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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY 悲惨な日常

■2006-06-30
トラブルシューティング
 年配の方が、パソコン操作でヘルプを発した。
 それに対応した人の言葉。

「あーこのエラーは、理屈じゃない。
 理屈じゃないときは、再起動。」

 至言だ。
 この言葉さえ覚えておけば、初心者のWindowsのヘルプはバッチリだ。
 
■2006-06-26
取材先の小学生VS俺
小「今カメラで撮った?」

俺「いや撮ってない撮ってない」

小「嘘だ!(ストロボが)光ったもん!」

俺「ああ嘘だぜ!」

小「なんで嘘ばっかつくのー」

俺「大人はみんな嘘つきなんだよ!」

小「嘘つきは泥棒の始まりだよ」

俺「ごめん今のも嘘」

小「えー?」

俺「大人は嘘しか言わないから。もちろん今のも嘘だけど」

小「???」

 小学生相手に初歩的な論理パラドックスを繰り出す大人。
 
■2006-06-25
TOKOSHIEまでもそばにいて
 ふとBUMP OF CHICKENが聴きたくなって、BUMPフォルダをランダム再生した。

 なんかBUMP聴くの久しぶりだなぁと思っていたら、「K」「ダンデライオン」が立て続けにかかって、不覚にも涙が出た。
 自分でも不思議なくらい涙が出た。
 体の中に溜まってた悪いものが排出されるような感じでボロンボロン流れた。
 鼻水もズビズバ出た。

 やっぱりBUMPの曲はいい。

 直後の選曲が「OTOGAMEはーと」でなければもっとよかった。
 チクショウ!この涙をどこへ持っていけばいいんだ!!
 
■2006-06-20
3Dやきそば
 かたやきそばを作ったが大ピンチだ。

 ぼくの持っている一番大きな皿と、かたやきそばの麺の直径が、ほぼ等しい…ということに、作ってる最中に気付いた。

 皿の中はかたやきそばの麺でいっぱいだ。
 このままではせっかくあんかけを作っても、それを流し入れる空間がない!
 いったいこのあんかけをどうしたらいいんだ!
 もうダメなのか!大きな皿を買ってくるしかないのか!ぼくの持っている皿ではもう限界だというのかーッ!

 こんなときはッ!
『注意深く観察して行動しろ』…だぜ。

 観察というのは…見るんじゃあなくて観ることだ…
 聞くんじゃあなく聴くことだ。

 でないと…食事にありつけないことになるぜ…!

 …。
 ……。

 …よく観察すると…こいつ『弱点』があるぞッ…!

 それにムカついてきたッ!
 なぜ『かたやきそば』のためにぼくがビクビク後悔して『お願い神様助けて』って感じにうろたえなくっちゃあならないんだ?
『逆』じゃあないか?

 どうして食事を無事に始められるのなら『買い物カゴかかえて雑貨屋で大きな皿を探しているほうがズッと幸せ』って願わなくっちゃあならないんだ…?
 ちがうんじゃあないか?

 ぼくに合わせるのは『かたやきそば』ッ!きさまの方だァアーッ!!
そびえるかたやきそば
発想を三次元的に
 ぱりぱりして
 うまかっ
  です
 
■2006-05-20
不可解な朝
 どういうトリックを使ったら、部屋の鍵をドアに差しっぱなしにしたまま、一晩中ぐっすり眠れるのだろう。

 酒を飲んだわけでもなく、夜遅くなったわけでもない。
 一体どういう精神状態で帰宅したのか、そこのところを昨夜の俺に問いただしたい。
 
■2006-04-26
Advent Desert―乾いたダンス
 仕事で中田島砂丘(浜松)の写真が必要になった。期限は5月半ば。

 中田島砂丘といえば風紋。地面を伝わる砂のオーバードライブ。
 これをバッチリ撮るために、事前に仕入れた情報を整理する。
  • よく晴れた、風の強い日でなければならない
  • 太陽の傾いている夕方か朝だとくっきり撮れる
  • 天気予報によると25日快晴。26日以降曇りマークが混じる
  • GWになると、浜松まつりのため粋でイナセな若衆が押し寄せる
  • 以前、浜松在住の友人Einsが「浜松に来るようなことがあったら連絡求む」と言っていた
 よし、整理完了ッ!
 つまり「ただちに25日に休暇を取る手続きと根回しを行い、Einsに連絡。帰宅後準備をして電車に飛び乗り浜松に向かい、Eins宅に泊めてもらったうえで朝イチで砂丘撮影を行い、昼は時間をつぶして夕方再び砂丘へ」ということだな!

