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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY 時事と危機

■2010-03-08
やせた
 [ワシントン 7日 口イ夕一] ベン・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は7日、今週の議会証言で、100ポンドの基準とされていた俺の体重が約96ポンドへ落ち込んだことについて、輸出産業への悪影響が経済の停滞を招くとの見方を示し、日本政府に原因の解決に当たるよう、強く申し出た。この発言で米超低金利の長期化を意識したユーロ買い・ドル売りが入った。
 これを受けて日本の鳩山首相は、記者団の質問に対し「トラスト・ミー(わたしを信じて)」と発言し、俺の仕事が一段落する4月半ばまで問題の解決を先送りにすることを明らかにした。
 
■2010-01-08
立法員制度
 政権交代したのに、やってることが自民と変わらない。
 政治なんてどこがやっても同じなのか?
 ようやくそういうムードがマスコミ各社から感じられるようになってきた時節柄、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて以前「選挙運動いらなくね?」という思考実験をしましたが、 今回はさらに踏み込んで「選挙いらなくね?」を考えていきます。

■議員と国民の「意識のズレ」

 すべての国会議員は、選挙というエクストリームスポーツをクリアしています。
 あれだけ不毛なルールで戦ってるんですから変人偏屈の類であることは間違いなく、決して「俺たちの代表」と言えるものではありません。
 白昼堂々、自分の名前のみを連呼しながら市街を走れる時点で相当レアな人です。

 そんなレアな人々が全国から集うのが国会です。
 ですから、国会議員の意識が国民の意識と大きく乖離してるのはアタリマエなのです。
 そして議員の意識が国民の意識の平均からえらいズレてるから、だーれも望んでない空港が、地元にできたりするんです。

 ハコモノだけでなく、古くから、人権擁護法だとか、児童ポルノ法だとか、まるで対バイオロン法みたいな法案が平然と出てくる国会。
 裁判員制度みたいな誰が望んだのかわからない法律が、いつの間にか通ってる世界なのです。

■国民の意思を反映するには?

 投票で国民の代表を国会に送る?
 んなもんは無理だ!!

 もういい、選挙いらん。
 ソクラテスは「政治は賢人がやるもの。愚民は来んな」といったようです。
 国は、英才教育を受けたエリートが動かせばよくて、国民投票なぞ衆愚政治だと。
 なんかイラッとする意見ですがまずこれを採用します。

 政治家は全員、厳しい選抜に合格した政治のスペシャリストとします。
 選抜方法は、普通選挙をさらに狭き門にしたようなものを新たに考えます。
 今以上にレアな人が集まることになりますがとりあえずオッケーです。
 法案提出数からいえば官僚で代用してもいいかもしれません。
 で、そのエリートたちで参議院を形成し、国会(ひいては内閣)を運営します。

 これだけだとただの少数独裁なんで、衆議院のほうを改造します。
 議員を全削除して、ランダムに選ばれた一般国民に差し替えます。
 完全に知識のない我々愚民でオッケーです。

 この上に、エリートが衆愚を納得させない限り、議決が通らない仕組みを作るのです。
 さしあたって「法律の制定」と「予算の議決」、すなわち通常国会だけでいいでしょう。
 内閣が予算を通すにも、一般人に納得のいく説明をしなけりゃいかんわけです。
 法律の制定も、わかりやすく説明しなけりゃ通りません。
 去年「プレゼンが下手だと学術予算も容赦なく仕分けされる」という事を役所は学びました。
 今度は国会が学ぶ番です。
 エリートが作った本当に必要な法案ならできるはずです。

■どうやって代表を選ぶのさ

 くじです。

 今、日本では、いつの間にか裁判員制度が運営されています。
 「有権者の中からくじで選ばれた6人に、3日ほど判決に関わってもらう」制度です。

 裁判を身近に感じてもらうために直接参加の制度まで作ったのですから、行政・立法で同じ理屈が適用できないわけがありません。
 これを「裁判員」になぞらえて「立法員制度」とでもしましょう。
 厳密には立法してませんが、そこは議員さんも同じ体たらくなのでよしとします。

 さて、裁判員関係の裁判は、年間3,000件ほどあるそうです。
 3,000件×6人×3日で、国民全体から年間54,000日を徴収しているわけです。
 一方、通常国会は延長がなければ年間150日。
 参議院議員が242名いるので、240名を集めても合計36,000日分の消費ですみます。
 150日も拘束できませんから、案件ごとに立法員のメンバーは交代します。

