々ある。カメラさん仕事しろ。  
 映画館で観ていたら完全に寝ていただろう。

 だが、この映画がただの雰囲気映画で終わっていないのは、やはりこのタイトルの力なのだ。
 何度かあるラブシーンのピロートークがやけにリアルなのは、徹頭徹尾、カメラさんが「盗撮」にこだわっていたからに他ならない。
 セリフもBGMも動きもないまま、人物が座って思案しているだけのシーンが続いたりするのは、盗撮だからだ。この盗撮感が「人のセックス」というタイトルの力を借りて具体的に伝わってくる。
 カメラさんはいろんなものを犠牲にして、盗撮という仕事をしていたのだ。

 松山ケンイチ演じる主人公が「みるめ」という変わった名前だ。 
 「みるい」とは静岡弁で「やわらかい」を意味し、「みるめ」といえば摘採時期の茶の新芽のことだがおそらく関係ないだろう。恋敗れた蒼井優の「男をみるめが無かった」というオチに使う予定だったのだろうか?(ドヤァァァ)
 
■2010-10-29
サイレントヒル
 映画『サイレントヒル』を観た。
 静岡に住む者としては外せない映画だ。


 のっけから、映画の雰囲気がゲームそのものでびっくりした。
 静岡在住でありながらゲームは「3」しかちゃんとプレイしてないんだが、原作の空気感の再現度がスゴイ。
 『バイオハザード』は、映画化にあたってミラジョヴォビッチ無双が前面に押し出されたが、こちらは丁寧に原作の雰囲気をなぞっている。

 ゲームの『サイレントヒル』は、『バイオ』と比較して、オカルト要素を強く押し出した点に特徴がある。
 登場する化け物には物理的・科学的な裏付けがなく、登場人物のトラウマが具現化したもの、みたいなことにされている。
 したがって「なんでもあり」であり、理不尽な視覚的いやがらせをこれでもかというほど繰り出すことができる。
 ウィルスが感染してゾンビに、というとパニック映画寄りだが、この設定はホラー映画にはうってつけだろう。

 視覚的のみならず、聴覚、すなわち音楽の雰囲気もそれっぽい。
 というかこれはAKIRA YAMAOKAのしわざなので仕方ない。
 使っている音源レベルでサイレントヒルである。
 映画までプロデュースするとは恐るべしAKIRA YAMAOKA!
 「流星ハニーの人」というイメージはそろそろ捨て去らねばなるまい。


 裏世界のエフェクトとか、救いのないシナリオとか、原作の空気感の再現度がハンパない映画であった。
 サイレントヒルの再現度が高いのか、再現度ヒルのサイレントが高いのかわからなくなるくらいの名作。 
 
■2010-10-23
刑務所のリタ・ヘイワース
 今さら映画『ショーシャンクの空に』を観た。

 タイトルだけは知っていた。
 原題は『The Shawshank Redemption』で、Redemptionとはキリスト教では「贖い」、経済においては「債務の弁済」を意味する。
 この2つはシナリオの内容にも入り込んでおり、実にうまいタイトルだ。
 うますぎて和訳は不可能だろう。

 では『空に』は失敗か、というとそうでもないと思う。
 DVDの盤面を見たとき俺は「こんな陰鬱な話なのか……?」と驚いた。
 女性がいないし、モーガン・フリーマンが渋すぎる。
 このうえタイトルが『ショーシャンクの贖罪』とかだったら絶対観ない。

 感謝しなければならないのは、俺が今までこの名作の内容を知らずに過ごしてこれたことだ。もしあなたがこの映画を観てないなら、最後の段落まで読み飛ばしてほしい。


 ネタバレというほどのネタもない、と思うかもしれないが……
 俺はこの映画が○○モノであるという予備知識すら持ってなかった。
 『空に』という爽やかなタイトルが、勝手に「囚人との交流を通して自分の罪と向き合うヒューマンドラマ」みたいなシナリオを作り出していたのだ。
 だから終盤の展開には本当に驚いたし、想像より遙かに爽やかなラストを味わった。
 こうして記録することでネタバレに荷担してしまうのは心苦しいが、そもそもジャンルを間違えてる奴が少数派だろうし、検索したのなら、ここにたどり着く前に全てを知ってしまっているだろう。
 まったくクリアな状態で名作に触れられるのは奇跡である。 


 ……まとめると、ポケットで鳥を飼ってる人とか、懲罰房に入れられた人のリアクションとか、ジョジョ6部のルーツがすごい感じられる映画でよかったです。
 
■2010-08-05
アリエッティの話
 そろそろ空いてきた頃かと思ったので、『借りぐらしのアリエッティ』観てきた。
 平日とはいえ世間は夏休みなんだから油断ならない、と警戒していたが余裕でチケット取れたぜ。


 アリエッティの一族は、小人である。
 だいたい親指姫と同じくらいのスケールだと思われる。
 当然、このスケールだと我々にとってアタリマエの世界が、まったく違って見えてくる。

 作中、なにより斬新に描かれていたのは、水の粘性だった。
 お茶もスープもどうやってつくっているのか不思議なくらいすごい表面張力を見せており、当然涙の一滴も巨大な水滴として現れる。
 泣くとこぶし大の涙がボロボロでるので脱水死の危険と隣り合わせである。
 お風呂の描写はなかったが、無事に入浴できてるんだろうか?

