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◆ワンサイドフラットウェブ◆

~  ふなっしーのルフラン  ~

■2026-08-26
Believe in My Way
 今日は8月26日!
 8月26日といえば~~~!?
 
 フランス革命において人権宣言が出された日ですね。(1789年)

 なので去年の劇場版『ベルサイユのばら』を観ました。
劇場アニメ『ベルサイユのばら』公式サイト
不朽の名作『ベルサイユのばら』が、50年以上の時を経て劇場アニメ制作決定――これは、フランス革命という激動の時代の中で、それぞれの人生を懸命に生き抜いた「愛と運命の物語」
https://verbara-movie.jp/

 『ベルばら』については20年前に原作を読み、およそ10年前にアニメ版を履修している。
 ……ア? 2006年が20年前……? なに寝ぼけたこと言ってんだ? ア? 2015年が11年前!? いやこれは11年前だな。娘氏が1歳だったもん。もう俺たちは時間の感覚がバグってるから他者に依存するしかねえんだ。

 今回はこの濃厚な歴史大河を2時間弱に圧縮したという。無茶な話だ。
 そんな無茶を行い、かつロマンスを薄めないようにするためにはどうしたらよいのか?
 
 まずアントワネットとオスカルのダブル主人公を諦め、オスカルに絞る。それでもぜんぜん足りない。
 ならば……そう、ロザリーのパートを削るしかないのである!
 逆説的に、町娘ロザリーの存在が創作と史実を結びつける見事な補助線になっていたことを思い知らされた。やっぱオスカル様を見送るのはアランだけだと荷が重いんですよ。ロザリーがいないとアントワネット様の最期まで話が伸びないんですよ。まあロザリー入れたら3部構成とかになっていたハズなので、いたしかたない判断だったのはわかる。

 それでもなお情報の切り落としは避けられない。さいわい『ベルばら』は宝塚での実績がある。なので感情は歌にのせてミュージカルとして処理する。これもすごい判断だ。
 強いて言えば曲調があまりにJ-POPであり、歌詞も「なんでイギリス語なんてイナカもんの言語が混ざっているんだァ!?」となる点は気になったが、ミュージカル調のやつはガッチリとハマっており、情報圧縮の役割を一身に背負っていた。
 こうした数々の工夫により、情報を極限まで削ぎ落とし、ロマンスは担保するという離れ技をやってのけたのであった。

 前半から中盤のエピソードをほぼ省いたぶん、1789年に突入してからの歴史スペクタクルは素晴らしく、人権思想のめばえの教材としてNHKが配信していてもおかしくないレベルで丁寧に展開される。
 ベルナール・シャトレが「人はみな生まれながらに自由~♪ 断ち切れアンシャン・レジーム~♪」って歌い出した時にはこれ『歴史にドキリ』か『戦国鍋TV』だと思ったもんな。

 総じて、『ベルばら』の入り口としてはうってつけの作品であった。ただアントワネットの物語が閉じない(反革命の悪役で終わってしまう)ので、ここから原作に入る人が増えていたらいいなあと思う。キミも原作を読んでジェローデルにショコラをぶっかけよう!


 しかしフランス人権宣言にはとても素晴らしいことが書かれているのに、これを起案した人々が爆速でギロチン恐怖政治に突入してしまったのはどういう気持ちだったのだろう。革命政府は周辺国との干渉戦争が続いて疲弊してしまったのだろうか。現代に生きる我々も、人権は戦争の前には紙切れ同然の概念であると襟を正さねばなるまい。
 
■2026-08-08
熾烈なる歯列矯正生活9
 歯列矯正の日々、2年が経過。
 昨日は上側のワイヤーを最終調整したため全ての歯が痛い。やはり上の前歯は別格なんだな。

 どうやらやはり「奥歯と前歯の咬合位置を一致させる」などという神をも畏れぬ所業を行うのではなく、上の前歯の裏に下の前歯がうまく入り込むように調整されている。そのため上の八重歯のあたりの銀歯を削り、下の歯と噛み合うようにする処置を行った。
 これ、俺はほぼ全部の歯に治療痕があり、はまっている銀歯の形を削って調整することができるんだけど、そうでない人は歯を直接削るんだろうか。怖いな。


