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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY 悲惨な日常

■2013-08-02
カンバセーション#2
「なぜだ!なぜ雨が降るとわかっていながら洗濯物を室内に入れなかったんだ!」

「雨をなめてました」

「アメだけにか!やかましいわ!」
 
■2013-08-01
カンバセーション#1
「頬の裏を噛んでしまうのは人体の設計ミスであり、製作元である神に責任がある!」

「人間の構造なんて、後付けで二足歩行するためのモジュールをガンガン追加したせいで仕様がよくわかんなくなってんだよ。人間のソースコードがスパゲッティコードになってるのはDNAのからみ具合を見れば明らか」

「それは人間以外もそうなんじゃ……」
 
■2013-05-23
きょうのできごと
 まじめな会議資料の本文中に、

 「チャンス」

 を誤植したと思われる

 「チャンスンス」

 という謎のアジア人が突如出現し、俺の腹筋を攻撃しました。
 
■2013-03-31
説教するものされるもの
 四月からようやく同じ部署に後輩が入ることになったので、考えていたことをまとめておく。


 わりとどの部署でも、でかい声で説教する上司がいる。
 俺はいままでの下っ端生活で数々の説教を見てきたし、されてきた。
 これから、自分はどのような上司になっていくだろうか?
 誰かに説教をしなければならないような状況になるだろうか?
 そのためには説教というものの原理を考え、把握しておかなければならない。

 説教というモノは基本的に「知っている話」だ。「知っている話」を懇々とされる、こんな無駄なコトは無い。おそらく説教で重要なのは内容ではない、コミュニケーションそのものだ。「諭す側」「諭される側」の関係性を強固にするための交流儀式、それが説教の本質!

(『え!?絵が下手なのに漫画家に?』施川ユウキ より)
 説教は、問題解決の方法として無駄なことこの上ない。それでもでかい声でどなりちらす上司がいるというのは、何か必要性があるからだろう。
 単純に「そいつが性格破綻者だから」というケースが多いような気がするが、それだと考えても実益がないので除外する。


 引用したように、説教とは「諭す側」「諭される側」の関係性を強固にするための交流儀式である。
 それはサル山のリーダーがマウンティングで上下関係を再確認するのと同じ事だ。
 上下関係の再確認。集団で動くことが必要不可欠な業種、縦社会の組織では必要な行為だろう。

 「お前より俺の方がえらい」ということを教え込むなら、一昔前はブン殴るのが早かった。今はそうもいかないので、長時間の恫喝によって精神的にブン殴る。
 だが「上下関係を再確認しないといけない」というのは要するにナメられているということであり、尊敬を勝ち得る仕事をしていないということでもある。
 この場合、下っ端にナメられた末にサル山のマウンティングめいた行動をしなければならない己を悔いるべきだろう。
 なお稀に大勢の前で長々と説教している人がいるが、これはメンバー全員からナメられているパターンであり残念な上司といえよう。こうならないよう身の程はわきまえたい。


 もう一つ、逆に相手(部下)がサル山のサル程度の精神状態であった場合が考えられる。「精神状態」といったのは、ふだん有能な人であっても、仕事と環境によってはそういう状態になっていることがあるのではないか、という観察による。

 言っても聞かない相手に言うことを聞かせるのなら、一昔前はブン殴るのが早かった。今はそうもいかないので、長時間の恫喝によって精神的にブン殴る。
 そこまでいかなくても、冷静に状況を伝え反省を促すより「私は怒っている」という姿勢を見せたほうが効果的な相手というのは存在するので、伝達の手段としてはまあ、ありえなくはない。
 納期にたびたび遅れる取引先の営業を恫喝することで、次回から「あそこの部長は怒らせるとめんどくさいから優先的に仕事をしよう」みたいな状態になるのを狙っているのかもしれない。それより取引先を変えた方が早いと思うけど。
 ただ「怒り」のカードは切るたびに切れ味が落ちるので、これを使うのは最終手段にしないと、ただの人格破綻者になってしまう危険性がある。


 ここまで説教する側のことを考えてきたけれど、自分はまだまだ説教されることのほうが多い。
 だが説教される側は大して頭を使うことはない。
 冒頭の引用部だけ見ても、説教を食らう側のとるべき選択肢はたった一つである。
 ただ「怒られたぁー」という顔をしていれば良い。

