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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY さすらい

■2008-08-21
俺たちの夏~清里高原~
 前回の日記とは時系列が前後するが、
 山梨の北部、清里高原まで行ってきた。
 今回は文章よりも写真でシンプルに語ろうと思う。

 なぜか不快な写真が出るので食事は済ませてからみてね!

 静岡県からスタートして、富士川をどんどん北上。

シラネ
(゚⊿゚)
 途中にあったそっけない道の駅。

ちんちんちんラーメン
 架空の五輪選手中国代表「珍 珍珍」について語っていたところ
 目の前に現れたひどい名前のラーメン屋。

くそふと
チョコ味
 清里について真っ先に食べた、
 高原のさわやかアイスクリーム。

清里みやげ
 こういう看板のお店に売っていた。
 すごくおいしい。

 うん、すごくおい…し…
 …汚ねぇ…


時計台
 実際の高原はこんな感じでさわやかでした。
 今度は真面目に攻略しにいく!
 
■2008-07-26
軽井沢五人男・内容
 軽井沢の回想。

 到着するまでの悲惨な行程で死んだように眠った五人の男たちだったが、お昼過ぎにさすがに腹が減ったらしく起床。
 俺なんぞ徹夜で歩き回ったときは、腹はへらねえ眠くならねえで
 「正直もう俺の体は生きるのを諦めたんじゃあないだろうかジョルノ」
 と思っていたがちゃんと眠くなったし腹も減った。よかった。
 「腹が減る」ってコトは「生きる」ってコトだな。

 ■ONSEN-ART
 男たちは疲れ果てた体を癒すために温泉へ行った。
 体力回復には温泉。MOTHERの鉄則を地でいく男たちである。
 メシも食って回復完了ッ!

 ■トリックアートの世界
 回復したはいいが、特に観光の目的地を決めていなかった男たちはいきなり路頭に迷う。
 仕方なくコンビニで観光案内を手に入れ直感で決めた。というか俺一人で決めた。
 目的地は旧軽井沢森ノ美術館だッ!
 ここはアホ写真のメッカ…全国各地からアホ写真を撮りに強者が集うッ!
 そんな気がしたから行ってみただけだったが完全に期待通りでマジ良かった。

 ■白糸の滝
 ここ長野にも白糸の滝があると聞いた。
しらいとのたき
白糸の滝
 なるほどこちらの白糸の滝はパノラマがスゴい。
 だが俺は静岡の白糸の滝に軍配をあげたいッ!
 たとえアウェーでも負けるわけにはいかんのだ!

 ■第2夜
 男の料理といえばバーベキューよ!
 別荘にバーベキューセットがあったのでしこたま焼いた。
 串焼きの串まで焼いた。

 ■ぉお館さまああー!!
 3日目、寝坊するムッシュを全員が寝坊させっぱなしにして、結局お昼ごろ出発。
 浅間山を横目で見ながら長野県を東に食い込む。
うえだじょう
上田城跡到着!
 ここ上田城は六文銭の勇将、真田幸村の城だ。
 神社があったので、50円を投入して「どうかCAPCOMとKOEIを許してください」と祈願した。
 あと、櫓の中に「鳩が入りますので~」という注意書きの張り紙があったが、達筆すぎて「鳩が入りますぞ」に見えた。
 真田昌幸の伝言、確かに受け取った。

 ■おね☆てい
 山をガンガン越えて木崎湖へ。明日へと続くこの道を。
 北アルプス線ののどかな駅と綺麗な湖を堪能。
 なんか昔アニメの聖地として盛り上がったそうだけど、不勉強ながら元ネタ知らず。

 ■第3夜
 ソバ食ったあと、別荘へ。
 高原でやるスマブラと麻雀は最高だぜぇーっ!
 あれ?いつもと変わらなくね?

