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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY さすらい

■2018-07-19
カオスのしもべ
 酷暑の通勤に疲れ果てた俺は温泉を求めた。
 そして手頃な近さにある山梨県の下部温泉へと向かった。

 近くには何度か訪れている山梨県富士川クラフトパークがある。山梨県は平成の合併によって2009年に静岡県が手放した「富士川町」という名前を翌年に秒速で収奪しており静岡県民の感情を逆撫でしたが、クラフトパークは富士川町でなく身延町にあるのでこの件とは関係ない。

 クラフトパークは広い公園になっている。しかし当日は全国的に殺人的な暑さだったため、のんきに散歩などしたら命がない。できるだけ外に出ない方向で動いた。

和紙制作中
 500円で和紙をすいて葉書を作れるので、娘氏総監督のもと和紙をすいた。無軌道きわまりない着色だったが、それなりのものができてしまうのが和紙の不思議さである。


 とにかく気温がやばい。我々は日の高いうちから下部温泉に向かうことにした。下部温泉郷はこんな狭い土地によくぞここまで、という感じに建物が密集している。むしろ温泉以外何もないといっても過言ではない。それゆえ温泉を求める人にはうってつけのロケーションである。

 今回のお宿は裕貴屋さん。近隣に山田温泉というお店(廃業していた)があり、なぜかゴーカイブルーの姿がチラつくが当然まったく関係ない。

裕貴屋
 裕貴屋さんは築100年というド迫力の木造建築で、狭い温泉街にありがちな、増改築による複雑怪奇な構造をしている。こういうの探索してどういう増築をしてきたのか想像するのホント最高なんだけど、驚くべきことにここはストリートビューで女湯の奥まで入れる。オイオイ桃鉄でも女湯覗くのにえらい手続きが要るのにいいのかよ。いいらしいのでみんなもレッツピーピング

 さて、早い時間にチェックインしたので、我々はさっそく家族露天風呂のひとつを占拠した。娘氏は40度近くまで沸かされた温泉には決して近寄ろうとしなかったので、やむを得ず水でうすめてぶっかけてやった。
 娘氏は温泉そのものより、温泉にうかぶ竹炭が気になるらしく、「なんですみが固まってるの~~? すみはイカやタコがはくものでしょ~~?」と素朴な疑問を口にしていた。そうなんだよな~~炭と墨は違うんだよな~~むずかしくてわかんないかな~~。

 家族風呂は沸かされたものだが、ここには源泉(30℃)そのままの洞窟風呂も存在する。その名の通り地下にあり照明も最小限で、ロマン溢れるロケーションで水風呂に浸れる。この災害クラスの酷暑において最高のレジャーといえよう。
 強いて言えば壁の向こうから娘氏が知らないおばちゃんにちやほやされている声が聞こえてくる点がロマンに欠けていた。


 さらに素晴らしい点として、玄関近くの部屋にレトロな冷蔵庫が置いてあり、その中に並んでいる多種多様な葡萄酒とぶどうジュースがセルフサービスで飲み放題という点が挙げられる。辛口も甘口も赤も白も好きな量だけ出して飲める……しかもデカンタで部屋に持ち込んでもいいと……あなたならどうする? 最高だった……。
 娘氏はこのコーナーになぜか置かれているマシュマロをたいそう気に入り、パパチャンはたびたびここに連れてこられるはめになった。


 お部屋にオシャレなコーヒーミルがあり、たいそう良い香りの豆が付属していた。朝ひとっ風呂浴びるまえに、せっかくなので挽いて淹れた。ミルクと砂糖を入れて娘氏にも勧めたところ、意外と悪くない反応だった。しかし「まあ初めてのコーヒーだしこんなもんだよね」とちょっと目を離しているスキに娘氏は我々二人の分を飲み干していた。

 しびれるような香りいっぱいの琥珀色した飲み物を大量に摂取した娘氏は、やがて心うきうき、とても不思議なこのムードになり、たちまちお部屋で飛んだり跳ねたりし始めた。みんな陽気に飲んで踊ろう愛のコーヒールンバ。

 ……数時間後、旅館をチェックアウトするころには、娘氏は「オナカイタイ」と「ゲーデソウ」しかいわない可哀そうな子になっていた。
 我々は以降の旅程をすべて諦めてまっすぐおうちに帰りましたとさ。おしまい。
 
■2018-07-08
ようこそサファリパークへ
 ニチアサ視聴後に気が向いたので、我々一家は富士サファリパークへ向かった!

 日曜のヒーロータイムが10時終了になってずいぶん経つが、朝10時という時間は子ども連れの家族が「さて今日はなにをしよう」と思い立つにはあまりにも遅すぎる。ぐずぐずしていると「お昼食べてからでいいか」となるのは必定。9時終了ならば「じゃあテンションも上がったしこれから出かけよう、お昼は現地で食べよう」となっているはずなので、ヒーロータイムの移動は確実に日本のGDPを落としており、国際競争力を削ぐ亡国の政策であるといえる。このような悲劇を防ぐためにも政権交代だ。
 ところが我々は富士山のふもとに住んでいるため、朝10時にサファリパーク行こうと思ったら即行けちまうんだ! つまり政権批判は無効! 残念でした~~ッ!



