◆不定期日記ログ◆
LOG 2025-11
- ■2025-11-15
- フロンティアの果て
サガフロンティア2をクリアした。ものすごいお話だった。
(始めたときの話はこちら。)

サガフロンティア2は「歴史」を描ききったものすごいお話ではあるんだけど、ゲームとして成立しているかというと素直にうなずくことができない。
最序盤のハンの遺跡で6時間レベル上げして、以降のゲームバランスを自分の手で崩壊させておいて何を言うのか、という見方をすると大変申し訳ないんだが、これはそうせざるを得ない理由がある。
というのもこのRPG、補給ができない状況が多すぎるのだ。小さなシナリオをひとつひとつ選んで進めていくんだけど、宿屋や道具屋や倉庫のないマップが多い。
そのくせ武器は消耗するし、LPブレイクも飛んでくる。(LPは宿屋で回復可能)
そして一度クリアしたシナリオはリプレイできない。なので稼ぎ地点をスルーしたら任意でそこに戻ることはもうできない。
となれば、サガシリーズでボスが倒せなくて詰んだことのある人が、「じゃあ最初の稼ぎ地点で有用な技と術ぜんぶ閃いとこう」ってなるのは当然の流れであろう。勝利回数で敵が強くなるシステムもないし、3倍速で稼げるし。
なので、このゲームにサガめいた「強敵とギリギリの戦いをして偶然の閃きで勝利」みたいなロマンシングを期待するのは厳しい。最初のダンジョンで鍛えた能力を次々に継承し、最初のダンジョンで覚えた術で立ちはだかる奴を全部焼き殺せ。
システムについてはだいたい述べたので、ここから魅力的なキャラについて書き散らしながら、細かいところに言及していこうと思う。ロマサガRS以上のネタバレはしていないが、完全に事前情報のないままプレイしたい人はブラウザバックすべきだろう。長くなるのでたたむ。
サガフロ1のリマスターが「ファンディスク」だとすれば、サガフロ2のリマスターは「完全版」と言えるだろう。システム周りだけでなく、シナリオ上でも原作にはあまりにも欠けた情報が多すぎる。
その欠けた情報が『アルティマニア』『パーフェクトワークス』といった書籍で補完され、今回のリマスターに取り入れられた。これらが微妙に差異があるのもなんだか本物の歴史っぽくてよい。
俺たちが見たサガフロンティア2の物語は、「これはフィニー王家の公式記録」「ヴァンアーブルの『鋼志伝』にある記述」「これは後世の創作」みたいな感じで作られているのだ。たぶん「或る英雄の最期」は後世の創作だね。あの世界には義経チンギスハン説と同じレベルで、ギュス様海賊団説があるはず。
(始めたときの話はこちら。)

