◆不定期日記ログ◆
RELATION #c8ef
- ■2005-06-28
- 僕達のジェネレーション
「それじゃ、まるで那須与一じゃあないか。」
「ナスノヨイチ?それって何ですか?」
「知らないの?ほら、平家物語の『扇の的』。中学で習わなかった?」
「覚えてないです。」
「えーとほら、平氏が船の上に扇をおいて、それを源氏方の那須与一が弓矢で落とした話。那須与一は弓の名手で…」
「あ、よいちのゆみの?」
「あーそう、よいちのゆみの。」
「ナスノヨイチ?それって何ですか?」
「知らないの?ほら、平家物語の『扇の的』。中学で習わなかった?」
「覚えてないです。」
「えーとほら、平氏が船の上に扇をおいて、それを源氏方の那須与一が弓矢で落とした話。那須与一は弓の名手で…」
「あ、よいちのゆみの?」
「あーそう、よいちのゆみの。」
- ■2005-06-29
- ケース2
それは、まるでゆっくりと揺れる船の上に掲げられた扇の的のようだった。
「それじゃ、まるで那須与一だ」
「ナスノヨイチ?」と彼女はおおげさに首をかしげてみせた。「それって、なんなのかしら?」
僕は彼女の質問に答えるために、頭の中の教科書をめくった。
「那須与一は平家物語に出てくる源氏方の武者なんだ。彼は義経に命じられて平家方が用意した扇の的を射抜く。そして最後には、的を用意した平家方の人間も射ってしまう」
「ふうん」と彼女が言った。「それって、よいちのゆみの与一?」
「そう、よいちのゆみの与一」
オーケー、正直に認めよう。おそらく僕は村上春樹風テキストに失敗しているのだ。
「それじゃ、まるで那須与一だ」
「ナスノヨイチ?」と彼女はおおげさに首をかしげてみせた。「それって、なんなのかしら?」
僕は彼女の質問に答えるために、頭の中の教科書をめくった。
「那須与一は平家物語に出てくる源氏方の武者なんだ。彼は義経に命じられて平家方が用意した扇の的を射抜く。そして最後には、的を用意した平家方の人間も射ってしまう」
「ふうん」と彼女が言った。「それって、よいちのゆみの与一?」
「そう、よいちのゆみの与一」
オーケー、正直に認めよう。おそらく僕は村上春樹風テキストに失敗しているのだ。
- ■2005-06-30
- ケース3
「それじゃあよォーッ、まるで那須与一だよなァ~~ッ…」
「こいつ、なに言ってんだ?『ナスノヨイチ』って何だよ?」
「…おまえ、那須与一知らねえのか?
グレート!本当かよ、信じられねーやつだぜ…育った文化が違うっつーかよ…ビスコ食ったことあんのか?BBクイーンズ知ってっか?おめーっ」
「おっと会話の成り立たないアホがひとり登場~
質問文に対し質問文で答えるとテスト0点なの知ってたか?マヌケ」
「すわってろ!いいかJOJO、那須与一は源氏方の武将だ…源平合戦のときは様々な武将が戦場で活躍した。そのエネルギーが琵琶法師のバイブレーション!軍記物のほとばしり『平家物語』なのだ!わかったか、スカタン!」
「知ってんだよオオォォッ!!国語の教師か…おっおっオメーはよォォォォ!!
よいちのゆみの与一ぐらいよォーッ!!」
「オメーがよいちのゆみで理解『可』能とはよぉ~~っ
まさか…『まさか』って感じだがグッときたぜ!!」
や、やったッ!荒木飛呂彦風は平然とやってのけたぞッ!!
「こいつ、なに言ってんだ?『ナスノヨイチ』って何だよ?」
「…おまえ、那須与一知らねえのか?
グレート!本当かよ、信じられねーやつだぜ…育った文化が違うっつーかよ…ビスコ食ったことあんのか?BBクイーンズ知ってっか?おめーっ」
「おっと会話の成り立たないアホがひとり登場~
質問文に対し質問文で答えるとテスト0点なの知ってたか?マヌケ」
「すわってろ!いいかJOJO、那須与一は源氏方の武将だ…源平合戦のときは様々な武将が戦場で活躍した。そのエネルギーが琵琶法師のバイブレーション!軍記物のほとばしり『平家物語』なのだ!わかったか、スカタン!」
「知ってんだよオオォォッ!!国語の教師か…おっおっオメーはよォォォォ!!
よいちのゆみの与一ぐらいよォーッ!!」
「オメーがよいちのゆみで理解『可』能とはよぉ~~っ
まさか…『まさか』って感じだがグッときたぜ!!」
や、やったッ!荒木飛呂彦風は平然とやってのけたぞッ!!