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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY ゲーム

■2017-02-08
ポストアポカリプス、略してポカリ
 Fallout4、クリアしました。ウェイストランド開拓記のほうも随時執筆して追いついていきます。


「ボストン行きたい」

「なぜそんな急に」

「Fallout4してたらボストンの地名がすごい出てくるから行きたくなった。俺もフリーダムトレイルを追いたい」

「じゃあ計画立てようか」

「あっでも今アメリカはトランプさん関係の騒動であまり近寄りたくない」

「でも今後はもっと近寄りがたくなる一方かも」

「そうだな……最悪の場合世界大戦まで行くこともあり得る……じゃあアメリカと中国が核戦争した200年後くらいにあらためて行きたい」

「死んでるね」

「仮に生きてても秒速で死ぬね」
 
■2017-01-01
世紀末新年伝説
 2017年1月1日未明……
 そこにはサンクチュアリでの年越しを過剰に演出し終わったてばさき村長の姿があった。村長はこの日のために連邦中を駆け回り銅を確保していたのであった。
NEWYEAR2017
アケマシテオメデトウゴザイマス!

 本年もだいたいこんな感じだと思いますので、どうぞ変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
 
■2016-12-04
ウェイストランド開拓記
 Fallout4に時間のすべてを奪われている。
 娘を寝かしつけ終わるのが22:00くらいになることも珍しくなく、そのあと睡眠時間を確保するとなると「ゲームは一日一時間」というタカハシ・メイジンの言葉を実践しているようなタイムスケジュールになる。
 休日なら……と思うが、娘が早起きする以上やはり就寝時間はほぼ変わらず、昼間に脳漿とか違法薬物とかを見せるわけにもいかないので、やはりプレイ時間は変わらぬ(世紀末建築をしていないとは言っていない)。

 なのでプレイ日記を書く時間はあるんだぜーッ!!

 ウェイストランド開拓記

 順次更新していきますがちゃんとメインシナリオクリアまでいけるかな?
 一年以上前のゲームなのでいまさらですが、メインシナリオ上重要なネタバレがある回は警告を入れようと思います。
 
■2016-11-23
荒野の村長
 3DSの『とびだせ どうぶつの森』に大型アップデートがやってきた!
 いつか来るんじゃないかと思ってはいたが、これで『ハッピーホームデザイナー』を遊んでたときに手に入れたカードを使って、任意の村民を村に呼べるようになったのだ!

 てばさき村長のモッコロ村は常にカモミと共にあった。
 あの日、ただ一日の確認を怠ったばかりに引っ越しの兆候を見逃し、カモミは去っていった。それからてばさき村長は、夢番地に存在するカモミの家を消さないよう、モッコロ村を封鎖したのだ。思い出の中に。
 だが今はこのカードがあるッ!
 このカモミのamiiboカードを使って、カモミをモッコロ村に呼び戻すんだッ……あれ?あのカードどこしまったっけ?

 決死の大捜索が行われたが、amiiboカードは見つからなかった。
 引っ越しのドサクサで混沌の闇に消えたものと思われる。混沌の闇は部屋の中に偏在し、常にこのような事態を引き起こすべく我々を脅かしているのだ。俺は深い悲しみに包まれた


 深い悲しみに包まれた部屋に、ノックの音が飛び込んだ。
 誰にも会えない顔なのにもう何だよどちら様?

「おはようございます!Vault-Tec社です!」

 それは小綺麗なセールスマンであった。どうやら我々一家はVault111という地下シェルターへの入居を認められたらしい。直後、待ってましたとばかりに核戦争勃発のニュース。我々一家はすみやかに町外れのシェルターへと避難し、なぜかコールドスリープ処置をうけた。

 やがて長年の眠りから目覚めた俺を待っていたのは、変わり果てた妻子と、放射能汚染され完全に荒廃しきった我が町の姿だった……。

サンクチュアリ
Welcome to this crazy time
 そういうわけで、てばさき村長はウェイストランドの開拓を始めました。
 ここを復興すれば……またカモミは引っ越してきてくれるだろうか……。
 
■2016-11-19
PS4がやってきた
 秋の物欲の高まりが我が家にPS4を呼び寄せた!play&peace!


 PS3を買ったときにはTorne+地デジチューナーが目当てだったわけだけど、PS4で同じ環境を作るにはTorneというソフトとNasneというハードディスクレコーダーを買わないといけない。NasneはHDDを内蔵しているのでそのぶん高い。HDDの価格が下がってきているのでよけい割高感がある。PS3のときは「PS3を持っているなら安価で地デジ録画環境が作れる」というのが利点だったので、もうちょっと予算積んで大手のHDDレコーダーを買った方がいろいろ便利なのかもしれない。
 しかしその場合PS3のTorneが録画した番組はすべて捨てなければならないのがつらいところだ。どっちみちTorneは観て消す用なので捨てちゃっても構わないんだが、過去Eテレの再生のためだけにPS3を現役にしておく無様は避けたい。と思ったらPS3のTorneとは互換性がないらしい。なんだそれ。PSPGoへの書き出しもできなさそうだし仕方ねえな……