サガフロンティア2は「歴史」を描ききったものすごいお話ではあるんだけど、ゲームとして成立しているかというと素直にうなずくことができない。
最序盤のハンの遺跡で6時間レベル上げして、以降のゲームバランスを自分の手で崩壊させておいて何を言うのか、という見方をすると大変申し訳ないんだが、これはそうせざるを得ない理由がある。
というのもこのRPG、補給ができない状況が多すぎるのだ。小さなシナリオをひとつひとつ選んで進めていくんだけど、宿屋や道具屋や倉庫のないマップが多い。
そのくせ武器は消耗するし、LPブレイクも飛んでくる。(LPは宿屋で回復可能)
そして一度クリアしたシナリオはリプレイできない。なので稼ぎ地点をスルーしたら任意でそこに戻ることはもうできない。
となれば、サガシリーズでボスが倒せなくて詰んだことのある人が、「じゃあ最初の稼ぎ地点で有用な技と術ぜんぶ閃いとこう」ってなるのは当然の流れであろう。勝利回数で敵が強くなるシステムもないし、3倍速で稼げるし。
なので、このゲームにサガめいた「強敵とギリギリの戦いをして偶然の閃きで勝利」みたいなロマンシングを期待するのは厳しい。最初のダンジョンで鍛えた能力を次々に継承し、最初のダンジョンで覚えた術で立ちはだかる奴を全部焼き殺せ。
システムについてはだいたい述べたので、ここから魅力的なキャラについて書き散らしながら、細かいところに言及していこうと思う。ロマサガRS以上のネタバレはしていないが、完全に事前情報のないままプレイしたい人はブラウザバックすべきだろう。長くなるのでたたむ。
・ギュスターヴ13世
「フィニー王国を追放された術不能者、鋼鉄兵を組織して無双します~今さら降伏してももう遅い~」を地で行くオモテの歴史の主人公……なんだが、実のところRPG的に操作できるのは最初のわずかな期間だけであった。あとはコンバットが少々あるくらいで、ギュスターヴ編は彼の人生をダイジェストで追っていく形となる。
まあその鋼鉄兵無双は、後世の悪名高き「サウスマウンドトップの戦い」においてこちらに返ってくるわけだが……100年もシナリオを追うと、こういう人々の価値観の変化みたいなものが透けて見えてきて、歴史を見ている感じがするんだよな。ギュス様はその時代の変化の起点にいる人物なので、やはり主人公の筆頭というべき存在なのだろう。
・ケルヴィン
ギュス様の隣でずっと「やれやれ」って言ってるイメージのある男。ギュス様の死後すらやれやれって言ってそうなところがある。
というかこいつがギュス様の妹と結婚する話、原作にはないってマでござるか? それがわからないとギュス様の死後の話がぜんぜん意味わかんなくなるじゃん? わかっててもなるのに。
ギュスターヴ編のキャラは戦闘・育成する機会が少ないので印象が弱い。樹氷の腕輪は貰っていくね……。
・シルマール先生
この人まじでどこにでも現れるし登場人物全員から尊敬されているので便利すぎる。98歳でも平然と各地を旅してるし、シルマール先生の業績はどこまでが史実なのか歴史家が困っているのではないか。
・ヨハン
暗殺組織によって体に呪いを埋め込まれており、組織に従わなければやがて死ぬが、死の運命を受け入れて組織を脱走した暗殺者――というめちゃくちゃ濃い設定のキャラクターなのに、原作では仲間になった次の回で死ぬとか正気なのか。普通のサガなら主人公の一角だろ。
登場回で「キメ顔で立ってると寄ってくる無限湧き暗殺者稼ぎ」ができるため、今作では都合の良い能力継承元として活躍する。3時間くらいかけてめちゃめちゃ剣術を鍛えたんだ。
ヨハンとの出会いはギュス様の貴重な「術不能者の長所」が見えるシーンなので大切。その他ではケルヴィンの求婚を覗き見するシーンくらいしか活用されてないんだよな。なんでないんだよ。
・デーヴィド
サウスマウンドトップの戦いのプレイヤー。まじであのコンバットは酷い話で、SRPGだとすると育成要素が一切なく、シミュレーションだとすると運ゲーすぎる。攻略見ても5回やり直したわ。

3ターンでこの形にできなければリセット。 ギュスターヴ編最後の主人公なのに育成の機会がないためあまり印象がない。まあ仮に育成の機会があったとしたら、サウスマウンドトップの戦いは丙子椒林剣もったコイツが残像剣で全部なぎたおして終了するので仕方がない。
今気付いたけど、サガフロ2のお話を十全にゲームとして成立させるのなら無双アクションとしてリメイクするしかないのではないか。コーエーテクモ! サンダイル無双をつくれ!
・ウィル・ナイツ
ウラの歴史の主人公。親の死の真相を探るうちに「エッグ」という呪物を知り、ナイツ家3代にわたるエッグ所持者との戦いに身を投じていく。つまりジョナサン・ジョースターであると考えるとウィル編の話はスッと理解できる。
なんか敬語キャラだし、エッグとともに海の底に消えたら本当にジョジョだったんだけど、その役目は後進に譲りましょうね……。
ラストダンジョンでの活躍は「本当に86さいなのか!?」って感じなのでジョジョリオン要素もあるんだ。