 風や空気の違いは「音の違い」として表現されていた。
 だが、小さいがゆえの身体能力(跳躍力とか)の違いについては特に強調されていなかったのは残念だった。
 アレならパズーさんやサツキさんのほうが優れているだろう。
 登場する人間が総じて緩慢なので、対比のしようがなかったのかもしれない。


 ここのところ、ジブリ映画は「○○の話」とざっくり三行でまとめることが難しい、複雑性のある作品が増えたと思う。
 そんな中、今作は久しぶりに気楽に観られる作品だった。
 独断でざっくりまとめると「後ろ向きな少年が、小人との出会いを通じて、生きる意欲を取り戻す話」である。
 断じて「老婆は3人の不思議な小人族を執念深く追う」ではない。
 注意されたし。
 
■2010-07-25
セレブリティ
 映画『シュアリーサムデイ』はいつ見ても『ジュエリーサムライ』に見えるし、むしろそっちのほうが観たい。
 
■2010-07-23
となりの重里
 映画『となりのトトロ』は、昭和30年代初頭という時代設定らしい。
 東京タワーができたころだろうか。 

 現在は2010年。当時小学6年生だったサツキさんやカンタさんは、どこかで還暦を迎えているのです。たぶん。
 そう認識して観たら、すごい無常を感じた。

 ……どうでもいいことだけど、終戦直後の時代に、自分の娘に「皐月」「May」と名付ける両親って、すごいセンスだ。
 大学教授だけあって知識人だったんだな。
 
■2010-07-09
シビアな現実
 映画『テラシビアにかける橋』を観たよ。

 これはファンタジー世界を大冒険するお話ではない。
 大冒険するのは近所の森につくった秘密基地周辺であり、CGで描き出されるのは主人公の空想である。

 テラシビアはその空想上の王国で、主人公が学校や家庭で「シビアだなー」と思ったことが、知ってか知らずかモンスターとして具現化されるようになっている。
 いじめっ子との関係がシビアになれば謎の怪鳥が出現するし、上級生との関係がメガシビアになればそれがメガトン級の巨人となって襲ってくる。
 そして家族との関係がギガシビアになったことで謎のダークマスターが現れ、ついには主人公にテラシビアなできごとが襲いかかる……

 ……という勢いでボケ倒そうかと思ったが、このネタは2年前の日記で使っていた。
 正しくは「テラビシア」なので注意していただきたい。
 だが先ほどのあらすじは大枠では間違っておらず、シビアなできごとを全て乗り越えた少年が、平和な王国を描くラストシーンはとても良かった。

 ヒロイン役の女の子が、ただの美少女とはちょっと違う存在感を放っていたので、どっかで見た感じがすると思って調べてみたら、「チャーリーとチョコレート工場」のガムの子だった。
 俳優の顔なんてぜんぜん覚えられない俺が覚えてたんだからエライことだと思う。
 
■2010-06-29
ウォーレスが来たぞ-!
 らっさんからオススメされたまま放置していた映画『ブレイブハート』を観たよ。
 長ぇなコレ!

 わかる人にだけわかる言い方をすると、エリートパンツマンであるサー・ウィリアム・ウォーレスがウォードレイダーの軍団を率いて、ブリトンの射手やら騎士やらをボッコボコにする話。
 今のでわからない人は「イングランド支配に抵抗するスコットランド人の戦い」でいいよ。

 槍兵で馬を突き殺したり、騎兵で射手をなぎ倒したりと、エイジオブエンパイアの世界にどっぷり浸れる3時間でした。
 戦闘以外でも、これでもかというほど流れこんでくる美しい大自然と、ケルティックなBGMの数々、そしてキルトな服装に三つ編みな人々(ただし大部分がオッサン)で、気分はもう森ガールです。
 でも実際に画面で活躍している森ボーイズたちは、斧は投げるわ戦化粧はするわスカートからフトモモが覗くわで、たいへんアグレッシヴなのでありました。

 ウォーレスは、スコットランドの民衆たちを動かしたものの、諸侯の協力を得ることができず、結果的に最後までただのゲリラとして戦った悲しい英雄。
 そのウォーレスの遺志を継ぐ設定のブルース伯が、キャラとポジションの両面でいまいち冴えなかったのがやや残念でした。


 個人的には、最初の戦いで「放課後キャンパス」からのヌンチャク攻撃という、そこいらのセクシーメイトにはおよそ不可能な高等セクシーコマンドーを繰り出すウォーレスさんが素晴らしかったです。
 
■2010-01-18
アバターと不気味の谷
 ウワサの『アバター』(3D)を観てきたよ。

 入り口ででかい3Dメガネを渡された。
 係員いわく「予告編も3Dになりますので、メガネをかけてお待ち下さい」と。
 それじゃ、あの名作『STOP映画泥棒』も飛び出して見えるのか!?
 ……と、かつてない期待を抱いたが、残念ながらまったく飛び出さなかった。
 というか冷静に考えたらこの映画、盗撮しても意味が無い。メガネを守るべきであろう。

 CGは精巧緻密。だが不思議なことに気がついた。
 最初のほうの宇宙船や、人類の基地のシーンでは「すごいCGだなあ」と思うのだが、惑星パンドラの大自然と先住民の青い人たちが出てくるシーンになると、とたんにCG感が無くなり「すごい景色だなあ」という印象に変わる。
 人工物のCGだけクオリティが低いとか、そういうことは無いと思う。
 なぜだろうか?

