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◆不定期日記ログ◆

LOG 2019-01

■2019-01-01
年始日記
 はい明けましたよーっと……
 年賀状には猪と家族の写真を使えばいいんでしょう!?
 ハイ!おわり!!
オルディン大橋
賀正
 2015年から何一つ成長していない……。


 実家の猫模様ですが、去年はストーブ前をずうずうしく独占するPさんにえも子が遺憾の意を表明し、すごすごとおこたに戻る姿が見られましたが、今年は解決してました。
えもちゃん
雛壇かよ
 えも子はもはや近くにPが寄ろうがアイリチャンが寄ろうがカメラが寄ろうが、以前のように警戒する様子をまったくみせません。後期高齢者となり何も気にならなくなってしまったのでしょう。元気でいて欲しいものです。
 
■2019-01-17
自由人の狂想曲
 映画ボヘミアン・ラプソディを観てきた。
 ネタバレ:主人公が死にます。


 評判は聞いていた。しかし俺はあまりクイーンに思い入れがない。ニワカにもほどがある。
 そう言うと「いやいや別に古参ファンでなくてもいいでしょ」と擁護されそうなので告白すると、俺はジョジョ4部を読んでクイーンのアルバムをTSUTAYAで借り、クロマティ高校でフレディの容姿を知るレベルのニワカである。そんな俺が観衆に混じってはガチのファンの人に対してシツレイにあたるのではないか、そんな要らん尻ごみをしていた。だがその姿勢は完全に間違っていた。


 まず歌が違った。たぶん原曲しか使われないんだろうな~~とタカをくくっていた。実際は原曲も使われていたが、観てる間はそれは完全にR・E・A・Lだった。完全に録りなおしたようにしか聴こえなかった。デジタルリマスターのテックと代役シンガーのすごい何かが完全に調和しておりかなりすごい。

 次にブライアン・メイが違った。いや何一つ違わなかった。正直ブライアン・メイについてはボヘミアンラプソディのPV(あのゆうめいな顔がよっつあるやつだ)とロンドン五輪でしか見たことがないはずなのに、初見で「あっギターのひとだ」と解るレベルの説得力があった。調べたら本人も絶賛していた。フレディについては時代が進むたびに俺の知っているビジュアルに近づいていくのが最高だった。


 そんなシンクロ具合だったので最後のライブシーンでの怒涛のメドレーは泣くしかなかった。俺はドキュメンタリー映画を観ていたはずなのにいつの間にか1985年のライブをパブリックビューイングしていた。ここに We Are The Champions をブチこまれたら誰だって泣く。

 これで晴れて、去年からの懸念点だった「映画館で涙を流す」という目的を達成することができた。もう「泣ける映画といえば何ですか?」という問いに「はい、映画プリキュアオールスターズメモリーズです!」と答えなくて済むのだ。ありがとうクイーン。ありがとうフレディマーキュリー。
 