くどいようだが本当に86さいか!? 石の将魔を削岩撃で削り倒すときに石化耐性を忘れて一回リセットしたのは内緒だ。
・コーデリア
キャラデザが素晴らしくソシャゲで重宝されている子。正史では死ぬっぽいがそんな選択肢は選べなかった。「どうして私を選んでくれないの?」じゃあないんですよ。任務の内容から言ってどう考えてもタイラーさんが適任でしょ。
最初の稼ぎ地点であるハンの遺跡でひたすらデュエルし続け、弓槍拳のだいたいの有用技を全部ひとりで開発していった功労者。
・タイラーさん
見るからに「モヒカン+斧」という世紀末スタイルなのに、ウィルパーティで一番の常識人なので困る。モヒカン+斧でこんなにいい人なことあるんだ。
しかし斧という武器種、ゴールデンアクスのレアドロップを無視する程度には使用者が少ない。どっちかというと育成の過程で育ってしまった火・石・樹の術レベルを継承するのに役立った。
・ナルセスさん
サガシリーズ随一の皮肉屋。口を開けば皮肉しか言わないが、自分の年齢の半分しかないウィルにめっちゃ親切にしてくるツンデレお兄さん。

エッグだけに……な。 ウィルが北方に向かうとき「引退する」って言っときながら追ってきて合流してくれた上に、最後に「実はな、私は寒いのが苦手なんだ」と言ってイチョウの散るなか去っていくのは完璧すぎるぞ。
・ラベール
お前「ラベール」って本名じゃなかったのかよ! ラベール(ザ・ビューティー)を通称にできるやつ、凄腕女スパイくらいしかいなくないか!?
キャライメージ的に「妖精王のリラ」を使って音弓無双するべきだったんだけど、妖精王のリラが取れることに気付くのが遅れたため、それはレイモンが使うことになった。
・リッチ・ナイツ
ロマサガRSで概要は知っていたが、お前、それはどう見ても「孕ませた彼女を実家に送還したまま顔も出さずに失踪」という形だぞ。なんて男だ。
でもまあ父の顔を知らないジニーちゃんがあれだけ慕ってるんだから、ジニーちゃんはよほど良い話を聞かされて育ったんだろう。
槍に適性があるの、やっぱコーデリアの血が入ってないですか?
・エレノア
若い男ばかりを護衛として雇って連れまわすセクシー術士。リッチとのベタな男女腐れ縁、いいよね……。
登場回で粘れば「魂の歌」を習得できる。ロマサガRSで慣れているから周回は苦ではないが、リセマラはあまりやりたくない。幸い10回くらいのリトライで習得できたので良かった。
・ジニー・ナイツ
キャラデザが素晴らしくソシャゲで重宝されているが、公式絵とドットで髪の色が違うため髪色が安定しない子。

ドット絵もかわいい 美女の噂に鼻の下を伸ばすロベルト(27)に対する「これだよ。男って、どうしてこうかな?」があまりにも河津節すぎる。
ジニーちゃんは誰と結婚したんだろう。最初にパーティ組んだ槍使いと結婚するのがナイツ家の運命ならプルミエールと結ばれたのかな??
・ロベルト
ラスダン前のメンバー深掘りシナリオで一人だけ深掘りされなかったのがじわる。特に因縁はないのである! とはいえ絵に描いたような相棒ポジションなのでこいつがいないと話が進まない。
LPが高いせいで弓使いなのに壁役に抜擢される珍しい人。ナルセスさんの魂を継承して頑張ってもらった。なんかいつもガッツポーズしてない?
・プルミエール
ラストバトル前の「お義母さま、父上、力を!」が意外だった。あんな家庭環境で家出して、それでも敬意は持ってるんだな。
コーデリアの魂を継承してひたすら脳削りしてもらった。
・ミーティア
シルマール先生がヴァンアーブル先生につないだ心を巨大な石斧に乗せて物理で殴る!! この子もリマスター前はほぼ深堀りされてないうえ育成パートもなかったってマジかよ。
タイラーさんの魂を継承して樹の将魔をマキ割りトルネードしてもらった。物理!!
・グスタフ
説明もなくファイアブランドめいた剣を持って仲間になるやばい奴。サガフロ2はダイジェストなのでこういうのは事前に説明しないのだ。
ファイアブランド持ってるってことは継承の儀を受けたフィニー王家の者で、名前からしてギュス様の血筋であることはわかるでしょう? あとは聞かないでね? という姿勢、令和では逆に新鮮かも。そんなことより髪型がやばい。目立ちたくないんじゃないのかよ。こいつがナイツ家の物語に介入することでギュスターヴ編とウィル編がひとつになっていくギミックだったんだな。
このために鍛えたヨハンの魂を継承して、マルチウェイを閃き、すべてを粉砕した。