PS4
とりと比較するとこれくらいのサイズ

 そういうわけなのでPS4はちゃんとゲーム機として買ったことになる。買ったからにはやりたいソフトはたくさんある。手始めとして世間を騒がせているファイナルファンタジー15の体験版をダウンロードしてきた。
 グラフィックは実際キレイなんだけど、PS3と比べてどうかっていうとプレイ中はよくわからない程度の眼しか持っていない。PS2→PS3のときも似たような感覚を覚えた気がするけど、これはHDMIケーブルになったときにその表現力の差に平伏したのでまだ違った。PS4にはまだそれがない。これはVRも買う流れなのか。

 FF15の話に戻る。高級車で旅に出た王子様とそのご友人一行だったが、こいつら最高に旅を楽しんでいる。宿屋ではトランプに興じているし、屋外でも高級なキャンプ道具一式をどこからともなく取り出して完璧なキャンピングを行っている。戦闘中だけでなく移動中もどうでもいい会話をしてるし、こいつら間違いなく俺自身より旅を楽しんでいる。
 なのでそれゆえに、このあと彼らに過酷な運命が降りかかったときのことが気にかかる。このようなお気楽な姿は見られなくなってしまうのだろうか。お気楽モードからお通夜モードに切り替わってしまうのだろうか。不謹慎だから夕飯作るときに指パッチンはやめとこ……みたいになるのだろうか。だとするととてもつらい。どこかのタイミングで立ち直り、またお気楽モードに戻るとしても、お通夜モードだったときのことを思い出すと素直に見れなくなるのではないか。逆にそこを徹底的に描くことで仲間の成長が描けるのかもしれないけど、それってボイスデータがすごい量にならないか?

 ……とはいえFF14でも「敵将を奇襲して戦争の火ぶたを切った直後に突然スープ作りを依頼される」みたいなイベントのブチこみ方はあったわけで、ある程度はゲームとして割り切ることを織り込み済みなんだろう。とりあえずゲームとしては「高所に飛ぶ」アクションが「ロックオンできてるかどうかよくわからないうえにボタン長押し」というのに最後まで慣れなかった。緊急回避的な動作でもあるしここは即座にできるようにしてほしかったなー。
 
■2016-11-01
ピクミンとコントローラーの話
 ふとピクミンがやりたくなって「ピクミン3」を買ってきた。

 以前ピクミン2をプレイしたときは、Wii版だったためWiiリモコンとヌンチャクでプレイした。照準と移動を左右に分けた操作方法は実に快適だった。そのあとGC版の初代もプレイしてみたが、リモとヌンの直感的な操作に慣れてしまった俺には、GCコントローラーでの操作は「何か違う」と思わざるを得なかった。WiiリモコンがCGコンを上回ったのは後にも先にもこのときばかりである。

 で、ピクミン3はWii Uなので、とうぜんWiiリモコンとヌンチャクが使える。なので嬉々としてそれらを接続しようと思ったが、センサーバーとリモコンは見つかったもののヌンチャクが見あたらない。引っ越しのドサクサで混沌の闇に消えたものと思われる。混沌の闇は部屋の中に偏在し、常にこのような事態を引き起こすべく我々を脅かしているのだ。俺は深い悲しみに包まれた。

 なので仕方なくゲームパッドのタッチペン操作でプレイした。しかしなかなかコレに慣れない。決して不便なわけではないが、ピクミン2で紫ピクミンを狙い澄ました位置に投擲し、原生動物をノーダメージでハントして回った凄腕のトレジャーハンターの姿はそこにはなかった。俺のピクミンさばきはまた初心者に戻ってしまったのである。その一点が悲しかった。どれだけ操作に習熟しようとも、コントローラーを失えばただの初心者なのだ。たとえゲームパッド操作に慣れたとしても、このピクミンさばきが次回作に活かせる保証はどこにもない。こうなると上達への意欲も削られていく。いやピクミン3自体は面白いからプレイは続行するんだけれども。


 先月新ハードであるニンテンドースイッチが発表され、また新たなるコントローラー「Joy-Con(ジョイコン)」が登場した。本体に合体した状態では、(タッチパネルとジャイロセンサーさえ付いていれば)ゲームパッドとそれほど変わらない操作感になりそうだ。ジョイコンは数種類出るという噂もあるが、コントローラーがやたら増えることで、このような悲しみがくり返されることだけは避けて欲しい。
 
■2016-08-26
35歳になるということ
 35歳になる、ということについて調べてみた。
 34歳のときに「34歳のキャラクター」についていろいろ調べたけれど、35歳ともなると少年漫画やアニメでは完全に父親やセンセイのポジションなのではないか。

 まず『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビさんが、番組開始時点で35歳であるという情報を得た。35歳であの演説か……というかドズルさんはそれより年下なのか……まあ初代ガンダムについてはブライトさんとかいろいろ年齢がおかしくて修正がなされてきているので深く追求しないことにしよう。そんなことよりランバ・ラルさんが35歳と聞いて目玉が飛び出た。見た目は100歩譲るとして、ギレンと同年齢なのは設定前にちょっと考えようよ!駄目だ駄目だこいつらはナシ!

