Oneside Flat Web

◆ワンサイドフラットウェブ◆

~  睡眠勇者ニドネリオン  ~

■2025-05-18
恋の呪文はアバダケダブラ
 『ハリー・ポッター』シリーズって『炎のゴブレット』だけサブタイ弱くないですか?
 他のサブタイはだいたいキーアイテムかキーパーソンの暗示なのに、こいつは代表選手を選ぶだけで特にキーアイテムじゃなかったですよね? もし一作目が『ハリー・ポッターと組分け帽子』だったら「そこじゃねえだろ」って思いません?

 ですがまあ、もう『炎のゴブレット』は音割れポッターとしてインターネットミーム化してしまったので別にいいです。何が言いたいかというと、じわじわ進めていた『ホグワーツ・レガシー』のシナリオが終わりました。(始めたときの日記はこちら

hogwartslegacy
 自キャラの顔が思ったより自分に似てしまったため、逆に感情移入できないプレイでした(これはあまり似ていないためアップで掲載しています)
 Switch2ではカメラで自分の顔を取り込んで遊べるゲームが出るんでしょう? やめたほうがいい。自分の顔がゲームに出てくると集中できません。ゲームと現実の区別はつけた方がいい。

 しかし……セバスチャン・サロウ……君はなんて悲しいやつなんだ。
 そりゃあ俺も悪かったかもしれない。なんかスリザリン生で「許されざる呪文」に傾倒してるから、「君には闇の魔術を使う正当な理由があるよ!」みたいな選択肢を選び続けて闇の呪文の資料を探しまくり、なんだかんだで俺に「磔の呪文クルーシオ」「服従の呪文インペリオ」そして「死の呪いアバダ・ケダブラ」を教えてくれるよう仕向けた部分もあった。
 だが彼には友情を感じている……ちょっと人をアバダ・ケダブラしたくらいで彼をアズカバンに突き出すなんてできない……。

 アッ!! 考え事をしていたらランロクの信奉者に囲まれた!!
  • まず目についたをやつをインペリオで操る
  • 次に目についたやつを変身術で爆弾タルに変化させる
  • 隣にいるやつにそれをぶつけて爆破
  • 襲ってきたやつをクルーシオで呪う
  • アバダ・ケダブラで即死
  • 「全部ランロクのせいだよ!!」
  •  危なかった。全部ランロクのせいなので俺はいいけどセバスチャンをアズカバン送りになんてできない……。
     そういえばフィグ先生、さきほどビクトール・ルックウッドの奴にも襲われましたが、無事にアバダ・ケダブラしました。あれはあっちが先にアバダ・ケダブラしてきたので返しただけですが……。ええ、多くの魔法使いを救う正しい選択をしたと思います……。

     いっそこのまま強大な力を我が物にして闇の帝王になってしまおうかとも考えましたが、イチロー・テバザキは正義の人なので、もちろん強大な力は魔法学校で管理してもらうことにして、冒険を静かに終えたのでした。
    hogwartslegacy
    おしまい
     
    ■2025-05-11
    ウイングスパンに文鳥を召喚する
     5月10日! 始まる愛鳥週間!
     ……しかし鳥飼いにとってみれば愛鳥エブリデイラブリデイであり、特にこの週間に何かするということはない。
     だが普段とは違うなんらかの愛情を傾けるには、よい機会ではある。

     そうだ、ウイングスパンウメチャンのカードをつくろう!
    荒れ狂う文鳥
    荒れ狂う文鳥
     文鳥は残念ながらまだウイングスパンに実装されておらず、またアジア・オセアニアの鳥たちは実装済みであることから、今後の実装も難しいものがある。
     であればもう捏造するしかない。
     幸い、現代には生成AIというフェイクニュース作成にうってつけの装置がある。これを平和利用することで鳥への愛を示そうではないか。

     というわけで、ChatGPTに上記のウメチャンの写真を渡し、それを油彩画風に描き起こしてもらった。これは一発で成功した。
     画像生成といえばめんどくさいプロンプト文の調整などが必須であったが、一発で使えるものができて驚いている。とはいえCEO自ら「ジブリ風の変換ができる」等と特定のスタジオの名前を利用して広報し、世界中の人の顔写真を収集するのは、著作権以前にパブリシティ権などで何らかの法に触れるのではないかと思う。ディズニー相手に同じことができるか? 技術には敬意を払うが、テック企業のこういうところは信用ならない。
     イラストができてしまえば、あとは従来の技術でそのイラストを既存のカードに合成すればよい。従来の技術でもフェイク画像を作ることはできる。生成AIが人間の悪意を加速させるというだけの話だ。

     画像生成AIについての所感をつぶやきながら作業を進め、合成が完了した。
     くらえッこれが俺の愛鳥週間だッ!
    ウイングスパン 文鳥
    Angry Javasparrow
     元画像は原寸で作成したため、印刷してカラスとかのカードに重ねてスリーブに入れればウメチャンを召喚できる。
     でも捏造しといて何だけど平原の序盤に「次の手番までに1回」系の鳥は召喚しないかなぁ……