 ■最終日
 森ノ美術館へ行ったときに旧軽井沢の観光地っぷりが気に入ったので、そこでお土産祭りを開催。
 腸詰屋の腸の詰めっぷりといったら腸サイコー。
 帰りは渋滞が心配されたが思ったほどではなく、運転担当の俺は鼻歌交じりどころか熱唱状態だったという。

 軽井沢の旅で得たものは大きい。
 とくに、この旅行中に見事ミルドラースを倒したセナのDQ5への没頭っぷりは特筆。
 
■2008-07-21
軽井沢五人男
 軽いっ…!
   ざわ…
    ざわ…

 軽井沢に避暑に行ってきました。
 男五人で。
 もうこの段階で珍道中の予感しかしない。

 最初は「蒲田☆午後九時 Don't be late」ということだったけど、らっさんが単独でレンタカーを品川駅まで回してくれることになったので、品川☆午後十時に変更。
 集合時間を夜に設定したのは、夜中に移動して渋滞を避けようという方針だ。

 品川駅のスタバには既にDS版DQ5を進めているムッシュの姿があり、
 程なくして「お前ら見える位置に座ってろよ」と文句を言いながら、短髪になったらっさんが到着し、
 じょうろ来ねぇなと話しているとタイミング良くじょうろが現れ、
 案の定セナは一番最後だった。

 よいかセナ。
 我々はインペリアルクロスという陣形で移動する。
 運転力の高いらっさんが運転席、
 後部座席をムッシュとじょうろが固める。
 お前はさらに後部座席に座る。
 お前のポジションがいちばん出入りが面倒だ。
 安心して乗り込め。
 俺?俺はBGM担当なので助手席だよ!

 こうして満月の夜、五人の男は軽井沢へと旅だった。
 しかし、この軽井沢旅行があのような惨劇を生もうとは…
 ほぼ全員が、うすうす感づいていた。

 日付の変わってしばらくしたころ、軽井沢に首尾良く侵入。
 渋滞がないと意外なほど早い。
 とりあえず軽井沢駅に車を停め、宿泊地となるムッシュの会社の別荘の位置を確認する。
 肝心のムッシュはじょうろとモンハンに興じていたため、地図を奪い取って周辺施設をカーナビにぶちこんだ。

 奪い取った地図は広域と周辺図の二枚だったが、どちらもアバウトなもので、現在地の把握には大変苦労をした。
 カーナビを頼りにだいたいの位置に向かったが、どうしても周辺図と地形が合わない。
 それもそのはず、広域地図についていた印は「このへんにオススメの温泉があるよ☆」というムッシュの上司の思いやりあふれる情報であり、肝心の別荘の位置は記されていなかったのである。
 てめー早く言えッ!モンハンやってんじゃあねえ!

 広域地図が役に立たないことがわかったので、今度は周辺図を見て、近くの神社の名前をカーナビに入力して逆方向へ発進。
 神社の前に辿り着いたがやはり周辺図と地形が合わない。
 それもそのはず、この神社は同名の神社が存在し、本命のほうはカーナビに載っていなかったのである。
 コノヤロウ!!別の目的地だ!!

 ほぼ軽井沢を一周する形になったが、どうにかこうにか別荘地に到着。
 この段階で午前3時半を回っていた。
 …が、早く長野入りしたこともあって、まあここまでは想定していた範囲の時間だ。

 さて肝心の別荘はどこか、そいつが大問題になった。
 なにしろ手がかりは公式webサイトで見た外観と表札のみ。
 深夜、街灯もロクにない山道である。
 ヘッドライトを頼りに表札を探すが、まったく手がかりなし。
 結局夜が明けた。
体育すわり
明け方、山中、途方にくれる
 完全に日が昇ったあと、記憶を頼りにケータイからwebサイトにアクセスし、手配書を作成。
 広い別荘地を一気に車で捜査すると、ようやく写真の建物が見つかった。
 頼りにしていた表札は、出てなかった。
手配書
手配書の建物だァー!
 力尽きた我々は、布団を出すことすら面倒で、そのへんでテキトーに仮眠したのだった。

 [本編に続く]
 
