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◆不定期日記ログ◆

LOG 2020-08

■2020-08-16
六歳児よ、コントローラーを握れ
 Withコロナかつハザード酷暑の時代、夏休みとなった幼稚園児をステイホームさせておくには各種ゲームの力を借りるしかない。そしてそれはデジタルとアナログの両面から攻めるのが望ましい。まずはデジタルのほうから記録しておく。


 ワイフがPS4の『ドラゴンクエストビルダーズ』を買い、娘氏も真似しながら進めている。娘氏は最初スライムに近寄ることすら怖くてできなかったが、30分くらい目を離したらキメラ2体をこんぼうで臆せず殴り倒すようになった。いくらなんでも成長速度が急勾配だぞ。
 娘氏はスマブラ以外では初めてドラクエの世界に触れるので、すいすいとドラクエの固有名詞を覚えている。でもアレフガルドのことは「あふれガルド」って呼んでいる。

 ビルダーズはマインクラフトと違って、「設計図の通りに部屋を作れ!」というミッションがたびたび発生する。完成図を見ながらそれと同じになるように3次元空間にブロックを置いていくのは空間把握能力が鍛えられるなと思うんだけど、娘氏には難しいようだ。
 仕方ないのでパパが大枠だけ作って、それを完成させてもらうことで進行している。

メルキド
 これは娘氏が復興した城塞都市メルキド(をパパがボス戦に耐えるよう補強したもの)。娘氏は見事1章ボスを独力で退け、メルキドを守りきった。昔はこんなことを書いたけれど、マイクラなのに真面目にドラクエしていて新しい手触りのゲームである。


 以前買ったマリオカート8デラックスはバトルモードに強い興味を示すようになり、とくに「パックンVSスパイ」がお好みのようだ。ルールがほぼケイドロなのでわかりやすいのだろう。「いただきシャイン」がその次に好きで、シャインを奪うor拾う度に「シャイン!!(裏声)」と叫ぶのがルールとなっている。
 あとはVSレースモードでCOM(よわい)をやっつけたりしている。落下しないステージであればもうCOMに勝てるレベルには習熟したようだ。


 そして娘氏が突如マリオカートやスマブラでリンクを使い始め「わたしリンクさん好きだから。たびびと系好きだから。」と言い出したので去年買ったSwitch版の『夢をみる島』を渡した。
 バトルはともかく謎解きはまだ難しいらしく、最初はテールのほらあなを即あきらめてメーベの村で釣りや「いま流行りのゲーム」をして暮らしていた。

 村の外に出たかと思えば、穴が2マス並んでいるところで無限に落ち続けていたりする。実際はペガサスの靴でのダッシュ能力がなければ絶対越えられないんだが、娘氏にはそんなこと知らないので自分の操作精度が甘いのだと思ってしまうのだ。リメイクとはいえ夢島は昔のゲームなのでこういうことはよくある。
 娘氏はまだ「ゲームのお約束」を理解していない。具体的に言うとダンペイしゃんに「しばらくしたらまた来い」と言われたら律儀にしばらくウロウロしてから再来訪する。「どこかでフラグ立てないとイベントが進まないんだな」と理解できるのは我々がお約束を知っているからである。
 代わりにプレイしていくつか謎解きの勘どころを教えてあげたところ、徐々に自力でダンジョンを踏破し始め、ツボの洞窟では独力でボスを撃破するに至った。

夢をみる島
 ツボの洞窟で入手したパワーブレスレットでボスを倒し、カギの穴ぐらで入手したペガサスの靴でまたボスを倒すと、「そのダンジョンで新登場したアクションでボスを倒す」というゼルダのお約束を学習したらしく、最初のダンジョンについて「デグテールはジャンプで倒すんじゃなかったの?」と素朴な疑問を持っていた。

ヤッホーばあさんにはなしかける
 これはお風呂でわらしべイベントの解法を閃いた娘氏が、明日のゲームの時間まで忘れないように書き残した攻略メモ。なお、わらしべイベントの結果手に入れた見通しレンズのことは「みおとしレンズ」って呼んでいる。
 