 というわけでWelcome to ようこそサファリパーク! 前回訪れたときは娘氏がまだ1歳7ヶ月だったので「いっぱーい」「いっぱいだねェー」と言うのが精いっぱいだったわけですが、今回はクルマの中を縦横無尽に動き回り「次はなにゾーン?」「次はなにゾーン?」とドッタンバッタン大騒ぎでした。自家用車とサファリバスで2周しちゃったぜ。

くまさん
 やっぱり一番やばいのはクマだと思うんですよね。こいつらには賢さがある。相対してみて、これにイクサを挑む不死身の杉本はマジ不死身だと思ったし、不敗の牛山はマジ不敗だと思いました。前回はファークライの影響でクマはんぱねぇって思ってましたが、今回はゴールデンカムイも読んでるのでよりいっそうクマを身近な危機として感じることができます。

らいおんさん
 次にライオンですね。もうライオンについては皮鎧と青銅の武器だけ持たされて円形闘技場でタイマンやったら勝てるか否かという面しか見ていません。これはファークライではなくアサシンクリードの影響です。ファークライなら銃器があるんですが紀元前のアサシンはそういうのないので、純粋にフィジカルの戦いになります。とてもつらい。

アカチャン
 しかしごらんください、今サファリパークはライオンの赤ちゃんの話で持ち切りなのです。なぜあんなに恐ろしい動物の幼体がこんなにカワイイ必要があるのでしょう。やはり母ライオンも赤ちゃんがカワイイほうがやる気が高まるのでしょうか。常に口角が上がってるのでウッキウキでニッコニコの顔に見えとてもやばい。ところで「しまじろう」におけるガオガオさんとライオンポリスは同じライオンなのに作画が違いすぎてウケる。



 娘氏はカピバラさんとかカンガルーとか、比較的大きな動物にも怖れずナデナデしに行っていた。年老いたカンガルーをナデナデしていたらギャル数人に「すみませーんシャッターお願いしますー」って言われたので承諾したところ、娘氏は当然のようにギャル側に行ってピースしていたのでパパは苦笑い。
 
■2018-03-17
オキナワジャーニー
 寒の戻りに耐えかねて、一家でオキナワに逃避してきたことをまとめました。
琉球の旋風
http://one.cside.to/flat/docs/o978.html
 戻ってからずっと鼻水が出る。
 沖縄の林野にはスギがほぼ無い。まさかこれは花粉症……?
 
■2017-08-08
サンリオピューロ見聞録
 最近娘氏が「大きくなったらキッティーちゃんになりたい」という夢を掲げているので、ちょっとクルマを飛ばしてサンリオピューロランドまで行ってきた。

 ピューロランドのすぐ近くにはベネッセの東京本部があり、広場にはキティさんとしまじろうが並び立つ像が立っていた。コラボ先を選ばないことで有名なキティさんなので、この程度のコラボはむしろやって当たり前の感すらある。


 サンリオピューロランドは全館屋内型のテーマパークなので夏でも涼しい。台風が接近しているが天候も気にならない。メインのホールは3~4フロアぶち抜きで、音や光の演出も外の環境に影響されないためやりたい放題である。

 娘氏はさっそく妖精の羽を嬉々として装備した。これを装備しているとリルリルフェアリルのステージに参加できるらしい。なんかこのキャラクターOKAMAさんっていうかMAYAさんっていうかそういうアトモスフィアすごくない? OKAMAさんはキティさんの仕事してたよな……無関係なのか……?

 せっかくなのでそのステージを見よう。我々は早々に場所を取り床に座って待っていたが、娘氏は同じ羽を装備した子がステージ前に座っていくのをすごい前傾姿勢で見ていた。そして動いた。えっまさか本当にアナタ参加するの? 一人で? さっきまで薄暗いホールが不安なのかぎゅって手を繋いでたじゃん? 無理では?
SANRIO PUROLAND
 ……行ってしまったので背中を見守る。羽の紐がぶかぶかなせいで早くも羽がズレているのが不安だが自力で直していた。すごい。踊りはちょっと難しかったようだったが、途中ご両親をかえりみることもなく、係員のおねえさんに促されてホールを一周するパレードに参加するという大冒険を果たした。すごい。幼稚園の教育力の高さを思い知った。


 娘氏の羽のぶかぶかな紐をゴムで留めて固定し、レディキティハウスを見に行く。入口に並んで何グループかごとに順次入場していき、内部は自由見学で、最終的に出口でキティさんと写真を撮るためにまた並んで順次退場していくという謎のシステムで、写真に興味ない勢でも写真列に並ばないと退場できない。まあそんな勢はそもそもここに来ないであろう。キティさんはめっちゃフレンドリーにカメラの前に並んでくれた。
 娘氏はまっさきにタンスのひきだしを調べた。勇者の素質がある。