 そして下側にリテーナーを常時装着するようになって1か月が経過した。
 リテーナーを常時装着する生活は、ワイヤーよりもはるかに自由がきかない。
 ワイヤーは歯間ブラシで掃除すればよいが、リテーナーは何かを飲食するたびに外して歯磨きしてまた装着して……を繰り返さざるを得ないためだ。
 とにかく、いついかなるときにも直ちに歯磨きができる環境を整えなければならない。

minimo
 なので携帯用の歯ブラシを探し、折りたたみ歯ブラシ「ミニモ」を2つ買った。これは半端に折りたたんで机上に立てておけば乾燥できるので、とても理にかなっている。軸の丸みがなければもうちょっと安定して自立するんだが。

 リテーナーケースも携帯しているが、これもやや面倒くさい。外して水洗いしてケースに入れて……という手間が馬鹿にならない。
 できればそのへんにティッシュでも敷いてポイッと置いておきたいんだが、紛失するのが確実なのと、見栄えが汚すぎるのが問題だ。
 なんかこうオシャレに保持できる仕組みはないかな……。
 たとえばイヤリングにひっかけて耳元にさりげなく、とか……どうだろうかChatGPT?

GPT
画像を生成しています……
イヤリング
 いや汚いな!! なに美人に汚いものくっつけてんだChatGPT! お前はそういうデリカシーがないから困る。
 じゃあ手の甲にくっつける装置はどうだ。
 手の甲なら目立たないし食事の邪魔にもならないし……

GPT
画像を生成しています……
ガントレット
 いや目立つわ!! リテーナーをセット! 光る! 鳴る! 必殺技を発動! DXシレツリテーナー! じゃないんだよ!


 上の前歯の調整が今回で終われば、2か月後には上下ともにリテーナーになっているはずだ。
 常時装着から睡眠時装着になるまでどの程度の時間がかかるかは、およそ半年から一年で、人によるらしい。
 これ、外して3時間くらい宴会に参加したあと装着したら明らかに硬かったので、俺の歯は元の位置に戻るチャンスを虎視眈々と狙っていることを実感した。わからせていく。
 
■2026-08-03
人魚の島のひみつ
 久々に一家で映画館に行き、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観てきた。
 ハチワレは俺よりギターが上手く、ウサギは俺よりもウクレレが上手い。
 公開中の映画ではあるが、ちいかわはweb上に「全て」があるのでネタバレを気にしないでいく。

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』公式サイト
イラストレーター・ナガノ氏が描く、X発の漫画作品『ちいかわ』待望の初映画化!
https://chiikawa.toho-movie.jp

 連載中さんざん「劇場版大長編かよ」って言われてたセイレーン編が実際に劇場版大長編として目の前に現れ、納得するしかないデキだった。
 そして、およそ1年かけて1ページずつインストールされていった物語を99分で叩き込まれると、漫画では拾い損ねていた要素が良く見えてくるのであった。

 特に最後のキャンプファイヤーのシーンは誤読していた。
 ちいかわが罪の告発をできなかったのは、単に勇気がないからだと思っていたが、あれは「もし自分とハチワレが同じ状況になったら同じ罪を犯すだろうか」というコトを考えていたんだな。ラスト15分の無言の演技が凄すぎる。あの画風でなぜそんなに語れるんだ。
 そこに「いつまでも絶えることなく友達でいよう」と歌が重なるのがめちゃめちゃ重い。漫画ではさらっと読み進めてしまったが、「いつまでも絶えないこと」の悲しみを突きつけたあとにこれは……嫌さの格が違う。

ぼく「このお話、誰が悪かったんだと思う?」
娘氏「ちいかわの周りだけで言えばモモンガ」
ぼく「それは明確にそうだな」


 島二郎が活躍するシーンはもれなく面白いが、こいつ、改めて考えれば考えるほど「神」である。わりとSNSでの感想を見ていても神話を想起した人は多いっぽい。
 たとえばこれがジブリ映画だったら、序盤の島探険のときに朽ちた祠がちらっと映っただろう。一人取り残され絶望したちいかわにだけ、あのお店が見えたのだろう。そしてちいかわとヒトハ&フタバの信仰を得て、島二郎は神としての力を取り戻したのだろう。そういう説明なしにキャロライナ・リーパーが出てくるのが『ちいかわ』の凄いところだ。
 こういうことを書き散らしても「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」のネットミームをリプライされないのも『ちいかわ』の凄いところだ。

 この映画のヒットを受けて、関係者は当然「毎年劇場版を作りましょう!!」という話をしていると思うが、正直ナガノ先生以外にこの「変」と「嫌」を出せる人はいないと思うので、厳しいだろう。連載を積み重ね、何年後かに無限城編第一章をやってほしい。
 