 説教の内容は「どう考えても反論できない当たり前のこと」である。
 「お前はちゃんと仕事をしていない」と言えば、常時フルスロットルで仕事している人はいないのだから、反論は不可能。
 これはもはやゼンだ。禅問答だ。
 答えを求めよう、認められよう、という考えを捨て、反省している態度だけを見せて嵐が過ぎるのを待つのだ。
 受けたストレスはどこか別の場所で投棄するがいい。そもそもそうやって投棄されたストレスなのかもしれないのだから。


 ……まあ、今の職場にはどなりちらす上司はいないので、当面は説教する必要がない立派な上司となれるよう精進することに力を注ごう。
 明日から新年度である。
 
 あなたは重い荷物を載せた台車を押すことになった。
 進もうとすると、かなりの力が要る。
 そのうち台車はゆっくりと動きだし、滑らかな床を進んでいく。
 こうなると慣性のおかげで、それほど気張らなくても台車は進む。
 だが、そのとき目の前にボールが転がってきた。
 すぐに止まろうと思うと、またかなりの力が要る。
 これも慣性によるものだ。


 夜間の照明に苦労しなくなった現代においても「早起き」が美徳とされる理由の一つがここにある。
 すなわち、冒頭の慣性の法則めいた「起きるという決断にも寝るという決断にもかなりのエネルギーが要る」という理屈で、決断的に早起き、ひいては早寝できる精神はすばらしい、ということである。
 これが、一時間早く出社して仕事を始める奴のほうが、一時間遅くまで残って仕事をする奴より偉いという価値観となる。

 だが実際は、多くの場合、追加の報酬は「遅くまで残った奴」のほうに支払われる。
 朝早く出てくる奴は、あくまで個人の判断で出てきているのだと判断される。
 先ほどの価値観からすれば、どう考えても逆でないとおかしい。
 最近、仕事の関係者の口からいまさら「朝活」という言葉を聞いて辟易した。管理職の立場からそれを勧めたら、要するに「無賃労働せよ」と言っているようなものではないか。
 無賃労働させられるから早起きが美徳とされているのか?
 だとしたらずいぶん露骨なプロパガンダだと思う。残業同様の厳格さで時間外手当を適用すべきだ。

 「早起きは三文の得」と言うが、それで得をするのは誰か、しっかり考えておきたい。
 まあ残業代が存在しない俺にとってはどっちでも同じなんだけどね。
 
■2012-11-26
酒屋の息子か?
 小学校に、段ボール数個ぶんの荷物をお届けしたときのこと。
 ちょうど休み時間で、台車を押す我々は、数人の小学生に囲まれた。

「何これ?ねえ何?」

「何だと思う?」

「……わかった!焼酎だ!!

 焼酎だったらお前らどうすんだよ……。
 
■2012-09-26
6歳→ホモ
 手書きの原稿の文字校正中。

 「ホモのランドセル……?あ、六才のランドセルか!」

 宇宙編集者テバンが「六才」を空目するタイムは、わずか0.05秒に過ぎない!
 では、空目プロセスをもう一度見てみよう!

六才→ホモ
※筆跡は再現したものです

 この人の筆跡のせい!だ……よな?
 
■2012-09-22
蟷螂の鎌
妻「私のベッドの上にカマキリが」
夫「知らないよ」
妻「私が留守の間に連れ込んだんでしょ」
夫「もし俺がカマキリと不貞したなら今頃喰われてるよ」
妻「確かに」
 
■2012-08-22
夏休みの作文
 ぼくは、夏休みに、海へ行きました。なぜかというと、夏休みなのにまだ夏らしいことをぜんぜんしていなかったからです。
 海岸は人でいっぱいでした。ぼくは「すごいな。」と思いました。
 はじめに、海の家に行きました。かばんを置いて、更衣室で着替えをしました。そしたら、ドアの内側の取っ手がこわれていて、更衣室の中に閉じ込められてしまいました。ぼくは「困ったな。」と思いました。
 ノックしてみたけど、まわりの人はおしゃべりをしていて気付いてくれませんでした。ぼくはしかたなく、となりの更衣室の人が出た瞬間に、大きな声で「すみません。開けてください。」と言って、助けを求めました。
 こうして、ぼくは無事に助け出されました。となりの人は、「わあ、何日も閉じ込められていたから、こんなにやせてしまったのだな。」と思いました。とても楽しかったです。
 
■2012-08-03
Syriana
 大腸内視鏡検査を受けてきた。
 結果は大方の予想通り健康。
 以下に検査の顛末を示す。



 健康診断と同じように、前夜から食事制限が行われる。
 それに加えて、前日は日中も消化に良い物しか食べてはいけないため、卵かけごはんや薬味なしのそうめん、きつねうどんなどで過ごさなければならない。