 キャラクターフードコートで昼食。入ったときは大混雑だったのでどうやって机を確保しようか悩んだが、並んでるうちに人がハケるだろうと判断し、実際オーダーが通るころには空席が多くなっていた。やったぜ。……と思ったが、どうやらこれは広場でショーが始まったかららしい。まあ娘氏はお腹すいてるようだし仕方ないな。

 なんかパステルブルーのカレーとか凄まじいものがあったんだけど、見た目に反してなかなか美味かったらしい。俺は見た目の恐ろしさに怖じ気づいてキティさんのかまぼこがのってる醤油ラーメンを食べていたのでよく知らない。なおキティさんのかまぼこは娘氏が食べた。


 ショップを覗きつつ次のショーを待つ。ショップに例の「できたてのポップコーンはいかが?」のマシーンがあったので吹いた。
 次なるショー、ハローキティイルミネーションは屋内型であることを最大限に活かした光の演出で、真っ昼間にイルミネーションが楽しめる。別売のミラクルハートライトでキティさんを応援することが出来るんだけど、これがステージの演出に連動して色が変わる。無線ペンライトってやつか。どおりでそこそこのお値段がするわけだ。
 位置の関係でキティさんの後頭部を見ることになったが、こちらはこちらでバックのお城のイルミネーションが強いのでお得感がある。娘氏は天井に映し出されるサンリオキャラを発見しめちゃくちゃ食いついていた。たー坊……生きとったんかいワレ……。


 メルヘンシアターでは、キティさんを中心としたキグルミと人間のお芝居を観劇できる。立ち見席しかないということだったが、言ってみたら隅っこのほうの席にバラバラに座れた。
 舞台脇のモニターに英語と中国語でセリフが表示される。言われてみればたしかに外国人観光客が多い。さすがキティさんはクールジャパンの先鋒だな。

 お芝居が終わりになって一旦幕が閉じたあと、突然お姉さまがたのラインダンスが始まったので困惑した。そしてそのあと舞台の奥に輝く階段が出現したのを見て俺は確信した。た、宝塚だ……! 完全に宝塚のやり方を踏襲している……! 違うところといえばキグルミが中心にいるのと、男がいるってことくらいだ。
SANRIO PUROLAND
 演出があからさまに宝塚なのだ! と思って見ていたら最終的には謎のリボンがついた盾(シャンシャン)を持って、謎のド派手な羽をしょったキティさんが登場して俺は悶絶した。そこまで宝塚でいいのォォーッ!? 怒られないのーッ!?

 ……まあこれで、娘氏もキュアショコラさんの変身シーンに突如出現する階段の意味がわかったであろう。ありがとうサンリオ。


SANRIO PUROLAND
 娘氏の体力が限界っぽかったので、夕方のショー「夜祭りマーチングパレード」を見て帰ることにした。これは来場者がキグルミやスタッフに混ざって踊ることができるパワフルなイベントで、たいへんな人ごみになるため、娘氏を解き放ったら迷子の一丁あがりである。
 終了後に娘氏イチオシのボンボンリゴン(ぼんぼんりぼん)に触りに行った。しかしぼんぼんりぼん……貴様は甚だしい勘違いをしている。ボンボンは講談社でりぼんは集英社だ!


 というわけで、男の人生のレール上に「サンリオ好きの彼女」か「娘」が配置されないかぎりなかなか解除されない実績「サンリオピューロランド」をせっかくだから解除してきたお話でした。好きなサンリオキャラはKIRIMIちゃん.です。よろしくお願いします。
 
■2017-04-25
三重の極み
 三重県に行ってきた記録がようやくまとまったので掲載。
三重の極み(伊勢湾旅行記)
http://one.cside.to/flat/docs/dreifach.html
 関係各位にこの場を借りてお礼申しあげます。
 
■2016-11-20
ヒャッハー!もみじ狩り
 もみじ狩りにうってつけの季節になったので、我々一家は修善寺虹の郷へと繰り出した。

 修善寺には何度も来たことがあるけれど、意外にも虹の郷には足を踏み入れたことがなかった。とりあえずエントランスのイギリス村をさらっと通過し、ミニSLに乗ってカナダ村まで移動した。
 なぜ伊豆でカナダなのかという疑問は「カナダのネルソンと姉妹都市なので」の一撃で粉砕された。じゃあイギリスは……?と思ったが特に説明はなかった。ネルソンがブリティッシュコロンビア州だからブリティッシュぶってるんだろうか。じゃあコロンビアも混ぜてあげては……ややこしくなってきたので深く考えないことにしよう。

 風光明媚で山紫水明なので(人工のロケーションにはこの言葉は使わないのか?)、コスプレ撮影目的に訪れる人もいる。園内はファークライ4並みに起伏の激しい地形なので、余計な景色を排除しやすく、和洋問わず多彩なロケーションを実現できるためうってつけなのだろう。とはいえメインはもみじ林や日本庭園なので、やはり和装コスプレの人がほとんどだった。というか刀剣だった。ここの日本庭園は夏目漱石ゆかりの地でもあるので、次は文豪が増えるかもしれないぞ。