 頼みの綱であるジョジョでは6部のジョンガリ・Aくらいしかいなかった。微妙だ。微妙すぎる。しかしこいつ6部で35歳ってことは、DIOの信奉者をしていた頃は10歳ちょいってこと?少年兵だったのかな?そこから25年近くDIO様への忠誠と承太郎さんへの憎しみをキープしてたってこと?ちょっと真似できない執念だと思う。関係ないけど「ジョン・ガリアーノ」をもじって命名するときに「ジョンガリ」で切るセンスもとうてい真似できないな。

 ファイナルファンタジーではバレットさんが35歳(無印FF7時)だった。シドより歳いってたのかよバレット……クラウド離脱時に年下のシドにリーダーを譲るのはどんな気持ちだったのだろう……。まあ親友の娘があれくらいの年齢と考えると妥当なセンではないだろうか。養女とはいえ立派な子煩悩キャラと言える。

 ついでにFF6のケフカも35歳らしいが、まあ狂人を参考にしたら実際狂人なのでこれはノーカウントにしよう。ラスボスつながりで『仮面ライダーOOO』のドクター真木も35歳の設定だがこれもほぼ狂人なのでいいや。狂人なのに35歳でガストラ帝国の重要なポジションにいたり、狂人なのに35歳で研究所の所長とかしてるのすごくね?むしろ狂人だから可能なのか?

 センセイ的ポジションといえば『忍たま乱太郎』の戸部センセイが35歳のようだ。AB型で駿河国出身で35歳とかほぼ俺じゃあないかやったぜ。登場するときに「ゆらり」って効果音を自分で言っても許されるな。だが戦国時代の35歳というのは現代の35歳とはえらく印象が違うのだろうなあ。

 35歳枠の中でもっとも有名なキャラクターは『こち亀』の両津勘吉巡査だろう。まあこの人に関してはいわゆる「サザエさん時空」に飲み込まれて最終的に35歳に安定しただけで、連載開始時は36歳だったようだ。連載が始まった1970年代の価値観に照らすと「36歳独身」というのはどういう立ち位置だったんだろう。男性の平均初婚年齢が27歳くらいの時代だ。家電もコンビニも発達しておらず、男の一人暮らしは今よりよっぽど不便だったと思われる。その点現代は便利になった。35歳独身のキャラは珍しくないし、彼らが家庭を感じさせないことに対して違和感はない。

 逆に誰もが思い浮かべる35歳の家庭的キャラとして『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし氏が控えている。係長で、月収が手取りで30万あり、春日部に家を構え、子どもが2人いる。そのうえ藤原啓治の声で喋る。ストレートに強い。昨年の島耕作よりは現実的だが、それゆえに全パラメータが満遍なく強い。これを目標におくのはちょっとつらい。25年前から時が止まってるし。そうか、しんのすけも普通に加齢していればもう30過ぎか……そろそろ5歳のときの黒歴史を延々と公開し続けるのはやめてあげてはどうか……。



 このくらいまで来るとやっぱり、主人公やその仲間みたいなレギュラーキャラクターはだいぶ少なくなってくる。主人公としては両さんが最後の希望か……と思ったら来年はポルコ・ロッソがいた。無理だ……あのカッコよさを体現したオバケみたいな豚になるのは無理だ……!
 だがまあ、年齢的にはまだまだ主人公を張れるようだぞ!ガンバロ!
 
■2016-07-24
ポケモンGOがやってきた
 配信開始前から話題騒然すぎていったい何が起こっているのか掴みきれなかったポケモンGOが、突如サービスを開始した。
 たまたま休暇を取っていた俺はこれ幸いとダウンロードし、ベビーカーに娘を搭載して街に繰り出した!

 幸い、連日の猛暑は影を潜め、日中でも問題なく外で活動できる気候だったので、周囲のポータルを一通り見て回ることができた。
 ギリギリ夏休みに突入したとはいえ平日の昼間。普段は閑静な住宅地である。……が、今日はスマフォを持って練り歩く人がやたら多い。2~4人のパーティにも何組かすれ違った。明らかにポケモントレーナーだ。
 すごいなポケモンGO。「ある日突然みんなが同じ遊びを始める」というコロコロのホビー漫画みたいな状況が可視化されている。社会現象みたいに扱われるのも、この「プレイヤーが見える」という特徴のせいだろう。
 一通り歩いてみて、娘のお散歩範囲内にポータル密集地が複数あることがわかった。近所のIngressガチ勢に感謝。

 2時間ほど散歩したところでバッテリー残量がやばくなってきたので帰宅した。ききしにまさる電池消費量……ひたすら歩いて電気をピカ様に献上するゲームかよ……ほぼポケットピカチュウじゃねえか……。だがワイフはこの事態をすでに予測し、モバイルバッテリーを購入していた。さすがワイフッ!抜け目がないぜッ!


