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◆不定期日記ログ◆

RELATION #e965

■2007-05-02
春の憂い
 語感が良くなくては言葉を略す意味がないし、略語そのものに意味を求める必要はないことは重々承知だ。

 だが我々日本人はこれまで、スーパーマーケットのことを「スーパー」と略す派閥や、ホモセクシャルのことを「ホモ」と略す派閥に実権を譲り渡すという大失態をくり返してきた。
 結果、スーパーマンやホモサピエンスの人々には多大な迷惑をかけているに違いない。

 今我々にできることは、せめてwikipediaのことを「ウィキ」と略す派閥が実権を握らないように、と祈ることだけだ。
 
■2007-05-24
楽都どウィーン
 前の日記で、「ウィンナーソーセージをウィンナーと略してしまったことによって、日本人はウィンナーコーヒーを受け入れがたい土壌を作ってしまった」というところまで書き進めようとして、ふと気がついた話。
 問題はハンバーグである。

 ハンバーグとはハンブルク(Hamburg)のことらしい。
 日本には、英語的に読んだものがカタカナ語として入ってきたのだろう。

 これはよくない。
 富士宮焼きそばを「フジノミヤ」と呼ぶくらいよくない。

 …そんな略し方もご当地料理的でよいという考え方もあろう。
 だがウィーンのソーセージはウィンナーだ。
 ナポリのスパゲティはナポリタンだ。
  
 したがってハンブルクのステーキはハンバーガーであるべき
 あ、ダメだ。


 挫折したところで冒頭の話題に戻るが、この話は結局「二種類も名物スタイルを抱え込んだウィーンが欲張りなだけであって、我々日本人にはなんの落ち度もない」という主張にまとまっていく予定であった。
 あと、フランクフルトはフランクフルトのままなのに、ウィーンのソーセージがウィンナーになるのも気に入らない。
 ウィーンに会ったら言ってやりたいことがいっぱいある。