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◆不定期日記ログ◆

LOG 2016-02

■2016-02-08
非実在中学生
 また新しいプリキュアさんが始まった。
 今年は「魔法つかい」ということで、魔法少女とヒーローの違いについて以前考えたことを再掲しておく。

 ヒーローと魔法少女 - OnesideFlat

 それにしても主人公の「おばあちゃんから貰ったぬいぐるみのモフルンといつもいっしょの中学2年生」っていう設定はさすがに無理ないか?毎年多かれ少なかれこういう傾向はあるけど、幼女様は中学2年生をなんだと思っているのか……?

 そういえばまれに定期テストの話題があったり夏休みの宿題の話題があったりするけど、基本自由だし文化祭は生徒会が主導するしで、なんだか小学生と高校生を足して2で割って中学生にしてみましたみたいなちぐはぐさを感じる。プリキュア界の「中学2年生」の感覚は、幼女様向けにチューンされていて現実とだいぶズレているのは間違いない。
 ワイフいわく「少女漫画ではよくあること」とのことだが……これについてはいつか掘り下げてみたい話題ではある。
 
■2016-02-15
有柄忌
 友人が亡くなった。
 やはり若い人の通夜はつらい。つらいが、若くして亡くなった故人の無念さよりも、残された人の無念さを想像するほうがよりつらいのは、やっぱり故人の人柄ゆえなんだろうな、と思えたのが救いではあった。
 
■2016-02-20
スプラトゥーン、その受難と復活
 話は昨年秋にさかのぼる。
 娘の腕力、器用さ、知力の発達はめざましく、昨年11月、ついにテレビ台に設置されたアカチャンガード(手製)の解除判定に成功するに至った。
 これによりアカチャンガード解除→Wii Uのイジェクトボタンを押す→何かキラキラ輝くディスクが出てくる→食べるというコマンドが流れるように実行され、我々のSplatoonにはうっすらとキズがついてしまったのであった。

 キズは本当にうっすらとしたものだったため、最初はたいした影響は無かった。が、今年に入って徐々に、起動時(タイトル画面の表示)と、ステージ読み込み時にディスク読み込みエラーを起こすようになってしまった。
 とくに後者が深刻で、メンバーがそろってレディフォーナワバリバトル、というタイミングで落ちるためおそらく試合が3vs4になっており、チームメンバーにとっては迷惑極まりない存在となる。試合開始時に消えるイカをたまに見かけるけど、あれは回線ではなくディスクかレンズの異常で消えている可能性が高い。
 こんな状態では、たとえ読み込みエラー率がそれほど高くなくてもプレイを続けるわけにはいかない。

 何度もディスクを柔らかい布で拭いてごまかしているうちに、ついに起動エラー率がほぼ100%になった。web上にはディスクのキズに対する民間療法がたくさんある。バナナ以外はだいたい試した。これらが悪化の一因となった可能性は否めない。そもそもキズはほとんど見えないのだ。このような微細なキズが致命傷となるのであれば、素人の研磨法が功を奏するわけがない。

 近所のブックオフでディスクの研磨サービスをやっていることをつきとめ、さっそく300円で磨いてもらった。残念ながら効果はなかった。まさかと思いレンズクリーナー(Wii U専用のモノを買う必要がある。1100円)を購入し、娘が寝静まるのを待ってから2回ほどクリーニングを試みてみたが無駄であった。これで万策尽きた。さようならSplatoon……待ってます……続編……。

 そもそも小さな娘がいるのにゲームを物理的に所持することが愚かだったのだ。Splatoonを買うときもDL版を検討したことにはした。しかし我が家のWii Uは悪名高きベーシックセットである。「保存容量8GBもあれば十分だろ」と思って購入したコレは実質システム領域によって半分以上を食われており、そこにスマブラの更新データがまさかの2GB超えという惨状で、とても使い物になる状態ではなかったのだ。
 なおスマブラの更新データは現在USBメモリ(非推奨)に退避させて、そこにマインクラフトをぶっこんでいる。とっととこのようにしてDL版を買うべきであった。俺は深い後悔につつまれながら朝を迎えた。


 ワイフ「イカ直った?」

 ぼく「イカ……?イカとは……?うっ頭が」

 ワイフ「あっ……少しずつ思い出していこうな」

 そして翌週……

!!?