ヨハン「私が殺します☆」 デーヴィドとの追加シナリオの戦闘曲が過剰にカッコ良くて震えてしまった。髪型がやばくなる前はこんなに情熱的な男だったのだな……。
「フィニー王国を追放された術不能者、鋼鉄兵を組織して無双します~今さら降伏してももう遅い~」を地で行くオモテの歴史の主人公……なんだが、実のところRPG的に操作できるのは最初のわずかな期間だけであった。あとはコンバットが少々あるくらいで、ギュスターヴ編は彼の人生をダイジェストで追っていく形となる。
まあその鋼鉄兵無双は、後世の悪名高き「サウスマウンドトップの戦い」においてこちらに返ってくるわけだが……100年もシナリオを追うと、こういう人々の価値観の変化みたいなものが透けて見えてきて、歴史を見ている感じがするんだよな。ギュス様はその時代の変化の起点にいる人物なので、やはり主人公の筆頭というべき存在なのだろう。
・ケルヴィン
ギュス様の隣でずっと「やれやれ」って言ってるイメージのある男。ギュス様の死後すらやれやれって言ってそうなところがある。
というかこいつがギュス様の妹と結婚する話、原作にはないってマでござるか? それがわからないとギュス様の死後の話がぜんぜん意味わかんなくなるじゃん? わかっててもなるのに。
ギュスターヴ編のキャラは戦闘・育成する機会が少ないので印象が弱い。樹氷の腕輪は貰っていくね……。
・シルマール先生
この人まじでどこにでも現れるし登場人物全員から尊敬されているので便利すぎる。98歳でも平然と各地を旅してるし、シルマール先生の業績はどこまでが史実なのか歴史家が困っているのではないか。
・ヨハン
暗殺組織によって体に呪いを埋め込まれており、組織に従わなければやがて死ぬが、死の運命を受け入れて組織を脱走した暗殺者――というめちゃくちゃ濃い設定のキャラクターなのに、原作では仲間になった次の回で死ぬとか正気なのか。普通のサガなら主人公の一角だろ。
登場回で「キメ顔で立ってると寄ってくる無限湧き暗殺者稼ぎ」ができるため、今作では都合の良い能力継承元として活躍する。3時間くらいかけてめちゃめちゃ剣術を鍛えたんだ。
ヨハンとの出会いはギュス様の貴重な「術不能者の長所」が見えるシーンなので大切。その他ではケルヴィンの求婚を覗き見するシーンくらいしか活用されてないんだよな。なんでないんだよ。
・デーヴィド
サウスマウンドトップの戦いのプレイヤー。まじであのコンバットは酷い話で、SRPGだとすると育成要素が一切なく、シミュレーションだとすると運ゲーすぎる。攻略見ても5回やり直したわ。

3ターンでこの形にできなければリセット。
今気付いたけど、サガフロ2のお話を十全にゲームとして成立させるのなら無双アクションとしてリメイクするしかないのではないか。コーエーテクモ! サンダイル無双をつくれ!
・ウィル・ナイツ
ウラの歴史の主人公。親の死の真相を探るうちに「エッグ」という呪物を知り、ナイツ家3代にわたるエッグ所持者との戦いに身を投じていく。つまりジョナサン・ジョースターであると考えるとウィル編の話はスッと理解できる。
なんか敬語キャラだし、エッグとともに海の底に消えたら本当にジョジョだったんだけど、その役目は後進に譲りましょうね……。
ラストダンジョンでの活躍は「本当に86さいなのか!?」って感じなのでジョジョリオン要素もあるんだ。

