◆不定期日記ログ◆
RELATION #80a3
- ■2012-07-04
- 処女的衝撃!
健康診断の結果、便潜血反応に「要精密検査」が出た。
「要精密なんて9割がた大したことないよ、深刻に考えず検査うけてきな」と上司。
違うんだ……俺が深刻な顔をしてるのは検査そのものの事なんだ!
禍々しい「大腸内視鏡検査を受けて下さい」の文字!
俺のケツにナニを入れるんだってぇ!?
というわけで今日、行きつけの病院に検査の申し込みに行ったわけだけど、
さっそく「痔などの傷がないか検査します」と言ってニュルリと指を入れられた。
消化器科の医師はイケメンだった。
もういっそ死なせて///
結局、太くて硬くて長いやつを挿入するのは8月のはじめになった。
次は死ぬ。
アナルフィラキシーショックで死ぬ。
「要精密なんて9割がた大したことないよ、深刻に考えず検査うけてきな」と上司。
違うんだ……俺が深刻な顔をしてるのは検査そのものの事なんだ!
禍々しい「大腸内視鏡検査を受けて下さい」の文字!
俺のケツにナニを入れるんだってぇ!?
というわけで今日、行きつけの病院に検査の申し込みに行ったわけだけど、
さっそく「痔などの傷がないか検査します」と言ってニュルリと指を入れられた。
消化器科の医師はイケメンだった。
もういっそ死なせて///
結局、太くて硬くて長いやつを挿入するのは8月のはじめになった。
次は死ぬ。
アナルフィラキシーショックで死ぬ。
- ■2012-08-03
- Syriana
大腸内視鏡検査を受けてきた。
結果は大方の予想通り健康。
以下に検査の顛末を示す。
健康診断と同じように、前夜から食事制限が行われる。
それに加えて、前日は日中も消化に良い物しか食べてはいけないため、卵かけごはんや薬味なしのそうめん、きつねうどんなどで過ごさなければならない。
当日は徹底的に体内をカラッポにする。
就寝前に飲んだ下剤でうんこを出しきったうえで、病院で腸管洗浄液を飲みまくる。
この洗浄液、2時間かけて2リットルも飲まなければならない。かなりの量だ。わりとすぐ出ていくとはいえ、あまり美味いもんでもないし苦行である。
ひたすら胃袋に洗浄液を流し込み、体内に貯めて、すぐに出す。流し込み、貯めて、出す。
うおォン、俺はまるで人間水力発電所だ。
人間ってのは結局管なんだな。ちくわ同然。
2リットルの終わりが見える頃には、ほぼ無色透明な液体が排出されるに至った。
考えてみれば、いま俺の体内にはゲロもうんこも入っていないわけだ。
実に30年ぶり、この腐敗した世界に産み落とされて以来の出来事である。
つまり I am GOD'S CHILD であり悟りを開いたがすぐ閉じた。
尻に穴のあいた検査着をまとい、いよいよ内視鏡がインするときがきた。
ご存知の通り大腸は?形に折れ曲がっている。
すごい不快感とともに肛門から内視鏡が挿入されたが、この曲がり角のところでグイグイひっかかるのがツライ。当たってる!腸の奥に当たってるのおおおッ!攻撃的な腹痛!今でも思い出すと脇腹が痛くなる。だが反射的に腹を押さえたり、息を止めてはいけない。こうしているあいだも直腸は侵入を続ける内視鏡に犯され続けているのだ。なんたる恥辱!なんたる汚辱!
3回くらい(つまり曲がり角のたびに)医師から「麻酔で眠りますか?」と聞かれたが耐えた。
寝ている間に肛門を犯されるなど絶対に勘弁だったし、ちゃんと痛みを申告しないとどんな強引な挿入をされるかわかったもんじゃない。そんなこと絶対無いと思うけど、恐怖心の問題から痛みに向き合うことにしたのだ。
かくして内視鏡は、大腸のいちばん奥まで到達した。
あとは撮影しながら戻るだけ。これで安心……と思いきやまだ陵辱は続く。撮影のためには腸内を膨らませなければならず、医師は手元の装置で空気を入れたり抜いたりしながら内視鏡を抜いていく。空気が入ったときの腹痛がまた一味ちがう。俺は便秘になったことはないが、大腸がパンパンになるという恐ろしさを痛感した。凄まじいエア便意!しかし直腸は内視鏡で埋まっている!苦しい!誰だ!アナルプラグとか考えた奴は誰だ!SMってレベルじゃねえ!これ拷問じゃねーか!変態!変態!変態!