 「これがイカやで」

 「!!? ここが……ハイカラシティ……?」

 「ランク41、ウデマエAマイナス。それがあなたの本当の力よ」

 「微妙すぎる。せめてS級のスーパープレイヤーであった設定にしてくれ」

 「いいからとっととプレイして」

 というわけで復活しましたァー!!
 買い直しもまったく惜しくない神ゲーSplatoon!塗り遅れるな!
 
■2016-02-21
魔法商店街
「プリキュアの魔法商店街が期待より全然ヌルかった」

「確かに魔法学校→魔法商店街の流れはハリポタから何年経ってんだって話だな」

「せっかく異世界なんだからもっと斬新な商店街を描いてほしかった」

「Amazonでホウキを注文すると転送魔法で即手元に届くとか?」

「あっAmazonはあるんだ」

「ある。Amazonは魔法」

「Amazonは魔法」
 
■2016-02-24
マイクラ総括
 先月からプレイしていたマインクラフトが、ようやく一段落した。
 一段落なんていうものが存在するとは知らなかったが、一応このゲームには「果ての世界(エンド)」にいるボスを倒すとエンディングがあるのだ。

ハリウッド
はじめに作ったセレブ感あふれる拠点

 このゲームは本当にいろいろなことができるので、ネット上の情報も自然と「何ができるか」という試みであふれているんだけど、そのぶん「何をしなければならないか」という情報は意外と少ない。
 もちろんそれは「しなければならないこと」なんてものが最序盤の拠点建築以外ほとんどない、ということではあるけれど、たとえば地表を駆け回っているだけでは鉄はほとんど手に入らないし、エンチャントテーブルを作るためのダイヤなどはまったくお目にかかれない。

 このゲームは名前に「MINE」とついているように、とにかく深く掘ることが、できることを増やすことに繋がる。鉄でしか作れない道具が欲しいなら海抜0m以下まで穴を掘らなければいけないし、ダイヤやレッドストーンが欲しいなら岩盤近くまで掘らないといけない。基本的にはダイヤの道具がないと「暗黒界(ネザー)」には行けないし、暗黒界のアイテムがなければポーション蒸留設備は作れない。最初に述べた果ての世界への入り口も岩盤近くの深さにある。
 ゲーム的には洞窟や渓谷を探索するのが面白いんだけど、安全に深部を掘りたいのなら自力でナナメに穴をあけていったほうがてっとり早い。とにかく深く掘ることで新しい世界が開ける仕組みになっているので、準備が整ったら地底へ向かうべきだろう。

 そして果ての世界への扉を開くには、出現率の低いエンダーマンを倒してエンダーアイを複数手に入れる必要がある。これはかなりめんどくさいと思ったが、なんと村人の中にエメラルドとエンダーアイを交換してくれる人がいることがわかった。
 こういうふうにラストバトルへ向かう道がひとつでないのはとてもいい。戦闘が好きならエンダーマン狩りをすればいいし、それをしなくても村を増改築して村人を増やして取引すればいい。あ、つまり村を見つけたらすぐに柵やたいまつで村人を保護することも「しなければならないこと」にリストアップしていいだろう。
 結局小麦を収穫したり、食肉を生産したりしてエメラルドと交換してもらい、それをエンダーアイに交換してもらうことで果ての世界への扉を開くことに成功した。ラストダンジョンに行くのに農作業が必要なRPGはマインクラフトだけ!