くどいようだが本当に86さいか!?
・コーデリア
キャラデザが素晴らしくソシャゲで重宝されている子。正史では死ぬっぽいがそんな選択肢は選べなかった。「どうして私を選んでくれないの?」じゃあないんですよ。任務の内容から言ってどう考えてもタイラーさんが適任でしょ。
最初の稼ぎ地点であるハンの遺跡でひたすらデュエルし続け、弓槍拳のだいたいの有用技を全部ひとりで開発していった功労者。
・タイラーさん
見るからに「モヒカン+斧」という世紀末スタイルなのに、ウィルパーティで一番の常識人なので困る。モヒカン+斧でこんなにいい人なことあるんだ。
しかし斧という武器種、ゴールデンアクスのレアドロップを無視する程度には使用者が少ない。どっちかというと育成の過程で育ってしまった火・石・樹の術レベルを継承するのに役立った。
・ナルセスさん
サガシリーズ随一の皮肉屋。口を開けば皮肉しか言わないが、自分の年齢の半分しかないウィルにめっちゃ親切にしてくるツンデレお兄さん。

エッグだけに……な。
・ラベール
お前「ラベール」って本名じゃなかったのかよ! ラベール(ザ・ビューティー)を通称にできるやつ、凄腕女スパイくらいしかいなくないか!?
キャライメージ的に「妖精王のリラ」を使って音弓無双するべきだったんだけど、妖精王のリラが取れることに気付くのが遅れたため、それはレイモンが使うことになった。
・リッチ・ナイツ
ロマサガRSで概要は知っていたが、お前、それはどう見ても「孕ませた彼女を実家に送還したまま顔も出さずに失踪」という形だぞ。なんて男だ。
でもまあ父の顔を知らないジニーちゃんがあれだけ慕ってるんだから、ジニーちゃんはよほど良い話を聞かされて育ったんだろう。
槍に適性があるの、やっぱコーデリアの血が入ってないですか?
・エレノア
若い男ばかりを護衛として雇って連れまわすセクシー術士。リッチとのベタな男女腐れ縁、いいよね……。
登場回で粘れば「魂の歌」を習得できる。ロマサガRSで慣れているから周回は苦ではないが、リセマラはあまりやりたくない。幸い10回くらいのリトライで習得できたので良かった。
・ジニー・ナイツ
キャラデザが素晴らしくソシャゲで重宝されているが、公式絵とドットで髪の色が違うため髪色が安定しない子。

ドット絵もかわいい
ジニーちゃんは誰と結婚したんだろう。最初にパーティ組んだ槍使いと結婚するのがナイツ家の運命ならプルミエールと結ばれたのかな??
・ロベルト
ラスダン前のメンバー深掘りシナリオで一人だけ深掘りされなかったのがじわる。特に因縁はないのである! とはいえ絵に描いたような相棒ポジションなのでこいつがいないと話が進まない。
LPが高いせいで弓使いなのに壁役に抜擢される珍しい人。ナルセスさんの魂を継承して頑張ってもらった。なんかいつもガッツポーズしてない?
・プルミエール
ラストバトル前の「お義母さま、父上、力を!」が意外だった。あんな家庭環境で家出して、それでも敬意は持ってるんだな。
コーデリアの魂を継承してひたすら脳削りしてもらった。
・ミーティア
シルマール先生がヴァンアーブル先生につないだ心を巨大な石斧に乗せて物理で殴る!! この子もリマスター前はほぼ深堀りされてないうえ育成パートもなかったってマジかよ。
タイラーさんの魂を継承して樹の将魔をマキ割りトルネードしてもらった。物理!!
・グスタフ
説明もなくファイアブランドめいた剣を持って仲間になるやばい奴。サガフロ2はダイジェストなのでこういうのは事前に説明しないのだ。
ファイアブランド持ってるってことは継承の儀を受けたフィニー王家の者で、名前からしてギュス様の血筋であることはわかるでしょう? あとは聞かないでね? という姿勢、令和では逆に新鮮かも。そんなことより髪型がやばい。目立ちたくないんじゃないのかよ。こいつがナイツ家の物語に介入することでギュスターヴ編とウィル編がひとつになっていくギミックだったんだな。
このために鍛えたヨハンの魂を継承して、マルチウェイを閃き、すべてを粉砕した。