■2019-01-26
いろんな娘氏
  • お年玉をもらった娘氏、「おかあさんのおさいふに入れておいて! おかねもちになるでしょ?」と聖人のような対応。
  • 昨年度流行語大賞の「そだねー」みたいなノリで「でしょね~~」と言うのが流行中。場合によっては煽り力が強い。
  • 「3つある」を「さんつある」と読む娘氏。たしかに「三」でなく「3」ならばそれはただの数字なので読み方は「さん」以外にない。我々の常識のほうを疑うべきだ。
  • ぼく「じゃあ吊り橋を渡って帰ろうか」
    娘氏「いやっ!つりばしなんて、こわいわ!」
    ぼく「余裕ある怖がりかただ」
  • 吊り橋を見た娘氏「おもわず、行ってみましょう! つりばしを〜♪わたる〜♪」
  • Lemonを聴く娘氏「このうたの、にがいレモンのにおい、っていう歌詞、アイチャンきになる」
    ぼく「どういう意味なんだろうね」
    娘氏「レモンが熟してないってこと」
    余計な情報を入れるぼく「でもこの人は徳島県の人だよ、徳島県はレモンよりすだちが有名だ」
    娘氏「はいブッブー! とくしまけんのおみせでもレモンはたくさん売ってますー」
  • 娘氏の結論「とくしまけんのおみせで売ってるレモンはにがい」
  • 食事に箸を使うよう指導したところ、綺麗な箸使いで白米を完食することができた。エジソン箸での特訓が地味に効いていたようだな。
  • Eテレでやっていた『Eうた♪ココロの大冒険』を観て「感動的だった」「えいがみたいだった」といって涙を拭う娘氏。
  • スーパーでピカピカの10円玉を渡された娘氏「まるで銅メダルだ~~!!」
  • 冬休みが終わって寂しい娘氏「幼稚園のアイリチャンはね、とーーってもさみしいんです。だから家に帰ったら静電気しないでなでてあげてね」
  • クイズを出す娘氏「パパチャンは正解してもだめメダルをおくることがある。」
    ぼく「ひどい」
    娘氏「はいゲームオーバー」
  • ぼく「アイチャン、そういう言葉遣いはよくない」
    娘氏「またまたけんかがはじまった」
    ぼく「けんかじゃない」
  • 娘氏「ようかん屋さんでーす!」
    ぼく「これは何味のようかんですか?」
    娘氏「これはくり。あと、さつまいもと、おいもと、やまいもと、バニラ。」
    ぼく「いも多いな~~バニラ!?」
  • こっそりパパチャンに耳打ちする娘氏「この夏楽しもう……」
    ぼく「なんのスローガンだ」
  • 娘氏「ようちえんのこうさくでアイチャンが作ったのは、マイクほうちょう」
    ぼく「マイク包丁!? ……な、なるほどお料理中でも歌えるってわけか」
    娘氏「コンサートでつかう。」
    ぼく「えっ」
  • かわいいポーズをとって「プロポーズ!」と言っていたので、「プロポーズはポーズのことじゃなくて結婚の約束のこと。それはアピール」と伝えたところ、「ちがうよ! アピールはたたかいの合図!」……スマッシュブラザーズの悪影響だ!!
  • 説明を求めると「スマッシュブラザーズで『アピールしろ!』って言われるし、『うまくとべ!』って言われてジャンプしないとバッテンがつく」という娘氏。あなたメイドインワリオのステージ1度しか遊んだことないよね!? なんでそんな理解してるの!??
  • 娘氏「決着をつけてやる……じゃんけんで……パパチャンはグー、アイチャンはチョキね」
    ぼく「それパパチャンが勝っちゃうけどいい?」
    娘氏「チョキ! ……けっこうやわらかい石だねェ~~(グイグイ)」
    ぼく「あきらめない心」
  • 公園で突然「いっぱい遊ばないとアイチャン頭がよくならないの。だからおねがい、いっぱい遊ばせて?」と訴えかける娘氏。
  • ぼく「アイチャン、そういう言葉遣いはよくない」
    娘氏「アイリチャンはしーんとした」
    ぼく「モノローグがうるさい」
  • 娘氏「あんよは赤ちゃんのことばだよ!」
    ぼく「じゃあてっては?」
    娘氏「てってはお姉ちゃんのことば」
    ぼく「いいのか」
  • 初めて路線バスに乗った娘氏「アイチャンはバスがだいすきなんだ!」

 4歳児はとってもピュアなので、カイシャの偉い人の隠し芸である手品を濁りなき眼差しで見つめ、リンゴのカードがリンゴの芯のカードに変化したことにガチで恐怖してパパチャンの後ろに隠れてしまうのであった。
 
■2019-01-27
輝く未来を抱きしめて!
 ニチアサクラスタにさまざまな話題をバラまいていった『HUGっと!プリキュア』が最終回を迎えた。


 実のところ、年末のトピックスだった「史上初の男の子プリキュア誕生」に関しては内心ガッカリしていた。
 何が不満だったかというととにかく「ミライクリスタル(変身アイテム)が出なかった」の一言に尽きる。