■2008-03-16
沖縄日記本島編
 石垣島とか行ったあと沖縄本島に戻ってきたよ。

 ホテルに着いたら日が暮れてしまったが、そんなことは意にも介さない。
 僕は首里城へ行く計画を立てていた。

 夕食を食べ終えたら、お土産を探しに国際通りへ繰り出す。
 そのまま東へ通り抜け、首里行きのモノレールに乗り込んだ。
 自由時間なのをいいことに、大胆な単独行動をとる。

 もうこんな時間なので、当然首里城は閉まっているだろう。
 だがライトアップはされているらしいので、初めての沖縄に悔いを残さないため、一目だけでも見ておきたかったのだ。

 首里駅の一つ手前で降りる。
 地図をみたらそのほうが近かったからだ。
 近いには近いが、真っ暗な住宅街を抜けるデンジャラスなコースであることを、そのときの僕は知らない。

 半泣きになりながら坂を小走りで駆け上がると、なんか見えたッ!

首里城
池の向こうに見える首里城

 …どうやったらあそこに辿り着くんだ…?

 人もまばらな夜の首里城周辺を小走りで探索する。
 なにしろ大雑把な地図しか持たずにフィーリングだけでここまで来たので、どこが首里城の入り口なのかわからんのだ。気がついたら裏側に回りこんでいて、せっかく登ってきたのにあやうく下山するところだった。
 逆だ逆。

 いい加減歩きつかれたころ、ようやくそれらしき入り口を発見。
 首里の表門、歓会門だーッ!!

 うおおゾクゾクする!
 ここをくぐれば首里城が…というところだが、当然、時間が遅いので閉まっている。
 前田慶次なら毛虎親方もうこうぇーかたの右手首をブッ飛ばしてでも乗り込んでいくところだが、残念ながら僕にはそこまでかぶく自信はない。
 満足したのでホテルに帰る。

 翌日、本島を北上。
 どう考えても日本とは思えない山並みを眺めつつの、バスの旅だ。

今帰仁城跡
好天気!

 今帰仁なきじん城跡から海を見下ろす。
 珊瑚礁の海岸はやっぱり色が違う。
 これほど天気がいいなら、最後の目的地の散策も存分に楽しめようぞ。

 そんなわけで海洋博公園・沖縄美ら海水族館に移動!

縮小するの勿体ねぇ
人が切れた瞬間を狙いました

 美ら海水族館は、えらいでっかい水槽にえらいでっかいジンベエザメがいることで有名だ。こんなに外の天気がいいので、館内に入ってしまうのが惜しいくらいだが、なにそんなにでっかいのならちょっと見てやろう。

 …水槽でけえー!
 でかいのもすごいが、なにより、テキトーなデジカメでもこんな写真がガンガン撮れるこの環境がすげえよー!

 沖縄…これほどの常夏だとは正直予想以上だったぜ!


 さて…ここまで3日間の沖縄旅行を写真で振り返ってきたわけだが…
 実は、首里城だけでなくもう一か所、単独行動で写真を取りにいったポイントがある。
 3日目、朝5時。
 まだ薄暗い中、僕はこっそりホテルを抜け出した。

 健全な中学生男子だった諸兄ならお分かりであろう。
 そうでなかった皆さんは速やかにブラウザバックしたまえ。








まんこ こうえん
 大佐!任務完了だ!これより帰還する!!
 
