◆不定期日記ログ◆
CATEGORY 育成記
- ■2020-08-16
- 六歳児よ、コントローラーを握れ
Withコロナかつハザード酷暑の時代、夏休みとなった幼稚園児をステイホームさせておくには各種ゲームの力を借りるしかない。そしてそれはデジタルとアナログの両面から攻めるのが望ましい。まずはデジタルのほうから記録しておく。
ワイフがPS4の『ドラゴンクエストビルダーズ』を買い、娘氏も真似しながら進めている。娘氏は最初スライムに近寄ることすら怖くてできなかったが、30分くらい目を離したらキメラ2体をこんぼうで臆せず殴り倒すようになった。いくらなんでも成長速度が急勾配だぞ。
娘氏はスマブラ以外では初めてドラクエの世界に触れるので、すいすいとドラクエの固有名詞を覚えている。でもアレフガルドのことは「あふれガルド」って呼んでいる。
ビルダーズはマインクラフトと違って、「設計図の通りに部屋を作れ!」というミッションがたびたび発生する。完成図を見ながらそれと同じになるように3次元空間にブロックを置いていくのは空間把握能力が鍛えられるなと思うんだけど、娘氏には難しいようだ。
仕方ないのでパパが大枠だけ作って、それを完成させてもらうことで進行している。
これは娘氏が復興した城塞都市メルキド(をパパがボス戦に耐えるよう補強したもの)。娘氏は見事1章ボスを独力で退け、メルキドを守りきった。昔はこんなことを書いたけれど、マイクラなのに真面目にドラクエしていて新しい手触りのゲームである。
以前買ったマリオカート8デラックスはバトルモードに強い興味を示すようになり、とくに「パックンVSスパイ」がお好みのようだ。ルールがほぼケイドロなのでわかりやすいのだろう。「いただきシャイン」がその次に好きで、シャインを奪うor拾う度に「シャイン!!(裏声)」と叫ぶのがルールとなっている。
あとはVSレースモードでCOM(よわい)をやっつけたりしている。落下しないステージであればもうCOMに勝てるレベルには習熟したようだ。
そして娘氏が突如マリオカートやスマブラでリンクを使い始め「わたしリンクさん好きだから。たびびと系好きだから。」と言い出したので去年買ったSwitch版の『夢をみる島』を渡した。
バトルはともかく謎解きはまだ難しいらしく、最初はテールのほらあなを即あきらめてメーベの村で釣りや「いま流行りのゲーム」をして暮らしていた。
村の外に出たかと思えば、穴が2マス並んでいるところで無限に落ち続けていたりする。実際はペガサスの靴でのダッシュ能力がなければ絶対越えられないんだが、娘氏にはそんなこと知らないので自分の操作精度が甘いのだと思ってしまうのだ。リメイクとはいえ夢島は昔のゲームなのでこういうことはよくある。
娘氏はまだ「ゲームのお約束」を理解していない。具体的に言うとダンペイしゃんに「しばらくしたらまた来い」と言われたら律儀にしばらくウロウロしてから再来訪する。「どこかでフラグ立てないとイベントが進まないんだな」と理解できるのは我々がお約束を知っているからである。
代わりにプレイしていくつか謎解きの勘どころを教えてあげたところ、徐々に自力でダンジョンを踏破し始め、ツボの洞窟では独力でボスを撃破するに至った。
ツボの洞窟で入手したパワーブレスレットでボスを倒し、カギの穴ぐらで入手したペガサスの靴でまたボスを倒すと、「そのダンジョンで新登場したアクションでボスを倒す」というゼルダのお約束を学習したらしく、最初のダンジョンについて「デグテールはジャンプで倒すんじゃなかったの?」と素朴な疑問を持っていた。
これはお風呂でわらしべイベントの解法を閃いた娘氏が、明日のゲームの時間まで忘れないように書き残した攻略メモ。なお、わらしべイベントの結果手に入れた見通しレンズのことは「みおとしレンズ」って呼んでいる。
ワイフがPS4の『ドラゴンクエストビルダーズ』を買い、娘氏も真似しながら進めている。娘氏は最初スライムに近寄ることすら怖くてできなかったが、30分くらい目を離したらキメラ2体をこんぼうで臆せず殴り倒すようになった。いくらなんでも成長速度が急勾配だぞ。
娘氏はスマブラ以外では初めてドラクエの世界に触れるので、すいすいとドラクエの固有名詞を覚えている。でもアレフガルドのことは「あふれガルド」って呼んでいる。
ビルダーズはマインクラフトと違って、「設計図の通りに部屋を作れ!」というミッションがたびたび発生する。完成図を見ながらそれと同じになるように3次元空間にブロックを置いていくのは空間把握能力が鍛えられるなと思うんだけど、娘氏には難しいようだ。
仕方ないのでパパが大枠だけ作って、それを完成させてもらうことで進行している。
これは娘氏が復興した城塞都市メルキド(をパパがボス戦に耐えるよう補強したもの)。娘氏は見事1章ボスを独力で退け、メルキドを守りきった。昔はこんなことを書いたけれど、マイクラなのに真面目にドラクエしていて新しい手触りのゲームである。
以前買ったマリオカート8デラックスはバトルモードに強い興味を示すようになり、とくに「パックンVSスパイ」がお好みのようだ。ルールがほぼケイドロなのでわかりやすいのだろう。「いただきシャイン」がその次に好きで、シャインを奪うor拾う度に「シャイン!!(裏声)」と叫ぶのがルールとなっている。
あとはVSレースモードでCOM(よわい)をやっつけたりしている。落下しないステージであればもうCOMに勝てるレベルには習熟したようだ。
そして娘氏が突如マリオカートやスマブラでリンクを使い始め「わたしリンクさん好きだから。たびびと系好きだから。」と言い出したので去年買ったSwitch版の『夢をみる島』を渡した。
バトルはともかく謎解きはまだ難しいらしく、最初はテールのほらあなを即あきらめてメーベの村で釣りや「いま流行りのゲーム」をして暮らしていた。
村の外に出たかと思えば、穴が2マス並んでいるところで無限に落ち続けていたりする。実際はペガサスの靴でのダッシュ能力がなければ絶対越えられないんだが、娘氏にはそんなこと知らないので自分の操作精度が甘いのだと思ってしまうのだ。リメイクとはいえ夢島は昔のゲームなのでこういうことはよくある。
娘氏はまだ「ゲームのお約束」を理解していない。具体的に言うとダンペイしゃんに「しばらくしたらまた来い」と言われたら律儀にしばらくウロウロしてから再来訪する。「どこかでフラグ立てないとイベントが進まないんだな」と理解できるのは我々がお約束を知っているからである。
代わりにプレイしていくつか謎解きの勘どころを教えてあげたところ、徐々に自力でダンジョンを踏破し始め、ツボの洞窟では独力でボスを撃破するに至った。
ツボの洞窟で入手したパワーブレスレットでボスを倒し、カギの穴ぐらで入手したペガサスの靴でまたボスを倒すと、「そのダンジョンで新登場したアクションでボスを倒す」というゼルダのお約束を学習したらしく、最初のダンジョンについて「デグテールはジャンプで倒すんじゃなかったの?」と素朴な疑問を持っていた。
これはお風呂でわらしべイベントの解法を閃いた娘氏が、明日のゲームの時間まで忘れないように書き残した攻略メモ。なお、わらしべイベントの結果手に入れた見通しレンズのことは「みおとしレンズ」って呼んでいる。
- ■2020-07-03
- 初夏の娘氏語録
初夏の娘氏語録。
ねこのアイチャンが出ている漫画こと『2200年 猫の国ニッポン』がこのたびめでたく単行本となり、まだアイチャンは出てこないものの我々は即座に予約購入をした。娘氏には「まだアイチャン出てないけどね」と言って渡したが、娘氏は目ざとくまだセリフのないモブ猫であったアイチャンを見つけ出し「アイチャンいるよここに」と言って持ってきた。本当によく読んでるな君!?
- 娘氏「オーシャン・ビッグ・ノー・ビッグバンていうゲームを考えた」
ぼく「!?」
ワイフ「どんなゲームなの?」
娘氏「オーシャン! って言った人がスタート」
娘氏「オーシャンビッグ! って言った人がまけ」
ぼく「!??」
娘氏「最大10人であそべます!」 - 娘氏「オーシャン!」
ワイフ「オーシャン!」
ぼく「オーシャン・ビッグ!」
娘氏&ワイフ「ノー!(指差し)」
ぼく「ビッグ・バーン!(倒れる)」 - せんだみつおゲームみたいにプレイすればいいのか??