 「どこに集まるの?」とか「どうやって質問するの?」とかいろいろ問題はありますが、国民の負担としては裁判員制度程度ですむはずです。
 システムも流用できます。


 確かに専門知識を持たぬ我々は衆愚。
 聞きかじりの知識で知らない人に投票するだけの無駄な存在です。
 しかし衆愚ならば教育を受ければよいだけです。
 1つの法案について、様々な立場のエリートが説明してくれるわけですから、その法案の是非についてだけは、必要か不要かの判断は有効にできるでしょう。

 くじで選ばれた立法員は、地方ごと公共施設にあつまって、議員の「必要だ」「不要だ」という生放送ディベート&勉強会を経て、最終的に可決か否決かのボタンを押して帰るわけです。
 各党の担当者が現場にいるといいですね。どうせ地方議員余ってるし。

■オコトワリ

 国会議員が自ら自分のイスを減らすような仕組みを作るわけがないので、このお話は思考実験にすぎません。
 シロウトが中学校レベルの資料で「できるんじゃね?」と思っただけです。
 できてない、ってことは何かしら問題があるんでしょう。
 衆議院の半分が立法員になるだけでも革命だと思うんだけどな。
 
■2009-10-31
ハロウィン
 ハロウィンである。

 日本でのハロウィンの扱いは、徐々に「コスプレしていい日」「カボチャを食べる日」程度の認識になりつつあるが、良い傾向だと思う。
 なんか、異宗教のイベントのお祭り部分だけを思いっきり都合よく解釈して呑みこんでやったぜ!という爽快感がある。

 チャペルウェディングほど直接的でもなく、
 クリスマスほどバックグラウンドが知られていない、
 まことにフリーダムな感じが、日本人らしくていい。

 外国人が山手線をジャックしてるよーではまだ甘い。
 大量の日本人コスプレイヤーが乗り込んで、逆に圧倒するくらいになれば、ハロウィンも征服完了と言えるだろう。
 
■2009-10-17
有休の風
 先月「観光地域経営フォーラム」という団体が「『休暇』から『休活』へ~有給休暇の活用による内需拡大・雇用創出」という提言を出した。
 これによると、日本の労働者が毎年捨てている有給休暇は、全部合わせると約4億3000万日になるらしい。

 毎年4億3000万日!
 この出だしの部分だけで相当なインパクトだ。
 提言によると、この休暇を使用すれば、現在検討されている主な政策の10倍くらいの経済効果・雇用創出が生み出せるという。ただ、収入が増えるわけじゃあないのに休暇があってもカネを使うか?と思ったので、後半はあくまで試みの計算として読み流した。
 とにかく4億3000万日というケタが凄い。想像もつかない。

 毎年、4億3000万日ぶんの有給休暇が捨てられている……ということは、
 たとえば悟空が「日本のみんな!オラに有休を分けてくれ!」という技をあみだしたら、それだけで向こう118万年の間、どこかの企業からお金をもらって、働かないで暮らせるわけだ。
 もしくは、年度ごとに重清くんがハーヴェストで日本中の有給休暇を集めて配ったら、それだけで118万人が遊んで暮らせる計算になる。
 くそう!いいな!118万人!

 ……ん?待てよ?
 ということは、我々労働者が完全に有給休暇をもれなく行使したら、どこかで118万人の暮らしが立ちゆかなくなるということか?


 なるほど、いろいろ端折って勝手に納得したが、少なくとも経済効果はなさそうだ。
 
■2009-10-09
ピアノステップ
 今日「みんながエスカレーターばっかり使うから階段を鍵盤にして音が出るようにしたら利用者が急増」というニュースを見かけた。

 ここはストックホルムのオーデンプラン駅。ごらんの通り階段は閑古鳥が鳴いています。
 果たしてどうすればみんなに階段を使って貰えるようになるでしょうか? その答えは“楽しさ”にありました。駅の階段を、鍵盤にしちゃったんです。

デジタルマガジン 2009-10-08)
 面白いアイデアだと思うが、日本じゃもうひと工夫要るな。

 一段目をドにして、二段目をレにして……までは普通でいいが、
 ドレミファソラシの次、8段目から先をすべて1upの音にすべき。
 これならテンションあがりまくって一気に駆け上がるね。

