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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY 漫画

■2008-10-11
ウィーアー!
 やっと追いついた。
 足しげくマンガ喫茶に通って『ONE PIECE』を少しずつ読み進めていたのだ。
 前回の日記はその影響だ。

 そもそも『ONE PIECE』は途中までリアルタイムでしっかり追っていたものの、アラバスタ編が済んだところで溜まっていた伏線の大部分が解消されて、あまりのすがすがしいラストに最終回のような感動を覚えてしまい、勝手に「終わったような気」になって満足していたので、ニコ・ロビン?誰それ?みたいな状態で放置していたのだ。

 だがここしばらく、なんだかジャンプ本誌の『ONE PIECE』がずいぶん盛り上がっていたので、「これはいつまでもMr.9とか言ってられないな」と思い立って「空白の六年」を埋めるべく、重い腰を上げたのであった。

 『ONE PIECE』は基本的にテンションが高い。
 勢いある画風と合わさって、じっくり読もうとするとけっこう疲れる。
 難しく考えずに、「読む」より「見る」くらいの勢いで進めていったほうが快適だ。
 そのぶん戦闘描写の爽快感がダイレクトに伝わってくる。

 この漫画は爽快感がウリだと思う。
 悪人の描写がいい。とくに外道な奴。フラストレーションが溜まる。
 それをルフィがぶん殴るのが爽快だ。
 なんてことはない、古典的ヒーロー・水戸黄門と同じ仕組みだ。

 よくPTAのマダムたちに「暴力的だ」とやり玉にあげられるが、
 アレは先にフラストレーションを溜めずに観るからそう見えるのだ。
 水戸黄門の乱闘シーンだけを見ていたらこれほど暴力的な番組はなかろう。

 しかしまあ、よくぞこれだけ増えたクルーを要所要所で活躍させるものだ。
 荒木先生だってフーゴを途中降板させたというのに。
 ちょっと心配になりながら、本誌のほうを追っていこうと思う。
 
■2008-01-21
しゃかいかけんがくIII
 先週末、大手の印刷会社の工場見学に行った。

 ハードカバーの本から雑誌、コミック、教科書、絵本などありとあらゆる印刷をやってのける大きな工場で、「大・丈・夫?ファミ通の攻略本だよ?」って心配してしまうくらい分厚い本でもかまわないでホイホイ製本してしまう逞しい機械がたくさんあった。

 とくにコミックに関しては、帯かけやチラシ入れに至るまで一撃でやってしまう生産ラインがあり、月に1200万冊をここから出しているという。

 そのため、機械のすみに捨ててある失敗とおぼしき紙束の中に「じゃ、邪鬼が立ち上がったーっ!!」と驚かれている大豪院邪鬼先輩がいたり、印刷機から出てくるでかい紙の端っこに「そんなの嫌!」と言っている弥海砂がいたりするなど、油断ならないエキサイティングな工場見学となった。

 製本待ちと思われる印刷物の包みに出版社名と作品名がメモ書きで貼られているわけだが、その中に周囲からひときわ浮いているエロ漫画とおぼしきタイトルを見つけた。
 そうか、印刷工場の人は、朝から真顔で「汁だく接待」とかそういう単語を走り書きしないといけないのか…。
 全国のエロ漫画・エロ同人を取り扱う印刷工場には頭が下がる思いである。
 
■2007-10-01
バオー対向車
 タイヤの溝は、雨天時でも路面の水を排除し、グリップ力を生み出すッ!
 しかし高速運転中では排水がおいつかず、タイヤと路面の間に水の層ができる…
 まるで氷の上を滑っているように、コントロールやブレーキが利かなくなるのだッ!

 これがッ!
 『バオー・ハイドロプレーニング・フェノメノン』だッ!!

 そいつに触れることは死を意味するッ!
 『ハイドロプレーニング・現象フェノメノン』!
 
■2007-04-12
だめ出し
 発注したイラストカットができあがってきた。
 それを見た係長いわく

「ちょっと幼すぎて中学生に見えないな。
 最近の中学生ってもっと大人っぽいだろ。
 テニプリの連中がアレ中学生だぜ

 それ基準にしたら大変だよー!!
 
■2006-12-31
よいお年を
 最近の『テニスの王子様』の展開を見るに、
 青春学園の高等部は熱血高校ではあるまいか?