KOUYOU
 もみじ林は素晴らしいの一言。わー鮮やかーって思って写真撮って、プレビュー見て、いくらなんでも彩度いじってるでしょこのカメラまったくもう、といって顔を上げると同じ彩度の景色があるのでたまらない。この大自然とかいう奴、全部特色で16777216版も使って印刷してくるので強い。RGBもCMYKもしょせんは紛い物に過ぎないのだということを思い知らされる。
 しかもこのもみじ林、夜間ライトアップがある。真っ暗になるまで待機すればもっと幻想的な写真が撮れちまう寸法だが、あまり帰りが遅くなると娘氏によくない。今年はこのくらいにしておいてやるぜ。
 
■2016-10-11
馬飼塔士ASA・GIRI
 お馬っていーいな パカパカ走ってさー♪
 大きなおめめに富士山映ってるー♪
 光と緑とフフフの牧場ー♪
 まかーいーの まかいの牧場ー♪


 体育の日だったのでまかいの牧場に行ってきた。まあ体育の日はいっさい関係なく、交通状況がよければ車で30分くらいでたどり着けるようになったからだ。
 なお「まかいの」がこの辺に多い苗字だと知ったのは2008年のことだった。


 入場チケットは「1ヶ月有効」というよくわからない料金体系である。
 とりあえずトラクターバスに乗って園内を一周した。園内のランドマークはだいたいポケストップになっていて捗る。
 ヤギさんをおさんぽさせている人が多く見られたが、どのヤギもわりと立ち止まってばっかりらしく一生懸命えさで釣っていた。

 ふれあい広場ではブタやヤギやげっ歯類と勝手に触れあえる。……ここは動物園でなく牧場なはず……なぜ牧場ににげっ歯類が……?娘氏はまったく臆せずに「よしよし」ってしにいくので慈しみの心があると思う。でもウンチ地帯に突入しかけたのは全力でとめた。モルモットは完全に大きなマンソンだった。

 娘氏はワラビー小屋でなぜかワラビーにハマッた。なぜ牧場にワラビーが……?娘氏は実家のような安心感を覚えたらしく、ワラビー小屋を出るとき「いってきまーしゅ!」と言っていた。

 牧場なのでもちろん馬にも乗れる。身長90cmに満たない子は親子で乗れる。「おうまさんのりたい!」っていうから父母交代で2回乗った。娘氏は馬のたてがみを「よしよし」ってしていた。やっぱ馬ってでかいなー。これの上で長い刃物振り回してたらそりゃ騎兵強いわ。馬は最高のソリューションだな。

MAKAINO
富士山もあるよ!

 というわけで高原の気候と雄大な富士と上質な乳製品を満喫できる馬飼野牧場のレポートでした。お近くにお越しの際は是非一緒にいこうぜ。
 
■2016-09-04
北海道ジャーニー
 8月末に北海道に行ってきたのでまとめました。

 試されてHOKKAIDO

 豪雨と台風に挟まれていろいろ危ぶまれましたが、奇跡的に快晴の4泊3日でした。
 
■2016-03-12
シルクドソレイユ
 会社の研修と称して初めてシルク・デュ・ソレイユを観てきたんですがコレ尋常でないですね。

 もうなんというか、観てる最中の率直な感想が「出来の悪いCGムービーかよ」と。
おかしいよね?人間はそんなふうに空中で次々とかっこいいポーズとれないでしょ?その着地、作用反作用の物理法則ちゃんと計算した?してないよね?不自然だよね?とずっと心の中で問いかけ続けるしかありませんでした。
 空中ブランコでエクストリームくんずほぐれつしてた男女とか、重力か時間かどっちか設定おかしいよね?今ワイヤーもなしになんか変な方向に回転しまくってるけどモーションがバグってるよね?

 静岡市の人間なので大道芸は見慣れたもんでしたが、これだけ超人的パフォーマーが圧縮されてパッケージングされてんのは圧巻というほかありません。
 パフォーマー1人に対してその都度1000円を投げ銭してたらちょうどチケット代くらいになるのでは。
 それに音楽とプロジェクションマッピングによる徹底的世界観描写がついてくるんだからこれ実質無料ですよね。すみません言い過ぎました。それくらいお得感がありました。
 
■2016-02-28
ディズニーシーにいったこと
 家族で東京ディズニーシーまで行ってきた。

 長時間の電車移動に娘が耐えられるか疑問だったので、初めて自家用車で浦安まで大移動することになった。
 東名で神奈川県を走っていると、途中で綾瀬市が執拗に自己PRしてくるんだけど、綾瀬市は交通情報でつねに「綾瀬バス停付近で○km渋滞」っていう存在感を植え付けられているので今更アピールしなくても知ってるよ……という感が強かった。
 Wikipediaによると最近は綾瀬バス停付近よりも大和トンネル付近のほうが渋滞するらしいので、アイデンティティを探して懸命にアピールしているのかもしれない。