 当日は徹底的に体内をカラッポにする。
 就寝前に飲んだ下剤でうんこを出しきったうえで、病院で腸管洗浄液を飲みまくる。
 この洗浄液、2時間かけて2リットルも飲まなければならない。かなりの量だ。わりとすぐ出ていくとはいえ、あまり美味いもんでもないし苦行である。

 ひたすら胃袋に洗浄液を流し込み、体内に貯めて、すぐに出す。流し込み、貯めて、出す。
 うおォン、俺はまるで人間水力発電所だ。
 人間ってのは結局管なんだな。ちくわ同然。
 2リットルの終わりが見える頃には、ほぼ無色透明な液体が排出されるに至った。

 考えてみれば、いま俺の体内にはゲロもうんこも入っていないわけだ。
 実に30年ぶり、この腐敗した世界に産み落とされて以来の出来事である。
 つまり I am GOD'S CHILD であり悟りを開いたがすぐ閉じた。



 尻に穴のあいた検査着をまとい、いよいよ内視鏡がインするときがきた。
 ご存知の通り大腸は?形に折れ曲がっている。
 すごい不快感とともに肛門から内視鏡が挿入されたが、この曲がり角のところでグイグイひっかかるのがツライ。当たってる!腸の奥に当たってるのおおおッ!攻撃的な腹痛!今でも思い出すと脇腹が痛くなる。だが反射的に腹を押さえたり、息を止めてはいけない。こうしているあいだも直腸は侵入を続ける内視鏡に犯され続けているのだ。なんたる恥辱!なんたる汚辱!

 3回くらい(つまり曲がり角のたびに)医師から「麻酔で眠りますか?」と聞かれたが耐えた。
 寝ている間に肛門を犯されるなど絶対に勘弁だったし、ちゃんと痛みを申告しないとどんな強引な挿入をされるかわかったもんじゃない。そんなこと絶対無いと思うけど、恐怖心の問題から痛みに向き合うことにしたのだ。

 かくして内視鏡は、大腸のいちばん奥まで到達した。
 あとは撮影しながら戻るだけ。これで安心……と思いきやまだ陵辱は続く。撮影のためには腸内を膨らませなければならず、医師は手元の装置で空気を入れたり抜いたりしながら内視鏡を抜いていく。空気が入ったときの腹痛がまた一味ちがう。俺は便秘になったことはないが、大腸がパンパンになるという恐ろしさを痛感した。凄まじいエア便意!しかし直腸は内視鏡で埋まっている!苦しい!誰だ!アナルプラグとか考えた奴は誰だ!SMってレベルじゃねえ!これ拷問じゃねーか!変態!変態!変態!
 医師の手によって激しく内視鏡のコードが前後される。空気が入ればエア便意、抜かれれば不快な排泄感と戦わねばならない。も、もうちょっとゆっくりやるわけにはいかんのか……!俺はこの世の地獄を見た。

 そんな肛虐が終わりを迎えたのは、検査開始から25分後だった。25分!そんなに長い間陵辱されていたのか。
 最後、出口間近のところではもう括約筋のすべてを動員して内視鏡を全部排泄してやろうという本能との戦いだった。
 いろいろブチまけたような感覚があったが、検査台はちょっとローションがついているくらいで綺麗なものだった。どうせ俺の体はカラッポなのだ。
 次にこの検査を受けるハメになったときはおとなしく麻酔してもらおう。そう決意して俺は検査台を降りた。



 撮影した写真は検査後にまとめて見せてもらえる。異常なし。
 本当に大腸はモツだな。逆にモツが食べたくなるくらい健康的な大腸だった。

 ――と、こんなわけで、俺の初めての大腸内視鏡体験は健康な結果に終わったのでした。しーましェーン!
 アナルファックとか浣腸プレイとか考案した奴らは全員地獄に落ちろ。
 
■2012-07-04
処女的衝撃!
 健康診断の結果、便潜血反応に「要精密検査」が出た。

 「要精密なんて9割がた大したことないよ、深刻に考えず検査うけてきな」と上司。

 違うんだ……俺が深刻な顔をしてるのは検査そのものの事なんだ!
 禍々しい「大腸内視鏡検査を受けて下さい」の文字!
 俺のケツにナニを入れるんだってぇ!?



