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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY 悲惨な日常

■2015-07-06
怒りのデス・ロード
 娘を託児所デビューさせた。
 人見知り対策に、徐々に知らない場所に慣れさせようという魂胆である。ひとまず3時間だけ一時保育室に預けてみることにして、空いた時間に映画を観てきた。

 観てきたのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
 娘を一時保育室に預けて夫婦で観る映画かと言われると首をかしげざるを得ない。
 でもほら、実家に預けて「何観にいくの?」って言われて「ベイマックス」なら何も追求されないだろうけど「マッドマックス」だと「うわぁ……」って思われるかもしれないじゃん?だから貴重なチャンスなんだよ!
 観終わったあとワイフが「マックスは言うほどマッドじゃなかったですね」と言ったがそうだよね。周りがみんな狂人だもんね。狂人じゃない登場人物を捜すほうが大変なくらい狂人だもんね。


 とても充実した世紀末ライフを堪能し、一時保育室に引き返した我々を待ち構えていたのは、怒りのデスロード状態で泣き散らす娘の姿であった。
 すまぬ……娘……すまぬ……保育室のひと……。
 
■2015-07-05
ベランディア収穫祭
 約束の地ベランディアで栽培されているバジルの元気がなくなってきた。
 少し前からアブラムシ的な虫がたくさんついていて、木酢液等でも追い払うことができず、葉っぱの一部を食い荒らされていたのだ。
 無事な葉っぱもいびつな形に曲がってしまい、これはもう生食はしないほうがいいんじゃないかな、というレベルになってしまったので、思い切って収穫することにした。

バジル
どーんと収穫
 4本まるごとでおよそ70グラム。
 しかし生食しないとなると何に使うか。
 この虫食いの歪んだ葉を有効に活用する方法……。

 そういえば噂に聞いたことがある……「東方美人」というウーロン茶を!

東方美人茶……19世紀、台湾島の北西部において、茶葉を害虫に食い荒らされた農民がこの茶葉を強引に製茶したところ、甘い香りのするウーロン茶ができたことから、あえて虫に食わせるという荒唐無稽な製法が確立された。主な取引先であった英国で「オリエンタル・ビューティ」の名をつけられたこのウーロン茶は、現在においても台湾で生産が続けられている。

(民名書房刊『茶葉王大百科』より)
 虫食いの茶が許されるならジュースにしてしまえば良いのだ!
 幸い、我が家にはしそジュースの製法が伝わっている。なーに言ってみりゃバジルだって同じシソ科のハーブ、やってできないことはないだろ!


【しそジュース改めバジルジュースのつくりかた】
  • まず葉っぱ70gに対して500ccの水を沸騰させます。
  • 沸騰したら葉っぱをブチこんでふたをします。
  • 再沸騰して吹きこぼれるくらいのタイミングで葉っぱを全部取り出して捨てます。
  • なんか布とか使って煮汁を漉します。
  • 煮汁に砂糖250gをドバドバぶちこみます。
  • 少しさましたあと、クエン酸大さじ1/2杯を同量の水で溶いて投入します。
  • 完成。飲むときは水か炭酸水で3倍に希釈します。

バ汁
できたァーッ!
 しそでなくバジルの香りがするしそジュースができました。
 まあそりゃあそうなりますよね。
 
■2015-06-14
約束の地ベランディアその2
 もはや季節は夏。
 約束の地ベランディアは大きな変貌を遂げていた。
ベランディア全景
ベランディアのようす
 緑を大きく広げているのが、シソとバジルだ。
 写真中央のシソについてはなぜかバジルの中に混じって生えてきた奴だ。おそらく一昨年ワイフが育てていたやつの種が芽吹いたのであろう。なんて強靱な生命力なんだ。せっかくなので別のプランターに移植し、苗で買ってきたやつと併せてシソランドを建設して食卓の役に立てている。

 バジルはほっといてもモリモリ育ってくれるので助かる。ベランダに緑のハーブがある状況はバイオハザードなどにも強いと思われるので安心だ。シソを移植したあとに再び種を蒔いた。種はまだまだある。