■2026-07-31
七月録メスィドール
 Win11のmicrosoft IMEの設定で、無変換キーをIMEオフ、変換キーをIMEオンに設定できると聞いて試してみたらものすごい快適で、30年に渡る全角半角ミスに思いを馳せている。
 ほんと最初からこのオプション付けてて欲しかったよ。わが国でこの30年で、全角半角ミスでどれだけのGDPが無駄になったと思っているんだ。これが失われた30年の正体だよ。

 ではいまさらQOLが上がったタイピング環境で、7月に遊んだもの、観たもの、読んだものの記録だよ。

■Unrailed 2

 一家でじわじわと列車を走らせ続け、ついにスタッフロールに到達した。
#nintendoswitch
我々一家
 中盤のアイランドICのタコが全く攻略できずに詰まっていたが、出現したら最優先で脚を全部破壊する(破壊できないとイッキに満潮になって詰む)ことを突き止めてナントカ越えられた。コイツだけ難易度がおかしい。
 あとワイヤークローが解禁されたことも大きい。これがあるとないとでは線路敷設係の効率が全然違う。カートリッジの追加で「前衛」「後衛」の概念が生まれたのが革新的だな。

■カルドセプト ビギンズ

 15章まで到達したけど、サイドストーリーの「八年戦争篇#1」が使用ブック固定のため苦しんでいる。
 とっとと自属性で5連鎖作って城まで走る戦法しか使ってこなかったから、強制的に足スペルの乏しいブックを持たされてダイス負けを繰り返しているのだ。侵略は計算がめんどくさいんだよな……。

■スプラトゥーン レイダース

 スタッフロールまで到達。ここまでの物量はヒーローモードの1.5倍くらいか。死ぬほど聞いたオタカラゲットジングルがラストバトルBGMになって泣く覚悟をしていたが、それより絵面がアホすぎて笑うほうが上回った。かっとばせー! す・り・み!
 俺に搭載されたワーキングメモリが致命的に少ないので、テクニカルタンクを使って、自動発動で勝手に火力をかさ増ししてくれるガジェットをメインに使っている。パワータンクは意外とそのタイプのガジェットが搭載できなくて苦しい。
 

■アンナチュラル

 米津玄師のLemonが『アンナチュラル』の主題歌であることは知っていたが、観たことがなかった。アマプラ対象になったので観た。そして聞いていたとおり、このドラマはLemonであった。
 法医学の知見を生かして遺体から事件の真相に迫るミステリー&サスペンスが軸なので、毎回不幸にも亡くなってしまった人が出てくる。そしてその関係者が「夢ならばどれほどよかったでしょう」って思ってるときに毎回米津玄師が「夢[Em]ならばど[D]れほどよ[C]かったでしょ[G]う(ウェッ)」って重ねてくる。Lemonすぎる。稀に引っかけで「夢でよかった~~」って思ってる人に対して重ねてくることもある。バリエーションが豊かだ。
 その他、「言えずに隠してた昏い過去」も1話から豊富に取り揃えているし、「今でもあなたは私の光」って思ってる人も、「悲しみさえ苦しみさえ全てを愛してた」人も出てくる。全編を通して濃いLemon原液が流れている。主題歌として書き下ろされたにしてもここまで全てがあるのはすごい。
 そしてそのLemonが中堂系という男のためにあることを堂々と歌い上げる、9話のLemonが最良である。そこに直接繋がる7話のLemonも良い。観てない人はとりあえず1話を観てみて、その情報量の多さを体感してほしい。

■天幕のジャードゥーガル

 『ダンピアのおいしい冒険』で知ったトマトスープ先生の作品が……アニメ化!?
 凄すぎる。だってめちゃめちゃ手間とお金がかかるでしょこれ。原作の段階ですげえ量の参考資料を元に作られてるのに、アニメにしたらペルシャやモンゴルの背景美術を歴史考証する必要があるじゃん。特にイスラーム文化は雑に描写するとすごい怒られるじゃん。正直これがEテレ以外の資本で実現したことに動揺している。
 珍しい時代設定なので新鮮な知識が得られる。俺たちがオゴタイ・ハンで習ったやつは今はオゴデイ・カアンって言うんだね。そもそもカンとカアンって違うんだあ……。
 悲惨な最期をとげる歴史人物を主人公にする場合、どうやって終わらせるかが最重要だと思うので、どこまでアニメ化していくのか見守りたい。