 という話を友人と真面目にしたよ。
 じゃあ鐘つきに行ってくる。
 
■2006-09-06
ベルばらについて本気出して考えてみた
 いまさら『ベルサイユのばら』について本気出して考えてみた。
 フランス旅行のために読んだようなもんだけど、こいつは名作だと思う。

 僕が名作だと思う点は…
 個人的にもっとも名作だと思う点は!
 男装の麗人オスカルを主役に据えたところでもなく、オスカルとその従者アンドレの身分違いの愛や、アントワネットと留学生フェルゼン伯との悲恋を描いた部分でもない。
 創作と史実とが渾然一体となったこの作品を名作たらしめているのは、パリの町娘ロザリーの存在なのだと思う。

 『ベルばら』初期は、フランス宮廷に嫁いで来たアントワネットを中心に話が展開する。
 主に宮廷での権力がどんなふうに変わっていったのか、女たちの戦いが繰り広げられ語られるが、この部分にはなんというか、あまり魅力を感じない。
 とにかくドレス!とにかくリボン!に魅力を感じる当時の読者ならそんなことはないのだろうが、当方はフランス宮廷というあきらかな異世界を簡単に受け入れられない成人男性である。当然だろう。
 そんな中、作者により、こっそりとこの世界にロザリーは仕込まれる。

 ロザリーはかなり早い段階から作品に登場するが、それはパリの貧しい平民の生活を活写するためのキャラにすぎなかった。
 そのためざっと読むと記憶にもあまり残らない。
 彼女の冒険は、母が死の間際に「あなたは本当は貴族の~」的な告白をされたときから始まる。
 ここでようやく、このフランス宮廷の世界で読者にもっとも近い視点が入り込むわけだ。

 だがそればかりではなく、ロザリーは冒険が始まるまえにいくつかのフラグ(姉の失踪・母の仇)を立てており、そのフラグがフランス革命に向かうのに必要な大事件――首飾り事件とポリニャック伯夫人の台頭――の部分を読みすすめるにあたって、非常に有効に働いている。
 事件の渦中にいた実在人物とロザリーとが密接な関係になっているため、読者は読者にもっとも近い視点からこの事件を読むことができ、それが序盤のような異世界感や退屈をとりはらってくれるのだ。
 ただのぶりっこじゃないんだよ。
 オスカル様にくっついてるだけじゃないんだよ。
 まるで幾何の問題で一本の補助線を引くかのように、たった一人のオリジナルキャラクターにより、史実を見事に創作の側へ引き入れているんだよ。

 ロザリーは最後、処刑を待つアントワネットの身の回りの世話をするようになるが、Wikipediaによると、実際にコンシェルジュリーでアントワネットの世話をしたロザリー・ラ・モリエールという女中がいたらしい。
 もちろん『ベルばら』のロザリーは架空のキャラだが、作者は最後のこの役回りからさかのぼって、一巻の初めに彼女を置いたということだろうか。もしそうならあまりにも計算されつくした補助線ではないか。


 本気出して考えてしまったが、やっぱりアレだよね、真面目でない考察も要るよね。
 あと漫画に必要なのってなんか燃えとか萌えだよね。

 一番の燃えシーンは、オスカル様がいつまでも反抗的な態度をとる部下たちをひっぱたき、「心の自由」を叫び、「殴って…すまなかった…私は衛兵隊を辞めよう」と言い、部下たちが「やめないで下さい隊長!」「隊長!」「お願いです!」とかけよるところ。
 おれは少女漫画を読んでいたと思ったら、いつのまにか熱血青春漫画を読んでいた…
 テンプレートだとか神展開だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

 ちなみに萌えシーンは、アンドレがパレ・ロワイヤルにオスカル様を助けに行くところで、「証拠もないのにふみこんだら逮捕されるのがオチだが、この変装なら入れるかもしれない、50パーセントに賭けるしかないな」と真顔で言うところ。
 オマエそれ50パーセントって言わねぇよ!
 算術のできないアンドレ萌え。
 
■2006-07-27
観光名所
 ジョジョって翻訳されてイタリアでも発売されてるわけだけど…
 イタリア人がジョジョ5部を読んだらどう思うんだろう。

 日本人的な感覚で例えると、スタンド使いのやくざどもが、京都とか日光東照宮とか東京行き新幹線とか首里城とか道頓堀とかで戦いまくる話になるんだろうか。

 ちょっとしたサザエさんだな!
 