- 娘氏「わたし将来はたおりで暮らしていきたいからヤママユを飼いたいの」
ぼく「機織りで暮らしていく設定まだ生きてたんだ」 - 娘氏と散歩に出たんだけど、5月末の日差しをうけて「あつい」「もうあったかいとは言えない」「もう春とは言えない」「あとハチに見つかるとやばい」「かみの毛がもえそう」「おでこもね」と一人で絶え間なく喋っている。
- 起床一発目に「永久歯っておとなの歯?」と聞く娘氏。何の夢をみたんだ。
- 娘氏「パパ知ってる? まゆげも歳をとるんだって。」
- 娘氏「五月には小鳥の日があるんだって。五月といったら、そう、ことり。」
ぼく「何その導入!?」 - 娘氏「しょうがくせいの男の子と女の子はね、鼻からぎゅうにゅうをぴゅーって出すんだって」
ぼく「出さないよ!」 - 娘氏「知ってた? ゆめのなかは、好きな時間まで起きていられるって。」
ぼく「知ってたから早く夢の中に行ってくれ」 - ぼく「うるさいよ! アイチャンはしゃべりすぎ」
娘氏「しゃべることが、人間のいしきなんだ!!」
ぼく「世の中にはおとなしい人もいるんだ!」
娘氏「ほろびるがいい……いい人生、しゃべらない人生がある……(声色)」 - 口内炎ができたので、寝る前に「口内炎のお薬塗るよ。薬が落ちるから今夜はもうしゃべっちゃだめだよ。あと寝るだけだからいいよね」と言ったところ「ぜったいにぬってほしくない!!」と言ってお布団にダッシュする娘氏。
- 毎朝お餅を食べて出社するパパを「いくらお餅が好きでも毎日食べてたらほぼお餅本体になっちゃうよ?」と心配する娘氏。
- 娘氏「ゆびわ屋さんですよー。よいれきしをもった指輪ですよー」
ぼく「よい歴史って何?」
娘氏「想像できるってこと。過去を。」 - 娘氏「きょうは幼稚園でおともだちとコナンごっこした」
ぼく「物騒な幼稚園だな……犯人とかいるの?」
娘氏「ちがうよ。しんいちくんと積み木を動かしてごっこ遊びするの」
ぼく「いるのかよ新一」 - 娘氏が蘭ねーちゃんのことを明らかに「RAMねーちゃん」って発音してるの最高なんだよな。
- 酢飯をつくって扇いでるだけなのに、隣から小さいスプーンが出てきてかさが減っていくんですがそんなことある?? 酢飯だぞ??
- パパに怒られて「おこってばかりいるひとは、人生がうまくいかない」「おこりつづけるひとには、明日がない」と詩的に苦情を言う娘氏。
- ワイフ「あめんだかり」
ぼく「あめんだかり」
娘氏「なにーそれ? おもしろそうにないんだけど」
ぼく「アイチャンが小さい頃、水滴をこう呼んでいておもしろかったんだよ」 - 急に「ようちえんの多くの人がどうぶつの森をやっています。」と翻訳みたいな口調で説明しはじめる娘氏。
- Many of our kindergarteners play 'Animal Crossing'.
- 「どうぶつの森」で初期島民のボルシチが引っ越していったので、さっそく新しい島民を探して離島ガチャしたんだけど、離島にいるキャラが視界に入った瞬間に娘氏が名前を言い当てるのでこわい。何人いると思ってんだどうぶつ!
- マインクラフトのネザーアップデートがあった日、帰宅すると案の定娘氏が「じごくのアップデートだよ!」と大騒ぎしていた。
- 娘氏「パパ今日は筋トレやめてマイクラやってはどう?(提案)」
ぼく「そんなに……」 - ワイフ「焼肉屋行きたい」
ぼく「いいね。パパはサンチュが食べたいよ」
娘氏「アイチャンはおやさい」
ワイフ「君たち……」 - 炭酸飲料を勧めたところ「幼稚園児はコーラやおさけをのんではいけない」ときっぱり断る娘氏。その後「かみさまによくスルーできましたねっていわれた」と自画自賛する娘氏。
ねこのアイチャンが出ている漫画こと『2200年 猫の国ニッポン』がこのたびめでたく単行本となり、まだアイチャンは出てこないものの我々は即座に予約購入をした。娘氏には「まだアイチャン出てないけどね」と言って渡したが、娘氏は目ざとくまだセリフのないモブ猫であったアイチャンを見つけ出し「アイチャンいるよここに」と言って持ってきた。本当によく読んでるな君!?
- ■2020-05-10
- いろんな娘氏
6歳児になる前後の記録。ガチでどこにも出かけてないので写真がぜんぜん溜まらない。
最近娘氏がよく爪を噛む。深爪レベルに噛み揃えられた爪を見ていると小中学生のころの自分の爪を思い出す。爪を噛む癖って遺伝するわけ? 癖が遺伝するのおかしくない? それはもう癖じゃなくて宿命じゃない? なお俺の爪を噛む癖は爪切りを常に携帯するようになってから治りました。
- 娘氏「サーモントイレって知ってる?」
ぼく「えっ何それ」
娘氏「サーモンのトイレだよ? わたしが想像して描くからおたのしみ」 - 後日「サーモントイレ」と文字で書かれた謎のイラストが描かれる。
- 娘氏「パパ花のにおいをかぎなさい? 花のにおいをかぐと小さななやみも飛んでっちゃいますよ。」
- 娘氏「むかしmixiの水族館に行ったんだけど。」
ぼく「は??」
娘氏「mixiの水族館にはくらげのアイスクリームがあって、買ってたべたんだよ。」
ぼく「あっ水戸シー(伊豆水戸シーパラダイス)ね」 - 入浴後の娘氏「パパ体ふいてあげる。わたしスキンケアがとくいだから。」
入浴後のぼく「まず自分を拭こうな」 - 娘氏「わたし絵描きになるのやめてびようしさんになろうと思う。」
ぼく「どうして」
娘氏「だってずっと描いてたら絵の具とかえんぴつとかなくなっちゃうし、ものやかたちばかり描いていて、ひとが二度と描けなくなっちゃった。」
ぼく「絵師あるあるだ」 - 娘氏「わたしがロシアにいたとき、ある日きゅうに水がのめなくなった」
ぼく「ロシアに?」
娘氏「のどがカラカラになって、ちょっとだけこおりをなめていた」
ぼく「はあ」
娘氏「それで日本っていいなって思って、にほんごおぼえ教室にかよった」
ぼく「日本語おぼえ教室」
娘氏「ひこうきで日本にいったら、わるい魔女がいて、わたしをおかあさんのおなかのなかに送った。それでわたしはこどもになってかなしいなって思った」
ぼく「だいぶ設定が厚くなってきたな」 - ヨーグルトのフタが上手く開かなかったワイフに対し「おかあさんそれなに? 昔ながらの食べ方?」と問いかける娘氏。
- 大きなヨーグルトの容器にせっせとテラリウムを作り、だんごむしを数匹拉致して一晩だけ飼う「だんごむしホテル」という遊びを開発する娘氏。
- 晩酌後にリングフィットをするぼくに対し「おさけをのむのとリズムゲームやるのはあんまり仲が良くない」と注意する娘氏。
- 娘氏「おかあさんにおやつ差し入れしてきた」
ぼく「やさしいね」
娘氏「お茶もいっしょに飲んでねってアドバイスもしてきた」
ぼく「そうか」
娘氏「そういうのが一番おすすめなのよ」 - お金のだいたいのスケール感を教えるため「一万円あればプリキュアの大きなおもちゃがだいたい買える」と伝えたところ、「それじゃあアイチャンが大人になってはたおりきでキレイなはたをおって、どこかで売ってきて一万円手に入れたらなんでも買える?」と具体性を持った展望を語る娘氏。機織りで暮らしていくつもりなんだ?
- マインクラフトの本を熟読しているため、脈絡もなく「パパ! パパの村で夜にくらすとき、ファントムが出てきたら木の多いところに行って、そうすると木の葉っぱにファントムがひっかかるから、木の多いところに行って。」と攻略情報を提供してくる娘氏。
- 細かな色塗り作業に飽きてきた娘氏「そろそろわたしの器用さも力尽きてきたんだけど。」
- 娘氏「春っぽいものしりとりしよ! はじめは『ぷ』!『ぷりぷりとしたいちご』」
ぼく「いきなりそれかよ」
娘氏「つぎは『ご』!」
ぼく「ご……『ゴージャスな桜』」
娘氏「ら……『ランランしたそつぎょうせい』」
ぼく「修飾が激しすぎる」 - どうぶつの森をする娘氏「わたしチョウ捕まえるの超へただから。チョウだけにね」
- まったく語源が不明ながら「あなごちや」という感嘆符を多用する娘氏。カワバンガみたいな掛け声らしい。
- 最近パパのことを「ぱよ」と雑に呼ぶ娘氏。
- コロナ休園中の娘氏「ぱよ何かヒマ」
外出自粛中のぼく「ぱよもヒマ」 - 「コロナが流行らなくなったらオンセンいきたい」という娘氏。6歳ともなるとなかなか趣味がシブくなってくるんだな。
- お外がコロナなので娘氏の誕生日パーティーはどうぶつの森で執り行いました。
最近娘氏がよく爪を噛む。深爪レベルに噛み揃えられた爪を見ていると小中学生のころの自分の爪を思い出す。爪を噛む癖って遺伝するわけ? 癖が遺伝するのおかしくない? それはもう癖じゃなくて宿命じゃない? なお俺の爪を噛む癖は爪切りを常に携帯するようになってから治りました。
- ■2020-04-22
- ほぼ六歳児とゲームした顛末
娘氏の春休みが伸び続ける。ここまで伸びたかと思っていたらさらに伸びる。猫の胴体か。
仕方ないので、俺は早めのお誕生日プレゼントとして家族で遊べるカードゲームを買うことにした。買った店舗は翌週に臨時休業に入った。誕生日まで待たなくて正解だった。
さて毎年のように子どもとできるアナログゲームを探している我々だが(過去日記参照)、ゆくゆくは娘氏に麻雀を覚えてもらいたいと思っており、そのためにはドンジャラやすずめ雀あたりを履修させるのが早そうだ。しかし前者は大きいので持ち運びしにくく、後者はほぼ麻雀牌なので現段階では娘氏の食いつきに不安がある。
というわけでさらにシンプルでコンパクトでカワイイでリーズナブルな『レシピ』の出番です。検索しにくいなこのゲーム!