     画像生成AIについては、文章やプログラミングコードのように「生成AIの出力を最終成果物にするのはダサい」という価値観が広がればいいなあと思っている。
     AIはアシスタントであって、その出力結果を使ってお前が何を成すのかが第一であるべきだ。まあそれが「ウイングスパンの文鳥カード捏造」である俺がエラそうに言う事ではないんだが。
     
    ■2025-04-30
    マンスリーレポート:4月
     2024年度の月報が無事済んだので、2025年度の月報を開始したい。
     今月からまた労働環境が変わった関係で疲労困憊した俺は、駅前で些細な段差につまづいて転倒し、掌と額に擦り傷を負った。大人になってから転倒するのは悲しい。子どもは転倒することが社会的に許されていると感じる。もうそろそろ転倒が死への道のりの入口となってもおかしくない年齢に差し掛かるので、意識を切り替えていかなければならない。

     というわけで気持ちも新たに、今月観たものややったことの記録だよ。

    ■Nintendo Direct

     俺の心には抵抗が存在するため、衝撃は完全には伝わり切らない。そこに無駄な衝撃ができてしまう。ではその無駄を失くすにはどうすればいいか。

     まず3/27にニンテンドーダイレクトを立てて第一撃を加える。
     そしてその第一撃目の衝撃が俺の心の抵抗とぶつかった瞬間、4/2にSwitch2ダイレクトを加える。
     すると第二撃目の衝撃は心の抵抗を受ける事なく完全に伝わり俺を粉砕する。
     その二重の極みの上に、4/17にマリオカートダイレクトを弾くことで、さらに衝撃を重ねる。
     いわば――「三重の極み」!!!

     Switch2は確実に発売日までに仕留めたいわけではないんだけど、Switchのときに「まあイカまでに買えればいいら」とナメていたら極限まで追い詰められた過去があるため、参加できる抽選には参加していこうと思う。まずは220万人中70万人くらいがこのレースから抜けたようだ。規模がでかすぎて想像を越えている。

    ■カービィのエアライダー

     Switch2ダイレクトの中で発表されたまさかの完全新作。幻想ユメじゃねえよな……!?
     しかし俺が『エアライド』のリメイクないしはリマスターを求めていたのは、まず「娘氏でもプレイできそうだから」ということであった。しかし今や娘氏はマリオカートを普通にプレイできるうえ、ハンドルアシストなどの機能もあり、もはやマリオカートはエアライドよりも操作が易しい。
     そういう状況でエアライドが復活していったい何をしようというのか。ディレクターの桜井さんがそこのところを何も考えてないわけがないので、それを楽しみに待ちたい。まずはSwitch2本体だが。

    ■ニーサン一家来襲

     先々月に行ったニーサンの一家が静岡に来た。「どこかに行った」話でなく「誰かが来た」話を書くのはとても久しぶりだ。
     ここぞばかりに温存していた対戦ゲーをデジタル・アナログ問わず展開し、小学生にGang Beastsやキャットアンドチョコレートを勧めて腹いっぱい笑った。
     企画以降、突然の発熱や突然の蕁麻疹でたびたびの延期となっていたが、無事に決行できてよかった。大変だったと思う。ありがとう。

    ■Vampire Survivors: Emerald Diorama

     ちまちまと進めていたヴァンサバに突然のDLCの発表。その内容は『サガ エメラルドビヨンド』とのコラボ。どういうこと!? しかも無料。どういうこと!?? 即日配信。ちょっと待って???
    vampire survivors
     まったく意味はわからないが無料なので入れておいた。これによってロマサガRSで周回中にずっと聴いていたイトケンのBGM(アレンジ済み)を流しながらヴァンサバができるようになってしまった。とりあえずレトロポッドディーヴァを出すとこまでは進めたぞ。

    ■ガンダムGQu...uX

     『機動戦士ガンダム ジークアクス』が始まったので観た。劇場で先行上映されたあとのざわめきは噂に聞いていたが、スゴい話が始まってしまった。
     「ガンダムを知らない人でも赤い彗星シャア・アズナブルはご存じですよね? ではジークアクス Beginningを始める!!」という無法がまともに通ってしまったのである。「シャアといえば逆襲、ギレンといえば野望」程度のミリしらであるワイフも「なんか急に知ってる人出てきたんだけど……」と困惑していたのでとてもよかった。
     かくいう俺も、ゲームを除くと1stとGとWしか知らない偏ったガンダム知識である。一応、ガンダムが盗まれるのが伝統芸なのは承知していた。していたが、こんなめちゃめちゃ面白い盗まれ方あるんだ……。
     1クールという短い尺の中で、赤い彗星の人と、Beginning部分以外の人々がどのようにからんでくるのか楽しみにしている。

     でもこれ、いろんなジークアクスのことを考えちゃうよな。ショッカーがまっとうに政権をとって、本郷猛がバッタ怪人として治安維持に当たっている世界とか、ディオがジョナサンをやっちゃってディオ・ジョースターとして血脈を繋いでいる世界とか……いやディオはある意味ジョナサンになってるのか。めんどくさいな!