 そしてこれまた交通情報でしか聞いたことのない用賀料金所を超えるといよいよ首都高である。首都高って奴はあれだな、普通運転免許証とは別の免許が必要な奴だな。あらかじめ首都高バトルとかで予習してくればよかった。途中ヤマタノオロチみたいな案内板が出たときには耳から血が出るかと思ったがカーナビという英知の光で無事切り抜けることができた。


 先にホテルにクルマと荷物を置いて、シャトルバスでレッツ東京ディズニーシー。なおこのシャトルバスも大変混雑し、20分ほど娘を抱っこしたまま座れなかったのでパパチャンの腕の筋肉がはやくも粉砕された。バス到着のアナウンスとともに娘は「あんがとー!」といって拍手したのでやっぱり電車で来なくてよかったなあと思いました。(真顔)

 3歳までの子どもはチケット代はかからないが、当然乗れるアトラクションは限られてくるし、長時間待つ必要があるアトラクションは厳しい。詳しいプランは下調べをしてくれたワイフにお任せした。昼食を買うのに40分くらい待つ混雑具合だったので、昼食のタイミングでねんねしてくれたのは幸運であった。

 幼児の乗れるアトラクションの近くにはベビーカーがたくさん駐車されているのですぐわかる。ワールプール(コーヒーカップ)、シンドバッド・ストーリーブック、キャラバンカルーセル(メリーゴーランド)あたりはすいていて良かった。シンドバッドのやつはボートに乗って人形劇を追うタイプのアトラクションで、娘は終始真顔で見ていたが、降車後に「おもしろかったね……おもしろかったね……」とつぶやいていたのでなんとなくタノシイなものだということはわかったようだ。
 海底2万リーグはファストパスが使えるので、ファストパス利用権はこれに使った。娘は非常警報の演出と雷撃の演出にビクビクッとなっていた。この夢の世界ではどこまでが演出でどこまでがリアルなのか、まだよくわかっていないのだ。しばらく呆然としていたが、レールウェイを見て「でんしゃーやったーいえーい!(原文ママ)」と叫んで復活した。切り替えが早い。


 これくらいの子どもを連れていくようになると、ディズニーリゾートがゴミひとつ落ちていない空間だということが実感できる。娘は自由に歩かせると常にダッシュボタンと調べるボタンを押しっぱなしなので、地面にアイテムがあると自動的に「しらべる」コマンドを打つ。当然この「しらべる」には「味も見ておこう」が含まれるので、ゴミひとつ落ちていない状態が徹底されている空間は大変安心できる。人が多いところではそれどころじゃないけど。
 乗れるものがもうちょっと増えたらまた行こうな。
 
■2015-03-14
神戸レポート
 ちょっと神戸方面に行ってきました。

宝塚大劇場
 宝塚歌劇っつーのは初めて観ましたが、なんていうかこの舞台の上に女性しかいないっていうのが信じられない空間ですね。冷静に声だけ聞けば、ああ、宝塚の男役だなって感じの声なんですが、これがお芝居と組み合わさると全然違和感がないんですね。美形主人公だけでなくオッサンも完全にオッサンなんですね。この技術すごいと思います。
 ときどき舞台の端から反対側の端にワープしてない?みたいな場面もあり、かなりの鍛錬が感じられて大変よかったです。

キリン三田工場
 こちらはキリンの一番搾り工場。
 一番搾り麦汁を飲むことができたんですがこれが大変甘いんですね。砂糖が入った濃い麦茶があったらこんな感じかと思いましたが、この糖分がぜんぶアルコールになってしまうというのはなんかもったいないような気もします。ところで二番搾りはどこに行ってしまうのか説明がなかったんですがそれは……。
 大麦と小麦をブレンドした新作ビールも飲めるんですが、ビールが苦手な人はキリンレモンで割ることも推奨してくれるたいへんおおらかな試飲コーナーでした。

神戸牛
 もちろんKOBEBEEFもいただきました。
 クリックすると飯テロ用の拡大画像が出ますのでご活用ください。
 牛 それはすばらしい 牛の肉 それはすばらしい すばらしい
 
■2014-03-15
能登加賀旅行記
 遠く石川県の老舗旅館、加賀屋さんに一泊する機会に恵まれた。
 おいおいなんだよカチグミかよ。

 でかい旅館だとは聞いていたが実際でかい。
加賀屋
 おみやげコーナーがひとつの街になってるかのようだ。
 このほかにも宴会場、会議場、劇場、バーなどが、吹き抜けが多用された複雑な建築の中にダイナミックに配置されていた。
 その作り込まれた立体構造を目の当たりにした瞬間、俺の脳内のタランティーノが大量のヤクザを展開させ、主人公が洗練された無駄のない無駄な動きで銃撃戦を繰り広げるシーンを撮り始めたという。