 ぶっちゃけあのシーンはアンリ君が戦闘したわけでもないし、プリキュアの奇跡で一時的に足が治り衣装が装着されたというだけなのだ。それをプリキュアネームを自称しただけで「初の男の子プリキュア」とニュースになってしまったのが非常に心苦しい。

 だいたい1年前に「オレだってプリキュアになりたかったんだ!」的な魂の叫びを残し、実際にプリキュアと同じ力をまとって戦ったリオ君という前例があるのだ。しかし「史上初」とは言われなかった。プリキュアネームを名乗らなかったからである。
 歴史においてはセルフブランディングに優れたものが栄光を手にする。鈴木梅太郎はビタミンの発見者にはなれなかったし、イライシャ・グレイは電話の発明者になれなかった。なんて世知辛い話なんだ。

 前例があったことを踏まえると、アンリ君は初登場時からジェンダーロールに関して布石を打ち続け、最後には唐突にトラックが突っ込んでくるというご都合主義までやったわけで、それが「自称プリキュア」で終わるなんて情けないにもほどがある。

 もっと行けただろ! 出せよ! ミライクリスタルを! そして商品化しろ! 戦隊は女性戦士の変身アイテムもお店に並んでるじゃあないか。それをしないってことは、バンダイさんは市場には男の子プリキュアの変身アイテムの需要は無いって判断したんだろ? それじゃあ本当に男の子プリキュアが誕生したなんて言えないんですよ。
 史上初を自称するなら、実際に商品化するのは難しくとも、せめて作中に変身アイテムを出して欲しかった。今後そういう意欲的な試みがあってももう「史上初」と言われることはない。そんな未来……そんな未来なんて……俺は深い悲しみに包まれた。


 だがHUGプリはこれでは終わらなかった。
 最終決戦で「英雄が一人で戦い続けてもいずれ疲弊し死ぬ」という敵の指摘に対し「仲間がいる」と返すのはわりとありふれているが、仲間だけでなく「赤ちゃんはみんなで育てるの!」という今作らしい理屈をぶつけた結果、「子どもは社会全体で育てる→未来はみんなで守る→人類総プリキュア化」というとんでもないドミノ倒しが起きてしまった。

 いままで登場した老若男女が次々とプリキュア化していく様はまさに圧巻であり、これに至って俺は「男の子プリキュア」すらただの前フリに過ぎなかったことを理解した。「みんなはプリキュア。お父さんもプリキュアです。」のコピペから15年たって公式が答えを示したのだ。
 ぶっちゃけアンリ君に対して「プリキュアを自称した以上、最終決戦に参加しないとキュアペコリン以下だぞ」と厳しい目を向けていたが、アンリ君どころか全市民がプリキュア化して必殺技に参加するのを見せられては潔く間違いを認めドゲザするしかなかった。

 ラスボスがどれだけ未来に絶望したおっさんだったとしても、自分もプリキュアになれると知ったらそりゃ輝くよ。完全に俺の負……エッ!? それじゃ俺もプリキュアなんですか!? えっえっ待ってどうしよう、じゃあプリキュアネームを考えておかないと……セルフブランディングが……!

娘氏「アイチャンはキュアジェリーナ」
ぼく「今ちょっと考え事してるから待って」

 しまったな、こうなると何億分の1かの確率でオールスター映画出演オファーすらありえるということか……真面目に考えないと……。
 まてよ、プリキュアはたいていチームを組んでいるぞ。チームも割り振られるハズだ……しかしどうやって? 最大7名くらいのチームというと……戸籍……? ウウッ! 戸籍でチーム分けされる可能性がある! となるとチーム名を決める責任があるのは世帯主である俺……か!? こいつは忙しくなってきたな!!


 次のプリキュアさんは宇宙人らしい。そうだな、もう地球人は全員プリキュアになっちゃったからな。グローバルからユニバーサルへの移行は当然の流れだな。