■2008-03-15
沖縄日記離島編
 石垣島とかに行ってきました。

沖縄離島マップ
だいたいこのへん

 石垣島へは那覇空港から旅客機「JA白菜号」で約1時間。
 離島ゆえに文化も微妙に違う。
 空港には「めんそーれ」ではなく「おーりとーり」と書いてあった。

 白菜だけに「強さゆえの日々シーサー」というわけではないが、
 どこの家にもシーサーがいる。

ジュリアス・シーサー
アオリは関係ありません

 石垣島の人々は、タクシーの感覚が違うらしい。
 ワンメーターでもガンガン乗る。
 公共交通機関が不足しているというのも一つだろうが、実際初乗り390円だったりするソレは、島民の足として実用的な選択肢なのだろう。

 とりあえず石垣島まで辿り着くだけで日が暮れてしまうので、ここで宿泊。
 ホテルのケーブルテレビで明日の天気を見ていたら、全国の天気図が微妙に南にシフトしていて奇妙な感じだった。
 次に地方の天気に移ったが、台湾がでっかく隣にいるのでさらに奇妙だった。
 さらに不快指数とかがもう出てきていて吹いた。
 最後に「泡盛のどごし指数」が出たときには困惑した。

 翌日、高速船にてお隣(厳密に言うと全然お隣でないが)の西表島へ。
 ウチナーグチでは西のことを「イリ」と言うそうだ。
 あいにくの雨だがそれが逆に熱帯雨林っぽさをかもし出している。
 ちょっと川を上ると、そこはすでにマングローブの密林だった。

ジャングルの巨木
キモい巨木の根

 小雨になったので写真をバシバシ撮っていたら、蚊にさされた。
 密林気分のせいでマラリアが怖くて眠れない。

 西表島のわきに、小さな珊瑚礁の島がある。
 浅瀬なので水牛車に乗って渡ることができるナイスな島だが、そこは全土が植物園になっていた。

ちょうちょうえん
園内の立体看板

 やだなにこれー超カワイイー(棒読みで)
 キモカワを超えてグロカワという新ジャンルに踏み込んだ意欲作だ。

 さまざまな南国体験をして、飛行機は一路、那覇へ戻る
 
■2008-01-15
かまくら記
 鎌倉駅前に、「はんなりいなり」を売る店があった。

 鎌倉なのにはんなり。明らかに京である。
 おそらく、鎌倉が上皇に攻められ、尼将軍に「頼朝公の御恩を忘れ京都につくか、鎌倉にとどまって奉公するか、今はっきりと申してみよ」と言われたら、きっと京都側になるのだろう。
 信用ならないと思った。

 あと、最近静岡県内でも見かけた「鎌倉パスタ」を探してみたが、どうやら現在、鎌倉駅周辺には鎌倉パスタはないようだ。
 東京ディスニーリゾートも東京には存在しないので仕方ない。
 ディズニーのような大物が、堂々とこの類の偽装を行っていることが諸悪の根源である。
 
■2007-08-14
サマーシーズン到来!
 実に何十年ぶりかで、海に行ってきた。

 ごく浅い遊泳場兼潮干狩り場で、足元は海藻まみれだったけれど、海を目の前にしてテンションの上がった我々はまったく意に介さなかった。
 遊びがメインで本気で泳ぐことはないだろうと思っていたが、強風に流されたビーチボールを追って全力水泳するシーンもあり、総量としてはかなりの運動であった。

 そして翌日。
 紫外線を吸収して真っ赤になった皮膚と、一日遅れの筋肉痛で、僕は完全に動けなくなっていた。

 ラララ痛いのう苦しいのう。
 紫外線を受けたら地獄じゃのう。ギギギ…
 ヒヒヒ今から紫外線の毒を取り去る実験を始める!
 ゲン!ここに砂と葉っぱを入れろ!
 
■2007-03-22
旅行記付記
 バスガイドさんが「右手をご覧下さい」って言った瞬間、
 右のほうに「石手モータース」の看板が見えたので、
 ちょっとドキッとしたのは俺だけではなかったハズだ。
 
■2007-03-18
松山旅情
 修学旅行研修旅行で松山に行ってきました。

 松山といえば道後温泉なのです。
 国の重要文化財に指定された銭湯・道後温泉本館の迫力はそれだけの存在感を放っているのです。
 かの『千と千尋の神隠し』の油屋のモデルのひとつであることでも有名であります。