 そして新しい白い鉢に植えられているのがイチゴだ。なぜかワイフが苗を買ってきたので植えた。イチゴの育て方なんて知らないぞ。触手が何本か生えてきて新しい土を探していたので、先端をグルっとUターンさせて土にふれさせておいたらそこから新しい株が育ってきた。なるほどこれがランナーってやつか。

 一番日当たりのいい場所に高々とそびえ立っているのがミニトマトだ。これもワイフが苗を買ってきたので植えた。苗から育てるのはいまいち面白みがない……と思って放置していたら、いまやベランダから飛びださんばかりの高さに育ってしまい、あわてて支柱を立てたところだ。青い実がゴロゴロついている。

 バジルはたくさんあるし、トマトができたら自前でイタリアン気分になってしまう。あとはチーズを自給できれば……そうだ!母乳をチーズにできないか?とワイフに聞いたら気持ち悪いことを言うなと一蹴された。まったく仰る通りである。


 役目を終えて枯れ果てたのは2月に植えたジャガイモである。台所で芽を出していたやつだ。はたして元のジャガイモを上回る質量のジャガイモを錬成できたのか?
ジャガイモ
うわーまた出た
 掘ってみたらこんな感じ。食べられそうなやつだけを合計しても、元のジャガイモの質量を凌駕している。味は知らんが今年も錬成成功と言えよう。


 これでまたプランターが空いたので、夏に向けてワイフが買ってきた枝豆の種を植えておいた。完全に実益を狙っている。おかしい……「家にあるものを戯れに植える」のが俺の育成方針だったはず……これでは園芸が趣味の人みたいではないか……。

「ワイフ=サン、気がつけばプランターが食べられる野菜でいっぱいになっている。オヌシは食材を手に入れるため私の『植物を育てたい』欲をいいように使っていたのでは?」(参考)

「別にみんなで食べるんだからいいじゃん」

「アッハイ、デスネー」
 
■2015-06-11
マーキング?
 ワイフ曰く、ここんとこ玄関先に謎の白い液体……修正液のようなものでマーキングをしている者がいるらしい。
 除光液で消しておいてもまた復活したらしい。セールスか?空き巣ねらいか?それにしてはお隣さんとかの玄関にはついていない……いったい誰が、何のために塗っているんだ……。


 しかし昔の俺ならいざ知らず、今の俺にはやるべきことはわかっているぜーッ!
スプラトゥーン
塗られたら、塗りかえせ!
 その謎のマーキングを俺のインクで塗りつぶしてやる……それがナワバリバトルだ!!
 
■2015-06-01
育ってきた教科書が違うから
 娘がよたよた歩くようになったが、方向転換はまだ難しいらしく、軸足を動かさずにもう片方の足だけ進めることでターンしていた。

「まるでコンパスのようだ……ヤンおばさんかよ……」

「誰それ」

「ヤンおばさん知らねーのかよ……グレート!信じられねー奴だぜ……魯迅の『故郷』習ってねー奴がこの日本にいたのかよ……」

「たぶん教科書が違う」

「じゃあタオチーだのチャオチーだのハトだのランペイだのも知らねーのか……ルントウがサスマタでチャーに挑む名シーンも……」

「日本語でおk」

「ヤンおばさんは若い頃は豆腐屋小町と呼ばれるくらい美人だったんだぞ。それが今では『犬じらし』をサッとつかんでコンパス足で走り去る謎のおばさんだ」

「また知らない単語が出てきた」
 
■2015-05-17
バーニャカウダ
 夕食にバーニャカウダを食べた。
 お野菜も非常に旨く仕上がっており、たいへんテンションが上がって「すべてのバーニャを、カウダする」とか「好きなカウダを集めて君だけの最強バーニャを作ろう!」とかよくわからないキャッチコピーを連発しながらモリモリ食べた。

 そのあとすぐお腹を壊した。
 いまだかつてないニンニク臭が充満するトイレの中で、俺は自分のハイテンションを悔いた。俺の胃腸はあんな油っぽいものをかきこむようにはできていないのだ。油断してはならぬ。
 ソビエトロシアでは、バーニャがあなたをカウダする!
 