レシピ 見た目はいかにもキッズ向けではあるが、真の男の競技である麻雀のフレーバーはちゃんと仕込まれている。
プレイヤーはランダムに配られたメニューカードによって指定される、6種類の具材カードを集めてアガりを目指す。つまり麻雀で言えばアガる役があらかじめ指定されている状態と言える。
順番に打牌とツモを繰り返し、目当ての具材がツモれたら、それをキッチンに伏せて置く。誰かの捨て牌を鳴くこともでき、これはキッチンに表向きに置く。そしてキッチンの6枠が指定の具材で埋まればアガりとなる。
自力でツモった具材は隠匿できるが、鳴いた具材は公開されるため、配牌とツモ運によってはオンリーワンのキーカードとなる具材を鳴かないといけない事態が訪れる。たとえば「ぎょうざのかわ」を使う料理は「ぎょうざ」しかないため、これを鳴いた段階で待ちが完全にバレる。こうなると誰もニラを出してはくれない。かといって「ぎょうざのかわ」は山に一枚しかないので、捨てられたら鳴かないわけにはいかない。
わかりやすい具材を鳴くと、アワレなことに「おやぁ中華麺を使うんですか……」「出ちゃいましたねえ」「いったい何ーメンを作るつもりなんでしょうねえ」みたいに煽り倒されることになる。うるせえ! 盛岡のレーメンか長野のローメンだよ!! いいから黙ってメンマを出せ!!
そのうち開き直って「出来らあっ! パスタなしでナポリタンを作るって言ったんだよ! え! パスタなしでナポリタンを!?」とスーパー食いしん坊になるか、もしくは「エビを買い占めるなんて……汚いぞ笹寿司!」と将太の寿司ごっこをするはめになる。ただ麻雀と違って打牌→ツモの順なので、誰かがキーカードを抑えていてもアガる直前に必ず捨てられてくることになる。希望を捨ててはいけない。
標準の『レシピ』だけだとメニューが8種類しかなくすぐ絞り込めてしまうため、『みんなのレシピ 人気料理編』も合わせて購入し、混ぜてプレイしている。
これ、アガれなかった人は手元の6枚の具材で強引に指定の料理を作って料理対決に挑むというロールプレイをしたらすごい悲惨なことになると思う。オレのカレーの秘密……それはこのパイナップルなのさ!!
仕方ないので、俺は早めのお誕生日プレゼントとして家族で遊べるカードゲームを買うことにした。買った店舗は翌週に臨時休業に入った。誕生日まで待たなくて正解だった。
さて毎年のように子どもとできるアナログゲームを探している我々だが(過去日記参照)、ゆくゆくは娘氏に麻雀を覚えてもらいたいと思っており、そのためにはドンジャラやすずめ雀あたりを履修させるのが早そうだ。しかし前者は大きいので持ち運びしにくく、後者はほぼ麻雀牌なので現段階では娘氏の食いつきに不安がある。
というわけでさらにシンプルでコンパクトでカワイイでリーズナブルな『レシピ』の出番です。検索しにくいなこのゲーム!
レシピ
プレイヤーはランダムに配られたメニューカードによって指定される、6種類の具材カードを集めてアガりを目指す。つまり麻雀で言えばアガる役があらかじめ指定されている状態と言える。
順番に打牌とツモを繰り返し、目当ての具材がツモれたら、それをキッチンに伏せて置く。誰かの捨て牌を鳴くこともでき、これはキッチンに表向きに置く。そしてキッチンの6枠が指定の具材で埋まればアガりとなる。
自力でツモった具材は隠匿できるが、鳴いた具材は公開されるため、配牌とツモ運によってはオンリーワンのキーカードとなる具材を鳴かないといけない事態が訪れる。たとえば「ぎょうざのかわ」を使う料理は「ぎょうざ」しかないため、これを鳴いた段階で待ちが完全にバレる。こうなると誰もニラを出してはくれない。かといって「ぎょうざのかわ」は山に一枚しかないので、捨てられたら鳴かないわけにはいかない。
わかりやすい具材を鳴くと、アワレなことに「おやぁ中華麺を使うんですか……」「出ちゃいましたねえ」「いったい何ーメンを作るつもりなんでしょうねえ」みたいに煽り倒されることになる。うるせえ! 盛岡のレーメンか長野のローメンだよ!! いいから黙ってメンマを出せ!!
そのうち開き直って「出来らあっ! パスタなしでナポリタンを作るって言ったんだよ! え! パスタなしでナポリタンを!?」とスーパー食いしん坊になるか、もしくは「エビを買い占めるなんて……汚いぞ笹寿司!」と将太の寿司ごっこをするはめになる。ただ麻雀と違って打牌→ツモの順なので、誰かがキーカードを抑えていてもアガる直前に必ず捨てられてくることになる。希望を捨ててはいけない。
標準の『レシピ』だけだとメニューが8種類しかなくすぐ絞り込めてしまうため、『みんなのレシピ 人気料理編』も合わせて購入し、混ぜてプレイしている。
これ、アガれなかった人は手元の6枚の具材で強引に指定の料理を作って料理対決に挑むというロールプレイをしたらすごい悲惨なことになると思う。オレのカレーの秘密……それはこのパイナップルなのさ!!
- ■2020-03-29
- 娘氏語録年度末
- 娘氏「たべすぎに注意よ。たべすぎるとお腹がふんぱつしてハレツしちゃう。」
- 娘氏「画家になりきって絵をかくことを、どしゃっていう。」
ぼく「……模写?」
娘氏「そう。もしゃっていう。」 - 娘氏「テレビがすなじごくにかかると、ビリビリってなっちゃう」
ぼく「砂嵐ね。……どこで見たんだ砂嵐!?」 - お絵かきを終え、「アイチャンの絵だいすき勢は、こちらにご覧くださーい」とご案内する娘氏。
- 娘氏「おかあさんがおでかけのあいだ、おうちでレジンしようよ」
ぼく「えーでもパパだけじゃレジンの固め方がわからないよ」
娘氏「だいじょうぶ。おしえてあげるから。わたしはレジンの神よ」
ぼく「レジンの神か」 - ぼく「石のベンチあったかいな」
娘氏「太陽系のちからね」 - お山の実家周辺のアップダウンの激しい道を見て「ここの道路エキサイトバイクみたい」とたいへんシツレイなことを言う娘氏。
- ポケモントレーナーぼく「公園によってくよ」
娘氏「またロケット団?」
ぼく「そういうこと」
娘氏「しつこいやつらめ~~」 - 娘氏「右手と左手、どっちに入ってるでしょうか!」
ぼく「左手だな」
娘氏「見抜くの禁止ってルールなんだけど」
ぼく「禁止なのか……」 - 娘氏「パパー調子がわるいならわたしがヨーグルト食べてるとこ見る?」
- 一人で勝手に紅茶のティーバッグを取り出してコップに水道水を注ぎ、水出し紅茶をご両親にふるまう娘氏。そしてコップ1杯につきティーバッグを1つ使い捨てるので紅茶をふるまうのを禁止される娘氏。
- 娘氏「シャンプーとリンスにはせいかくがあるんだって」
ぼく「どんな性格?」
娘氏「シャンプーは元気でごはんもいっぱい食べる。リンスはいつもリラックスタイム」
ぼく「じゃあパパのリンスインシャンプーは?」
娘氏「リンスインシャンプーはずっと持ってると幸せになれる」
ぼく「やったぜ」 - 娘氏「ガムはガムでもべたべたするガムはなーんだ!」
ぼく「??」
娘氏「答えはチューインガム」
ぼく「???」 - 娘氏「わたしは昔、圧倒的なレディーだった」
ぼく「そうだったのか」
娘氏「そしてロシア人でした」
ぼく「……? ハラショー……」 - ぼく「朝ごはん何食べたい?」
娘氏「なんでもいいけどおすすめはお海苔巻」
ぼく「そうか」
[すくすくのおもいで]
娘氏が突然「わたしゲーム考えたの。メイクオブオナーっていうんだけど」というので詳しくヒアリングした。
「主人公はおんななんだけど、なまえがつけられる。でも自分のなまえはつけられない。」
「メイクオブオナー・オープン! っていうと箱からメイクのおみせが出てくる。」
「あとお洋服をかえたり、いろいろアクセサリーがあるの。マニキュアとか香り玉も。」
「お客さんがきて、メイクのものを売ってくださいって言ったら、どうぞって言ってとうろくしないといけない。」
「レベルが100まである。」
「1000になると……ゲームがおわる。」
いちばん謎だったタイトルの由来については、『グレーテルのかまど』でメイズオブオナーというタルトを扱っていたことに影響されたという説が有力です。
- ■2020-03-19
- 5歳児とMinecraft
ここのところ仕事が忙しく、かつコロナウイルスの惨禍によって『グラップラー刃牙』『らんま1/2』などの文化財が無料公開されていることもあって、まったく日記を記録するヒマがなかった。特にインターネット3大必修科目の一角であった『刃牙』(あと2つはジョジョとカイジ)を履修できたのは明らかに文化レベルが上がる出来事だった。
さて、そんなコロナウイルスの惨禍によって外出が著しく制限されるご時世なので、我が家の5歳児がマインクラフトを始めた。
前にコントローラーを渡したときは、視点変更のための右スティックに指が届きづらく、したがってマトモなプレイもままならない状態だったが、ここに来て急に興味の矢印が向いたのか、それとも敵が出ないクリエイティブ・ピースフルの存在を教えたからか、メキメキと操作が向上し始めた。
クリエイティブモードで空を飛ぶのは非常にラクチンだが、好き勝手に飛んでいってしまって迷子になるので、素材を出すだけ出したらサバイバル・ピースフルにして遊ぶ方針に変更した。
最初は無限に卵を割って大量のニワトリをばらまいて大笑いするだけだった娘氏も、ご両親のアドバイスを受けつつ家らしい家を建てることができるようになっていった。