 まず仕事を調整。明日一日席をあけてもたぶん大丈夫。
 続いて休暇の申請。

「明日、お休みさせてほしいんですが」
「どうした」
「天気がよさそうなので、朝夕の中田島砂丘の写真を撮りに浜松へいこうかと」
「じゃあ終日出張取材だね」
「あの、朝夕だけで、昼間は駅周辺をぶらぶらしてようと思ってますので、申し訳ないので代休で…」
「仕事に使うんだから取材で行ってきなさい」

 や…休みが貰えなかったッ!!
 のしかかる「いい写真撮ってきなさい」というプレッシャー!
 こうして25日は出勤日あつかいとなった。
 さすがに出張費を請求する勇気はない。

 こうして社内での根回し完了。
 ちなみにこの時点ですでに24日17時。
 さあEinsにメールだ。

「今夜泊めて。明日7時前に起こして。」

 俺が確実に「突然押しかけてくる奴ランキング」の首位の座にさん然と輝いた瞬間だった。


 翌朝、6時起きで砂丘へ向かった。
 登校前のEinsも付き合ってくれた。
 
くろゴマとしろゴマの恋
中田島砂丘
 ヤバイ。砂丘ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
 砂丘ヤバイ。
 まず広い。もう広いなんてもんじゃない。超広い。
 だが日本じゃあ3番目だ。

「なにぃっ!では一番はなんだと…」

 そりゃ鳥取砂丘ですけどね。
 しかしそれでもこの広さ。視界に何もなさすぎて眩暈がしてきたわ。
 ここはこの世の果てではないだろうか。
 絶望的な光景。
 まさに「絶望」を具現化したかのような光景。

「こんなところでサンドイッチ食ったら砂まみれだよね。サンドだけに。」
「砂を噛むような思いをするだろうね。砂だけに。」

 うまいことを言っても絶望感はなくならない。
 一時間半くらい砂丘をさまよったすえ、9時過ぎに撤収。
 会社の仕事が始まるころ撤収するというタイミングにやや罪悪感を覚えるが、砂丘を歩いたことによる予想以上の疲労で相殺された。

 夕方17時、こんどは浜松にいる妹さんの用事でやってきた安藤くんを連れて、ふたたび砂丘へ。

 風がふきすさび、日が暮れゆく砂丘は、さらに絶望的な光景だった。
 そのうち砂丘の向こうから、やたらトゲトゲした服を着てバイクにのったモヒカンの男が「ヒャッホー」とか言いながらやってきて、水も食料も奪われてしまうのではないかと心配するくらい、世紀末だ。

 中田島砂丘、それは最後のフロンティア。

 朝ごはんまでご馳走になったEins、予定のついでに中田島行きを強行してくれた安藤くん、ディ・モールト グラッツェ!
 おかげで取材クオリティの写真がたくさん撮れました。
 
■2006-04-23
メガネロック
「お願い、やめてぇ!」

「ハハハ!こいつぁ最高だぜ!!
 ギャハハハハおもしれぇー!このメガネって奴最高おもしれぇよー!!」

「いやぁ!返してぇー!
 わたしのメガネをオモチャのようにもてあそばないでぇー!!」

「へへ…おとなしくしてなねーちゃん!
 この刃物が見えるだろ?
 知ってっか?これ英語でナイフって言うんだぜ」

 という感じでメガネを奪い「ゆき殿ごっこ」をしていたわけだが、実際にメガネを奪ってかけてみると大変なことに気がついた。

 すげェーよく見えるぜッ!!
 オレに何が起こったんだ!?
 これはテクニックじゃあねえ、どうやら『能力』のようだ!
 チューン・アップされた眼球の『能力』だ!
 なんつぅーかヤッベェーぜッ!!スゲェー見えるッ!!
 視線上に望遠カメラを搭載したみてーだぜ!
 これが『メガネの力』か…?
 『メガネ』がオレの眼球にさらなる能力を引き出してくれたって事なのか?
 オラァアア!!