■サイレントヒル:リベレーション

 2013年のサイレントヒル映画。2006年のサイレントヒル映画の直接の続編であり、『SILENT HILL 3』をベースとした話が展開される。
 ここで注意が必要なのが、ゲームの『SH3』は『SH1』の後日談であるが、2006年の映画は『SH1』とは展開が異なることである。(『SH3』ではハリーは『SH1』の主人公として登場するが、2006年の映画の主人公は妻のローズのほうだった。)原作ゲームの記憶と前作映画の記憶があいまいになっているところにこの差異はデカい。
 しかし三角頭さん、とりあえずサイレントヒルなので出したいですよね~~って感じで出てくるので、コイツを生み出した『SH2』のジェイムスさんの罪悪感がなんか可哀そうになってくる。最近公開された『SH2』の映画があんまり評判よくないの、惜しいですね……。

■映画『Michael/マイケル』

 『Michael』については後日アマプラしたところで意味がなく、観るなら映画館で観るべきだと思っていたので、公開終了するまえに観に行けてよかった。
 ボーカルとダンスとルックスが全てカンストしているスタアが現れたら地球はどうなる? ということが余すところなく表現されており、直撃世代でない俺も大満足だった。

 劇場でおなじみの音楽がハイクオリティで来ると泣くという宿命を背負った俺だが、今回はキリ泣かずに劇場を出ることができた。
 途中、「Thrillerが……Thrillerが来るぞ……」という確定演出があり、そこで例のイントロがデデー! デーデーデー! って来たら泣くゥッ!!っていうところまで追い詰められたんだけど、来たのはイントロではなかったのでギリギリ耐えたのであった。俺の勝ちだ!

 素晴らしい伝記映画ではあったが、ジャクソン家の骨肉の争いの時代にマイケルジャクソンを知った世代としては、手放しで喜んで良いのかというひっかかりがある。
 特にジャネット・ジャクソンが参画していないというのが気になる。全てのわだかまりが解決して「マイケル2ではさらに多くのジャクソンが登場」→「ジャネット・ジャクソン参戦!!」の流れになったらいいのにね。

■HUNTER×HUNTER

 ジャンプ+でH×Hの無料公開キャンペーンがあったため飛びついた。ジャンプラ、普通の無料週刊連載だけ追ってる人にはこういうお祭りの情報が入ってこないので困る。

 リアルタイムでは、キメラアント編の王宮突入からの休載で連載を追わなくなり、そこから先が飛び飛びになっていたので、まとめて再読できて本当によかった。339話でこんなにキレイに第一部完!してたんだなこの作品。
 一気読みすると、「このお話を週刊でやるのは無理だ」という納得が得られる。めちゃくちゃ多い登場人物が、全員異なる思惑で動いた結果としての物語があるのだ。脳内にGPUがあって全員の人格をシミュレートしてんのか?

■ニチアサ百景

 プリキュアではついにキュアエクレールが登場し、これでアルカナシャドウも正式加入! と思ったら、アルカナシャドウは「友人をキュアエクレールにしないために怪盗側につき、変身アイテムの破壊を狙っていた」という事実が明かされて敵対を継続する流れになった。そんな暁美ほむらみたいなことをやる奴がプリキュアに現れたことが前代未聞すぎる。
 エクレールはこのまま変身を続けたら恐怖の大王になってしまう……? 平成ライダーでいうところのジオウとゲイツの関係か? やはりアルカナシャドウは2号ライダーの素質がある。逆に全ての2号ライダーにマシュタンがついていれば良かった。

 ところで、現行の2号ライダーであるノクス君は本当に珍しいやつで、この最終盤になっても全然1号と絡まない。変身しない回も多い。
 どっちかというとレギュラーライダーではなく「ときどき味方してくれる怪人枠」と捉えたほうがしっくりくる。そんな枠があることを初めて意識したが。
 『ゼッツ』は久しぶりに孤独なライダーで、この物語がどう閉じるのか予想ができない。

 Project R.E.D.では『ギャバン』が終わり『角醒オメガホーン』が始まった。オメガホーンとはまさかメガホンを丁寧に言った言葉だったとは……気付かなかった……。
 ギャバンは「デスギャバン編、完!」という一区切りがそのまま最終回になったような終わり方をした。物語が4クールから2クールになるのであればレギュラーキャラも半分にしないと掘り下げが不足するのではないかという気持ちがある。でも恒例コスプレ回もあったし、入れ替わり回もあったし、少なくとも弩城怜慈がどんな奴かは十分に伝わったので、思惑通りなのだろう。
 そしてオメガホーンも登場人物が多い。でもこれ、ひょっとして「変身」するのって一人だけだったりするのかな(すでにギャバンが顔を覗かせているが!?)。いよいよ「戦隊ではできなかったこと」を全力でぶつけられるターンがやってきた。楽しみに待ちたい。