 結局、ポケモンを採るだけなら、ワイフと組んで「片方が市街地を運転し、もう片方が後部座席でスマホ2台もって出現したやつを高速タップ」という作戦が最強だった。
 ちょっとしたお出かけのついでに爆釣じゃあ!わしが、わしらがポケモン底引き網漁船団じゃあー!(右手と左手で別々の相手にモンスターボールを投げながら)
 
■2016-06-13
15周年
 本日弊サイトは15周年を迎えた。
 15年……2001年が15年前とかちょっとにわかには信じがたい。

 15という数字は16進数でいうと「F」にあたる。
 つまり今年出るファイナルファンタジー15はFFFとなりすべてがFになる趣がある。ファイファンとかいう略称は捨てた。


 しかしまあ本当に今年、FF15が出るらしい。
 「ヴェルサス」としてPS3向けに発表されたのが2006年のことなので、10年かかっていることになる。開発費大丈夫か。7~11のころはほぼ毎年ナンバリングを出していただけに不安……と感じるが、むしろ7~11をほぼ毎年リリースしてきたことのほうが異様だったのかもしれない。複数のチームで平行開発してきたせいか世界観もシステムもバラッバラで、アイテムと魔法と音楽以外はまったく別のゲームになっていた。
 まあ昔からシステムについてはバラバラで、FFらしさといえば「その当時最強の演出を見せる」という一点だったと思う。FF3をやりなおして改めてそう思った。

 演出が進化していく一方で、確実に「プレイヤー個人の感情が入る余地」は削られていった。昔は浮遊大陸から飛び出したあと、(他に選択肢がないとはいえ)自らの意思で難破船を探したものだった。それがいつの間にか、スコールがリノアを抱えてエスタを目ざすという決断をするのをただ見守る形になってしまった。べつにそれ自体が悪いことではないが、FF10を投げたときのことを考えると「Not for me」なんだろうと思う。


 ところで、FF8のラグナ編は、過去のラグナの旅をスコールが追体験する形で語られる。スコールにはラグナの思考までダダ漏れで、困惑したりツッコミを入れたりしている。
 この関係性は、ひょっとしてプレイヤーとスコールの関係と同じなのではないだろうか。FF8ももうすっかりレトロゲーの仲間入りなので、誰かほかに同じような考察をしているかもしれないけれど、いまさらそんなことを思った。スコールの言動に困惑しツッコミを入れるプレイヤーと同じことを、スコールがラグナに対してやっているのだ。これはメタ構造、メタRPGである。わかっててやったのだとしたらなんたる野心的試みか。


 FF15は果たして本体ごと購入に至るようなものに仕上がっているだろうか。とりあえず音楽が『マリオRPG』』『LEGEND OF MANA』の下村陽子先生だということがわかったので、その点については期待が高まっている。
 
■2016-05-22
ボードゲーム熱2.1
 カルカソンヌの拡張セット(宿と大聖堂)がやっと手に入った。(本体については前回参照)
 これ再販されてたんだな。イラストが一新された関係で、本体と組み合わせたときに画風や塗りが違うのがちょっと気になる。本体も新デザインのを買っていればよかったか。

 これによって新タイルが増えたので、ランダムに何枚か除外して王牌をつくり、下の図を覚えなくてもいいようなローカルルールを提唱したい。
carcassonne2
基本+拡張1タイル一覧
 なおこの図には紋章や宿屋の有無は描かれていないので注意されたし。


 この拡張によって新しいルールが追加された。
  • 「宿屋」――道路に付属する建物。これがあると道路が1パネル1点から2点になるため、街道の存在感が増した。ただし完成しなかった場合0点扱いになるため、街道建設の邪魔をする場面も出てきた。
  • 「大聖堂」――都市に付属する建物。これがあると都市が1パネル2点から3点になるため、莫大な得点が入るようになった。これも完成しなかった場合0点になるので相乗りや邪魔が熱い。
  • 「騎士」――通称スーパーひとし君。配下二人分の効果を発揮するので、攻めにも守りにも重要。前述の追加ルールのせいもあって奪い合いが加速するので、いつ使うかが悩みどころ。

 大聖堂があると、相乗りしたり邪魔したりしているうちにどうしても都市が大きくなるため、完成したとき得点差が大きくなりすぎる感がある。終了を待たずに60点近い点差がついてしまうので、これについては良し悪しかもしれない。



 さてこうなると、やはり1つの箱にまとめたくなる。以前ドミニオンの拡張を買ったときも、ぴったり入る箱を探して百円ショップを巡ったものだ。今回はどんな箱に入るだろうか。

カルカソンヌ収納
詰めた
 見た感じ、アクリルの葉書ボックスがいい感じの容量だったので、それに詰めてみた。
 この容器は蓋がカチッとはまるタイプではないので、何かで止めなければならない。
 スコアボードを縮小コピーしたものを底面に隠して……
カルカソンヌ収納
ガチマッチ仕様
 完成!カルカソンヌ弁当箱!!
 「包む布に得点表をアイロンプリントすればさらにスマートじゃね?」というところまで思いついたけど、ぶっちゃけ使いにくいと思うのでこれでよしとする。