    ■ニチアサ百景

     今期のプリキュアのテーマはアイドルなんだけど、いまだに「なぜアイドルが戦うのか」がはっきり示されていない。プリキュアなので侵略者と戦う、アイドルなのでCDを出し握手会をする……という調子で、アイドル活動を行うことが侵略者と戦うこととどうつながるのかがわからない。土台ができていないのでお話が上滑りしている感がある。
     というかアイドルがテーマの段階で、俺たちが勝手に「アイドルを目指す女の子の話」と理解してしまうからすれ違いがおきてるんだよな。プリキュアは侵略者と戦う話なので、いまのところトップアイドルを目指してはいない。じゃあなぜアイドル活動を行っているんだ? それがハッキリしたときに面白くなってくるのだろうか……?

     戦隊はゴジュウイーグルこと禽ちゃんがスゴい。禽ちゃんはリングに「若返ってパーリーピーポーになりたい」と願い、それが叶ってしまったおじいちゃんであり、普通なら1話だけのゲストとして活かされるべき設定をまさかのレギュラーが持っている。
     どう考えても出オチの設定でありながら、案外メンバーにおじいちゃんがいる戦隊というのは新鮮で、人情話を一手に引き受けている。演じる人は大変だと思うが、今後も年長者としての活躍を期待したい。
     
    ■2025-04-29
    北米の翼
     2023年の娘氏の誕生日に『ナナトリドリ』を買い、2024年のクリスマスには『ペンギンパーティ』と、娘氏の鳥意識の高まりとともに鳥類系ボードゲームをプレイしてきた我々であるが、そろそろ覚悟を決める時が来たと感じている。

     ボードゲーム好き、あるいは鳥好きのいずれかに「鳥のボードゲームをやってるんだけど」と言えば、100人中100人が「ウイングスパンとか?」と返してくるであろう。この事実から目を背けてはいけない。

     ウイングスパンとは!
     自分の管理する保護区に最高の野鳥を誘致することを目指す、鳥好きによる鳥好きのためのボードゲームである!
     ここまで買ってきた鳥系ゲームと比べて箱が16倍くらいでかく、1ゲームのプレイ時間が5倍くらいある中量級ゲームなので、なかなか購入に踏み切れずにいた。しかし娘氏ももう小学校高学年であり対象年齢に入っているし、そのうち反抗期となって父親を遠ざけるようになるであろう。やるならば今しかない。我々は覚悟を決めて購入ボタンを押した。
    WINGSPAN
    WINGSPAN(文鳥フィギュアは付属しません)
     軽量級でないボードゲームは久々でありルールがちゃんと理解できるか不安だったが、これくらいメジャーなゲームになるとYoutubeにインスト動画が溢れている。なのでそれを参照して挑んだ。一度流れを理解してしまえば覚えることは多くない。
     したがってここにルールを示すことは省略する。我々の知るゲームの中では『街コロ通』が近い。資源がダイスで出て、カードを配置し、勝利点を得る。カードの供給がランダムで、それによってだいぶ試合展開が変わることとか、終盤にカードが多くなってくるとダイナミックに点数が動くところとかも似ている。ダイレクトアタックの手段がなく、相手のカード次第でこちらにも利益があったりなかったりするという程度の関わりがあるという対戦のありかたもそれらしい。

     正気でない部分として鳥カードの物量が挙げられる。170枚のカード全てに異なる鳥が描かれている。1ゲームで出てくる鳥のカードは3人で遊んだ場合50~60枚くらいだろう。明らかにオーバースペックである。
     カードの能力はある程度重なりがあるものの、その鳥にちなんだ能力にこじつけられている。いったいどうやってバランスをとったのか。デザイナーの鳥への執念には驚かされるばかりだ。

    PIPI
    ポピピポ?(オカメインコは?)
     すまんな、オカメインコは拡張「大洋の翼」を入れないと出会えないらしいんだ。拡張入れるとさらに推しの鳥が出てくる確率が減るからどうしよう。あと文鳥はまだ実装されてないんだってさ。
    WINGSPAN
     初見ながらなんとか勝つことができた。勝利点は場に召喚した鳥カードに付属するスコアだけでなく、鳥が狩りに成功した回数、鳥が蓄えた餌、群れを増やした数、卵の数など多岐にわたり、計算するまで誰が勝ったのか最後までわからない。計算は多少めんどくさい。このへんはデジタル版に優位性がある部分であろう。

     ていうかアレッ……Switch版がゴール田ウィーク明けまで半額ですね!? 欧州+大洋の拡張を入れても3000円!? まあ娘氏とテーブルを囲むためにアナログゲームを買ってるので別にいいんだけど、鳥好きの人はこっちも検討すると良いかも。デジタル版は鳥が動いて鳴くのが強いんだよな……。