 電子楽器のまち浜松あたりで試してみてくれないかな。
 どうだろう、遠州鉄道。
遠州鉄道
ハートの落し物にご注意ください
 関係ないけど、遠鉄の駅にあった気の利いたラクガキ。
 
■2009-07-15
続・だめな選挙
 前回の日記の中で、選挙運動の無駄の多さについてひとしきり絶望した。
 が、調べてみると、昭和28年にすでに「選挙運動をシンプルにしよう」という試みを実践した候補者がいたことがわかった。

 「トラックもマイクも使わず、運動の主力をハガキとポスターに置く」という方針で見事当選したのは、婦人運動家として有名な市川房枝であった。
 平塚らいてうと並んで教科書に載ってるレベルの大物じゃないか。
 ネームバリューがあったからこそできた作戦かもしれない。だが、定められた選挙費用上限額のわずか16%の出費で済んだという、そのコストパフォーマンスは驚きである。


 話は変わるが、与野党ともに政治家の「不透明な収入」が問題に上がることが多い。
 マスコミは「政治とカネの問題」と名付けて解決した気になっている感がある。
 この類の問題が持ち上がったとき、(秘書が)帳簿をごまかしただの、(秘書が)帳簿の詳細を把握していなかっただのと、「どのような方法で不正に金を手に入れたか」が追求されるのが常である。

 この構図がまずおかしい。
 国民が知りたいのは「どうしてその金が必要だったのか」ではないのか?
 親の財布から金を抜いた子どもを叱責するとき、「どうやって抜いた!」と聞いて何が解決するのか。「何に使った!」が自然だろう。
 不正な金の出所を明らかにしても意味がないじゃあないか。金の用途を明らかにし、そんな大金を使わなければならないシステムを改めない限り、どんな規制を作っても抜け出す人間が現れるだろう、というのは悲観的な人間でなくても予想するところである。

 しかし本当に、オザワさんやハトヤマさんは何に金を使ったのか?
 まさか漢検理事長みたいに、豪邸や石碑を建てるのに使ったのではあるまい。そんなマヌケが党首をやってるハズはない。

 素人の考えでまっさきに出てくるのは「選挙」である。これ以上ディープな事例になるとたいてい妄言扱いされてしまうので、妥当なところではないだろうか。
 実際、党の公認を得ない完全無所属の候補者は、選挙資金の捻出に苦労するらしい。逆に考えれば、党の公認候補は、党から資金を貰っていることになる。
 候補者全員が合理化に動けば、相当な節約の余地が出るのではないか?


 大事だと思うのでもう一度書く。
 もし政治が腐ってるとしたら、それは選挙が腐ってるからだ。

 古いやり方の選挙では、古い考え方の人間しか国会に送り込めない。
 だが、そんな絶望的なルールの中で、少しでも効率を考えている候補者がいないか、次の選挙では注視してみるつもりだ。
 立候補の際に委員会から渡された選挙七つ道具(事務所や選挙カーや拡声器の表示板など)をつき返して、
 「必要ない、この脚のみで選挙区を横断して優勝する」
 などというサンドマンみたいな奴が居ないものか(たぶんリタイアするけど)。
 
■2009-07-14
だめな選挙
 選挙が近いので、普段思っていることを真面目に書く。

 もし政治が腐ってるとしたら、それは選挙が腐ってるからだ。
 すべての政治家は選挙をクリアしている。
 そういう意味では、政治批判の大半は、エアコンからクッセエ風がガンガン出てるのに「ファブリーズしろ!」なんて言ってるようなもので、まずはそのカビたフィルタを交換すべき、という意見が出ないのはおかしい。


 選挙がダメなのは、選挙側と被選挙側の「選挙」に対する認識のズレが大きすぎるのが原因だと思う。
 選挙運動の大半は、我々が自分たちの代表を選ぶにあたって役に立たない。
 たとえば選挙カーや街頭演説は「私は夜勤に従事する人の生活を想像できません」と公言しているようなもので、そういう人々が全国から集まるのが国会である。どう考えても国民の代表とは言えない、レアな人々の集まりだ。