 翌日は加賀百万石の城下町、金沢まで戻って兼六園を見てきた。
 偕楽園には行ったことがあるので、これで日本三名園はあとひとつ……あとひとつ何だっけ、後楽園ゆうえんちで僕と握手?それ東京ドームシティじゃね?
 兼六園はあまり見る時間がなかったので、いずれ雪の季節か花の季節にまた行きたいものだ。



 それよりもむしろメインは、金沢にある正久山妙立寺、人呼んで忍者寺である。
 「人呼んで」というのは看板に本当にそう書いてあったので仕方ない。
 ニンジャ・テンプル……いやがおうにもセイシンテキが高まる。

 建物内は撮影禁止だったので写真はないが、このレポートが見学内容を正確に再現してくれているので、詳細はこちらで確認していただきたい。俺が受けた説明もおおむねこのとおりであった。

 一見ふつうのお寺に見えるが、一歩奥に立ち入ればそこはウィンチェスターミステリーハウスめいた複雑怪奇な造り。幕府の目を欺くための、隠し扉、隠し階段、抜け道、落とし穴のオンパレード。

 「忍者寺と言われるようになったのは、このからくり屋敷っぷりを指してのことであり、実際ニンジャがいたわけではない。いいね?」

 アッハイ。
 ……簡単に納得しそうになったが、念を押されると逆に怪しい!
 だって見よ!ガイドさんがこんなにつきっきりで説明してくれるし、勝手に扉を開けたり階段を上ったりしないように言われるし、これは……そのう……やはりニンジャがいて、その事実を隠匿しているのでは?

 「つきっきりなのは建物内が複雑かつ段差が多いためであり、順路が指定されているのは一部の通路や階段が老朽化しているからであって、決してニンジャとは関係ない。いいね?」

 アッハイ。
 ……二度も念を押された!間違いない!ニンジャはいる!
 そしてこの寺を拠点にネオカナザワの政治とか経済とかを牛耳っているのだ!
 すべては……ニンジャなのだ!
 彼は真顔で書き終えた。



スリケン殺!
 その後、彼の姿を見たものはいない。
 
■2013-07-16
軽井沢殺伐倶楽部
 初夏の連休のお約束、軽井沢殺伐旅行に今回も参加。
 天空都市カルイザワとかニンジャスレイヤーに出てきそうだな。
 サイタマの夜の光を見ながらそんなことを考えた重篤ヘッズ。
 恒例の温泉巡りを除くと、今回の目的地は主に3つ!



 目的地その1!戸隠村!

 戸隠といえば戸隠そばと戸隠流忍術でゆうめいだ。
 かなり標高の高い山奥だというのに、たくさんのソバ屋が並んでいる。
 そういえばサモンナイト2のニンジャはソバ屋を経営していた。
 さては、ソバ屋は仮の姿で、実は全員ニンジャなのでは?ニンジャの……ソバ屋!

 ……アッハイ、ニンジャはいない。もんだいありません。
戸隠民俗館
ア、アイエエエ!?
 資料館があからさまにニンジャなのだ!!
 やはり我々の社会にニンジャは実在する!
 国際的に見れば日本にニンジャがいないと主張しているのは日本だけなので、そろそろ我々はこのニンジャ真実を受け入れるべきであろう。そして外交のカードとしてニンジャを差し向けたりするべき。

 スリケン・ドージョーでスリケンを投擲して、ポイント倍点したらこんな団扇をもらった。
 なんたる禍々しい赤黒の団扇か!決断的にショドーされた「忍」の文字!そして裏側には「殺」の文字が……あるわけないだろヘッズいい加減にしろよ……。

 資料館には非人道兵器マキビシをはじめとする様々なニンジャギアを見ることができたし、からくり屋敷では出口付近で迷う小学生集団にヒントをあたえるなどのインシデントが発生してとてもタノシイでした。



 目的地その2!ぐんま天文台!

 ここはかねがね訪れたいと思っていた場所で、強い希望で実現させてもらった。
 到着したものの、駐車場から山の上の天文台まで1kmほどの遊歩道を歩かなければならないらしい。どうやら光害を最小におさえるための措置のようだ。このプチ登山は運動不足のメンバーに順次筋肉痛をひきおこしていったが自分は無事だった。「鍛えてる側」に含まれたらしい。

 天文台の中には、太陽をリアルタイムで黒点までばっちり見られる装置とか、リアル天体望遠鏡とかがある。去年の皆既日食のときはそれはそれは賑わったらしい。
 なぜかまだ七夕の笹飾りがあり、短冊に願い事が書けるようになっていた。

 「『おりひめとひこぼしがいつまでもいっしょにいられますように』……っと」
 「なんという偽善者」
 「では君は何を願う!」
 「『ここに吊った短冊の願いが全て叶いますように』だ」
 「お手本のような偽善者!とみせかけて、織姫と彦星を過労死させる気だな!?」
 「オマエのその短冊も叶うから問題ない」
 「……こいつ百点満点の偽善者だ!」

 そして何より楽しみにしていたのがこの庭!