ヨハン「私が殺します☆」
サガフロ1のリマスターが「ファンディスク」だとすれば、サガフロ2のリマスターは「完全版」と言えるだろう。システム周りだけでなく、シナリオ上でも原作にはあまりにも欠けた情報が多すぎる。
その欠けた情報が『アルティマニア』『パーフェクトワークス』といった書籍で補完され、今回のリマスターに取り入れられた。これらが微妙に差異があるのもなんだか本物の歴史っぽくてよい。
俺たちが見たサガフロンティア2の物語は、「これはフィニー王家の公式記録」「ヴァンアーブルの『鋼志伝』にある記述」「これは後世の創作」みたいな感じで作られているのだ。たぶん「或る英雄の最期」は後世の創作だね。あの世界には義経チンギスハン説と同じレベルで、ギュス様海賊団説があるはず。
- ■2025-11-22
- ダービィの奇妙なエアライダー
カービィのッ! エアライダーッ!
『カービィのエアライダー』はシンプル操作で走って戦うライドアクションゲームッ!
「フフフ まずマシンを選んで下さい」
「ウィングスター」
「同じく」
ウィング・スタァァッ!!
地上ではにぶいが 空中では
優れた飛行性能で 宙を舞う
「次はコースを選ぶ」
「フラリア」
フラリア!
スタート後2つのカーブを抜けるとヘアピンカーブ!
最後の直線前には「加速レール」がある!
「加速レール」に乗ることができれば最大170キロまで加速可能になる!
「用意はいいですか?」
「22年前のネタを掘り返してないでさっさとやればいい!」
ズズズズ……
「!?」
「自分で飼っている鳥の姿をマシンにインプットできます」
「なんじゃとッ!!」
「これはピピチャン」

「そしてこれは概念と化したウメチャン」

ババーン!!
「敗北を認めるんじゃあない! 花京院!!」

……という勢いで『カービィのエアライダー』を遊び倒している。
最初はナメていた。かつて俺がエアライドの移植に期待していたのは「娘氏も遊べるワンボタンのかんたんレース」という点であって、『マリオカート』が十分簡単になった今はもう役目を終えたのだと。
だが違った。『エアライド』を令和の時代に遊び倒させるための施策を山盛りにしてコイツは帰ってきた。
Directにおける「こりゃあ『マリオカート』でよいですね」というパワーワードが汎用的に使われているが、『エアライダー』をプレイしていると逆にさまざまなところで「むしろマリオカートはそれでいいのか?」と問いかけたくなる。
スピードメーターが常に表示されていて、減速ポイントがわかる。タイムアタックはあくまで自己満足で、ワールドレコードは表示しない。ステッカーをマシンに貼りまくって、ガレージに飾れる。オンラインでゴールしたあと、後続を待たずに次のレースにエントリーできる。ゲームの方向性の違いを考慮してもマリオカートに搭載してほしかったものがたくさんお出しされてくる。
特に「攻撃を受けて減速」よりも「攻撃を当てて加速」のほうが重視されるバランスにまた触れられてとても懐かしい。マリオカートは首位を走っていると防御のことばかり考えるが、エアライドはその辺にいる罪のないワドルディを攻撃して加速することが大事なのだ。なぜ無実のワドルディがその辺にいるんだ。
ただ……まあ、攻撃を当てて加速!を互いに繰り返していく関係でゲームスピードがとんでもなく早く、もはやかんたんレースゲームではないことも事実。
それでも娘氏はコントローラーを握り時々パパに勝利している。そんな……俺は22年前からこのゲームをやっているのに……いや22年ぶりというのが正確だが……。
マシンのクセがめちゃめちゃに強いゲームなので、この情報化社会でオンライン環境がどのようにバランスしていくのか、そもそもバランスできるのか心配だが、まあDLCも予定されてないって話なのでマイペースに遊んでくれってコトなのだろう。冒頭のオレマシンも含め、そのためのおびただしい量の材料が含まれている。
ところでこのゲーム、ダウンロード版7980円・パッケージ版8980円で値段が1000円違う。最近こういうのアリなんだ。
桜井DがDirectで「前作比10倍以上の工数になった」って言ってたけど、前作が5800円なのに今作が58000円にならないのはゲーム業界のスゴイところだね。
『カービィのエアライダー』はシンプル操作で走って戦うライドアクションゲームッ!