 というわけで今日、行きつけの病院に検査の申し込みに行ったわけだけど、
 さっそく「痔などの傷がないか検査します」と言ってニュルリと指を入れられた。
 消化器科の医師はイケメンだった。
 もういっそ死なせて///



 結局、太くて硬くて長いやつを挿入するのは8月のはじめになった。
 次は死ぬ。
 アナルフィラキシーショックで死ぬ。
 
■2012-06-23
ゆめにっき
 オレ…変な「夢」を見たぜ。

 オレ…夢の中でセグウェイに乗っているとよぉー、
 いつのまにか高速に乗ってたんだ。
 東名高速道路さ…。

 すごいスピードと風圧で、オレはのけぞりそうになるのを耐えたんだ。
 だって、セグウェイは傾きでスピードを調節するし、
 うっかり転んだら道路さんに熱烈なキスをしちまうからな…

 恐怖で手に汗握りながらインターチェンジを降りたら、
 なぜかルート66みたいな荒野に出たんだ…。
 そこでなぜか待ち構えてた謎のアフリカ系男性に、
 「インターチェンジで高速用補助輪を貸し出す事業を始めようぜ」
 って提案したところで、目が醒めたんだ…。

 とてもさびしい夢だったよ。
 
■2012-05-25
バリウム最強No1
 健康診断の季節がやってきた。
 今年から胃のX線検査の対象となり、すなわちバリウムを飲まねばならない。

 バリウム検査の恐ろしさは常々聞いていた。
 あんな謎の白い液体、絶対飲みたくない。
 こうなったら仕方ない、どうせ検査の前日夜から絶食なのだ、飢えた農民になりきって「あ……ありがてえ……これで食いつなげるだ……」という気持ちでおいしく飲みきる!と思っていたのだが……

 「はじめにこれを飲んで下さい」

 意外ッ!それは発泡剤!
 ふしぎなくすり飲まされて渋谷で海を見ちゃったの!
 その駄菓子屋で売ってるシュワッとサイダーの素みたいな粉末は実際効果抜群で、あっという間に俺の腹ン中はパンパンになってしまったのだった。
 噂に聞いていた「ゲップをこらえるのがつらい」とはこのことか!
 膨れあがる胃袋にさらに液体を追加する、というのがとにかく辛すぎて、バリウムの味なんて何も覚えていなかった。豆乳かなんかじゃねーのアレ。とにかくみんな発泡剤のヤバさを知るべきだと思います。


 ここからは食事中の人向けではない話題になる。
 検査が終わったあと、バリウムを早く体外に排出するよう下剤を飲まされた。
 もともと下痢体質である俺には必要ないと思ったけど、言われた通り飲んでおいた。
 はたして1時間後にすごい勢いで排出された。
 おまえ俺をミルクセーキのドリンクバーとまちがえてんじゃねえのか!?ってくらい出た。しばらくミルクセーキは飲みたくない。

 こうして俺の初めてのバリウム体験は普通な結果に終わったのでした。
 しーましェーン!!
 
■2012-04-26
そんなの関係ねえ
 職場で、なんかイベント設営の話をしていて、

「でもその日、雨降ったら嫌だよねー」
「会館でできたらいいんですけどね」

 という会話の「会館」を「海パン」と聞き間違えて、「なるほど海パンでできたら雨でも関係ねえな」と思ってしまったじゃあないか。
 
■2012-04-20
芝刈り機
 仕事で名簿の校正をした。
 人名を確認する作業は苦手だ。

 複数人で校正するため、役職と人名を確認したらチェックのレ点を入れていく。
  • 課長v
  • 課長補佐v
  • 係長v
  • 事務職員v
 そして別の人が重ねて確認し、またチェックを入れていく。
  • 課長w
  • 課長補佐w
  • 係長w
  • 事務職員w
 ……なんか嘲笑してるみたいになってきたな。
 
■2012-04-09
痛い話
 四月からお仕事の種類が変わって、一日中、紙や段ボールを扱う作業をしている。
 言うまでもなく、俺にとってコピー用紙とは「刃物」に分類される危険物であり、しょっちゅう指先を切り裂いてしまう危険な仕事だ。
 俺の人差し指はすでに第一関節付近で4回も切られており、いつケジメ状態になってもおかしくない。

 もう指を切るのも慣れっこだ。
 絆創膏はっとけば作業には困らないし、いちいちうろたえてるヒマもない。
 しかし今回のはちょっとレベルが違った。


 薄いコピー用紙が、
 人差し指の、爪と指の間を、
 カードキーでも通すかのように、
 スッと……


 マニキュアを施されたカイジ君の気持ちがちょっとわかったヨ!!