 真剣に…『メガネキャラ』になることを考えたよ…
 『視力』をつけなくっちゃあな…
 でも今の『メガネキャラ』って奴はどーなってんだろうな?
 「どうせメガネ男子ブームに乗りたがってるだけだろ」とか思われたりするのかな?
 
■2006-04-19
お昼ごはん争奪戦
 会社の入ってる建物の一階にある飲食店から、一枚のプリントが届いた。
 「限定30食!」と書いてある、日替わりランチ配達のお知らせだ。
 それには、今週一週間のメニューと、注文受付番号(内線)が書かれていたのだが…

 (内線 110)と書くべきところを(内戦 110)と誤変換していた。

 なるほど、限定30食を巡って、建物内の団体が戦いを繰り広げるわけだな。
 すごい自信だ。

 っていうか内線押し忘れたら大変なことになるなコレ。
 
■2006-04-16
ユパ様の緑化運動
 部屋の環境は整いつつある。
 しかし、癒し・潤いという点については、僕の部屋はまるで砂漠のようだ。
 心の砂漠化を防ぐために緑を増やさなければ。
 そうだ、植物を買ってこよう。

 そう思い立ったのが先週の話。
 で、今週。
王蟲プランター
王蟲の死骸を苗床にして腐海が!
 な、なんか生えてきた!!
 砂漠となった僕の部屋が腐海に飲み込まれていく!

 …いや!逆に僕が飲み込んでやる!
 なぎ払え!
お昼ごはん
春キャベツと王蟲から生えてきた草のたらこスパゲティ
 味はともかく、長靴いっぱい食べたいよ。
 
■2006-04-03
引き続き新生活の神になる
 テレビを買う。
 これで「冷蔵庫・洗濯機・テレビ」の3種の神器が揃う。
 車の名義変更が終わったため、同時に「乗用車・クーラー・カラーテレビ」の3Cの時代まで文化水準が上昇する。
 地上波デジタル放送への対応を迫る家電業界に絶望しつつ、ゲーム専用ディスプレイとしての役割を命じる。
 ゲーム機が無いことに気づいて絶望する。

 ザ・ニューパソコンを買う。
 部屋の文化水準が一気に上昇する。
 申請しておいたプロバイダから連絡が来る。
 ADSLの工事は二週間後になるらしい。
 「30日以内にライセンス認証を行ってください」と連呼するwindowsXPに絶望する。

 最低限の文化水準を確保するべくテーブルを買いにいく。
 パソコン、テレビを置く場所を考え、ベストなテーブルを運命的に見つけ出す。
 「只今在庫がございませんのでお取り寄せいたします。また木曜においでください」
 絶望する。

 郵便受けに、前の住人宛のダイレクトメールが舞い込む。
 前の住人が女性と知って、無駄におののく。
 そんな自分にも絶望する。
 
■2006-03-30
さらに新生活の神になる
 鍋を買う。
 これでスパゲティが作れる。
 ちょっと「マリーのアトリエ」を思い出す。
 麺と塩を買ったところで、広皿を持っていないことに気付く。
 鍋から直に喰う。
 絶望する。

 じゅうたんを買う。
 何もない部屋の床に敷き、悦に入る。
 食事を用意したところで、テーブルを持っていないことを思い出す。
 じゅうたんを汚すといけないので、床で喰う。
 絶望する。

 スピーカーを買う。
 MP3プレーヤーを接続してFMラジオを流す。
 文明開化の希望が見える。
 
■2006-03-27
新生活の神になる
 主な電気製品を運び入れる。
 その他、実家にあった雑多なものを運び入れる。
 本棚を組み立てる。
 まだ位置が決められないので、空っぽのまま眺める。
 段ボールに入ったジョジョ全巻も眺める。
 ご飯を炊きすぎる。
 氷と小枝チョコしか入っていない冷蔵庫でご飯を冷凍する。
 テーブルがないことに気づく。
 リンスinシャンプーの本当の利点(ボトルが一本で済む)に気づく。
 シャワーカーテンってどうやって洗うんだ?と心配する。
 ドライヤーがないことに気づく。