宇宙キタ━━━!!
宇宙キタ━━━!!
 こんなの闇ユウキが儀式を行いそうだしさそり先生は宇宙へ打ち上げられそうだし伊狩くんはゴーカイセルラーを託されそうな感じじゃないですか!助けて始さん!
 始さんが戦ってたこの謎のオブジェは、よく見てみると黄道十二宮のプレートが貼られていたので、これが各星座を表しているとわかった。せっかくなので、主要な宮の前で『聖闘士聖矢』の名勝負を再現してとても充実した時間を過ごした。



 目的地その3!大理石村ロックハート城!

チュワ
ハートに着信!
 ここもかねがね訪れたいと思っていた場所で、強い希望で実現させてもらった。
 うわーもうこの絵面だけでも不思議な呪文をコールする5人組とか神に代わって剣を振るう男とか「花織ことはさんと婚約します!」とか弾丸の勇者キョウリュウブラックとか800年前のオーズとかアイム・ド・ファミーユの実家とかもうあらゆる思い出が想起されて感慨深いです。
 ……お察しの通り、目的地2と3はあからさまに特撮ロケ地巡礼なのだ。だがニチアサ要素を除いても、なかなか厨二心をくすぐる展示がそろっていて実によかった。
 
■2013-05-08
東伊豆紀行
 ゴール田ウィークに出かけた記録。

 去年ははるばるまで行ってきたので、今年も珍地名を目指し出発。
 たどり着いたのは函南町。

函南町新幹線
函南町新幹線
 「新幹線」地区の地図。
 住所としては「田方郡函南町上沢」となっているので、特に目立った看板などはなし。
 「幹線上」「幹線下」というバス停があったので、幹線道路が関係あるのかと思ったけれど、どうやら新幹線工事の関係で生まれた集落らしくガチで新幹線の模様。
 正式な住所ではないが、世界に誇る新幹線を地名として掲げ続ける人々である。



 そのまま山を越え、伊豆スカイラインで東伊豆方面へ。
 非常に眺めがよく、伊豆特有の渋滞とも無縁で、通行料くらいの価値は十分ある。
 途中、某宗教関係の巨大建築物を目の当たりにして絶句した。
 ケタはずれにスケールのでかいものって遠近感が狂わされる。コワイ!


河津バガテル公園
河津バガテル公園
 河津バガテル公園はまだ咲き始めの模様。
 シーズンオフなのでオマケでドリンク券を頂いた。
 ここはパリのバガテル公園と綿密な連携をしており、したがって庭師のオッサンが突然気さくに挨拶してくるのもパリジャンの精神が浸透しているからなのだ。

 ところで「バカボン」ってフランス語だと絶対いい響きだよな。
 クレモンティーヌさんがフランス語で歌ってたけど、彼女の語彙では「天
 才」と「バカボン」の間にそれほどのギャップはないのだと思う。


城ヶ崎
城ヶ崎海岸
 そしてある意味メインであった伊東の城ヶ崎。

 まったく遠慮のない溶岩そのものが切り立った海岸を形作っている。
 しかも柵とかぜんぜんないので、その先端まで自己責任で行ける。コワイ!
 ああー!どこを見てもアレとかソレとかを想い浮かべちゃうよォー!
 Round ZERO始まってるよォー!!(末期)


 そんな具合で溶岩ばっかり見ていたが、突如頭上の松の枝をリスが横切ったので驚いた。
 田舎育ちだが野生のリスなんて見たことない。あげく幹を駆け下りてすぐ近くの茂みにダイブするなんてレアもレア、Sレアな体験である。
 あれ本当に野生のリスか?誰か餌付けしてるんじゃないのか?
 
■2013-03-03
キョート殺伐旅行
 会社の旅行でキョートへ行ってきた。
 京都は4年半前の旅行以来だ。


天神様!
北野天満宮
 北野天満宮は、八幡・伊勢に続いて神社数第三位を誇るゴッド・菅原道真を祀る神社である。
 梅の具合はまだ微妙な感じ。
 時期が時期だけに学業成就を願う学生の集団が多いが、ライバルもいるであろう友人一同で仲良く合格祈願っていうのは、内部でギスギスしてそうな気がして味わい深い光景である。

 ここの駐車場には、君が代で有名な「さざれ石」が無造作に置いてある。
 どれくらい無造作かというと、普通に車のバンパーがぶつかりそうなくらい。
 苔はむしていた。



 仁和寺は正直「徒然草」でしか名前を聞いたことがなかった。
 しかも名前が出るときはたいていネタにされている。
 仁和寺は皇室関係者とゆかりの深いエリートの寺だというから、今でいえば「東大出身者にもこんなアホがいる」みたいなことをブログに書くような感覚なのだろう。
 さすが最古のブロガー。炎上しなくて良かった。していたのかもしれないが。
謎のガイジン
仁和寺内部
 仁王様のいる門をくぐると、ものすごい広い通路に出る。
 なぜかネコミミをつけた外国人観光客とすれ違った。
 日本の欧米ガイドブックには必ず「教会では肌の露出が少ない服装で厳粛に」みたいなことが書かれているというのに、おまえらときたら最高にKawaiiだよ!