 ……拡張の箱と大きさがあまり変わらないような気がする……あの箱を魔改造したほうが早いのでは……。
 
■2016-05-09
BRA★BRA FINAL FANTASY
 娘を預けて吹奏楽のコンサートに行ってきた。
 もちろん普通のコンサートでなくてこれ。

 BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO

 何度も述べている通り、俺には「ゲーム音楽単体で泣ける」という不可解な性質がある。そこに目をつけたあんどう君がチケットを押さえてきた。なんということだ。このままではコンサートホールでガチ泣きする不審な男になってしまう。

 身の危険を感じた俺はすぐにCDを手に入れて予習を始めた!
 そして確信した!
 ダメだ……これダメなやつしかない……!
 ダンジョンメドレーとかいう地味~な奴にすら俺の涙腺が反応している……!
 もはや顔面鼻水まみれになる悲愴な覚悟を決めて俺は当日を迎えた。

 物販コーナーで限定版のCDを買ったあと、アンケートに記入する。なんでも「思い出の一曲」について書くと、コンサートの途中のMCでラジオのお葉書のように読まれるらしい。一曲なんて無理だろと思ったが、昔バイエルに載っていて初めて両手で弾けた「迷いの森」を書いておいた。

 開演後さっそく植松伸夫本人による前説が始まる。「題名のない音楽会」で見たノリのよさがそのままこの静岡の地で至近距離で拝めるとはすごいイベントに来てしまったぞ。ここより先は当日のセットリストに一部言及するので注意してほしい。セットリストは地域によって変わるらしいけれど。


 まずは予告されていたFFバトル2メドレーでスタート。FF4のボス戦闘曲、FF5のボス戦闘曲と続いて、いったん木管楽器のつなぎの部分が入ったあとFF6の三闘神戦が一気に展開してくるところが特に涙腺に来るわけだけど、こうして余裕を持って構えていられるのも予習してさんざん部屋の隅で感涙にむせびながら天井を見上げていたからで、そうでなければ一撃死まちがいなし。危ないところだったぜ(顎まで伝った涙を拭いながら)。

 星降る峡谷(FF7コスモキャニオン)は、静かな序盤を心地よく聞いていると終盤の急激な盛り上がりに涙腺が対応できず死ぬ。この曲で太鼓だけじゃなくてシンバルとか打ってくるの壮大すぎてずるい。なによりFF7の曲はプレイステーション登場時の郷愁と分かちがたいのでずるい。同じ理由でFF4もずるい。

 大部分が退場して、木管系の小編成で演奏されるFF1/2/3 フィールド・メドレーは同行したあんどう君の涙腺も破壊した。予習が足りないからだぜ(鼻に入りそうになった涙を拭いながら)。静かな展開ながら最後に1/2/3のメロディーが渾然一体となって脳にデルタアタックを仕掛けてくるので初見だと涙腺が即死するのである。

 「題名のない音楽会」で見たのでたぶん来るだろうなと思っていたのがFFモーグリのテーマで、これは観客が手拍子などのボディパーカッションで参加する演目。ティンパニ奏者のモーグリお兄さんによる破天荒なレクチャーが行われ、存分に手を叩き足を踏みならした。参加するタイミングになると植松さんや指揮者の栗田さんが笑顔で促してくるのが心地よい。

 ゴールドソーサーは全員リコーダーでの演奏。童心あふれる楽器で絢爛な曲を演奏するという変化球の編曲ながら、これがなぜか賛美歌のような謎の荘厳さを生むのである。「題名のない音楽会」でFFメインテーマをリコーダー演奏したときはオモチャ感あふれるクリアボディのリコーダーだったが、今回はちゃんとしたリコーダーだった。なおFFメインテーマはこのあと参加企画として演奏され、会場からもリコーダー所持者による演奏が加えられた。音量調整していたけどどうやってバランスとってんだすげえな。

 前半戦最後はハンターチャンスで、これはFF9の曲が「時忘れの迷宮」のサントラにアレンジで入っていたのをよく聴いていたので感慨深さがある。問題はFF9も時忘れの迷宮もどちらも1ミリもプレイしていないのでこの涙が何を根拠に流れてくるのかがわからないことだ。


 休憩を挟んで後半戦はMCもなしに突然のビッグブリッヂの死闘から始まる。これについてはもう原曲からして緩急のつけどころがハッキリしていてずるい。特にこの編曲では最後にグッと沈んでグッと持ち上げてからまたタメを入れて、ティンパニが「デン!ドデン!デデドン!」って打ち鳴らされるところが涙腺に大ダメージ来るんだけど、そういえばこの人さっきモーグリお兄さんやってたなと思ったらなんとか正気を保てた。

 開演前に書いたアンケートは、そのうち5つほどが読まれたわけだけど、この間BGMとしてハープの人がソロでエアリスのテーマとかバラムガーデンとかを爪弾いていてめちゃくちゃ贅沢だった。「思い出の一曲」は別にFF関係でなくても読まれるのね。普通にクラシックの曲を挙げてる人もいた。そして突如読まれる「あんどう」さんのアンケート。思い出の一曲はFFメインテーマ。なんだこれ……植松伸夫本人の口からあんどう君とお父様との思い出が読まれているぞ……ハープの生演奏をバックに……どういうことだよ……ここがヴァルハラかよ……。