 自分は、今回の旅行では幹事の任を与えられていたので雑用がいろいろあったのですが、時間をみて宿を脱出。
 道後温泉本館の営業が終わるまえに、是非そのスゴイ銭湯に入ってみたいッ!と勇んで向かったのですが、サイフを宿に忘れました。
 すごいくやしかったので、写真を嫌になるくらい撮りまくりました。
 なんという艶やかな建物か。
道後温泉本館
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 持参したmini三脚の力で、フラッシュなしでもここまで頑張れるんだぜ。
 チクショウ、三脚はいいから金もってこいっつーの。

 ふてくされて宿に戻る途中、道後温泉駅のほうからなにやら音が聞こえ始めたので、急いではせ参じると、「坊っちゃんカラクリ時計」が開いているところでした。
 普段は2層しかないこの時計塔だが、毎時0分になるとカラクリが起動して4層に伸びるのであります。
カラクリ時計
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 上段の文字盤があった部分にゴイーンと出てくるのがマドンナ。
 観光協会の人とかがコスプレしてる姿をよく見かけました。

 でもよォーッ…
 「坊っちゃん」…いや、某芸人に従って敬意を表しあえて「坊っさん」と呼ぶが…
 坊っさんとマドンナって、別に重要な関係でもなんでもないよなァーッ…
 むしろ敵か味方かで言ったら敵だよなァーッ…
 なんでこんなヒロイン然とした扱いなのか?不思議だッ!
 マドンナに恋する江戸っ子が見たいなら寅さんを観ろッ!

 そんなわだかまりを胸に残しつつ、改めて宿に戻り、翌朝5:50に起きて一番風呂を狙いにいきましたとさ。
 開館の太鼓を聞くのもオツなもんだぜ。
 結果的に道後温泉を満喫しきった、そんな旅でした。
 
■2006-08-31
続・おフランス帰り
 天気がいいので、ちょっとフランスに行って来ました。
 3日目はかなり濃い内容なので写真も多めだよ。
 テンションの上下もすごいよ。

 生きもの地球奇行・フランス

 後編を公開。
 関係者の皆様にこの場を借りてメルシーします。
 
■2006-08-30
おフランス帰り
 天気がいいので、ちょっとフランスに行って来ました。
 トップページに写真を多めに使うのは避けたいので、紀行文は別ページに作ったよ。

 生きもの地球奇行・フランス

 とりあえず前編だけ公開。
 
■2006-08-24
GOTOフランス
 八月二十六日はなんでもない日!
 ごめん嘘。俺の生誕25周年記念式典。

 「四半世紀」っていう言い方がなんか「半万世紀の歴史」みたいな高下駄っていうかハッタリな感じがしてすごい嫌だけど、とにかく、25歳の誕生日は「年齢の四捨五入」という概念が永遠に失われる日だ。

 まずい。心の準備が出来てない。
 逃げなければ。
 光の速さで明日へダッシュしたらすぐに三十路が見えてくる!
 そうだ!昨日へダッシュするんだ!
 時の流れに逆らって、少しの間だけでも24歳のままいられるかもしれない。
 そんなビューティフルドリーマーなことすら考える年齢だ。


 だから、25日からちょっと単身パリ(時差-8H)へ行ってきます。


 この日のために残業を繰り返して夏休みを勝ち取ったのよ!
 ていうか国外に出るのは初めてなのよ!
 しかも一人で出るのよ!
 国外はおろかほとんど静岡から出ないこの郷土ヒキコモリが!

 …でもたぶんなんとかなる!
 大丈夫、現地では、一足先にフランスに乗り込んだあんどう君が待っていてくれるはず。
 フランスには俺に足りないものがきっとある!(誕生日までの猶予とか)

 えっ、パリって今サマータイム(時差-7H)なの!?
 …一時間損した!!
 