肝心のベッドが外にあるだろ 現在は建物そのものよりも、額や植木鉢で室内を飾る方にご執心のようだ。それにしても「木は最後まで伐採する」といった基本姿勢を伝えただけで、別に教えてない「そのときジャンプして足元に土を置いて垂直移動すると楽」みたいなこともご両親のプレイから見て盗んでしまう吸収の速さには驚かされている。
ちょっと目を離したらトロッコの乗り方や馬の扱い方も身に付けていた。この調子でいつか敵の出るサバイバルを体験して欲しいが、5歳児は水中で減りゆく空気ゲージすら恐れているのでしばらくは難しいと思う。
さて、そんなコロナウイルスの惨禍によって外出が著しく制限されるご時世なので、我が家の5歳児がマインクラフトを始めた。
前にコントローラーを渡したときは、視点変更のための右スティックに指が届きづらく、したがってマトモなプレイもままならない状態だったが、ここに来て急に興味の矢印が向いたのか、それとも敵が出ないクリエイティブ・ピースフルの存在を教えたからか、メキメキと操作が向上し始めた。
クリエイティブモードで空を飛ぶのは非常にラクチンだが、好き勝手に飛んでいってしまって迷子になるので、素材を出すだけ出したらサバイバル・ピースフルにして遊ぶ方針に変更した。
最初は無限に卵を割って大量のニワトリをばらまいて大笑いするだけだった娘氏も、ご両親のアドバイスを受けつつ家らしい家を建てることができるようになっていった。
肝心のベッドが外にあるだろ
ちょっと目を離したらトロッコの乗り方や馬の扱い方も身に付けていた。この調子でいつか敵の出るサバイバルを体験して欲しいが、5歳児は水中で減りゆく空気ゲージすら恐れているのでしばらくは難しいと思う。
- ■2020-01-12
- 年末年始娘氏語録
- イオンシネマのことを「イオン島根」と呼ぶ娘氏。残念ながらすぐに治った。
- 相変わらず自分でブランコが漕げない娘氏、パパチャンに押されて「パパが押してくれると世界が楽しくひろがっていくー!」と空に叫ぶ。
- 娘氏「もんだいです! おんせんは何にきくでしょうか! 1、かゆいところをなおす。2、たいりょくを回復する。3、きんにくをなおす。」
ぼく「3番かなあ……」
娘氏「せいかいは~~~1番でした~! きんにくをなおすのはプロテイン。たいりょくを回復するのはごはん。えいようがあるでしょ?」
ぼく「アッハイ」 - 秋口までは一人でねんねできていたのに、寒くなったらまた一人では寝られなくなった。しかも「今日はパパ疲れてるみたいだからパパの寝かしつけしてあげる。」とか上から来る。
- ぼく「Switchスーファミに星のカービィスーパーデラックスが来るらしいぞ」
娘氏「じゃあ洞窟大作戦できる!」
ぼく「なんで知ってんだァッ!?」
娘氏「だってスマッシュブラザーズのステージをえらぶときに上のほうに白くかいてある」
ぼく「かいてあるけどさ!!」 - パパチャンがカーナビの指示を無視して近道すると、娘氏が助手席から「へんなところに着いちゃうよ!」「アイチャンはようちえんでは先生のいうことを聞いている。」と厳しく注意してくる。
- 清流にやってきた娘氏「川のおとが癒すねぇ~~」
- 娘氏「パパチャン、リングフィットでひといきついて!」
ぼく「それは難しいなあ」 - 娘氏が充電切れの3DSを手に「くろいファミコン、電気つかなくなっちゃった」って訴えてきたんだけど何なのこれ?
- 幼稚園が年末の終業式を迎え、「よいおとしをっていうのがさみしかった」とシクシク泣く娘氏。
- 庭の草を毟り、「この雑草なかなかやすらぐでしょ。これなら雑草コンテストでも大優勝」と自信をのぞかせる娘氏。
- サンタさんからの手紙を読んだ娘氏、「サンタさんから手紙がもらえるなんて……かんしゃします!!」と叫ぶ。
- ボードゲームでパパチャンを負かした娘氏、「アイチャンは勝ったからきんにくを10個てにいれた。パパチャンは負けたからゼロ個~~」と煽る。
- ワイフ「飲み物は何がいい? 緑茶? そば茶?」
娘氏「♪そば茶でおねがい そーばー茶♪ そば茶のおみせでけんさく!」
ぼく「知らないCMソングを作り出した」 - 紅白を観る娘氏「いきものがかりってこういう姿してたんだね」
- 突然走り出したぼくを「パパまって!命がくだけちるわよ!」と追う娘氏。
- ぼく「先に車で帰ってて。パパは走って帰るから大丈夫」
娘氏「でもそうしたら太ももの筋肉がはれつしちゃうよ、血がいっぱい出ちゃう」 - 怒られてすねた娘氏、「からいものでも食べてな! おみずなしで」と捨て台詞を吐く。
- 実写版『名探偵ピカチュウ』を観せて「どんな話だった?」と聞いたところ、娘氏は「ピカチュウがでんこうせっかとかボルテッカとか使えるようになって、さいごはピカピカ鳴けるようになった」と5歳児の解像度を教えてくれました。
- 「せいでんきって春に流行るんだよ。でも冬に流行ってるのおかしいよねえ?」
- 娘氏「わたしの好きな野菜は、キャベツと、レタスと、トマトと、きゅうりと、にんじん。あときのこ……きのこは野菜じゃない。はえるものだから。」
ぼく「理屈はともかくキノコが植物でないことに気付いたのはすごいぞ!」 - ぼく「じゃあアイチャンは野菜と果物の違いはわかる?」
娘氏「果物はあまい」
ぼく「カボチャとかあまい野菜もある」
娘氏「……じゃあ、赤とか、色があざやか」
ぼく「パプリカは野菜だけど赤も黄色もある」
娘氏「……上にある」
ぼく「上……? あれっそれひょっとして正解か?」 - ぼく「つまり果物は基本的には木になっている。どうぶつの森でもそうでしょ」
娘氏「でもイチゴは木になってないから果物じゃない。アイチャンいちごがりしたことある。」
ぼく「イチゴについてはパパチャンも深く考えないようにしてるんだ(過去日記)」 - 娘氏はお年玉でたまごっちみーつを手に入れた。最近のたまごっちはたまごっち自身がペット飼ったりするんだな。生き物を飼うならせめて自分の排泄物くらいは自分で始末できるようになってからにしてほしい。
文字を書くのが達者になり、毎日のようにお手紙を書いてくれる。がんばり!
- ■2019-11-09
- いろんな娘氏
やッべえいつのまにかだいぶ溜まってた。
これは帰宅したら開店していた謎のおみせです。
- お着替えの際、「おかーさん! よくも靴下を出してくれなかったな」と苦情を申し立てる娘氏。自分で出してくれ。
- アニメのポケモンを視聴し、ポケモン図鑑を読み込んだことで娘氏の頭脳に驚異的な量のポケモン情報がインストールされた。すまんなパパチャンはカントー地方とジョウト地方しか行ったことないからアローラ地方のポケモンはよく知らないんだ……。
- 娘氏は毎晩両手にアローラロコンとニャビーのぬいぐるみを持って就寝しています。
- 娘氏「じょうずでしょわたし絵が」
ぼく「そうだな」
娘氏「絵の魔女よ」
ぼく「絵の魔女か」 - ふだんモタモタとお風呂をする娘氏だが、「ぜんらポケモン・ゼゼンラ」と命名したうえで「行けっゼゼンラ、シャンプーだ!」等と指示することでキビキビと動けることがわかった。
- 娘氏「ゼゼンラはなにタイプ?」
ぼく「はだかタイプ」
娘氏「えーノーマルがよかった」
ぼく「全裸はノーマルとは言い難いからな……」 - 娘氏「あたまは大事なんだよ。あたまをゴーンって強くぶつけると、頭がこわれて何も考えることができなくなる。」
ぼく「そうだな」
娘氏「そしておじいちゃんおばあちゃんのことも思い出せなくなる。」
ぼく「急に出てきたなじいじとばあば」 - きもいらせを仕掛けようとするパパチャンに「わたしね、すっごい嫌な予感につつまれているからね、近づかないで」と警戒する勘のいい娘氏。
- お洋服を重ね着するよう言われ「まあ大丈夫ら」と流暢な静岡弁で拒否する娘氏。
- 「『ゆ』がつく言葉はおんせんをイメージするからこころがあったかくなる。『ゆびわ』とか。」と独自の共感覚を組み上げる娘氏。
- お風呂で筋肉痛に苦しむパパチャンに対し「苦しくってもなんどでも立ち上がる、それがやさしい男の子のマナーですよ!」と叱咤する娘氏。
- あげく「パパの目にせっけんをもたらすわよ」と脅す娘氏。もたらすな。
- 娘氏「おめでとうって言って?」
ぼく「おめでとう……」
娘氏「ちがうもっと元気よく! かいしゃでおはようっていうときみたいに!」
ぼく「いやカイシャでもこんなテンションだよ」 - スマッシュブラザーズのサドンデスで惜しくもパパチャンに負けた娘氏、「そんなにあばれると子どもをまっすぐにそだてることができない」と精神攻撃で反撃してくる。
- 娘氏「パパはスカッとこころをなくして!」ぼく「どういう状況!?」
- 【実績解除】娘氏、「よゐこ」を「よぬこ」と読む
- 天皇陛下の即位を見ていた娘氏、突然おごそかに「それでは、はじまります」とおことばを読み始める。
- 娘氏がピアノをランダムにつま弾いているので聞いてみたら「さっきひいてたのは『きせきのいちご』っていう曲。」「自分でこうやってね、ゆびのうごきをデザインしてみた」「ドのシャープとか使ってみるのがむずかしかった」とのこと。
- 洗剤みたいなボトルに入った海外産ジュースの棚を見た娘氏「ぜんぶ毒にみえる」
- 娘氏、『とび森』のハロウィンでアメを求めて迫りくる村民が怖すぎてプレイを断念するの巻。
- どうぶつの森つながりで『ハッピーホームデザイナー』を紹介したらドハマりし、毎晩1軒のペースで家を建てまくっている。これから毎晩家を建てようぜ?