医師の手によって激しく内視鏡のコードが前後される。空気が入ればエア便意、抜かれれば不快な排泄感と戦わねばならない。も、もうちょっとゆっくりやるわけにはいかんのか……!俺はこの世の地獄を見た。
そんな肛虐が終わりを迎えたのは、検査開始から25分後だった。25分!そんなに長い間陵辱されていたのか。
最後、出口間近のところではもう括約筋のすべてを動員して内視鏡を全部排泄してやろうという本能との戦いだった。
いろいろブチまけたような感覚があったが、検査台はちょっとローションがついているくらいで綺麗なものだった。どうせ俺の体はカラッポなのだ。
次にこの検査を受けるハメになったときはおとなしく麻酔してもらおう。そう決意して俺は検査台を降りた。
撮影した写真は検査後にまとめて見せてもらえる。異常なし。
本当に大腸はモツだな。逆にモツが食べたくなるくらい健康的な大腸だった。
――と、こんなわけで、俺の初めての大腸内視鏡体験は健康な結果に終わったのでした。しーましェーン!
アナルファックとか浣腸プレイとか考案した奴らは全員地獄に落ちろ。
結果は大方の予想通り健康。
以下に検査の顛末を示す。
健康診断と同じように、前夜から食事制限が行われる。
それに加えて、前日は日中も消化に良い物しか食べてはいけないため、卵かけごはんや薬味なしのそうめん、きつねうどんなどで過ごさなければならない。
当日は徹底的に体内をカラッポにする。
就寝前に飲んだ下剤でうんこを出しきったうえで、病院で腸管洗浄液を飲みまくる。
この洗浄液、2時間かけて2リットルも飲まなければならない。かなりの量だ。わりとすぐ出ていくとはいえ、あまり美味いもんでもないし苦行である。
ひたすら胃袋に洗浄液を流し込み、体内に貯めて、すぐに出す。流し込み、貯めて、出す。
うおォン、俺はまるで人間水力発電所だ。
人間ってのは結局管なんだな。ちくわ同然。
2リットルの終わりが見える頃には、ほぼ無色透明な液体が排出されるに至った。
考えてみれば、いま俺の体内にはゲロもうんこも入っていないわけだ。
実に30年ぶり、この腐敗した世界に産み落とされて以来の出来事である。
つまり I am GOD'S CHILD であり悟りを開いたがすぐ閉じた。
尻に穴のあいた検査着をまとい、いよいよ内視鏡がインするときがきた。
ご存知の通り大腸は?形に折れ曲がっている。
すごい不快感とともに肛門から内視鏡が挿入されたが、この曲がり角のところでグイグイひっかかるのがツライ。当たってる!腸の奥に当たってるのおおおッ!攻撃的な腹痛!今でも思い出すと脇腹が痛くなる。だが反射的に腹を押さえたり、息を止めてはいけない。こうしているあいだも直腸は侵入を続ける内視鏡に犯され続けているのだ。なんたる恥辱!なんたる汚辱!
3回くらい(つまり曲がり角のたびに)医師から「麻酔で眠りますか?」と聞かれたが耐えた。
寝ている間に肛門を犯されるなど絶対に勘弁だったし、ちゃんと痛みを申告しないとどんな強引な挿入をされるかわかったもんじゃない。そんなこと絶対無いと思うけど、恐怖心の問題から痛みに向き合うことにしたのだ。
かくして内視鏡は、大腸のいちばん奥まで到達した。
あとは撮影しながら戻るだけ。これで安心……と思いきやまだ陵辱は続く。撮影のためには腸内を膨らませなければならず、医師は手元の装置で空気を入れたり抜いたりしながら内視鏡を抜いていく。空気が入ったときの腹痛がまた一味ちがう。俺は便秘になったことはないが、大腸がパンパンになるという恐ろしさを痛感した。凄まじいエア便意!しかし直腸は内視鏡で埋まっている!苦しい!誰だ!アナルプラグとか考えた奴は誰だ!SMってレベルじゃねえ!これ拷問じゃねーか!変態!変態!変態!