 選挙カーは何がしたいのか?
 街頭演説は誰にむかって叫んでいるのか?
 アレにさく時間、エネルギー、人件費を考えると、どう考えても元がとれるだけの効果はなかろう。
 だいたい公職選挙法で「選挙カーの上では、名前とかしか叫んじゃダメ」などと定められているわけで、これはもう遠まわしに「選挙カーを使うな」と言ってるも同然だろう。空気を読んで欲しい。
 「選挙カーがうるさいから、来た奴には投票しない」という意見も、決して子どもっぽいワガママではなく、むしろ極めて常識的な判断ではないかと思える。こんな無駄な行為を行う人間が、税金の無駄遣いを抑えられるわけがない。

 費用対効果を考えると、現在の選挙活動は無駄ばかりである。無駄な努力というのは、当人以外にとっては多かれ少なかれ「害悪」だ。
 なぜ無駄にしかみえない行為を続けるのか?


 選挙は一種のエクストリーム・スポーツではないだろうか。
 汗だくで街頭演説を続ける候補者の姿を放送するマスコミの姿勢は、スポーツ選手に対するそれに近い。考えてみれば出陣式みたいなことをやるのもスポーツっぽいし、開票速報なんてもう完全にスポーツ中継だと思う。
 はたから見て「なぜこんな事をしているんだ?」と不思議に思うのも、「そういうスポーツだから」ということなら納得できる。

 選挙がスポーツだとしたら、ルールブック(公職選挙法)はアレも反則、コレも反則でなにひとつ盛り上がる要素のないマイナー格闘技だ。
 それなのに「観客動員数が予定の6割に満たない」などといってオロオロするのはまったく馬鹿馬鹿しい話だと感じる。

 選挙はスポーツなんかではない、代表を選ぶ大切な民主主義活動だ、というのなら、もっと実のある活動をしてほしい。
 たとえば、せっかく候補者を一覧できるポスターボードがあるのに、顔と名前しか書かれていないというのはおかしい。当選したら何に力を入れるのか、そして(特にこれを書く人が誰もいないのが信じられないが)何に力を入れないのか、を記載しておくべきではないのか。


 選挙運動は、ポスターと、許可された分のダイレクトメールと、マスコミで演説する機会だけ有効に活用すれば、実質的には十分ではないかと思う。
 ていうかこれなら、少ない資金で誰でも立候補できそうな気がする。
 お、いっそのこと公職選挙法の全面改正を掲げて立候補するか?

 ……とチラッと思ったが、どうやら一定割合の票を獲得できなければ預けておいた大金をボッシュートされるという制度があるらしい。
 なるほど、二世議員ばかりになるわけだ。
 
■2009-07-04
命名権
 スポーツに疎く、まったく知らなかったが、
 清水エスパルスのホームグラウンドが「アウトソーシングスタジアム」になっていた。

 ちょっとまえにネーミングライツを売りに出して、「株式会社アウトソーシング」がお買い上げになったらしい。
 しかし、それにしても、アウトソーシングスタジアム!
 外部委託競技場!
 「株式会社」が取れてしまったため、思いっきり普通名詞になっている。 
 誰も何も言わなかったのか!

 これならばまだ、株式会社さわやかにお買い上げいただいて、
 「さわやかスタジアム日本平」になったほうが面白かった。
 命名権は平成25年に切れるらしいので、株式会社さわやかには是非頑張っていただきたい。
 
■2009-06-01
今週のQ&A
「CO2排出量を評価しているのは国ですが、国際的な取引のときは誰が評価するんでしょう?
 すぐバブルになっちゃうんじゃないでしょうか。炭酸だけに。

「アメリカが提唱しはじめたカーボンマネーが動き出せば、それが国際基準でしょうか。
 CO2排出権もいろいろ臭いビジネスだと思います。排出だけに。
 
■2009-05-23
感染列島
 今回の新型インフルエンザ騒動で学んだことは多い。

・意外にも不織布マスクはウイルス対策に効果がある。
 どう頑張っても喉を保湿する効果しかないと思っていたのに、飛沫感染をガードする効果はバカにならないらしい。

・パンデミックはスゴイ。
 デミック系のじゅもんは、エンデミック→エピデミック→パンデミックの順に強くなる。
 主に攻撃範囲が広くなる。

・種族全体を指すときは、豚はPigでなくSwineという。
 黒豚はドイツ語でシュヴァルツ・シュヴァイン!
 なるほど英語にもSwineという言葉があったのか。

・いざというとき頼りになるのは政府でなく地方自治体。
 ある意味、今回の弱毒性ウイルスは、次に起こる本当の殺人ウイルスに備えるための、行政に対する予防接種だったのかもしれない。
 
■2009-05-01
祈るようなメーデー
 MAY DAY MAY DAY (S・O・S!)
 MAY DAY MAY DAY (S・O・S!)