 朝、すごい寝癖のまま、床で食事をする。
 
■2006-03-25
ザ・ニュー新居
 引っ越します。

 本当は一年前に引っ越す予定でした。
 しかし、社会人一年目と初めての一人暮らし、開始時期をずらせるのならずらした方がよいという判断と、一年実家暮らしをして資金を十分にためてからの方がよいという意見、それに加えて2006年3月にオフィスが移転するということを踏まえ、いままで一年延ばしていたのでした。

 社会人最初の一年は無事に乗り越えました。
 実家暮らしの利点を活かし、資金も貯められるだけ貯めました。
 オフィスもようやく移転完了しました。
 いまこそここから抜け出す時です。

 家族は乗り気ではありません。
 毎日末弟を下界へ送り迎えする人がいなくなるからです。

 しかし、毎日駅から25分の道のりを車で上り下りするのはもう御免なのです。
 インターネット回線もISDNから発展する気配がありません。
 ケータイもDocomoのmovaを除いて見捨てられています。
 おらこんな村いやだ。
 都会へ出るだ。

「でもねあんた、ここは血のつながった家なのよ」

「血はつながってても、高速通信網はつながってないじゃない!」

 そう、ここを居住地にするには、僕は若すぎたのです。
 一人で暮らすことに関する不安はありますが、今の極めて不自然な生活を続けるわけにはいきません。
 ここ清水区から飛び出すのです。

 しかし清水区の重力は想像より大きなものでした。
 主に金銭面で。
 最終的に清水区の最西端、母校のある草薙に居を構えることになりました。
 ヘリコプター墜落現場から徒歩4分の立地条件です。
 地元にいる方、よろしくお願いします。
 
■2006-03-19
逆境リップクリーム
 僕はオールシーズンで唇が常に乾燥している。
 リップクリームを絶やすと即座にひび割れ、そのひび割れた皮を除去している際に出血、なんてことがたびたびある。
 そのため大学のころから、お出かけ用とおうち用の2本セットで売っているリップクリームを愛用し、家とバッグに常備してきた。

 しかし、それでも僕はたびたび唇から出血している。
 リップクリームがなくなるからだ。
 とはいえ物理的に消耗したわけではない。
 時おり、僕の脳が認識しない位置に隠れるのだ。

 使いたいときに限ってハサミがない、とかよくあるだろう。
 僕はそれを「プリンセス天功のイリュージョン」と呼んでいるが、要するにアレは「見えているけど認識していないポイント(脳の死角)」に入り込んでいるのだ。
 リップクリームはよくそこに逃げ込む。

 カバンの中にあるんなら、探せばいいじゃない。
 そんなふうに考えていた時期が僕にもありました。
 「探し物は最初に探したところにある」という法則が示すとおり、一度脳の死角に入り込んだものは、脳がリセットされない限り絶対に見つからないのだ。
 カバンをひっくり返しても見つからないので、そのうち僕は―――探すのをやめた。
 どうせ、不要なときになってポロッとカバンの中から出てくるのだから。

 しかし、その程度の脳の欠陥に屈服する僕ではない。
 たとえ僕がリップクリームをなくす運命にあるとしても…覚悟で切り開いてみせるッ!
 どうしても死角に入り込むというのなら、数を増やせばよいのだァァーッ!
  • 会社用(机)
  • おうち用(枕元)
  • お出かけ用1(かばん)
  • お出かけ用2(スーツ)
  • 緊急用予備
 1個や2個無くなっても屁でもないぜ!

 という布陣を完成させたのが、先月の話。
 そして今朝の布陣。
  • 会社用(会社にある)
  • (紛失)
  • (紛失)
  • (紛失)
  • 緊急用予備
 早くも緊急用予備を使うはめになる。

 …。
 ゆ、許さん……

 絶対に許さんぞ虫けらども!
 じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!
 
 社会人になって初めての2月。
 イヤというほど実感した。

 「どうして28日だけなのよオオォォーッ!!」
 
■2006-01-09
高熱の人の証言
 
 「家族の中で俺だけ息が白い!!」