 門に貼られていた「特別警戒中」の威圧的ショドーが気になった。
 まさか我々は監視されていて、ここで「徒然草」の話題を出そうものなら「貴様、吉田兼好の手の者か!」となって僧兵たちにサスマタで捕縛されてしまうのでは?
 聞かれてなかっただろうなさっきの話!



 嵐山は前回も来たけれど、今回も車軸を流す大雨に見舞われた。
 天気がよければ19世紀ホールでSLを見たかったんだけど、外を歩くのも困難な大雨なのでたまらず「よーじやカフェ」に逃げ込んだ。
 あぶらとり紙で有名なよーじやの喫茶店である。
 例のあぶらとり紙の女を模したカプチーノがあったので迷わず注文した。
よーじやカフェ
クリックでビフォーアフター
 たのしかった。



 翌日はほぼ一日自由時間ができたので、かねてからの夢、東映太秦映画村に行くことにした。
 いままで自発的に観たドラマが時代劇と特撮ばっかりの俺にとってはまさに聖地。単独での突入になるが意にも介さぬ。というか、誘えそうなメンバーの中に時代劇や特撮を理解する人がいなかったので単独で正解。
 俳優さんが園内を解説してくれるツアーに紛れ込めば、ソロでも問題なく満喫できるのだ!
WONDERFUL!
三丁目通り
 こことか、今にも暴れん坊将軍と仮面ライダーオーズが併走して出てきそう。
 開園してすぐの時間帯なのでスゲェ空いていて、人がいない瞬間を狙ってシャッターを切るのが容易だった。



タ・ト・バ!
スーパーヒーローランド
 そして人の少ないうちに是非おさえておきたかったのが、パディオス2階の展示だ。
 ここには歴代の戦隊とライダーのスーツが展示されている。スーツだけでなくバイクなど一部の小道具も置かれている。特になんの説明もなくライドベンダー(自販機形態)が置いてあったので二度見した。
タ・ト・バ!
魔法!それは勇気の証!
 特に扱いの良かった人たち。ちょうどDVDでマジレンジャーを追っていたのでテンションが上がった。後からやってきた小さいお友達もテンションが上がっていた。……何で知ってんの?海賊戦隊のおかげ?



 で、やっぱり映画村に行ったらこれやりますよね。やりました。客足が切れたときを狙って。
イヤーッ!
「ドーモ、テバザキです。」
 ゴウランガ!なんたる暗殺者めいたキリングオーラか!これがソロでトーエイ・ウズマサランドを突破してきた男の眼光である!読者諸兄はクリックしても目線が取れないことをご承知頂きたい!サツバツ!
 
■2013-02-23
ダイオウグソクムシ
 すっかり忘れていたけど、今月の頭、沼津港深海水族館に行ってきた。
 目的は大王具足虫。

 ダイオウグソクムシとは!
 海底に棲む白くてでっかいダンゴムシである!
 「とびだせどうぶつの森」において、虫がニガテでダンゴムシすら「ヒッ…!」という博物館学芸員フータに対してダイオウグソクムシを渡すとなぜか「ホホーッ!ダイオウグソクムシですか!」と軽くテンションMAXになるというナイスな生き物なのだ!

 沼津港深海水族館、規模の割には入館料がちょいと高いが、コイツを見るためなら惜しくはない。
 入り口にさっそくいやがった。
ダイオウグソクムシ
でかっ
 写真ではデカさが伝わらない!
 ガラス面とライティングの関係で非常にアングルが限られてしまう。
 やむを得ないので説明板を撮ってきた。

ダイオウグソクムシ
説明板
 こうしてみると、ダンゴムシも海の生物のなかまなのだなあ、という感じがしてくる。
 だがダンゴムシと比べると大きさが王蟲クラスだ。
 こいつをわしづかみにして「ダイオウグソクムシといえば…」とか語り出そうとするフータはマジでクレイジー。ムシ嫌い設定はただのキャラ作りと見た。


 沼津港深海水族館は規模が小さいので、圧倒されるような大型展示はない。
 そのかわりヌタウナギとかタコクモヒトデとか、珍しい奴・キモい奴が豊富にいる。
 動物園のハ虫類館とかで興奮する人にはうってつけのスポットである。

 メイン展示と思われるシーラカンスコーナーにはでかい冷凍個体が展示してあり、シーラカンス初発見のイメージか、レトロなアトモスフィアが漂っている。
 その周辺には足の多い系の虫が展示されていて、とうてい水族館とは思えぬ雰囲気になっていた。
 やはりハ虫類館とかで興奮する人にはうってつけのスポットである。