■2020-08-23
六歳児よ、カードをめくれ
 Withコロナかつハザード酷暑の時代、夏休みとなった幼稚園児をステイホームさせておくには各種ゲームの力を借りるしかない。そしてそれはデジタルとアナログの両面から攻めるのが望ましい。前回に続いてアナログのほうを記録しておく。

 『ワードスナイパー』は娘氏にしりとりブームが来ているので語彙拡張のために買った。大人は「娘氏がわかる単語しばり」でプレイするというハンデがある。
 ルールは極めてシンプルで、場に出ているカードの文字で始まる、お題に適する単語を答えればポイントがもらえるというもの。
word sniper
「あ」で始まる、調味料といえば?
 娘氏「あじしお」

 お題は六歳児でも理解可能なものがほとんどで、「県庁所在地」「ことわざ」「歴史上の人物」「部首」あたりが苦しいものの、それをクリアできる小学生なら問題なくプレイできるものと思われる。そして繰り返しプレイすることで娘氏はご両親の回答を吸収しており、「『う』で始まる、目に見えないものといえば?」「うんめい……」などと偏った語彙を増やしている。
 大人だけでプレイするのならば『ワードスナイパー・イマジン』、未就学児を重点するのであれば『ワードスナイパー・キッズ』があるので、目的がハッキリしている人はそちらを買い求めるのが良いと思う。


 そしてワイフが『はぁって言うゲーム』を買ったのでプレイしている。
 お題とその演技プランがオープンされ、ランダムに割り振られた演技プランを実行して周囲から正解を得られればポイントが入るというゲーム。
はぁって言うゲーム
8つの演技プラン
 同じメンバーで何度も遊ぶにはリプレイ性が足りないのではないかと思ったが、お題が多いので案外そんなことなかった。そのうえ1つのお題につき演技プランが8つも提示されるので、「その演技は前に見た」というようなことは相当熱心にプレイしつづけない限り起こりえない。
 しかし8つもあるのに「いやー」の演技プランの中に「カラテを込めて」がないのはおかしいと思いませんか? あなた。「イヤーッ!」と言えばまずカラテシャウトでは? ボブは訝しんだ。

 ともかく、これによって娘氏は「感情をこめて演技する」という新しいアクションを要求されることになった。幼児の演技プランは何をやっても「かわいく」が付与されるため冷静な判断力が必要である。
 
■2020-08-26
境界のLINE
 39歳にもなって、LINEを始めた。

 別段避けていたわけではないが、連絡を取る相手がAndroidユーザーばかりだったので、完全にハングアウトで事足りていた。ハングアウトならAndroidユーザー全員がアカウントを持っているし、長文を送りたいときに職場のブラウザから送れるなどPCとの連携も素晴らしかった。

 しかし将来に不安がないわけではなかった。Google社はGoogle+など意外とイケてなかったサービスを容赦なく殺すことで有名であり、ハングアウトもなんかよくわからんサービスに分割移行するという噂がある。何より、ブラウザでハングアウトを利用しようと「hangout」で検索するたびにこういうふうになる。
たむろう
 たむろうって誰よ……このことからもGoogle社がハングアウトを冷遇していることが伝わってくる。
 そして、Androidユーザーなら標準で使えるという利点も、このたび親父がAndroidデビューしたその端末にハングアウトがインストールされていなかったことで、確信寄りの疑惑に変わった。

 今のうちに連絡手段を分散させておく必要がある。こうして俺は通常の連絡ツールをLINEに乗り換えることにしたのであった。
 メッセージ送信ツールとして使う分には本当に何一つハングアウトと変わらないので、特に移行で困ったことはなかった。この時期になって新しいツールに参加するのはあまりに周回遅れだが、ここまで周回遅れだともはや誰も周回遅れとは認識するまい。


 あっ恒例の「39歳のキャラクター」ですが、ジョジョのプッチ神父とるろ剣の佐渡島方治がいました。大蛇。