■2015-05-04
レゴデュプロ
 あいりさんが1歳の誕生日に、女の子向けのレゴを買ってもらったぞ!


LEGO
レゴデュプロ
 よくわかんないけどこうやって遊ぶもののようだ!
 さすが女の子だな!カワイイだぜ!
 だが俺は父であるまえに一人の男の子……
LEGO
完成!魔剣スイーツブリンガー!
 こんな武器まで作れてしまうなんてアブナイだな!
 あらかじめ検品してみて正解だったぜ!


 なお魔剣はこのあと所持者によりボキボキに折られた。
 
■2015-04-06
約束の地ベランディア
 春……。
 それは俺が勝手にいろんなものをベランダのプランターに見境なく植える季節……。
 去年のスイカチャレンジはとても悲しい結果に終わったが、今年も適当に何か植えずにはいられないッ!


 というわけで植えたのは3つ!
プランター栽培
約束の地ベランディアの様子
 まず中央が、2月に台所で芽を出していたジャガイモ!
 去年より大きな個体を選んだので一ヶ月ちょいでもうこんな有様だ!

 向かって右にある丸い鉢が、バジルだ!
 めずらしく実益を狙っている!うっかり3月の陽気に誘われて植えてしまったが、今になってようやく小さな芽が出てきた!

 そして左の鉢が今回の新チャレンジ!ヤマイモだ!
 昨年秋に実家からもらったむかごをいくつかとっておいて、3月に植えた!
 去年のジャガイモ鉢を利用しているので連作障害が心配だが、ジャガイモとヤマイモは競合するのだろうか?
 それにくわえて冬を越す課程でかなりひからびてしまっていたので、はたして発芽するかは大いに疑問だったが……4月になってようやく芽が出てきた!


 が、あれ……?
 よく見たらこいつ……
殺伐としたベランダにジャガイモが!
ヤ……ヤマイモじゃない!
 げえーっ!!おまえはジャガイモ!!
 掘り損ねていた奴がまたしても芽を出したというのか!?
 連作障害を超えて……何度われわれの前に立ちふさがるというのか!ジャガイモ!
 
■2015-03-22
痛快ブギウギ通り
 『おかあさんといっしょ』を観ていたら、「ボログツブギ」が流れてきて一瞬で幼い日に引き戻された。
 けっこう我々の時代から脈々と歌われている曲は多いようだ。
 しかしブギとはまたシブい。
 
 「我々の世代ならともかく今の子どもにブギウギは古すぎるのでは……」

 「私たちの世代もちょっとブギウギって感じじゃなかったと思う」

 「いや、そんなことはないだろう。俺だって子どもの頃は子守歌に『おっかあ……ブギを聴かせてくれヨ……ブギウギをヨ……』ってせがんだもんだぜ」

 「いやな子どもだな」

 「でもみんなブギーな胸騒ぎがしたら超ベリベリ最高ヒッピハッピシェイクだっただろ?」

 「それは一理ある」

 結論としては「別に古くはなく、ブギのリズムには普遍性がある」ということになった。
 決して東京ブギウギやスモーキン・ブギばかりがブギではないのだ。
 
■2015-02-18
座椅子チェンジ
 あいりさんが座椅子を食べてしまうので困った話。


 俺が使っている座椅子がとても汚損おぞい(今考えた当て字)ため、縫い目にかなりほつれが生じており、そこからはみ出すスポンジ部分があいりさんにはとても美味しそうに見えるようだ。
 あいりさんが持ち前のアカチャン器用さとアカチャン指先力で縫い目をこじ開け、中のスポンジを千切っては食べ千切っては食べしていたのを見た我々は、さすがにこの汚損い座椅子を使い続けるのは無理だと判断した。


 こいつは速やかに廃棄して新しいのを買わなければ……
 しかし新しい座椅子を買ってもまたあいりさんが突進してしまう……どうしたら……

座椅子がなければパンに座ればいいじゃない
ワイフ「これなら大丈夫」


 わぁーこれなら食べても平気ってオーイ!!
 