医師の手によって激しく内視鏡のコードが前後される。空気が入ればエア便意、抜かれれば不快な排泄感と戦わねばならない。も、もうちょっとゆっくりやるわけにはいかんのか……!俺はこの世の地獄を見た。
そんな肛虐が終わりを迎えたのは、検査開始から25分後だった。25分!そんなに長い間陵辱されていたのか。
最後、出口間近のところではもう括約筋のすべてを動員して内視鏡を全部排泄してやろうという本能との戦いだった。
いろいろブチまけたような感覚があったが、検査台はちょっとローションがついているくらいで綺麗なものだった。どうせ俺の体はカラッポなのだ。
次にこの検査を受けるハメになったときはおとなしく麻酔してもらおう。そう決意して俺は検査台を降りた。
撮影した写真は検査後にまとめて見せてもらえる。異常なし。
本当に大腸はモツだな。逆にモツが食べたくなるくらい健康的な大腸だった。
――と、こんなわけで、俺の初めての大腸内視鏡体験は健康な結果に終わったのでした。しーましェーン!
アナルファックとか浣腸プレイとか考案した奴らは全員地獄に落ちろ。
- ■2024-05-14
- 胃カメラを止めるな!
上部消化管内視鏡検査ッ!
いわゆる胃カメラと呼ばれる「それ」は、鼻の粘膜をものともせずにスルリと俺の体内に入ってきたッ!
なぜ、こうなったかというと……
深い理由はない! 単純に毎年の健康診断の中で、オプションの「バリウム→胃カメラの変更」がお値引きされていてディスカウントだったからだ。
初体験するなら今だ。胃カメラが安い! 今すぐ飲め!!
事前に問診票を記入していた俺は、想定外の選択肢に頭を抱えた。
まさかの経口・経鼻選択制!
挿れる穴を選ばせてくれるパターンあるんだ。どっちだろう……泣きたくなる場所は……2つマルをつけてちょっぴりオトナなのか?
だがまあ、鼻のほうが負担は少ないと聞いていたので、俺は順当に「経鼻」を選択した。上の口では嫌がっているが、さらにその上の口はどうかな……?
まずは鼻腔の奥に謎のスプレーを噴霧される。血管が収縮するだか鼻の穴が開きやすくなるだかという触れ込みであった。「右と左どちらでやりますか?」と言われまた頭を抱える。どっちだろう……泣きたくなる場所は……逆にどっちでやったらいいですかね??
これはおそらく、経験者に対する「以前スムーズに行ったのはどっち?」という趣旨の問いかけなのであろう。俺のような鼻ヴァージンの場合は50%に賭けるしかない。左だ……俺は左で行く! ちなみにこの場合の左はいつの時点の誰から見て左?
柔らかな椅子にゆったりとかけて待機し、そのあと鼻腔の奥に謎のシリンジで謎のゼリーを投入される。これが謎のテクノロジーによって鼻と喉を麻酔していくのだ。医学のちからってすげー! それはそれとして鼻水が喉に流れこんでいくような感覚が不快ではある。
ゆったりと待機しているうちに麻酔が効いてくる。歯医者でやる麻酔の感覚が喉の奥に発生している不思議な感覚だ。これでもしゃべるのには支障がない。
次にやってきたのは細いチューブであった。これが鼻の穴に挿入される。インフルエンザの検査を思い出し身構えたが、実際麻酔が効いているのでたいしたことなかった。次に太いチューブが挿入される。これも全く問題なかった。
そして、鼻に太いチューブを差し込んだまま、診察室へ入る。なるほどこのチューブの中にカメラを入れていくんだな、うまく考えられているな、と思っていたらチューブは普通に抜かれた。抜くのかよ。
ここまできたらもう後戻りはできぬ。
ベッドに横向きに寝て、口の下に唾液受けがセットされ、「決して唾液を飲まないように」との注意を受ける。
話に聞くところによると、とにかく胃カメラというやつは全てを受け入れて無になることが肝要らしい。抵抗してはならぬ。己を消し、森羅万象と一体となり、あらゆる暴威を柳のように受け流す心で望まなければならない。つまり明鏡止水だ。
そういうマインドセットが完成していたので、カメラが挿入を始めたときも、俺の心は澄み渡っていた。それは鼻の奥を曲がり喉に……いや早い早い!! 先生の挿入速度がすごい早いよ!! そんなスピードで入れてって大丈夫なのお!? アッなんか下腹部に当たっ……えっ……アッハイ……え? 空気を入れ……あっもう出てくるの!? 早い早い! 戻すのも早いよ!!
下の方(大腸内視鏡検査)と比べてこのスムーズさは何!? 上の方がまっすぐなぶん楽なの? それとも俺の鼻の穴がでかいの? あるいは先生がSuper Doctorなの?