- お茶でお薬を飲もうとしたら娘氏に「水またはぬるまゆで飲むんだよ」と注意された。
ぼく「よく知っているね」
娘氏「キッザニアでもらった紙に書いてあった」
ぼく「そう。でもそれには続きがある……『ただし静岡県民はお茶で飲んでもよい』」
娘氏「だめだよ」 - ぼく「近くに少林寺拳法のドージョーがあるんだね」
娘氏「カラテは目でみつめるんじゃなくて心であいてをみつめる」
ぼく「急にどうした」
娘氏「ハートキャッチプリキュアのカラテやってる子が言ってた」
ぼく「よく覚えてたなそれ」 - ワイフ「アイチャンあとちょっとだからごはん完食して」
娘氏「もういい、わたし限界の命になったからね」 - 限界の命になる数分前の娘氏「おいしいにおいがからだ全体にほおばれる! まずはおくちにジュワ、のどにジュワ、そしておなかにジュワ……おいしーい!」
これは帰宅したら開店していた謎のおみせです。
- ■2019-11-03
- 食べ物語
夕食にワイフがトマトとアボカドのバジルパスタを作ったんですが、娘氏は具ばっかり食べてしまってぜんぜん麺に箸をつけません。こういうときはご両親がなんとかおだてて食べてもらう必要があります。
昔はダチョウ倶楽部メソッドでおだてていたのですがもう同じ手は効きません。
現状一番効くのは、食事に物語性を持たせることです。
「先にアイチャンの胃の中に入ったトマトちゃんは言いました。
『胃の中でおうちをつくってあそぼう!』
トマトちゃんの横でアボカド君も言いました。
『おうちの材料になるスパゲティがひつようだよ!』
そこでアイチャンはもっともっと胃にスパゲティをおくることにしました。」
横でこのような語りを入れると、娘氏はガツガツと麺を食べ始めました。
そのうち娘氏は水を要求してきました。用意されているお茶を飲んで欲しいところですが、少しでも熱いとこのように水を要求してきます。ここでも物語性を持たせることで何とかします。
「『あったかいお茶のほうがいいよ!』
と、トマトちゃんが言いました。
『あったかいお茶を使っておふろをつくろう!』
とアボカドくんも言いました。
そこでアイチャンはあったかいお茶をフーフーして飲むことにしました。」
これで何とかお茶を飲んでくれました。あとは物語と食事のフィニッシュに向けて畳みかけるだけです。
ぼく「さあ、おうちの完成まであと少しです。」
娘氏「胃は体の中に食べ物をおくるときに詰まらないように、食べ物をとかすはたらきがある。だから胃の中でおうちを建ててあそぶことはできない。」
ぼく「急に科学的見地からコメントするのやめろや」
昔はダチョウ倶楽部メソッドでおだてていたのですがもう同じ手は効きません。
現状一番効くのは、食事に物語性を持たせることです。
「先にアイチャンの胃の中に入ったトマトちゃんは言いました。
『胃の中でおうちをつくってあそぼう!』
トマトちゃんの横でアボカド君も言いました。
『おうちの材料になるスパゲティがひつようだよ!』
そこでアイチャンはもっともっと胃にスパゲティをおくることにしました。」
横でこのような語りを入れると、娘氏はガツガツと麺を食べ始めました。
そのうち娘氏は水を要求してきました。用意されているお茶を飲んで欲しいところですが、少しでも熱いとこのように水を要求してきます。ここでも物語性を持たせることで何とかします。
「『あったかいお茶のほうがいいよ!』
と、トマトちゃんが言いました。
『あったかいお茶を使っておふろをつくろう!』
とアボカドくんも言いました。
そこでアイチャンはあったかいお茶をフーフーして飲むことにしました。」
これで何とかお茶を飲んでくれました。あとは物語と食事のフィニッシュに向けて畳みかけるだけです。
ぼく「さあ、おうちの完成まであと少しです。」
娘氏「胃は体の中に食べ物をおくるときに詰まらないように、食べ物をとかすはたらきがある。だから胃の中でおうちを建ててあそぶことはできない。」
ぼく「急に科学的見地からコメントするのやめろや」
- ■2019-10-28
- 五歳児とゲームした顛末
ゲームといってもスマッシュブラザーズでなくてアナログゲームの話です。
なぜか年度ごとにこのテーマで書いていることに気づいた。
ことの発端である「三歳児×街コロ編」、その続報である「四歳児×ドブル編」とあわせてご覧ください。
さて五歳児である娘氏の最近の特徴として、見てきたような嘘をつくようになったことが挙げられる。幼児は空想や願望と現実がごっちゃになりがちだ。それならば意図的に存分に嘘がつける環境を提供したらどうだろうか。つまりブラフゲームだ。今の娘氏の発達段階に合ったアナログゲームが見えてきた。
というわけで『ごきぶりポーカー』です。
ちょうど『放課後さいころ倶楽部』がアニメ化されて、娘氏に懇切丁寧にインストラクションしてくれたため、ルール説明が非常にスムーズに済んだ。感謝しかない。知らない人は『さいころ倶楽部』を見るか先ほどのリンク先を参照せよ。
対象年齢は8歳以上と書いてある。しかし全員が初心者である卓においては娘氏はなんの不自由もなくプレイすることができた。強いて言えば、娘氏には手札を伏せて扱うことがまだちょっと難しいため、ご両親はタイミングよく目を背ける必要があった。
序盤は何も判断材料がないので、ひたすら善良な正直者あるいは狡猾な嘘つきのキャラをアピールしつつ、淡々と運ゲーの2択をこなしていくだけである。
しかしこれが終盤になって害虫リーチがかかりだすと状況が一変する。絶対に出せないカード。信じるしかない嘘。悪徳と野心、頽廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、惑星メルキアのゴモラが顕現するのである。
こういう状況において、完全にお気持ちだけで突き出される娘氏のカードは恐ろしい。熟練者ならば場に出ているカードと自分の安牌を総合していなすこともできようが、おそらく俺が熟練者になるころには娘氏のほうが習熟しているであろうことは想像に難くない。
こうして俺は娘氏が突き出した危険牌をまんまと喰らい、特殊ルール「害虫害獣が8種揃ったら負け」によって敗北したのだった。
娘氏「パパチャンはむしむし地獄におちた。」
ぼく「うわ~~むしむし地獄だ~~」
娘氏「むしむし地獄の真ん中にはお祈りする場所があって、そこでお祈りをしないと出られない。」
ぼく「設定が細かいな」
娘氏にとって「嘘をついてもいい」ということに加え、毎回嘘か本当かのクイズ大会になるというのが非常にテンションが上がるらしい。幼児はクイズ大会が大好きだな。
なぜか年度ごとにこのテーマで書いていることに気づいた。
ことの発端である「三歳児×街コロ編」、その続報である「四歳児×ドブル編」とあわせてご覧ください。
さて五歳児である娘氏の最近の特徴として、見てきたような嘘をつくようになったことが挙げられる。幼児は空想や願望と現実がごっちゃになりがちだ。それならば意図的に存分に嘘がつける環境を提供したらどうだろうか。つまりブラフゲームだ。今の娘氏の発達段階に合ったアナログゲームが見えてきた。
というわけで『ごきぶりポーカー』です。
ちょうど『放課後さいころ倶楽部』がアニメ化されて、娘氏に懇切丁寧にインストラクションしてくれたため、ルール説明が非常にスムーズに済んだ。感謝しかない。知らない人は『さいころ倶楽部』を見るか先ほどのリンク先を参照せよ。
対象年齢は8歳以上と書いてある。しかし全員が初心者である卓においては娘氏はなんの不自由もなくプレイすることができた。強いて言えば、娘氏には手札を伏せて扱うことがまだちょっと難しいため、ご両親はタイミングよく目を背ける必要があった。
序盤は何も判断材料がないので、ひたすら善良な正直者あるいは狡猾な嘘つきのキャラをアピールしつつ、淡々と運ゲーの2択をこなしていくだけである。
しかしこれが終盤になって害虫リーチがかかりだすと状況が一変する。絶対に出せないカード。信じるしかない嘘。悪徳と野心、頽廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、惑星メルキアのゴモラが顕現するのである。
こういう状況において、完全にお気持ちだけで突き出される娘氏のカードは恐ろしい。熟練者ならば場に出ているカードと自分の安牌を総合していなすこともできようが、おそらく俺が熟練者になるころには娘氏のほうが習熟しているであろうことは想像に難くない。
こうして俺は娘氏が突き出した危険牌をまんまと喰らい、特殊ルール「害虫害獣が8種揃ったら負け」によって敗北したのだった。
娘氏「パパチャンはむしむし地獄におちた。」
ぼく「うわ~~むしむし地獄だ~~」
娘氏「むしむし地獄の真ん中にはお祈りする場所があって、そこでお祈りをしないと出られない。」
ぼく「設定が細かいな」
娘氏にとって「嘘をついてもいい」ということに加え、毎回嘘か本当かのクイズ大会になるというのが非常にテンションが上がるらしい。幼児はクイズ大会が大好きだな。
- ■2019-09-12
- 娘氏語録
- 娘氏はスマッシュブラザーズではだいたいピーチとかパルテナ様とかの女の子キャラを使うんだけど、ときどきリドリーを選ぶのが謎なんですよね。
- 娘氏「わたしむかし大人だったから、リドリーのゲームやったことある。ゼロスーツサムスも。ふたりとも同じマークだから。」
ぼく「前世でメトロイド ゼロミッションを!??」
娘氏「リドリーとゼロスーツサムスで二人プレイできる。」