 失神しそうになってたらいつのまにか演奏者が減っていたので、これは予告されてた魔導士ケフカが来るぞと防御態勢を固めていたら、そのままザナルカンドにてFragments of Memoriesと少人数アンサンブル3連戦が来た。ジャジーなアレンジの効いたケフカの後に、ゲームでは一切心を動かされなかったくせに「題名のない音楽会」でガチ泣きしたザナルカンドで、弱った涙腺にFF8のウィンヒルが来るのがたまらない。特にウィンヒルは油断していた。FF8はラグナの物語。

 もはや髪型しか覚えていないレベルのシーモアバトルも、生演奏となると金管木管の各パートが押し合いへし合いしてくるような編曲のせいでかなり攻撃力が高い。そしてプログラム最後が片翼の天使。グワーッ!CDにない!!だが「題名のない音楽会」でやった曲だしたぶん来るだろと思っていたので何とか耐えた!「セフィロス!」の部分の叩きつけるかのような迫力には参ったが、会場にセットされた鐘はこの「カーン…」のためだけにあったんだと思うとちょっとじわじわ笑えてきた。


 アンコールは、楽器持ち込み可の参加企画であるマンボdeチョコボであることはわかっていたので、じっくりみんなで拍手をしていたところ、指揮者の栗田さんがヒョコッと戻ってきてタクトを振り上げた。おい待てこのイントロはThe Man with the Machine Gunだ!不意打ちでこれはずるい。CD聞いて10秒で涙腺のことを諦めた曲はほかにない。しかもこれ生演奏だとドラムの迫力がすごい。もうスネアひっぱたきまくりですごい。すごいよこれ(語彙も死亡)。

 最後の最後のマンボdeチョコボは、観客の吹奏楽部ガチ勢からマラカス部隊までが舞台に上がってえらいことになる。
bbff2
壇上に上がる参加者
 すげえ人数なのがおわかりいただけるだろうか。シエナのメンバーの隙間にもみっちり。このマンボdeチョコボだけは写真撮影可で、SNS等に掲載することも可、というか推奨されていた。聴くだけでなく演奏する楽しさも知ってほしい、広めたいというブレない姿勢を感じる。

 ところで会場で鼻をすする音がたまに聞こえたので「やい~~!俺以上に泣いてる奴がいるぞ!見てやろう!」とチラ見したらあからさまに花粉症の人だった。あ……そうですよね……花粉症……アレルギー……まさかこの意味不明な涙と鼻水はアレルギー反応……?


 ゲーム音楽のコンサートは世界的に増えているようで(参考記事)、崇高なるクラシック愛好家の間では苦言も出ているようだけど、今まさに一般の民衆にオーケストラの新曲を提供しているのはベートーヴェンやモーツァルトでなくゲームや映画なわけで、その点において異端でもなければ低俗なものであるはずがないのである。もっともっとこういう音楽に触れる機会が増えて欲しいと願う。
 
■2016-03-18
Miitomo
 いったいどういうアプリなのかがよくわからなかったけど、試しにMiitomoをインストールしてみた。

『Miitomo(ミートモ)』は、ジブンにそっくりなMiiを通じてトモダチとコミュニケーションする、無料ではじめられる任天堂のスマホアプリです。
普段ならジブンからあまり言わないけれど、聞かれたらつい話してしまう、そんなMiiからの質問に答えると、おしゃべりなMiiが答えをシェアしてくれたり、トモダチの答えをおしえてくれたり……
今まで知らなかったトモダチのことをMiiからはじめて聞くなんてこともあるかもしれません。
『Miitomo』から生まれる新しい関係、はじめてみませんか。

Miitomo - Google Play
 人によっては「SNS版トモダチコレクション」と説明しているけれど、トモコレもどんなゲームかわからないので結局なにもわかってない。簡単な質問に答え、それがフレンド間で共有される……といった仕組みらしい。
 運営各位におかれましてはぜひ「初めて飼ったペットの名前は?」とか「子供時代を過ごした町の名前は?」あたりを積極的に差し込んで、AppleID等の「秘密の質問」とかいうガバガバセキュリティを揺るがせて欲しい。

 とりあえずアバターを作成する必要があるようだ。しかし自分のMiiを使ったところで着せ替えがまったく面白くないのは必定。かといってネタMiiを突っ込んだら、日常的な質問ネタに不都合が生じる。
 手持ちのMiiの中で他に完成度の高いやつは……
miitomo
親父(H.N.茶葉王)
 スマートフォンの中に実の父親がやってくるという悪夢!
 やばいなこれ、脳内でテキトーに親父の受け答えを捏造してたらだんだん実在性を帯びてきた。イマジナリーファーザーかよ。

 いまいち楽しみ方がつかみきれてないけれど、Miiを自由に配置して画像が作れるサービスってありそうでなくって、スマブラforで写真とったりしてたんだけど、このアプリがそのサービスにあたるのかなあとか思ったりしました。現場からは以上です。
 