■2006-07-17
富士急入らんど
 この連休を利用して、富士山を軸に、富士市から180度反対側にある、富士急ハイランドに行ってきたよ。
 おっ、静岡県から抜け出すドライブは初めてだなぁ。

 新コースターの封切直前だったからそれなりに空いてた。
 当然フジヤマとかに乗って超落下を満喫する定番の楽しみ方をした。

 でも個人的に要チェックだったのが「戦慄迷宮」
 ヤバイ。戦慄迷宮ヤバイ。マジでヤバイよ、マジヤバイ。
 戦慄迷宮ヤバイ。
 まず広い。もう広いなんてもんじゃない。超広い。
 広いとかっても、「棺桶墓場20個分くらい?」とか、もう、そういうレベルじゃない。
 なにしろ総歩行距離700m。スゲェ!なんかリタイア出口とか3つくらいあんの。55部屋とかお化け屋敷を超越してる。長いし超暗い。
 しかも廃墟病院らしい。ヤバイよ、廃墟病院だよ。
 だって普通は病院とか廃墟にならないじゃん。だって医療廃棄物とか投棄されてたら泣くっしょ。だから病院とか廃墟しない。話のわかるヤツだ。
 けど戦慄迷宮はヤバい。そんなの気にしない。廃墟しまくり。どう見ても廃墟探険サイトを研究したとしか思えないくらい廃墟。ヤバすぎ。
 それに超ゾンビがいる。超潜んでる。それに超飛び出してくる。「ヴアアー」とか平気で出てくる。ヴアアーて。バイオでも言わねぇよ、最近。
 とにかく貴様ら、戦慄迷宮のヤバさをもっと知るべきだと思います。
 そんなヤバイ戦慄迷宮をペンライト一本で乗り切った俺たちとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

 是非、バイオハザードを熟知した4人チームとかで攻略したいアトラクションです。もちろんあの動きをマスターして。

 話は全然かわるんだけど…
 フードスタジアムっていうフードコートがあるんだけどよォーッ…
 そこのメニューが「メンラートキオ(醤油ラーメン)」とか「チッキンライライJr(チキンライス)」とかかなり不快なネーミングなんだよォォ!
 まあでもそういうコンセプトなら仕方ねぇなぁぁーと思ってよ…勇気を出して「森野メグミ(山菜うどん)ください」って注文したんだよ。

 そしたら数分後普通に「山菜うどんでお待ちのお客様ー」って呼ぶんだよォォ!!
 スタッフくらいノリ切れよッ!クソッ!クソッ!

 そんなこんなでテンションの違いを感じたりもしましたが、久しぶりの遊園地、満喫して参りました。
 
■2006-04-26
Advent Desert―乾いたダンス
 仕事で中田島砂丘(浜松)の写真が必要になった。期限は5月半ば。

 中田島砂丘といえば風紋。地面を伝わる砂のオーバードライブ。
 これをバッチリ撮るために、事前に仕入れた情報を整理する。
  • よく晴れた、風の強い日でなければならない
  • 太陽の傾いている夕方か朝だとくっきり撮れる
  • 天気予報によると25日快晴。26日以降曇りマークが混じる
  • GWになると、浜松まつりのため粋でイナセな若衆が押し寄せる
  • 以前、浜松在住の友人Einsが「浜松に来るようなことがあったら連絡求む」と言っていた
 よし、整理完了ッ!
 つまり「ただちに25日に休暇を取る手続きと根回しを行い、Einsに連絡。帰宅後準備をして電車に飛び乗り浜松に向かい、Eins宅に泊めてもらったうえで朝イチで砂丘撮影を行い、昼は時間をつぶして夕方再び砂丘へ」ということだな!