 人工物のシーンは、生身の役者が合成されている。
 どこからどこまでがCGなのか解らないくらい精密に作られている。
 だから「リアルだな、すごい丁寧に合成してあるな」という印象を持つ。
 それに対し、大自然のシーンは、青い人を含めて、全部CGだ。
 生身の役者が混ざっていないため、素直にCGの世界に入ってしまう。
 だから、青い人が生身の役者を抱きかかえるシーンになってはじめて、「おお、この青い人すごい緻密なCGだな」と感心する。

 CGと実物の間には「不気味の谷」が横たわっている。
 どうやら、谷に落ちずとも、無意識のレベルで谷の存在は感じられるらしい。
 そんなことを思った。
 
■2009-04-19
赤壁2
 雷の震うが如く「レッドクリフ Part II」を観てきたよ!
 核心に触れないまでも、微妙なネタバレを含みつつ、感想。

 直前に地上波放送された「Part I」をあらためて観たところ、最後の「IIの予告」でかなり細かいところまでネタバレしててエエエエエって思ったが、実のところ全然問題なかった。
 最初のあらすじの段階ですでに予想外で吹いた。
 孫尚香自重しろ。

 「I」と違って、合戦シーンが最後にしかないので、派手なアクションを求めてる人は中盤ダレるかもしれない。
 序盤~中盤の見所は自重しない孫尚香。
 せっかく情報を持ち帰ったのに皆おっぱいしか見てない。
 孫尚香自重しろ。いやもっとやれ。

 終盤、風が吹いて火がついてからは合戦シーン真骨頂だ。
 戦争は地獄だぜと言わんばかりに、死体が累々と積み重なる。
 そんな中、平然と紛れ込む孫尚香。
 しかもあからさまに普段着。自重しろ。

 …以下、例によって雑多な感想。
  • 「東南」とか「西北」とかの発音ばかりがつい気になる
  • むやみに炎を浴びる甘将軍
  • 十万本の矢と蒋幹を騙すエピソードをよくぞ連結した
  • 爺が鞭打ちされるシーンなんて誰得だったんだろうな…
  • なにこの団子の嵐!!
  • 奸雄 → 徳王 → エロ親父とキャラがガンガン変わる曹操
  • 矢が刺さっても全然気にしない張飛
  • やはり趙雲はまっさきに無双モード
  • メキシカンスタンドオフ…だと…!ジョンウー自重しろ!
 三兄弟はもうちょっと無双してもよかったと思いました。
 
■2009-04-11
ジャガー THE MOVIE
 ふとしたはずみで『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』(実写版)をうっかり観た。

 正直、お金を払って観たら負けかなと思っていたのだが、
 その先入観は完全に間違っていた。

 ごく控えめに見積もっても、
 三太夫セガール・アニソン・ションボ~リ山本・影千代先輩の再現度だけで、
 レンタル料くらいは軽く回収できる満足度である。
 完全に侮っていた。


 原作を熟知していないとひたすら困惑するだけなので、
 コミックスを全て所持しているレベルの人間のみ、以上の感想を参考にしてほしい。
 
■2009-02-15
ベンジャミン・バトン
 外見年齢80歳で生まれ、歳を重ねるごとに肉体が若返っていく奇妙な男、ベンジャミン・バトンの生涯を描いた映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観てきたよ。
 広辞苑先生によると、「数奇」の原意は「運命の食い違い」らしい。
 この映画にピッタリだ。
 まだこれから観に行くという人もいると思うので、できるだけ具体的なネタバレを避けて感想を記すことにする。


 同行したあんどう君が『フォレスト・ガンプ 一期一会』との類似性を指摘したが、脚本家が同じらしい。ハチドリが好きな人だ。
 この作品にも、ハチドリが人間の魂の象徴みたいな扱いで出てくる。
 ハチドリは蜂の羽音のような音をたててホバリングする小鳥だが、そのはばたきは空中で8の字を描いている。8を横にすると無限大パワーだ!というアシュラマン理論が劇中に出てきた。
 いいシーンだったが、そんなことより「蜂鳥」と「8鳥」の一致は偶然ではあるまい。
 映画ほったらかしで日本語のすごさに感動した。

 その他にも、日の出は人の心を癒す効果があるということや、落雷を恐れてはいけないということを、この映画から学ぶことができた。
 ていうか7回目の落雷で俺は小さくガッツポーズをした。


 最後に一見全然関係ない話をするが、
 フネさんがワカメを産んだのは43歳。高年齢出産で帝王切開したのかな?
 ブラピは自分の心配をしてる場合じゃないと思う。