■2016-02-25
親指消耗
 唐突だが、なんでN64のアレは「アナログスティック」じゃなく「3Dスティック」だったんだろうか。

 入力されるものは二次元極まりないのに「3Dスティック」。
 ちなみに公式の読み方は「サンディスティック」なのでこれだけでも覚えて帰ってください。

 当時コントローラーに使うスティックといえばジョイスティックだったはず。それとの違いを明確にするネーミングが「3D」だったのだろうか。
 根元のセンサー部が曲面だったりしたのかな。
 あるいはX・Y軸に加えて傾きで重さをつけて3軸……?いやその場合なおさら「アナログスティック」と呼んだはず。
 やはり3Dゲームを遊ぶためのモノであることを強調するべくこのような名前をつけたのか?

 「……という議論を経て、俺の結論は、『ダディフィンガーへの・ダメージが・でかい』で3D、ということに落ち着いたんだが」

 「ダディフィンガーて」
 
■2016-02-24
マイクラ総括
 先月からプレイしていたマインクラフトが、ようやく一段落した。
 一段落なんていうものが存在するとは知らなかったが、一応このゲームには「果ての世界(エンド)」にいるボスを倒すとエンディングがあるのだ。

ハリウッド
はじめに作ったセレブ感あふれる拠点

 このゲームは本当にいろいろなことができるので、ネット上の情報も自然と「何ができるか」という試みであふれているんだけど、そのぶん「何をしなければならないか」という情報は意外と少ない。
 もちろんそれは「しなければならないこと」なんてものが最序盤の拠点建築以外ほとんどない、ということではあるけれど、たとえば地表を駆け回っているだけでは鉄はほとんど手に入らないし、エンチャントテーブルを作るためのダイヤなどはまったくお目にかかれない。

 このゲームは名前に「MINE」とついているように、とにかく深く掘ることが、できることを増やすことに繋がる。鉄でしか作れない道具が欲しいなら海抜0m以下まで穴を掘らなければいけないし、ダイヤやレッドストーンが欲しいなら岩盤近くまで掘らないといけない。基本的にはダイヤの道具がないと「暗黒界(ネザー)」には行けないし、暗黒界のアイテムがなければポーション蒸留設備は作れない。最初に述べた果ての世界への入り口も岩盤近くの深さにある。
 ゲーム的には洞窟や渓谷を探索するのが面白いんだけど、安全に深部を掘りたいのなら自力でナナメに穴をあけていったほうがてっとり早い。とにかく深く掘ることで新しい世界が開ける仕組みになっているので、準備が整ったら地底へ向かうべきだろう。

 そして果ての世界への扉を開くには、出現率の低いエンダーマンを倒してエンダーアイを複数手に入れる必要がある。これはかなりめんどくさいと思ったが、なんと村人の中にエメラルドとエンダーアイを交換してくれる人がいることがわかった。
 こういうふうにラストバトルへ向かう道がひとつでないのはとてもいい。戦闘が好きならエンダーマン狩りをすればいいし、それをしなくても村を増改築して村人を増やして取引すればいい。あ、つまり村を見つけたらすぐに柵やたいまつで村人を保護することも「しなければならないこと」にリストアップしていいだろう。
 結局小麦を収穫したり、食肉を生産したりしてエメラルドと交換してもらい、それをエンダーアイに交換してもらうことで果ての世界への扉を開くことに成功した。ラストダンジョンに行くのに農作業が必要なRPGはマインクラフトだけ!

斜面を利用した村
取引のために新たに興した村

 プレイする前はマリオペイントやどうぶつの森みたいなゲームだと思っていたけど、それはクリエイティブモードだけの話で、実際はかなり目的意識を持ってプレイできるゲームだった。
 CS版ではWii Uだけまだアップデートが来ていないので、それが来たら今度は海底遺跡とか探しに行ってみたいところ。ウィザー討伐はビーコンに興味がないのであとでいいや。
 
■2016-02-20
スプラトゥーン、その受難と復活
 話は昨年秋にさかのぼる。
 娘の腕力、器用さ、知力の発達はめざましく、昨年11月、ついにテレビ台に設置されたアカチャンガード(手製)の解除判定に成功するに至った。
 これによりアカチャンガード解除→Wii Uのイジェクトボタンを押す→何かキラキラ輝くディスクが出てくる→食べるというコマンドが流れるように実行され、我々のSplatoonにはうっすらとキズがついてしまったのであった。

 キズは本当にうっすらとしたものだったため、最初はたいした影響は無かった。が、今年に入って徐々に、起動時(タイトル画面の表示)と、ステージ読み込み時にディスク読み込みエラーを起こすようになってしまった。
 とくに後者が深刻で、メンバーがそろってレディフォーナワバリバトル、というタイミングで落ちるためおそらく試合が3vs4になっており、チームメンバーにとっては迷惑極まりない存在となる。試合開始時に消えるイカをたまに見かけるけど、あれは回線ではなくディスクかレンズの異常で消えている可能性が高い。
 こんな状態では、たとえ読み込みエラー率がそれほど高くなくてもプレイを続けるわけにはいかない。