ぼく「やさしい世界すぎない!?」 - エンジェランドステージで天界漫才によるキャラ説明が聴けることを知った娘氏、一通り聴いて「パルテナ様、アイチャンのこともしってるかな……」と関心したご様子。
- レモン味のシャーベットを食べた娘氏「おくち冷ましてる。おくちのなかがパーリータイムになっちゃった。」
- ぼく「パパチャンもう汗びしょびしょだから早くお風呂入りたいんだけど」
娘氏「びしょびしょでも、あせをかくことはいいことっていったでしょ。」 - 失敗してもポジティブな娘氏「でもしっぱいは正解のもとだから。」
- おもちゃを取られそうになった娘氏「アッちちおや! やめてください!」
- 娘氏「めったにやめて!!」
- 「何持ってるの?」と聞かれ、「めったに何もない」と両手を広げる娘氏。
- 靴下をクルクル巻いて足首のとこまで下げるのがお気に入りになった娘氏、パパチャンの靴下も巻く。
- 娘氏「まほうをくらえ! まほうをくらえ!」
ぼく「うわー魔法だ!」
娘氏「ウラ技をくらえ! ウラ技をくらえ!」
ぼく「ウラ技はどうなるの!?」 - ご両親が「お風呂の鏡っていらなくね?」という話をしていたところ、「わたしだいすきだよ。だって絵がかけるから」と擁護する娘氏。
- プールでは潜るのを嫌がるくせに、お風呂では仰向けに耳まで浸かって遊んでいる。仰向けで浮かぶスキルは水難時に役立つらしいのでそのまま浮かべるように訓練するといいぞ。
- 娘氏「なみだはしょうゆっていうんだって。」
ぼく「??」
娘氏「なみだはポタッポタッて垂れるでしょ。」
ぼく「???」 - 娘氏「パパ……のどかわきしないように水筒におみず入れて?」
- 午後有給を行使して帰宅した俺を見つけた娘氏「パパチャン午前保育だったの?」
- 休日朝、娘氏が「早く起きないと、口にからだによくないものを突っ込むわよ!」「かたいもので膝をたたくわよ!」「それじゃあうるさい音を聞かせるわよ!」とバラエティ豊かな脅迫をしてくる。
- 娘氏に簡易的なインディアンポーカーを教えたんだけど、俺のカードに関係なく完全にその時のお気持ちでチップを積んでくるので怖かった。
- 娘氏「パパチャン! メロディオンボーカーしよ!」
ぼく「インディアンポーカーな」 - 娘氏は引き続きアニメのポケットモンスターを観ており、メキメキとポケモンに詳しくなっている。でもパパチャンはカントー地方とジョウト地方のポケモンしかほぼ知らないんだすまんな……。
- 娘氏「アローラロコンはリーリエのパトーナー。」
ぼく「パトーナー」
娘氏「ポケットアンドサンムーンで見た。」
ぼく「ポケットモンスターサン&ムーンな」 - 娘氏「スイレンのパトーナーははじまりだよ。」
ぼく「……?」
娘氏「これがはじまり。」
ぼく「アシマリか……」
これは旅行のときに娘氏が作った持ち物リスト。表紙の「もっていくもの」は読めたけど、裏表紙の「かしこも!!」が謎すぎて聞いてみたら、雑誌の裏には全面広告があるものだという旨の説明をしてくれた。(かしこも is 何)
これは謎の書き置き。
幼稚園の運動会があり、俺はまたフルセットでお手伝いをして紫外線に晒され皮膚にダメージを負ってきた。しかし俺以上に紫外線を浴びてるはずの娘氏はなぜほぼノーダメージなのだ……日焼け止めの単位面積が違ったのか。
運動会もだいぶ慣れてきて、遠目からでも我が子を待機モーションで識別できるようになってきた。仮面ライダーのスーツアクターが識別できる人の気持ちがわかった。
- ■2019-09-06
- なぜケースがないのに毎日できるのか
五歳児から「どうしてスマッシュブラザーズは、ケースがないのに毎日できる?」と疑問を投げかけられ、俺の脳内はクエスチョンマークに満たされた。
どうしてって……ケース……なぜ……?
しばしの思考の後、ようやく質問の意味するところが理解できた。
まず「ケース」についてだが、我が家ではダウンロード版のゲームを買うことは少ない。例外はどうしても発売日当日にプレイを開始したかったイカとスマブラで、そのうちイカはニンテンドーストアでケースをつけてくれた。
その他パッケージ版のないインディーゲーは娘氏がプレイしないので除外すると、うちにあるゲームでケースがないのはスマブラだけということになる。
となると「毎日できる」の意味が見えてくる。体験版のことである。俺がダウンロードしてきては消していく体験版のことを娘氏は「借りている」と理解しており、当然体験版はダウンロードしてくるものなのでケースがない。
期間限定(終わったら勝手に俺が消してるだけだけど)のものを「借りている」と表現するのはビデオレンタルから学んだのかもしれない。
この2つの補助線により、娘氏が毎日の観察の結果「ケースのあるゲームはいつでもできるが、そうでないものはいずれできなくなる」という結論に達していることがわかった。それで冒頭の疑問を抱くに至ったのだ。五歳児の観察眼は侮れない。
感心すると同時に、これほどのデジタルネイティヴにおいても「データに金を払う」という概念は自然と身につくものではない、という当たり前のことがわかった。娘氏に「ケースはないけどゲームだけを買ったんだよ」と説明してはみたものの、いまいち納得しかねる様子だった。この令和の時代になっても、幼児は圧倒的におみせやさんで経済を理解しているのである。
改めてニンテンドースイッチの中を覗いてみると、物理的に買ったソフトや、電子的に買ったソフトだけでなく、「権利」を買っているSwitchファミコンなど、さまざまなものにお金を払っていることがわかる。
サブスクリプションサービス隆盛の社会になり、いっそう「何にお金を払っているか」が見えにくくなっていくだろう。モノばかりに惑わされないようにしたいものだ。
……ていうかSwitchのファミコンとスーファミ、これゲームのサブスクリプションサービスとしては理想的かつ破格ですよね?? ニンテンドーは俺の人生をどうしたいわけ??
どうしてって……ケース……なぜ……?
しばしの思考の後、ようやく質問の意味するところが理解できた。
まず「ケース」についてだが、我が家ではダウンロード版のゲームを買うことは少ない。例外はどうしても発売日当日にプレイを開始したかったイカとスマブラで、そのうちイカはニンテンドーストアでケースをつけてくれた。
その他パッケージ版のないインディーゲーは娘氏がプレイしないので除外すると、うちにあるゲームでケースがないのはスマブラだけということになる。
となると「毎日できる」の意味が見えてくる。体験版のことである。俺がダウンロードしてきては消していく体験版のことを娘氏は「借りている」と理解しており、当然体験版はダウンロードしてくるものなのでケースがない。
期間限定(終わったら勝手に俺が消してるだけだけど)のものを「借りている」と表現するのはビデオレンタルから学んだのかもしれない。
この2つの補助線により、娘氏が毎日の観察の結果「ケースのあるゲームはいつでもできるが、そうでないものはいずれできなくなる」という結論に達していることがわかった。それで冒頭の疑問を抱くに至ったのだ。五歳児の観察眼は侮れない。
感心すると同時に、これほどのデジタルネイティヴにおいても「データに金を払う」という概念は自然と身につくものではない、という当たり前のことがわかった。娘氏に「ケースはないけどゲームだけを買ったんだよ」と説明してはみたものの、いまいち納得しかねる様子だった。この令和の時代になっても、幼児は圧倒的におみせやさんで経済を理解しているのである。
改めてニンテンドースイッチの中を覗いてみると、物理的に買ったソフトや、電子的に買ったソフトだけでなく、「権利」を買っているSwitchファミコンなど、さまざまなものにお金を払っていることがわかる。
サブスクリプションサービス隆盛の社会になり、いっそう「何にお金を払っているか」が見えにくくなっていくだろう。モノばかりに惑わされないようにしたいものだ。
……ていうかSwitchのファミコンとスーファミ、これゲームのサブスクリプションサービスとしては理想的かつ破格ですよね?? ニンテンドーは俺の人生をどうしたいわけ??
- ■2019-08-16
- 猫になりたい
娘氏、ねこになるの巻。
なんとですね、俺の友人であるドクターの友人で、隔月ねこ漫画雑誌『ねことも』で『2200年ねこの国ニッポン』というねこ漫画を描いていらっしゃる猫葉りて先生より弊サイトに連絡をいただきまして。
不定期に記録している娘氏語録がたいへん良いものなので、是非漫画に使わせて頂きたいと。まじですか。そういうことってあるんですか。あったんです。
自由奔放な幼児の発想と謎の語彙力が、創作をする人のインスピレーションになったというのならばこれほどありがたいことはありません。我々はふたつ返事でオーケーをしました。(そして俺は弊サイトのコメント欄を大改修しました。)
そして『ねことも』10月号にてその結果が明らかになりました。
『ねことも』2019年10月号 P27より引用 完璧に語録を使いこなしている……。「やかましいけど暴れたりはしない」というキャラ付けも娘氏っぽい。猫葉りて先生はリアル娘氏に会ったことはありませんので、完全にこれを読んでいる皆さんと同じ情報量でこのキャラクターを生み出しています。それなのに納得の娘氏ぶりであります。すごくよく読んでくださっている。娘氏も意味が解らないなりに「カワイイ」と言っている。圧倒的感謝……!