■2014-12-24
年賀状の季節
 今年は出産報告もかねているので子どもの写真を使わねばならぬ。
 しかしただ子どもの写真を全面に使って「ウチの子かわいいでしょ系」の年賀状を作るのは俺のデザイン魂が許さぬ……!

(1)とにかく格好良くレイアウトしよう

(2)子どもの写真はさりげなく配置して…

(3)ああ~~我が子かわいいんじゃ~~

(4)写真拡大!

(5)……これウチの子かわいい系年賀状じゃねえか!

(6)ボツ! (1)に戻る。

 コレを繰り返していて全く進みません。
 子どもはデザイン魂を狂わせるやで……
 
■2014-12-18
ほぼ日手帳2015
 手帳はいつも「ほぼ日」のを使っているんだけど、今年MOTHER2のカバーが発売されたじゃないですか。

 でもこれ標準サイズじゃないですか。
 俺が使ってるのWEEKSじゃないですか。
 WEEKSって実質、ソフトカバーが白と黒しかなくて区別しがたいじゃないですか。


 ないなら、つくろう。


onett
そして完成

 画像は海外CGアーティストChristopher=サンのもの。
 職場で使えるようにレトロ調に補正して、いい感じの紙に印刷して、透明カバーに入れてGOよ!
 2015年はこれでいきます。
 
■2014-12-02
行かざあやらざあ
 「ワースゴーイ!あいりさん自力でおすわりできたねェー!」



♪ターッタタータタッタ タタタタター

 やーったやったたった でーきーたー♪
 やーっとやっととっと でーきーたー♪
 ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!
 でーきたできた できたできた ハイハイハイ♪

 Yeah Yeah Wow Wow Yeah Wow Wow...
 Yeah Yeah Wow Wow Yeah Wow Wow...



 ワイフ「ちょっと待って最後そんなんだっけ」
 
■2014-11-03
生命の神秘・休耕
 例によってプランターの話。

プランター
秋模様

 ジャガイモってツル植物でしたっけ?って感じになっている。
 そしてそろそろサツマイモの葉が元気を失ってきた。
 そういえばもう1年以上放置していることになる。(2月時点の様子)


 芋掘りの季節だし、そろそろ暴いてみるか、と思ったが……。

プランター
収穫ゼロ。

 そういえばそうだった……
 小学生のとき、サツマイモは種芋から出た苗を植えていた……
 種芋から芽が出た地点が、植えたとき地上に出ていたため、地中に芋を生成できなかったのだろう。どうりで葉を伸ばす方向に全力を傾けられたわけだ。
 やはりオブジェはオブジェであった。

 この土はしばらくあそばせておいて、また春先に台所で余ったものでも植えてみるとしよう。
 
■2014-09-16
生命の神秘・再生
 ベランダのプランターの話。

 8月末の涼しさのせいか、スイカは完全に死滅してしまった。
 小さな葉が5つくらいついたが、それ以上の生育は難しかったようだ。
プランタースイカ
左は秋を予感させるサツマイモの様子


 遅れて生えてきた芽もこの気温では風前の灯火。
 もうひと思いに引き抜いてやろう。
 引き抜いて……アレ?

殺伐としたプランターにジャガイモが!
ス……スイカじゃない!

 ま、まさかこいつは……ジャガイモ!?
 掘り損ねていた奴がふたたび芽を出したというのか!?
 連作障害を超えて……何度われわれの前に立ちふさがるというのか!ジャガイモ!
 
■2014-08-05
生命の神秘・夏
 7月末に貰ったスイカの種をペッペしたらめちゃくちゃ生えてきたんだが?
スイカ栽培
画面右は夏を謳歌しているサツマイモオブジェ
 俺たちはこんなにエネルギーのあるもんを捨ててたのか。

 まじめに食べられるスイカを作ろうとすると、接ぎ木とかめんどくさそうなのでやらない。
 かつて似たような経緯でスイカをグリーンカーテンにしようと試みて、実ったスイカの自重でグリーンカーテンがえらいことになった茶農家の噂を聞いているので、このままツルをのばしてもいいのかどうか……。
 とりあえず夏休みの観察日記という名目で、伸ばせるだけ伸ばしてみようと思う。