斜面を利用した村
取引のために新たに興した村

 プレイする前はマリオペイントやどうぶつの森みたいなゲームだと思っていたけど、それはクリエイティブモードだけの話で、実際はかなり目的意識を持ってプレイできるゲームだった。
 CS版ではWii Uだけまだアップデートが来ていないので、それが来たら今度は海底遺跡とか探しに行ってみたいところ。ウィザー討伐はビーコンに興味がないのであとでいいや。
 
■2016-02-25
親指消耗
 唐突だが、なんでN64のアレは「アナログスティック」じゃなく「3Dスティック」だったんだろうか。

 入力されるものは二次元極まりないのに「3Dスティック」。
 ちなみに公式の読み方は「サンディスティック」なのでこれだけでも覚えて帰ってください。

 当時コントローラーに使うスティックといえばジョイスティックだったはず。それとの違いを明確にするネーミングが「3D」だったのだろうか。
 根元のセンサー部が曲面だったりしたのかな。
 あるいはX・Y軸に加えて傾きで重さをつけて3軸……?いやその場合なおさら「アナログスティック」と呼んだはず。
 やはり3Dゲームを遊ぶためのモノであることを強調するべくこのような名前をつけたのか?

 「……という議論を経て、俺の結論は、『ダディフィンガーへの・ダメージが・でかい』で3D、ということに落ち着いたんだが」

 「ダディフィンガーて」
 
■2016-02-28
ディズニーシーにいったこと
 家族で東京ディズニーシーまで行ってきた。

 長時間の電車移動に娘が耐えられるか疑問だったので、初めて自家用車で浦安まで大移動することになった。
 東名で神奈川県を走っていると、途中で綾瀬市が執拗に自己PRしてくるんだけど、綾瀬市は交通情報でつねに「綾瀬バス停付近で○km渋滞」っていう存在感を植え付けられているので今更アピールしなくても知ってるよ……という感が強かった。
 Wikipediaによると最近は綾瀬バス停付近よりも大和トンネル付近のほうが渋滞するらしいので、アイデンティティを探して懸命にアピールしているのかもしれない。

 そしてこれまた交通情報でしか聞いたことのない用賀料金所を超えるといよいよ首都高である。首都高って奴はあれだな、普通運転免許証とは別の免許が必要な奴だな。あらかじめ首都高バトルとかで予習してくればよかった。途中ヤマタノオロチみたいな案内板が出たときには耳から血が出るかと思ったがカーナビという英知の光で無事切り抜けることができた。


 先にホテルにクルマと荷物を置いて、シャトルバスでレッツ東京ディズニーシー。なおこのシャトルバスも大変混雑し、20分ほど娘を抱っこしたまま座れなかったのでパパチャンの腕の筋肉がはやくも粉砕された。バス到着のアナウンスとともに娘は「あんがとー!」といって拍手したのでやっぱり電車で来なくてよかったなあと思いました。(真顔)

 3歳までの子どもはチケット代はかからないが、当然乗れるアトラクションは限られてくるし、長時間待つ必要があるアトラクションは厳しい。詳しいプランは下調べをしてくれたワイフにお任せした。昼食を買うのに40分くらい待つ混雑具合だったので、昼食のタイミングでねんねしてくれたのは幸運であった。

 幼児の乗れるアトラクションの近くにはベビーカーがたくさん駐車されているのですぐわかる。ワールプール(コーヒーカップ)、シンドバッド・ストーリーブック、キャラバンカルーセル(メリーゴーランド)あたりはすいていて良かった。シンドバッドのやつはボートに乗って人形劇を追うタイプのアトラクションで、娘は終始真顔で見ていたが、降車後に「おもしろかったね……おもしろかったね……」とつぶやいていたのでなんとなくタノシイなものだということはわかったようだ。
 海底2万リーグはファストパスが使えるので、ファストパス利用権はこれに使った。娘は非常警報の演出と雷撃の演出にビクビクッとなっていた。この夢の世界ではどこまでが演出でどこまでがリアルなのか、まだよくわかっていないのだ。しばらく呆然としていたが、レールウェイを見て「でんしゃーやったーいえーい!(原文ママ)」と叫んで復活した。切り替えが早い。


 これくらいの子どもを連れていくようになると、ディズニーリゾートがゴミひとつ落ちていない空間だということが実感できる。娘は自由に歩かせると常にダッシュボタンと調べるボタンを押しっぱなしなので、地面にアイテムがあると自動的に「しらべる」コマンドを打つ。当然この「しらべる」には「味も見ておこう」が含まれるので、ゴミひとつ落ちていない状態が徹底されている空間は大変安心できる。人が多いところではそれどころじゃないけど。
 乗れるものがもうちょっと増えたらまた行こうな。
 