 今年のメーデーはどちらかというと救難要請のほうじゃないか、
 みたいなネタはきっと各種マスコミでここぞとばかりに使われているだろう。

 しかし「5月の日」と銘打っておいて1日だけで終わるのはどうか。
 5月中フリーダムに叫び続けても許されるのでは?
 と思ったが、それをやると4月中ずっとウソつきっぱなしになるのでダメだ。

 5月1日は、浜松駅ビルメイワンの誕生日でもある。
 浜松市民ではないのでどうでもいいが、このビルを見るたびに「まよね」と呟いてしまう。
 本当にどうでもいい話だった。
 
■2009-03-11
ズンチャカ
 郵政を分社化してどんな利権が生まれるのか、
 わたくしのような下々の者にゃあわからないが、
 ブンシャカという言葉はリズミカルでワクワクするので良い。
 
■2008-12-01
裁判員制度
 一人の男が裁判員の通知を不当に無視し続け、法廷に引きずり出される。

 裁判官A「被告は特別な理由もなく、再三の裁判員招集に応じなかったわけですが」
 裁判官B「これは規定どおりの罰則ですな」
 裁判員A「いや、だが気持ちはわかる」
 裁判員B「これは無罪でいいんじゃね」
 裁判員C「うん無罪でいい」
  →無罪判決

 こうして自動的に裁判員制度は瓦解する!とちょっと思っていたが、
 裁判員が招集されるのは殺人などの重大事件だけであった。
 本当に残念だ。
 
■2008-11-12
今年の漢字
 今年の漢字は「急」あたりでどうだろう。
 原油価格や株価の急変化、急な大雨、急な辞任。
 なかなか悪くない答えではないだろうか。
 もし当たったら宝くじ買う。
 
■2008-04-23
大人の事情
 もし人を殺したイカレた奴が、たまたま「シャドウハーツ」のファンだったら、マスコミはどう報じるだろうか?


 子どもを車中に閉じこめてパチンコに興じ、殺害する事件が後をたたない。
 調べてみたら、信頼できる統計は見あたらなかったものの、ここ10年で27件あったという記述を見つけることができた。一命を取り留めた例を合わせればもっとあるだろう。

 だが、そのわりには、テレビで「パチンコそのものを規制すべき」といっているのはあまり聞かない。
 聞かないことはないが、殺人者が暴力表現のあるゲームを所持していたときに、各局競って「ゲームの影響で」という10年前から変わらない批判を繰り返すのと比べると、明らかに温度差がある。

 「ゲームにハマると現実とゲームの区別がつかなくなって人を殺すのでは」という理屈で「ゲームそのものを規制すべき」という批判をするのに、「パチンコにハマると現実を忘れて人を殺す」という事実から「パチンコそのものを規制すべき」という批判を出さないのは、大人の事情を最大限考慮しても相当アンフェアだと思う。

 もしも冒頭のような事件が本当に起きたら…
 果たしてテレビは「シャドウハーツ」の発売元でありパチンコ業界最大手であるアルゼ様に対して「暴力表現のあるゲームが悪い」と批判できるのか?

 真実から出た『誠の批判』は…決して滅びはしない…
 今のゲーム批判が真実から出たものなのか…
 それとも弱い者イジメが好きなカスがやっていることなのか?
 この問いでそれがハッキリする。


 そういえばエヴァンゲリオンに共感して母親を殺害した奴もいた。
 当時のことは記憶にないが、今ならどう報道されるだろうか。
 
■2008-02-26
脳内ランキング
 キューバのカストロ議長が隠居したことで、
 脳内ランキング「男子高校生がピクッとするニュース用語」第一位のこの言葉も徐々に聞かれなくなるだろう。
 繰り上がりで暫定一位となった「経済アナリスト」には息の長い活躍を期待したい。

 とはいえ後継者は弟さんということで、やはり姓はカストロには違いないので、今後の状況次第では返り咲きもあり得る。
 久々に、脳内ランキングに波乱が巻き起こっているぞ。