■2006-06-09
ジョジョに奇妙な文学作品
 あすなろ物語~黄金の旋風~

「あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。
 でも永久に檜にはなれないんだって!
 それであすなろというのよ」

「オイ冴子…さっきからうるせえぞ、
 『あすは檜になる』『あすは檜になる』ってよォ~~
 そういう言葉はオレたちの世界にはねーんだぜ…

 『あすは檜になる』…そんな言葉は使う必要がねーんだ…
 なぜなら、檜や、檜たちの仲間は、その言葉を思い浮かべた時には!
 実際に檜になっちまって、もうすでに終わってるからだッ!
 『檜になった』なら使ってもいいッ!」


 あすなろ物語~ファントム・ブラッド~

「あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。
 でも永久に檜にはなれないんだって!
 それであすなろというのよ。
 ところで明日って…いつの明日よ?」

「あ…明日さ…」

「鮎太…あんたの一番怖いことってなあに?」

 パッシィァ!(平手)

「一番怖いのはこの痛みなの?
 あんた…大人になっても檜になれない方がもっと怖いとは思わないの?」


 最終的におせっかい焼きの信子・E・O・スピードワゴンに
「こいつはくせえッー!翌檜以下の臭いがプンプンするぜッ―――ッ!!
 明日は檜になるだと?ちがうねッ!こいつは何になろうとも思ってねぇッ!」
 とか言われる始末。台無しだ。
 
■2006-05-25
信憑性
「え?ブラボーってフランス語だっけ?」

「フランス語だよ」

「そうだったっけ…」

「フランス語で間違いない。だってポルナレフが言ってたもん。」

「ポルナレフかよ」

「ポルナレフは嘘なんか言わないよ!
 だっていつでもありのまま起こった事を話す人だぜ!」

「すごい説得力だ…!」
 
■2006-03-15
しりフラワー
 藤子・F・不二雄は、天才だ。
 彼はドラミちゃんというキャラを作ったから、天才だ。

 ドラミちゃんの持つ属性、妹・猫耳・ロボット・しりフラワーのうち、すでに前3つまでもがメジャーな萌え属性として認知されているではないか。

 時代は藤子・F・不二雄に追いついてきている!
 最後の砦、しりフラワー萌えまであと少しだ!
 「ツンデレ+しりフラワーキャラこそ最強」とか「ついに開店!しりフラワー喫茶」とか、そういう話題が出てきてこそ、時代は藤子・F・不二雄に追いつくのだ!

 そんな話をした。
 男3人で呑みながら。
 
■2006-03-10
こんなポケモンはHEAD-CHA-LA
「ピカチュウ!10まんボルトだ!」

「私の電圧は53万です」

「…ピカチュウ?」
 
■2006-03-08
兄弟仁義
 末弟と二人で、

「エジプト神話の神々(アヌビスとかオシリスとかセトとか)の名前を聞いて、
 遊戯王を思い出す奴と、
 ジョジョ三部を思い出す奴と、
 男塾(天兆五輪大武会)を思い出す奴、
 誰が一番ツウなんだろう?」

 という話題で激しく口論になった。
 
■2005-12-15
さらば愛しのゲンコツよ
次兄「こういうふうにやれば行けるんじゃね?」

長兄「その計画はちょっと安直だな」

次兄「無理か」

長兄「安易な考えだよ」

次兄「俺の拳じゃ岩盤は割れねえのかよぉーっ!

長兄「それはアインな考え!っていうかアインに失礼だぞ!命がけでケンシロウとファルコの戦いを止めたのに!」
 
■2005-12-07
リバイバル
 聖闘士聖矢が最近リヴァイヴァってるのは知ってた、けど…

 オモチャ屋にプラモっていうかフィギュアがあったんスよ。
 聖闘士聖矢の。
 けっこうたくさん積んであったけど、4種類なわけ。
 その4種類が、
  • ペガサス聖矢
  • ユニコーン邪武
  • 牡牛座のアルデバラン
  • 蟹座のデスマスク
 そのリヴァイヴァりかたは間違ってるだろう。
 
■2005-08-09
跳超星~その後
 気づいたことその1。
 関連のあるキャラを隣同士に配置した時キラッと光る演出が入るが、
 なんでかDIO様とパピヨン様が反応する。

 仮面を被って人間やめちゃったつながりなのかー!

 気づいたことその2。
 青春学園の桃先輩のジャックナイフは、
 邪王炎殺剣並みの威力がある。

 最近のテニスプレイヤー怖ぇー!
 
■2005-08-08
跳超星
 地雷覚悟で「ジャンプスーパースターズ」を買ってきたよ。

 いや、別にジョジョが出るから、とか、そういう理由じゃあないぜ!
 もちろんそれは要因の一つだけど。
 たった一つのシンプルな答えとするなら、それは「武装錬金が出てるから」だ!
 あんまり大差ないね!

 だって…開発期間があと一ヶ月遅かったら…
 出てなかったかもしれないんだぜ…
 コンソメスープになってたかもしれないんだぜ…
 それはそれで見てみたいけどよォー…

 実際このスマブラ以上に整合性のないキャラたちが山盛りになっている様子はかなり愉快です。
 ゲーム的にも悪くないです。「今のところ不満はない」くらいです。
 強いて言えば携帯機でアクションをずーっとやるのは疲れます。

 クラピカー!鎖使うなー!
 旅団員一人もいねぇぞー!!