■2016-02-29
うちのこジャーナル1602
 1歳9ヶ月~1歳10ヶ月の記録。
 おお今年は29日付けで記録ができるな。

  • 言葉を覚えるときにどうせ音が欠落するので、それを見越してワイフのことを「おかあたやん」と呼んでいたところ見事「かあたん」と呼ぶようになりガッツポーズ。しかし数日後そこにはハッキリ「おかあたやん」と呼ぶ娘の姿が!すみませんヒアリング能力なめてました。
  • よく歌を歌うようになる。ドーナッツやひよこの歌に続いて、最近は「できたできたできた」の「花まるロック」がお気に入りらしい。「~いないかな?」と歌うと「どきっ♪」って合いの手をいれてくるのであざといなさすが我が娘あざとい。
  • 焼き魚をつまみぐいしようとして大根おろしを爆食いしてあまりの辛さに「ウワーッ!あちゅい!」と大騒ぎ。俺が食べてみて「あっホントだこの大根おろし辛いねー」と言うと「からいねェー!からい!」と訂正する余裕はあった。
  • 節分の鬼の面を被って強襲するも、ただひたすら困惑の顔。しかしワイフに鬼の面を被ってもらうと全力で泣き出した。どういうことだよ……。その後、ぬいぐるみに面を被せて再度襲撃するも「こわいね(ぷいっ)」とドライに撃退される。
  • 朝起きて第一声が「にゃんにゃん消えたねェー……にゃんにゃん行っちゃったねェー……」。見てる夢が可愛すぎだろ。
  • 交代を控えたポコポッテイトの三人組、ムテきちは「キチ」、メーコブは「ぶこぶ」と区別するようになった。もうすぐ卒業しちゃうけどな……。なおミーニャについては「ミーニャ、かっこいいねェー!」と評価うなぎのぼり。
  • 娘を背負って静岡109に行くという荒行をするはめになったが、終始「きーらきーらちゃん♪きーらきーらちゃん♪」って歌ってて恥ずかしかったので109はもう少しキラキラするのを抑えるべき。
  • その後お買い物に飽きて「オウチニカエル」「オウチカエル」とつぶやくだけのbotと化す。
  • ときどき「ちんちんかないねー」っていうのでヒヤヒヤしていたが、これは別に男根のことを指すのではなく「全然わかんないねー」の意味らしい。なぜ覚えた。
  • 「はびじゅ!はびじゅ!」っていうときは「お水」が欲しいとき。パパ覚えた。ときおりこういうデコードが必要な通信プロトコルで殴ってくるので慣れが必要だ。
  • シルバニアファミリーのベッドからお布団をひっぺがして床におき、その上に伏せて「ねんね……できない」「ねんね……できない」って言う。なぜ自分の手のひら大の布でねんねできると思ったのか。
  • ワイフ実家でネコチャンを捜索。「リンチャン、ドコー?」「じゃあ大きな声でリンちゃんを呼んでみようか!」「(手をメガホンにして)リーンチャーン!」「うわあEテレの作法が完全に身についてる」「キーンチャーン!」「名前も間違ってる」
  • お絵かきしたいときに「かき!かき!」というだけでなく、ペンを持ってきて「にゃんにゃんかいてー」と要求する。公園をお散歩していても手ごろな枝を拾って「にゃんにゃんかいてー」と要求する。なお5秒で描ききらないと飽きて次に行ってしまうので注意が必要だ。
  • ものを指して「これは?」と尋ねる姿勢が身につき、語彙の拡充に繋がっている。おふろのポスターでいっしょに勉強をするのだ。「これは?」「ぶどう」「これは?」「ニンジャ」「これは?」「……俺の乳首」「あけたい」「何を!?」「あけたい」「開かないよ!?」


 ついに綾波書店を指さし「しいかけ。」と認識してしまった。綾波書店とは地元に存在するとてもいやらしいキノコを生やしたいやらしい書店でありいやらしい。しいたけでなくエリンギだがそんな些細なことはどうでもよかった。当面はしいたけ屋さんだと思っていてもらおう。