 まず仕事を調整。明日一日席をあけてもたぶん大丈夫。
 続いて休暇の申請。

「明日、お休みさせてほしいんですが」
「どうした」
「天気がよさそうなので、朝夕の中田島砂丘の写真を撮りに浜松へいこうかと」
「じゃあ終日出張取材だね」
「あの、朝夕だけで、昼間は駅周辺をぶらぶらしてようと思ってますので、申し訳ないので代休で…」
「仕事に使うんだから取材で行ってきなさい」

 や…休みが貰えなかったッ!!
 のしかかる「いい写真撮ってきなさい」というプレッシャー!
 こうして25日は出勤日あつかいとなった。
 さすがに出張費を請求する勇気はない。

 こうして社内での根回し完了。
 ちなみにこの時点ですでに24日17時。
 さあEinsにメールだ。

「今夜泊めて。明日7時前に起こして。」

 俺が確実に「突然押しかけてくる奴ランキング」の首位の座にさん然と輝いた瞬間だった。


 翌朝、6時起きで砂丘へ向かった。
 登校前のEinsも付き合ってくれた。
 
くろゴマとしろゴマの恋
中田島砂丘
 ヤバイ。砂丘ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
 砂丘ヤバイ。
 まず広い。もう広いなんてもんじゃない。超広い。
 だが日本じゃあ3番目だ。

「なにぃっ!では一番はなんだと…」

 そりゃ鳥取砂丘ですけどね。
 しかしそれでもこの広さ。視界に何もなさすぎて眩暈がしてきたわ。
 ここはこの世の果てではないだろうか。
 絶望的な光景。
 まさに「絶望」を具現化したかのような光景。

「こんなところでサンドイッチ食ったら砂まみれだよね。サンドだけに。」
「砂を噛むような思いをするだろうね。砂だけに。」

 うまいことを言っても絶望感はなくならない。
 一時間半くらい砂丘をさまよったすえ、9時過ぎに撤収。
 会社の仕事が始まるころ撤収するというタイミングにやや罪悪感を覚えるが、砂丘を歩いたことによる予想以上の疲労で相殺された。

 夕方17時、こんどは浜松にいる妹さんの用事でやってきた安藤くんを連れて、ふたたび砂丘へ。

 風がふきすさび、日が暮れゆく砂丘は、さらに絶望的な光景だった。
 そのうち砂丘の向こうから、やたらトゲトゲした服を着てバイクにのったモヒカンの男が「ヒャッホー」とか言いながらやってきて、水も食料も奪われてしまうのではないかと心配するくらい、世紀末だ。

 中田島砂丘、それは最後のフロンティア。

 朝ごはんまでご馳走になったEins、予定のついでに中田島行きを強行してくれた安藤くん、ディ・モールト グラッツェ!
 おかげで取材クオリティの写真がたくさん撮れました。
 
■2006-02-27
日光その他旅行伝説
 二泊三日の修学旅行研修旅行に行ってきました。
 関東方面への旅です。

 まず降り立ったのは栃木県・那須高原。
 「日光の権現、宇都宮、那須の湯泉大明神、この矢はずさせたもうな」といって扇を射落とした那須与一ゆかりの地。
 えっと、そう、よいちの弓の与一。

 なんでもここは、九尾の狐の伝説にも深いかかわりがあるらしい。
 そんな那須・塩原には、「木の葉化石園」という博物館があるってばよ。
 いろんな化石が展示してある地味目な観光スポットだってばよ。
 語尾が変わったのには深い意味はないんだってばよ。

 そんなナイススポット、木の葉化石園で見かけたモノ。
死んでいる化石
シーラカンス
 えー、生きている化石の化石です。
 要するに、えーと、どういうこと?

 さて気を取り直して、我々一行は龍王峡経由で鬼怒川温泉へ。
 宿では、毎年恒例の麻雀大会が行われるらしい。

 今年エントリーしたのは、組織のトップ3と4と5、そして俺。
 待って待ってちょっと待って。
 どう見てもカモです、本当にありがとうございました。

 そんなプレッシャーのなか始まった麻雀ですが、「誰にもふらず、一度もあがらず」という、接待プレーからはかけ離れた戦いが続きました。
 オーラスでようやくリーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1というなんの飾り気もない役を完成させることができ、なぜか2位で終了しました。
 接待麻雀のかけらも感じられねぇ!