 何度もディスクを柔らかい布で拭いてごまかしているうちに、ついに起動エラー率がほぼ100%になった。web上にはディスクのキズに対する民間療法がたくさんある。バナナ以外はだいたい試した。これらが悪化の一因となった可能性は否めない。そもそもキズはほとんど見えないのだ。このような微細なキズが致命傷となるのであれば、素人の研磨法が功を奏するわけがない。

 近所のブックオフでディスクの研磨サービスをやっていることをつきとめ、さっそく300円で磨いてもらった。残念ながら効果はなかった。まさかと思いレンズクリーナー(Wii U専用のモノを買う必要がある。1100円)を購入し、娘が寝静まるのを待ってから2回ほどクリーニングを試みてみたが無駄であった。これで万策尽きた。さようならSplatoon……待ってます……続編……。

 そもそも小さな娘がいるのにゲームを物理的に所持することが愚かだったのだ。Splatoonを買うときもDL版を検討したことにはした。しかし我が家のWii Uは悪名高きベーシックセットである。「保存容量8GBもあれば十分だろ」と思って購入したコレは実質システム領域によって半分以上を食われており、そこにスマブラの更新データがまさかの2GB超えという惨状で、とても使い物になる状態ではなかったのだ。
 なおスマブラの更新データは現在USBメモリ(非推奨)に退避させて、そこにマインクラフトをぶっこんでいる。とっととこのようにしてDL版を買うべきであった。俺は深い後悔につつまれながら朝を迎えた。


 ワイフ「イカ直った?」

 ぼく「イカ……?イカとは……?うっ頭が」

 ワイフ「あっ……少しずつ思い出していこうな」

 そして翌週……

!!?

 「これがイカやで」

 「!!? ここが……ハイカラシティ……?」

 「ランク41、ウデマエAマイナス。それがあなたの本当の力よ」

 「微妙すぎる。せめてS級のスーパープレイヤーであった設定にしてくれ」

 「いいからとっととプレイして」

 というわけで復活しましたァー!!
 買い直しもまったく惜しくない神ゲーSplatoon!塗り遅れるな!
 
■2016-01-17
MINECRAFT: Wii U EDITION
 以前からずっと気になっていたマインクラフトにWiiU版が出たので買った。
 このタイミングで始めたのは、別にマインクラフトめいたゲームが出るからではなく、次の戦隊ロボがマインクラフトめいているからであるので誤解しないでいただきたい。

 画面分割で二人プレイできるのが魅力だが、そのためにはウチにあるWii時代の古いクラシックコントローラーではなく、Wii U PROコントローラーが必要であり、こいつがゲーム本体より高いので微妙な気持ちになった。これならPC版を2アカウント買った方が圧倒的にお得なのでは……と思いかけたが、幼児に大進撃されている部屋でPCを起動するのは非常におっくうなのでそれは選択肢に入らなかった。
 余談になるがこのPROコントローラー、慣れないと持ちにくいというか、Aボタンに指をかけていると思ったのにBボタンだったとか感覚のズレがあり、決して褒められたデザインではない。スマブラがGCコンを強引に繋いだのにはやっぱりそれなりの理由があるわけだ。そしてこれによってWiiリモコン、ヌンチャク、クラコン、ゲームパッド、PROコンとコントローラーが溢れかえってしまったので任天堂にはちょっと反省してほしい。


 例によって余談がどこまでも脱線するので本題を続けよう。
 ひとまずチュートリアルモードで作った家をふとした不注意で爆発させた俺は、そのままゾンビによって殺害された。このゲームでは何よりまず暗闇を恐れなければならないということを俺は学んだ。
 とにかく最初は木を素手で削り、作業台を作り、そこで斧やツルハシを作り、木を伐採して家を建て、石を採掘してかまどを作り、木炭を焼いてたいまつを作るのだ。最初のシェルターさえ適切に完成してしまえば夜を恐れずに済む。


 基本的なことを身につけたので、さっそくワイフのアカウントで新しい世界を作成した。名前は『おかあさんといっしょ』のアレから「ぽてい島」と名づけた(我々の世代でいうところの「にこにこ島」のことだ)。
 さあ、チュートリアルで身につけたワザで日没までにシェルターを作るぞー……

マイクラジャングル
!?
 
マイクラジャングル
!!?
 ちょっと過酷すぎませんかね、ぽてい島……
 木が多すぎてヒツジとかウシとか葉っぱに刺さってるし……
 とりあえずテーブルマウンテンの横腹に穴をあけてそこに住むはめになったし、穴を開けてたら石炭がいきなり出たので燃料も助かるしでいろいろ予定してたのと違う。
 とりあえず最初の冒険は、このテーブルマウンテン内をびっしりとアリ塚状にすることから始まったのであった。

マイクラジャングル
未開のジャングルに文明を築きあげるのだ……

 なお我々の冒険はこのあと「ジャングルを抜けたら氷原」「逆側に抜けたら砂漠」「ていうか陸地の8割方が雪か砂」という過酷な運命に向かうが、それはまた別のお話……