これが子育て漫画だと子育てクラスタにしかリーチしないんですよ。しかも子育てクラスタは幼児の奇行に慣れていてハードルが高い。しかしそれを擬猫化することによって猫クラスタに届けることができるんですよ。極端な話、語録を再現しなくとも幼児の奇行のフレーバーをお届けできたら勝ちなわけです。これは発明では? 何の発明だ。少し取り乱しました。
そういうわけで弊サイトの読者で猫クラスタの人は決断的にお店やさん行為しよう! そして猫葉りて先生をおうえんしよう! 私からはいじょうです。
なんとですね、俺の友人であるドクターの友人で、隔月ねこ漫画雑誌『ねことも』で『2200年ねこの国ニッポン』というねこ漫画を描いていらっしゃる猫葉りて先生より弊サイトに連絡をいただきまして。
不定期に記録している娘氏語録がたいへん良いものなので、是非漫画に使わせて頂きたいと。まじですか。そういうことってあるんですか。あったんです。
自由奔放な幼児の発想と謎の語彙力が、創作をする人のインスピレーションになったというのならばこれほどありがたいことはありません。我々はふたつ返事でオーケーをしました。(そして俺は弊サイトのコメント欄を大改修しました。)
そして『ねことも』10月号にてその結果が明らかになりました。
『ねことも』2019年10月号 P27より引用
これが子育て漫画だと子育てクラスタにしかリーチしないんですよ。しかも子育てクラスタは幼児の奇行に慣れていてハードルが高い。しかしそれを擬猫化することによって猫クラスタに届けることができるんですよ。極端な話、語録を再現しなくとも幼児の奇行のフレーバーをお届けできたら勝ちなわけです。これは発明では? 何の発明だ。少し取り乱しました。
そういうわけで弊サイトの読者で猫クラスタの人は決断的にお店やさん行為しよう! そして猫葉りて先生をおうえんしよう! 私からはいじょうです。
- ■2019-08-04
- 娘氏語録
もはや俺が記録・編集する速度より娘氏の成長速度の方が早い。ヨーイドンの合図を待たずして娘氏は大人になっていく。
娘氏がアイロンビーズで変身アイテムを作った。「かぎをここにいれるとすごいパワーが出る。そしてこのボタンをおすともっとすごいパワーが出る。」とのこと。変身ポーズも自分で考えていた。プリキュアに戦隊をちょっと足したかのようなポーズだった。
- ピアノ教室は個人レッスンからヤマハの集団レッスンに移った。見学に行ったらヤマハの人に「お父様もヤマハ出身なんですか!」と食いつかれて苦笑いするしかなかった。
- 娘氏はピアノに向かって「見たことのない宝石」「愛のビリーエ」など叙情的な曲名を宣言したあと、おごそかにランダムに鍵盤をひいています。
- 娘氏「わたし大人だったころいっぱいすねげ生えてたんだけど」
ぼく「??」
娘氏「それがすっごい伸びて、いまの髪の毛になったってわけさ」
ぼく「すごい」 - ワイフ「アイチャンおはよう。お腹すいた?」
娘氏「わたしがねずみだったら『チーズがたべたい』って言ってるとこ」
ぼく「すいたのか」
娘氏「(なぜか正座し)ねずみはまろやかに前を向いています」
ご両親「??」 - 突然「アイチャンのプロフィームは5つある」と謎の概念を宣言してくるので詳しく聞いたところ、「ねこ語がとくい」「プリンセスになること」「こうさくをすること」「ようちえんごっこをすること」「カードをつくること」の5つであると説明された。プロフィームとは一体。
- 「パパチャンはなにがとくい?」と聞いてきたので、これは幼稚園の先生に報告されちゃうやつ!! と瞬間的に判断した俺は「木下(『ピューと吹く!ジャガー』1巻に登場する架空の競技)かなぁ……」と答えプライバシーを守った。
- 浦島太郎の話を知らないというのでおはなししたんだけど、肝心の玉手箱をGETしたあと「ここからはアイチャンがおはなしするね」と言われて乗っ取られた。
- 娘氏「浦島太郎はお家にかえってこっそり玉手箱を開けました。そしたら中から宝石が出てきました。なんとそれはエメラルドでした。おしまい。」
ワイフ「やさしい世界」 - シュガーロールを食べた娘氏は「毎日食べたい。よっぽどおいしい。」と言っていたが、翌週にはもう飽きた模様。
- ぼく「これはなんの絵を描いたの?」
娘氏「ねこといぬとりすさんのおうち。あとかいぬし」
ぼく「それは飼い主さんのおうちでは??」 - パパチャンがお腹を壊すたびにスポンジボブの歌を歌うせいで、パパチャンのトイレが長いともうあらかじめ「スポンジボブなのかなあ?」と心配する娘氏。
- お山の実家で夏祭りに参加した娘氏、なんと金魚すくいでさらっと2匹の金魚をゲットする。「いつ覚えたのその動き!?」と聞いたら「たいわんで練習した」とのこと。確かに台北の夜市で、網ですくえる金魚すくいを無限に遊んだけどさぁ! 紙だよこれは!?
- ご両親が仮面ライダーオーズを再視聴し始めたところなぜか娘氏がハマる。いったい何が面白いのか聞いたら「へんしんする歌がたのしい」とのこと。歌は気にするな……
- 娘氏「ひなちゃんはいつオーズに変身する?」
- そしてパパチャンのために折り紙でメダル入れ(オーズドライバーとタジャスピナー)を自作する娘氏。
- ポケモンのアニメを見た娘氏「わたしポケモントレーナーにあこがれちゃった。サトシは明るいし」
- 娘氏「アイチャンが今朝みた夢は、おかあさんが結婚する夢」
ワイフ「そう……どんな人と結婚していた?」
ぼく「それはこんな人でしたァー!」
娘氏「あなたはもう結婚したでしょ!」
ぼく「おかしくない?」 - 娘氏「おかあさんはアイチャンが生まれたお祝いに結婚式したんだよね?」
ワイフ「ちがうよ、生まれる前に結婚式してるよ」
娘氏「だって結婚するってお祝いにもなるんだよ?」
ご両親「???」 - ぼく「さて、洗濯物をやっつけますか!」
娘氏「やっつけちゃだめだよ。着るものがなくなっちゃうから。全裸になっちゃうから。全裸教室になっちゃうから。」
ぼく「全裸教室……」
娘氏がアイロンビーズで変身アイテムを作った。「かぎをここにいれるとすごいパワーが出る。そしてこのボタンをおすともっとすごいパワーが出る。」とのこと。変身ポーズも自分で考えていた。プリキュアに戦隊をちょっと足したかのようなポーズだった。
- ■2019-06-09
- いろんな娘氏
もはや日常会話全体が語録となりつつあるため、網羅的に収録することが困難なシーンが増えてきた。
最近になってねんね前の「おはなしげきじょう」が復刻してきた。ただ「パパチャン桃太郎のおはなしして」と自分の知っている話を指定し、パパチャンが大きなアドリブを加えると間違いを指摘したうえで自分で勝手に最後までお話してしまう。楽ちんなので黙って聞いていたが、どうやらイヌ・サル・キジの三種がいまいち曖昧なようだ。
- 絵本でテントウムシがひっくり返って「ううう」とうめいているのを「ラララ」と読む娘氏。それは我々が「はだしのゲン」を読むときの作法ではないかッ!!
- ごまのマカロンを食べて「ううっなんてヘルシーなおいしさ! ごまとマカロンのかおり!」と五体投地して賞賛する娘氏。
- お風呂上がりに保湿クリームを塗りたいのに「ぐるぐる回転アイリチャン」という回転防御でそれを阻む娘氏。
- 帰宅したパパチャンのネクタイ部分に折り紙のリボンを貼ってご満悦の娘氏。「DSAせんようのリボンだよ」「DSAってなあに?」「DSAはつくった人のなまえを言葉にしたの」「??」「これテープでくっついてるってしくみなんで、テープ取れちゃったらつけかえますね」「アッハイ」
- 起床して「アイチャン怖い夢みた」というので詳しく聞いたところ「敵に撃たれちゃった。でも言うほど痛くなかったよ」とのこと。パパチャンがよくイカで敵に撃たれてるのに影響を受けたか?
- 以前からよく風呂でパパチャンの脇毛を気にするので「これは脇毛の三兄弟。名前はキテとレツとヒャッカ。」と適当なことを言い含めていたが、最近は「ほかのいっぱいあるのは?」「なんでいっぱいあるのに三兄弟?」と追求してくるようになった。マサルさんを読めとしかいえない。
- 公園に行くといつも一人で遊んでいる子を捕まえてはフルネームと年齢を明かしたうえで「お名前何ですか!」「いっしょにあそぼ!」と言って引っ張り出すコミュ力の鬼。
- 娘氏「ったく……あなた厄介だわよ」
ぼく「突然何だ」
娘氏「この厄介にならないメガネをかけなさい?」
ぼく「突然何だ」 - 娘氏は、最近なっとうを食べたり食べなかったりしているから美人になったりならなかったりしているらしい。
- パパチャンのきもいらせに対し「心をもてあそんではダメーッダメーッダメーッ」と言う娘氏。なんとセリフにエコーがかかった。
- 娘氏のプリキュアグッズをパパチャンが使うと「男の子はプリキュアのおもちゃで遊ばない!」と言うので、「でもアンリ君はプリキュアになったよ」と返してみたところ「それはバンダイさんの考えです」と丁寧語で謎の反論を受けた。
- 娘氏「こうえんで男の子が悪いことをしていたから、アイチャンはレディーなので『だめよ』って言った」
ぼく「男の子は何をしていたの?」
娘氏「よわいよわい女の子に、水道の水をかけていた」
ぼく「それは悪い……その女の子はどうしたの?」
娘氏「それはアイリチャンでした」
ぼく「???」 - 幼稚園で、お友達と一緒にダンゴムシを採取し、バケツにいれたあと台車に乗せて園庭じゅうを引き回す「だんごむしのおさんぽ」という遊びを行っているらしい。平和だ。ダンゴムシをどこで採取したのか聞いたら「うえきばちをどかしたら100こいた。」と言っていた。引き回したあとは元の植木鉢の下に戻すらしい。平和だ。
- 小雨が降り始めた庭で、ブロック塀に張り付いているダンゴムシ数匹を見つけた娘氏は「だんごむしをとりこまなきゃ!!」と言って捕獲しようと懸命に主張したがなにしろ雨なのでお引き取り願った。
最近になってねんね前の「おはなしげきじょう」が復刻してきた。ただ「パパチャン桃太郎のおはなしして」と自分の知っている話を指定し、パパチャンが大きなアドリブを加えると間違いを指摘したうえで自分で勝手に最後までお話してしまう。楽ちんなので黙って聞いていたが、どうやらイヌ・サル・キジの三種がいまいち曖昧なようだ。
- ■2019-05-21
- 星座のイマジネーション!