 鬼怒川温泉湯けむりフリテン事件の夜が開け、二日目。
 素晴らしい好天に恵まれ、日光方面へ向かいます。
 いろは坂をくねくねと越えて、辿り着きました、華厳

 ヤバイ。華厳ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
 華厳ヤバイ。
 まずデカい。もうデカいなんてもんじゃない。超デカい。
 完全に言葉を失った。そりゃあ人生だって不可解になるよ。

 霧氷のキレイな中善寺湖周辺の散策を終えると、バスはふたたびいろは坂をくねくねと降り、日光東照宮へ向かいます。
 日光東照宮では専門のガイドさんがつき、解説をしてくれます。
 案内されて、入り口の五重塔まで来ました。

 「ソレェデハ、ゴジューノトーノ、セツメェヲ、サセーテイタダキマス」

 えっ、何、いきなりキルビル?
 すごいアクセント!
 チャイニーズだこのガイドさん!

 「ジュバンニ、ミザールー、イワザールー、キカザールーデス」

 やべえ、俺たちチャイナの人に日本文化を解説されてるぞ!
 ど、どういう事だ!
 訪ねてみたら、シーズンオフだから人手がなかったらしい。
 数奇な運命だ。
ザ・国宝
眠り猫
 「ネムーリー、ネコサマーノ、チョコクデス」

 ゴメンいま後ろの方から「あれ中国語?」って聞こえた。
 一応日本語だから!
 ていうか俺たち全員、中国人観光客だと思われてるなコレ!
 一応日本人だから!
 シズカ・アラカワだから!イナ・バウアーだから!ねっ!

 そんなわけで日光東照宮、ぜんぜん覚えてません。

 バスは日光を抜けて彩の国へ。
 さいたまスーパーアリーナ内のジョンレノンミュージアムを観光し、最後の部屋の迫力に圧倒されつつ、新都心の夜はふけていった。

 三日目はうってかわって大雨。
 東京都三鷹市へ向かいます。
 目的地は意外にもこちら。

バルス!
なんか立ってるー!!
 「三鷹の森ジブリ美術館」ッ!
 凄まじい破壊力を持つロボットの兵隊だよ!
 こいつが空から見下ろしていなければ、誰もジブリ美術館を信じはしなかったろう。
 この体が金属なのか粘土なのか、それすら我々の科学力ではわからないのだ。

 アニメ映画が作られる過程がわかる展示物がいっぱいあるけど、僕の足は最初の部屋でストップしっぱなしだった。
 だってだって、壁いっぱいに張られた設定資料ラフ画!
 DIE・興・奮!
 パズーのかばんって何でも出てくるかと思いきや、入ってるものは意外と整合性が取れてるのね!

 そして机の上に置かれた謎のファイル!
 これジブリ映画の絵コンテだ!
 あはぁいかん、涙出てきた。

 全おみやげの80%(ラピュタ絵コンテ含む)をここで購入し、帰路についたとさ。
 やれやれ、また行きたいところばかりだったぜ。
 
■2005-02-28
関東見聞録
 ファミコンの「東方見聞録」の主人公って「とうほうけん ぶんろく」なんだよね。そういうセンスは大好きだな。

 さて、ここ数日間、関東のほうに行って参りました。
 お世話になった方々には厚く御礼申し上げます。

 東京ネズミー海で、地中海風の街並みを一望できる砦に陣取っていると、すぐ上のほうに、センターオブジアースに乗った人が急降下していくのが見えます。
 10秒に1回くらいのペースで、人が落ちていくのを見ていると、「愚かな人間どもが堕ちていきおるわ…フフ…」という気分になることうけあいです。
 つい数時間前には自分も急降下していたことには目をつぶっています。
 実は並びなおして2回も急降下していたことには目をつぶっています。

 あと、葛西臨海公園の水族園でホンソメワケベラを見たときに、「ホンソメワケベラ」という単語に対して尋常でない懐かしさを感じたんですが、誰か「ホンソメワケベラ」という響きがなぜこんなにも懐かしいのか僕に教えてくれる人はいませんか。