「ウィングスター」
「同じく」
ウィング・スタァァッ!!
地上ではにぶいが 空中では
優れた飛行性能で 宙を舞う
「次はコースを選ぶ」
「フラリア」
フラリア!
スタート後2つのカーブを抜けるとヘアピンカーブ!
最後の直線前には「加速レール」がある!
「加速レール」に乗ることができれば最大170キロまで加速可能になる!
「用意はいいですか?」
「22年前のネタを掘り返してないでさっさとやればいい!」
ズズズズ……
「!?」
「自分で飼っている鳥の姿をマシンにインプットできます」
「なんじゃとッ!!」
「これはピピチャン」

「そしてこれは概念と化したウメチャン」

ババーン!!
「敗北を認めるんじゃあない! 花京院!!」

……という勢いで『カービィのエアライダー』を遊び倒している。
最初はナメていた。かつて俺がエアライドの移植に期待していたのは「娘氏も遊べるワンボタンのかんたんレース」という点であって、『マリオカート』が十分簡単になった今はもう役目を終えたのだと。
だが違った。『エアライド』を令和の時代に遊び倒させるための施策を山盛りにしてコイツは帰ってきた。
Directにおける「こりゃあ『マリオカート』でよいですね」というパワーワードが汎用的に使われているが、『エアライダー』をプレイしていると逆にさまざまなところで「むしろマリオカートはそれでいいのか?」と問いかけたくなる。
スピードメーターが常に表示されていて、減速ポイントがわかる。タイムアタックはあくまで自己満足で、ワールドレコードは表示しない。ステッカーをマシンに貼りまくって、ガレージに飾れる。オンラインでゴールしたあと、後続を待たずに次のレースにエントリーできる。ゲームの方向性の違いを考慮してもマリオカートに搭載してほしかったものがたくさんお出しされてくる。
特に「攻撃を受けて減速」よりも「攻撃を当てて加速」のほうが重視されるバランスにまた触れられてとても懐かしい。マリオカートは首位を走っていると防御のことばかり考えるが、エアライドはその辺にいる罪のないワドルディを攻撃して加速することが大事なのだ。なぜ無実のワドルディがその辺にいるんだ。
ただ……まあ、攻撃を当てて加速!を互いに繰り返していく関係でゲームスピードがとんでもなく早く、もはやかんたんレースゲームではないことも事実。
それでも娘氏はコントローラーを握り時々パパに勝利している。そんな……俺は22年前からこのゲームをやっているのに……いや22年ぶりというのが正確だが……。
マシンのクセがめちゃめちゃに強いゲームなので、この情報化社会でオンライン環境がどのようにバランスしていくのか、そもそもバランスできるのか心配だが、まあDLCも予定されてないって話なのでマイペースに遊んでくれってコトなのだろう。冒頭のオレマシンも含め、そのためのおびただしい量の材料が含まれている。
ところでこのゲーム、ダウンロード版7980円・パッケージ版8980円で値段が1000円違う。最近こういうのアリなんだ。
桜井DがDirectで「前作比10倍以上の工数になった」って言ってたけど、前作が5800円なのに今作が58000円にならないのはゲーム業界のスゴイところだね。