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◆不定期日記ログ◆

■2006-02-27
日光その他旅行伝説
 二泊三日の修学旅行研修旅行に行ってきました。
 関東方面への旅です。

 まず降り立ったのは栃木県・那須高原。
 「日光の権現、宇都宮、那須の湯泉大明神、この矢はずさせたもうな」といって扇を射落とした那須与一ゆかりの地。
 えっと、そう、よいちの弓の与一。

 なんでもここは、九尾の狐の伝説にも深いかかわりがあるらしい。
 そんな那須・塩原には、「木の葉化石園」という博物館があるってばよ。
 いろんな化石が展示してある地味目な観光スポットだってばよ。
 語尾が変わったのには深い意味はないんだってばよ。

 そんなナイススポット、木の葉化石園で見かけたモノ。
死んでいる化石
シーラカンス
 えー、生きている化石の化石です。
 要するに、えーと、どういうこと?

 さて気を取り直して、我々一行は龍王峡経由で鬼怒川温泉へ。
 宿では、毎年恒例の麻雀大会が行われるらしい。

 今年エントリーしたのは、組織のトップ3と4と5、そして俺。
 待って待ってちょっと待って。
 どう見てもカモです、本当にありがとうございました。

 そんなプレッシャーのなか始まった麻雀ですが、「誰にもふらず、一度もあがらず」という、接待プレーからはかけ離れた戦いが続きました。
 オーラスでようやくリーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1というなんの飾り気もない役を完成させることができ、なぜか2位で終了しました。
 接待麻雀のかけらも感じられねぇ!

 鬼怒川温泉湯けむりフリテン事件の夜が開け、二日目。
 素晴らしい好天に恵まれ、日光方面へ向かいます。
 いろは坂をくねくねと越えて、辿り着きました、華厳

 ヤバイ。華厳ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
 華厳ヤバイ。
 まずデカい。もうデカいなんてもんじゃない。超デカい。
 完全に言葉を失った。そりゃあ人生だって不可解になるよ。

 霧氷のキレイな中善寺湖周辺の散策を終えると、バスはふたたびいろは坂をくねくねと降り、日光東照宮へ向かいます。
 日光東照宮では専門のガイドさんがつき、解説をしてくれます。
 案内されて、入り口の五重塔まで来ました。

 「ソレェデハ、ゴジューノトーノ、セツメェヲ、サセーテイタダキマス」

 えっ、何、いきなりキルビル?
 すごいアクセント!
 チャイニーズだこのガイドさん!

 「ジュバンニ、ミザールー、イワザールー、キカザールーデス」

 やべえ、俺たちチャイナの人に日本文化を解説されてるぞ!
 ど、どういう事だ!
 訪ねてみたら、シーズンオフだから人手がなかったらしい。
 数奇な運命だ。
ザ・国宝
眠り猫
 「ネムーリー、ネコサマーノ、チョコクデス」

 ゴメンいま後ろの方から「あれ中国語?」って聞こえた。
 一応日本語だから!
 ていうか俺たち全員、中国人観光客だと思われてるなコレ!
 一応日本人だから!
 シズカ・アラカワだから!イナ・バウアーだから!ねっ!

 そんなわけで日光東照宮、ぜんぜん覚えてません。

 バスは日光を抜けて彩の国へ。
 さいたまスーパーアリーナ内のジョンレノンミュージアムを観光し、最後の部屋の迫力に圧倒されつつ、新都心の夜はふけていった。

 三日目はうってかわって大雨。
 東京都三鷹市へ向かいます。
 目的地は意外にもこちら。

バルス!
なんか立ってるー!!
 「三鷹の森ジブリ美術館」ッ!
 凄まじい破壊力を持つロボットの兵隊だよ!
 こいつが空から見下ろしていなければ、誰もジブリ美術館を信じはしなかったろう。
 この体が金属なのか粘土なのか、それすら我々の科学力ではわからないのだ。

 アニメ映画が作られる過程がわかる展示物がいっぱいあるけど、僕の足は最初の部屋でストップしっぱなしだった。
 だってだって、壁いっぱいに張られた設定資料ラフ画!
 DIE・興・奮!
 パズーのかばんって何でも出てくるかと思いきや、入ってるものは意外と整合性が取れてるのね!

 そして机の上に置かれた謎のファイル!
 これジブリ映画の絵コンテだ!
 あはぁいかん、涙出てきた。

 全おみやげの80%(ラピュタ絵コンテ含む)をここで購入し、帰路についたとさ。
 やれやれ、また行きたいところばかりだったぜ。