プリキュアさんが宇宙プリキュアになった関係で、娘氏の星座意識が非常に高まっている。自分が牡牛座であることはきっちり覚えているし、お友達や幼稚園の先生にも生まれ星座のことを尋ねているようだ。
娘氏「ようちえんのおともだち、むらさき座って言ってた。むらさき座なんてないよねえ?」
ぼく「宇宙も未来も限りないからアイチャンがロケットで探しに行けばいいんやで」
娘氏「でも宇宙服買わないとだめだよねえ?」
ぼく「問題はそこなんだ?」
興味のやじるし向けて進んでみたら前見てどこまででも探して遊んじゃうのが幼児の特性なので、我々ご両親はこの機を逃さず、娘氏の知識を広げるべく行動を開始した。
さしあたって幼児でもわかりやすい図鑑を買った。うちにはすでに小学館の図鑑がいくつかあるので、そのシリーズの「星と星座」を選んだ。
星座の図鑑は神話の話題と見つけ方の話題がバランスよく含まれているのがよい。神話の話だけだとゼウスのダメ男エピソードを延々と確認していく作業になるし、見つけ方だけだと幼児には味気なさすぎる。
仮面ライダーゴーストのときも思ったけど、出版社各位はニチアサのテーマに素早く反応して、幼稚園児向けの安価な図鑑を編纂して欲しい。その点ハッピーセットの小図鑑はタイミングよく宇宙の図鑑だった(星座でなく惑星だったのでちょっとズレていたが)。
あと、図鑑を買う前に近隣のプラネタリウムに連れて行った。「今ならまだ春の星座のことやってるし、きっとアイチャンの牡牛座も見られるかも」って期待させて行った。
だが俺は知らなかった。4月末に生まれた子は牡牛座になるが、実際の牡牛座は冬の星座なのだ。あとで図鑑で調べてみると、これは地球の自転軸の傾く向きが少しずつ変わるせいで星座の位置がずれたためで、俺は古代ギリシャ時代から知識をアップデートしていなかったことになる。知識はすぐに古くなるのでアップデートをさぼってはいけない。
そういうわけでプラネタリウムで見られたのは娘氏の牡牛座ではなく、パパチャンの乙女座であった。「牡牛座がみえなくてざんねんだった」という娘氏に俺は素早く「でもパパチャンの乙女座は見れました~~」とマウントをとった。
そう……これがアラフォー男性特有の性質ッ!「星座カースト制度」だッ!! 説明は省くが、アラフォーのおっさんはみんな明日の勇者 oh yeah でありペガサスのように今こそはばたくのである。いかに自分の星座が他より優遇されているか、それを確認せずにはいられない、そういう少年時代を過ごしてきたのである。
そうは言っても古くから乙女座は星座カーストではかなり上位に位置していた。本来牡牛座ごときにわざわざマウントをとる必要はない。しかし状況が変わった。
『スター☆トゥインクルプリキュア』において牡牛座のスタープリンセスはまっさきに開放され、十二宮のプリンセスのリーダーのような扱いを受けた。牡牛座の力は主人公の最初の強化必殺技にもなり、他3人のメンバーの必殺技を強化する獅子座・天秤座・山羊座を合わせた4つはすでに物語上十分な存在感をもって扱われている。
それでも俺は「フッ……所詮は最初の必殺技、2巡目の4つと3巡目の4つはさらに重要な役割となる……プリンセスの中で乙女座が強キャラでないわけがないのだ……」と余裕の姿勢を崩さずにいたが、なんと2巡目に手に入れた蠍座の力が完全に天秤座と全く同じ技強化効果だったという事実にブチあたり、「これはひょっとして後に出るほど出番がなくなる奴なのでは……そもそも全員乙女なのにわざわざ乙女座を強調する理由がない……!」と焦り出したところだったのである。
それは当然のことなのかもしれない。これは80年代の少年漫画ではなく令和の時代の女児アニメなのだ。どの星座の力を使っても、エフェクトの細部が違うだけでまったく同じ技が出る。星座の間に上下を作らない。そういう感覚のほうが当たり前なのだろう。プリキュアは優しい物語である。見た目や星座で人を区別したりはしない。娘氏にはそういう時代を生きてもらいたい。
……とでも言うと思ったかッ!!!
必殺技発動回数(16話現在) おのれ~~獅子座め~~!!
キュウレンジャーでの主役に飽き足らずプリキュアでもか~~!!
【最終結果】
娘氏「ようちえんのおともだち、むらさき座って言ってた。むらさき座なんてないよねえ?」
ぼく「宇宙も未来も限りないからアイチャンがロケットで探しに行けばいいんやで」
娘氏「でも宇宙服買わないとだめだよねえ?」
ぼく「問題はそこなんだ?」
興味のやじるし向けて進んでみたら前見てどこまででも探して遊んじゃうのが幼児の特性なので、我々ご両親はこの機を逃さず、娘氏の知識を広げるべく行動を開始した。
さしあたって幼児でもわかりやすい図鑑を買った。うちにはすでに小学館の図鑑がいくつかあるので、そのシリーズの「星と星座」を選んだ。
星座の図鑑は神話の話題と見つけ方の話題がバランスよく含まれているのがよい。神話の話だけだとゼウスのダメ男エピソードを延々と確認していく作業になるし、見つけ方だけだと幼児には味気なさすぎる。
仮面ライダーゴーストのときも思ったけど、出版社各位はニチアサのテーマに素早く反応して、幼稚園児向けの安価な図鑑を編纂して欲しい。その点ハッピーセットの小図鑑はタイミングよく宇宙の図鑑だった(星座でなく惑星だったのでちょっとズレていたが)。
あと、図鑑を買う前に近隣のプラネタリウムに連れて行った。「今ならまだ春の星座のことやってるし、きっとアイチャンの牡牛座も見られるかも」って期待させて行った。
だが俺は知らなかった。4月末に生まれた子は牡牛座になるが、実際の牡牛座は冬の星座なのだ。あとで図鑑で調べてみると、これは地球の自転軸の傾く向きが少しずつ変わるせいで星座の位置がずれたためで、俺は古代ギリシャ時代から知識をアップデートしていなかったことになる。知識はすぐに古くなるのでアップデートをさぼってはいけない。
そういうわけでプラネタリウムで見られたのは娘氏の牡牛座ではなく、パパチャンの乙女座であった。「牡牛座がみえなくてざんねんだった」という娘氏に俺は素早く「でもパパチャンの乙女座は見れました~~」とマウントをとった。
そう……これがアラフォー男性特有の性質ッ!「星座カースト制度」だッ!! 説明は省くが、アラフォーのおっさんはみんな明日の勇者 oh yeah でありペガサスのように今こそはばたくのである。いかに自分の星座が他より優遇されているか、それを確認せずにはいられない、そういう少年時代を過ごしてきたのである。
そうは言っても古くから乙女座は星座カーストではかなり上位に位置していた。本来牡牛座ごときにわざわざマウントをとる必要はない。しかし状況が変わった。
『スター☆トゥインクルプリキュア』において牡牛座のスタープリンセスはまっさきに開放され、十二宮のプリンセスのリーダーのような扱いを受けた。牡牛座の力は主人公の最初の強化必殺技にもなり、他3人のメンバーの必殺技を強化する獅子座・天秤座・山羊座を合わせた4つはすでに物語上十分な存在感をもって扱われている。
それでも俺は「フッ……所詮は最初の必殺技、2巡目の4つと3巡目の4つはさらに重要な役割となる……プリンセスの中で乙女座が強キャラでないわけがないのだ……」と余裕の姿勢を崩さずにいたが、なんと2巡目に手に入れた蠍座の力が完全に天秤座と全く同じ技強化効果だったという事実にブチあたり、「これはひょっとして後に出るほど出番がなくなる奴なのでは……そもそも全員乙女なのにわざわざ乙女座を強調する理由がない……!」と焦り出したところだったのである。
それは当然のことなのかもしれない。これは80年代の少年漫画ではなく令和の時代の女児アニメなのだ。どの星座の力を使っても、エフェクトの細部が違うだけでまったく同じ技が出る。星座の間に上下を作らない。そういう感覚のほうが当たり前なのだろう。プリキュアは優しい物語である。見た目や星座で人を区別したりはしない。娘氏にはそういう時代を生きてもらいたい。
……とでも言うと思ったかッ!!!
必殺技発動回数(16話現在)
キュウレンジャーでの主役に飽き足らずプリキュアでもか~~!!
■2020-01-26追記
最終的におうし座の優勝であったことをお知らせします。【最終結果】