こうして高速で胃袋の内壁を激写され、それを見ながら「健康ですね」とコメントを貰い、俺の初めての上部消化管内視鏡体験は健康な結果に終わったのでした。しーましェーン!
まあバリウム飲むのとどっちか楽かっていうと微妙な感じだし、追加料金はあるし、通常はバリウムでいいかな……と、異様に鼻が通る感覚を楽しみながら思ったのでありました。おわり。
いわゆる胃カメラと呼ばれる「それ」は、鼻の粘膜をものともせずにスルリと俺の体内に入ってきたッ!
なぜ、こうなったかというと……
深い理由はない! 単純に毎年の健康診断の中で、オプションの「バリウム→胃カメラの変更」がお値引きされていてディスカウントだったからだ。
初体験するなら今だ。胃カメラが安い! 今すぐ飲め!!
事前に問診票を記入していた俺は、想定外の選択肢に頭を抱えた。
まさかの経口・経鼻選択制!
挿れる穴を選ばせてくれるパターンあるんだ。どっちだろう……泣きたくなる場所は……2つマルをつけてちょっぴりオトナなのか?
だがまあ、鼻のほうが負担は少ないと聞いていたので、俺は順当に「経鼻」を選択した。上の口では嫌がっているが、さらにその上の口はどうかな……?
まずは鼻腔の奥に謎のスプレーを噴霧される。血管が収縮するだか鼻の穴が開きやすくなるだかという触れ込みであった。「右と左どちらでやりますか?」と言われまた頭を抱える。どっちだろう……泣きたくなる場所は……逆にどっちでやったらいいですかね??
これはおそらく、経験者に対する「以前スムーズに行ったのはどっち?」という趣旨の問いかけなのであろう。俺のような鼻ヴァージンの場合は50%に賭けるしかない。左だ……俺は左で行く! ちなみにこの場合の左はいつの時点の誰から見て左?
柔らかな椅子にゆったりとかけて待機し、そのあと鼻腔の奥に謎のシリンジで謎のゼリーを投入される。これが謎のテクノロジーによって鼻と喉を麻酔していくのだ。医学のちからってすげー! それはそれとして鼻水が喉に流れこんでいくような感覚が不快ではある。
ゆったりと待機しているうちに麻酔が効いてくる。歯医者でやる麻酔の感覚が喉の奥に発生している不思議な感覚だ。これでもしゃべるのには支障がない。
次にやってきたのは細いチューブであった。これが鼻の穴に挿入される。インフルエンザの検査を思い出し身構えたが、実際麻酔が効いているのでたいしたことなかった。次に太いチューブが挿入される。これも全く問題なかった。
そして、鼻に太いチューブを差し込んだまま、診察室へ入る。なるほどこのチューブの中にカメラを入れていくんだな、うまく考えられているな、と思っていたらチューブは普通に抜かれた。抜くのかよ。
ここまできたらもう後戻りはできぬ。
ベッドに横向きに寝て、口の下に唾液受けがセットされ、「決して唾液を飲まないように」との注意を受ける。
話に聞くところによると、とにかく胃カメラというやつは全てを受け入れて無になることが肝要らしい。抵抗してはならぬ。己を消し、森羅万象と一体となり、あらゆる暴威を柳のように受け流す心で望まなければならない。つまり明鏡止水だ。
そういうマインドセットが完成していたので、カメラが挿入を始めたときも、俺の心は澄み渡っていた。それは鼻の奥を曲がり喉に……いや早い早い!! 先生の挿入速度がすごい早いよ!! そんなスピードで入れてって大丈夫なのお!? アッなんか下腹部に当たっ……えっ……アッハイ……え? 空気を入れ……あっもう出てくるの!? 早い早い! 戻すのも早いよ!!
下の方(大腸内視鏡検査)と比べてこのスムーズさは何!? 上の方がまっすぐなぶん楽なの? それとも俺の鼻の穴がでかいの? あるいは先生がSuper Doctorなの?
こうして高速で胃袋の内壁を激写され、それを見ながら「健康ですね」とコメントを貰い、俺の初めての上部消化管内視鏡体験は健康な結果に終わったのでした。しーましェーン!
まあバリウム飲むのとどっちか楽かっていうと微妙な感じだし、追加料金はあるし、通常はバリウムでいいかな……と、異様に鼻が通る感覚を楽しみながら思ったのでありました。おわり。